JP2963581B2 - インクタンク - Google Patents
インクタンクInfo
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- JP2963581B2 JP2963581B2 JP21030592A JP21030592A JP2963581B2 JP 2963581 B2 JP2963581 B2 JP 2963581B2 JP 21030592 A JP21030592 A JP 21030592A JP 21030592 A JP21030592 A JP 21030592A JP 2963581 B2 JP2963581 B2 JP 2963581B2
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- ink
- ink tank
- tank
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリン
タ、プロッタ等に用いられるインクタンクに関するもの
である。
タ、プロッタ等に用いられるインクタンクに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】インクジェットプリンタ等はインクタン
クに貯蔵されたインクをオリフィスから必要に応じて噴
射することによって記録紙面に印字を行っている。
クに貯蔵されたインクをオリフィスから必要に応じて噴
射することによって記録紙面に印字を行っている。
【０００３】このインクジェットプリンタ等において印
字品質を向上させる為の条件として、前記オリフィスに
静的な負圧をかけておくことが挙げられる。負圧をかけ
ることによって、インクを内部に引き込み、オリフィス
からのインク漏れをなくし、液面を清潔かつ一様にして
おくことができる。可般型や交換型のインクタンクのに
用いられるインクタンクにおいてはこの負圧は一層大切
になる。なぜならインク漏れは例えば運搬中、交換中に
おいても起こってはならないからである。
字品質を向上させる為の条件として、前記オリフィスに
静的な負圧をかけておくことが挙げられる。負圧をかけ
ることによって、インクを内部に引き込み、オリフィス
からのインク漏れをなくし、液面を清潔かつ一様にして
おくことができる。可般型や交換型のインクタンクのに
用いられるインクタンクにおいてはこの負圧は一層大切
になる。なぜならインク漏れは例えば運搬中、交換中に
おいても起こってはならないからである。
【０００４】上記インク漏れを解決するものとして、特
開昭５９−９８８５７号公報に外部から機械的な負圧を
発生させる方法が示されている。具体的には図４に示す
ように、インクタンク３の開口部に薄い柔軟な膜２０を
張り、この膜２０をばね１８で引くことによってインク
タンク３に負圧を発生させオリフィス部からにインク漏
れを防止するものである。
開昭５９−９８８５７号公報に外部から機械的な負圧を
発生させる方法が示されている。具体的には図４に示す
ように、インクタンク３の開口部に薄い柔軟な膜２０を
張り、この膜２０をばね１８で引くことによってインク
タンク３に負圧を発生させオリフィス部からにインク漏
れを防止するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
ではインクタンク３の膜２０に外部から力を加えるため
のばね１８をインクタンク３外に取り付ける必要があり
全体としてインクジェットプリンタ等の装置が大きくな
ってしまう。
ではインクタンク３の膜２０に外部から力を加えるため
のばね１８をインクタンク３外に取り付ける必要があり
全体としてインクジェットプリンタ等の装置が大きくな
ってしまう。
【０００６】また、ばね１８による力がインクタンクの
膜ばねを取り付けた部分１９の一点に集中されるので、
この部分１９からインクタンクの破損が生じると言う問
題点がある。本発明は上記点に鑑み、インクタンクに無
理な負荷を与えず、装置を大きくする事なく、インクタ
ンクに負圧を生じせしめ、インク漏れを防止するインク
タンクを提供するものである。
膜ばねを取り付けた部分１９の一点に集中されるので、
この部分１９からインクタンクの破損が生じると言う問
題点がある。本発明は上記点に鑑み、インクタンクに無
理な負荷を与えず、装置を大きくする事なく、インクタ
ンクに負圧を生じせしめ、インク漏れを防止するインク
タンクを提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクを貯蔵
する伸縮自在のインクタンク内に弾性体を当該弾性体の
復元力によりインクタンクが押し広がるように圧縮して
封入したことを特徴とするものである。
する伸縮自在のインクタンク内に弾性体を当該弾性体の
復元力によりインクタンクが押し広がるように圧縮して
封入したことを特徴とするものである。
【０００８】
【作用】インクを貯蔵する伸縮自在のインクタンク内に
弾性体を圧縮して封入すと、弾性体の復元力がインクタ
ンクを押し広げるように働く。これによってインクタン
ク内に負圧が生じ、オリフィスのインクが内部に引き込
まれ、インク漏れを防止することができる。また、イン
クタンク外部に負圧を生じさせるための装置を設けてい
ないのでインクジェトプリンタ等に用いてもこれを大型
化させない。
弾性体を圧縮して封入すと、弾性体の復元力がインクタ
ンクを押し広げるように働く。これによってインクタン
ク内に負圧が生じ、オリフィスのインクが内部に引き込
まれ、インク漏れを防止することができる。また、イン
クタンク外部に負圧を生じさせるための装置を設けてい
ないのでインクジェトプリンタ等に用いてもこれを大型
化させない。
【０００９】このときの弾性体として多孔質弾性体を用
いればインクタンクに均一に復元力が与えられるのでイ
ンクタンクに破損が生じない。
いればインクタンクに均一に復元力が与えられるのでイ
ンクタンクに破損が生じない。
【００１０】
【実施例】以下に図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。尚本発明はこれに限定されるものではない。
する。尚本発明はこれに限定されるものではない。
【００１１】図１に本発明の一実施例のインクタンクを
用いるインクジェットプリンタの印刷部分の斜視図をし
めす。インクタンクはインクカートリッジ４内に収納さ
れ、インクジェットプリンタのインクパス部１２に装着
されている。インクパス部１２は２本の支持棒１６に支
持され、これに沿って移動可能となっている。印刷はロ
ーラー１５に巻き付けられた記録紙１７に対して、外部
から送られる画像情報に応じて、インクパス部が支持棒
１６上を移動しながらインクパス部１２のオリフィスか
らインクを噴射して行われる。
用いるインクジェットプリンタの印刷部分の斜視図をし
めす。インクタンクはインクカートリッジ４内に収納さ
れ、インクジェットプリンタのインクパス部１２に装着
されている。インクパス部１２は２本の支持棒１６に支
持され、これに沿って移動可能となっている。印刷はロ
ーラー１５に巻き付けられた記録紙１７に対して、外部
から送られる画像情報に応じて、インクパス部が支持棒
１６上を移動しながらインクパス部１２のオリフィスか
らインクを噴射して行われる。
【００１２】図２に図１におけるインクカートリッジ４
とインクパス部１２の断面図を、図３にインクカートリ
ッジ４のインクパス部１２への装着時の部分拡大図を示
す。
とインクパス部１２の断面図を、図３にインクカートリ
ッジ４のインクパス部１２への装着時の部分拡大図を示
す。
【００１３】インクタンク３はインクカートリッジ４内
に収納されており、インクカートリッジ４内で伸縮でき
るようになっている。インクタンク３内にはインクと、
弾性体５として多孔質の弾性体であるスポンジが後述す
るように所定の状態に圧縮されて封入されている。
に収納されており、インクカートリッジ４内で伸縮でき
るようになっている。インクタンク３内にはインクと、
弾性体５として多孔質の弾性体であるスポンジが後述す
るように所定の状態に圧縮されて封入されている。
【００１４】インクカートリッジ４をインクパス部１２
に装着するときには、インクパス部１２の中空針７をイ
ンクカートリッジ４のシール部１及びゴム封止材２を破
って差し込むことによって行う。これによってインクは
中空針７を通ってオリフィスまでインクが到達し、ここ
から噴射できる状態となる。ただし、インクタンク３は
前記弾性体５の復元力がインクタンク３を押し広げるよ
うに働いているため、インクタンク３内に負圧が生じて
おり、オリフィス１３のインクが内部に引き込まれてい
るのでインク漏れを生じることはない。逆にインクタン
ク３内部にオリフィス１３から外気や、一度インクタン
ク外に出たインクが入らないように、オリフィス１３の
インク表面張力に比べてインクタンク３の負圧が小さく
なるように弾性体５の圧縮度は調整されている。
に装着するときには、インクパス部１２の中空針７をイ
ンクカートリッジ４のシール部１及びゴム封止材２を破
って差し込むことによって行う。これによってインクは
中空針７を通ってオリフィスまでインクが到達し、ここ
から噴射できる状態となる。ただし、インクタンク３は
前記弾性体５の復元力がインクタンク３を押し広げるよ
うに働いているため、インクタンク３内に負圧が生じて
おり、オリフィス１３のインクが内部に引き込まれてい
るのでインク漏れを生じることはない。逆にインクタン
ク３内部にオリフィス１３から外気や、一度インクタン
ク外に出たインクが入らないように、オリフィス１３の
インク表面張力に比べてインクタンク３の負圧が小さく
なるように弾性体５の圧縮度は調整されている。
【００１５】また、差し込み口からインクが漏れないよ
うに、中空針７にばねによって差し込み方向に移動可能
に設けられたシャッター８で、差し込み部分をカバーし
ている。
うに、中空針７にばねによって差し込み方向に移動可能
に設けられたシャッター８で、差し込み部分をカバーし
ている。
【００１６】インクを噴射する場合には圧電素子１４に
電圧を印加してこれを伸縮させることによってノズル１
１がポンプとして作用し、インクだまり１０からインク
が噴射される。このときオリフィス１３ではインクの表
面張力が逆止弁のように作用するのでインクの逆流は起
こず、インクタンク３より連続してノズル１１方向にイ
ンクが供給される。
電圧を印加してこれを伸縮させることによってノズル１
１がポンプとして作用し、インクだまり１０からインク
が噴射される。このときオリフィス１３ではインクの表
面張力が逆止弁のように作用するのでインクの逆流は起
こず、インクタンク３より連続してノズル１１方向にイ
ンクが供給される。
【００１７】このようにインクタンク３内に弾性体５を
所定の状態に圧縮して封入することによって、簡単な構
成でインクタンク３内に負圧を生じせしめ、インク漏れ
を防止することができる。また、スポンジ等の多孔質弾
性体を用いればインクタンク３内に均一に力をかけるこ
とができるのでインクタンク３が破損することもない。
所定の状態に圧縮して封入することによって、簡単な構
成でインクタンク３内に負圧を生じせしめ、インク漏れ
を防止することができる。また、スポンジ等の多孔質弾
性体を用いればインクタンク３内に均一に力をかけるこ
とができるのでインクタンク３が破損することもない。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、インクを貯蔵する伸縮
自在のインクタンク内に弾性体を当該弾性体の復元力に
よりインクタンクが押し広がるように圧縮して封入する
ことによって、インクタンク内に負圧を生じせしめ、オ
リフィスのインクを内部に引き込んでインク漏れを防止
することができる。また、インクタンク外部に負圧を生
じさせるための装置を設けていないのでインクジェット
プリンタ等に用いてもこれを大型化させない。
自在のインクタンク内に弾性体を当該弾性体の復元力に
よりインクタンクが押し広がるように圧縮して封入する
ことによって、インクタンク内に負圧を生じせしめ、オ
リフィスのインクを内部に引き込んでインク漏れを防止
することができる。また、インクタンク外部に負圧を生
じさせるための装置を設けていないのでインクジェット
プリンタ等に用いてもこれを大型化させない。
【００１９】
【図１】本発明の一実施例を示すインクタンクを搭載し
たインクジェットプリンタの印刷部分の分解斜視図であ
る。
たインクジェットプリンタの印刷部分の分解斜視図であ
る。
【図２】図１におけるインクタンクとインクパス部の断
面図である。
面図である。
【図３】インクカートリッジをインクパス部に装着した
状態の部分断面図である。
状態の部分断面図である。
【図４】従来例のインクカートリッジを示す断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 ３ インクタンク ５ 弾性体 １３ オリフィス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41J 2/175
Claims (1)
- 【請求項１】 インクを貯蔵する伸縮自在のインクタン
ク内に弾性体を当該弾性体の復元力によりインクタンク
が押し広がるように圧縮して封入したことを特徴とする
インクタンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21030592A JP2963581B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | インクタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21030592A JP2963581B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | インクタンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655741A JPH0655741A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2963581B2 true JP2963581B2 (ja) | 1999-10-18 |
Family
ID=16587212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21030592A Expired - Fee Related JP2963581B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | インクタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2963581B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6705361B2 (ja) * | 2016-06-10 | 2020-06-03 | セイコーエプソン株式会社 | インク補給容器 |
| JP7327619B2 (ja) * | 2017-02-28 | 2023-08-16 | セイコーエプソン株式会社 | インク補給容器 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21030592A patent/JP2963581B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0655741A (ja) | 1994-03-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070806 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806 Year of fee payment: 9 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |