JPH04100538A - 吸着剤および極性有機化合物の除去法 - Google Patents

吸着剤および極性有機化合物の除去法

Info

Publication number
JPH04100538A
JPH04100538A JP2217028A JP21702890A JPH04100538A JP H04100538 A JPH04100538 A JP H04100538A JP 2217028 A JP2217028 A JP 2217028A JP 21702890 A JP21702890 A JP 21702890A JP H04100538 A JPH04100538 A JP H04100538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
compound
org
adsorption
hydrophilic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2217028A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3044310B2 (ja
Inventor
Masashi Harada
原田 雅志
Seiichi Asano
精一 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2217028A priority Critical patent/JP3044310B2/ja
Publication of JPH04100538A publication Critical patent/JPH04100538A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3044310B2 publication Critical patent/JP3044310B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルコール類、ケトン類1脂肪酸類などの極
性有機化合物の、とくにその高濃度の蒸気回収に有用な
吸着剤およびその使用法に関するものである。
[従来の技術] 特定フロンによる成層圏オゾン層破壊およびこれに起因
する有害紫外線の増加が人体や生態系に与える悪影響お
よび温室効果による地球温暖化が問題視され、これに対
する対策の実行が急がれている。特に、精密洗浄で広く
使用されている特定フロンの代替物質か検討されている
その代替物質として、エタノールやイソプロパツールは
、人体に対する毒性が比較的小さく、生分解性にすぐれ
ており、環境汚染のおそれが少ない有機化合物であり、
精密洗浄分野での利用が期待されている。また、ケトン
系の有機溶剤は、磁気記録材料の塗工用溶剤としてその
使用量が増加している。さらに、メタノールを燃料とし
て走る自動車は、窒素酸化物および−酸化炭素の発生量
かガソリンを燃料とした自動車の174〜1/3と少な
く注目されている。
このように、これら極性有機化合物はその使用量が急激
に増加することが予想される。しかし、これらアルコー
ル類やケトン類なども地球環境や人体にたいして無害な
わけてはなく、大量に排出されれば光化学大気汚染や臭
気公害の原因物資となる。したがって、これら極性有機
化合物に対する対策を早期に確立しておかなければなら
ない。とくに、小規模な洗浄浴や貯槽に取り付ける蒸散
防止装置の開発は急務である。
これまで、極性有機化合物の回収には他の有機有機化合
物の場合と同様に活性炭が広く使用されてきた。最近は
、新しい吸着剤として疎水性を高めたゼオライトも有機
化合物の吸着に使用されている(特公表60−5014
95号)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、活性炭や疎水性ゼオライトは、もっばら低濃度
の排ガス浄化に使用されており、高濃度域での吸脱着性
能についてはほとんど注意か払われていない。特に、活
性炭や汎用のゼオライトなどは吸着量そのものはかなり
大きいものの、−旦吸着された有機化合物の脱離には1
00〜200℃の高温を必要とする。
本発明は、このように従来除去処理の対象とされていな
かった高濃度域の、たとえば飽和蒸気圧に対する相対圧
1〜1/10の濃度域で吸着された極性有機化合物をも
、吸着剤層に外気を導入しただけで、すなわち吸着され
た有機化合物の分圧を下げるだけで容易に吸着剤から脱
離することができる吸着剤およびその使用法の提供を目
的とするものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明は、
25℃における蒸気圧5mmHg以下の親水性有機化合
物が担持されてなる吸着剤、および極性有機化合物を含
む気体を該吸着剤と接触させることによる極性有機化合
物蒸気の除去法、を要旨とするものである。
担持する親水性有機化合物は吸脱着操作の過程で吸着剤
から容易に脱離しないもの、すなゎち、25℃における
蒸気圧が5mm11g以下のものでなければならない。
また、該化合物としては、水に対する溶解度の高いもの
ほどその担持量か少なくても大きな吸脱着性能か期待で
き、25℃における水に対して10wt%以上の溶解度
を示すものかよく、とくに水と自由に混合する親水性有
機化合物がもっとも望ましい。さらに、好適には、2つ
以上の官能基を有する有機化合物が使用される。このよ
うな親水性有機化合物として、1,2−プロパンジオー
ル、l、3−プロパンジオール、グリセリン、2−ブト
キンエタノール、ジエチレングリコール ジエチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、トリエチレングリコール、ジアセト
ンアルコール等を挙げることができる。
親水性有機化合物の最適な担持量は、親水性有機化合物
の種類、担持させる吸着剤の種類などによって異なるが
、通常吸着剤100重量部あたり1重量部未満の担持量
では、親水性有機化合物の顕著な担持効果は認められず
、50重量部以上の担持量では、極性有機化合物の凝縮
により、担持した親水性有機化合物の一部が流出してし
まい好ましくない。したがって、吸着剤100重量部あ
たり2〜20重量部の担持量が好適である。
親水性有機化合物を担持させる吸着剤としては活性炭、
ゼオライトその他の吸着剤を使用することができる。ゼ
オライトの場合、A型ゼオライト、X型ゼオライト等の
ようにに5iOz/^1□09モル比5未満のゼオライ
トは初期の吸脱着量は大きいか、吸脱着を繰り返すうち
に、有効な吸脱着量は次第に低下する。これは、担体で
ある吸着剤が担持させた親水性有機化合物よりも極性有
機化合物に対して強い吸着力を持ち、吸着剤表面で親水
性有機化合物と極性有機化合物が置換する為だと考えら
れる。したがって、ゼオライトを担体として使用する場
合には、5j02/^1203モル比5以上のものを使
用することが望ましい。
親水性有機化合物を吸着剤に担持する方法としては、親
水性有機化合物蒸気を吸着剤を充填したカラムに流通さ
せる、親水性有機化合物を吸着剤に噴霧する、水などを
希釈剤として使用し乾燥させる等の方法を採用すること
ができる。
いずれの手段を使用しても最終的に吸着剤に対して均一
に所定量の親水性有機化合物を担持てきる方法であれば
、本発明の吸着剤を得ることができる。
本発明の吸着剤の好ましい使用方法は、極性有機化合物
蒸気を吸着剤を充填した固定床に導き、極性有機化合物
の吸着を行い、破過が観測された時点で回収を止め、外
気を吸着剤床に導き脱離再生を行うものである。この際
、吸着割当たりの吸脱着量を大きくするために、付加的
な操作として、加熱や冷却、加圧や減圧またはそれらの
併用操作をおこなうことも有効である。
また、さらに吸着剤を流動させ吸着と再生操作を連続的
におこなうことによってシステムの設置面積を小さくす
ることもできる。
[発明の効果コ 本発明によれば、以上述べたように、極性有機化合物の
高濃度領域における吸脱着性能を高くすることができる
。これにより、従来困難であった極性有機化合物(アル
コール類、ケトン類、脂肪酸類など)蒸気の捕集が簡単
な構造の蒸散防止装置において可能になった。
[実施例] 以下に、本発明の詳細な説明する。
実施例1、比較例1 8102/Al□05モル比10の合成モルデナイト(
Naタイプ)を10vt%含有する直径1.5關の円柱
状吸着剤ZMEi00、比較例1)および2M600に
これ100重量部あたり5重量部のグリセリンを担持さ
せてえたもの(2M600GL 、実施例1)によるメ
タノールの吸脱着試験を行なった。グリセリンの担持お
よびメタノールに対する吸脱着試験は以下の方法で行っ
た(以下の例においても、同じ)。
それぞれの結果を表1に示す。
く担持方法〉 担体となる吸着剤30gを秤取し、直径9 amのシャ
ーレに分は取った。吸着剤に担持するグリセリンの 1
.5gを 100m1のビーカーに秤取り、40rd!
の純水を加え、グリセリンを完全に溶解させた。このグ
リセリン水溶液をシャーレの吸着剤に注ぎ、120℃の
温度にセットした乾燥器で4時間乾燥させた。グリセリ
ンを担持した吸着剤はデシケータ中で冷却させ、吸脱着
tk 701定用のサンプルとした。
く吸脱着試験方法〉 吸着試験は、図1の真空デシケータで行なった。内径1
8cmの真空デシケータにはあらかじめメタノールを張
り込んでおく。45 mrpのシャーレの蓋込みの空電
M(^)を測定し、サンプル約5gを入れ精秤(B)シ
、真空デシケータにセットする。真空デシケータは真空
ポンプでメタノールの飽和蒸気圧まで減圧にし、30℃
に保持したインキュベーターに放置した。22時間後、
真空デシケータの減圧をとき、手早くシャーレ−に蓋を
し、そのまま重量 (C)を測定する。
脱離試験は30℃に保持したインキュベーター内に図2
の器具をセットし行なった。ます、吸着試験を終えたサ
ンプルを脱離用のデシケータにセットする。脱離用空気
の流量は4Ω/minにセットし、そのうち 04Ω/
ll110はメタノールを入れた3個の600m1三角
フラスコを通過させ、混合器で残り空気と再び混合し、
脱離用ガスとしてデシケータに流した。脱離操作を1時
間行った後、手早くンヤーレに蓋をし、重量(D)を測
定した。 吸着剤の吸脱着量(g 7100cc)は、
次式によって計算した。ここで、■は吸着剤のかさ比重
(g /cc)である。
吸脱着ji −+(C−D)V/(B−A)l X 1
001回目の吸脱着操作を終えたサンプルは、再びメタ
ノールを張り込んだ真空デシケータにセットし、メタノ
ールの吸着及び脱離試験を行い、同様にして2回目およ
び3回目の吸脱着量を求める。吸脱着試験の2回目と3
回目の吸脱着を平均し有効吸着量(g /100cc)
とした。
実施例2〜4、比較例2〜4 担体となる吸着剤として、下記のZY390BM690
およびAC32Xを使用した。 ZY390 ハ、5i
02/Al 203モル比500のY型ゼオライト(H
タイプ)を80讐t%含有する直径1.5■璽の円柱状
吸着剤である。8M890は、バインダーレスタイプの
モルデナイト型ゼオライト(Hタイプ)て、その5iO
27A1203モル比は 110である。
この吸着剤は直径は 1.8+omの円柱状であった。
AC32Xは、武田薬品製の粒状活性炭である。
これらの吸着剤それぞれに、実施例1と同様の方法でこ
れら 100重量部あたり5重量部のグリセリンを担持
して、本発明の吸着剤をえた。
それぞれをZY390GL 、 8M890GLおよび
AC32XGLという。上記のグリセリンを担持させた
もの(実施例2〜4)および担持させないもの(比較例
2〜4)についてメタノールに対する吸脱着試験を行っ
た。
結果を表1に示す。
実施例5.6 上記のZY390 100重二部あたり5重量部のジエ
チレングリコール(実施例5)及びジエチレングリコー
ル七ノエチルエーテル(実施例6)を実施例1と同様の
方法で担持し、それぞれ吸着剤ZY390DEよびZY
390C^を得た。これらの吸着剤についてメタノール
に対する吸脱着試験を行った。
結果を表1に示す。
実施例7〜10、比較例5 AC82X  100重量部あたり、■、5.10およ
び20重量部のジエチレングリコールを実施例1と同様
の方法で担持し、それぞれ吸着剤AC−01DE、AC
−05DE 、AC−10DEおよびAC−20DEを
得た。これらの吸着剤についてメチルエチルケトンに対
する吸脱着試験を行った。
メチルエチルケトンに対する吸脱着試験は、吸着試験用
真空デシケータおよび脱離試験用の3個三角フラスコに
メタノールの代わりにメチルエチルケトンを入れた以外
は実施例1と同じ装置及び同じ手順で行った。
比較例5では八C32Xを吸着剤として、メチルエチル
ケトンに対する吸脱着試験を行った。
結果を表2に示す。
表  2 表  1
【図面の簡単な説明】
図1は、実施例1および比較例1における吸着試験の状
況を示す概念図である。図2は、実施例1および比較例
1における脱離試験の状況を示す概念図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)25℃における蒸気圧5mmHg以下の親水性有
    機化合物が担持されてなる、吸着剤。
  2. (2)親水性有機化合物が25℃における水への溶解度
    10wt%以上である、請求項(1)記載の吸着剤。
  3. (3)吸着剤100重量部に親水性有機化合物が1重量
    部以上50重量部未満担持されてなる、請求項(2)記
    載の吸着剤。
  4. (4)極性有機化合物蒸気を含む気体を請求項(1)〜
    (3)のいずれかの項記載の吸着剤と接触させることに
    よる、極性有機化合物の除去法。
JP2217028A 1990-08-20 1990-08-20 吸着剤および極性有機化合物の除去法 Expired - Fee Related JP3044310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2217028A JP3044310B2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20 吸着剤および極性有機化合物の除去法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2217028A JP3044310B2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20 吸着剤および極性有機化合物の除去法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04100538A true JPH04100538A (ja) 1992-04-02
JP3044310B2 JP3044310B2 (ja) 2000-05-22

Family

ID=16697707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2217028A Expired - Fee Related JP3044310B2 (ja) 1990-08-20 1990-08-20 吸着剤および極性有機化合物の除去法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3044310B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3044310B2 (ja) 2000-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6869466B2 (en) Cucurbiturils and method for binding gases and volatiles using cucurbiturils
Moura et al. Deep eutectic solvents as green absorbents of volatile organic pollutants
JP5697852B2 (ja) 揮発性有機物回収システム
Kim et al. Liquid phase adsorption of selected chloroaromatic compounds over metal organic frameworks
JPWO2006051860A1 (ja) カルボニル化合物用誘導体化剤担持シリカゲルの製造方法
JPH0521625B2 (ja)
JP5010807B2 (ja) 水素吸着材の活性化方法
JPH04100538A (ja) 吸着剤および極性有機化合物の除去法
JPS5940483B2 (ja) オキシン(8−ハイドロオキシキノリン)添着活性炭の製造法
ES2456140T3 (es) Sistema y método para la limpieza en seco de artículos
US3736726A (en) Process for the removal of dimethyl sulfate from gases by adsorption on active charcoal
AU2002302117B2 (en) Cucurbiturils and method for binding gases and volatiles using cucurbiturils
Udalova et al. Sorption of tetracycline antibiotics on hyper-crosslinked polystyrene from aqueous and aqueous-organic media
JPH0417089B2 (ja)
JP2003093872A (ja) 吸着剤およびその製造方法
JPH0230289B2 (ja)
Ohtani et al. Size‐Selective Capture of Fluorocarbon Gases and Storage of Volatile Halogenated Organic Vapors with Low Boiling Points by Molecular‐Scale Cavities of Crystalline Pillar [n] quinones
JP2002211912A (ja) 活性炭の改質方法、改質された活性炭及びそれを用いた吸着材
JP2017164737A (ja) 水酸基を含有する環状アミン化合物が固定化された担持物
JP2003053180A (ja) 吸着剤の製造方法
JPH04114736A (ja) 低沸点有機ハロゲン化合物ガスの吸着剤
US7812188B2 (en) Preparation of adsorbents for purifying organosilicon compounds
JP2007175598A (ja) アルデヒド類ガス除去剤
JP4728614B2 (ja) 脱臭吸着剤及び脱臭方法
Edyta et al. Deodorization of model biogas by meansof novel non-ionic deep eutectic solvent

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees