JPH04100522A - ポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法 - Google Patents
ポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法Info
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- JPH04100522A JPH04100522A JP21479390A JP21479390A JPH04100522A JP H04100522 A JPH04100522 A JP H04100522A JP 21479390 A JP21479390 A JP 21479390A JP 21479390 A JP21479390 A JP 21479390A JP H04100522 A JPH04100522 A JP H04100522A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D71/00—Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
- B01D71/06—Organic material
- B01D71/30—Polyalkenyl halides
- B01D71/32—Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
- B01D71/34—Polyvinylidene fluoride
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造
法に関する。更に詳しくは、乾湿式法または湿式法によ
るポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法に関す
る。
法に関する。更に詳しくは、乾湿式法または湿式法によ
るポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法に関す
る。
従来提案されているポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸
膜は、その殆んどが膜の内、外表面にスキン層を形成し
、また膜内部の断面層にはボイド層を存在させるもので
ある。このようなスキン層は透過速度を減少させ、また
ボイド層は機械的強度を低下させるので、いずれにして
もあまり好ましいものではない。
膜は、その殆んどが膜の内、外表面にスキン層を形成し
、また膜内部の断面層にはボイド層を存在させるもので
ある。このようなスキン層は透過速度を減少させ、また
ボイド層は機械的強度を低下させるので、いずれにして
もあまり好ましいものではない。
そこで、芯液としてポリフッ化ビニリデンの可溶性主溶
媒および非溶媒の混合液を用いることにより、内表面で
のスキン層形成を回避しているものも提案されているが
(特開昭60−209 、205号公報)。
媒および非溶媒の混合液を用いることにより、内表面で
のスキン層形成を回避しているものも提案されているが
(特開昭60−209 、205号公報)。
外表面においてはそれが接触する凝固浴の成分が殆んど
水であるため、溶媒の置換速度が大きいことに起因する
スキン層の形成がみられる。
水であるため、溶媒の置換速度が大きいことに起因する
スキン層の形成がみられる。
本発明の目的は、乾湿式法によるポリフッ化ビニリデン
多孔質中空糸膜であって、その多孔質膜構造が均質なも
のを製造する方法を提供することにある。
多孔質中空糸膜であって、その多孔質膜構造が均質なも
のを製造する方法を提供することにある。
かかる本発明の目的は、ポリフッ化ビニリデンをその可
溶性主溶媒、ケトン系助溶媒および水酸基含有非溶媒よ
りなる混合液中に溶解させたドープ液を用い、ケトン系
助溶媒水溶液を芯液として、また可溶性主溶媒水溶液を
凝固浴として乾湿式紡糸または湿式紡糸し、ポリフッ化
ビニリデン多孔質中空糸膜を製造することによって達成
される。
溶性主溶媒、ケトン系助溶媒および水酸基含有非溶媒よ
りなる混合液中に溶解させたドープ液を用い、ケトン系
助溶媒水溶液を芯液として、また可溶性主溶媒水溶液を
凝固浴として乾湿式紡糸または湿式紡糸し、ポリフッ化
ビニリデン多孔質中空糸膜を製造することによって達成
される。
即ち、本発明方法においては、ドープ液の溶媒、芯液お
よび凝固浴にそれぞれ特定のものが用いられる。
よび凝固浴にそれぞれ特定のものが用いられる。
ドープ液については、一般にポリフッ化ビニリデンを約
15〜25重量%の濃度で溶解させた溶媒溶液が用いら
れ、この溶媒としては、ポリフッ化ビニリデンの可溶性
主溶媒、ケトン系助溶媒および水酸基含有非溶媒よりな
る混合液が用いられる。
15〜25重量%の濃度で溶解させた溶媒溶液が用いら
れ、この溶媒としては、ポリフッ化ビニリデンの可溶性
主溶媒、ケトン系助溶媒および水酸基含有非溶媒よりな
る混合液が用いられる。
可溶性主溶媒としては、従来から用いられているジメチ
ルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、N−メチルピロリドン、トリエチルホスフェ
ートなどの非プロトン性極性溶媒が普通用いられ、ケト
ン系助溶媒としてはアセトン、メチルエチルケトンなど
が、好ましくは作業性の点からアセトンが用いられ、ま
た水酸基含有非溶媒としては、例えばメタノール、エチ
レングリコール、グリセリンなどの水酸基を1〜3個有
するもの、好ましくはエチレングリコールが用いられる
。
ルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、N−メチルピロリドン、トリエチルホスフェ
ートなどの非プロトン性極性溶媒が普通用いられ、ケト
ン系助溶媒としてはアセトン、メチルエチルケトンなど
が、好ましくは作業性の点からアセトンが用いられ、ま
た水酸基含有非溶媒としては、例えばメタノール、エチ
レングリコール、グリセリンなどの水酸基を1〜3個有
するもの、好ましくはエチレングリコールが用いられる
。
これらの3成分よりなる混′合液は、ドープ液中約85
〜75重量2を占めるような割合で用いられ、その成分
比に関していえば、少なくとも混合液が室温乃至加温条
件下でポリフッ化ビニリデンを溶解させなければならな
いことは当然であるが、通常は主溶媒が約40〜70重
量で、好ましくは約50〜60重量%、助溶媒が約5〜
25重量%、好ましくは約10〜22重量%、また非溶
媒が約3〜10重量%、好ましくは約5〜8重量2の割
合で用いられる。
〜75重量2を占めるような割合で用いられ、その成分
比に関していえば、少なくとも混合液が室温乃至加温条
件下でポリフッ化ビニリデンを溶解させなければならな
いことは当然であるが、通常は主溶媒が約40〜70重
量で、好ましくは約50〜60重量%、助溶媒が約5〜
25重量%、好ましくは約10〜22重量%、また非溶
媒が約3〜10重量%、好ましくは約5〜8重量2の割
合で用いられる。
助溶媒は、特に中空糸膜の外表面のボア形成に大きく依
存し、これを用いないと均質膜が得られない。また、非
溶媒を用いないと、核の形成が促進されないため、ドー
プ液を凝固浴中に浸漬させたときのゲル化速度が遅くな
り、長時間の浸漬が必要になったり、あるいは所望の膜
として得難くなる。
存し、これを用いないと均質膜が得られない。また、非
溶媒を用いないと、核の形成が促進されないため、ドー
プ液を凝固浴中に浸漬させたときのゲル化速度が遅くな
り、長時間の浸漬が必要になったり、あるいは所望の膜
として得難くなる。
更に、芯液としては、ケトン系助溶媒が一般に約50〜
90重量%の濃度の水溶液として、また凝固浴としては
可溶性主溶媒が一般に約40〜70重量%の濃度の水溶
液としてそれぞれ用いられる。
90重量%の濃度の水溶液として、また凝固浴としては
可溶性主溶媒が一般に約40〜70重量%の濃度の水溶
液としてそれぞれ用いられる。
このようなドープ液、芯液および凝固浴を用いての乾湿
式紡糸は1通常の如くに行われ、凝固浴中から取り出さ
れた多孔質中空糸膜は水洗、乾燥される。このような水
洗、乾燥により得られる多孔質中空糸膜は、乾燥により
収縮し、それに伴って孔径も小孔径化するので、大孔径
にして流量特性のすぐれた多孔質中空糸膜を得るために
は、次のような延伸工程を付加させることが望ましい。
式紡糸は1通常の如くに行われ、凝固浴中から取り出さ
れた多孔質中空糸膜は水洗、乾燥される。このような水
洗、乾燥により得られる多孔質中空糸膜は、乾燥により
収縮し、それに伴って孔径も小孔径化するので、大孔径
にして流量特性のすぐれた多孔質中空糸膜を得るために
は、次のような延伸工程を付加させることが望ましい。
(1)乾湿式紡糸し、水洗、乾燥させた多孔質中空糸膜
を乾燥状態で延伸させる (2)乾湿式紡糸し、水洗した多孔質中空糸膜を水湿潤
状態のまま延伸させ、その状態で乾燥させる (3)乾湿式紡糸し、水洗、乾燥させた多孔質中空糸膜
を例えばメタノール、エタノール、アセトンなどの水可
溶性有機溶媒またはその水溶液などの表面張力の低い液
体中に浸漬して引き上げた状態などの湿潤状態で延伸さ
せ、その状態で乾燥させる (4)乾湿式紡糸と同様に、完全な湿式紡糸でも同様の
ものが得られる。
を乾燥状態で延伸させる (2)乾湿式紡糸し、水洗した多孔質中空糸膜を水湿潤
状態のまま延伸させ、その状態で乾燥させる (3)乾湿式紡糸し、水洗、乾燥させた多孔質中空糸膜
を例えばメタノール、エタノール、アセトンなどの水可
溶性有機溶媒またはその水溶液などの表面張力の低い液
体中に浸漬して引き上げた状態などの湿潤状態で延伸さ
せ、その状態で乾燥させる (4)乾湿式紡糸と同様に、完全な湿式紡糸でも同様の
ものが得られる。
このような延伸は、一般に約10〜22重量度行われ、
その延伸度合いを変化させることにより、孔径制御が可
能となる。
その延伸度合いを変化させることにより、孔径制御が可
能となる。
〔作用〕および〔発明の効果〕
特定組成のドープ液と芯液とを用いることで、両者間の
親和性から内表面にスキン層ではないボアを形成させ、
またドープ液に用いた主溶媒の水溶液を凝固浴として用
いることにより、水のみを凝固浴とした場合と比べて凝
固速度を遅らせることができ、その結果としてボイド層
が形成されず。
親和性から内表面にスキン層ではないボアを形成させ、
またドープ液に用いた主溶媒の水溶液を凝固浴として用
いることにより、水のみを凝固浴とした場合と比べて凝
固速度を遅らせることができ、その結果としてボイド層
が形成されず。
全体として均質な膜構造を有する孔径的0.01〜10
μの多孔質中空糸膜が得られるようになる。
μの多孔質中空糸膜が得られるようになる。
更に、この種の多孔質中空糸膜にあっては、孔径制御が
大変難しく、特に大孔径の多孔質中空糸膜を得ることは
、製膜時の強度やドープ液の保存性などから困難とされ
ており、その上孔径分布もバラツクことが問題となって
いたが、本発明においては、更に延伸工程を付加させる
ことにより、このような問題の効果的な解決をも達成す
ることができたのである。
大変難しく、特に大孔径の多孔質中空糸膜を得ることは
、製膜時の強度やドープ液の保存性などから困難とされ
ており、その上孔径分布もバラツクことが問題となって
いたが、本発明においては、更に延伸工程を付加させる
ことにより、このような問題の効果的な解決をも達成す
ることができたのである。
本発明によって得られる均質な膜構造を有するポリフッ
化ビニリデン多孔質中空糸膜は、このような特性を有す
るので、気体分離などの精密口過に有効に用いることが
できる。
化ビニリデン多孔質中空糸膜は、このような特性を有す
るので、気体分離などの精密口過に有効に用いることが
できる。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1
ジメチルホルムアミド53.8%(重量、以下同じ)。
アセトン2165%およびエチレングリコール5.4%
よりなる混合液に、ポリフッ化ビニリデン樹脂(ペンウ
ォルト社製品カイナー460) 19.3%を加え、加
温溶解後室温迄冷却し、脱泡してドープ液を調製した。
よりなる混合液に、ポリフッ化ビニリデン樹脂(ペンウ
ォルト社製品カイナー460) 19.3%を加え、加
温溶解後室温迄冷却し、脱泡してドープ液を調製した。
このドープ液を用い、80%アセトン水溶液を芯液とし
て、2重環状ノズルから押出し、50%ジメチルホルム
アミド水溶液よりなる凝固洛中に5秒間浸漬後、水洗、
乾燥し、孔径0.1μの多孔質中空糸膜を得た。
て、2重環状ノズルから押出し、50%ジメチルホルム
アミド水溶液よりなる凝固洛中に5秒間浸漬後、水洗、
乾燥し、孔径0.1μの多孔質中空糸膜を得た。
この中空糸膜について、エタノール浸漬時に気泡の発生
する圧力を測定すると3.5kg/cIIの値が得られ
、またIkg/cd加圧時の空気透過係数は99.8c
c/d・璽in−kg/ajであった。
する圧力を測定すると3.5kg/cIIの値が得られ
、またIkg/cd加圧時の空気透過係数は99.8c
c/d・璽in−kg/ajであった。
比較例1
ジメチルホルムアミド72o7%およびエチレングツコ
ール9.0%よりなる混合液に、ポリフッ化ビニリデン
樹脂18.3%を加え、加温溶解後室温迄冷却し、脱泡
してドープ液を調製した。
ール9.0%よりなる混合液に、ポリフッ化ビニリデン
樹脂18.3%を加え、加温溶解後室温迄冷却し、脱泡
してドープ液を調製した。
このトープ液を用い、水を芯液として、実施例1と同様
にして乾湿式紡糸し、多孔質中空糸膜を得た。この多孔
質中空糸膜については、エタノール浸漬時に気泡の発生
する圧力を測定せんとしたが、気泡の発生が確認できな
かった。
にして乾湿式紡糸し、多孔質中空糸膜を得た。この多孔
質中空糸膜については、エタノール浸漬時に気泡の発生
する圧力を測定せんとしたが、気泡の発生が確認できな
かった。
実施例2
実施例1で乾湿式紡糸された多孔質中空糸膜を、水洗、
乾燥後約30%延伸し、その状態で約5分間放置した。
乾燥後約30%延伸し、その状態で約5分間放置した。
実施例3
実施例1で乾湿式紡糸された多孔質中空糸膜を、水洗し
て湿潤状態のまま約30%延伸し、その状態で乾燥を行
った。
て湿潤状態のまま約30%延伸し、その状態で乾燥を行
った。
実施例4〜6
実施例1で乾湿式紡糸された多孔質中空糸膜を。
水洗、乾燥後エタノール中に浸漬させて引き上げた湿潤
状態で約30%、約20%または約10%延伸し、その
状態で乾燥を行った。
状態で約30%、約20%または約10%延伸し、その
状態で乾燥を行った。
実施例2〜6で得られた多孔質中空糸膜についても、エ
タノール浸漬時の気泡発生圧力および1kg/cd加圧
時の空気透過係数をそれぞれ測定した。
タノール浸漬時の気泡発生圧力および1kg/cd加圧
時の空気透過係数をそれぞれ測定した。
得られた結果は、次の表に示される。
表
3.5
1.5
2.0
2.5
99.8
180.0
170.5
168.0
147.9
128.6
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリフッ化ビニリデンをその可溶性主溶媒、ケトン
系助溶媒および水酸基含有非溶媒よりなる混合液中に溶
解させたドープ液を用い、ケトン系助溶媒水溶液を芯液
として、また可溶性主溶媒水溶液を凝固浴として乾湿式
紡糸または湿式紡糸することを特徴とするポリフッ化ビ
ニリデン多孔質中空糸膜の製造法。 2、請求項1で紡糸された多孔質中空糸膜を乾燥状態で
延伸することを特徴とするポリフッ化ビニリデン多孔質
中空糸膜の製造法。 3、請求項1で紡糸された多孔質中空糸膜を水湿潤状態
で延伸し、その状態で乾燥させることを特徴とするポリ
フッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法。 4、請求項1で紡糸された多孔質中空糸膜を水可溶性有
機溶媒またはその水溶液で湿潤させた状態で延伸し、そ
の状態で乾燥させることを特徴とするポリフッ化ビニリ
デン多孔質中空糸膜の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21479390A JPH04100522A (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | ポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21479390A JPH04100522A (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | ポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100522A true JPH04100522A (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=16661625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21479390A Pending JPH04100522A (ja) | 1990-08-14 | 1990-08-14 | ポリフッ化ビニリデン多孔質中空糸膜の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04100522A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1103241C (zh) * | 1998-07-20 | 2003-03-19 | 天津纺织工学院膜天膜技术工程公司 | 聚偏氟乙烯中空纤维多孔膜制法及产品 |
JP2010043813A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Nok Corp | 熱交換装置 |
JP2014516115A (ja) * | 2011-06-06 | 2014-07-07 | アルケマ フランス | フッ素重合体用の溶媒 |
-
1990
- 1990-08-14 JP JP21479390A patent/JPH04100522A/ja active Pending
Cited By (4)
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