JPH039950A - 脱臭ポリウレタンフォーム - Google Patents

脱臭ポリウレタンフォーム

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JPH039950A
JPH039950A JP14298289A JP14298289A JPH039950A JP H039950 A JPH039950 A JP H039950A JP 14298289 A JP14298289 A JP 14298289A JP 14298289 A JP14298289 A JP 14298289A JP H039950 A JPH039950 A JP H039950A
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JP
Japan
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deodorizing
polyurethane foam
parts
acid
deodorized
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JP14298289A
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Inventor
Kisuke Aoki
青木 喜助
Masanori Ogawa
小川 正宣
Mutsumi Matsumoto
松本 睦美
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、悪臭成分を吸着、分解する脱臭ポリウレタン
フォームに関するものであり、日常生活および産業環境
から発生する悪臭の除去に広く利用できる。
〔従来の技術] 日常生活および産業環境から発生する悪臭、または悪臭
とは言わないまでも、人によっては不快を感じる特有の
臭いが多岐にわたって存在する。
これら悪臭の原因物質としては、アンモニア、メルカプ
タン類、硫化物、アミン頚、アセトアルデヒドなどが注
目されているが、実際にはさらに複雑であり以上の物質
に限定されない。
近年これらの悪臭を除去する技術への要望が高まるにつ
れ、悪臭除去技術の研究が盛んとなり、例えば次のよう
に種々の方法が提案されている。
(1)悪臭よりも強力な芳香性の物質を発散させて悪臭
をなく丁マスキング法 (2)活性炭その他の吸着剤を使用して悪臭原因物質を
吸着させる吸着法 (3)悪臭原因物質を、酸、アルカリで中和して除去す
る酸、アルカリ中和法 (4)悪臭原因物質を化学的に分解させる化学的酸化還
元法 上記した(1)〜(4)の各脱臭機能をより効果的にす
るため、それぞれの脱臭成分の使用形態はさまざまであ
る。液体系ではその蒸散を利用した表面積の大きい物質
への含浸およびスプレーによるエアーゾル方式が主体が
ある。一方、固体系においてもできるだけ表面積の大き
い形態に加工または担持させている。いずれも悪臭成分
との接触度をできるだけ高めるという点で共通し、種々
の工夫が試みられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の方法にはそれぞれ重大な欠点が存
在する6例えば、マスキング法は錯覚を利用した一時的
なものであり、本質的な方法とは言えない、吸着法は飽
和吸着量の関係から吸着量に限度があり、強力な悪臭に
は対応できない、酸、アルカリ中和法は中和できる物質
に制限があり対応できる臭いが限定される。化学的分解
法は最も期待できる技術と考えられるが、現在のところ
十分な能力を有するものは見あたらない。
一方、以上の方法の脱臭成分の使用形態にしても、悪臭
成分との接触度を高める方法という点で共通した種々の
工夫が試みられているが、機能が不十分、加工上の技術
およびコスト問題、実際使用にマツチしないなどの問題
があり、十分な能力を発揮するものが無いのが現状であ
る。
そこで、本発明者らは従来の難点を克服し、十分な能力
を存する脱臭成分をポリウレタンフォームに組み込んだ
脱臭ポリウレタンフォームを開発することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは以上のような背景より、日常生活および産
業環境から発生する種々の悪臭を吸着分解する高活性な
脱臭成分をポリウレタンフォームに組み込むことを検討
した結果、本発明を完成した。即ち、本発明は、リン酸
、亜リン酸、次亜リン酸、塩素酸、亜塩素酸、次亜塩素
酸またはこれらの塩から選ばれた少なくとも一種を含有
する脱臭成分を含むことを特徴とする脱臭ポリウレタン
フォームに関する。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームは酸性、塩基性を問
わず種々の悪臭成分を分解する高い能力を有しており、
従来になく安定かつ高活性な脱臭材料である。
特徴とするところは、本発明の脱臭成分は、酸性、中性
、塩基性物質を問わず種々の悪臭成分を分解し、しかも
長期間保存しても、その効力は変わらないことである。
さらに、以上の脱臭成分が表面積の大きいポリウレタン
フォームの連通孔の構造体に担持されているため、脱臭
成分の本来の機能が保持されるとともに、悪臭成分との
接触および通気性が高く、きわめて効率的な脱臭機能を
示す。
また、本脱臭ポリウレタンフォームは、目的に応じ種々
の形態へ自由にスライス加工が可能な材料を使用してい
るため、その用途分野はきわめて広い。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームに含有させる脱臭成
分のリン酸、亜リン酸、次亜リン酸、塩素酸、亜塩素酸
、次亜塩素酸またはこれらの塩とは、これらの酸、酸無
水物、酸性塩および正塩を含む、塩としては、とくに限
定されないが好ましいものとしてアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩などがあげることができる。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームに含有させる脱臭成
分は、通常用いられる多孔性の担体に担持させることが
望ましい、好ましい担体としてシリカ、アルミナ、シリ
カアルミナ、天然ゼオライト、合成ゼオライト、タルク
、ケイソウ土、鹿沼土、粘土鉱物および活性炭などをあ
げることができるが、とくにこれらに限定されることは
ない。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームに含有させる脱臭成
分の機能をさらに高めるために、過酸化ナトリウム、過
酸化カリウム、過酸化カルシウム、過酸化バリウム、過
炭酸ナトリウム、過ホウ酸ナトリウム、過塩素酸および
その塩、過硫酸およびその塩、過リン酸およびその塩な
どの過酸化物、鉄、チタン、ジルコニウム、モリブデン
、タングステン、亜鉛、ゲルマニウム、マグネシウム、
カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどの酸化物、
炭酸塩、硫酸塩などから選ばれた化合物の一種以上を更
に含有させることができる。
これらの化合物を用いる場合、その脱臭成分に占める割
合は任意であるが、好ましくは1〜90重量パーセント
、さらに好ましくは5〜60重量パーセントである。
本発明の脱臭成分に使用する原料はとくに限定されない
0通常入手し得るものが使用でき、調製によって最終的
に好ましい化合形態になるものであればいずれの原料も
使用できる。調製法もとくに限定されない0例えば、リ
ン酸などの水溶液をその他の成分原料と混合した後、乾
燥、必要に応じて焼成するなどの方法によって調製する
ことができる。
以上の方法によって調製した脱臭成分は、後述するポリ
ウレタンフォーム原料との攪拌混合を容易にするため、
公知の方法によってできるだけ微粒子に、好ましくは5
0ミクロン程度以下に粉砕しておくことが望ましい、し
かし、脱臭ポリウレタンフォームの使用目的および発泡
条件によっては、比較的大きい粉末および顆粒状に加工
したものでもよい。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームは、脱臭成分をポリ
ウレタンフォームの原料と混合し、公知のポリウレタン
フォームの製法に従って製造することができる。即ち、
脱臭成分を、ポリエーテルポリオールおよび/またはポ
リエステルポリオールなどのポリオール類と、有機ポリ
イソシアネート、触媒、発泡剤、整泡剤などの原料に混
合し、常法により製造することにより得ることができる
本発明の脱臭ボ1ノウレタンフオームの原料であるポリ
エーテルポリオールとしては、少なくとも2個好ましく
は3〜4個の活性水素原子を有する化合物、例えば、多
価アルコール、多価フェノルおよびアミン類にアルキレ
ンオキシドを付加した構造の化合物およびこれらの混合
物等が挙げられる。
上記の多価アルコール類としてはアルキレングリコール
、2価アルコール、3価アルコール、4価またはそれ以
上のアルコール類などがある。多価フェノール類として
は単環多価フェノール、ビスフェノール類などがある。
アミン類としてはアンモニア、アルカノールアミン、C
1〜C1Oのアルキルアミン、02〜C8のアルキレン
アミン、脂環式アミン、複素環式アミン、芳香族アミン
類などがある。これらの活性水素原子化合物は2種以上
併用してもよい、このうち特に好ましいのはアルキレン
グリコール類のグリセリンおよび3価アルコールのトリ
メチロールプロパンである。
上記活性水素原子化合物に付加するアルキレンオキシド
としては通常プロピレンオキシドおよび/またはエチレ
ンオキシドが用いられるが、ブチレンオキシドを小量併
用することもできる。
本発明で使用する上記ポリエーテルポリオールでは、プ
ロピレンオキシド単独付加物およびプロピレンオキシド
/エチレンオキシド共付加物が好適である。
上記ポリエーテルポリオールのヒドロキシル価の好まし
い値は、軟質フオームで35〜70、硬質フオームでは
400〜600である。もちろん、ヒドロキシル価の異
なる軟質フオーム用のものと硬質フオーム用のものを併
用することができる。
本発明に使用するポリオールとして、上記したポリエー
テルポリオールの他に、ポリエステルポリオールがある
。ポリエステルポリオールは、2価アルコール、3価ま
たはそれ以上のアルコールまたはそれらの混合物および
/またはポリエーテルポリオールに、ポリカルボン酸も
しくはその無水物、低級エステルなどのエステル形成誘
導体(例えば、アジピン酸、無水マレイン酸、無水フタ
ル酸など)を縮合反応して得られる。
上記したポリオール類以外に、エチレン性不飽和単量体
を重合させて得られるポリオール、ポリブタジェンポリ
オール、水酸基含有ビニル重合体、天然油系ポリオール
も使用できる。
また、上記のポリオールに加えて、必要により他の低分
子活性水素原子を含む化合物、例えばアルカノールアミ
ン、ポリアミンなどを使用することができる。
本発明に使用する有機ポリイソシアネートは従来からポ
リウレタン製造に使用されているものが使用できる。こ
れらのポリイソシアネートは炭素数(NGO基中の炭素
を除く)6〜2oの芳香族がポリイソシアネート;炭素
数2〜18の脂肪族ポリイソシアネート;炭素数4〜1
5の脂環式ポリイソシアネート;炭素数8〜15の芳香
脂肪族ポリイソシアネートおよびこれらのポリイソシア
ネートの変性物が含まれる。このようなポリイソシアネ
ートの具体例としては1.3−および1.4フェニレン
ジイソシアネ〜ト2,4−および/または2.6−トリ
レンジイソシアネート(TDI)、粗製TD■、ジフェ
ニルメタン、2.4゛ およびまたは4,4°−ジイソ
シアネート(MDI)、粗製MDI などの芳香族ポリ
イソシアネート;エチルレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネートなどの脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジ
イソシアネート、ジシクロへキシルメタンジイソシアネ
ート(水添MDI)、シフヘキシレンジイソシアネート
などの脂環式ポリイソシアネート;キシリレンジイソシ
アネート、ジエチルベンゼンジイソシアネートなどの芳
香脂肪族ポリイソシアネート;ウレタン変成のMDI 
および丁DI 、カルボジイミド変性MDI   トリ
ヒドロカルビルホスフェート変性門DI などの変性ポ
リイソシアネートなどがあり、これらの単独または2種
以上を併用して使用できる。
以上の有機ポリイソシアネートのうち好ましいものは芳
香族ジイソシアネートであり、とくに望ましくは2.4
−および2.6−TDI およびこれらの異性体の混合
物、粗製TDI 、2.4’ −および4.4’−MD
I およびこれらの異性体の混合物、粗製M[lIであ
る。
発泡剤としては、水および/または揮発性発泡剤が用い
られる。揮発性発泡剤としてはハロゲン置換脂肪族炭化
水素系発泡剤であるトリクロロモノフロロメタンなどの
フロン類がある。また、成形時に空気を導入する方法で
も発泡させることもできる。
発泡剤の使用量は、生成する脱臭ポリウレタンフォーム
の密度が通常0.02〜0.10g/cdまたはそれ以
上、好ましくは0.03〜0.06g/cdになるよう
な量が用いられる。水の使用量は高分子ポリオールに対
し通常6%を越えると、スコーチを発生し易くなり、ま
た、2%より少ないとポリウレタンフォームの硬さ、通
気性などの物性が低下し好ましくない、ハロゲン置換脂
肪族炭化水素系発泡剤の使用量はポリウレタンフォーム
原料の重量に対し20%以下好ましくは5〜lO%であ
る。空気導入を行う場合は、ポリウレタンフォーム原料
の比重に対し10%以上、好ましくは10〜40%含有
するようにするのが良い。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームの製造の際に用いら
れる触媒としては、第3級アミン類、有機スズ化合物、
有機鉛化合物がある。整泡剤とてはシリコーン系界面活
性剤などの界面活性剤があげられる。また製造に際し、
必要により他の添加剤、例えば染料、顔料、フィラー、
難燃剤、溶剤、内部離型剤などを添加することができる
本発明のポリウレタンフォーム中の脱臭成分の含有割合
は、通常1〜20%好ましくは2〜lO%である。20
%以上では脱臭機能は十分であるが、発泡条件のコント
ロールが難しくなり、得られるポリウレタンフォームの
物性に問題が生じやすい。
ポリウレタンフォームの製造は従来の方法でよく、ワン
ショット法、プレポリマー法のいずれの方法も適用でき
るがワンショット法が好ましい。
発泡方法としては、スラブ法、モールド法、ホ・シトモ
ールド法などの何れも適用できる。
なお、本発明の脱臭ポリウレタンフォームの製造法とし
て、ポリウレタンフォームの原料に脱臭成分を混合して
製造する方法について説明したが、本発明の脱臭ポリウ
レタンフォームは別の方法で製造してもよいことは言う
までもない。例えば、予め脱臭成分を含まないポリウレ
タンフォームを製造し、これに、バインダー及び水又は
適当な有機溶剤を用いて脱臭成分を含浸せしめ、その後
乾燥することにより、本発明の脱臭ポリウレタンフォー
ムを製造することもできる。
本発明の脱臭ポリウレタンフォームは、軟質、半硬質、
硬質フオームの何れでもよいがとくに軟質〜半硬質フオ
ームがよい。
〔実施例〕 以下、実施例および比較例をあげて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない、実施例中にある部および%はそれぞ
れ重量部、重量%を示す。
なお、以下の実施例で説明する脱臭成分およびそれを用
いた脱臭ポリウレタンフォームの作成にあたって使用す
る原料粗製は、表1−1.1−2、表2−1.2−2.
2−3に示し、実施例および比較例の評価結果は表3−
1.3−2.3−3に示した。
実施例1 市販の正リン酸(85χ水溶液)9部および微粒子シリ
カアルミナ(アルミナ含有28χ)91部をニーグーで
均一に混合し、110°Cで乾燥した後、アトマイザ−
粉砕機で200メツシユパスして脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分5部、サンニックストリオールGP−3
000(グリセリンにPOを付加した分子13000の
ポリエーテルトリオール:三洋化成(株)製)61.9
部、水2.82部ニDAVco  33LV  ()リ
エチL/7ジアミン33%水溶液:エアープロダクツ社
製)0.22部を溶解したもの、シリコーンL−520
(整泡剤二日本ユニチカ(株)製) 0.93部、T−
9(錫触媒:スタナスオクトエート) 0.23部を加
え、十分に)昆合し20〜25°Cに調温する。これに
、20〜25°Cに調温されたT−80(スミジュール
T−80(トリレンジイソシアネート、2.4−/2.
6−異性体比80/20(住人バイエルウレタン(株)
製) ) 33.9部を加えて、10秒間激しく撹拌し
、紙箱に注入してフリ発泡させて脱臭ポリウレタンフォ
ームを得た。
得られた脱臭ポリウレタンフォームを厚さ1 cmの板
状にスライスしたちの25gをあらかじめ調製されたメ
チルメルカプタン500ppmまたは硫化水素500p
pmまたはアンモニア500ppmを含む被検ガス15
00mlと共にポリエチレン容器に密封し、ぞれぞれの
濃度変化をFrDガスクロマトグラフによって測定し結
果を表3−1に示した。
実施例2〜3 実施例1における正リン酸の代わりに、亜リン酸(50
%水溶液)または次亜リン酸(50%水溶液)15部、
シリカアルミナ85部とした以外は実施例1と全く同様
の方法で脱臭成分およびそれを用いた脱臭ポリウレタン
フォームを作成した。同様に各被検ガスの濃度の測定結
果を表3−1に示した。
実施例4〜5 市販のリン酸水素マグソシウムまたは次亜リン酸2水素
ナトリウム8部、微粉アルミナ92部をアトマイザ−粉
砕機で、270メツシユパスさせて脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
施例1は全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガス
の濃度を測定し結果を表3−1に示した。
実施例6〜8 市販の塩素酸カリウムまたは亜塩素酸ナトリウムまたは
次亜塩素酸カルシウム8部、微粉のシリカ92部をシェ
ドミル粉砕機で5ミクロン以下にして脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォムは実施
例1と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガスの
濃度測定し結果を表3−1に示した。
実施例9 市販の次亜リン酸(50%水溶液)15部および硬質鹿
沼±85部をニーグーで均一に混合し、110°Cで乾
燥した後、アトマイザ−粉砕機で200メンシユをパス
させて脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分5部、サンニックストリオールGP−3
00062,1部、水2.48部ニDAVCO33LV
  O,19部を溶解したもの、シリコーンL−520
0,93部、T−90,20部を加え、十分に混合して
20〜25°Cに調温する。これに20〜25℃に11
 ?MされたT−80(実施例1と同一品質もの) 3
4.1部を加えて、10秒間激しく撹拌し、紙箱に注入
してフリー発泡させて脱臭ポリウレタンフォームを得た
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは、
実施例1と全く同様に各被検ガスの濃度を測定し結果を
表3−2に示した。
実施例10 市販の次亜リン酸(50%水溶液)15部、硬質鹿沼土
75部、過酸化カルシウム10部をニーグーで均一に混
合し、110°Cで乾燥した後、アトマイザ−粉砕機で
200メツシユをバスさせて脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
施例9と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガス
の濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例11 市販の次亜リン酸(50%水溶液) 15部、硬質鹿沼
土65部、過酸化カルシウム10部、三二酸化鉄10部
をニーダ−で均一に混合し、110°Cで乾燥した後、
アトマイザ−粉砕機で200メツシユをパスさせて脱臭
成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
施例9と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガス
の濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例12 市販の次亜リン酸(50%水溶解)15部、硬質鹿沼土
55部、過酸化カルシウム10部、三二酸化鉄10部、
硫酸亜鉛10部をニーダーで均一に混合し、110℃で
乾燥した後、アトマイザ−粉砕機で200メツシユをバ
スさせて脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
81例9と全(同様の方法で作成した。同様に各被検ガ
スの濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例13 市販の次亜塩素酸カルシウム8部、活性炭92部を混合
し、シェドミル粉砕機で平均粒度5ミクロンに粉砕し脱
臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
施例9と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガス
の濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例14 市販の次亜塩素酸カルシウム8部、活性炭82部、三二
酸化鉄10部を混合し、シェドミル粉砕機で平均粒度5
ミクロンに粉砕し脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
施例9と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガス
の濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例15 市販の次亜塩素酸カルシウム8部、活性炭72部、三二
酸化鉄10部、酸化チタン10部を混合し、シェドミル
粉砕機で平均粒度5ミクロンに粉砕し脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォームは実
施例9と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガス
の濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例16 市販の次亜塩素酸カルシウム8部、活性炭72部、三二
酸化鉄10部、酸化チタン10部、硫酸亜鉛10部を混
合し、シェドミル粉砕機で平均粒度5ミクロンに粉砕し
脱臭成分を得た。
上記の脱臭成分を用いた脱臭ポリウレタンフォムは実施
例9と全く同様の方法で作成した。同様に各被検ガスの
濃度を測定し結果を表3−2に示した。
実施例17 実施例9で得られた脱臭成分5部、サンニックストリオ
ールGP−3000/GL−3000(グリセリンにP
OおよびEOを順次付加して得た1級OH含有85%、
分子313000の°ポリエーテルトリオール:三洋化
成(株)製)混合比1/1 を64.5部、水2.58
部ニDAVCO33L O,26部を溶解したもの、5
RX−249A (シリコーン系整泡剤:トーレシリコ
ーン(株) ) 0.65部、THEDA  (テトラ
メチルエチレンジアミン) 0.13部、T−90,0
8部を加え、十分に混合し20〜25度に調温する。こ
れに20〜25°Cに調温されたT−8031,8部を
加えて10秒間激しく撹拌し、紙箱に注入してフリー発
泡させて脱臭ポリウレタンフォームを得た。
得られた脱臭ポリウレタンフォームにつき、実施例1と
同様に各被検ガスの濃度を測定し結果を表3−3に示し
た。
実施例18〜20 実施例10または11または12で得られた各脱臭成分
5部を用いる以外は、実施例17と同様の方法で脱臭ポ
リウレタンフォームを作成した。
得られた脱臭ポリウレタンフォームにつき、実施例1と
同様に各被検ガスの濃度を測定し結果を表3−3に示し
た。
実施例21 実施例13で得られた脱臭成分5部、サンニックスF^
−326(ポリマーポリオール配合特殊ポリオール:三
洋化成(株)製’) 65.2部、水2.61部ニDA
VCO33LV  O,20部を溶解したもの、5RX
−24940,65部、TMliDA 0.07部、T
−90,07部を加え、十分に混合し20〜25℃に調
温する。これに20〜25°Cに調温された?−803
1,2部を加えて10秒間激しく撹拌し、紙箱に注入発
泡させて脱臭ポリウレタンフォームを得た。
得られた脱臭ポリウレタンフォームにつき、実施例1と
同様に各被検ガスの濃度を測定し結果を表3−3に示し
た。
実施例22〜24 実施例14または15または16で得られた各脱臭成分
5部を用いる以外は、実施例21と同様の方法で脱臭ポ
リウレタンフォームを作成した。
得られた脱臭ポリウレタンフォームにつき、実施例1と
同様に各被検ガスの濃度を測定し結果を表3−3に示し
た。
実施例25 容130j!のポリバケツに実施例11で作成した厚さ
lc■の脱臭ポリウレタンフォームを内張すして使用し
たところ、生ごみが30Il−杯になるまでの1遇間後
も悪臭は発生しなかった。さらに、その効果は3回繰り
返し使用しても変わらなかった。
実施例26 実施例12で作成した脱臭ポリウレタンフォームを51
厚さにシート化し、家庭用電気冷蔵庫(内容1504り
の各網棚に敷いて使用したところ、著しい脱臭効果が認
められ、その効果は3力月を経過しても変わらなかった
実施例27 実施例12で作成した脱臭ポリウレタンフォームを厚さ
5 cmにマットにし、寝たきり患者のベットのクツシ
ランに使用したところ、2力月経過しても臭気が発生せ
ず明らかな脱臭効果が認められた。
実施例2日 実施例12で作成した脱臭ポリウレタンフォームを厚さ
41にシート化し、インテリア内装用クロスの内側にラ
ミネートして使用したところ、タバコをはじめとする室
内臭気は発生せず3力月経過しても効果は変わらなかっ
た。
実施例29 実施例16で作成した脱臭ポリウレタンフォームを厚さ
5mmにシート化し、家庭用空気清浄器のフィルターに
使用したところ、実施例28と同様タバコをはじめとす
る室内臭気は発生せず3力月経過しても効果は変わらな
かった。
比較例1〜6 本発明の効果をより明らかにするため、以上の実施例1
〜24において本発明の脱臭成分を含まない各種のポリ
ウレタンフォームを比較例として作製し、それぞれ実施
例1と同様各被検ガスの濃度を測定し、結果を実施例1
〜24と対比して表3−3に示した。
〔発明の効果] 本発明の脱臭ポリウレタンフォーム番よ悪臭成分を速や
かに分解する。しかも長期間の(吏用力(可能である。
また、極めて高濃度の悪臭まで処理可能であり、脱臭材
料として広く利用すること力(できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、塩素酸、亜塩素
    酸、次亜塩素酸またはこれらの塩から選ばれた少なくと
    も一種を含有する脱臭成分を含むことを特徴とする脱臭
    ポリウレタンフォーム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001055242A1 (de) * 2000-01-26 2001-08-02 Basf Aktiengesellschaft Modifizierte polyurethanschaumstoffe als adsorbentien

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001055242A1 (de) * 2000-01-26 2001-08-02 Basf Aktiengesellschaft Modifizierte polyurethanschaumstoffe als adsorbentien
US6855739B2 (en) 2000-01-26 2005-02-15 Basf Aktiengesellschaft Modified polyurethane foamed materials used as adsorbents

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