JP2000271201A - 機能性材料およびその複合体 - Google Patents

機能性材料およびその複合体

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JP2000271201A JP11079800A JP7980099A JP2000271201A JP 2000271201 A JP2000271201 A JP 2000271201A JP 11079800 A JP11079800 A JP 11079800A JP 7980099 A JP7980099 A JP 7980099A JP 2000271201 A JP2000271201 A JP 2000271201A
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Hiroshi Okamoto
弘 岡本
Shinichi Inoue
眞一 井上
Hiroki Miyamatsu
宏樹 宮松
Takami Yoshida
貴美 吉田
Masataka Sano
昌隆 佐野
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Erubu KK
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Erubu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテキン類、サポニン類をはじめとする機能
性成分が、周辺の環境にかかわらず、本来有するすぐれ
た作用効果を最大限に発揮できるようにした機能性材料
を提供すること、またその機能性材料を用いた機能性材
料複合体を提供することを目的とする。 【解決手段】 カテキン類、サポニン類、茶葉粉末、茶
葉抽出物およびタンニン(酸)よりなる群から選ばれた
抗微生物性、生理活性または脱臭性を有する機能性成分
(A) を、水膨張性粘土鉱物(B) (セピオライト、バーミ
キュライト、ベントナイトなど、殊にセピオライト)に
担持させた担持体(AB)からなる機能性材料である。ま
た、この担持体(AB)がさらに基材(C1)に担持または基剤
(C2)に配合されている機能性材料複合体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば環境や健
康のために好ましい機能性材料、およびそれを用いた機
能性材料複合体に関するものである。機能性とは、抗微
生物性(抗菌性、殺菌性、静菌性、抗カビ性、抗ウイル
ス性等)、生理活性(抗アレルギー性等)、消臭性など
である。
【0002】
【従来の技術】茶に含まれるカテキン類は、抗酸化、抗
突然変異、血小板凝集抑制、抗菌、抗ウイルス、虫歯予
防、抗アレルギー、消臭などの生理作用を有し、食品酸
化防止剤、抗菌剤、脱臭剤、抗虫歯剤などの用途に用い
ることができるとされている。たとえば、「月刊フード
ケミカル1991−9月号、110〜115頁」の11
4頁の表2を参照。
【0003】カテキン類の抗酸化作用は、カテキン類の
フェノール性水酸基が、脂質の過酸化反応によって生ず
るラジカルの連鎖反応を停止させることにより発揮され
る。この場合、カテキン類自らは最終的にはキノン型に
なる。たとえば、「月刊フードケミカル1991−9月
号、127〜131頁」の127頁の「抗酸化効果のメ
カニズム」を参照。
【0004】「ポピュラーサイエンス、お茶の科学、株
式会社裳華房発行、1992年6月10日発行」の18
2〜199頁には、カテキン類は、老化を防ぐ抗酸化作
用、抗菌・抗ウイルス作用、コレステロール量の調整作
用、血圧上昇抑制作用、血糖降下作用、抗糖尿病作用、
血小板凝集抑制作用、血栓形成予防作用、発ガン抑制作
用、解毒作用などの生理作用を有することが示されてい
る。
【0005】「緑茶カテキンの凄い健康パワー、株式会
社二見書房発行、1997年4月25日発行」にも、緑
茶カテキンの種々の効能につき詳しい説明がある。
【0006】特開昭59−216810号公報には、必
須成分としてカテキン、エピカテキン等のタンニン画分
中のカテキン化合物を配合した化粧料組成物につき開示
がある。この公報の発明によれば、カテキン化合物の配
合は、その抗酸化性を利用して化粧料の貯蔵性、保存性
に貢献するのみならず、肌荒れ、しみ、そばかす、にき
び、かゆみ、あせも、おしめかぶれの改善にも有効であ
るとされている。
【0007】また本出願人は、特定の条件下にカテキン
類またはその属性体で染色を行うことにより、自然感あ
る独特の色調を有し、かつ抗菌・抗ウイルス性・抗アレ
ルギー性などの生理活性を有する染色繊維製品を得るこ
とに成功し、別途特許出願を行っている(特開平9−3
16786公報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カテキ
ン類を繊維材料や発泡体などの基材に担持させる使い方
をするとき、基材によっては円滑に担持できないことが
あり、また担持はできても、水分と接触したときにカテ
キン類がすみやかに失われて、効果の持続性が不足する
という問題点がある。カテキン類を流動物やプラスチッ
クスなどの基剤に配合する使い方をするときも、基剤に
よっては円滑に配合できないことがあり、また配合はで
きても、保存中にカテキン類が外液中に溶出したり、基
剤側の成分が変質したりすることがある。
【0009】効果の持続性を改善するため、カテキン類
をゼオライト、シリカ、アルミナ、ケイ酸カルシウム、
酸化チタンなどに担持させることも考えられるが、水分
と接触する使い方をしたときに依然としてカテキン類が
失われやすい上、カテキン類を担持させたこれらの無機
質粒子をさらに繊維材料や発泡体などの基材に担持させ
る使い方をしたときは、その担持物が脱離したり、基材
の風合を許容限度以上に変化させたりする傾向がある。
【0010】このように、用途によってはカテキン類が
本来の作用効果を充分には発揮できないことがあるの
で、この点を解決することが強く望まれている。またカ
テキン類に限らず、茶などに含まれるサポニン類、茶粉
末、茶抽出物、タンニン(酸)についても、同様の解決
を図ることが望まれる。
【0011】本発明は、このような背景下において、カ
テキン類、サポニン類をはじめとする機能性成分が、周
辺の環境にかかわらず、本来有するすぐれた作用効果を
最大限に発揮できるようにした機能性材料を提供するこ
と、またその機能性材料を用いた機能性材料複合体を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の機能性材料は、
カテキン類、サポニン類、茶葉粉末、茶葉抽出物および
タンニン(酸)よりなる群から選ばれた抗微生物性、生
理活性または脱臭性を有する機能性成分(A) を、水膨張
性粘土鉱物(B) に担持させた担持体(AB)からなるもので
ある。
【0013】本発明の機能性材料複合体は、カテキン
類、サポニン類、茶葉粉末、茶葉抽出物およびタンニン
(酸)よりなる群から選ばれた抗微生物性、生理活性ま
たは脱臭性を有する機能性成分(A) を、水膨張性粘土鉱
物(B) に担持させた担持体(AB)からなる機能性材料が、
さらに基材(C1)に担持または基剤(C2)に配合されている
ものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0015】〈機能性成分(A) 〉機能性成分(A) として
は、カテキン類、サポニン類、茶葉粉末、茶葉抽出物お
よびタンニン(酸)よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の抗微生物性、生理活性または脱臭性を有する成分
が用いられる。
【0016】このうちカテキン類としては、モノマー状
のものやオリゴマー状のものが用いられる(テアフラビ
ンも含まれる)。本発明において用いるカテキン類とし
て特に重要性の高いものは、カテキン類の濃度を高めた
茶由来のカテキン製剤である。茶カテキンの主たる成分
は、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレート、エ
ピカテキン、エピカテキンガレートなどであるが、個々
の成分に単離する必要はないので、これらの混合物から
なる茶カテキンを濃厚に含む製剤(殊に20%以上、好
ましくは25%以上含むもの)をそのまま好適に用いる
ことができる。市販の茶由来のカテキン製剤には30%
品、50%品、60%品、70%品、80%品、90%
品などがあるので、その入手は容易である。なおカテキ
ン類は、阿仙薬をはじめ茶以外の多種の植物にも含まれ
ているので、それらの植物由来のカテキン類を用いるこ
ともできる。
【0017】サポニン類のうち茶サポニンは、有機溶剤
や水を用いて茶葉や茶の種子からサポニンを含む成分を
抽出し、ついでカラムクロマトなどの手段を用いて繰り
返し精製を行うことにより取得できる。茶サポニンに
は、ステロイド系サポニン、トリテルペノイド系サポニ
ンなどがあるが、本発明の目的にはこれらをいずれも使
用することができる。サポニン類は、茶以外の多種の植
物、たとえば、ニンジン、チクセツニンジン、ダイズ、
サイコ、アマチャヅル、ヘチマ、オンジ、キキョウ、セ
ネガ、バクモンドウ、モクツウ、チモ、ゴシツ、カンゾ
ウ、サンキライなどにも含まれているので、そのような
植物からのサポニン類を用いることもできる。
【0018】茶葉粉末または茶葉抽出物としては、一番
茶・二番茶・三番茶・深むし、かぶせなどの茶の粉末ま
たは抽出物を用いることができる。
【0019】タンニン(酸)としては、市販の精製され
たタンニン酸を用いることができ、また五倍子、没食子
などタンニン酸含有天然植物の抽出物またはその半精製
物をそのまま用いることもできる。
【0020】〈水膨張性粘土鉱物(B) 〉水膨張性粘土鉱
物(B) としては、水を吸って膨張する性質を有する粘土
鉱物、たとえば、セピオライト、バーミキュライト、ベ
ントナイトなどがあげられ、そのほかセリサイト粘土や
水膨張性グレードのマイカも使用可能である。これらの
中では、特異な繊維状構造を有するセピオライトが特に
重要である。他の鉱物は層状構造を有する粘土鉱物であ
る。
【0021】上記のうちセピオライトは、含水マグネシ
ウムケイ酸塩で粘土鉱物の一種であるが、層状構造でな
く繊維状構造を持った鉱物である。色は、白色、灰色ま
たは茶褐色である。外観上は、繊維状以外に塊状、板
状、粘土状をしているものもあるが、顕微鏡で拡大すれ
ば繊維状の集まりになっていることがわかる。セピオラ
イトの理想的な化学構造は Mg8Si12O30(OH)4(OH2)48H2O で表わされるが、Si の一部がAl に置換したり、Mg
の一部が他の金属に置換されているのが通常である。セ
ピオライトの主たる産出国は、スペイン、中国、トル
コ、アメリカなどである。
【0022】セピオライトの特性値の一例は、真比重が
2.0〜 2.3程度、モース硬度が 2.0〜 2.5程度、繊維形
態の長さが 0.2〜2μm 程度、巾が100〜300オン
グストローム程度、厚みが50〜100オングストロー
ム程度、BET−N2 法による比表面積が200〜38
0m2/g程度であるが、産地や随伴鉱物によって異なる。
本発明の目的には、セピオライト含量に富むもの(たと
えば70重量%以上)であれば、産地や随伴鉱物の如何
にかかわらず用いることができる。
【0023】〈担持体(AB)、機能性材料〉本発明の機能
性材料は、上述の機能性成分(A) を上述の水膨張性粘土
鉱物(B)に担持させた担持体(AB)からなるものである。
なお、本発明の趣旨を損なわない範囲において、機能性
成分(A) 以外の成分(漢方生薬の粉末やエキス、抗ヒス
タミン剤などの薬効成分)や水膨張性粘土鉱物(B) 以外
の担体を付加的に併用することは特に支障とはならな
い。
【0024】水膨張性粘土鉱物(B) への機能性成分(A)
の担持は、水や有機溶剤などの媒体の存在下に両者を接
触させることによりなされる。なお後述の機能性材料複
合体を得るような場合には、予め水膨張性粘土鉱物(B)
に対する機能性成分(A) の担持操作を行わなくても、基
剤(C2)に機能性成分(A) と水膨張性粘土鉱物(B) との双
方を配合するときの配合操作中に機能性成分(A) を水膨
張性粘土鉱物(B) に担持させることもできる。
【0025】水膨張性粘土鉱物(B) への機能性成分(A)
の担持量は、水膨張性粘土鉱物(B)100重量部に対し
て1〜300重量部(好ましくは2〜200重量部、さ
らに好ましくは3〜150重量部)とするのが適当であ
る。機能性成分(A) の担持量が余りに少ないときは所期
の抗微生物性、生理活性、消臭性などの機能性が不足す
ることになり、一方機能性成分(A) の担持量が余りに多
いときは、水膨張性粘土鉱物(B) の担持能力を超えるこ
とになる上、コスト的にも不利となる。
【0026】機能性成分(A) を水膨張性粘土鉱物(B) に
担持させた担持体(AB)からなる機能性材料は、そのまま
で、あるいはこれを造粒、成形して、種々の用途に用い
ることができるが、次に述べる複合体の形態で実際の用
途に使うことも好ましい。
【0027】〈機能性材料複合体〉すなわち、本発明の
機能性材料複合体は、機能性成分(A) を水膨張性粘土鉱
物(B) に担持させた担持体(AB)からなる機能性材料が、
さらに基材(C1)に担持または基剤(C2)に配合されている
ものである。
【0028】担持体(AB)を基材(C1)に担持させるときの
基材(C1)としては、たとえば、繊維製品、スポンジ、フ
ィルム、シート、箔、紙、天然物、セラミックス、金属
などがあげられる。
【0029】このうち繊維製品の例としては、原繊維、
糸、パイル、綿状物、織布、編布、不織布、ネット、植
毛布などがあげられ、これらの裁断品であっても差し支
えない。繊維製品の材質は、木綿、麻、絹、羊毛などの
天然繊維であってもよく、ポリエステル、アクリル、ポ
リオレフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、ナ
イロン、ビニロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニ
ルなどの合成繊維であってもよい。天然繊維と合成繊維
との混紡品、交織品、交編品などであってもよい。ま
た、半合成繊維(アセテート等)、再生繊維(レーヨン
等)などであってもよい。
【0030】繊維製品の用途の例は、壁用シート、車用
のシート・床材、フィルター(空気清浄機、エアコンデ
ィショナー、真空掃除機等のフィルター)、マット、カ
ーペット、便器カバー、肌と接触する用途などである。
【0031】基材(C1)に対する担持体(AB)の担持は、た
とえば、担持体(AB)を適当なバインダーおよび溶媒(水
や有機溶剤)と混合して処理液を調製し(この際、漢方
生薬の粉末やエキス、抗ヒスタミン剤などの薬効成分を
添加することもできる)、基材を、ディッピング、ロー
ルコーティング、スプレー、プリント(印刷)などの方
法によってその処理液と接触させることにより行うこと
ができる。バインダーとしては、有機系のバインダーの
みならず、無機系のバインダーを用いることもできる。
【0032】基材(C1)に対する担持体(AB)の担持量は、
用途に応じて広い範囲から選択されるので、一概には決
められない。基材(C1)が繊維製品であるときは、繊維製
品100重量部に対し担持体(AB)を 0.1〜30重量部程
度担持させることが多い。その担持量が余りに少ないと
きは機能性が不足し、余りに多いときは繊維製品の風合
が損なわれる上、コスト高になるからである。ただし、
フィルターなど風合が要求されない用途には、さらに多
量の担持体(AB)を担持させることができる。
【0033】バインダーの使用量は、担持体(AB)を担持
させるに足る必要量とし、たとえば担持体(AB)の重量の
0.1〜5倍程度、殊に 0.2〜3倍程度とすることが多
い。バインダーの担持量が余りに少ないときは担持体(A
B)が剥落しやすくなり、一方余りに多いときは、担持体
(AB)の作用効果が円滑に発揮されなくなったり、基材(C
1)の風合が損なわれたりすることがある。
【0034】次に、担持体(AB)を基剤(C2)に配合すると
きの基剤(C2)としては、塗料、コーティング剤、コーキ
ング材、壁用塗工材、接着剤、粘着剤、化粧品、成形用
樹脂(溶融成形型、溶媒成形型、湿気硬化型、空気硬化
型、紫外線硬化型等)、ゴムまたはエラストマー、発泡
体用樹脂、水硬性組成物などが例示できる。配合とは、
ブレンド、内添、練り込みを含む概念である。上記のう
ち溶融成形型の成形用樹脂の代表例は、ポリプロピレ
ン、ナイロンなどである。
【0035】基剤(C2)に対する担持体(AB)の配合量は、
用途に応じて広い範囲から選択される。
【0036】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下、「部」、「%」とあるのは重量基準で表わし
たものである。
【0037】実施例1〜7 〈担持体(AB)、機能性材料〉機能性成分(A) として、次
のものを準備した。 ・(A-1) 緑茶粉末 ・(A-2) 茶カテキン30%品(エピガロカテキン、エピ
ガロカテキンガレート、エピカテキンおよびエピカテキ
ンガレートの合計量が約30%の茶由来のカテキン製
剤) ・(A-3) 純度70%の茶サポニン ・(A-4) 緑茶の熱水抽出物を乾燥した粉末 ・(A-5) 純度85%のタンニン酸
【0038】水膨張性粘土鉱物(B) として、次のものを
準備した。 ・(B-1) スペイン産の325メッシュ篩下のセピオライ
ト粉末 ・(B-2) 市販のバーミキュライト粉末 ・(B-3) 市販のベントナイト粉末
【0039】上記の機能性成分(A) を水に溶解ないし分
散させ、そこに上記の水膨張性粘土鉱物(B) を投入して
混合してから、乾燥させた。これにより、水膨張性粘土
鉱物(B) に所定量の機能性成分(A) が担持された粉末状
の担持体(AB)が得られたので、次のような抗微生物試験
を行った。
【0040】〈抗微生物試験1〉上記で得た担持体(AB)
につき、統一試験方法マニュアル(菌数減少率試験)に
従い、黄色葡萄状球菌Staphylococcus aureus ATCC 653
8Pに対する抗菌性を調べた。すなわち、滅菌試料布に試
験菌のブイヨン懸濁液を注加し、密閉容器中で37℃で
18時間培養後の生菌数を計測し、植菌数に対する増減
値を求めた。試料重量は 0.2gを採取した。結果を下記
および表1に示す。なお、無加工布は標準綿布を使用し
た。静菌活性値は、黄色葡萄状球菌に対して 2.2以上が
目安とされる。
【0041】 ・植菌数(A) は 1.9×104 、log A は 4.3 ・無加工布菌数(B) は 1.3×107 、log B は 7.1 ・log B - log A = 2.8 > 1.5 (試験は有効) ・殺菌活性値 = log A - log C ・静菌活性値 = log B - log C
【0042】
【表1】 担持体 (AB) 菌数 殺菌活性値 静菌活性値 (A) (B) log C log A-log B log B-log C 参考例1 (B-1)100% 5.7 -1.4 1.4 参考例2 (B-2)100% 6.9 -2.6 0.2 参考例3 (B-2)100% 6.6 -2.3 0.5 比較例1 (A-2)50%+(Zeo)50% 4.7 -0.4 2.4 比較例2 (A-2)50%+(SiO)50% 4.6 -0.3 2.5 比較例3 (A-2)50%+(CaS)50% 4.7 -0.4 2.4 実施例1 (A-1)50%+(B-1)50% 2.3 2.0 4.8 実施例2 (A-2)50%+(B-1)50% 2.3 2.0 4.8 実施例3 (A-3)50%+(B-1)50% 2.3 2.0 4.8 実施例4 (A-4)50%+(B-1)50% 2.3 2.0 4.8 実施例5 (A-5)50%+(B-1)50% 3.3 1.0 3.8 実施例6 (A-2)50%+(B-2)50% 4.0 0.3 3.1 実施例7 (A-2)50%+(B-3)50% 3.8 0.5 3.3 (Zeo) はゼオライト、SiO はシリカ、CaS はケイ酸カルシウムの各粉末。
【0043】表1から、セピオライト単独でも若干の静
菌性を有するが殺菌性は有しないこと、バーミキュライ
トまたはベントナイト単独の場合は静菌性をほとんど有
しないことがわかる。そして水膨張性粘土鉱物(B) に機
能性成分(A) を担持させた担持体(AB)は、(B) がセピオ
ライト(B-1) であるときに、静菌性が顕著にすぐれてい
るのみならず、殺菌性も奏することがわかる。(B) がバ
ーミキュライト(B-2)、ベントナイト(B-3) であるとき
も、セピオライト(B-1) ほどではないが、静菌性が良好
であることがわかる。
【0044】実施例8〜10 〈機能性材料複合体〉分子量3000のポリプロピレン
グリコール(ポリオール成分)100部、水(発泡剤)
6.5部に、トリエチルアミン(アミン系触媒) 0.1部、
有機金属化合物(金属系触媒)0.15部、少量のシリコー
ン系整泡剤、表1の担持体(AB)のうち下記のものを所定
量加えて混合してから、さらにトリレンジイソシアネー
ト(ポリイソシアネート成分75部を加えて混合した。
この混合物を直ちに容器に入れて反応を進め、さらに9
0℃の恒温槽内に30分間放置することにより、発泡倍
率85%前後のポリウレタン発泡体を得た。 ・緑茶粉末(A-1)50%+セピオライト(B-1) 50% ・茶カテキン30%品(A-2)50%+セピオライト(B-1) 50% ・茶サポニン70%品(A-3)50%+セピオライト(B-1) 50%
【0045】〈抗微生物試験2〉上記で得たポリウレタ
ン発泡体からなる機能性材料複合体につき、上述の抗微
生物試験1と同様にして試験を行った。結果を下記およ
び表2に示す。
【0046】 ・植菌数(A) は 2.5×104 、log A は 4.4 ・無加工布菌数(B) は 1.7×107 、log B は 7.2 ・log B - log A = 2.8 > 1.5 (試験は有効) ・殺菌活性値 = log A - log C ・静菌活性値 = log B - log C
【0047】
【表2】 担持体 (AB) 菌数 殺菌活性値 静菌活性値 (A) (B) log C log A-log B log B-log C 対照例 - - 5.5 -1.1 1.7 実施例8 (A-1)50%+(B-1)50% 2.6 1.8 4.6 実施例9 (A-2)50%+(B-1)50% 2.3 2.1 4.9 実施例10 (A-3)50%+(B-1)50% 4.8 -0.4 2.4 (注)ポリウレタン発泡体中の担持体(AB)の含有量は2%。試料は 0.2g。
【0048】実施例11〜13 〈抗カビ試験〉上述のポリウレタン発泡体のそれぞれ
に、寒天培地の溶液を付着させ、空気中に浮遊している
黒カビに対して抗カビ性能の比較評価を行った。カビ菌
の有無を調べる方法としては、寒天培地によるカビ菌の
増殖促進試験による目視観察の方法により、検査を実施
した。
【0049】カビ菌の培養溶液は、市販の変法GAM寒
天培地を使用し、フラスコ内で加熱溶解させてから自然
冷却したものを用いた。カビ菌は予め調整した黒カビ菌
溶液(100mg/500ml純水)を培地溶液1000ml
に 0.5mlずつ植え付けた。カビ菌の繁殖促進は、恒温恒
湿槽を利用して、35℃、95%RHにて7日間保持
し、観察した。結果を表3に示す。
【0050】
【表3】 担持体 (AB) 黒カビの 観 察 結 果 (A) (B) 発生度数 対照例 - - ++++ カビの発生大 参考例4 - (B)100% ++ カビが発生 比較例4 (A-2)50%+(Zeo)50% + 少しカビが発生 比較例5 (A-2)50%+(SiO)50% + 少しカビが発生 比較例6 (A-2)50%+(CaS)50% + 少しカビが発生 実施例11 (A-1)50%+(B-1)50% - カビの発生なし 実施例12 (A-2)50%+(B-1)50% - カビの発生なし 実施例13 (A-3)50%+(B-1)50% - カビの発生なし (注)ポリウレタン発泡体中の担持体(AB)の含有量は10%。
【0051】実施例11’〜13’ 上記表3の試験に用いたものと同様にして作製したポリ
ウレタン発泡体を水中に4日間浸漬した後、絞ってから
乾燥したものを供試体として用いて、上記と同様にして
抗カビ試験を行った。結果を表4に示す。
【0052】
【表4】 担持体 (AB) 黒カビの 観 察 結 果 (A) (B) 発生度数 対照例 - - ++++ カビの発生大 参考例4' - (B)100% ++ カビが発生 比較例4' (A-2)50%+(Zeo)50% ++ カビが発生 比較例5' (A-2)50%+(SiO)50% ++ カビが発生 比較例6' (A-2)50%+(CaS)50% ++ カビが発生 実施例11' (A-1)50%+(B-1)50% - カビの発生なし 実施例12' (A-2)50%+(B-1)50% + 少しカビが発生 実施例13' (A-3)50%+(B-1)50% - カビの発生なし (注)ポリウレタン発泡体中の担持体(AB)の含有量は10%。
【0053】実施例14〜16 〈消臭試験〉上記で得たポリウレタン発泡体を5mm厚み
にスライスして210mm×50mmの大きさのシートを切
り出して供試体とした。ほぼ立方体の1m3のボックス内
に、外部から操作できる小型強制送風機(三菱電機株式
会社製の「HC−P1(170W)」)を設置した。こ
の送風機に、上記の供試体をフィルターとしてセットし
たロートを管でつなぎ、ボックス内の雰囲気が供試体フ
ィルターを経て循環するようにした。ボックス内に設置
した吸煙機にタバコ5本を装着して同時着火させ、最初
の1本が燃え尽きた時点で吸煙機を停止し、残りのタバ
コは自然発煙させた。最後のタバコが燃え尽きた時点で
送風機の運転を開始し、運転5分後および60分後にガ
ス検知管(株式会社ガステック製の「アンモニア−N
o.3L」)を用いてアンモニア濃度を測定し、5分後
の濃度に比し60分後の濃度がどの程度減少しているか
で、次の算式により消臭率を求めた。結果を表5に示
す。 ・30分後消臭率= 100×(1−30分後濃度/5分後濃
度) ・60分後消臭率= 100×(1−60分後濃度/5分後濃
度)
【0054】
【表5】 (注)ポリウレタン発泡体中の担持体(AB)の含有量は2
%。
【0055】実施例17〜19 〈消臭試験〉上記で得たポリウレタン発泡体を5mm厚み
にスライスしてから、試料重量が1gとなるようにカッ
トして供試体とした。この供試体を5リットル容量のテ
ドラーバッグに入れ、バッグ内のガス量が3リットルに
なるようにアンモニアガスを導入してアンモニアガス濃
度が40ppm になるようにし、封をした。この状態で室
温(20℃)下に放置し、2時間後および24時間後の
アンモニア濃度を北川式検知管を用いて測定し、消臭能
力を評価した。結果を表6に示す。
【0056】
【表6】 担持体 (AB) アンモニア濃度(ppm) (A) (B) 0分後 2hr後 24hr後 ブランク (発泡体を入れない) 40.0 40.0 40.0 参考例6 - (B-1)100% 40.0 35.1 34.8 比較例10 (A-2)50%+(Zeo)50% 40.0 24.8 18.3 比較例11 (A-2)50%+(SiO)50% 40.0 29.1 23.3 比較例12 (A-2)50%+(CaS)50% 40.0 25.2 19.7 実施例17 (A-1)50%+(B-1)50% 40.0 11.2 0.7 実施例18 (A-2)50%+(B-1)50% 40.0 9.6 0.8 実施例19 (A-3)50%+(B-1)50% 40.0 8.0 0.4 (注)ポリウレタン発泡体中の担持体(AB)の含有量は2%。
【0057】実施例17’〜19’ 上記表6の試験に用いたものと同様にして作製したポリ
ウレタン発泡体を水中に4日間浸漬した後、絞ってから
乾燥したものを供試体として用いて、上記と同様にして
抗カビ試験を行った。結果を表7に示す。
【0058】
【表7】 担持体 (AB) アンモニア濃度(ppm) (A) (B) 0分後 2hr後 24hr後 ブランク (発泡体を入れない) 40.0 40.0 40.0 参考例6' - (B-1)100% 40.0 35.6 35.2 比較例10' (A-2)50%+(Zeo)50% 40.0 33.8 27.6 比較例11' (A-2)50%+(SiO)50% 40.0 37.3 30.1 比較例12' (A-2)50%+(CaS)50% 40.0 34.3 28.8 実施例17' (A-1)50%+(B-1)50% 40.0 14.7 1.8 実施例18' (A-2)50%+(B-1)50% 40.0 12.7 2.1 実施例19' (A-3)50%+(B-1)50% 40.0 11.4 1.5 (注)ポリウレタン発泡体中の担持体(AB)の含有量は2%。
【0059】実施例20〜23 市販の不織布に、実施例17〜19の担持体(AB)を水と
少量のバインダーを用いて含浸、乾燥して担持させたと
ころ、水洗によっても効果の低下が小さい持続性のある
機能性不織布(機能性材料複合体)が得られた。
【0060】実施例24〜25、比較例13〜16 ポリプロピレンのペレット80部に、セピオライト粉末
(B-1) に茶カテキン30%品(A-2) のカテキン純度を6
0%にまで高めた機能性成分(A-2')を重量比で1:1の
割合で担持させた担持体(AB)20部を配合して、まずマ
スターバッチを得た。ついでポリプロピレンのペレット
80部とこのマスターバッチ20部とを混合してから溶
融押出することにより、モノフィラメント状の成形物を
得た。次にこのモノフィラメントを用いて、ネット(空
調機用の全面フィルター)を作製した。これにより、基
剤(C2)の一例としてのポリプロピレンに担持体(AB)が練
り込み法により内添されたネット状の機能性材料複合体
が得られた(実施例24)。同様のことを、ポリプロピ
レンに代えてナイロン6についても行った(実施例2
5)。
【0061】比較のため、ポリプロピレン、ナイロン6
の98部にそれぞれ茶カテキン60%品(A-2')2部を配
合してモノフィラメントを成形し、ネットを作製した
(比較例13,14)。
【0062】さらに比較のため、実施例24〜25で用
いた担持体(AB)(セピオライト粉末(B-1) に茶カテキン
60%品(A-2')を重量比で1:1の割合で担持させたも
の)に代えて、ゼオライト粉末に茶カテキン60%品(A
-2')を重量比で1:1の割合で担持させたものを用いた
ほかは実施例24,25と同様にしてモノフィラメント
を成形し、ネットを作製した(比較例15,16)。
【0063】60℃の水道水を入れた容器に上記のネッ
トを水没するように浸し、マグネチックスターラーで水
を撹拌した。この状態で4日間水中浸漬を行い、取り出
した試料から部分的にサンプリングを行って、溶出の程
度を測定した。カテキン量の定量は、示差熱重量分析に
より行った。その結果、比較例13,14においては練
り込んだ茶カテキン60%品(A-2')の大部分が溶出し
て、有効成分であるカテキンの残留率がほぼゼロであ
り、比較例15,16においてはカテキンの残留率が1
5〜30%であったのに対し、実施例24,25におい
てはカテキンの残留率は50〜70%であることが確認
された。
【0064】
【発明の効果】上記の担持体(AB)からなる本発明の機能
性材料にあっては、機能性成分(A) が水膨張性粘土鉱物
(B) (殊にセピオライト)に担持された状態にある。水
膨張性粘土鉱物(B) は、臭気成分等の吸着作用、バイン
ダー作用、増粘作用、揺変作用を有するので、機能性成
分(A) を担持しやすい上、水分と接触する用い方をした
ときに機能性成分(A) を放しにくくし、徐放性、耐水
性、耐洗濯性などの性質を示すようになる。特に、繊維
状の形態を有する水膨張性粘土鉱物(B) であるセピオラ
イトを用いたときの効果が顕著である。
【0065】そのため、この担持体(AB)からなる機能性
材料をそのまま、あるいは造粒、成形して用いたり、こ
の担持体(AB)をさらに基材(C1)に担持または基剤(C2)に
配合して複合体として用いたとき、周辺の環境にかかわ
らず、カテキン類、サポニン類等の機能性成分(A) が本
来有する作用効果が最大限にかつ持続的に発揮される。
すなわち、機能性成分(A) の有する抗微生物性(殺菌
性、静菌性、抗カビ性、抗ウイルス性等)、生理活性
(抗アレルギー性等)、消臭性などの機能が、すぐれた
安定性、保存性、持続性、徐放性、遅効性、腸溶性など
の実用上の機能と共に発揮される。また、この担持体(A
B)を基材(C1)に担持させる使い方をしたときでも、水膨
張性粘土鉱物(B) の存在により担持体(AB)が容易には脱
落せず、しかも基材(C1)の風合を変化させにくい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K (72)発明者 佐野 昌隆 静岡県浜松市大山町4083−1 Fターム(参考) 4C080 AA03 BB02 BB05 BB08 CC01 HH09 JJ09 LL03 MM16 MM31 NN01 4C083 AA111 AA112 AB441 AB442 AC471 AC472 AC841 AC842 AD391 AD392 FF01 4H011 AA01 AA03 BA04 BB03 BB22 BC20 DA02 DC10 DD06 DF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カテキン類、サポニン類、茶葉粉末、茶葉
    抽出物およびタンニン(酸)よりなる群から選ばれた抗
    微生物性、生理活性または脱臭性を有する機能性成分
    (A) を、水膨張性粘土鉱物(B) に担持させた担持体(AB)
    からなる機能性材料。
  2. 【請求項2】水膨張性粘土鉱物(B) がセピオライト、バ
    ーミキュライトまたはベントナイトである請求項1記載
    の機能性材料。
  3. 【請求項3】水膨張性粘土鉱物(B) がセピオライトであ
    る請求項1記載の機能性材料。
  4. 【請求項4】カテキン類、サポニン類、茶葉粉末、茶葉
    抽出物およびタンニン(酸)よりなる群から選ばれた抗
    微生物性、生理活性または脱臭性を有する機能性成分
    (A) を、水膨張性粘土鉱物(B) に担持させた担持体(AB)
    からなる機能性材料が、さらに基材(C1)に担持または基
    剤(C2)に配合されている機能性材料複合体。
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