JPH039946Y2 - - Google Patents

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JPH039946Y2
JPH039946Y2 JP16034685U JP16034685U JPH039946Y2 JP H039946 Y2 JPH039946 Y2 JP H039946Y2 JP 16034685 U JP16034685 U JP 16034685U JP 16034685 U JP16034685 U JP 16034685U JP H039946 Y2 JPH039946 Y2 JP H039946Y2
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tooth
teeth
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cutting edge
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JP16034685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、不等ピツチを有する歯車を仕上げ加
工するためのシエービングカツタに関するもので
ある。
(従来の技術) ギヤノイズ対策の一つの手段として、歯車(ス
プロケツトを含む)のピツチを不等にすることの
効果が知られており、一部分野(例えば自動車産
業)において、そのような歯車の利用が図られて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかして従来、上記したような不等ピツチ歯車
を製造するには、ピツチを不等にしたピニオンカ
ツタを用いて加工するか、等ピツチで歯切りした
ワークを歯研にて仕上げて不等ピツチ化するかし
ていた。
ところで、従来のシエービングカツタは、第6
〜8図に示すように、円盤状の本体1の外周に等
ピツチで多数の歯2を設け、さらに各歯2に多数
条のセレーシヨン切れ刃3を設け、しかも、同一
の歯がワークの同一箇所に二度当りしないよう
に、該歯2はワークの歯数に対して奇数倍の歯数
となるように形成されたものであつた。したがつ
て、ピツチを不等にしたピニオンカツタで歯切り
したワークにシエービング加工を行なえば、ピツ
チは再度等ピツチ化されるため、不等ピツチの歯
車をシエービング加工で創成することは不可能と
されていた。このため、ピニオンカツタで不等ピ
ツチ化を図る場合には、該、ピニオンカツタでの
加工段階に止めてシエービング加工を省略せざる
を得ず、せいぜいJIS6〜7級程度の歯車の製造に
限定せざるを得ないという問題があつた。
また、歯研にてピツチを不等化する場合は、1
歯ずつピツチを変更して加工しなければならない
ため、1つの歯車の製造に長時間(20〜40時間)
を要し、量産ができないという問題があつた。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、不等ピツチ歯
車の製造を高精度かつ高能率に行えるシエービン
グカツタを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) このため、本考案は、歯車の正規歯面に対応す
るセレーシヨン切れ刃が欠損しておりかつ歯数が
等ピツチで歯切りされたワークの歯数と同一また
はそれの整数倍であるように構成したことを特徴
とする。
(作用) 上記のように構成したシエービングカツタにお
いて、正規歯面に対応するセレーシヨン切れ刃が
欠損しているため、シエービング加工は専ら前記
欠損したセレーシヨン切れ刃以外のセレーシヨン
切れ刃によりなされ、目的とする歯面の削り込み
が可能になる。また歯数がワークの歯数と同一ま
たはそれら整数倍であるため、同一の歯が必然的
にワークの同一箇所に当り、したがつてカツタの
欠損したセレーシヨン切れ刃に対応したワーク歯
面は、該刃の欠損程度に応じて常に加工されずに
残るか、あるいはわずか加工されて残り、ピツチ
が不等化されるようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面にもとづいて
説明する。
第1図は本考案にかゝるシエービングカツタに
より仕上げ加工される不等ピツチ歯車の形状の一
例を示したものである。本歯車Aは、L面が全て
正規歯面として形成され、R面が特定の歯番′,
′,′,′,′,′について、正規歯面よ
り所定深さlだけ削り込まれた歯面として形成さ
れている。この場合、′歯と′歯とのピツチは
正規ピツチより前記削り込み分lだけ増し、一方
′歯と′歯とのピツチは正規ピツチより前記削
り込み分lだけ減じた値となり、結局、各歯の累
積ピツチ誤差をとると、第2図に示すように、正
規の歯厚を有する歯番′,′,′,′の歯が
正側に変倚した特有のパターンが得られるように
なる。
しかして上記形状の歯車Aを仕上げ加工するシ
エービングカツタは、第3図に示すように、本体
11の外周に設けられた歯12のうち、歯車Aの
正規歯面に対応するセレーシヨン切れ刃13が欠
損状態とされている。より詳しくは、上記歯車A
の累積ピツチ誤差の正側に変倚する歯とその次の
歯との間に係合する歯12、すなわち前記歯車A
の′歯と′歯、′歯と′歯、′歯と′歯お
よび′歯と′歯間に係合する歯番,,,
の歯12は、第4図にも示すように、両側のセ
レーセレーシヨン切れ刃13が完全に欠損状態と
されており、またそれ以外の歯12、すなわち歯
車Aの′歯と′歯、′歯と′歯、′歯と
′歯、′歯と′歯、′歯と′歯および′歯
と′歯間に係合する歯番,,,,,
の歯12は片側のセレーシヨン切れ刃13のみ
が欠損状態とされている。
一方、本シエービングカツタの歯12の数は、
上記歯車Aの整数倍(こゝでは3倍)に設定され
ている。
かゝる構成により、予め等ピツチで歯切りされ
たワークに対し、本シエービングカツタを係合さ
せると、セレーシヨン切れ刃13が欠損状態とさ
れた歯12は、ワークの歯面にほとんど当らず、
加工は専ら正規のセレーシヨン切れ刃13を有す
る歯12によつてなされるようになる。しかして
該歯12の数はワークの歯数の整数倍とされてい
るため、ワークが回転しても同一の歯12がワー
クの同一歯面に係合し、この結果、第1図に示し
たごとき不等ピツチを有する歯車Aが仕上がるよ
うになる。
なお、上記実施例において、セレーシヨン切れ
歯全体を完全に欠損させる構成としたが、これに
代え、例えば第5図aに示すように、セレーシヨ
ン切れ刃13の上半分を切除した半セレーシヨン
切れ刃23としても良く、あるいは第5図bに示
すように、セレーシヨン切れ刃13を基端部ごと
切除して凹部24としても良いものである。そし
て前者の場合は半セレーシヨン切れ刃23によつ
てワーク歯面がわずか加工されることとなつて歯
車の歯面精度がより向上し、一方後者の場合は、
セレーシヨン切れ刃のワークに対する当りを完全
に回避し得て加工負荷の低減を達成できるように
なる。
また上記実施例において、歯12の数をワーク
の歯数の整数倍としたが、両者の歯数が同一であ
つても良いことはもちろんである。
さらに上記実施例において、歯切り済みのワー
クを用いたが、これに代え、歯切り後等ピツチ歯
を有するシエービングカツタにて加工したワーク
を用いることができ、この場合は歯車精度がより
向上するようになる。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案は、正規
歯面に対応するセレーシヨン切れ刃を欠損せしめ
る切りされたワークいめると共に歯数をワークの
歯数と同一あるいはそれの整数倍としたので、等
ピツチで歯切りされたワークに係合させるだけ
で、不等ピツチの歯車の仕上げ加工が可能にな
り、歯車の生産性が著しく向上しかつ歯車精度が
より向上する効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる特殊パターンシエービ
ングカツタの加工対象である歯車の形状の一例を
示す平面図、第2図はその歯車の累積ピツチ誤差
を示すグラフ、第3図は本考案にかゝるシエービ
ングカツタの形状の一例を示す平面図、第4図は
第3図に示すシエービングカツタのセレーシヨン
切れ刃の形状を示す断面図、第5図a,bはセレ
ーシヨン切れ刃の他の実施例を示す断面図、第6
図ないし第8図は従来のシエービングカツタの形
状を示したもので、第6図は平面図、第7図は斜
視図、第8図はセレーシヨン切れ刃の断面図であ
る。 12……歯、13……セレーシヨン切れ刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 歯車の正規歯面に対応するセレーシヨン切れ刃
    が欠損しておりかつ歯数が歯切りされたワークの
    歯数と同一またはそれの整数倍であることを特徴
    とする特殊パターンシエービングカツタ。
JP16034685U 1985-10-19 1985-10-19 Expired JPH039946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16034685U JPH039946Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16034685U JPH039946Y2 (ja) 1985-10-19 1985-10-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6268724U JPS6268724U (ja) 1987-04-30
JPH039946Y2 true JPH039946Y2 (ja) 1991-03-12

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ID=31085643

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