JPS625860Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS625860Y2
JPS625860Y2 JP11176883U JP11176883U JPS625860Y2 JP S625860 Y2 JPS625860 Y2 JP S625860Y2 JP 11176883 U JP11176883 U JP 11176883U JP 11176883 U JP11176883 U JP 11176883U JP S625860 Y2 JPS625860 Y2 JP S625860Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
tool
gear
helical gear
spur gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11176883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6017918U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11176883U priority Critical patent/JPS6017918U/ja
Publication of JPS6017918U publication Critical patent/JPS6017918U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS625860Y2 publication Critical patent/JPS625860Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear Processing (AREA)
  • Turning (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本発明はヘリカルギヤの歯面側縁部の面取工具
に関する。
一般に、ホブ、ピニオン等の歯切工具で加工さ
れた歯車の各歯の歯面側縁部には所謂かえりが生
じ、このかえりは歯車のトルク伝達に悪影響をお
よぼす他、そのかえりの噛み込みに伴い歯車歯面
に疵をつけたり、時には歯を欠損せしめたりする
のみならず大きな騒音を発生する等極めて好まし
からざる結果を生じる。従つて、一般的には歯切
加工後に必ず面取加工を施している。
ところで、この種歯車の歯面側縁部の面取工具
としては、特公昭51−20756号公報が特開昭55−
164420号公報に開示されたものが知られている。
殊にヘリカルギヤにおいては上記前者の公報に
も開示されている如く、歯面の鋭角コーナ側の側
縁部にかえりが生じるために、この鋭角コーナ側
縁部のみを面取加工するように構成するのがよ
い。
そこで前者公報所載技術では、平歯車様の面取
工具と加工されるヘリカルギヤとを第1図図示の
如く同一回転平面内で噛合させたもとに、いずれ
か一方を駆動せしめることによつて鋭角コーナ側
縁の面取加工をしている。その際、両者の回転軸
心は交叉していないので、第2図に示す如く面取
工具1の歯2の歯面3とヘリカルギヤ4の歯5の
歯面6とが交叉した状態で噛合回転するため両歯
面3,6間において歯面に沿つた滑りを生じ、予
め熱処理にて高硬度にされた面取工具1の歯2に
よつて未熱処理のヘリカルギヤ4の鋭角コーナ側
の歯車側縁部7が塑性変形により押しつぶされ第
3図の如く面取cの加工がなされた。尚、図中W
は加工される変形量を示している。
ところで、この種ヘリカルギヤの歯側面取工具
においては、モジユール、圧力角、ねじれ角が同
一の被加工歯車に対しては、1つの面取工具での
共用範囲は比較的広いが、ねじれ角が左右逆の場
合には面取工具の作用する歯面が逆になるため共
用できない。即ち、前記第2図において3が作用
側歯面で3′が反作用側歯面である。従つて、反
作用側歯面3′のコーナ部はヘリカルギヤ4の歯
5との干渉を避けるために逃がし面8として切除
されている。
この為、従来では右ねじれ歯用と左ねじれ歯用
の面取工具が必要であり、工具費の高騰、工具管
理の繁雑さ等の欠点がある。
本発明は上記従来技術における欠点に鑑み、右
ねじれ、左ねじれのいずれのヘリカルギヤであつ
ても加工できる面取工具を提供することを目的と
し、その特徴とするところは、加工されるヘリカ
ルギヤの軸直角断面でのモジユールに等しいモジ
ユールを有する平歯車状工具における各歯の一歯
面側の左右両コーナ部を切除して成る2枚の平歯
車状工具を、それぞれの切除されたコーナ部が相
反する歯面側に位置するように、かつ前記ヘリカ
ルギヤの歯のねじれ角に対応した位相差をもたせ
たもと、前記ヘリカルギヤの歯巾に対応したスペ
ーサの両端面に着脱可能に装着してなるヘリカル
ギヤの歯側面取工具にある。
以下本発明を図示の実施例に基いて詳細に説明
する。
第4図において、10は面取工具で1対の平歯
車状工具11,11とスペーサ12とから構成さ
れ、前記平歯車状工具11は加工されるヘリカル
ギヤの軸直角断面でのモジユールを有する板状平
歯車として形成され、各歯13の一歯面14側の
左右両コーナ部が逃がし面15として第5図の如
く切除されて後、適宜の熱処理によつて高硬度に
焼入される。
このようにして形成された一対の平歯車状工具
11,11は加工されるヘリカルギヤの歯巾に対
応した厚みBを有するスペーサ12の両端面に、
前記切除された逃がし面15が相反する歯面側に
位置するようにかつ、前記ヘリカルギヤの歯のね
じれ角に対応した位相差をもたせてボルト16に
よつて固定されている。
尚、前記1対の平歯車状工具11,11の一方
の該工具における側面には前記スペーサ12への
固定用ネジ孔17が設けられ、他方の該工具の側
面には前記ネジ孔17に対して両工具11,11
が位相差をつけうるように円弧状長孔18が設け
られており、両工具の中心部には機械への取付用
中心孔19が貫通している。
次に以上のように構成してなる本発明に係る面
取工具10での加工方法について説明すると、ま
ず左ねじれのヘリカルギヤ20を加工する際に
は、第6図aに示すように左右の平歯車状工具1
1a,11bをヘリカルギヤ20の鋭角コーナ側
歯面に、作用面21がそれぞれ対向するようにス
ペーサ12に装着して行なう。
次に右ねじれのヘリカルギヤ20′を加工する
際には、第6図bに示すように上記左右の平歯車
状工具11a,11bをそれぞれ左右入れかえて
やるだけで、作用面21が反転したこととなる。
即ち、従来の如く平歯車状工具の歯の一歯面に
おける一方のコーナ部にのみ逃がし面を設けた際
には左右の平歯車状工具を入れかけても、逃がし
面を設けていないコーナ部がヘリカルギヤの歯面
に干渉するが、本発明の工具においてはそれが生
じない。
以上詳述したように本発明によれば、平歯車状
工具の歯の一歯面側における左右両コーナ部に逃
がし面を設けてやるだけで、左右いずれのねじれ
方向のヘリカルギヤであつても、前記平歯車状工
具のスペーサへの取付位置を左右入れかえるのみ
で1つの面取工具にて加工することができる。
加えて、前記平歯車状工具の作用面の両コーナ
部を利用することとなるので、従来の一方のコー
ナ部しか利用できないものよりも工具の利用効率
が改善されることから、全体的には工具寿命の延
長がはかれる等、格別の作用効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の面取工具と被加工歯車との噛合
状態を示す一部省略正面図、第2図は第1図にお
ける噛合状態での平面投影要部拡大図、第3図は
面取加工された歯の斜視図、第4図は本発明の面
取工具の断面図、第5図は第4図における平歯車
状工具の説明図、第6図aは本発明の面取工具に
よる左ねじれヘリカルギヤの加工要領説明図、同
図bは右ねじれヘリカルギヤの加工要領説明図で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加工されるヘリカルギヤの軸直角断面でのモジ
    ユールに等しいモジユールを有する平歯車状工具
    における各歯の一歯面側の左右両コーナ部を切除
    して成る2枚の平歯車状工具をそれぞれの切除さ
    れたコーナ部が相反する歯面側に位置するよう
    に、かつ前記ヘリカルギヤの歯のねじれ角に対応
    した位相差をもたせたもと、前記ヘリカルギヤの
    歯巾に対応したスペーサの両端面に着脱可能に装
    着してなるヘリカルギヤの歯側面取工具。
JP11176883U 1983-07-18 1983-07-18 ヘリカルギヤの歯側面取工具 Granted JPS6017918U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11176883U JPS6017918U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 ヘリカルギヤの歯側面取工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11176883U JPS6017918U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 ヘリカルギヤの歯側面取工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6017918U JPS6017918U (ja) 1985-02-06
JPS625860Y2 true JPS625860Y2 (ja) 1987-02-10

Family

ID=30259369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11176883U Granted JPS6017918U (ja) 1983-07-18 1983-07-18 ヘリカルギヤの歯側面取工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6017918U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6017918U (ja) 1985-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013000879A (ja) 複数の異なるかさ歯車の予備歯切り方法および同一のフライス工具の使用方法
JP2003019621A (ja) 歯車端面歯縁の面取り、ばり取り用工具
CA2517724A1 (en) Method, bar blade, and use thereof for milling spiral bevel gears and hypoid gears
JPS625860Y2 (ja)
US3220311A (en) Relief shaving
JP3508966B2 (ja) 歯車の転造方法および装置
RU2343048C1 (ru) Способ обработки зубьев зубчатых колес со снятием фасок на их торцах
JP2001252823A (ja) 鼓形ウオームの歯切り方法
JP2547999Y2 (ja) ローリングツール
JPS62207527A (ja) かさ歯車の製造方法
JPS5943254B2 (ja) 平歯車を製作又は加工する装置
RU71580U1 (ru) Зубофасочная головка для образования фасок по всему контуру зубьев на торцах зубчатых колес
JPS618221A (ja) 面取刃付シエ−ビングカツタ
JPH039946Y2 (ja)
JPH0785845B2 (ja) シェービングカッタ
JP2772535B2 (ja) ヘリカルギヤの仕上加工方法
JPS6071117A (ja) 歯車の歯先面取方法
JPH0611715Y2 (ja) 内歯歯車加工用ブローチ
JPH0137799Y2 (ja)
US3564968A (en) Method of shaving gears
JPS61252020A (ja) 歯車面取りカツタ
JP2022182378A (ja) 歯車加工方法
JPH0618742Y2 (ja) ヘリカルギア用面取り工具
JPH0513463Y2 (ja)
JPS5940576B2 (ja) シエ−ビングカツタ