JPH0398649A - 洗米機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、炊飯前に米を洗う洗米機に関する．〔従来
技術〕 従来の洗米機は、洗米槽内に底部から上方に向けて洗米
兼排出用の筒体を設け、その筒体の下端吸引口をこモー
タにより駆動する洗米スクリュウを配置し、筒体途中に
形成する連道口を開閉する切換弁を配設することにより
洗浄水を洗米槽内と排出側とに切換る構成としていたく
実開昭５７−１８１３４３号公報〉． 〔発明が解決しようとする課題〕 このため、洗米が完了して切換弁を操作することにより
排出側にて洗浄水とともに米は筒体を上昇しながら筒休
出口より排出させることができるが、切換弁による連通
口閉鎖が完全でなく，排出が不良となる虞れがある．即
ち、洗米工程においても洗浄水とともに米は筒体内を循
環流動するものであり、筒体内に米が残留するままに切
換弁を動作される場合もあって、この切換弁動作が不完
全となり、連道口周縁部と切換弁との間に米を噛み込ん
だ状態となって筒体の排出通路が初期どおりに形或され
得ないこととなるためである。

〔課題を解決するための手段〕

・この発明は上記の欠点を解消しようとし，次の技術的
手段を講じた。即ち、米と洗浄水とを張り込む洗米槽１
内に、下部側を導入部となし上部側又は側部には複数の
案内筒１０及び１工入口を形戒するケーシング３，４を
設け、このケーシング３，４内には回転切換に伴って正
逆方向に異なる旋回水流を起こす回転体１２を設け、上
記案内筒の一方１０は回転体１２の正転によって生じる
旋回水流の一部を導入可能となし、他方１１は回転体１
２の逆転によって生じる旋回水流の一部を導入可能にそ
れら入口を沿わせて形成すると共に、このうち案内筒の
一方１０は上記洗米槽ｌ内の洗浄水と米とを上記洗米槽
ｌ内において旋回流動させるべく吐出筒体２０を当該槽
１内に開放し、他方１１は排出用筒体２２を介して機外
開放してなる洗米機の構成とする。

〔発明の作用及び効果〕

ケーシング３，４内の回転体１２の正転によってその周
囲に旋回水流が生じ、その一部は案内筒の一方１０から
入口からこの案内筒１０内に吐出される．同時に下方の
導入部からは新たに洗浄水と米とが導入されて、このケ
ーシング内部はポンプ作用を行なう。又，案内筒１０か
ら吐出筒体２０に移行した洗浄水及び米はその吐出口か
ら勢いよく吐出され、洗米槽１内に旋回流を生じるため
、米も水流とともに活発に旋回して洗浄される。

又、所定の洗米作用が終了すると，回転体１２を逆回転
させる．ケーシング３，４内において、上記と同様のポ
ンプ作用が生じるが，旋回流の方向が逆であるため、下
方の導入部からの洗浄水と米とによる旋回水流の一部は
他方の案内筒１工に向けて吐出される。この案内筒１１
は機外取出用の排出筒体２２に接続されてあるため、適
宜回収することによって洗米を取り出し得るものである
。

このように、回転体１２の回転方向を正逆に切り替える
ことによってケーシングに接続された複数の案内筒１０
又は１１のうち所定の案内筒に向けて旋回水流乃至米を
取り出し得るものとなって、従来のような切換弁の操作
を不要ならしめ、案内切換が確実となる． 〔実施例〕 この発明の一実旅例を図面に基づき説明する．ｌは洗米
槽で、上半部は円筒形に下半部は逆円錐形に形或され、
上面を円形に開放した機枠２内に装着されている．この
洗米槽１の下半部側には上下の２つ割部材からなるケー
シング３，４を設けている６一方のケーシング３は、軸
承部に形成されて洗米槽１底部に固定されるボス部分５
と、このボス部分５から洗浄水等を導入する空間６を隔
てて筒状に形成されその延長上部は碗型に或型されたケ
ーシング部分７とからなり，他方のケーシング４は、内
部空洞の円錐形状に或型され，上記ケーシング部分７に
嵌合固定されている．尚、ケーシング４内周には環凸条
８を形戒して上記ケーシング部分７の碗型部分とよりド
ーナツ状の空間９を形或している． １０は上記ドーナツ状空間９の接線方向に治わせて連通
すべく延長状態に設ける循環用案内筒、１１はこの循環
用排出筒１０と同形態であって上記ドーナツ状空間９の
接線方向に沿うよう形成する排出用案内筒であり、両者
は平行となるようケーシング４上部に一体戊型されてい
る。このうち＠環用案内筒１０はドーナツ状空間９の矢
印イ方向の旋回流の一部を取り込み得るものであり、他
方の排出用案内筒１１は逆矢印イ方向の旋回流の一部を
取り込み得る構成である。

１２は上記の正逆の旋回流を発生するための同転体で、
ケーシング３のボス部分５に回転自在に支架された軸ｌ
３の上端に、前記ケーシング部分７の碗型部内に位置す
べく固着支持されている。

この回転体１２には逆円錐形のボス部材の外周放射方向
に複数枚（実施例では８枚）の翼板１４，ｔ４・・・が
一体的に或型され、正回転によって矢印イ方向の旋回流
を起こし、逆回転によって逆矢印イカ向の旋回流を起こ
すものである。尚，軸１３下端部には連動プーり１５を
設け、機体２下部に設置した正逆転駆動モータ１６のプ
ーリｌ７とベルト掛け連動させてある。

上記循環用案内筒１０と排出用案内筒ｌ１とには夫々可
撓性のパイプ１８．１９が接続され、このうちパイプ１
８の先端側には洗米槽１の上半部内壁に固着された吐出
筒２０に接続される．一方、排出用案内筒１１側のパイ
プ１９には，機体２上壁２１に固定された補助接続筒を
介して逆Ｊ型の洗米排出筒２２に接続されている． ２３は上記機体上壁２１部に設けられ水道用ホース（図
示せず）端部を接続できる接続筒，２４は洗米槽１上部
に設けるオーバフローロで排水筒２５に連通し洗米槽ｌ
内水量を所定量以下に維持させる。洗米槽１の底部には
排水孔２６と排水弁２７を設け、機外ハンドル２８操作
によって該排水弁２７を開き洗米槽１内の洗浄水排出を
行なう構成である． ２９は機外に配設する制御盤で，正逆転駆動モータｌ６
の起動及び非常時の停止を行なう起動スイッチ３０．″
Ｍ転中任意の時間でモータ停止するための洗米停止スイ
ッチ３１、正転運転時間を任意に設定するタイマ３２，
パワインジケータ３３等を備える． ３４は機枠工の上面の円形開口部に対応して載せる洗米
回収用ザルである． 上例の作用について説明する。

所望量の米を洗米槽１に投入し，それに見合う洗米時間
をタイマ３２によって設定しておく．水道水等を供給状
態としながらこの洗浄水が所定以上に達すると起動スイ
ッチ３０をＯＮする．駆動モータ１６は先ず正転を開始
し、回転体１２は回転しドーナツ状空間９内において矢
印イ方向の旋回水流を生じさせる．この旋回水流の一部
は循環案内筒１０内に入る一方、ケーシング３の筒状下
方から洗浄水が洗米を連れて導入され、結局回転体１２
の回転によってドーナツ状空間９内にポンプ作用が生じ
，洗米と洗浄水とを次々に循環案内筒１０側へ送り出す
。つまり、川の流れに逆らう方向に筒先端をのぞませて
その一部を導入する要領である．このとき川の流れに沿
って筒を沿わせると水は導入しない原理から、排出案内
筒１１側にはほとんど洗浄水等は導入されない．このよ
うに送り出された洗米と洗浄水とはパイプ１８，吐出筒
２０をへて洗米槽ｌ内に戻り、この吐出圧力によって洗
米槽１内において旋回流が生じて、米を洗浄できるもの
である． ドーナツ状空間９内において，回転体１２の翼板１４，
１４・・・は主として洗浄水の旋回上昇（第２図点線）
に寄与し，米は重量の関係から遠心力が大であって主と
して該空間９一部を形成するケーシング３の碗型部分に
偏って旋回しつつ上昇する（同図実線）から、翼板１４
，１４・・・と当該ケーシング３との間隙を所定口に確
保することにより翼板１４との衝突に伴う米の損傷を少
なくできる。尚、同図中一点鎖線は過剰水流の移行状態
を示す。

タイマ３２による設定時間が経過すると，駆動モータｌ
６は自動的に停止し、逆回転に切り替わる。回転体１２
がドーナツ状空間９内において矢印イ方向とは逆の旋回
水流を生じさせる．この旋回水流の一部は排出案内筒ｌ
１側に導入される。

予め機体ｌ上部の開放部にザル３４を受けておくと、洗
米と洗浄水とがバイプ１９，洗米排出筒２２を介して排
出され，一旦当該ザル３４に受けられ水切りされる。洗
浄水は洗米槽ｌ内に戻される．このような排出工程は制
御装置に予め設定した時間行なわれる。この排出工程に
入る前にブザーで警報すれば作業員は水道水の遮断や上
記ザル３４の設定等の処理を容易に行なうことができる
。

洗米槽１内に残る洗浄水は、ハンドル２８操作によって
徘水弁２７が開き排水孔２６を経て除去される。

このように駆動モータ１６の正逆点切換に伴って異なる
案内筒１０又は１１に旋回水流と洗米とを導入できるも
のであるから切換弁等の複雑な機構を要さず構成の簡単
化がはかれ、かつ各切換が確実である。

上記実施例のケーシング４において，環凸条８を形成し
てその内周部にドーナツ状空間９を形或したが、このド
ーナツ状空間９の一部を閉鎖する仕切壁３５．３５を形
戊することにより＠環乃至排出の各案内筒１０．１１へ
の導入効率の拡大がはかれる． 第９図〜第１１図は別実施例を示す．下端に導入口を形
威した長い筒体３６の上部にケーシング３７を設け、こ
のケーシング３７内に回転体１２を配設し，これの支持
軸３８を上方に突出させ正逆転駆動モータｌ６に直結し
てなるもので、ケーシング３７外周に循環用吐出筒３９
と機外排出用筒４０を接続している．このように構成す
ると洗米槽１下端に排水弁４１を設置でき排水を完全に
行なえる等の利点がある。

第工２図，第１３図は更に他の実施例を示す。

同転体１２の軸１３上端延長部４２にフリー回転しうる
逆椀状の円盤体４３を．その外周にその一部に切欠部４
４を形或して設けてある．回転体１２による正転側旋回
水流によってフィン部４５，４５が圧力を受け，上記円
盤体４３はストツバ４６の接当する範囲に回動して止ま
り，丁度上記切欠部４４が楯環用案内筒１０入口に一致
して連通しうるものとなり、他方，排出用案内筒１１の
入口一部は、前記円盤体４３の周縁における下方延長部
４３ａでもって閉鎖され逆吸い込みを防いでケーシング
４下方からの吸い込み効率を適正に維持させる効果があ
るものである．尚、回転体１２が逆転する場合は，円盤
体４３も連れ動き、排出用案内筒ｌ１の入口に切欠部４
４が一致すべくストツバ４７が作用すると共に，円盤体
４３の下方延長部４３ａでもって＠環用案内筒１０人ロ
一部を閉鎖し、排出側とは反対側からの吸い込みを防い
でポンプ効率の低下を防止するものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第ｌ図は一部展
開せる全体正断面図、第２図は要部の正断面図、第３図
はその平面図，第４図は全体正面図、第５図はその平面
図、第６図は作用説明書、第７図は回転体の断面図、第
８図はその平面図，第９図〜第１１図は第２実施例を示
し、第９図は全体正断面図、第１０図は要部の平断面図
、第１１図は第１０図Ａ−Ａ線断面図，第１２．１３図
は第３実施例を示し，第１２図は要部の正断面図、第ｌ
３図は要部の斜視図である． 図中、ｌは洗米槽、３，４はケーシング、９はドーナツ
状空間、１０は＠環用案内筒、１１は排出用案内情，１
２は回転体，１３は軸、１４，１４・・・は翼板、１８
．１９はパイプ、２０は吐出筒、２２は洗米排出筒，２
７は排水弁、２９は制御盤，３０は起動スイッチ，３２
はタイマ、３４はザルを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）米と洗浄水とを張り込む洗米槽１内に、下部側を
   導入部となし上部側又は側部には複数の案内筒１０及び
   １１入口を形成するケーシング３、４を設け、このケー
   シング３、４内には回転切換に伴って正逆方向に異なる
   旋回水流を起こす回転体１２を設け、上記案内筒の一方
   １０は回転体１２の正転によって生じる旋回水流の一部
   を導入可能となし、他方１１は回転体１２の逆転によっ
   て生じる旋回水流の一部を導入可能にそれら入口を沿わ
   せて形成すると共に、このうち案内筒の一方１０は上記
   洗米槽１内の洗浄水と米とを上記洗米槽１内において旋
   回流動させるべく吐出筒体２０を当該槽１内に開放し、
   他方１１は排出用筒体２２を介して機外開放してなる洗
   米機。