JPH0398230A - 電磁継電器の接点開閉機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電磁継電器の接点開閉機構に関し、特に固定接
点の形状を改善した電磁継電器の接点開閉機構に関する
。

〔従来の技術〕

従来、この種の電磁継電器の接点開閉機構はツイン可動
接点ばねと固定接点およびツイン可動接点ばね駆動用の
スタッドとを有している。

第４図はかかる従来の一例を示す電磁継電器の接点開閉
機構の斜視図である。

第４図に示すように、従来の接点開閉機構は一端が可動
接点ばね端子１６に固定され且つ他端側に可動接点１１
Ａ，１１Ｂを有するツイン可動接点ばね１２と、可動接
点ｌｌＡ，ＩＩＢに対向して配置した固定接点１３を有
する固定接点端子１４と、ツイン可動接点ばね１２の固
定接点側に配置されたスタッド１５とを設けている。こ
のツイン可動接点ばね１２には、固定接点１３側に予備
圧力が加えられている。また、スタッド１５はコイルを
巻回した鉄心（図示省略）とこの鉄心に磁気接続したヨ
ーク（図示省略）とが形或する磁気回路により移動する
可動ブロック等に連結しており、この可動ブロック等の
動きと共に移動するように配置される。

第５図（ａ），（ｂ）はそれぞれ第４図に示す接点開閉
機構の動作を説明するための閉状態および開状態の模式
図である。

第５図（ａ）に示すように、スタッド１５がツイン可動
ばね１２から離れた位置にあるときは、可動接点ばね１
２の予備圧力により固定接点１３と可動接点１１Ａ，Ｉ
ＩＢとは閉成している。

また第５図（ｂ）に示すように、可動接点ばね１２の近
傍に配置した可動ブロックが移動すると、スタッド１５
は可動接点ばね１２を押し上げ、可動接点１３と可動接
点１１Ａ，ＩＩＢとは開放されるので、接点の切換えが
行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の電磁継電器の接点開閉機構は、可動接点
と固定接点とが当接する場合、接点の摺動量が少ないた
め、電流供給の開閉によって生ずる有機化合物の粉が当
接面に付着あるいは蓄積され、接点の接触障害を起こし
易いという欠点がある。

本発明の目的は、かかる接点の接触障害を防止し、もっ
て接点の信頼性を向上させることのできる電磁継電器の
接点開閉機構を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電磁継電器の接点開閉機構は、長手方向の一端
を固定し且つ他端に２個の可動接点を有するツイン可動
接点ばねと、前記ツイン可動接点ばねの可動接点に対向
して配置され且つ表面にＶ字形状の突起又は窪みを設け
た固定接点と、前記ツイン可動接点ばねの近傍に配置さ
れる駆動用のスタッドとを有し、前記スタッドを駆動す
ることによりＶ字形状をした前記固定接点の各スロープ
に前記ツイン可動接点ばねのそれぞれの接点が当接する
ように構成される。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。

第１図は本発明の第一の実施例を示す電磁継電器の接点
開閉機構の斜視図である。

第１図に示すように、本実施例は一端を中立固定端子６
に固定し且つ他端２Ａ，２Ｂに２個の可動接点ＩＡ，］
．Ｂを有するツイン可動接点ばね２と、固定接点端子４
に取付けられ且つ可動接点ＩＡ，ＩＢに対向して配置さ
れる固定接点３と、可動接点ばね２を駆動するために固
定接点３側に配置されたスタッド５とから構成されてい
る。特に、固定接点３にはＶ字形状の窪み３Ｃが形戒さ
れ、２個の可動接点ＩＡ，ＩＢがそれぞれ固定接点３の
Ｖ字形状窪み３Ｃのスロープ３Ａ，３Ｂに当接する。尚
、上述した可動接点ばね２は固定接点３側に予備圧力が
加えられている。

一方、スタッド５は前述した従来例と同様にコイルを巻
回した鉄心とこの鉄心に磁気接続したヨークとが形成す
る電磁回路により移動する可動ブロック等に連結してお
り、可動ブロック等の動きと共に移動するように配置さ
れている。

第２図（ａ＞，（ｂ）はそれぞれ第１図に示す接点開閉
機構の説明するための閉状態および開状態の模式図であ
る。

第２図（ａ）に示すように、スタッド５が可動接点ばね
２から離れた位置にあるときは、可動接点ばね２の予備
圧力により固定接点３と可動接点ＬＡ，ＩＢとが閉威し
ている。

一方、第２図（ｂ）に示すように、可動接点ばね２の近
傍に配置した可動ブロックが移動すると、スタッド５が
可動接点ばね２を押圧し、固定接点３と可動接点ＩＡ，
ＩＢとを開放し、接点の切換えが行われる。

ここで、上述した固定接点３には、■字形状の窪み３Ｃ
が形成されており、それぞれのスロープ３Ａ，３Ｂに可
動接点ＩＡ，ＩＢが当接する位置関係にあるため、可動
接点ＩＡ，ＩＢと固定接点３間に生ずる圧力の変化によ
り、可動接点ばね２の先端部２Ａ，２Ｂの姿勢が矢印方
向に変化する。従って、当接ポイントが移動することに
より、大きな接点摺動量を得ることができる。

第３図は本発明の第二の実施例を示す電磁継電器の接点
開閉機構の斜視図である。

５ ６ 第３図に示すように、本実施例は前述した第一の実施例
と比較すると、固定接点３のＶ字状窪み３Ｃに代えて、
固定接点３の表面をＶ字形の突起を有する形状とした例
である。かかる形状により、本実施例も前述した実施例
と同等の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の電磁継電器の接点開閉機
構は、固定接点表面にＶ字形状の突起又は窪みを設け、
且つそれぞれのスロープにツイン可動接点ばねの接点を
当接する構造とすることにより、接点摺動量が増加ずる
ため、電流供給のオン・オフによって生ずる有機化合物
が付着したり蓄積されたりするのを防止することができ
、接点の信頼性を向上させることができるという効果が
ある。

（ｂ）はそれぞれ第１図に示す接点開閉機構の動作を説
明するための閉状態および開状態の模式図、第３図は本
発明の第二の実施例を示す電磁継電器の接点開閉機構の
斜視図、第４図は従来の一例を示す電磁継電器の接点開
閉機構の斜視図、第５図＜ａ＞，（ｂ）はそれぞれ第４
図に示す接点開閉機構の動作を説明するための閉状態お
よび開状態の模式図である。

ＬＡ，ＩＢ・・・可動接点、２・・・可動接点ばね、３
・・・固定接点、３Ａ．３Ｂ・・・スロープ、３Ｃ・・
・Ｖ字状窪み、４・・・固定接点端子、５・・・スタッ
ド、６・可動接点ばね端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長手方向の一端を固定し且つ他端に２個の可動接点を有
   するツイン可動接点ばねと、前記ツイン可動接点ばねの
   可動接点に対向して配置され且つ表面にＶ字形状の突起
   又は窪みを設けた固定接点と、前記ツイン可動接点ばね
   の近傍に配置される駆動用のスタッドとを有し、前記ス
   タッドを駆動することによりＶ字形状をした前記固定接
   点の各スロープに前記ツイン可動接点ばねのそれぞれの
   接点が当接するようにしたことを特徴とする電磁継電器
   の接点開閉機構。