JPH039788Y2 - - Google Patents

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JPH039788Y2
JPH039788Y2 JP1067287U JP1067287U JPH039788Y2 JP H039788 Y2 JPH039788 Y2 JP H039788Y2 JP 1067287 U JP1067287 U JP 1067287U JP 1067287 U JP1067287 U JP 1067287U JP H039788 Y2 JPH039788 Y2 JP H039788Y2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、排ガスを濾過するフイルタを支持す
るフイルタ支持盤を段部によつて横架させ載置す
ることにより、上下2室に区画される缶体を有し
て、前記排ガスが下方側の前記室から上方側の前
記室に前記フイルタを介して流れ込むことにより
除塵される濾過除塵装置に関し、より詳しくは前
記フイルタ支持盤の浮き上がりを防止する技術に
関するものである。
(従来の技術) 例えば、原子力発電所等の放射性物質取扱施設
から発生する放射能を帯びた可燃性雑固体廃棄物
は、一般的に焼却炉によつて焼却減容される。そ
して、焼却炉内における未燃分は、フイルタで補
集され再燃される。しかしながら、焼却炉を一定
時間以上運転すると、この補集によりフイルタに
付着した塵埃類等は、フイルタにおける被濾過ガ
スの入側と出側とでの差圧上昇の原因となつて、
この差圧によりフイルタを支持するフイルタ支持
盤が持ち上げられるようになる。
これに対して、従来手段は、フイルタ支持盤上
に差圧上昇を想定した重錘を乗せて、浮き上がら
ないようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このものでは、フイルタ支持盤
の自重およびフイルタの重量に加えて、更に重錘
の重量が加わることになり、フイルタ支持盤を段
部によつて横架させ載置するに際して段部との間
に介在されるパツキン材が、過度の重量によつて
損傷されるという問題点がある。
本考案は、このような問題点を解消する目的で
なされたものである。
(問題点を解決するための手段) 前述された目的を達成するために、本考案によ
る濾過除塵装置は、前述したものにおいて、 (a) 前記フイルタ支持盤の周部の上面を押圧する
押圧子、 (b) この押圧子が下端部に取り付けられ、かつ、
軸線がほぼ上下方向に沿うように配されるとと
もに、この上下方向に移動可能な棒状体および (c) この棒状体に下方側への弾性付勢を与える弾
性体 を具えることを特徴とするものである。
(作用) 弾性体による下方側への弾性付勢力は、棒状体
および押圧子を介してフイルタ支持盤に加えられ
るとともに、フイルタ支持盤の浮き上がりにとも
なつて弾性付勢力が加えられる。
(実施例) 次に、本考案による濾過除塵装置の具体的一実
施例につき、図面を参照しつつ説明する。
第1図において、鋼板等より成る容器1と、こ
の容器1の内面を保護する好ましくは耐火煉瓦あ
るいは不定形耐火物等より成る耐火物3とより構
成される缶体5には、下部側壁に排ガス導入口7
が設けられ、上部側壁に排ガス出口9が設けられ
ているとともに、底部には塵埃取出口11が設け
られている。この缶体5には、中央部がやや下方
側に垂れるような彎曲形状に形成されかつ多数の
通孔13が穿設された耐熱鋼あるいは耐火物等よ
り成る円形の逆皿形状のフイルタ支持盤15が段
部17による横架によつてその段部17との間に
パツキン材19を介在させて載置されるようにし
て設けられている。このフイルタ支持盤15によ
り、前記缶体5内は、前記排ガス導入口7が開口
する下部の排ガス導入室21、前記排ガス出口9
が開口する上部の排ガス排出室23とに2分され
ている。
前記フイルタ支持盤15の各通孔13には、例
えば珪砂あるいは陶磁器粉砕粒子等を好ましくは
水ガラス、ガラスあるいは釉薬等のガラス質の結
合剤により結合することによつて形成された有底
円筒状の多孔質のセラミツクフイルタ25が挿入
され、図示されるように開口端27を上方にして
懸架されている。なお、このセラミツクフイルタ
25の開口端27の外周には拡大環状部29が形
成されており、この拡大環状部29がセラミツク
フイルタ25の自重によつて前記フイルタ支持盤
15にアスベスト等のシール材を介して当接する
ことで気密が保持されているとともに、抜け落ち
が阻止されている。
前記各セラミツクフイルタ25の開口端27上
には、このセラミツクフイルタ25の内部方向に
向つて開口する逆洗空気噴射ノズル31が設けら
れている。これら各逆洗空気噴射ノズル31は、
圧縮空気供給装置33に接続された空気供給導管
35に連結されている。したがつて、逆洗空気噴
射ノズル31には、空気供給導管35を介して圧
縮空気供給装置33から圧縮空気が供給される。
なお、37は前記缶体5の蓋体である。
高温燃焼排ガスは、排ガス導入口7より排ガス
導入室21に導入される。この導入された燃焼排
ガスは、フイルタ支持盤15によつて懸架された
多数のセラミツクフイルタ25の筒外からその細
孔を通過して筒内に流入し、この際に燃焼排ガス
中に含まれる塵埃等は除去される。この塵埃等の
除去された清浄な燃焼排ガスは、セラミツクフイ
ルタ25の筒内より開口端27を通つて排ガス排
出室23に導かれる。そして、排ガス出口9より
排出される。
長時間の運転によつてセラミツクフイルタ25
の外表面上に塵埃等が付着し、燃焼排ガスの通過
抵抗が大きくなつて塵埃等の補集効率に低下が認
められた場合には、空気供給導管35を介して圧
縮空気供給装置33から逆洗空気噴射ノズル31
に間欠的に圧縮空気が供給される。そして、逆洗
用の圧縮空気が逆洗空気噴射ノズル31からセラ
ミツクフイルタ25の筒内に間欠的にかつ衝撃的
に噴射される。これにより、セラミツクフイルタ
25の外表面上に付着した塵埃等は、圧縮空気に
より吹き飛ばされて飛散し、下方に落下して塵埃
取出口11より外部に取り出される。
圧縮空気による逆洗によつて塵埃等の付着物が
除去された後は、再び前述と同様に除塵操作が繰
返し行なわれ、効率的に燃焼排ガス中より塵埃等
を除去できる。なお、逆洗操作時には、燃焼排ガ
スの缶体5内への導入は一時的に中断するのが好
ましいが、必ずしも中断しなくてもよく、好まし
くはより高圧の圧縮空気を間欠的かつ衝撃的に供
給することによつて十分に逆洗できる。
ところで、前記フイルタ支持盤15の周部に
は、この周方向に所定間隔を置いて、このフイル
タ支持盤15の浮き上がりを防止する複数個(図
面においては、1個だけが示されている。)の浮
き上がり防止機構39が設けられている。次に、
この浮き上がり防止機構39について、第2図を
参照しつつ詳述する。
前記缶体5の外側、前記蓋体37上には、ハウ
ジング41が設けられている。このハウジング4
1の下方側の耐火物3には、上下方向に貫通孔4
3が形成れている。これらハウジング41および
貫通孔43には、下端部45が閉塞された金属製
の円筒状管47が上下方向に挿通され位置されて
いる。この円筒状管47の下端部45には、支持
盤15の上面を押圧する押圧子、例えば回動自在
な回転体の一種である円筒形のローラ49が取り
付けられている。この押圧子としてのローラ49
は、前記円形のフイルタ支持盤15上の外周部に
径方向に延びる角断面形状の溝51に係合されて
いる。したがつて、このフイルタ支持盤15が熱
的膨張により左右方向に移動され、あるいは加え
てフイルタ支持盤15が少し持ち上げられたよう
な場合には、前記ローラ49が前記溝51内にお
いてフイルタ支持盤15の上面を転動するように
なる。なお、ローラ49の左右方向における最大
寸法は、前記円筒状管47の外径より小さくなる
ように構成されている。したがつて、前記蓋体3
7を開けたりあるいはずらしたりすることなく前
記貫通孔43からローラ49とともに、前記円筒
状管47が挿入されあるいは抜き出せるようにな
つている。これにより、後述されるハウジング4
1の構造等も鑑み、全て外部からの作業によつて
浮き上がり防止機構39の組み立て、取り外しを
行なうことができて、被曝低減、放射性物質の大
気汚染の防止を図ることができる。
なお、押圧子としては前記の通りローラ49を
用いるのが最も好ましいが、前記円筒状管47の
下端部45を球面状に形成してもよい。
前記41は、前記容器1に固着される下部ハウ
ジング53と、この下部ハウジング53にボルト
およびナツト55によつて固定される上部ハウジ
ング57とより構成されている。
前記下部ハウジング53の内部には、前記円筒
状管47に挿通されて、この円筒状管47を上下
方向に摺動可能に支持する筒状の軸受59が設け
られている。この軸受59の外周面と下部ハウジ
ング53の内周面との間には、グランドパツキン
61が挿着されている。このグランドパツキン6
1は、上方から前記円筒状管47に挿通された円
筒状のグランド押さえ63のスリーブ部65によ
る押し込みによつて、締付けがなされる。したが
つて、前記円筒状管47の前記缶体5を貫通する
部分がグランドパツキン61およびグランド押え
63等より構成される封止機構67によつて封止
されることにより、前記缶体5の内部雰囲気が遮
断されるようになつている。なお、上下方向によ
る締め付けの調整は、前記グランド押え63のフ
ランジ69に形成された図示されない孔に挿通さ
れた調整ねじ71により、下部ハウジング53に
対する螺合によつて行なわれる。
前記上部ハウジング57の内部には、前記円筒
状管47に挿通されて、この円筒状管47の外周
と、その内周との間の螺合によつて螺着される円
筒状の下部バネ受け73が設けられている。ま
た、この円筒状管47に挿通されて、前記上部ハ
ウジング57の内周と、その外周との間の螺合の
よつて螺着される円筒状の上部バネ受け75が設
けられている。これら上部および下部バネ受け7
3,75間には、前記円筒状管47に挿通される
ようにして弾性体の一種である筒状バネ77が介
在されている。したがつて、この筒状バネ77
は、前記缶体5の外側に配されているとともに、
前記円筒状管47に下方側への弾性付勢を与えて
いる。また、この弾性付勢による与圧が前記円筒
状管47を介して前記フイルタ支持盤15に伝わ
ることを阻止するために、ストツパー79が設け
られている。このようにして、フイルタ支持盤1
5に差圧による力が下方から加わる場合には、フ
イルタ支持盤15の浮き上がりが押さえられるこ
とになる。したがつて、前記パツキン材19に
は、浮き上がり防止のための加重(加圧)は差圧
に見合う分だけの最小のものに抑えられる。な
お、浮き上がるフイルタ支持盤15の押さえる時
点の調整は、前記下部バネ受け73の上下方向で
の進退によつて行なわれる。
また、81はねじにより前記上部ハウジング5
7に固定される蓋であるとともに、83,85は
前記缶体5の内部雰囲気を外部に出さないための
シール材である。
前記円筒状管47の内部には、下端に吹出口が
設けられた冷却用の流体の一種である空気を輸送
する冷却用空気輸送管87が、挿入されて同軸状
に設けられている。この円筒状管47の上端に
は、冷却用空気輸送管87が挿通されたプラグネ
ジ89が螺合されている。これによつて、冷却用
空気輸送管87が円筒状管47に固定されてい
る。矢印で示されように、冷却用空気輸送管87
に圧縮空気が供給されると、この圧縮空気は冷却
用空気輸送管87によつて下方へ向つて流れ、円
筒状管47の下端部45に当たる。そして、円筒
状管47と冷却用空気輸送管87との間を上方に
向つて流れ、開口91から大気中に放出される。
この圧縮空気によつて円筒状管47の全体が冷却
される。
なお、前記缶体5内は、負圧維持によつて運転
されるために、大気への放射能排出はない。
(考案の効果) フイルタ支持盤の浮き上がりにともなつて弾性
付勢力が加えられるようになるために、パツキン
材には浮き上がり防止のための加重(加圧)は殆
んどフイルタに付着した塵埃類等によつて生じる
差圧に見合うは分だけとなり、パツキン材の延命
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本考案による濾過除塵
装置の具体的一実施例を説明するための図面であ
つて、第1図は部分断面図であり、第2図は一部
拡大図である。 5……缶体、15……フイルタ支持盤、17…
…段部、25……セラミツクフイルタ、39……
浮き上がり防止機構、43……貫通孔、45……
47の下端部、47……円筒状管、49……ロー
ラ、51……溝、61……グランドパツキン、6
3……グランド押え、67……封止機構、77…
…筒状バネ、87……冷却用空気輸送管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 排ガスを濾過するフイルタを支持するフイル
    タ支持盤を段部によつて横架させ載置すること
    により、上下2室に区画される缶体を有して、
    前記排ガスが下方側の前記室から上方側の前記
    室に前記フイルタを介して流れ込むことにより
    除塵される濾過除塵装置において、 (a) 前記フイルタ支持盤の周部の上面を押圧す
    る押圧子、 (b) この押圧子が下端部に取り付けられ、か
    つ、軸線がほぼ上下方向に沿うように配され
    るとともに、この上下方向に移動可能な棒状
    体および (c) この棒状体に下方側への弾性付勢を与える
    弾性体 を具えることを特徴とする濾過除塵装置。 2 前記フイルタ支持盤上には、前記押圧子が係
    合する溝が形成されることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の濾過除塵装
    置。 3 前記棒状体は、下端部が閉塞された中空状で
    あるとともに、下端に吹出口を有する冷却用流
    体輸送管がその内部に同軸状に配されることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の濾過除塵装置。 4 前記棒状体の上端側は、前記缶体を貫通して
    位置されるとともに、 前記棒状体の前記缶体を貫通する部分は、前
    記缶体の内部雰囲気を遮断するために封止機構
    によつて封止され、 また、前記弾性体は、前記缶体の外側に配さ
    れ、 更に、前記押圧子における前記棒状体の軸線
    に対する垂直方向での最大寸法が、前記棒状体
    の外径より小である ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項乃至第3項のいずれかに記載の濾過除塵装
    置。 5 前記押圧子が転動可能な回転体よりなる実用
    新案登録請求の範囲第1項乃至第4項記載の濾
    過除塵装置。
JP1067287U 1987-01-29 1987-01-29 Expired JPH039788Y2 (ja)

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