JP6640262B2 - セラミックフィルタ集塵装置 - Google Patents
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Description
<請求項1に記載の発明>
集塵装置において、
円筒状の筒部と、前記筒部上端の外周側面から半径方向外方に包囲して延在する延在部とで形成されたセラミックフィルタと、
前記セラミックフィルタを挿通する挿通孔を有し、当該挿通孔に前記筒部が挿通された当該セラミックフィルタの前記延在部を支持する支持部材と、
上下に貫通する第1空洞部を有し、前記延在部に載置される第1固定部材とを備え、
前記第1固定部材には上下に貫通する第2空洞部を有する押板が載置されており、
前記押板に設けられた逆洗浄用の通気管が前記第2空洞部及び第1空洞部を貫通して延在し、
前記通気管は、上端部が前記第2空洞部に位置し、下端部が前記筒部に位置し、中間部の径が上端部の径より小径であるものであり、
前記第1空洞部は前記筒部の上部に位置し、前記第1固定部材は前記延在部を押圧し前記筒部上端に接しない、
ことを特徴とする集塵装置。
前記第1固定部材における前記空洞部の径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径である、
ことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
前記第1固定部材に凹状段部が形成され、前記凹状段部と前記筒部上端とが離間して対向する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵装置。
前記第1固定部材は、前記延在部を包囲する包囲部を有し、
前記第1固定部材と前記延在部が嵌合する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。
前記延在部と前記支持部材との間にシール部材が配される、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置されている、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置。
前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置され、
前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、載置面がそれぞれ四角形である板であり、
前記第1固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部が上下に切り落とされて、第1固定部材における切り落とし部が形成され、
前記第2固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部が上下に切り落とされて、第2固定部材における切り落とし部が形成され、
前記第1固定部材における切り落とし部の上には前記第2固定部材における切り落とし部が位置し、
前記第1固定部材における切り落とし部と、前記第2固定部材における切り落とし部には留め具が上下方向に配置され、
前記第2固定部材には上下に貫通する空洞部を有する押板が載置されており、
前記シール部材の肉厚は30%〜80%に収縮した状態で、
前記押板は、前記留め具によって前記第2固定部材を押圧しつつ、前記支持部材に固定されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の集塵装置。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の説明及び図面は、本発明の一実施形態を示したものにすぎない。図3に示す本実施形態の集塵装置20は、主に缶体14、供給部15、排出部16、支持部材4、セラミックフィルタ30で構成される。缶体14は集塵装置20の形状を形成するものであり、上下に延在する筒状である。また、同缶体14の上端及び下端は閉塞されている。缶体14の下部は、下端に向かうほど窄まった形状とし、例えばホッパ部を設けてもよい。
缶体14内には、缶体14内の空間を上の室と下の室に仕切るための仕切り板(以下、「支持部材4」という。)が設けられている。支持部材4は面状であり、供給部15と排出部16との間に備えられており、例えば、缶体14の上下方向の中央部の位置に水平に配される。支持部材の端縁は缶体14に固定されている。支持部材4により缶体14内の空間が上下2室(支持部材4の、下に位置する供給室50及び上に位置する排出室40)に仕切られているので、下記に詳述するセラミックフィルタ30を通過せずに排ガスが同2室間を流通することはない。また、支持部材4には、複数のセラミックフィルタ30を挿通して吊り下げるための挿通孔19が複数設けられている。
本実施形態のセラミックフィルタ30は、多孔質のセラミックスで形成されるフィルタである。セラミックフィルタ30は焼却設備で発生するばいじん、窒素酸化物、重金属等の高温の排ガスに含まれる微細物質を捕集する。また、セラミックフィルタ30は耐熱性に優れる。
フランジ延在部2を挿通孔19の周縁部に支持させる際、フランジ延在部2と挿通孔19の周縁部との間にシール部材3を介在させるとよい。なぜならば、フランジ延在部2を挿通孔19の周縁部に支持させても、フランジ延在部2と挿通孔19の周縁部との間に空隙が僅かに生じる可能性があるからである。排ガスは本来セラミックフィルタ30を通過しなければならないところ、空隙があると、同空隙を通過してしまい、確実な除塵の妨げになる。
セラミックフィルタ30のフランジ部51の上部には固定部材1が載置される。固定部材1(請求項における「第1固定部材」。以下同じ)を載置する理由は、次のとおりである。缶体14内では集塵装置20の稼働時に、排ガスは所定のガス圧で供給部15から流入し、供給室50、セラミックフィルタ30、排出室40を順次経て、排出部16へと導かれる。ここで、稼働を継続することで排ガスに含まれる微細物質がセラミックフィルタ30の多孔質部に捕集され、セラミックフィルタ30は徐々に閉塞する。この閉塞が進行すると供給室50内のガス圧が高まり、セラミックフィルタ30の揺動を引き起こす原因となり得る。この閉塞を解消するためには圧縮空気によるセラミックフィルタ30の逆洗浄を行うことが効果的である。この逆洗浄時の空気圧は通常稼働時のガス圧よりも高圧で行うため、セラミックフィルタ30の揺動を引き起こす原因となり得る。そこで、これらセラミックフィルタ30の揺動を防止するため、固定部材1をフランジ部51に載置してセラミックフィルタ30を押圧し固定する。
図示しないが固定部材1の中央を上下に略円柱状に切り抜いた場合、空洞部1sの径は当該空洞部の下面から上面にかけて一定となる。また、略円錐台状等に切り抜いた場合、空洞部1sの径は当該空洞部の下面から上面にかけて徐々に窄まるものとなる。さらに、空洞部1sの径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径であるものとしてもよい。この形態とすると、第1固定部材の当該空洞部は、この空洞部の上面が下面より窄まった形状となり、円柱形とはならない。そのため、仮に当該空洞部を円柱形としたときの第1固定部材の体積よりも、この形態とした方が第1固定部材の体積をやや大きくすることができ、第1固定部材は比較的重くなる。第1固定部材による荷重が比較的大きくなるので、第1固定部材はセラミックフィルタをより押圧し、確実に支持部材に固定できる。なお、空洞部1sには通気管10を配置するので、空洞部1sの径は、通気管10を通すことができる大きさとする。
従来の固定部材1Aは、図2(b)に示すように円柱形状の空洞部1sAを形成した態様をしている。そして、固定部材1Aの下面の空洞部1sAの径は筒部13Aの内径X2Aよりも小径である。固定部材1Aをフランジ部に載置すると、フランジ部は全面に亘り固定部材1Aの荷重を受ける。このとき、フランジ内周部18Aにおいても固定部材1Aによる下向きの荷重を受け、曲げモーメントが生じる。一旦フランジ部に固定部材1Aが載置されると、集塵装置20Aの通常の運用では頻繁に固定部材1Aを取り外すことはないので、フランジ内周部18Aは固定部材1Aの荷重により下向きに曲げモーメントを受け続ける。セラミックフィルタ30Aは、強度を有するが脆い性質があるため、この曲げモーメントを受け続けると、フランジ部の付根部32Aはせん断応力を受け、劣化し破損することとなる。
固定部材1の別形態として図6に例示する。固定部材1は、セラミックフィルタ30のフランジ部51の側面部42を包囲する包囲部41を形成している。包囲部41は、固定部材1をフランジ部51よりも外方に延出し(この延出した部分を延出部Lとする。)、同延出部Lから下方に突出した形態である。特にこの包囲部41の下端縁は支持部材4の僅かに上方の位置まで突出したものとするとよい。このような形態にすると、フランジ部51の側面部42の全部または一部は同包囲部41に包囲される。すなわち、フランジ部51と固定部材1は嵌合するので、セラミックフィルタ30は外力に対して揺動せずにより確実かつ安定的に固定された状態を維持できる。
固定部材1の上部には固定部材25(請求項における「第2固定部材」。以下同じ)を載置させることができる。固定部材25は、所定の肉厚を有する部材であり、円形状、多角形状等の形状とすることができる。本実施形態では、四角形状の平板としている。固定部材25の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)は、固定部材1の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)と同等とするとよい。固定部材25は空洞部25sが形成された中央部とその中央部の周辺の外縁部で形成されている。ここで、空洞部25sとは、固定部材25を上下に貫通して形成された空間をいう。具体的には、空洞部25sは、固定部材25の中央を略円柱状や略円錐台状等に切りぬいて形成された固定部材25における空間をいう。そして、セラミックフィルタ30で除塵された排ガスが排出室40に導かれるための通気管10が、空洞部25sに配置されている。なお、固定部材1の重量と固定部材25の重量を同程度となるように、固定部材25の肉厚と空洞部25sの大きさを調節してもよい。製造作業性の向上を図るためである。
さらに、固定部材1及び固定部材25の別の実施形態として、固定部材1と固定部材25を合体させ、一つの固定部材とすることもできる。また、2以上の固定部材を用いることもできる。
固定部材1(固定部材1の上部に固定部材25を載置させる場合は固定部材25)の上部には押板29が載置される。押板29は所定の肉厚を有するものであればよく、円形や、多角形等の形状とすることができる。本実施形態では、四角形の平板であり、図5に例示することができる。押板29の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)は、固定部材1の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)と同等とするとよい。押板29は空洞部29sが形成された中央部とその中央部の周辺の外縁部で形成されている。そして、セラミックフィルタ30で除塵された排ガスが排出室40に導かれるための通気管10が、空洞部29sに配置されている。ここで、空洞部29sとは、押板29を上下に貫通して形成された空間をいう。具体的には、空洞部29sは、押板29の中央を略円柱状や略円錐台状等に切りぬいて形成された押板29における空間をいう。また、押板29の平面視四隅の頂点部には留め具27で固定するための貫通孔が形成されている。通気管10の上端縁は、押板29の上面であって空洞部29sの周縁部に固定される。
空洞部29sの周縁部に固定された通気管10は、空洞部1s、空洞部25s、空洞部29sに挿通され、上下方向に延在する管である。通気管10の中間部の径は上端部又は下端部の径よりも小径である。つまり、通気管10の中間部から上端部又は下端部に向かうにつれ、通気管10の径は次第に広がる形態となっている。
留め具27は支持部材4と押板29を固定する部材である。留め具27に、ボルト27a、ナット27b及びスペーサー26を例示できる。ボルト27aは棒状の部材である。ナット27bはドーナツ状の部材であり、ボルト27aに通して所定の位置で固定できる部材である。具体的には、ボルト27aはナット27bを対として複数の部材をボルト27aに通してナット27bで固定するものである。本実施形態では、支持部材4と押板29をボルト27aに通し、ナット27bで固定する。
ボルト27aにスペーサー26を挿入してもよい。同スペーサー26は筒状であり、ボルト27aを同スペーサー26の筒内に挿入することができる。スペーサー26をボルト27aに挿入する場合の固定の仕方は、次のとおりである。ボルト27aを支持部材4の下から上に向けて通し、スペーサー26をボルト27aに挿入し、押板29を下から上に向けて通す。この状態でナット27bで固定する。このとき、スペーサー26の下端は支持部材4に接しており、スペーサー26の上端は押板29の下面に接している。スペーサー26の径は押板29の貫通孔よりも大径であり、スペーサー26が同貫通孔の中に挿入されることはない。
以上のように、セラミックフィルタ30は支持部材4に固定される。挿通孔19は支持部材4に複数設けられている。各挿通孔19には各々、セラミックフィルタ30が挿通され、各々のセラミックフィルタ30の上には、固定部材1、固定部材25及び押板29が載置される。そして、複数のセラミックフィルタ30は支持部材4に吊り下げられた状態で配置される。例えば、配置例として図8の平面図に示す形態を提案することができる。なお、図8では説明の便宜上押板29を4枚のみ図示したが、本実施形態では押板29を4枚に限らず支持部材4一面に多数配置することが可能となっている。
押板29の上方には図3に示すように逆洗管33が支持部材4の延在面に沿うように配設されている。逆洗管33は管状であり、逆洗管33の根本部は缶体14の排出室40の側壁から外方に延出しており圧縮空気の供給手段(図示しない)に接続される。逆洗管33の先端部は閉塞している。また、逆洗管33は複数本あり、各々の逆洗管には下向きに噴射するノズル(図示しない)が多数備わる。各々のノズルは通気管10の上方に位置する。圧縮空気の供給手段から圧縮空気が逆洗管33に供給され、同ノズルにより圧縮空気が下方へ噴射されると、圧縮空気は通気管10の上方から下方へ向かい流れ込む。
集塵装置20における排ガスの流れについて、図1及び図3を参照しつつ説明する。
排ガスは集塵装置20の系外から供給部15を通過して供給室50に流入する。流入後、排ガスはセラミックフィルタ30の筒部13を形成するフィルタによって除塵されて、フィルタ内部9に導かれる。なお、挿通孔19はセラミックフィルタ30と支持部材4(シール部材3が介在する場合は、セラミックフィルタ30と支持部材4とシール部材3)で密閉されているため、排ガスが除塵されずに挿通孔19を通過することはない。
通常、焼却設備は稼働させると長期に亘り運転を継続するため流動炉や集塵装置も連続運転させることになる。集塵装置20は微細物質の粒子径の大小によらず非常に高い集塵率を有するため、連続運転させると微細物質がセラミックフィルタ30に堆積していく。このため集塵装置20に流入する排ガスの圧力損失は徐々に増大する。そうすると、排ガスの単位時間当たりの処理流量は低下し、稼働当初の処理能力が維持されない。そこで、セラミックフィルタ30に堆積した微細物質を剥離して稼働当初の処理能力に回復させる方法が採られる。好ましい方法として、上記逆洗管33による逆洗浄を採るとよい。
集塵装置20は長期に亘り運転を継続すると、経年劣化によりセラミックフィルタ30に摩耗が生ずる。摩耗が進行すると当初の集塵能力が低下するので、セラミックフィルタ30の交換をするとよい。本実施形態ではセラミックフィルタ30を交換しやすいように排出室40の天面の高さを十分に高いものとしている。セラミックフィルタ30を交換する際には、まず、ナット27bを外し、固定部材1、固定部材25及び押板29を取り除く。次に挿通孔19に挿通されたセラミックフィルタ30を上方へ持ち上げて、挿通孔19から引き抜く。セラミックフィルタ30を挿通孔19から引き抜く作業においても、排出室40の天面の高さが十分に高いのでフランジ部51が同天面に接触することがない。よって、同作業を安全かつ効率よく行うことができる。
本発明の集塵装置20が設置される下水汚泥焼却設備等は主に、汚泥濃縮器、汚泥脱水機、汚泥焼却炉により構成される。下水処理場から下水汚泥焼却設備に送泥された下水汚泥は、まず汚泥濃縮器により濃縮され、濃縮汚泥となる。その後、濃縮汚泥は汚泥脱水機により脱水され脱水汚泥となる。脱水汚泥は汚泥焼却炉で焼却され、排ガス及び焼却灰となる。
通常稼働時において集塵装置20に流入する排ガスの温度は600℃超となる。よって、本実施形態に示す主な部材である固定部材1、固定部材25、押板29、支持部材4、ボルト27、逆洗管33等は、耐熱素材で形成される。耐熱素材としては、耐熱ステンレス、SUS304、SUS316、SUSF316、SUS430、SS400を例示できるがこれらに限るものではない。
1s 空洞部
2 フランジ延在部
3 シール部材
4 支持部材
5 荷重圧力
6 応力
9 フィルタ内部
10 通気管
11 荷重圧力
13 筒部
14 缶体
15 供給部
16 排出部
17 テーパ部
18 フランジ内周部(筒部の上端部)
19 挿通孔
20 集塵装置
21 下面
22 外縁
23 上面
25 固定部材
25s 空洞部
26 スペーサー
27 留め具
27a ボルト
27b ナット
29 押板
29s 空洞部
30 セラミックフィルタ
31 段部
32 付根部
33 逆洗管
34 逃げ部
35 切り落とし部
35’ 切り落とし部
40 排出室
41 包囲部
42 側面部
50 供給室
51 フランジ部
Claims (7)
- 集塵装置において、
円筒状の筒部と、前記筒部上端の外周側面から半径方向外方に包囲して延在する延在部とで形成されたセラミックフィルタと、
前記セラミックフィルタを挿通する挿通孔を有し、当該挿通孔に前記筒部が挿通された当該セラミックフィルタの前記延在部を支持する支持部材と、
上下に貫通する第1空洞部を有し、前記延在部に載置される第1固定部材とを備え、
前記第1固定部材には上下に貫通する第2空洞部を有する押板が載置されており、
前記押板に設けられた逆洗浄用の通気管が前記第2空洞部及び第1空洞部を貫通して延在し、
前記通気管は、上端部が前記第2空洞部に位置し、下端部が前記筒部に位置し、中間部の径が上端部の径より小径であるものであり、
前記第1空洞部は前記筒部の上部に位置し、前記第1固定部材は前記延在部を押圧し前記筒部上端に接しない、
ことを特徴とする集塵装置。 - 前記第1固定部材における前記空洞部の径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径である、
ことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。 - 前記第1固定部材に凹状段部が形成され、前記凹状段部と前記筒部上端とが離間して対向する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵装置。 - 前記第1固定部材は、前記延在部を包囲する包囲部を有し、
前記第1固定部材と前記延在部が嵌合する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。 - 前記延在部と前記支持部材との間にシール部材が配される、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。 - 前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置されている、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置。 - 前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置され、
前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、載置面がそれぞれ四角形である板であり、
前記第1固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部が上下に切り落とされて、第1固定部材における切り落とし部が形成され、
前記第2固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部が上下に切り落とされて、第2固定部材における切り落とし部が形成され、
前記第1固定部材における切り落とし部の上には前記第2固定部材における切り落とし部が位置し、
前記第1固定部材における切り落とし部と、前記第2固定部材における切り落とし部には留め具が上下方向に配置され、
前記第2固定部材には上下に貫通する空洞部を有する押板が載置されており、
前記シール部材の肉厚は30%〜80%に収縮した状態で、
前記押板は、前記留め具によって前記第2固定部材を押圧しつつ、前記支持部材に固定されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の集塵装置。
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