JP6640262B2 - セラミックフィルタ集塵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高温の排ガスの集塵に用いるセラミックフィルタを備えた集塵装置に関するものである。
現代社会では、快適な大気環境の増進を目指すべく下水汚泥焼却設備等から排出される排ガス中に含まれる、ばいじん、窒素酸化物、重金属等の微細物質の排除に関する研究・開発が種々なされている。
このような微細物質の排除方式の一つに隔壁型式集塵装置を用いる方式がある。中でもセラミックス製のフィルタを備えたセラミックフィルタ集塵装置は、耐熱性に優れるため、上記焼却設備に設置される。
このセラミックフィルタ集塵装置に備わるセラミックフィルタは、通常、同集塵装置の缶体に備わるフィルタ支持部材にボルトナットで固定されている。ところが、ボルトナットは高温に曝されると熱膨張するので、ボルトナットの締め付けが弱まってしまう。締め付けが弱まると、セラミックフィルタは缶体に安定的に確実に固定できなくなり揺動を来す。このセラミックフィルタの揺動は、フィルタと固定部材間の密着性を阻害し、フィルタの通過経路以外に排ガス通路が形成されてしまうため、同集塵装置の集塵機能を悪化させる原因となる。
そこで特許文献1では別の固定手段を提案している。具体的には、セラミックフィルタに形成されたフランジ部の上面を、凹型固定部材の凹部の底面で押圧することで、セラミックフィルタを缶体の支持部材に固定する、というものである。
特開2014−33994号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明には、セラミックフィルタの劣化及び破損を生じやすいという問題点がある。
セラミックフィルタは所定の肉厚を有する筒状構造をしており、同セラミックフィルタの筒部の上端部にドーナツ状のフランジ部が外方に延出して形成されている。ここで、フランジ部において肉厚を有する筒部の上端部を内周部という。また、フランジ部の内周部から外方に延在する部分を延在部という。
セラミックフィルタが同缶体の支持部材に吊り下げられた状態で、フランジ部は凹型固定部材により固定される。フランジ部上面の全面は凹型固定部材の凹部の底面で押圧されており、フランジ部の内周部は凹型固定部材による下向きの荷重により、曲げモーメントを受ける。
凹型固定部材を一旦設置すると、通常の運用では頻繁に取り外すことはないので、フランジ部の内周部は下向きに曲げモーメントを受け続ける。一方、フランジ部の延在部は同延在部の下方をシール部材、例えばパッキン等による反力を受けるので、曲げモーメントを受けない。これにより、フランジの付根部にせん断応力が働き続け、セラミックフィルタが短期的に劣化し、破損することとなる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、セラミックフィルタの劣化及び破損を防止し、長期的使用に優れる集塵装置を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
<請求項1に記載の発明>
集塵装置において、
円筒状の筒部と、前記筒部上端の外周側面から半径方向外方に包囲して延在する延在部とで形成されたセラミックフィルタと、
前記セラミックフィルタを挿通する挿通孔を有し、当該挿通孔に前記筒部が挿通された当該セラミックフィルタの前記延在部を支持する支持部材と、
上下に貫通する第1空洞部を有し、前記延在部に載置される第1固定部材とを備え、
前記第1固定部材には上下に貫通する第2空洞部を有する押板が載置されており、
前記押板に設けられた逆洗浄用の通気管が前記第2空洞部及び第1空洞部を貫通して延在し、
前記通気管は、上端部が前記第2空洞部に位置し、下端部が前記筒部に位置し、中間部の径が上端部の径より小径であるものであり、
前記第1空洞部は前記筒部の上部に位置し、前記第1固定部材は前記延在部を押圧し前記筒部上端に接しない、
ことを特徴とする集塵装置。
上記集塵装置は支持部材に挿通されたセラミックフィルタとその上に載置された第1固定部材を備える。第1固定部材は延在部にのみ接し、筒部の上端部(上面)に接しない。そして、第1固定部材は延在部を押圧している。そのため、セラミックフィルタの筒部の上端部には下向きの曲げモーメントが働かず、セラミックフィルタの延在部の付根部にはせん断力が掛からない。したがって、同付根部の劣化や破損を防止する、との効果を有する。
<請求項2に記載の発明>
前記第1固定部材における前記空洞部の径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径である、
ことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
第1固定部材における空洞部の径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径となっている。この形態とすると、第1固定部材の当該空洞部は、この空洞部の上面が下面より窄まった形状となり、円柱形とはならない。そのため、仮に当該空洞部を円柱形としたときの第1固定部材の体積よりも、この形態とした方が第1固定部材の体積をやや大きくすることができ、第1固定部材は比較的重くなる。第1固定部材による荷重が比較的大きくなるので、第1固定部材はセラミックフィルタをより押圧し、確実に支持部材に固定できる、との効果を有する。
<請求項3に記載の発明>
前記第1固定部材に凹状段部が形成され、前記凹状段部と前記筒部上端とが離間して対向する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵装置。
空洞部の下部に逃げ部が形成され、逃げ部は筒部の上に位置する。そのため、第1固定部材と筒部の間に逃げ部による空間が存在し、第1固定部材と筒部は離間した状態となる。そして、第1固定部材は少なくとも筒部の上端部には載置されず、延在部に載置され、セラミックフィルタを押圧する、との効果を有する。
<請求項4に記載の発明>
前記第1固定部材は、前記延在部を包囲する包囲部を有し、
前記第1固定部材と前記延在部が嵌合する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。
第1固定部材と延在部が嵌合するので、セラミックフィルタは揺動せずにより確実かつ安定的に固定される、との効果を有する。
<請求項5に記載の発明>
前記延在部と前記支持部材との間にシール部材が配される、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
シール部材が延在部と支持部材との間に配されるので、延在部と支持部材との間の隙間は確実に密閉され、筒部以外からの排ガスの流通を防止できる。
<請求項6に記載の発明>
前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置されている、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置。
第1固定部材と押板の間に第2固定部材が備わるので、セラミックフィルタは第2固定部材の荷重をさらに受け押圧され、より揺動せずに固定された状態を維持する、との効果を有する。
<請求項7に記載の発明>
前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置され、
前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、載置面がそれぞれ四角形である板であり、
前記第1固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部上下に切り落とされて、第1固定部材における切り落とし部が形成され、
前記第2固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部上下に切り落とされて、第2固定部材における切り落とし部が形成され、
前記第1固定部材における切り落とし部の上には前記第2固定部材における切り落とし部が位置し、
前記第1固定部材における切り落とし部と、前記第2固定部材における切り落とし部には留め具が上下方向に配置され、
前記第2固定部材には上下に貫通する空洞部を有する押板が載置されており、
前記シール部材の肉厚は30%〜80%に収縮した状態で、
前記押板は、前記留め具によって前記第2固定部材を押圧しつつ、前記支持部材に固定されている、
ことを特徴とする請求項に記載の集塵装置。
切り落とし部に留め具が配置され、シール部材が収縮した状態で、押板が留め具により第2固定部材を押圧しつつ、支持部材に固定されている。そのため、セラミックフィルタは支持部材に確実に固定される。また、セラミックフィルタと支持部材は確実に密閉される、との効果を有する。
本発明の集塵装置は、セラミックフィルタの劣化及び破損を抑制し、セラミックフィルタが安定的に固定された状態で長期に亘り使用することができる。
本発明に係る集塵装置の要部拡大断面図である。 (a)本発明に係る固定部材による押圧の説明図である。(b)従来技術の固定部材による押圧の説明図である。 本発明に係る集塵装置の概要図である。 (a)本発明に係る固定部材1の底面図である。(b)(a)のA−A断面図である。 本発明に係る押板の底面図である。 本発明に係る固定部材の別の実施形態の説明図である。 (a)本発明に係るセラミックフィルタの平面図である。(b)(a)のB−B断面図である。 本発明に係る押板の配置の平面図である。
(集塵装置20)
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の説明及び図面は、本発明の一実施形態を示したものにすぎない。図3に示す本実施形態の集塵装置20は、主に缶体14、供給部15、排出部16、支持部材4、セラミックフィルタ30で構成される。缶体14は集塵装置20の形状を形成するものであり、上下に延在する筒状である。また、同缶体14の上端及び下端は閉塞されている。缶体14の下部は、下端に向かうほど窄まった形状とし、例えばホッパ部を設けてもよい。
缶体14の側壁の下部には、排ガスを集塵装置20の外系から内部へ流入させる供給部15が備わる。また、缶体14の側壁の上部には、排ガスを缶体14の内部から外系へ流出させる排出部16が備わる。
(支持部材4)
缶体14内には、缶体14内の空間を上の室と下の室に仕切るための仕切り板(以下、「支持部材4」という。)が設けられている。支持部材4は面状であり、供給部15と排出部16との間に備えられており、例えば、缶体14の上下方向の中央部の位置に水平に配される。支持部材の端縁は缶体14に固定されている。支持部材4により缶体14内の空間が上下2室(支持部材4の、下に位置する供給室50及び上に位置する排出室40)に仕切られているので、下記に詳述するセラミックフィルタ30を通過せずに排ガスが同2室間を流通することはない。また、支持部材4には、複数のセラミックフィルタ30を挿通して吊り下げるための挿通孔19が複数設けられている。
(セラミックフィルタ30)
本実施形態のセラミックフィルタ30は、多孔質のセラミックスで形成されるフィルタである。セラミックフィルタ30は焼却設備で発生するばいじん、窒素酸化物、重金属等の高温の排ガスに含まれる微細物質を捕集する。また、セラミックフィルタ30は耐熱性に優れる。
図1、図7に示すようにセラミックフィルタ30は、筒部13、フランジ部51で構成される。この筒部13は上下方向に延在する円筒状であり、肉厚を有する。筒部13の肉厚は10mm〜25mm、より好ましくは15mm〜20mmにするとよい。10mmより薄いと除塵性が悪化し、25mmより厚いと排ガスの圧力損失が過大となり単位時間当たりの排ガスの処理量が大幅に低下する。筒部13の下端側は閉塞している。また、筒部13の上端部から上下方向に直交する面の外方(図7(a)に示すセラミックフィルタ30の平面視の半径の外方向)に上端部を包囲して延在するフランジ延在部2が形成されている。ここで、フランジ部51において筒部13の上端部をフランジ内周部18という。また、フランジ内周部18(請求項における「筒部の上端部」)から外方に延出する部分をフランジ延在部2(請求項における「延在部」)という。なお、フランジ部51の外縁の形状は、図示例では円形としているが、円形に関わらず四角形等の多角形でも勿論よく、フランジ内周部18(請求項における「筒部の上端部」)を外方に包囲して延在していればよい。
セラミックフィルタ30は挿通孔19に挿通され、フランジ延在部2の下面が挿通孔19の周縁部の上面に支持される。つまり、セラミックフィルタ30は支持部材4に吊り下げられた状態となる。
(シール部材3)
フランジ延在部2を挿通孔19の周縁部に支持させる際、フランジ延在部2と挿通孔19の周縁部との間にシール部材3を介在させるとよい。なぜならば、フランジ延在部2を挿通孔19の周縁部に支持させても、フランジ延在部2と挿通孔19の周縁部との間に空隙が僅かに生じる可能性があるからである。排ガスは本来セラミックフィルタ30を通過しなければならないところ、空隙があると、同空隙を通過してしまい、確実な除塵の妨げになる。
そこで、シール部材3を介在させ、フランジ延在部2と挿通孔19の周縁部との間で空隙が生じた場合に完全に密閉するようにする。このようにすることで、2室(供給室50及び排出室40)間の排ガスの流通は筒部13のみで行われることになる。
シール部材3は輪状であり、挿入孔19の周縁部に沿って配される。シール部材3にガスケット、パッキン、Oリング等を用いることができる。また、シール部材3には耐熱性、耐摩耗性、収縮性に富む部材を好適に用いることができる。
(固定部材1の第1実施形態)
セラミックフィルタ30のフランジ部51の上部には固定部材1が載置される。固定部材1(請求項における「第1固定部材」。以下同じ)を載置する理由は、次のとおりである。缶体14内では集塵装置20の稼働時に、排ガスは所定のガス圧で供給部15から流入し、供給室50、セラミックフィルタ30、排出室40を順次経て、排出部16へと導かれる。ここで、稼働を継続することで排ガスに含まれる微細物質がセラミックフィルタ30の多孔質部に捕集され、セラミックフィルタ30は徐々に閉塞する。この閉塞が進行すると供給室50内のガス圧が高まり、セラミックフィルタ30の揺動を引き起こす原因となり得る。この閉塞を解消するためには圧縮空気によるセラミックフィルタ30の逆洗浄を行うことが効果的である。この逆洗浄時の空気圧は通常稼働時のガス圧よりも高圧で行うため、セラミックフィルタ30の揺動を引き起こす原因となり得る。そこで、これらセラミックフィルタ30の揺動を防止するため、固定部材1をフランジ部51に載置してセラミックフィルタ30を押圧し固定する。
固定部材1は、所定の肉厚を有する部材であり、円形状、多角形状等の形状とすることができる。本実施形態では、四角形状の平板としている。なお、固定部材1の面方向の幅Y2はセラミックフィルタ30のフランジ部51の外径以上の長さである。固定部材1は空洞部1sが形成された中央部とその中央部の周辺の外縁部22で形成されている。そして、セラミックフィルタ30で除塵された排ガスが排出室40に導かれるための通気管10が、空洞部1sに配置されている。
ここで、空洞部1sとは、固定部材1を上下に貫通して形成された空間をいう。具体的には、空洞部1sは、固定部材1の中央を略円柱状や略円錐台状等に切り抜いて形成された固定部材1における空間をいう。
図示しないが固定部材1の中央を上下に略円柱状に切り抜いた場合、空洞部1sの径は当該空洞部の下面から上面にかけて一定となる。また、略円錐台状等に切り抜いた場合、空洞部1sの径は当該空洞部の下面から上面にかけて徐々に窄まるものとなる。さらに、空洞部1sの径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径であるものとしてもよい。この形態とすると、第1固定部材の当該空洞部は、この空洞部の上面が下面より窄まった形状となり、円柱形とはならない。そのため、仮に当該空洞部を円柱形としたときの第1固定部材の体積よりも、この形態とした方が第1固定部材の体積をやや大きくすることができ、第1固定部材は比較的重くなる。第1固定部材による荷重が比較的大きくなるので、第1固定部材はセラミックフィルタをより押圧し、確実に支持部材に固定できる。なお、空洞部1sには通気管10を配置するので、空洞部1sの径は、通気管10を通すことができる大きさとする。
また、別の例として、図4に示すように固定部材1の空洞部1sの下部に逃げ部34を設けた形態を示すことができる。固定部材1の空洞部1sは固定部材1の下面21から上面23方向に凸型に座繰り加工して凸型の突出部を貫通させて形成された、外縁部22の内側に段部31を有する形態である。段部31が形成された固定部材1をフランジ部51に載置させると、フランジ内周部18の上方に段部31が対向して位置する。段部31を有するため、フランジ内周部18と段部31との間に空間ができる。このフランジ内周部18と段部31の間の空間(隙間)を逃げ部34という。逃げ部34の径は少なくとも筒部の外径X1以上とするとよい。この形態とすると、固定部材1は筒部13の上端部18の上面から離間した状態でフランジ延在部2に載置されることになる。
このように、空洞部1sの上面の径Y3を下面の径Y1(逃げ部34を有する場合は逃げ部34の径。以下同じ。)よりも小径とした形態とすると、空洞部1sを略円柱状とした形態よりも固定部材1は比較的重くなり、より下向きに押圧するものとなる。
空洞部1sの下面の径Y1は、セラミックフィルタ30の筒部13の外径X1以上とし、かつ、フランジ部51の外径より小径とする。また、より好ましくは、空洞部1sの下面の径(逃げ部34を有する場合は逃げ部34の径)Y1はセラミックフィルタ30の筒部13の外径X1と同等とし、かつ、固定部材1の長さY2はフランジ部51の外径以上とするとよい。このようにすると、フランジ延在部2全面において固定部材1の外縁部22が接し、固定部材1を支えることになる。フランジ延在部2が固定部材1から受ける単位面積当たりの荷重(N/m2)は最小となり、セラミックフィルタ30は力の偏りなく安定的に固定されるからである。
このように固定部材1の下面21はフランジ部51に対向するように載置される。固定部材1の外縁部22はフランジ部51のうち少なくともフランジ内周部18の上方になく、フランジ延在部2の上方に位置することになる(図1参照)。
(耐劣化性、耐破損性)
従来の固定部材1Aは、図2(b)に示すように円柱形状の空洞部1sAを形成した態様をしている。そして、固定部材1Aの下面の空洞部1sAの径は筒部13Aの内径X2Aよりも小径である。固定部材1Aをフランジ部に載置すると、フランジ部は全面に亘り固定部材1Aの荷重を受ける。このとき、フランジ内周部18Aにおいても固定部材1Aによる下向きの荷重を受け、曲げモーメントが生じる。一旦フランジ部に固定部材1Aが載置されると、集塵装置20Aの通常の運用では頻繁に固定部材1Aを取り外すことはないので、フランジ内周部18Aは固定部材1Aの荷重により下向きに曲げモーメントを受け続ける。セラミックフィルタ30Aは、強度を有するが脆い性質があるため、この曲げモーメントを受け続けると、フランジ部の付根部32Aはせん断応力を受け、劣化し破損することとなる。
一方、本実施形態における固定部材1では、同固定部材1の外縁部22はフランジ延在部2に載置され、フランジ内周部18には接していない。よって、固定部材1の荷重はフランジ延在部2で受ける状態となる。フランジ延在部2の下部には支持部材1(シール部材3が介在する場合は、シール部材3)が存在するので、固定部材1の荷重及び押板29による押圧に対して、支持部材1(又はシール部材3)による応力が働く。また、本実施形態の固定部材1では、外縁部22がフランジ内周部18に接していないので、従来の固定部材1の形態で記述した曲げモーメントは、本実施形態では働かない。したがって、集塵装置20の通常の稼働を継続しても、フランジ部51の付根部32にせん断力が働かないので、セラミックフィルタ30の劣化や破損を長期に亘り防止できる。
(固定部材1の別の実施形態)
固定部材1の別形態として図6に例示する。固定部材1は、セラミックフィルタ30のフランジ部51の側面部42を包囲する包囲部41を形成している。包囲部41は、固定部材1をフランジ部51よりも外方に延出し(この延出した部分を延出部Lとする。)、同延出部Lから下方に突出した形態である。特にこの包囲部41の下端縁は支持部材4の僅かに上方の位置まで突出したものとするとよい。このような形態にすると、フランジ部51の側面部42の全部または一部は同包囲部41に包囲される。すなわち、フランジ部51と固定部材1は嵌合するので、セラミックフィルタ30は外力に対して揺動せずにより確実かつ安定的に固定された状態を維持できる。
上述した固定部材1の全ての実施形態において、固定部材1の平面視四隅の頂点部のうち少なくとも2箇所は、銀杏面状(丸内面状)に切り落され、切り落とし部35が形成されている。切り落とし部35は、四隅の頂点部のうちどの2箇所に形成してもよく、また、どの3箇所又は4箇所に形成してもよい。
(固定部材25)
固定部材1の上部には固定部材25(請求項における「第2固定部材」。以下同じ)を載置させることができる。固定部材25は、所定の肉厚を有する部材であり、円形状、多角形状等の形状とすることができる。本実施形態では、四角形状の平板としている。固定部材25の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)は、固定部材1の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)と同等とするとよい。固定部材25は空洞部25sが形成された中央部とその中央部の周辺の外縁部で形成されている。ここで、空洞部25sとは、固定部材25を上下に貫通して形成された空間をいう。具体的には、空洞部25sは、固定部材25の中央を略円柱状や略円錐台状等に切りぬいて形成された固定部材25における空間をいう。そして、セラミックフィルタ30で除塵された排ガスが排出室40に導かれるための通気管10が、空洞部25sに配置されている。なお、固定部材1の重量と固定部材25の重量を同程度となるように、固定部材25の肉厚と空洞部25sの大きさを調節してもよい。製造作業性の向上を図るためである。
また、固定部材25の平面視四隅の頂点部のうち少なくとも2箇所は、銀杏面状(丸内面状)に切り落され、切り落とし部35’が形成されている。切り落とし部35’は、四隅の頂点部のうちどの2箇所に形成してよく、また、どの3箇所又は4箇所に形成してもよい。
なお、固定部材1の切り落とし部35には、以下に記述する留め具27が上下方向に配されている。この態様にすることで固定部材1が水平方向に移動しようとする外力が、固定部材1に加わったとしても、切り落とし部35が留め具27に接触し、固定部材1の移動は留め具27により遮られる。固定部材1は移動せずに固定された状態を維持し続ける
固定部材25を固定部材1に載置する場合、固定部材1における切り落とし部35の上に固定部材25における切り落とし部35’が位置するようにする。
また、固定部材25は、固定部材1の第1実施形態と同形態としてもよい。この形態とすると、固定部材1と固定部材25を区別せずに加工でき経済的である。そして、作業者が固定部材1及び固定部材25をフランジ部51の上方に載置する際にも、固定部材1と固定部材25の載置の順序に配慮する必要もなく作業性が向上する。
さらに、固定部材1及び固定部材25の別の実施形態として、固定部材1と固定部材25を合体させ、一つの固定部材とすることもできる。また、2以上の固定部材を用いることもできる。
(押板29)
固定部材1(固定部材1の上部に固定部材25を載置させる場合は固定部材25)の上部には押板29が載置される。押板29は所定の肉厚を有するものであればよく、円形や、多角形等の形状とすることができる。本実施形態では、四角形の平板であり、図5に例示することができる。押板29の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)は、固定部材1の面方向の大きさ(平面視縦横の長さ)と同等とするとよい。押板29は空洞部29sが形成された中央部とその中央部の周辺の外縁部で形成されている。そして、セラミックフィルタ30で除塵された排ガスが排出室40に導かれるための通気管10が、空洞部29sに配置されている。ここで、空洞部29sとは、押板29を上下に貫通して形成された空間をいう。具体的には、空洞部29sは、押板29の中央を略円柱状や略円錐台状等に切りぬいて形成された押板29における空間をいう。また、押板29の平面視四隅の頂点部には留め具27で固定するための貫通孔が形成されている。通気管10の上端縁は、押板29の上面であって空洞部29sの周縁部に固定される。
押板29は、固定部材1(固定部材1の上方に固定部材25を載置させる場合は固定部材25)の上方に載置される。そして、押板29は所定の高さで留め具27により固定される。これにより、押板29は、固定部材1(又は固定部材25)を押圧することになる。
(通気管10)
空洞部29sの周縁部に固定された通気管10は、空洞部1s、空洞部25s、空洞部29sに挿通され、上下方向に延在する管である。通気管10の中間部の径は上端部又は下端部の径よりも小径である。つまり、通気管10の中間部から上端部又は下端部に向かうにつれ、通気管10の径は次第に広がる形態となっている。
通気管10を設ける理由は、後述する逆洗浄をする際、噴射する圧縮空気の噴射圧を抑えることにある。通気管10の中間部の径が絞られているので、通気管10の中央部を通過した圧縮空気の噴射圧はより高まる。そうすると、比較的高い噴射圧でセラミックフィルタ30の逆洗浄を効率よく行うことができる。
(留め具27)
留め具27は支持部材4と押板29を固定する部材である。留め具27に、ボルト27a、ナット27b及びスペーサー26を例示できる。ボルト27aは棒状の部材である。ナット27bはドーナツ状の部材であり、ボルト27aに通して所定の位置で固定できる部材である。具体的には、ボルト27aはナット27bを対として複数の部材をボルト27aに通してナット27bで固定するものである。本実施形態では、支持部材4と押板29をボルト27aに通し、ナット27bで固定する。
(スペーサー26)
ボルト27aにスペーサー26を挿入してもよい。同スペーサー26は筒状であり、ボルト27aを同スペーサー26の筒内に挿入することができる。スペーサー26をボルト27aに挿入する場合の固定の仕方は、次のとおりである。ボルト27aを支持部材4の下から上に向けて通し、スペーサー26をボルト27aに挿入し、押板29を下から上に向けて通す。この状態でナット27bで固定する。このとき、スペーサー26の下端は支持部材4に接しており、スペーサー26の上端は押板29の下面に接している。スペーサー26の径は押板29の貫通孔よりも大径であり、スペーサー26が同貫通孔の中に挿入されることはない。
スペーサー26は、押板29をナット27bで固定する際のナット27bの高さ、すなわち押板29の高さを決定するものである。ナット27bがボルト27に所望の位置までねじ込まれ、押板29はスペーサー26とナット27bで挟まれた状態で固定される。仮に、ナット27bのねじ込みの位置が所望の位置より上方であると、スペーサー26上端とナット27b間の間隔が押板29の厚さよりも大きいので、押板29は同間隔内で上下に自由移動してしまう。この状態では固定部材1のセラミックフィルタ30への押圧が弱いのでセラミックフィルタ30の揺動を引き起こす。ひいては、支持部材4の挿入孔19からの排ガスの流入を招いてしまう。また、仮に、ナット27bのねじ込みの位置が所望の位置より下方であると、押板29が過度に固定部材1及び固定部材25を押圧することになる。フランジ延在部2は、固定部材1による荷重圧力5と支持部材4(シール部材3が介在する場合は、シール部材3)による応力6を過度に受け、フランジ部51の劣化、破損を早めてしまう。
ナット27bが所望の位置までねじ込まれた場合、シール部材3の肉厚は当初の肉厚の30%〜80%になるように圧縮される。より好ましくは40%〜60%になるように圧縮される。この範囲内であれば、フランジ延在部2は適度に押圧され、通常稼働時や逆洗浄時のガス圧に対してもセラミックフィルタ30は揺動を起こさない。よって、挿通孔19の密閉は保持される。
(配置)
以上のように、セラミックフィルタ30は支持部材4に固定される。挿通孔19は支持部材4に複数設けられている。各挿通孔19には各々、セラミックフィルタ30が挿通され、各々のセラミックフィルタ30の上には、固定部材1、固定部材25及び押板29が載置される。そして、複数のセラミックフィルタ30は支持部材4に吊り下げられた状態で配置される。例えば、配置例として図8の平面図に示す形態を提案することができる。なお、図8では説明の便宜上押板29を4枚のみ図示したが、本実施形態では押板29を4枚に限らず支持部材4一面に多数配置することが可能となっている。
(逆洗管33)
押板29の上方には図3に示すように逆洗管33が支持部材4の延在面に沿うように配設されている。逆洗管33は管状であり、逆洗管33の根本部は缶体14の排出室40の側壁から外方に延出しており圧縮空気の供給手段(図示しない)に接続される。逆洗管33の先端部は閉塞している。また、逆洗管33は複数本あり、各々の逆洗管には下向きに噴射するノズル(図示しない)が多数備わる。各々のノズルは通気管10の上方に位置する。圧縮空気の供給手段から圧縮空気が逆洗管33に供給され、同ノズルにより圧縮空気が下方へ噴射されると、圧縮空気は通気管10の上方から下方へ向かい流れ込む。
(運用)
集塵装置20における排ガスの流れについて、図1及び図3を参照しつつ説明する。
排ガスは集塵装置20の系外から供給部15を通過して供給室50に流入する。流入後、排ガスはセラミックフィルタ30の筒部13を形成するフィルタによって除塵されて、フィルタ内部9に導かれる。なお、挿通孔19はセラミックフィルタ30と支持部材4(シール部材3が介在する場合は、セラミックフィルタ30と支持部材4とシール部材3)で密閉されているため、排ガスが除塵されずに挿通孔19を通過することはない。
フィルタ内部9に導かれた排ガスは通気管10を通過して排出室40に導かれる。その後、排ガスは排出部16から集塵装置20の系外へ排出される。
一方、排ガスが供給室50からセラミックフィルタ30を通過してフィルタ内部9に導かれると同時に、排ガスに含まれる微細物質は、セラミックフィルタ30の筒部13に集塵される。また、比較的重量のある微細物質は、排ガスが供給部15から供給室50に流入すると、ホッパ部17に自由落下する。
(逆洗浄)
通常、焼却設備は稼働させると長期に亘り運転を継続するため流動炉や集塵装置も連続運転させることになる。集塵装置20は微細物質の粒子径の大小によらず非常に高い集塵率を有するため、連続運転させると微細物質がセラミックフィルタ30に堆積していく。このため集塵装置20に流入する排ガスの圧力損失は徐々に増大する。そうすると、排ガスの単位時間当たりの処理流量は低下し、稼働当初の処理能力が維持されない。そこで、セラミックフィルタ30に堆積した微細物質を剥離して稼働当初の処理能力に回復させる方法が採られる。好ましい方法として、上記逆洗管33による逆洗浄を採るとよい。
逆洗浄は以下のとおりに行う。まず、微細物質が堆積して圧力損失が増大したセラミックフィルタ30に対して逆洗管33のノズルから圧縮空気が噴射される。圧縮空気は通気部10の上方からフィルタ内部9に流れ込み、フィルタ内部9からセラミックフィルタ30を通過して供給室50に導かれる。このセラミックフィルタ30を通過する際、堆積した微細物質は剥離してホッパ部17に落下する。微細物質が剥離することでセラミックフィルタ30は当初の処理能力に回復する。
(メンテナンス)
集塵装置20は長期に亘り運転を継続すると、経年劣化によりセラミックフィルタ30に摩耗が生ずる。摩耗が進行すると当初の集塵能力が低下するので、セラミックフィルタ30の交換をするとよい。本実施形態ではセラミックフィルタ30を交換しやすいように排出室40の天面の高さを十分に高いものとしている。セラミックフィルタ30を交換する際には、まず、ナット27bを外し、固定部材1、固定部材25及び押板29を取り除く。次に挿通孔19に挿通されたセラミックフィルタ30を上方へ持ち上げて、挿通孔19から引き抜く。セラミックフィルタ30を挿通孔19から引き抜く作業においても、排出室40の天面の高さが十分に高いのでフランジ部51が同天面に接触することがない。よって、同作業を安全かつ効率よく行うことができる。
(焼却設備)
本発明の集塵装置20が設置される下水汚泥焼却設備等は主に、汚泥濃縮器、汚泥脱水機、汚泥焼却炉により構成される。下水処理場から下水汚泥焼却設備に送泥された下水汚泥は、まず汚泥濃縮器により濃縮され、濃縮汚泥となる。その後、濃縮汚泥は汚泥脱水機により脱水され脱水汚泥となる。脱水汚泥は汚泥焼却炉で焼却され、排ガス及び焼却灰となる。
特に、汚泥焼却炉は流動炉、熱回収装置、集塵装置、煙突などで構成される。脱水汚泥は流動炉で燃焼され排ガスが生成する。排ガスは熱回収装置で熱交換され、集塵装置に流入する。同排ガスは集塵装置により微細物質が集塵される。ここで、微細物質には、例えば、ばいじん、重金属類、金属酸化物、二酸化ケイ素、リン酸化合物、窒素酸化物、硫黄酸化物が含まれる。そして、除塵された排ガスは煙突から系外へ放出される。なお、除塵された排ガスは依然として高熱であるので、過給機を設けて圧縮空気を生成させて、熱源を有効活用してもよい。
(その他)
通常稼働時において集塵装置20に流入する排ガスの温度は600℃超となる。よって、本実施形態に示す主な部材である固定部材1、固定部材25、押板29、支持部材4、ボルト27、逆洗管33等は、耐熱素材で形成される。耐熱素材としては、耐熱ステンレス、SUS304、SUS316、SUSF316、SUS430、SS400を例示できるがこれらに限るものではない。
上述のとおり本発明の集塵装置20はフランジ内周部18に荷重圧力11が掛からないのでフランジ部51の劣化や破損を防止できる。よって、同集塵装置20を利用することで、長期に亘りメンテナンスフリーで高い密閉性を維持しつつ安定した運転を継続することができる。
以上、発明者によりなされた発明について一実施形態として説明した。しかしながら、本実施形態を示す記述や図面によって本発明は限定されるべきではない。当業者が本実施形態に基づいて行う他の実施例等は本発明に含まれるものである。
本発明は、隔離型式集塵装置に関するものである。
1 固定部材
1s 空洞部
2 フランジ延在部
3 シール部材
4 支持部材
5 荷重圧力
6 応力
9 フィルタ内部
10 通気管
11 荷重圧力
13 筒部
14 缶体
15 供給部
16 排出部
17 テーパ部
18 フランジ内周部(筒部の上端部)
19 挿通孔
20 集塵装置
21 下面
22 外縁
23 上面
25 固定部材
25s 空洞部
26 スペーサー
27 留め具
27a ボルト
27b ナット
29 押板
29s 空洞部
30 セラミックフィルタ
31 段部
32 付根部
33 逆洗管
34 逃げ部
35 切り落とし部
35’ 切り落とし部
40 排出室
41 包囲部
42 側面部
50 供給室
51 フランジ部

Claims (7)

  1. 集塵装置において、
    円筒状の筒部と、前記筒部上端の外周側面から半径方向外方に包囲して延在する延在部とで形成されたセラミックフィルタと、
    前記セラミックフィルタを挿通する挿通孔を有し、当該挿通孔に前記筒部が挿通された当該セラミックフィルタの前記延在部を支持する支持部材と、
    上下に貫通する第1空洞部を有し、前記延在部に載置される第1固定部材とを備え、
    前記第1固定部材には上下に貫通する第2空洞部を有する押板が載置されており、
    前記押板に設けられた逆洗浄用の通気管が前記第2空洞部及び第1空洞部を貫通して延在し、
    前記通気管は、上端部が前記第2空洞部に位置し、下端部が前記筒部に位置し、中間部の径が上端部の径より小径であるものであり、
    前記第1空洞部は前記筒部の上部に位置し、前記第1固定部材は前記延在部を押圧し前記筒部上端に接しない、
    ことを特徴とする集塵装置。
  2. 前記第1固定部材における前記空洞部の径は、当該空洞部の下面よりも上面の方が小径である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の集塵装置。
  3. 前記第1固定部材に凹状段部が形成され、前記凹状段部と前記筒部上端とが離間して対向する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の集塵装置。
  4. 前記第1固定部材は、前記延在部を包囲する包囲部を有し、
    前記第1固定部材と前記延在部が嵌合する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の集塵装置。
  5. 前記延在部と前記支持部材との間にシール部材が配される、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の集塵装置。
  6. 前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の集塵装置。
  7. 前記第1固定部材には、上下に貫通する空洞部を有する第2固定部材が載置され、
    前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、載置面がそれぞれ四角形である板であり、
    前記第1固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部上下に切り落とされて、第1固定部材における切り落とし部が形成され、
    前記第2固定部材における前記四角形の四隅の頂点部のうち、少なくとも2つの頂点部上下に切り落とされて、第2固定部材における切り落とし部が形成され、
    前記第1固定部材における切り落とし部の上には前記第2固定部材における切り落とし部が位置し、
    前記第1固定部材における切り落とし部と、前記第2固定部材における切り落とし部には留め具が上下方向に配置され、
    前記第2固定部材には上下に貫通する空洞部を有する押板が載置されており、
    前記シール部材の肉厚は30%〜80%に収縮した状態で、
    前記押板は、前記留め具によって前記第2固定部材を押圧しつつ、前記支持部材に固定されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の集塵装置。
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