JPH03955Y2 - - Google Patents

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JPH03955Y2
JPH03955Y2 JP20180384U JP20180384U JPH03955Y2 JP H03955 Y2 JPH03955 Y2 JP H03955Y2 JP 20180384 U JP20180384 U JP 20180384U JP 20180384 U JP20180384 U JP 20180384U JP H03955 Y2 JPH03955 Y2 JP H03955Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は弁を備えた通水路を介して水をポンプ
によつて移送するポンプ付洗濯機に関する。
(ロ) 従来の技術 排水通路が十分でない場合のために排水用のポ
ンプを、また水道圧の低い地域のために給水用の
ポンプを具備した洗濯機がある。そして、昨今で
は洗濯水を再利用するために貯水槽を並設し、こ
の貯水槽と洗濯槽間で水を相互に移送するポンプ
を設けたものでもある。
このようなポンプ付洗濯機の場合、ポンプの駆
動と通水路或いは移送路の開放とを連動させる必
要があるが、従来はポンプ用モータと弁とを別々
に電気的に制御していた。従つて、コスト面で問
題があり、出願人は貯水槽を備えた洗濯機に於い
てポンプ(モータ)の駆動力によつて弁を開放す
る機構について特願昭59−52707号や特願昭59−
151701号で提案している。
斯る機構を第3図〜第7図イ,ロに基づいて説
明すると、1は全自動洗濯機の本体2に貯水槽3
を並設したポンプ付洗濯機で、本体2内には外槽
4を防振的に吊下し、外槽4内には脱水孔5……
を穿設した脱水兼洗濯槽6を設け、この洗濯槽6
の底部には回転翼7が配設されている。
8は外槽4の外底面に取付けられた洗濯モータ
で、洗濯時に回転翼7を、脱水時には回転翼7及
び洗濯槽6を夫々回転させる。9は洗濯槽6の排
水口で、排水ソレノイド10によつて駆動される
排水弁11を介して排水ホース12に接続してあ
る。13は貯水槽3の底部と排水口9を連絡する
通水路で、通水弁14と可逆ポンプ15から成る
ポンプ機構16を備えている。尚、この通水路1
3は排水弁11を介して排水ホース12に連通し
ている。
ここで、可逆ポンプ15は上記貯水槽3の底部
に設けられたポンプ室17内に収納されたインペ
ラ18と、このインペラ18を上端に取り付ける
と共に下端を封水軸受19を介して水密的にポン
プ室17の底蓋20下方に突出し且つ該下端をセ
レーシヨン加工して雄回転伝達部21とした駆動
軸22からなる。23はワツシヤ24に支持され
たオイルシール等の水封部材、25は駆動軸22
の鍔26を支持するワツシヤ、27はオイルレス
メタルである。
また、通水弁14はポンプ室17に下向きに一
体形成されて通水路13に連る弁室28内に、ベ
ロー状の弁体29と、常時閉弁方向に付勢するス
プリング30と、このスプリングを下方に引張つ
て開弁させる弁杆31とを収納して成る。
32はポンプ機構16を駆動するポンプモータ
でステータ33に対してロータ34がスラスト方
向に移動自在な構成をしており、且つこのロータ
34の回転軸35を鉛直方向に配置した状態で底
蓋20に吊下されている。
その結果、通電遮断時にはロータ34が自重で
落下して、ステータ33に対し、下方向に15mmだ
け移動した状態で保持され、一方、通電時にはロ
ータ34が電磁力によつて引き上げられ、ステー
タ33にほぼ並置された状態で回転駆動するもの
である。36はロータ34の落下位置の下限を定
めたストツパーである。
37は回転軸35の上端に回転伝達軸である中
央軸38を嵌め込んでピン39で固定した強化プ
ラスチツクの成型品から成る冷却フアンで、中央
軸38の上側凹所内周壁をセレーシヨン加工され
た雌回転伝達部40としており、この雌回転伝達
部40に雄回転伝達部21を挿入することにより
ロータ34の回転駆動力をインペラ18に伝達す
る。
41は回転軸35の上方突出部分で固定された
ベアリング軸受、42はこの軸受を嵌め込んだベ
アリング受具、43はこの受具の周囲に軸対称に
突設された突出腕、44は底蓋20に垂設され、
回転軸35と通水弁14間に位置する軸支板であ
る。この軸支板44は所定巾を有する両側片4
5,45を備え、この側片45,45の回転軸3
5寄りに外向きの支軸46,46を突設し、更に
支軸46に近い両側片45,45の端面を所定度
合で湾曲させている。
47はロータ34の動きを通水弁14に伝達す
る樹脂製の伝達アームで、二本の桟48,48間
を橋架した形状をしており、桟48,48の中間
部に横向きの軸孔49,49を設けて上記支軸4
6,46に樹脂の弾性を利用して側方から嵌合
し、作用端47aに弁杆31の作動スプリング5
0の下端をピン等で係合し、力点と成る基端47
b,47bをベアリング受具42の突出腕43,
43に上方から係合させている。
かくして、ポンプモータ32に通電すると、ロ
ータ34がステータ33に並置するまで電磁力で
引上げられ且つ回転し、冷却フアン37及びイン
ペラ18を回転し、伝達アーム47の基端47b
を押上げて作用端47aを下げ、弁杆31を引下
げて弁体29を離し、通水路13を開放する(図
中二点鎖線参照)。
一方、ポンプモータ32への通電遮断時にはロ
ータ34がその自重で下方に落下し、しかもスプ
リング30の付勢力が伝達アーム47を介して回
転軸35及びロータ34を下方向に押圧するよう
に作用する。従つて、伝達アーム47の作用端4
7aが上昇するので弁体29は戻り、通水路13
を閉成復帰させる。
こうして、洗濯、脱水等の行程において、ポン
プモータ32により可逆ポンプ15を駆動して通
水路13を開放し、洗濯水或いはすすぎ水を外槽
4と貯水槽3間で移送し、使用済みの水を再利用
する。
斯る従来例はポンプモータ32の回転軸35及
び冷却フアン37の中央軸38が上下動しやすい
ので、回転伝達時にインペラ18の駆動軸22も
上下動しやすい構造である。従つて、ポンプモー
タ32の駆動時にポンプモータ32の振動、騒音
が駆動軸22を介してポンプ室17に伝わり、特
に貯水槽3の場合は貯水していない時に共鳴し、
運転音が増大する。また、駆動軸22の鍔26と
ワツシヤ25との間に軸回転をスムーズにするた
めにt(0.5mm位)の〓間を設けているので、ここ
でも振動音を発生する。例えば、駆動時に駆動軸
22の雄回転伝達部21の下端を冷却フアン37
の中央軸38の雌回転伝達部40の内底部に完全
に当接させて〓間tをほぼ零にし、冷却フアン3
7の上面とオイルレスメタル27との間に間〓を
残すようにすると、鍔26とワツシヤ25による
振動音は避けられるが、ポンプモータ32の振動
がより大きく伝達された。また、駆動時に冷却フ
アン37の上面をオイルレスメタル27の下端に
当接して伝達部21下端と伝達部40内底部に〓
間を作り、モータ32の振動がそこから直接伝わ
らないようにしても、〓間tが存在する以上振動
音の発生を軽減することができなかつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案はポンプモータの振動の伝達、ワツシヤ
と軸の鍔間での振動を抑制し、振動音、騒音の発
生を軽減せんとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、回転軸と駆動軸間にスラスト方向に
弾力を有する弾性部材を配設することにより問題
点を解決する。
(ホ) 作用 従つて、軸同志が嵌合して回転方向で連結する
際に弾性部材の弾力が両軸に働き、駆動軸を水封
部材側へ柔かく押付け、回転を阻害しないで〓間
(遊び)を解消する。即ち、弾性部材によつてモ
ータ回転軸からの振動の直接的な伝達を抑制する
と共に、軸と水封部材間での振動の発生を抑制す
る。
(ヘ) 実施例 以下、図面に基づいて説明するが、従来例と同
一構成には同一符号を付して説明を省略する。
第1図に於いて、51は回転軸35に連結され
た中央軸38に雌回転伝達部40として形成され
た凹所で、内底部に所定の厚みを有する弾性部材
としてのクツシヨン52を載置或いは接着してい
る。このクツシヨン52は振動吸収効果が出るよ
うに低硬度(50度〜60度程度)にされたゴムであ
る。
かくして、ポンプモータ32の回転時に回転軸
35が上昇移動すると、中央軸38及び凹所51
も上方へ移動し、駆動軸22の雄回転伝達部21
を凹所51内に嵌合させ、回転方向で連結する。
そして、駆動軸22は下端部をクツシヨン52に
圧接し、その弾力で押上げられて鍔26とワツシ
ヤ24間の〓間tを無くすか、ほとんど零にする
(図中二点鎖線参照)。
従つて、ポンプモータ32が回転した時、クツ
シヨン52は回転軸35及び中央軸38から駆動
軸22に直接伝達される振動を抑制する。また、
〓間tが無いのでワツシヤ24と鍔26の上下接
触がほとんど生じず、騒音の発生が減る。
次に、第2図は冷却フアン37を改良して成る
他の実施例を示し、冷却フアン37の中央軸38
に筒を形成し、回転軸35との連結部分と凹所5
1の内底部を弾性部材によつて形成し、この部材
をフアン37にネジによつて一体化している。こ
の弾性部材53は電気絶縁性を有する低硬度〈60
度位〉のゴムであり、回転軸35を下方から挿入
させる穴54を設けることにより、凹所51の内
底部を構成する部分55を薄肉に形成している。
更に、必要に応じて、駆動軸22下端(伝達部2
1)との当接時により弾性力を発揮するためにそ
の当接面56に環状の切溝57……を形成する。
従つて、駆動軸22の嵌合時にこの軸を当接面5
6によつて弾力的に押上げ、振動の伝達を抑制す
ると共に、〓間tを無くし(ほぼ零にし)て、こ
こでの振動音の発生を抑制する。また、凹所51
と駆動軸22との芯がずれると、嵌合面で異常振
動を生じるが、その時には弾性部材53が誤差を
弾力的に吸収して芯のずれを矯正する。更に、弾
性部材53は回転軸35と駆動軸22間で電気的
な絶縁作用と、回転軸35からの熱の絶縁作用を
果す。
尚、当接面56に形成された切溝57……を第
1の実施例に於けるクツシヨン52に採用するこ
とも可能である。
かくして、この第2実施例に於いては、ポンプ
モータ32の駆動時の騒音を軽減し、ポンプモー
タ32からの直接的な振動伝達を抑制し、特に貯
水槽3での共鳴音を減少し、軸間の種々の絶縁作
用を成すことができる。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、回転軸側とインペラの駆動軸
側をスラスト方向から嵌合させる際に両軸間に弾
性部材を介在させ、両軸間の振動伝達を抑制する
と共に、駆動軸の軸受に於ける騒音の発生を抑制
することができ、運転音の少いポンプ付洗濯機を
提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案要部の断面図、第2図は他の実
施例の冷却フアン部分の断面図、第3図は本考案
及び従来例の全体の断面図、第4図は従来例の要
部拡大断面図、第5図は同じく要部裏面図、第6
図は本考案及び従来例の駆動軸部分の断面図、第
7図イ,ロは同じく伝達アームの平面図及び縦断
正面図である。 3……貯水槽、4……外槽、13……通水路、
14……通水弁、17……ポンプ室、18……イ
ンペラ、19……軸受、22……駆動軸、23…
…水封部材、24……ワツシヤ、26……鍔、3
2……ポンプモータ、35……回転軸、37……
冷却フアン、38……中央軸、51……凹所、5
2……クツシヨン(弾性部材)、53……弾性部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプ室内に配設されたインペラと、このイン
    ペラの駆動軸を軸該と水封部材との間に〓間を置
    いて回転自在に支持するポンプ室の軸受と、回転
    軸を駆動時にスラスト方向に移動させて上記駆動
    軸に回転方向で連結すべく嵌合させるポンプモー
    タと、上記移動力によつて通水路を開放する通水
    弁と、上記駆動軸と回転軸の一方の端部に設けら
    れ、上記回転軸がスラスト方向に移動した際に、
    他方の軸の端部と当接する弾性部材とを備え、上
    記弾性部材は、スラスト方向に弾力を有すること
    を特徴とするポンプ付洗濯機。
JP20180384U 1984-12-24 1984-12-24 Expired JPH03955Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20180384U JPH03955Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20180384U JPH03955Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

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Publication Number Publication Date
JPS61110395U JPS61110395U (ja) 1986-07-12
JPH03955Y2 true JPH03955Y2 (ja) 1991-01-14

Family

ID=30763930

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20180384U Expired JPH03955Y2 (ja) 1984-12-24 1984-12-24

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JPS61110395U (ja) 1986-07-12

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