JP2504095Y2 - 洗濯機のクラッチ装置 - Google Patents
洗濯機のクラッチ装置Info
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- JP2504095Y2 JP2504095Y2 JP1989127389U JP12738989U JP2504095Y2 JP 2504095 Y2 JP2504095 Y2 JP 2504095Y2 JP 1989127389 U JP1989127389 U JP 1989127389U JP 12738989 U JP12738989 U JP 12738989U JP 2504095 Y2 JP2504095 Y2 JP 2504095Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗濯機に使用されるクラッチ装置で、特に
同軸上で回転の伝達と切離を行う噛合クラッチ装置に関
する。
同軸上で回転の伝達と切離を行う噛合クラッチ装置に関
する。
かかる噛合クラッチ装置は、例えば一槽式の全自動洗
濯機で使用されるもので、これを第4図、第5図につい
て説明すると、洗濯機の外箱(図示せず)内に配設する
水受槽(25)内に、さらに内部に回転翼(6)を設けた
洗濯兼脱水槽(2)を配設し、この洗濯兼脱水槽(2)
には下方に突出する脱水軸(1)を固定し、また、前記
回転翼(6)には脱水軸(1)と同軸芯にこれに回転自
在に貫通する洗濯軸(5)を固定する。
濯機で使用されるもので、これを第4図、第5図につい
て説明すると、洗濯機の外箱(図示せず)内に配設する
水受槽(25)内に、さらに内部に回転翼(6)を設けた
洗濯兼脱水槽(2)を配設し、この洗濯兼脱水槽(2)
には下方に突出する脱水軸(1)を固定し、また、前記
回転翼(6)には脱水軸(1)と同軸芯にこれに回転自
在に貫通する洗濯軸(5)を固定する。
水受槽(25)の下方にはモーター(22)を配設し、こ
のモーター(22)に固定したプーリー(23)をVベルト
(24)を介して洗濯軸(5)に固定したプーリー(7)
と連結する。
のモーター(22)に固定したプーリー(23)をVベルト
(24)を介して洗濯軸(5)に固定したプーリー(7)
と連結する。
モーター(22)の回転を脱水軸(1)や洗濯軸(5)
に伝えるクラッチ装置として爪(4)を突設した固定ク
ラッチ片(3)を脱水軸(1)に固定し、一方、洗濯軸
(5)にはキー(26)を介して上下に摺動するクラッチ
片(27)を設け、このクラッチ片(27)には前記爪
(4)に噛合する爪(28)を突設する。
に伝えるクラッチ装置として爪(4)を突設した固定ク
ラッチ片(3)を脱水軸(1)に固定し、一方、洗濯軸
(5)にはキー(26)を介して上下に摺動するクラッチ
片(27)を設け、このクラッチ片(27)には前記爪
(4)に噛合する爪(28)を突設する。
図中(29)は電磁石〔ソレノイド〕(32)に接続し、
クラッチ片(27)を上下動させる操作レバーを示し、先
端に設けた操作片(30)を、クラッチ片(27)に形成し
た案内溝(31)内に係合した。
クラッチ片(27)を上下動させる操作レバーを示し、先
端に設けた操作片(30)を、クラッチ片(27)に形成し
た案内溝(31)内に係合した。
また、図中(20)は軸受を示す。
次に、動作について説明する。
洗いを行うには、水受槽(25)及び洗濯兼脱水槽
(2)内に給水し、電磁石(32)に通電してこれを吸着
する。
(2)内に給水し、電磁石(32)に通電してこれを吸着
する。
これにより操作レバー(29)の先端部の操作片(30)
が下方に移動し、案内溝(31)を介してクラッチ片(2
7)が洗濯軸(5)にそって下方に押し下げられ、この
状態でクラッチ片(27)の爪(28)とクラッチ片(3)
の爪(4)との噛合が断たれる。
が下方に移動し、案内溝(31)を介してクラッチ片(2
7)が洗濯軸(5)にそって下方に押し下げられ、この
状態でクラッチ片(27)の爪(28)とクラッチ片(3)
の爪(4)との噛合が断たれる。
そして、規定量の給水が行われた後、モーター(22)
に通電してこれを回転させれば、モーター(22)の回転
はプーリー(23)、Vベルト(24)、プーリー(7)を
介して洗濯軸(5)に伝わり、洗濯軸(5)が回転する
ことでこれに固定されている回転翼(6)も回転し、洗
いが行われる。
に通電してこれを回転させれば、モーター(22)の回転
はプーリー(23)、Vベルト(24)、プーリー(7)を
介して洗濯軸(5)に伝わり、洗濯軸(5)が回転する
ことでこれに固定されている回転翼(6)も回転し、洗
いが行われる。
洗い終了後、脱水を行うには、電磁石(32)への通電
を断ち吸着を解除する。これにより操作レバー(29)の
先端の操作片(30)が上方に移動し、案内溝(31)を介
してクラッチ片(27)が押し上げられ、その結果、クラ
ッチ片(27)の爪(28)とクラッチ片(3)の爪(4)
とが噛合する。
を断ち吸着を解除する。これにより操作レバー(29)の
先端の操作片(30)が上方に移動し、案内溝(31)を介
してクラッチ片(27)が押し上げられ、その結果、クラ
ッチ片(27)の爪(28)とクラッチ片(3)の爪(4)
とが噛合する。
この状態でモーター(22)を一方向に連続回転させれ
ば、モーター(22)の回転はプーリー(23)、Vベルト
(24)、プーリー(7)を介して洗濯軸(5)に伝わる
とともに、洗濯軸(5)のキー(26)及びクラッチ片
(27)、クラッチ片(3)を介して脱水軸(1)に伝わ
り、脱水軸(1)に固定してある洗濯兼脱水槽(2)も
回転する。
ば、モーター(22)の回転はプーリー(23)、Vベルト
(24)、プーリー(7)を介して洗濯軸(5)に伝わる
とともに、洗濯軸(5)のキー(26)及びクラッチ片
(27)、クラッチ片(3)を介して脱水軸(1)に伝わ
り、脱水軸(1)に固定してある洗濯兼脱水槽(2)も
回転する。
このようにして脱水工程では洗濯兼脱水槽(2)を回
転し、内部の洗濯物に含まれるいる水分を遠心力により
水受槽(25)へと排出する。
転し、内部の洗濯物に含まれるいる水分を遠心力により
水受槽(25)へと排出する。
前記第4図、第5図に示すクラッチ装置では、洗濯軸
に取付けたクラッチ片を上下に移動させる部材として、
操作レバーを用い、その先端の操作片はクラッチ片に形
成した案内溝に常時係合の状態にあるため、洗濯軸の回
転にともないクラッチ片も回転すると、該クラッチ片と
操作片とがこすり合わさり、このため、摺り合わせによ
る振動が発生し、その振動が洗濯軸に伝わってしまう。
また、摺り音が発生して騒音の原因となったり、摩擦に
よる摩耗が生じ劣化を速めるなどの欠点があった。
に取付けたクラッチ片を上下に移動させる部材として、
操作レバーを用い、その先端の操作片はクラッチ片に形
成した案内溝に常時係合の状態にあるため、洗濯軸の回
転にともないクラッチ片も回転すると、該クラッチ片と
操作片とがこすり合わさり、このため、摺り合わせによ
る振動が発生し、その振動が洗濯軸に伝わってしまう。
また、摺り音が発生して騒音の原因となったり、摩擦に
よる摩耗が生じ劣化を速めるなどの欠点があった。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、クラッ
チ片を上下に移動させる部材がクラッチ片と常時摺り合
うことがなく、振動及び摺り音の発生を防止し、また、
摩耗による劣化も防止できる洗濯機のクラッチ装置を提
供することにある。
チ片を上下に移動させる部材がクラッチ片と常時摺り合
うことがなく、振動及び摺り音の発生を防止し、また、
摩耗による劣化も防止できる洗濯機のクラッチ装置を提
供することにある。
本考案は前記目的を達成するため、回転翼を回転させ
る洗濯軸と、これと同軸芯に設けた洗濯兼脱水槽を回転
させる脱水軸への伝達と切離しを行う洗濯機のクラッチ
装置において、脱水軸に設けられた固定クラッチ片と、
洗濯軸に設けられ、一方の片側に支持部を形成し、他方
の片側にバネ係止部を形成した支持部材と、輪状をな
し、内側の一方の端を支持部に遊嵌され、他方の端を前
記バネ係止部に係止されたバネに支承されて支持部材に
軸方向に沿って変位可能に取付けられた可動クラッチ片
と、可動クラッチ片と非接触状態となるバネの下死点以
上まで軸方向の一方と他方に移動させて固定クラッチ片
との噛合と切離しを行う操作片とを備えたことを要旨と
するものである。
る洗濯軸と、これと同軸芯に設けた洗濯兼脱水槽を回転
させる脱水軸への伝達と切離しを行う洗濯機のクラッチ
装置において、脱水軸に設けられた固定クラッチ片と、
洗濯軸に設けられ、一方の片側に支持部を形成し、他方
の片側にバネ係止部を形成した支持部材と、輪状をな
し、内側の一方の端を支持部に遊嵌され、他方の端を前
記バネ係止部に係止されたバネに支承されて支持部材に
軸方向に沿って変位可能に取付けられた可動クラッチ片
と、可動クラッチ片と非接触状態となるバネの下死点以
上まで軸方向の一方と他方に移動させて固定クラッチ片
との噛合と切離しを行う操作片とを備えたことを要旨と
するものである。
本考案によれば、操作片により圧縮バネの弾力に抗し
て可動クラッチ片の圧縮バネ装着側を押し下げると可動
クラッチ片は一方の側の支持部を支点として下方に移動
し、圧縮バネの下死点以上まで押し下げられたところで
可動クラッチ片は操作片と接触しない位置に至り、この
状態で回転する。
て可動クラッチ片の圧縮バネ装着側を押し下げると可動
クラッチ片は一方の側の支持部を支点として下方に移動
し、圧縮バネの下死点以上まで押し下げられたところで
可動クラッチ片は操作片と接触しない位置に至り、この
状態で回転する。
また、操作片により可動クラッチ片の圧縮バネ装着側
をバネの弾力に抗して押し上げると、可動クラッチ片は
前記と同様にして支持部を支点として上方に移動し、圧
縮バネの下死点以上まで押し上げられ固定クラッチ片と
噛合したところで可動クラッチ片は操作片と接触しない
状態で回転する。
をバネの弾力に抗して押し上げると、可動クラッチ片は
前記と同様にして支持部を支点として上方に移動し、圧
縮バネの下死点以上まで押し上げられ固定クラッチ片と
噛合したところで可動クラッチ片は操作片と接触しない
状態で回転する。
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案の洗濯機のクラッチ装置の実施例を示
す縦断正面図、第2図は同上要部の縦断正面図、第3図
は同上平面図で、図中、第4図に示した従来例と同一の
構成要素には同一の参照符号を付してある。
す縦断正面図、第2図は同上要部の縦断正面図、第3図
は同上平面図で、図中、第4図に示した従来例と同一の
構成要素には同一の参照符号を付してある。
本考案のクラッチ装置も、一槽式の全自動洗濯機に用
いるものであり、第4図に示した従来例と同様、洗濯機
の外箱(図示せず)内に配設する水受槽(25)内に、さ
らに内部に回転翼(6)を設けた洗濯兼脱水槽(2)を
配設し、この洗濯兼脱水槽(2)には水受槽(25)を貫
通して下方に突出する脱水軸(1)を固定し、また、回
転翼(6)には脱水軸(1)と同軸芯にこれに回転自在
に貫通する洗濯軸(5)を固定する。
いるものであり、第4図に示した従来例と同様、洗濯機
の外箱(図示せず)内に配設する水受槽(25)内に、さ
らに内部に回転翼(6)を設けた洗濯兼脱水槽(2)を
配設し、この洗濯兼脱水槽(2)には水受槽(25)を貫
通して下方に突出する脱水軸(1)を固定し、また、回
転翼(6)には脱水軸(1)と同軸芯にこれに回転自在
に貫通する洗濯軸(5)を固定する。
水受槽(25)の下方にはモーター(22)を配設し、こ
のモーター(22)に固定したプーリー(23)をVベルト
(24)を介して洗濯軸(5)に固定したプーリー(7)
と連結する。図中(20)は軸受を示す。
のモーター(22)に固定したプーリー(23)をVベルト
(24)を介して洗濯軸(5)に固定したプーリー(7)
と連結する。図中(20)は軸受を示す。
クラッチ装置として、従動軸である脱水軸(1)に固
定クラッチ片(3)を設け、駆動軸である洗濯軸(5)
に可動クラッチ片(8)を設けたもので、固定クラッチ
片(3)には下方に突出する爪(4)が設けてある。
定クラッチ片(3)を設け、駆動軸である洗濯軸(5)
に可動クラッチ片(8)を設けたもので、固定クラッチ
片(3)には下方に突出する爪(4)が設けてある。
また、この固定クラッチ片(3)の下方に位置させて
洗濯軸(5)にキー(16)により角筒状の支持部材(1
2)を固定し、この支持部材(12)の一方の片側(図示
の例でが右側)に略V字形の支持溝(13)を形成し、他
方の片側(図示の例では左側)にバネ係止孔(14)を水
平に設けた。
洗濯軸(5)にキー(16)により角筒状の支持部材(1
2)を固定し、この支持部材(12)の一方の片側(図示
の例でが右側)に略V字形の支持溝(13)を形成し、他
方の片側(図示の例では左側)にバネ係止孔(14)を水
平に設けた。
図中(8)は前記支持部材(12)の周面に取付く可動
クラッチ片を示し、これは平面外形形状が支持部材(1
2)とほぼ相似形の略矩形状に形成され、中央には支持
部材(12)との係合用の角形の孔(8a)を設け輪状に形
成してある。
クラッチ片を示し、これは平面外形形状が支持部材(1
2)とほぼ相似形の略矩形状に形成され、中央には支持
部材(12)との係合用の角形の孔(8a)を設け輪状に形
成してある。
そして、この角形の孔(8a)の一方の側(図示の例で
は右側縁)を支持部材(12)に形成した支持溝(13)に
挿入してここに遊嵌し、他方の左側縁には係止突起(1
1)を突設し、この係止突起(11)とバネ係止孔(14)
間に圧縮バネ(15)を弾装して該圧縮バネ(15)で可動
クラッチ片(8)の角形の孔(8a)の他方の側を支承す
る。
は右側縁)を支持部材(12)に形成した支持溝(13)に
挿入してここに遊嵌し、他方の左側縁には係止突起(1
1)を突設し、この係止突起(11)とバネ係止孔(14)
間に圧縮バネ(15)を弾装して該圧縮バネ(15)で可動
クラッチ片(8)の角形の孔(8a)の他方の側を支承す
る。
この圧縮バネ(15)を配設した側の可動クラッチ片
(8)の上面に爪(9)を突設するとともに、該爪
(9)から外側方に突片(10)を突設した。
(8)の上面に爪(9)を突設するとともに、該爪
(9)から外側方に突片(10)を突設した。
図中(17)は前記可動クラッチ片(8)の圧縮バネ
(15)の装着側に臨ませて配設され、すなわち可動クラ
ッチ片と近接され、可動クラッチ片(8)を動作させる
操作部を示し、電磁石(21)により左右にスライドする
山形の第一の操作片(18)と、同じく山形に形成され第
一の操作片(18)と連動して反対方向にスライドする第
二の操作片(19)とにより構成され、第一の操作片(1
8)と第二の操作片(19)とは互いに山形の頂点が向い
合うよう組合わさっている。
(15)の装着側に臨ませて配設され、すなわち可動クラ
ッチ片と近接され、可動クラッチ片(8)を動作させる
操作部を示し、電磁石(21)により左右にスライドする
山形の第一の操作片(18)と、同じく山形に形成され第
一の操作片(18)と連動して反対方向にスライドする第
二の操作片(19)とにより構成され、第一の操作片(1
8)と第二の操作片(19)とは互いに山形の頂点が向い
合うよう組合わさっている。
次に、動作について説明する。
洗いを行うには、水受槽(25)及び洗濯兼脱水槽
(2)内に給水し、電磁石(21)に通電してこれを吸着
する。
(2)内に給水し、電磁石(21)に通電してこれを吸着
する。
これにより操作部(17)内の第一の操作片(18)が吸
引され図において左方に移動し、この第一の操作片(1
8)の移動に連動して第二の操作片(19)が右方に突出
する。
引され図において左方に移動し、この第一の操作片(1
8)の移動に連動して第二の操作片(19)が右方に突出
する。
そして、規定量の給水が行われた後、モーター(22)
に通電しこれを回転させれば、モーター(22)の回転は
プーリー(23)、Vベルト(24)及びプーリー(7)を
介して洗濯軸(5)に伝わり、この洗濯軸(5)にキー
(16)を介して取付けてある支持部材(12)が回転す
る。
に通電しこれを回転させれば、モーター(22)の回転は
プーリー(23)、Vベルト(24)及びプーリー(7)を
介して洗濯軸(5)に伝わり、この洗濯軸(5)にキー
(16)を介して取付けてある支持部材(12)が回転す
る。
このとき、支持部材(12)に装着されている可動クラ
ッチ(8)の爪(9)が固定クラッチ片(3)の爪
(4)と噛合いの状態にある場合は支持部材(12)の回
転にともない可動クラッチ片(8)が回転することによ
り突片(10)が第二の操作片(19)に当接しながら圧縮
バネ(15)の弾力に抗して該圧縮バネ(15)の下死点以
上まで下方に押し下げられ、さらに圧縮バネ(15)の反
力により支持溝(13)との係合部を支点として突片(1
0)と第二の操作片(19)とが当接しない位置まで可動
クラッチ片(8)が下がる。
ッチ(8)の爪(9)が固定クラッチ片(3)の爪
(4)と噛合いの状態にある場合は支持部材(12)の回
転にともない可動クラッチ片(8)が回転することによ
り突片(10)が第二の操作片(19)に当接しながら圧縮
バネ(15)の弾力に抗して該圧縮バネ(15)の下死点以
上まで下方に押し下げられ、さらに圧縮バネ(15)の反
力により支持溝(13)との係合部を支点として突片(1
0)と第二の操作片(19)とが当接しない位置まで可動
クラッチ片(8)が下がる。
こうして、可動クラッチ片(8)の爪(9)と固定ク
ラッチ片(3)と爪(4)との噛合が解除され、かつ、
可動クラッチ片(8)が突出している第二の操作片(1
9)に当たらない位置までクリック動作により下がり、
この状態でモーター(22)の回転は洗濯軸(5)にのみ
伝わり、回転翼(6)が回転して洗い運転が行われる。
ラッチ片(3)と爪(4)との噛合が解除され、かつ、
可動クラッチ片(8)が突出している第二の操作片(1
9)に当たらない位置までクリック動作により下がり、
この状態でモーター(22)の回転は洗濯軸(5)にのみ
伝わり、回転翼(6)が回転して洗い運転が行われる。
洗い終了後、脱水運転を行うには、電磁石(21)への
通電を断ち、吸着を解除すれば、吸引されていた第一の
操作片(18)が突出し、これに連動して突出していた第
二の操作片(19)が操作部(17)内に移動する。
通電を断ち、吸着を解除すれば、吸引されていた第一の
操作片(18)が突出し、これに連動して突出していた第
二の操作片(19)が操作部(17)内に移動する。
この状態でモーター(22)に通電すれば、モーター
(22)の回転により洗濯軸(5)とともに可動クラッチ
片(8)が回転し、突片(10)が第一操作片(18)に当
接しながら圧縮バネ(15)の弾力に抗して圧縮バネ(1
5)の下死点以上まで押し上げられ、さらに圧縮バネ(1
5)の反力により支持溝(13)との係合部を支点として
可動クラッチ片(8)の爪(9)と固定クラッチ(3)
の爪(4)とが噛合い、かつ、突片(10)が第一の操作
片(18)に当たらない位置までクラッチ片(8)が押し
上げられる。
(22)の回転により洗濯軸(5)とともに可動クラッチ
片(8)が回転し、突片(10)が第一操作片(18)に当
接しながら圧縮バネ(15)の弾力に抗して圧縮バネ(1
5)の下死点以上まで押し上げられ、さらに圧縮バネ(1
5)の反力により支持溝(13)との係合部を支点として
可動クラッチ片(8)の爪(9)と固定クラッチ(3)
の爪(4)とが噛合い、かつ、突片(10)が第一の操作
片(18)に当たらない位置までクラッチ片(8)が押し
上げられる。
こうして、可動クラッチ片(8)と固定クラッチ片
(3)とが噛合い、かつ、可動クラッチ片(8)が第一
の操作片(18)に当たらない状態で、モーター(22)の
回転は洗濯軸(5)、可動クラッチ片(8)、固定クラ
ッチ片(3)を介して脱水軸(1)に伝わり、該脱水軸
(1)に固定した洗濯兼脱水槽(2)が回転し、遠心力
により内部の洗濯物に含まれている水分を水受槽(25)
へと排出する。
(3)とが噛合い、かつ、可動クラッチ片(8)が第一
の操作片(18)に当たらない状態で、モーター(22)の
回転は洗濯軸(5)、可動クラッチ片(8)、固定クラ
ッチ片(3)を介して脱水軸(1)に伝わり、該脱水軸
(1)に固定した洗濯兼脱水槽(2)が回転し、遠心力
により内部の洗濯物に含まれている水分を水受槽(25)
へと排出する。
以上述べたように本考案の洗濯機のクラッチ装置は、
可動クラッチ片を移動させる操作片と可動クラッチ片と
が回転中、常時接触し続けることがないので、洗濯時及
び脱水時に摺り音の発生する騒音もなく且つ摩耗による
劣化も防ぐことができ、また、回転翼の回転を円滑にす
る。さらに、摺り合いによる振動の発生を防止し洗濯軸
にその振動が伝わることを防ぐ。
可動クラッチ片を移動させる操作片と可動クラッチ片と
が回転中、常時接触し続けることがないので、洗濯時及
び脱水時に摺り音の発生する騒音もなく且つ摩耗による
劣化も防ぐことができ、また、回転翼の回転を円滑にす
る。さらに、摺り合いによる振動の発生を防止し洗濯軸
にその振動が伝わることを防ぐ。
第1図は本考案の洗濯機のクラッチ装置の実施例を示す
縦断側面図、第2図は同上要部の縦断正面図、第3図は
同上平面図、第4図は従来例を示す縦断正面図、第5図
は同上要部の平面図である。 (1)…脱水軸、(2)…洗濯兼脱水槽 (3)…固定クラッチ片、(4)…爪 (5)…洗濯軸、(6)…回転翼 (7)…プーリー、(8)…可動クラッチ片 (8a)…孔、(9)…爪 (10)…突片、(11)…係止突起 (12)…支持部材、(13)…支持溝 (14)…バネ係止孔、(15)…圧縮バネ (16)…キー、(17)…操作部 (18)…第一の操作片、(19)…第二の操作片 (20)…軸受、(21)…電磁石 (22)…モーター、(23)…プーリー (24)…Vベルト、(25)…水受槽 (26)…キー、(27)…クラッチ片 (28)…爪、(29)…操作レバー (30)…操作片、(31)…案内溝 (32)…電磁石
縦断側面図、第2図は同上要部の縦断正面図、第3図は
同上平面図、第4図は従来例を示す縦断正面図、第5図
は同上要部の平面図である。 (1)…脱水軸、(2)…洗濯兼脱水槽 (3)…固定クラッチ片、(4)…爪 (5)…洗濯軸、(6)…回転翼 (7)…プーリー、(8)…可動クラッチ片 (8a)…孔、(9)…爪 (10)…突片、(11)…係止突起 (12)…支持部材、(13)…支持溝 (14)…バネ係止孔、(15)…圧縮バネ (16)…キー、(17)…操作部 (18)…第一の操作片、(19)…第二の操作片 (20)…軸受、(21)…電磁石 (22)…モーター、(23)…プーリー (24)…Vベルト、(25)…水受槽 (26)…キー、(27)…クラッチ片 (28)…爪、(29)…操作レバー (30)…操作片、(31)…案内溝 (32)…電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小高 栄一 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本 建鉄株式会社船橋製作所内 (72)考案者 永須 義郎 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本 建鉄株式会社船橋製作所内 (72)考案者 香内 由美子 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本 建鉄株式会社船橋製作所内 (56)参考文献 実開 昭51−36264(JP,U) 実開 昭53−117864(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】回転翼を回転させる洗濯軸と、これと同軸
芯に設けた洗濯兼脱水槽を回転させる脱水軸への伝達と
切離しを行う洗濯機のクラッチ装置において、 前記脱水軸に設けられた固定クラッチ片と、 前記洗濯軸に設けられ、一方の片側に支持部を形成し、
他方の片側にバネ係止部に形成した支持部材と、 輪状をなし、内側の一方の端を前記支持部に遊嵌され、
他方の端を前記バネ係止部に係止されたバネに支承され
て前記支持部材に軸方向に沿って変位可能に取付けられ
た可動クラッチ片と、 前記可動クラッチ片を非接触状態となる前記バネの下死
点以上まで軸方向の一方と他方に移動させて固定クラッ
チ片との噛合と切離しを行う操作片とを備えたことを特
徴とする洗濯機のクラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989127389U JP2504095Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 洗濯機のクラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989127389U JP2504095Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 洗濯機のクラッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365583U JPH0365583U (ja) | 1991-06-26 |
JP2504095Y2 true JP2504095Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31675148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989127389U Expired - Fee Related JP2504095Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 洗濯機のクラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504095Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4378432B2 (ja) * | 2009-07-13 | 2009-12-09 | 日本ファーネス株式会社 | 熱風循環炉 |
CN110616540A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-12-27 | 南京航空航天大学 | 工作状态可控的多桶洗衣机 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5136264U (ja) * | 1974-09-10 | 1976-03-17 | ||
JPS53117864U (ja) * | 1977-02-26 | 1978-09-19 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1989127389U patent/JP2504095Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365583U (ja) | 1991-06-26 |
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