JPH0395351A - ダンパ - Google Patents

ダンパ

Info

Publication number
JPH0395351A
JPH0395351A JP23156089A JP23156089A JPH0395351A JP H0395351 A JPH0395351 A JP H0395351A JP 23156089 A JP23156089 A JP 23156089A JP 23156089 A JP23156089 A JP 23156089A JP H0395351 A JPH0395351 A JP H0395351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
casing
damper
bearing member
inner bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23156089A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0788966B2 (ja
Inventor
Terumasa Kiguchi
木口 照正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kikuchi Kogyo KK
Original Assignee
Kikuchi Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kikuchi Kogyo KK filed Critical Kikuchi Kogyo KK
Priority to JP23156089A priority Critical patent/JPH0788966B2/ja
Publication of JPH0395351A publication Critical patent/JPH0395351A/ja
Publication of JPH0788966B2 publication Critical patent/JPH0788966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ダンパに関し、より詳細には、送風ダクト
の中間あるいは末端に設置し、防火、防煙、風量調節な
どに好適で耐久性の向上と信頼性の向上を期するように
したダンバに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、ビルなどに送風用のダクトを取り付け、空気
調和用の風量調節や、防火、防煙のために、このダクト
の中間部あるいは末端にダンパを取り付け、風量調節時
には、ダンパの羽根の回動角度を変え、防火、防煙時に
は、羽根の回転により、ダクト内を遮断して、煙や火災
、熱風などの流通を阻止するようにしている。
第10図は、従来のダンパを装着したダクトの概略的構
威を示す断面図である。この第10図において%1は、
ビルなどに取り付けられるダクトであり、角筒状に形成
されている。
このダクト1の所定個所、この例の場合,中間部にダク
ト5の一部をなす角筒状のケーシング2が取り付けられ
ている.ケーシング2は、第11図に示すように、ダク
ト1とほぼ同一断面形状を有し1対の側板2a ,2b
がダクト1の流体の流通方向と平行になるように対向し
て、ダクトlにフランジ2c ,2dを介してダクト1
のフランジla ,lbに取り付けられており、1対の
側板2a ,2bの上端と下端には、それぞれ天板2e
、底板2fが当接されている。
これらの天@2eと側板2a ,2bおよび底板2fは
、ライン溶接で固着され、かくして、角簡状のケーシン
グ2が形成されている。
1対の側板2a ,2bの所定位置には、第12図に示
すように、断面「コ」字形の取付部3が側板2a ,2
bの相対向する位置に溶接により取り付けられている。
取付部3の所定個所には,円形の貫通孔3aが設けられ
ている。この貫通孔3aに真鍮性のブッシュ4が嵌合さ
れている。
このブッシュ4は、第13図からも明らかなように、短
円筒状に形成され、っぱ4aが取付部3の内面側に当接
するようになっている。
1対の側板2a ,2bにそれぞれ取り付けられた取付
部3の貫通孔3aに嵌合したブッシュ4に、第13図に
示すようにダンパ5の鉄製のシャフト5aの両端を貫通
させ、ブッシュ4で軸支するようにしている。
シャフト5aには、羽根5bが取り付けられており、シ
ャフト5aと羽根5bが一体的にケーシング2内で任意
の方向に回動するようになっている。
ダンパ5が多翼を有する場合には、第10図、第l3図
に示す羽根5bの数だけ、第12図に示した取付部3に
貫通孔3aを設け、各貫通孔3aにブッシュ4を嵌合さ
せて、上記第10図、第13図のように、取付部3にシ
ャフト5aを軸支して取り付けるようにしている。この
ダンパ5の羽根5bの回転は、手動、電動のいずれでも
可能であり、ダンパ5の駆動ロック手段を防煙ダンパの
場合を例にして述べる。
この駆動ロック手段は、第14図に概略構或を断面図で
示している。
この14図において、6は駆動ロック手段であり、筒状
に形成した固定枠7の一端に孔7aを形成し、この孔7
aに可動アーム8を挿通させ、可動アーム8の一端に係
止部8aが一体的に形成されている。この係子部8aに
第13図に示したシャフトSaの一端に設けたセットレ
バー5cを係止させている。
また、固定枠7内を貫通した可動アーム8の先端と固定
枠7の先端間には、温度ヒューズ9が取リ付けられてい
る。
可動アーム8の中央部には、ばね掛け8bが一体的に形
成されている。このばね掛け8bと固定枠7の一端間に
は、スプリング10が圧縮された状態で収納され、平常
時にこのスプリング1oは、ばね掛け8bと固定枠7間
に圧縮され、セット1ノパー50を介して、ダンパ5の
シャフト5aがダンパ5に設けた図示しないスプリング
の弾カに坑して、ケーシング2内で羽根5bを開いた状
態を保持している。
上記温度ヒューズ9は、ダクト1内における温度を検知
するようになっており、所定温度以上になると,温度ヒ
ューズ9が溶断されるようになっている。
このように構成することにより,ダンバ5が例えば、防
煙ダンパであるとすると、温度ヒューズ9が所定以上の
温度を検知したとき、溶断される,これにより,スプリ
ング10の圧縮力が解除され、スプリング10は、第1
0図の矢印A1方向に伸張する。それにともない、可動
アーム8も矢印A1方向に移動する。その結果、セット
レパー5Cが係止部8aから外れ、ダンパ5の図示しな
いスプリングの弾力により、シャフト5aがブッシュ5
で軸支された状態で回転され、羽根5bがケーシング2
内で閉じる方向に回動し,ダクト1内の流体を遮断する
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようなダンパにおいては、ケーシン
グ2は,1対の側板2a ,2bと天板2e.底板2f
を当接して、ライン溶接で形成されている。このため、
溶接時の熱膨張により、変形を生じ易くなり、その結果
、シャフト5aの軸支部分が所定の寸法関係を保持し得
なくなるという難点があった。
また、ケーシング2が変形することにより、長期間使用
中にダンパ5の羽根5bが風にあおられて、取付部3の
貫通孔3a部で「ガタツキ」が生じ、ブッシュ3の部分
のシャフト5aの軸支部分が損傷され易くなる。
また、ブッシュ3は、真鍮製であり、一方、シャフト5
aは鉄製であるため,長期間の使用中に両者が錆により
固着され:円滑な作動を阻害するという問題があること
に加えて、シャフト5aは、単にブッシュ3に貫通して
いるのみであるから、流体に塵埃が混入していると、こ
の塵埃によりブッシュ3およびシャフト5aが長期間の
使用中に腐蝕されあるいは異物の混入により、シャフト
5aが円滑に回転せず、動作不良を招来し、信頼性に欠
けるという問題があった。
しかるに、防煙ダンバや防災ダンパの場合には,人命に
かかわり、ダンバ5の信頼性の欠如はこの種ダンパにと
っては、致命的である。
また,真鍮製のブッシュ4は、軟質で、摩耗し易く、ガ
タツキや振動、騒音の発生もし易く、この摩耗にともな
って、シャフト5aとブッシュ4との間隙からすでに述
べたように、塵埃も混入し易いという問題点があった。
この発明は,上述の事情に鑑みてなされたもので、その
第1の目的は,耐蝕性、耐摩耗性、耐振動性にすぐれ、
長期間の使用に耐えることができ、防災用に適用しても
人命に危害が及ばないダンパを提供することにある。
また第2の目的は、塵埃の混入を防止し、ひいてはブッ
シュとシャフト間の損摩を防止できるダンパを提供する
ことにある。
さらに、第3の目的は、構或部品の簡略化およびそれに
ともなうコストダウンと高信頼性を期することができる
ダンパを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載の発明のダンパは、上記第1の目的を達
或させるために、流体を流通させるダクトの所定個所に
上記流体の流通方向に設けた角筒状のケーシングと、こ
のケーシングの両側板の所定個所に相対向して形成され
た孔に内側からそれぞれ嵌合され、内周面に対摩耗性お
よび耐腐蝕性を有するブッシュおよび0リングをそれぞ
れ取り付けた1対の内側軸受部材と、この内側軸受部材
にそれぞれ上記各側板の外側から螺合することにより上
記内側軸受部材を上記各側板に固定する1対の外側軸受
部材と、上記1対の内側軸受部材の上記ブッシュにより
回転可能に軸支され回転角度に応じて羽根を上記ケーシ
ング内に回転させ上記流体の流量を変化させ得るシャフ
トを具備したことを特徴としたものである。
また請求項2に記載の発明のダンバは、上記第2の目的
を達威させるために、上記外側軸受部材は貫通孔を有し
、内周面に上記シャフトの外周面に密着する○リングを
有することを特徴としたものである。
そして、請求項3に記載のダンバは、上記第3の目的を
達戒させるために、上記外側軸受部材は有底筒状にして
上記シャフトが貫通しない袋ナットにより上記内側軸受
部材と螺合することを特徴としたものである。
〔作 用〕
上述のように構成した請求項1に記載の発明のダンパに
おいては、ケーシングは、1対の側抜の接合部と天板お
よび底抜とがスポット溶接されているから、熱膨張によ
る変形を生じることなく、初期の形状を保持し、シ.ヤ
フトが内側軸受部材の耐摩耗性、耐腐蝕性のあるブッシ
ュで回転可能に支承されるとともに、シャフトの外周面
に0リングが密着し,流体に混入された塵埃のシャフト
とブッシュ間への流入を防止するように作用する。
また、請求項2に記載の発明のダンパにおいては、外側
軸受部の0リングもシャフトの外周面に密着し,シャフ
トとブッシュ間に塵埃が混入するのを防止するように作
用する。
さらに、請求項3に記載の発明のダンパにおいては、外
側軸受部材は袋ナットとなっているから、ケーシングの
外側において、シャフトは、内側軸受部材と外側軸受部
材とにより密閉され、シャフトとブッシュ間に塵埃が混
入するのを防止するように作用する。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明
する。
第1図は、この発明に係るダンバの全体構或を示す断面
図である。この第1図における11は、アルミと亜鉛の
合金(ガルバリウム)などの薄板材により角筒状に形成
された、熱や錆に強いケーシングである。なお、第工図
のケーシング11は、その板厚を誇張して厚内に描いて
ある。
このケーシング11は、第2図の斜視図および第3図の
分解斜視図からも明らかなように、工対の相対する側板
11a,llbと天板11c.底板lidとにより構威
されている。
1対の側板11a,llbは、同一形状をなすから,側
板11aを代表して述べる,側板11aの上端縁と下端
縁の両方を方形状にカットして、突帯状の接合部11e
,llfが内側(流体の流通側)に直角に折り曲げられ
ている。
この1対の側板11a,llbは、第4図に示すように
、角筒状のダクト12の流体の流通方向に平行になるよ
うに配置されるようになっている。
この1対の側板11a,llbの上側の接合部lieの
内面と天板lieの上面が接合して、スポット溶接によ
り接合されている。
同様にして、側板11a,llbの下側の接合部11f
の上面に底板lidの下面を接合して、スポッI・溶接
により接合されている。
このようにして、1対の側板11a,llb、天板li
e、底板11clにより角筒状のケーシング11が形戊
されている, 第5図は、後述する本発明のダンバを取り付けた状態を
示す側面図、第6図は、その正面図である。この第5図
、第6図からも明らかなように、左右の開口端はダクI
− 1 2に連結するために、フランジ13.14がス
ポット溶接によりケーシング11に取り付けられている
このフランジ13.14は、同一形状をなしており、以
下、フランジl3を代表して述べる。
フランジ13は、第6図の正面図からも明らかなように
正面から見ると、方形状の枠状になっており、接合部1
3aと連結部13bとにより、構或され、断面形状がr
LJ字形になっている。
接合部13aは、ケーシング11の側板11a,11b
、天板11c、底板11dなどにスポット溶接で接合さ
れて一体化され、連結部13bには,所定間隔ごとにボ
ルI一孔13dが形成されている。
?のボルト孔13dを通して、ダクト12のフランジ1
5のボルト孔15a (第6図参照)と連結するように
なっている。
ケーシング11の1対の側板11a,llbのほぼ中央
部には、貫通孔1 1a,, 1 lb,が形成されて
いる。これらの貫通孔1 1a1* 1 lb,は、第
7図に示す内側軸受部材16の摺り割り16aの形状に
適合するように,「DJ形に形成されている。
この貫通孔1 1a,, 1 lb.には、上記内側軸
受部材16が側板11a,llbの内側より外方に向け
て嵌合されている。この内側軸受部材16は、第1図、
第7図からも明らかなように、真鍮などにより、短円筒
状の筒部16bとつば部16cがら’II或され、筒部
16bの外周面に上記摺り割り16aが形成されている
。この摺り割り16aは、貫通孔1 1al+ 1 l
b,に嵌合したときに、内側軸受部材l6の回転止めの
作用をなすものである。
つば部16cは、内側軸受部材l6を貫通孔l l a
■T 1 1,Jに嵌合したとき、側板11a,1lb
の内面に当接され,ストツパとなるものである。
筒部16bの外周面には、雄ねじ16dが刻設され、内
周面には、円筒状のテフロン(四フッ化エチレンの重合
体で作った合威樹脂の商品名)で形成されたブッシュ1
6eが圧入固定されている。
ブッシュ16eは、後述するシャフトの軸受となるもの
である。
また、円筒部16bの内面には、合或ゴム、合或樹脂な
どで形戊されたOリング16fがつば部16c近傍に形
成された凹陥部に嵌合されている.このOリング16f
は、シャフトが内側軸受部材16内に挿入されたとき、
シャフトの外周面に密着して、側板11a,llbの内
側と外側の気密性を保持するためのものである。
内側軸受部材16の雄ねじ16dには、外側軸受部材1
7の内周面に刻設した雌ねじ17aが螺合するようにな
っている。
この外側軸受部材17は、第1図より明らかなように、
真鍮により短円筒状に形成され、その内周而に上記雌ね
じ17aが刻設されているとともに、Oリング17bが
嵌合される凹陥溝が形成されている。
この0リング17bは、上記0リング16fと同様に、
シャフトが挿入されると、シャフトの外周面に密着し、
ケーシングl1の外側と内側が気密になるようにするた
めのものであり、両○リング16f,17bにより、シ
ャフトの外周面とブッシュ16eとの間に気体などに混
入している塵埃が侵入するのを防止するようになってい
る。
また、第5図、第6図の両図からも明らかなように、ケ
ーシング11の両側板11a,llbの内側軸受部材1
6と外側軸受部材17内にステンレススティール製のシ
ャフト18が挿入されており,シャフト18の中央部に
おいて、ケーシング11内に回動するように羽根(ダン
パ翼)19が取り付けられている。羽根19は、その回
動角度により、ケーシング1l内において、流体の流量
を調節したり、流体の流通(通過)を遮断するようにな
っている。
シャフト18の一端、たとえば、側板11a側から外部
に突出した個所には、セットレバー20が取り付けられ
ており、このセットレパー20は、第14図で示した駆
動ロック手段6の可動アーム8の係止部8aに係止され
るようになっている。
この駆動ロック手段6については、すでに述べたので、
ここでの重複説明を避ける。
ダンパが防災用ダンパとして使用されるものとして説明
を迫めると、通常は、上記駆動ロック手段6により、羽
根19がケーシング11内の流体の流通を妨げない位置
に、すなわち、第5図の状態にセットされるように、ス
プリングでシャフト18が付勢されている。
このスプリングは、シャフト18と側板11aの所定個
所に取り付けられている。
このように構戒された実施例の動作について説明する。
防災ダンパのうち、たとえば、防煙ダンパとして使用す
る場合に、第14図で示した駆動、ロック手段6の可動
アーム8の係止部8aにセットレバー20と一体的に回
動ずる係合片21を係止させ、スプリングにより羽根1
9を時計方向に付勢しているのを阻止させる。このとき
、第5図に示すように、ケーシング11内において、流
体の流通を防げない位置になるように、シャフトエ8は
、セットされる。
この状態では、シャフト18の両端近傍は、内側軸受部
16のブッシュ16eに回転可能に支承され、かつ両○
リング16f,17bにより外周面が密着され、気密状
態を保持している。
いま、温度ヒューズ9の設置位置が所定温度以上になる
と、温度ヒューズ9が溶断され、〔従来の技術〕の欄で
述べたとおり、第14図におけるスプリング10の弾力
により、可動アーム8が第14図の矢印A1方向に移動
し、セットレバー20と一体の係合片21が係止部8a
から外れ、スプリングの弾力により、シャフト18が第
5図において時計回りに回転し、それにともなって、羽
根19が回動し、ケーシング11内の流体の流通を遮断
する。
したがって、火災発生にともなう発煙があっても、ダク
ト12内に煙が逆流するのを防止する。
このようなダンパの動作に際し、シャフト18は、テフ
ロンなどのブッシュ16eで円滑に回転可能に支承され
ており、テフロン製のブッシュ16eおよびステンレス
製のシャフト18はともに材質的に耐腐蝕性を有し、し
かも、摩擦係数が小さく、従って、酎摩性に富んでいる
ので、長期間の使用にも十分耐えることができ、変質に
ともなう変形やガタツキがなくなる。
また、シャフト18の内側軸受部材16、外側軸受部材
17内において、両○リング16f,17bで気密性を
保持しているから、周辺の気体に混入する塵埃がシャフ
ト18,ブッシュ16e間の間隙内に侵入することがな
く、シャフト18やブッシュ16eに塵埃が固着し、シ
ャフト18の回転動作に支障を来たす虞れがなくなる。
このように、この実施例によれば、ケーシング11の側
板11a,llbと天板11c、底板lidをスポット
溶接により、角筒状に形成したから、加工時の熱ひずみ
による変形がなくなり、シャフト18の回転にガタツキ
を生じなくすることができ、振動の発生や不快な騒音発
生を抑制できる利点がある。
また、シャフトl8は、ステンレススティールにより形
成したから、防錆効果が期待できるとともに、このシャ
フトl8の両端を支承する内側軸受部材16内にテフロ
ンによるブッシュ16eを介して支承するようにしたか
ら、耐摩耗性、耐蝕性および耐久性にすぐれ、オーバホ
ールや部品交換が不要であり、しかも0リング16f,
17bにより、シャフト15の外周面の気密性を保持し
ているから、塵埃の侵入を防止でき、注油なども必要な
く、メンテナンス性にすぐれている。
これらにより、いきおい、信頼性が向上し、人命保護の
点から考え、防災用にすぐれているものである。
なお、この発明は、上述の実施例に限定されるものでな
く,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施がで
きるものである。
たとえば、外側軸受部材17として、第8図に示すよう
に、有底筒状の袋ナット状に形成し、底部17cを有す
るとともに、内部に雌ねじ穴17dを刻設し、Oリング
17bの使用を省略するようにしてもよい。
この第8図の場合には、底部17cにより、内側軸受部
材16との間を密閉するから、内側軸受部材17内のシ
ャフト18への塵埃の侵入を防止でき、しかもOリング
17bが不要となり、コストダウンが可能となる。
また、第9図に示すように、内側軸受部材16の円筒部
16bの端部に摺り割り溝16gを形成しておくことが
望ましい。このように構或しておけば、圧入状態で嵌入
されているブッシュ16aを交換する際に、鉗子状の治
具22の先端部22aを挿入して該ブッシュ16eの端
部外周を挟んで引き抜くのに便宜となる。
また、上記実施例では、防災用のダンバとして説明した
が、ダクトl2内を流通する空気の流量の調整を温度に
応じて調整する場合にも適用できる。
この場合は、上記温度ヒューズ9の使用に代えて、温度
計、サーモスタットなどの温度検出手段に応じて自動的
にシャフト18を適宜回転させ、羽根19をケーシング
l1内で所定角度回動ずるようにしてもよい。
また、ダンバ5を防災用、調整用のいずれに使用しても
、シャフト18は手動、電動のいずれでも回転させるこ
とができるのはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、耐
摩耗性、耐久性、耐腐蝕性にすぐれ、塵埃の侵入もなく
、部品交換、オーバホール、注油などのメンテナンスが
不要となり、信頼性も向上するダンパを提供することが
できる。
また、請求項2記載の発明によれば、外側軸受部材は貫
通型にしてその内部に○リングを設けるようにしたから
,内側軸受部材のOリングに加えて、外側軸受部材の○
リングによっても、シャフトの気密性を保持でき、塵埃
の侵入防止をより一層高めることができ、ブッシュとシ
ャフトの損摩を防止でき、より一層の信頼性を高めるダ
ンパを提供することができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、外側軸受部材
と有底筒状にした袋ナットを用い、この袋ナットと内側
軸受部材と螺合するようにしたので、シャフトへの侵入
防止効果に加えてOリングを省略でき、コストダウン効
果が期待できるダンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るダンパの一実施例の全体#t
或を示す断面図、第2図は、同上実施例におけるケーシ
ングの斜視図,第3図は,同上ケーシングの分解斜視図
、第4図は、同上ケーシングをダクトに連結した状態の
側面図、第S図は、同上実施例の側面図、第6図は、同
上実施例の正面図、第7図は、同上実施例に使用される
内側軸受部材の平面図、第8図は、この発明に係るダン
パの他の実施例に使用される外側軸受部材の断面図、第
9図は、本発明に適用される内側軸受部材の他の実施例
を示す斜視図、第10図は、従来のダンパを取り付けた
ダクトの概略構成を示す断面図、第11図は、従来のダ
ンバに使用されるケーシングの斜視図、第12図は、従
来のダンパに使用される取付部の形状を示す斜視図、第
13図は、従来のダンパとブッシュと側板との関係を一
部破断して示す正面図、第14図は、防煙ダンパに使用
される駆動ロック手段の一例を示す断面図である。 6・・・・・・庚動ロック手段、 11・・・・・・厘一シング、 11a,llb・・・・・・側板、 11c・・・・・・天板、 11d・・・・・・底板、 11e,llf・・・・・・接合部、 12・・・・・・ダクト, 13,14,15・・・・・・フランジ、16・・・・
・・内側軸受部材、 16f,17b・・・・・・Oリング、16a・・・・
・・ブッシュ、 16g・・・・・・摺り割り溝、 7・・・・・・外側軸受部材、 8・・・・・・シャフト、 9・・・・・・羽根、 O・・・・・・セットレバー 1・・・・・・係合片、 2・・・・・・治具。 第 2図 第 3  図 13) 第 4 図 第 5 図 第 6 図 第 7 図 16c f 第 8 図 1ク 第 10 図 第 11 図 2e 第 12 図 第 13 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体を流通させるダクトの所定個所に上記流体の
    流通方向に設けた角筒状のケーシングと、このケーシン
    グの両側板の所定個所に相対向して形成された孔に内側
    からそれぞれ嵌合され、内周面に対摩耗性および耐腐蝕
    性を有するブッシュおよびOリングをそれぞれ取り付け
    た1対の内側軸受部材と、この内側軸受部材にそれぞれ
    上記各側板の外側から螺合することにより上記内側軸受
    部材を上記各側板に固定する1対の外側軸受部材と、上
    記1対の内側軸受部材の上記ブッシュにより回転可能に
    軸支され回転角度に応じて羽根を上記ケーシング内に回
    転させ上記流体の流量を変化させ得るシャフトを具備し
    たことを特徴とするダンパ。
  2. (2)上記外側軸受部材は、シャッタを遊嵌させ得る大
    きさの貫通孔を有し内周面に上記シャフトの外周面に密
    着するOリングを有することを特徴とする請求項1記載
    のダンパ。
  3. (3)上記外側軸受部材は、有底筒状にして上記シャフ
    トが貫通しない袋ナットにより上記内側軸受部材と螺合
    することを特徴とする請求項1記載のダンパ。
  4. (4)上記内側軸受部材のブッシュが嵌入された側の端
    部に、ブッシュ引き抜き用治具の差し込みを可能とする
    摺り割り溝を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    ダンパ。
JP23156089A 1989-09-08 1989-09-08 ダンパ Expired - Fee Related JPH0788966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23156089A JPH0788966B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 ダンパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23156089A JPH0788966B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 ダンパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0395351A true JPH0395351A (ja) 1991-04-19
JPH0788966B2 JPH0788966B2 (ja) 1995-09-27

Family

ID=16925423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23156089A Expired - Fee Related JPH0788966B2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 ダンパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0788966B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190584A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
KR20170088941A (ko) * 2015-02-25 2017-08-02 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 유체 기계 및 그 제조 방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014190584A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
KR20170088941A (ko) * 2015-02-25 2017-08-02 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 유체 기계 및 그 제조 방법
CN107250557A (zh) * 2015-02-25 2017-10-13 三菱重工业株式会社 流体机械及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0788966B2 (ja) 1995-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5630571A (en) Exhaust flow control valve
JP6110092B2 (ja) 軸方向復帰ばねを有する流体循環弁
US3381601A (en) Air damper assembly including sidewall sealing means
CN108884751B (zh) 用于涡轮增压器的阀装置
JP4384076B2 (ja) 蝶番
JPS63255501A (ja) 軸流機械の案内羽根の調整装置
US6644337B2 (en) Damper assembly having improved strength characteristics
US8500528B2 (en) Combination bearing, linkage pin and shaft coupling for a damper
JPH0395351A (ja) ダンパ
JPS623343B2 (ja)
JP6053778B2 (ja) 回転制御弁用ベローズ付勢型シールアセンブリ
JPH0810078B2 (ja) ダンパ
JPH11257104A (ja) 排気ブレーキバルブ
KR100561512B1 (ko) 베인식 풍량 조절장치
PL166613B1 (pl) Przepustnica zaworowa PL PL PL
JPH11294200A (ja) バタフライバルブ
JP2002228250A (ja) 空調用丸形ダンパ
JP4049849B2 (ja) バタフライ弁
KR102197790B1 (ko) 사이트 글라스 밸브
US4681509A (en) Variable inlet fan assembly
KR102550352B1 (ko) 다축모션 구조의 버터플라이 댐퍼
JP4778741B2 (ja) バタフライバルブ
JP2006508289A (ja) ハウジングフランジユニット
KR19980019440A (ko) 방화용 댐퍼(Damper for prevention)
JPS6246107Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees