JPH0395285A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH0395285A
JPH0395285A JP23143589A JP23143589A JPH0395285A JP H0395285 A JPH0395285 A JP H0395285A JP 23143589 A JP23143589 A JP 23143589A JP 23143589 A JP23143589 A JP 23143589A JP H0395285 A JPH0395285 A JP H0395285A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は嫌気硬化性を有する接着剤に関するものであり
、特に広範囲の材質に対して接着速度が大きく、かつ高
温・多湿の条件下においてもポットライフが長い嫌気性
接着剤に関するものである。
有機過酸化物をカプセル化させて一液型とした、本発明
の接着剤組或物は、これを予め被着面に塗布して、接着
剤組或物による皮膜を形成させて使用する分野、例えば
ネジの弛み止め用接着剤として好適なものである。
(従来の技術〕 従来、急速に硬化する一液型の常温硬化型接着剤として
は、アクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を有す
る単量体(以下「(メタ)アクリレート単量体」と称す
る。)を主体とし、これに必要に応し過酸化物或いは還
元剤等の硬化促進剤を配合してなる嫌気硬化性m戒物が
用いられてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の嫌気硬化性m或物は、低温、低湿度の条件下で、
空気又は酸素と接触した状態では油性を保ち、空気又は
酸素から遮断されると急速に硬化する組威物である。
しかしながら、該m戒物は高温、多湿の条件下で保管す
ると、接着能が著しく低下するという欠点を有しており
、従って被着材表面に予め塗布して、接着剤m或物によ
る皮膜を形戒させる、所謂プレコートして使用する用途
では、プレコート品が高温、高湿の場所に保管されるお
それがあるため、該m或物の使用が大きな制限を受けて
きた。
この現象は特に金属或分の存在下で著しいため、ネジ等
の金属面にプレコートする用途では、特に使用上問題が
大きかった。
(口)発明の構戒 〔課題を解決するための手段] 本発明は、(メタ)アクリレート単量体lOO重量部、
有機過酸化物0.2〜10重量部、クロロフィル及び/
又はクロロフィルの金izta体(以下「クロロフィル
類」と称する。)0.Ol〜5重量部、並びにアミノカ
ルボン酸キレー1・剤及び/又はアξノカルボン酸キレ
ート錯体(以下「アξノカルボン酸キレート類」と称す
る。) 0. 0 0 1〜5重量部からなる接着剤組
或物である。
[(メタ)アクリレート単量体] 本発明で使用される(メタ)アクリレート単量体として
は、メチル(メタ)アクリレート,エチル(メタ)アク
リレート,n−ブチル(メタ)アクリレート,2−エチ
ルヘキシル(メタ)アクリレート.テトラlニドロフノ
レフリノレ(メタ)アクリレート.2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート アリル(メタ)アクリレート
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート,グリシジ
ル(メタ)アクリレートメトキシエチル(メタ)アクリ
レーI−n−ブトキシエチル(メタ)アクリレート2ス
ルホブ口ピル(メタ)アクリレート.スルホエチル(メ
タ)アクリレート,2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リロイルホスファイト,アセ1・キシエチル(メタ)ア
クリレート及びメチル力ルビトール(メタ)アクリレー
ト等のモノ (メタ)アクリレート;エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート,トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレー},1.3−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート,多塩基酸とポリオール及び(メタ)
アクリル酸を脱水縮合しポリエステル化反応により得ら
れるポリエステルジ(メク)アクリレート,エボキシ化
ビスフェノールAジ(メタ)アクリレートエチレングリ
コール、ジエチレングリコール又はトリエチレングリコ
ール並びにエボキシ化ビスフェノールAからなる縮合体
と(メタ)アクリル酸より得られるジ(メタ)アクリレ
ート,ジイソシアネート、グリコール及びヒドロキシア
ルキル(メタ)アクリレートより得られるポリウレタン
ジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート;
更にグリセリン、トリメチロールプロパン又はペンタエ
リスリトール等と(メタ)アクリル酸から得られる(メ
タ)アクリレート構造を2個以上含む化合物等が挙げら
れる。
これらの(メタ)アクリレート単量体の内、エチレング
リコール、トリエチレングリコール又はテトラエチレン
グリコールのジ(メタ)アクリレーI・;エチレングリ
コール、ジエチレングリコール又はトリエチレングリコ
ール並びにエボキシ化ビスフェノールAからなる縮合体
と,(メタ)アクリル酸より得られるジ(メタ)アクリ
レートが接着剤組或物とした場合の接着力が大きく好ま
しい。
本発明における(メタ)アクリレート単量体は、そのま
ま本発明を構或する他の戒分と物理的に均一な混合を行
えば使用可能であるが、下述の方法で水中で乳化させる
と薬傷の危険性を減らすことができ、かつ塗工性を大幅
に改良させることができ好ましい。
乳化方法は、界面活性剤もしくは界面活性を有し数平均
分子量が3000〜100000程度の重合体の水溶液
中に高撹拌下で、(メタ)アクリレート単量体を徐々に
添加すれば、該単量体は容易に乳化される。
この際、皮膜形或能を持つ水溶性重合体及び/又は水分
散性重合体を、(メタ)アクリレート単量体の乳化と同
時、又は乳化させた後に添加することにより、得られる
接着剤組成物は、塗工後の表面が樹脂皮膜で被われた、
所謂ドライタッチな塗工面になり、取り扱い易くかつ安
全になると共に、クロロフィル類及びアミノカルボン酸
キレー}[がこれらの皮膜形或性重合体に吸着されて、
本発明の目的の一つである接着剤のポットライフの向上
に効果があり好ましい。
また後述のような皮膜形或能を持ち、かつ(メタ)アク
リレート単量体を乳化し得る、水溶性又は水分散性重合
体を用いた場合には、一段の方法で目的物を得ることが
できるので更に好ましい。
(メタ)アクリレート単量体を乳化可能な界面活性剤と
しては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
ベンゼンスルホンMLアルキルナフタレンスルホン酸塩
、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアル
キル硫酸エステル塩、ポリオキシェチレンアルキルアリ
ールエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルア名ン
等が挙げられる。
また皮膜形戒能は有するが界面活性作用の弱い重合体と
しては、ウレタン樹脂、クロロプレン重合体、ブタジエ
ンーアクリロニトリル共重合体、スチレンーブタジエン
共重合体等の疎水性の大きい乳化重合体が挙げられる。
次に、皮膜形或能を持ち、(メタ)アクリレート単量体
を水中に乳化し得る重合体は、水溶液状態又は水分敗状
態で、界面活性があり且つ数平均分子量が3000−1
00000程度の重合体であり、例えば(メタ)アクリ
ル酸単位20〜50重量%を共重合体の構或単位とする
アクリル酸エステル系樹脂、酢酸ビニル樹脂或いはメチ
ルビニルエーテル共重合体、ポリビニルビロリドン、ケ
ン化度が30〜99モル%のポリビニルアルコール、エ
チルセルロース、ヒドロキシブロビルセルロース、メI
・キシヒドロキシプロビルセルロース、エチレンーマレ
イン酸無水物共重合体、水溶性又は水とアルコールとの
混合溶媒に可溶なナイロン重合体、アクリル酸エステル
樹脂エマルジョン等の水分敗性重合体が挙げられる。
これらの重合体の内、ケン化度が30〜99モル%のポ
リビニルアルコール、水溶性又は水とアルコールとの混
合溶媒に可溶なナイロン重合体、若しくはこれらの混合
物を用いて得られた接着剤組底物は、塗工後に形威され
た樹脂皮膜に、クロロフィル類及びアξノカルボン酸キ
レ−1−1をよく吸着するので好ましい。
(メタ)アクリレート単量体の乳化において、(メタ)
アクリレー1・単量体100重量部に対して皮膜形或能
を持つ水溶性又は水分散性重合体は0.5〜30重量部
配合した接着剤組戒吻は、接着能が大きく好ましく、よ
り好ましくは2〜20重量部である。
また(メタ)アクリレート単量体100重量部に対して
、ベースとなる水は50〜250重量部の割合で用いる
ことが好ましく、得られたエマルジョンは、B型粘度計
により2Orpmで3000〜80000cpsの粘度
を示し、かつ乳化された(メタ)アクリレート単量体の
油滴の径が1〜200amであると、塗工機による塗工
性がよく好ましい。
〔有機過酸化物] 本発明で用いる有機過酸化物としては、ハイドロバーオ
キサイド、ケトンバーオキサイト、ジアルキルパーオキ
サイド、パーオキシエステル或いはジアシルバーオキサ
イド等を使用することができるが、特にペンヅイルパー
オキサイド或いはm−トルオイルバーオキサイドのよう
なレドックス反応性の強い有機過酸化物を用いると接着
性能が高くなるので好ましい。但し、レド・ンクス反応
性の強い過酸化物は、接着剤糺戒物のポ7 l・ライフ
を短くする傾向があるので、下記の方法でカプセル化し
て使用することが好ましい。
有機過酸化物の使用量は(メタ)アクリレート単量体1
00重量部に対して、0.2〜10重量部が必要であり
、好ましくは0. 5〜4重措部である。
0.2重量部に満たないどきは接着性能が充分に発揮さ
れず、他方10重量部を超える場合は適正量を超えて異
物として混入され接着能が低下する恐れがある。
粉末状又は液状の有機過酸化物は、そのまま本発明を構
或する戒分と物理的な混合を行えば使用可能であるが、
カプセル化することによりポットライフが良好となり一
液型接着剤紐成物として更に優れた組威物を得ることが
できる。
カプセル化の方法としては、コアセルベーション法及び
界面活性法がある。
コアセルベーション法としては、ゼラチンーアラビアゴ
ム皮膜を形威させる方法が挙げられるが、この皮膜は耐
水性が悪いので、コアセルベーションの後、尿素一ホル
マリン〜メラミンのブレボリマーを存在させて界面重合
を続けて行う二段カプセル化法の採用が好ましい。
微粉末状の有機過酸化物の場合は、界面重合法を採用す
ることが好ましく、具体的にはメチロール化反応で得た
p H 7. 5〜9の尿素一ホルマリンのプレボリマ
ー中に有機過酸化物を懸濁させてから、PHを2〜3に
下げ且つ反応温度を35〜45゜Cに維持して、メチレ
ン化反応により過酸化物粉末に生戒ボリマーを沈積させ
ながらカプセル化することができ、生戊したカプセル皮
膜は耐水性及び耐油性が優れていて好ましい。
水中に乳化された(メタ)アクリレー1・単量体との混
合時の安定性及び接着作業時のカプセル体の破壊の必要
性から、カプセルの粒径は10〜100l!mが好まし
く、更にカプセル中における過酸化物の含有量は10〜
60重デ%が好ましい。
〔クロロフィル類〕
本発明の接着剤組或物には、クロロフィル類を共存させ
ることが必要である。
このクロロフィル類の添加と技術思想的に対照される公
知例としては、(メタ)アクリル酸エステル単量体と、
過酸化物からなる混合物に=C=N一基を含まないキレ
ート剤を添加してなる嫌気性組成物(特公昭51−20
555号)が挙げられる。
上記のキレート剤に対して本発明のクロロフィル類は、
例えばクロロフィルを略示すると下弐のように、4個の
ビロール核を有しており、明らかに=C=N−5を持つ
ものであり、本質的に上記の公知例とは異なるものであ
る。
更に特公昭51−20555号で使用されているキレー
ト剤は、嫌気性組或物の安定度を増加させることを目的
としており、本発明の目的、即ち使用前の高温、多湿の
条件下において組底物のレドソクス反応性が低下し、使
用前に所期の良好な硬化性を失うことを防止するのとは
、機構に関しても異なるのである。
クロロフィル類は、そのまま本発明の組成物中に物理的
に均一な混合を行えば使用可能であるが、ケン化度が3
0〜99モル%のポリビニルアルコール、水溶性又は水
とアルコールの混合溶媒に可溶なナイロン重合体、或い
はこれらの混合物が溶解又は分敗する水性媒体に添加し
て、これら重合体に吸着させて使用する方法が好ましい
クロロフィル類の具体例としては、クロロフィル並びに
クロロフィルを示す前弐において、マグネシウムが銅や
亜鉛で置換されたクロロフィルの金属置換体、例えば銅
クロロフィル及び亜鉛クロロフィル等、更にクロロフィ
ル又はクロロフィルの金属置換体のナトリウム塩、例え
ば洞クロロフィルナトリウム、亜鉛クロロフィルナトリ
ウム等が挙げられる。
これらの内、銅クロロフィルナ}・リウムが、それ自体
の安定性が良いので好ましい。
クロロフィル類の使用量は、(メタ)アクリレート単量
体100重量部に対して0.01〜5重量部が必要であ
り、好ましくは0. 1〜2重量部である。
0.01重量部に満たないときは、上記の高温・多湿の
条件下における劣下防止の効果がなく、他方5重量部を
超える場合は接着速度が低下する傾向が見られ、各々不
適当であるや 〔アξノカルボン酸キレート類] 本発明の接着剤組底物には、クロロフィル類と同様、ア
ミノカルボン酸キレート類を共存させることが必要であ
る。
先の公知例(特公昭51−20555号)では、微量の
金属イオンを除去するために、キレート剤を使用するこ
とを骨子としているのに対し、本発明では当該化合物は
、キレート化剤でも、該キレート剤に金属イオンを配位
したキレート化合物でも使用できる点に大きな違いがあ
る。
更に本発明では、当該化合物とクロロフィル類が共存す
ることにより、接着速度が著しく増大することを見出し
て完戒されたもので、この点について先の公知例は、示
唆も開示もしていないものである。
アミノカルボン酸キレート剤の具体例としては、直鎖状
脂肪族として、グリシン、α−アミノ酪酸、アセチルア
ミノ酢酸、ロイシン、アラニン、グリシルグリジン、グ
ルタξン酸、及びエチレンジア藁ン四酢酸四ナトリウム
塩等、脂環状を有するものとしては、l−アミノシクロ
へキサンカルボン酸、2−アミノシク口ヘキサンカルボ
ン酸、及びl−アミノシク口へブタンカルボン酸等があ
り、芳香族化合物としては、アントラニル酸、及びN−
フエニルアントラニル酸等が挙げられる。
また本発明ではこれらキレート剤に各種金属イオンが配
位したアξノカルボン酸キレート錯体も使用できる。こ
の場合、2価金属イオンに対しては四配位、3価金属イ
オンに対しては六配位のキレート剤を配位させた非電解
質キレートを用いることが好ましい。
ア果ノカルボン酸キレート錯体の例としては、ビスグリ
シナトm(n)、トリスグリシナトコバルト(III)
、エチレンジア壽ン四酢酸2ナトリウムマグネシウム及
びエチレンジアミン四酢酸鉄(II)等が上げられる。
アミノカルボン酸キレート類の中では、Nフェニルアン
トニル酸及びエチレンジアミン四酢酸2ナトリウムマグ
ネシウムが、クロロフィル類と溶液状で均一に混合し、
接着速度及び接着強度を上昇させる効果が大きく好まし
い。
アミノカルボン酸キレートHの使用量は、(メタ)アク
リレート単量体100重量部に対してO. O O 1
〜5重量部が必要であり、好ましくは0。l〜2重量部
である。
0. 0 O L重量部に満たないとき、或いは5重量
部を越える場合は、接着速度の増大させる効果が乏しく
各々不適当である。
アξノカルボン酸キレーI−類は、そのまま本発明の徂
威吻中に物理的に均一な・混合を行えば使用可能である
が、クロロフィル類と同様、ケン化度が20〜99モル
%のポリビニルアルコール、水溶性又は水とアルコール
の混合溶媒に可溶なナイロン重合体、或いはこれらの混
合物が}容解又は分敗する水性媒体に添加して、これら
重合体に吸着させて使用する方法が好ましい。
[本発明の接着剤Mi或物に配合し得る他の物質]接着
剤組威物の性質の改良を目的として、例えばレドックス
反応を促進するために、エチレンチオ尿素、ジメチル−
p−1−ルイジン、pトリルジエタノールアミン又はO
−スルホ安息香酸イミド等が用いられる。
またチクソ1・ロビック性を付与する為に、タルク、シ
リカ、アルミナ或いは炭酸カルシウム;長時間のポット
ライフ性を保つ為に、ハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、2.4−ジニトロアニソール或いは2.6−ジ
ターシャリーブチルp−クレゾール等を添加することが
できる。
[作用] 本発明の接着剤組戒物は、接着速度・接着力が共に大き
く、更に金属と接触し、かつ高温・多湿の条件下に保管
しても接着能の低下が見られない。
この理由は明らかでないが、共存するアミノカルボン酸
キレート類とクロロフィル類が、新たなキレート錯体を
形威し、これが上記の効果をもたらすものと推測される
[実施例及び比較例] 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
なお、評価方法として、ネジへの接着性能は次の試験方
法によって行った。
(接着剤組戒吻のネジへの塗工) 10mm径、長さ40mmの黄色クロメートネジ及びス
テンレス(SUS304)からなるネジに溝部が満たさ
れるように、接着剤1.Il底物0.2g(固形分換算
)を均一に塗布した。
水性状接着剤の場合は、s o ’cで20分間乾燥を
行って、表面にタックのない樹脂皮膜を形成し、油性の
場合はそのままで、接着剤組戊物が塗工された接着締め
付け型のネジを得た。
(接着性能他評価試験) (a)接着性試験 前記の塗工されたネジを300kg重・cmのトルクに
て締め付け、23゜Cで1時間放置後及び24時間放置
後の起動戻しトルクをffll1定した。
(b)接着性能ボントライフ試験 接着剤組威吻500gをステンレス製の容積500cc
のビーカーに入れたままで、50’C、相対湿度95%
の高温・多湿状態に2日間放置した後、この接着剤Mi
戊物を前記と同様に不ジに塗布し、(a)の接着性試験
を行った。
実施例l ((メタ)アクリレート単量体乳化液の調製)2lビー
カーに純水860g、ゴーセノールGM−14(ケン化
度86モル%、平均重合度1400の部分ケン化ボリビ
ニルアルコール、日本合戒化学工業0菊製)100gを
仕込み、水溶液にした。その後プロペラ型攪拌装置によ
る650rpm撹拌下にて、NK  BPE−200 
(2.2ビス〔4−(メタクリロキシ・ジエトキシ)フ
ェニル〕プロパン、新中村化学工業■製)1000g、
及びAQ−ナイロン A90(ジメチルアξノ置換型水
溶性ナイロン、東レ■製)20gを投入して、2時間撹
拌を続け水性状乳化液を得た。
この乳化゛腹は、粒径2〜6μmの乳化粒子を有し、B
型粘度計において6rpmで8000CρSの粘度であ
った。
(カプセル化された有機過酸化物の製造)1lフラスコ
に、37重量%濃度のホノレマリン水溶液350g、尿
素131g及びトリエタノールアξン1.7gを仕込み
、70゛Cにてプロペラ型撹拌装置を用いて300rp
mで2時間撹拌、反応させて、pHが8.1でB型粘度
計による60rpmの粘度が7cpsであるブレボリマ
ーを得た。
次イで、室温下で21ビーカーに前記のプレポリマー水
溶液609gと純水609gを仕込み、ホモジナイザー
で4000rpmの撹拌下で、IN硫酸水溶液の添加に
よりp Hを2.6に二周製した。
ペンゾイルパーオキサイドの微粉末(平均粒径20um
)12.8gを投入し、40゛Cに昇温し、6時間反応
させた後、プロペラ型撹拌機を用い攪拌数を30Orp
mに低下させて、14時間反応を続けた。
得られたスラリーをINの苛性ソーダ水溶液て中和し、
純水及びメタノールで洗浄して、40゛Cにて棚段乾燥
を行った結果、ペンゾイルバーオキサイドを25重量%
含み、尿素樹脂を皮膜とする粒径5〜30μmのカプセ
ル体51.2gを得た。
(接着剤組或物の調製) 2lビーカーに前記で得られた(メタ)アクリレート単
量体乳化液の全量、カプセル化された有機過酸化物40
g(ペンゾイルバーオキサイドとして10g含有)、N
−フエニルアントラニル酸3g及びクロロフィル3gを
投入し、ラボミキサーで2000rpmにて5分間撹拌
を行い、水性状接着剤組戒物を得た。
当該液を前記の評価方法に従って得た結果を表1に記す
実施例2〜4、比較例1〜2 実施例1において、(メタ)アクリレート単量体、有機
過酸化物、クロロフィル類及びアξノカルボン酸キレー
ト類の種類と量を表1のように変更し、更に場合により
表l記載の他の添加剤をクロロフィル類と同時に投入し
た以外は、実施例lと同様の条件で得られた接着剤組或
吻の試験結果を表1に記す。
実施例5 NK  BPE−200  1000g,クメンハイド
ロバーオキサイド5g1ジメチルバラトルイジン7g,
銅クロロフィルナトリウム3g及びエチレンジアミン四
酢酸2ナトリウムマグネシウム3gを2lビーカーに投
入して、ホモジナイザーで200Orpmにて5分間撹
拌を行い油性の接着剤組或物を得た。
当該液を前記の評価方法に従って得た結果を表1に記す
実施例6〜8 実施例5において、(メタ)アクリレート単量体、有機
過酸化物、クロロフィル類及びアミノカルボン酸キレー
トMの種類と量を表1のように変更し、他の条件は実施
例5と同様にして得られた接着剤組或物の試験結果を表
1に記す。
(ハ)発明の効果 本発明の接着剤組或吻は、高温・多湿の過酷な条件下に
おいてもポットライフが長く、又種々の材質に対して高
度な接着能を持ち、かつ接着速度が大きい。
本発明の接着剤組底物は、これを予め金属材質にブレコ
ートして、接着剤組戒物による皮膜を形威させて使用す
る分野、例えばネジの弛み止め用接着剤として好適なも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を有す
    る単量体100重量部、有機過酸化物0.2〜10重量
    部、クロロフィル及び/又はクロロフィルの金属置換体
    0.01〜5重量部、並びにアミノカルボン酸キレート
    剤及び/又はアミノカルボン酸キレート錯体0.001
    〜5重量部からなる接着剤組成物。
JP23143589A 1989-09-08 1989-09-08 接着剤組成物 Expired - Lifetime JP2674233B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005060650A (ja) * 2003-07-25 2005-03-10 Three Bond Co Ltd 嫌気硬化性組成物
JP2008235629A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Fujitsu Ltd 回路基板及びその製造方法

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