JPH0395155A - 1‐フェニルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートおよびその用途 - Google Patents

1‐フェニルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートおよびその用途

Info

Publication number
JPH0395155A
JPH0395155A JP2121226A JP12122690A JPH0395155A JP H0395155 A JPH0395155 A JP H0395155A JP 2121226 A JP2121226 A JP 2121226A JP 12122690 A JP12122690 A JP 12122690A JP H0395155 A JPH0395155 A JP H0395155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymerization
vinyl chloride
weight
parts
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2121226A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Suyama
須山 修治
Tomoyuki Nakamura
知之 中村
Yasushi Sugihara
靖 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to EP90306757A priority Critical patent/EP0404550B1/en
Priority to DE69007867T priority patent/DE69007867T2/de
Publication of JPH0395155A publication Critical patent/JPH0395155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C409/00Peroxy compounds
    • C07C409/38Peroxy compounds the —O—O— group being bound between a >C=O group and a carbon atom, not further substituted by oxygen atoms, i.e. esters of peroxy acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規なペルオキシエステルである1−フエニ
ルシク口ヘキシルペルオキシネオアルカノエートに関す
るものであり、ビニル系単量体、特に塩化ビニルの重合
開始剤としての用途に関するものである。
(従来の技術) ペルオキシエステル類がビニル系単量体の重合開始剤と
して使用できることは一般に知られており、例えば、特
公昭51−38752号公報等に記載されている。
しかしながら、ポリマー工業では、経済的理由からポリ
マーの生産性を増大させることか望まれており、反応時
間の短縮及び生産容量の増大のために、一層活性な重合
開始剤が引続き要求されている。本発明は、この要求を
満たすことを目的としている。
また、以上のような生産性向上の目的以外にも、より活
性なラジカル重合開始剤が望まれている。
即ち、高重合度ポリ塩化ビニルの生産に関してである。
ポリ塩化ビニルのうち重合度か1500以上のものは、
一般に高重合度品と呼ばれ、機械的強度、熱安定性、寸
法安定性および耐寒性などといった物性か特に優れてい
ることか知られている。
さらに、ポリ塩化ビニルに可塑剤を使用して製品化した
軟質塩ビでは、高重合度になる程ゴム弾性を向上させる
ことができる。
表−1に示されるようにポリ塩化ビニルの重合度はその
重合温度によって決定されるので、このような高重合度
ポリ塩化ビニルを得るためには、塩化ビニルを50゜C
以下の比較的低い温度で重合しなければならない。
この理由から低温でも十分活性のある重合開始剤が望ま
れている。
表−1 重合温度(゜C) 重合度 800 1000 l300 1500 1900 2400 3000 従来より塩化ビニル系単量体を重合するのに際し、前記
のような低温でも活性のある重合開始剤としてジイソブ
チリルペルオキシド(以下、IBPOと略記する)(特
開昭54−11190号公報)及びアセチルシク口へキ
シルスルホニルペルオキシド(以下、ACSPと略記す
る)(特公昭40−16795号公報)等を用いること
か知られている。
また、クミルベルオキシネオデカノエート(以下、CN
Dと略記する)(特開昭58−120611号公報)等
のクミルヒドロペルオキシドのベルオキシエステルでカ
ルポン酸のα炭素か第3級である化合物も知られている
(発明が解決しようとする課題) 前記IBPOおよびACSPを重合開始剤として用いる
重合方法にはそれぞれ問題かあった。即ち、IBPOは
水に対して非常に不安定で、水と接触して分解するため
、重合活性の持続性かなく、結果として重合体の収率か
低かった。またACSPは分解生或物の衛生上の問題と
、得られた重合体が着色する等の熱安定性が悪かった。
さらにCNDはクミルペルオキシ基に起因する分解生成
物のために重合体に特有の臭気かあるという欠点を有し
ていた。
過酸化物の分野では、過酸化物の構造を変化させること
によってその半減期特性(過酸化物の活性の尺度)か、
顕著に変えられることは周知である。
即ち、ペルオキシエステルの場合においては、カルボン
酸基とヒドロペルオキシド基の構造変化によってその活
性を変化させることかできる。
従来技術により得られる最も低温活性なペル才キシエス
テルは、ヒドロペルオキシドがクミルヒドロペルオキッ
ドであるものである。
これらは、同じカルボン酸基を持つものて比較した場合
、他のt−アルキルヒドロペルオキシド、例えばt−ブ
チル、t−アミル及びt−オクチルヒドロペルオキシド
等から誘導されるペルオキシエステルに比へ低温活性で
ある。
即ち、t−プチルペル才キシネ才デカノエート(以下、
BNDと略記する)、t−アミルペルオキシネオデカノ
エート及びt−オクチルペルオキシネオデカノエート(
以下、ONDと略記する)等のベンセン中0.1mol
/ j7濃度における分解半減期が10時間となる温度
(以下、10時間半減期温度と略記する)はいずれも4
1〜47゜Cであるのに対し、CNDのlO時間半減期
温度は37゜Cと低いものである。
しかし前述のように、CHDを用いる重合方法には問題
かあるので、重合時間の短縮及び生産容量の増大の目的
と、低温度での重合のために、引き続きより低温活性な
重合開始剤が要求されている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の従来技術の持つ課題について長期
にわたって研究した結果、文献未知の新規化合物、l−
フェニルシク口ヘキシルペルオキシネオアルカノエート
か先行技術で用いられているペルオキシエステルよりも
分解半減期が短く、さらに塩化ビニルの重合においてよ
り活性が高く、かつ物性良好な重合体を与える開始剤で
あることを確認して本発明を完成した。
即ち、本発明は、下記一般式(I) (式中、Rll R2およびR3はそれぞれ炭素数l〜
9のアルキル基を示し、Rl.R2およびR3の合計は
3〜11である。)で示される1−フエニルシク口ヘキ
シルペルオキシネオアルカノエートに関するものであり
、ビニル系単量体の重合におけるそれらペルオキシエス
テルの使用に関するものである。
即ち、本発明は塩化ビニル単量体あるいは塩化ビニル単
量体及びこれと共重合可能な単量体を重合させる際に、
重合開始剤として上記一般式(I)で示される特定のペ
ルオキシエステルを単独で使用するか、あるいはベンゼ
ン中の0.1モル濃度液における半減期か10時間とな
る温度か30〜65゜Cの範囲にあるベルオキシジエス
テル、ジアシルペル才キシド及びペルオキシジカーボネ
ートのうち少なくとも1種よりなる重合開始剤と併用す
ることを特徴とする塩化ビニルの重合方法である。
なお、上記一般式(I)のR + − R 3に対する
炭素原子数の上限は実用性を考慮して決定される。
本発明のペルオキシエステルの具体的な例としては、1
−フェニルシクロへキシルペルオキシピパレート、■−
フエニルシク口へキシルペルオキシネオヘキサノエート
、l−フエニルシクロヘキシルペルオキシネ才ノナノエ
ート、l−フェニルシク口ヘキシルペルオキシネオデカ
ノエート、1一フェニルシク口へキシルペルオキシネオ
トリデカノエート等である。
本発明のペルオキシエステルは、従来の方法に従い、例
えば以下のようにして得ることができる。
即ち、カルボン酸クロライドと、1−フエニルシクロへ
キシルヒドロペルオキシドを水酸化ナトリウムか水酸化
カリウムまたはピリジンのようなアミン類を触媒として
、通常のべルオキシエステルと同様の反応条件下て得ら
れる。
即ち、溶媒として芳香族炭化水素(例えばトルエン、エ
チルベンゼン)または脂肪族炭化水素(例えばペンタン
、ヘキサン、オクタン、石油ナフサ、ミネラルスピリッ
ト)またはイソパラフィンを主戊分とする脂肪族炭化水
素(例えば商品名「シェルゾール」 ;シェル化学社製
)を用いて合戒するかまたは合成後希釈して用いること
か出来る。なお反応温度は、−10゜C〜30゜C程度
てある。
本発明に用いるカルボン酸クロライドとはカルボン酸に
塩素化剤、例えばPCI 3+ pocz 3. SO
Cn 2等を反応させた後に、反応混合物から酸クロラ
イド生成物を単離させてつくることかできる。
本発明に用いるカルボン酸として、具体的にはピバリン
酸、ネオヘプタン酸、ネオオクタン酸、ネオノナン酸、
ネオデカン酸、ネオトリデカン酸(後の5つの酸は、カ
ルポン酸のα一炭素原子か完全にアルキル基によって置
換されている「ネオ酸」と一般に称されるカルボン酸の
うち、全炭素数がそれぞれ7,  8,  9,10,
13てあるカルボン酸の異性体混合物である。)等か挙
げられる。
本発明に用いられる1−フェニルシクロヘキシルヒドロ
ベルオキシドは、フエニルシクロヘキサンの空気酸化に
よってつくるか、または強酸触媒、例えば硫酸、リン酸
、過塩素酸、イオン交換樹脂の酸体またはp一トルエン
スルホン酸の存在において、1−フェニルシクロヘキサ
ノールを過剰の過酸化水素で処理してつくることができ
る。
本発明に使用される塩化ビニル単量体と共重合可能な他
のビニル単量体としては、例えばエチレン、酢酸ビニル
、塩化ビニリデン、スチレン、アクリル酸エステル類等
である。
本発明に使用される重合開始剤は、一般式(I)て示さ
れる1−フェニルシクロヘキシルペルオキシネオアルカ
ノエートであり、その添加量は一般に、塩化ビニル系単
量体の仕込量100重量部に対して純品換算で0. 0
01〜1重量部であり、好ましくは0.01〜0.5重
量部である。その量がo.ooi重量部未満では重合速
度か遅くなる傾向にある。また1重量部を越えると重合
反応の制御が困難となり、得られる重合体の物性も低下
する傾向にあるので好ましくない。
本発明で併用される重合開始剤は、10時間半減期温度
か30〜65゜Cてあるペルオキシエステル、ジアシル
ペルオキシド及びベルオキシジカーボネートのうち少な
くともl種である。
具体的なペル才キシエステルとしてはt−プチルベルオ
キシピパレート(55゜C’) 、BND(46.5゜
C)、OND(40. 7゜C) 、CND(36.6
゜C)など、ジアシルペルオキシドとしてはIBPO(
32. 5゜C) 、3.5.5−}リメチルヘキサノ
イルベルオキシド(59. 5゜C)、ラウロイルペル
オキシド(62゜C)、オクタノイルペルオキシド(6
2゜C)なとであり、ベルオキシジカーポネートとして
は、ジ(2−エトキシエチル)ベルオキシジカーボネー
ト(以下、OPPと略記する)(43.4゜C)、ジー
n−プロビルペルオキシジカーボネート(40. 5゜
C)、ジイソプロビルベル才キシジカーボネート(40
. 5゜C)なとてある。
これらの重合開始剤の添加量は適宜選択すればよいが、
通常l−フェニルシク口ヘキシルペルオキシネオアルカ
ノエートの添加量の174〜4倍量である。
本発明において用いる重合方法は通常は懸濁重合である
が、本発明になる重合開始剤を用いる以外は通常の処方
でなんら問題ない。
重合温度は一般に10〜75゜Cであり、好ましくは3
0〜60゜Cの温度範囲である。重合温度が10゜C未
満ては重合時間か長くなる傾向にあり、一方75゜Cを
越えると重合開始剤の寿命か短くなり、高重合転化率に
到達させることか困難となるので好ましくない。
(発明の効果) 一般式(I)で示される本発明の1−フェニルシクロヘ
キシルペル才キシネ才アルカノエートは、新規化合物で
あり、従来技術で知られているペルオキシエステルより
も分解半減期が短いという特徴を有している。そのため
、本発明のベルオキシエステルを従来の重合に重合開始
剤として単独で用いるか、あるいは特定の重合開始剤と
併用することにより、重合速度を高めることかできる。
従って、重合サイクル時間を短縮させ、生産容量を増大
させることができる。同時に得られる重合体には臭気か
なく、熱安定性、特に着色かない。さらに、本発明のペ
ルオキシエステルを用いることにより、一層低温での塩
化ビニルの重合か可能となり、一層物性の優れた高重合
度ポリ塩化ビニルを得ることかできる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 (1−フエニルシク口ヘキシルペルオキシネ才デカノエ
ートの合成) 撹拌機をそなえた200d4つロフラスコに30%水酸
化カリウム水溶液33. 7gを入れ、撹拌下液温ヲ1
0’Cに保ちながら、95%1−フェニルシクロへキシ
ルヒド口ベルオキシド22.1gとベンゼン30gの混
合物を添加した。更に撹拌下、液温をl5゜Cに保ちつ
つネオデカン酸クロライド19.1gを7分間で滴下し
た。液温を25゜Cまて上げ2時間撹拌を続けた後、冷
水40gを加え更に5分間撹拌した。水相を分離し、5
%水酸化ナトリウム水溶液40gで洗浄した後、水で3
回洗浄した。この溶液を無水硫酸マグネシウム上で乾燥
後、真空下ベンゼンを除去した結果、淡黄色液体として
目的物24. 0gを得た。その活性酸素量は4.20
%であり、計算により純度91%、収率63モル%であ
った。
この物質の同定は、IRおよびNMRスペクトルで確認
した。その結果を表−2に示す。
実施例2 (1−フエニルシク口へキシルペルオキシビパレートの
合成) カルボン酸クロライドとしてピバリン酸クロライドを用
いた以外は実施例1と同様にして合成を行い、無色液体
として目的物を得た。この物質の同定は、IRおよびN
MRスペクトルで確認した。その結果を表−2に示す。
実施例3 (l−フエニルシク口へキシルペルオキシネオヘキサノ
エートの合成) カルボン酸クロライドとしてネオヘキサン酸クロライド
を用いた以外は実施例1と同様にして合成を行い、無色
液体として目的物を得た。この物質の同定は、IRおよ
びNMRスペクトルで確認した。
その結果を表−2に示す。
実施例4 (l−フエニルシクロヘキシルペルオキシネ才ノナノエ
ートの合成) カルボン酸クロライドとしてネオノナン酸(出光石油化
学社製脂肪酸:商品名「エクアシッド9」)を塩素化す
ることにより得たネオノナン酸クロライドを用いた以外
は実施例lと同様にして合成を行い、無色液体として目
的物を得た。その結果を表−2に示す。
実施例5 (l−フェニルシク口ヘキシルペルオキシネ才トリデカ
ノエートの合成) カルボン酸クロライドとしてネオトリデカン酸(出光石
油化学社製脂肪酸:商品名「エクアシッド13」)を塩
素化することにより得たネオトリデカン酸クロライドを
用いた以外は実施例1と同様にして合成を行い、無色液
体として目的物を得た。
その結果を表−2に示す。
実施例6 ベンゼンを溶媒として熱分解テストを行った(濃度: 
O. lmol/ l! ) .実施例1から5で合成
した本発明のペルオキシエステルについて、その10時
間半減期温度を求めた。また比較のために、公知のクミ
ルペルオキシエステルについても同様にlO時間半減期
温度(T,。)を求めた。以上の結果を表−3に示す。
この結果から、本発明の1−フエニルシク口ヘキシルペ
ルオキシネオアルカノエートは先行技術のクミルペルオ
キシエステルよりも分解半減期が短いということがわか
る。
表−3 TIG : 10時間半減期温度(ベンゼン中、0.1
M)(塩化ビニルの重合) 実施例7 容量400イのステンレス製オートクレープに、イオン
交換水200−とポリビニルアルコール0.1重量部と
を入れ溶解させた。次に実施例1で得たl−フェニルシ
クロへキシルペルオキシネ才デカノエート(以下、PC
HNDと略記する)を純品換算で0.07重量部を添加
した後、−80゜C以下に冷却し、塩化ビニル単量体1
00重量部を加えた。才一トクレープの空間部分を窒素
ガスで十分に置換した後密栓した。それを45゜Cに保
った恒温水槽中に8時間浸し重合させた。撹拌は、、オ
ートクレープを水槽中で32r. p. m.で回転さ
せることにより行った。
重合を行った後、冷却し未反応の塩化ビニル単量体を除
き、得られた白色粉末を、2回100 mlの水で洗浄
した後、真空で乾燥した。重量から塩化ビニル重合体の
収率は83%であり、平均重合度は2020てあった。
得られた塩化ビニル重合体の熱安定性試験として下記に
示す着色性試験を行い、同時に臭気についても調べた。
それぞれの結果を表一4に示す。
〔着色性試験及び臭気〕
塩化ビニル重合体100重量部、ジ才クチルフタレート
50重量部、ジブチルスズマレート2.5重量部を混合
し、160゜Cのロール上で10分間混練し、1mm厚
みのシートを取り出し、そのシートの着色度合を目視に
て観察した。また同時に、取り出し時のシートの臭気を
調へた。
実施例8.9 実施例7において重合開始剤のPct{NDの添加量、
重合温度を変えた以外は、実施例7に準じて塩化ビニル
単量体の重合を行った。これらの結果をそれぞれ表−4
に示す。
実施例10 実施例7において重合開始剤としてPCHND0. 0
7重量部の代わりにPCHND0. 03重量部とON
D0. 03重量部を用いた以外は実施例7に準じて塩
化ビニル単量体の重合を行った。これらの結果を表−4
に示す。
実施例11.12 実施例10において重合開始剤としてONDに変えてO
PPおよびIBPOの0.03重量部をそれぞれPCH
NDO.03重量部に加えて用いた以外は実施例lOに
準じて塩化ビニル単量体の重合を行った。これらの結果
をそれぞれ表−4に示す。
実施例l3 実施例7において塩化ビニル単量体100重量部に変え
て塩化ビニル単量体90重量部と酢酸ビニル単量体lO
重量部を用い、重合温度を50’Cとした以外は実施例
7に準じて重合を行った。これらの結果を表−4に示す
比較例1 実施例7において重合開始剤としてPCHND0, 0
7重量部に変え、IBPO0. 07重量部を用いた以
外は実施例7に準じて塩化ビニル単量体の重合を行った
これらの結果を表−4に示す。
比較例2,3 実施例7において重合開始剤としてPCHND0. 0
7重量部に変え、ACSPおよびCNDをそれぞれ0.
07重量部用いた以外は実施例7に準じてビニル単量体
の重合を行った。これらの結果をそれぞれ表−4に示す
比較例4 実施例10において重合開始剤としてPCHND0. 
03重量部に変え、CND0. 03重量部をOND0
. 03重量部に加えて用いた以外は実施例10に準じ
て塩化ビニル単量体の重合を行った。これらの結果を表
一・・1に示す。
以上、表−4より明らかなように重合開始剤として従来
の重合開始剤を用いた方法に比べ、本発明の重合開始剤
を用いた方法では物性の良い重合体が収率良く得られる
実施例l4 実施例7において重合開始剤としてPCHND0. 0
7重量部に変え、実施例2で得た1−フエニルシク口へ
キシルペルオキシピパレート(以下、P C H P 
Vと略記する)0.03重量部とBND0. 03重量
部を用い、重合温度を52゜Cとした以外は実施例7に
準して塩化ビニル単量体の重合を行った。その結果、ポ
リ塩化ビニルの収率は84%てあった。
比較例5 比較のため、実施例l4において重合開始剤としてPC
HPV0. 03重量部に変え、クミルペルオキンピパ
レート0. 03重量部をBND0. 03重量部に加
えて用いた以外は実施例14に準じて塩化ビニル単量体
の重合を行った。その結果、ポリ塩化ビニルの収率は7
9%であった。
実施例l5 実施例7において重合開始剤としてPCHND0. 0
7重量部に変え、実施例3て得た1−フェニルシク口へ
キシルペル才キシネオヘキサノエート(以下、PCHN
Hと略記する)0. 03重量部とBND0. 03重
量部を用い、重合温度を50゜Cとした以外は実施例7
に準じて塩化ビニル単量体の重合を行った。その結果、
ポリ塩化ビニルの収率は83%であった。
実施例16 実施例7において重合開始剤としてPCHND0. 0
7重量部に変え、実施例4て得たl−フエニルシク口ヘ
キシルペルオキシネオノナノエート(以下、Pct{N
Nと略記する)0.07重量部を用いた以外は実施例7
に準じて重合温度45゜Cて塩化ビニル単量体の重合を
行った。その結果、ポリ塩化ビニルの収率は85%であ
り、臭気および着色かない重合体が得られた。
比較例6 比較のため、実施例l6において重合開始剤としてPC
HNNに変え、クミルペルオキシネオノナノエ−}0.
0’7重量部を用いた以外は実施例l5に準じて塩化ビ
ニル単量体の重合を行った。その結果、ポノ塩化ビニル
の収率は81%であった。
この重合体の臭気を調べた結果、アセトフエノンに似た
微臭かあった。
実施例17 実施例l6において重合開始剤としてPCHNN0, 
07重量部に変え、PCHNN0. 03重量部とOP
P0. 03重量部を用いた以外は実施例l5に準じて
重合温度45゜Cて塩化ビニル単量体の重合を行った。
その結果、ポリ塩化ビニルの収率は86%であり、臭気
および着色がない重合体か得られた。
実施例l8 実施例16にお0て重合開始剤としてPCHNN0. 
07重量部に変え、PCHNN0. 03重量部とBN
D0. 03重量部を用いた以外は実施例15に準じて
重合温度45゜Cて塩化ビニル単量体の重合を行った。
その結果、ポリ塩化ビニルの収率は85%であり、臭気
および着色がない重合体か得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2およびR_3はそれぞれ炭素数
    1〜9のアルキル基を示し、R_1、R_2およびR_
    3の合計は3〜11である。)で示される1−フェニル
    シクロヘキシルペルオキシネオアルカノエート。 2、特許請求の範囲第1項記載の1−フェニルシクロヘ
    キシルペルオキシネオアルカノエートを有効成分とする
    ビニル系単量体の重合開始剤。 3、塩化ビニル単量体あるいは塩化ビニル単量体及びこ
    れと共重合可能な単量体を重合させる際に、重合開始剤
    として特許請求の範囲第1項記載の1−フェニルシクロ
    ヘキシルペルオキシネオアルカノエートを用いることを
    特徴とする塩化ビニルの重合方法。 4、塩化ビニル単量体あるいは塩化ビニル単量体及びこ
    れと共重合可能な単量体を重合させる際に、 (A)特許請求の範囲第1項記載の1−フェニルシクロ
    ヘキシルペルオキシネオアルカノエート及び (B)ベンゼン中の0.1モル濃度液における半減期が
    10時間となる温度が30〜65℃の範囲にあるペルオ
    キシエステル、ジアシルペルオキシド及びペルオキシジ
    カーボネートのうち少なくとも1種よりなる重合開始剤
    とを併用することを特徴とする塩化ビニルの重合方法。
JP2121226A 1989-06-23 1990-05-14 1‐フェニルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートおよびその用途 Pending JPH0395155A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP90306757A EP0404550B1 (en) 1989-06-23 1990-06-20 1-Phenylcyclohexylperoxy neoalkanoates and use thereof
DE69007867T DE69007867T2 (de) 1989-06-23 1990-06-20 1-Phenylcyclohexylperoxyneoalkanoate und ihre Verwendung.

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1-159679 1989-06-23
JP15967989 1989-06-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0395155A true JPH0395155A (ja) 1991-04-19

Family

ID=15698960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2121226A Pending JPH0395155A (ja) 1989-06-23 1990-05-14 1‐フェニルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートおよびその用途

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5075495A (ja)
JP (1) JPH0395155A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3796757A (en) * 1971-05-04 1974-03-12 Reichhold Chemicals Inc Organic peroxides

Also Published As

Publication number Publication date
US5075495A (en) 1991-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0219900A1 (en) T-Alkenyl peroxy esters and their use as initiators and curing agents
US3222327A (en) Peroxide catalysts and polymerization processes employing the same
JPH0395155A (ja) 1‐フェニルシクロヘキシルペルオキシネオアルカノエートおよびその用途
JP2743483B2 (ja) 塩化ビニルの重合方法および重合開始剤
JP2727683B2 (ja) 1―エチル―1,5―ジメチルヘキシルペルオキシ酸エステル、その製造方法、原料および用途
JP2893728B2 (ja) 重合開始剤および塩化ビニルの重合方法
JP2743487B2 (ja) 塩化ビニルの重合方法および重合開始剤
JPS63132911A (ja) 塩化ビニルの重合及び共重合法
JP3106505B2 (ja) 1−シクロヘキシル−1−メチルエチルペルオキシネオアルカノエ−トおよびその用途
EP0404550B1 (en) 1-Phenylcyclohexylperoxy neoalkanoates and use thereof
JP3214955B2 (ja) 新規重合開始剤
JPH02251506A (ja) 塩化ビニルの重合方法及び重合開始剤
JP2745602B2 (ja) 塩化ビニルの重合方法
EP0659194B1 (en) Process for (co)polymerizing vinyl monomers
JPH03227969A (ja) α,α´―ビス(ネオヘキサノイルペルオキシ)―ジイソプロピルベンゼン、重合開始剤および重合方法
JPH01110512A (ja) 塩化ビニル系単量体の重合方法
JPS63248806A (ja) 塩化ビニルの重合方法
JPH02279703A (ja) トリフェニルメチルペルオキシピバレートおよびその用途
EP0049966A1 (en) Use of diperesters in the polymerisation of vinyl chloride monomer
JPH02279707A (ja) 塩化ビニルの重合方法
JPH0345603A (ja) 重合開始剤および塩化ビニルの重合方法
JPH0236205A (ja) 塩化ビニル系単量体の重合方法
JPH02279708A (ja) 塩化ビニル系単量体の重合方法
JP3484741B2 (ja) 塩化ビニルの重合方法
JPH0912617A (ja) 新規重合開始剤組成物