JPH0395111A

JPH0395111A - 制汗エアゾール化粧料

Info

Publication number: JPH0395111A
Application number: JP1234256A
Authority: JP
Inventors: Yasunori Matsumoto; 松本　康典; Shunji Yamada; 俊二山田; Michio Kitahara; 路郎北原; Satoru Nakada; 悟中田
Original assignee: Nonogawa Shoji Ltd
Current assignee: Nonogawa Shoji Ltd
Priority date: 1989-09-08
Filing date: 1989-09-08
Publication date: 1991-04-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、新規な制汗エアゾーノレ化粧科◆こ関するも
のである。さらに詳しくは、低粘度メチノレボリシロキ
サンを配合せしめた、べたつき感が無く粉舞いの無い優
れた使用感と、衣服にしみつきにくく、皮膚刺激性の低
い制汗エアゾール化粧料に関するものである。

〔従来の技術〕

制汗化粧料は、クリーム、スティック、ロールオン、及
び最近ではエアゾールスプレーの形で長年市販されてき
た。近年、制汗エアゾール化粧料は使用法が簡便な為に
急速に消費者に受け入れられるようになり、制汗化粧料
の主流となって来た。

従来の制汗エアゾール化粧料は、制汗成分のアルミニウ
ム塩等の金属塩と殺菌成分の塩化ペンザルコニウム等を
主成分とし、吸汗成分としてのカオリンやタルク等の粉
末類と、さらにそれらの身体への付着促進成分としての
イソプロビルミリステートやオクチルドデカノール等の
液状油分が配合されてきた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の制汗エアゾール化粧料には、主としてはイソプロ
ビルミリステートが制汗成分や殺菌成分、吸汗成分等の
粉体の身体への付着促進成分として用いられている。こ
のイソプロビルミリステートは比較的不揮発性の為、皮
膚に対してべたついた使用感を与え、べたつき感を抑え
る為にその配合量を少なくすると、スプレー時に粉舞い
する問題点がある。

さらに、イソプロビルミリステートは接触する衣類にひ
どいシミをつける。このイソブロビルミリステートは、
衣類の繊維のゴミを引き付けて保持する傾向があり、注
意深く且つ頻繁に洗濯しても、時にひどい衣類の黄変及
びしみを与える。

さらに、イソプロビルミリステートは皮膚刺激性を有し
ており、繰り返し使用すると、皮膚に炎症をおこさせる
という問題点を有する。

〔問題を解決するための手段〕

このような事情に鑑み、本発明者らは、鋭意研究の結果
、低粘度メチルポリシロキサン（平均重合度（ｎ）＝Ｏ
　〜２６）を１，Ｏ％〜３５．０％、好ましくは２．０
％〜２５．０％配合した制汗エアゾール化粧料は、べた
つき感が無《粉舞いの無い優れた使用感と、衣類への黄
変やしみつきが無く、皮膚刺激性の低いことを認め本発
明を完成するに至った。

以下本発明について詳述する．本発明に用いられる低粘度メチルボリシロキサンとは、
シロキサン結合を骨格とした直鎖状の重合物で一般式（
ＣＨ３　）　３Ｓ　ｉＯ　（　（ＣＨ３　）２　Ｓ　ｉ
ｏ）。Ｓｉ（ＣＨ３）ｓで表わされるメチルボリシロキ
サンで、その平均重合度（ｎ）がＯ〜２６のものを言う
。平均重合度また、本発明に用いられる低粘度メチルボ
リシロキサンは、直接法、グリ二ヤール法、オレフィン
付加法、その他既知の製造方法により得られる全ての低
粘度メチルボリシロキサンを言う。その粘度は、０．６
５　〜２０，Ｏｃｓ　（２５℃）である。

低粘度メチルポリシーロキサンの制汗エアゾール化粧料
への配合量は１．０％〜３５．０％、好ましくは２．０
％〜２５．０％である。配合量は、平均重合度（ｎ＝０
）の低粘度メチルボリシロキサン１．０％以下では制汗
成分や殺菌成分、吸汗成分等の粉体の身体への付着性が
不十分で、スプレー時に粉舞いが発生し、使用感的に満
足の行くものでは無い。

また、配合量が平均重合度（ｎ＝２６）の低粘度メチル
ポリシロキサン３５．０％以上では，べたつき感が認め
られ、スプレー後の乾きが遅くなり使用感的にやはり問
題がある。

なお本発明の制汗エアゾール化粧料には、制汗成分、殺
菌成分や、吸汗成分としての粉体、各種油性成分等を併
用する事ができる。本発明の制汗エアゾール化粧料の製
造方法は、従来の製造方法に従えばよく、特別な製造方
法は必要としない。

〔実施例〕

次ぎに実施例により本発明をさらに説明するが，本発明
はこれにより限定されるものではない。処方中の数字は
重量％を示す。

実施例−１　　制汗エアゾール化粧料Ａ■クロルヒドロ
キシアルミニウム　　０，　　５■塩化ペンザルコニウ
ふ　　　　　　０．００３■球状無水ケイ酸　　　　　
　　　　１．０■低粘度メチルボリシロキサン　　２５
．０平均重合度（ｎ＝ｏ，粘度（２５℃）０．６５ｃｓ
）■フロン　１２　　　　　　　　　　　２３．５■フ
ロン　１１　　　　　　　　　　　３０．０■ジメチル
エーテル　　　　　　　１８．９９７成分■〜■をエア
ゾール缶に充填し、バルブを装着してクリンプし、成分
■〜■を加圧充填した。

実施例−２　　制汗エアゾール化粧ＲＢ■クロルヒドロ
キシアルミニウム　　１．０■フェノールスルホン酸亜
鉛　　　　０，０５■微粒子無水ケイ酸　　　　　　　
　３．０■低粘度メチルボリシロキサン　　　５．５平
均重合度（ｎ＝１，粘度（２５°Ｃ）ｌ．Ｏｃｓ）■Ｌ
ＰＧ　　　　　　　　　　　　　９０．４成分■〜■を
エアゾール缶に充填し、・バルブを装着してクリンプし
、成分■を加圧充填した。

実施例−３　　制汗エアゾール化粧料Ｃ■クロルヒドロ
キシアルミニウム　　１．０■ジルコニルヒドロクロリ
ド　　　　０．５■タルク　　　　　　　　　　　　　
　　２．９■低粘度メチルボリシロキサン　　　０．　
５平均重合度（ｎ＝２６，粘度（２５℃）２０ｃｓ）■
低粘度メチルボリシロキサン　　　４．５平均重合度（
ｎ＝５，粘度（２５℃）２ｃｓ）■ＬＰＧ　　　　　　
　　　　　　　９０．６成分■〜■をエアゾール缶に充
填し、バルプを装着してクリンブし、成分■を加圧充填
した。

実施例−４　　制汗エアゾール化粧料Ｄ■クロルヒドロ
キシアルミニウム　　１，０■カオリン　　　　　　　
　　　　　　１．５■タルク　　　　　　　　　　　　
　　　１．９■低粘度メチルボリシロキサン）０．５平
均重合度（ｎ＝１６，粘度（２５℃ＮＯｃａ）■低粘度
メチルボリシロキサン　　　０．　　５平均重合度（ｎ
＝１，粘度（２５℃）ｌｃｓ）■ＬＰＧ　　　　　　　
　　　　　　　　　　９４．６成分■〜■をエアゾール
缶に充填し、バルブを装着してクリンプし、成分■を加
圧充填した。

実施例−５　　制汗エアゾール化粧料Ｅ■クロルヒドロ
キシアルミニウム　　４，　　０■微粒子無水ケイ酸　
　　　　　　　３．５■タルク　　　　　　　　　　　
　　　　２．９■低粘度メチルボリシロキサン　　　５
．５平均重合度（ｎ＝４，粘度（２５℃Ｎ．５ｃｓ）■
低粘度メチルポリシロキサン　　　４．５平均重合度（
ｎ　＝　５　，粘度（２５℃）２．Ｏｃｓ）■ＬＦ’Ｇ
　　　　　　　　　　　　　７９．６成分■〜■をエア
ゾール缶に充填し、バルプを装着してクリンブし、成分
■を加圧充填した。

実施例−１から実施例−５までの制汗エアゾール化粧料
は、べたつき感が無く粉舞いの無い優れた使用感で、衣
類を黄変させたりしみつかせたりせず、皮膚刺激性の低
い、新規制汗エアゾール化粧料であった。

〔発明の効果〕

本発明の制汗エアゾール化粧科は、べたつき感が無く粉
舞いの無い優れた使用感で、衣類を黄変させたりしみつ
かせたリせず、皮膚刺激性の低い、新規制汗エアゾール
化粧料であった。

次ぎに、本発明の効果について使用感試験、衣類変色試
験、ヒト一次刺激試験の結果を示す。

（使用感試験）実施例−２の制汗エアゾール化粧料と下記の比較例−１
，比較例−２の制汗エアゾール化粧料について、女性モ
ニター４５名（年齢２３才〜４５才）で、使用部位はわ
きの下とし，毎朝一回一週間使用感試験を実施した。

使用感アンケートは、スプレー後のわきの下の、乾きや
すさ、さらさら感、べたつき感、清涼感、スプレー時の
粉舞い、モして制汗効果について５段階評価で実施した
。その結果を表．１に示す。

表．１の結果より、低粘度メチルポリシロキサンを配合
した実施例−３の制汗エアゾール化８Ｉ料は、乾きやす
く、べたつき感が無く、さらさら感と清涼感に優れ、ス
プレー時の粉舞いが無く、制汗効果にも優れていた。な
お、実施例−１、実施例−３〜実施例−５についても同
様の良好な結果が得られた．比較例−１　　　制汗エアゾール化粧料Ｆ■クロルヒド
ロキシアルミニウム　　１．０■フェノールスルホン酸
亜鉛　　　　Ｏ．ＯＳ■微粒子無水ケイ酸　　　　　　
　　３．　　０■イソプロビルミリステート　　　　　
５．５■ＬＦ’Ｇ　　　　　　　　　　　　　　９０．
　　４比較例−２　　　制汗エアゾール化粧料Ｇ■クロ
ルヒドロキシアルミニウム　　１．○■フェノールスル
ホン酸亜鉛　　　　Ｏ．ＯＳ■微粒子無水ケイ酸　　　
　　　　　３．　　０■メチルボリシロキサン　　　　
　　５．５平均重合度（ｎ　＝　５　０　，粘度（２５
６Ｃ）５０ｃｓ）■ＬＰＧ　　　　　　　　　　　　　
９０．４比較例−１、２とも実施例−１と同様に調製し
た。

表．１　制汗エアゾール化粧料の使用感試験結果評価点
数は女性モニター４５名の平均点評価基準５：非常に優れている　４：やや優れている３：普通　
２：やや劣っている　１：劣っている（衣類変色試験）実施例−２及び比較例−１、比較例−２の制汗エアゾー
ル化粧料について綿布、ナイロン布（ＪＩＳ　Ｌ　０８
０３）の黄変としみつきについて比較試験を実施した。

試験方法は、５ｘ５ｃｍの綿布、ナイロン布（ＪＩＳ　
Ｌ　０８０３）に制汗エアゾール化粧料をＬｏａｍの距
離から２秒間スプレーした後一晩風乾した。この操作を
１０回繰り返し、綿布の状態を目視で判定した。その結
果を表．２に示す。

表．２の結果より、比較例−１および比較例−２の制汗
エアゾール化粧料をスプレーした綿布及びナイロン布は
ひどい黄変としみつきが認められたが、実施例−２の制
汗エアゾール化粧料は綿布及びナイロン布の黄変やしみ
つきが無く、使用時に衣類を汚さない事が認められた。

々お、実施例−１、及び実施例−３〜実施例−５につい
ても、実施例−２と同様の良奸な結果が得られた．表．
２制汗エアゾール化粧料の衣類変色試験結果○：布の黄
変、しみつきが認められない。

Δ：布の黄変、しみつきがやや認められる。

×：布の黄変、しみつきが認められる。

（ヒト一次刺激試験）安全性試験として、実施例−３と下記の比較例−３の制
汗エアゾール化粧料の成分■〜■の混合物をそれぞれヒ
ト２０名に対するパッチテストを実施した。貼付濃度は
ａｓ　　ｉｓ（１００％）とし、貼付剤としてフィンチ
ャンバー（　ＥＰ　ＩＴＥＳＴ社１　）を用いて貼付し
た。

その結果、実施例−３の制汗エアゾール化粧料は２０名
中２名にわずかな紅斑を認めたにすぎなかった。

一方、比較例−３の制汗エアゾール化粧料は、２０名中
５名に紅斑を認め、８名にわずかな紅斑を認め一次刺激
が高く安全性に問題があった。

なお、実施例−１．２、及び実施例−４．５についても
、実施例−３と同様に安全性は良好であった。

比較例−３　　制汗エアゾール化粧料Ｈ■クロルヒドロ
キシアルミニウム　　１．Ｏ■ジルコニルヒドロクロリ
ド　　　　０．５■タルク　　　　　　　　　　　　　
　　２．９■イソプロビルミリステート４．５ ■メチルポリシロキサン　　　　　　０．５平均重合度
（ｎ＝６９） ■ＬＰＧ　　　　　　　　　　　　　９０．６実施例−
３と同様に調製した。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）下記の一般式で表される低粘度メチルポリシロキ
サンを配合した事を特徴とする制汗エアゾール化粧料。（ＣＨ＿３）＿３ＳｉＯ〔（ＣＨ＿３）＿２ＳｉＯ〕＿
ｎＳｉ（ＣＨ＿３）＿３平均重合度（ｎ）＝０〜２６粘度（２５℃）０．６５〜２０ｃ．ｓ
（２）低粘度メチルポリシロキサンの配合量が、１．０
％〜３５．０％含有する事を特徴とする請求項（１）の
制汗エアゾール化粧料。
（３）低粘度メチルポリシロキサンの配合量が、２．０
％〜２５．０％含有する事を特徴とする請求項（１）の
制汗エアゾール化粧料。