JPH0394038A - 気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材 - Google Patents
気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材Info
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- JPH0394038A JPH0394038A JP22978089A JP22978089A JPH0394038A JP H0394038 A JPH0394038 A JP H0394038A JP 22978089 A JP22978089 A JP 22978089A JP 22978089 A JP22978089 A JP 22978089A JP H0394038 A JPH0394038 A JP H0394038A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本究明は、フルオルアルミン酸カリウム錯体等のフラッ
クス蒸気が存在する非酸化性雰囲気下でろう{;Jけす
る気相ろうイ;]け川アルミニウム合金フィン刊に関す
るものである。
クス蒸気が存在する非酸化性雰囲気下でろう{;Jけす
る気相ろうイ;]け川アルミニウム合金フィン刊に関す
るものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする脚題〕通常
アルミニウムまたはアルミニウム合金のろう付は、接合
しようとするアルミニウムまたはアルミニウム合金部材
に、これらアルミニウム等よりも融点の低いろう材を介
して固定して組立物とし、このろう祠の融点よりも高く
、接合しようとするアルミニウムまたはアルミニウム合
企部Jr4の融点よりも代い温度に加熱することによっ
て行なっている。そしてろう相としては、一般にA/−
Si系合金が使用され、その形状としては板状,線状ま
たは粉末状としたろう材、あるいはアルミニウムまたは
アルミニウム合金からなる芯伺にこのろう桐を被覆した
合わせ拐(以下プレージングシ一トと記す)として用い
られている。
アルミニウムまたはアルミニウム合金のろう付は、接合
しようとするアルミニウムまたはアルミニウム合金部材
に、これらアルミニウム等よりも融点の低いろう材を介
して固定して組立物とし、このろう祠の融点よりも高く
、接合しようとするアルミニウムまたはアルミニウム合
企部Jr4の融点よりも代い温度に加熱することによっ
て行なっている。そしてろう相としては、一般にA/−
Si系合金が使用され、その形状としては板状,線状ま
たは粉末状としたろう材、あるいはアルミニウムまたは
アルミニウム合金からなる芯伺にこのろう桐を被覆した
合わせ拐(以下プレージングシ一トと記す)として用い
られている。
従来のろう{=J方法としては、ろうイ1をする部材表
面の酸化皮膜を除去するためのフラックスを用いるフラ
ックスろうイ;1け法と、これを用いない真空ろうイ・
1け法か通′帛′仙川されている。
面の酸化皮膜を除去するためのフラックスを用いるフラ
ックスろうイ;1け法と、これを用いない真空ろうイ・
1け法か通′帛′仙川されている。
上記フラックスろうイ;1け法としては、溶融した塩化
物系フラックス中に接合しようとする組立物を21?し
てろう{=Jけ加熱する浸漬ろうイ;1け法、接合しよ
うとする組5′L物に壇化物系フラックスを塗布し炉中
でろうf・1け加熱するが中ろうイ;1け法等がある。
物系フラックス中に接合しようとする組立物を21?し
てろう{=Jけ加熱する浸漬ろうイ;1け法、接合しよ
うとする組5′L物に壇化物系フラックスを塗布し炉中
でろうf・1け加熱するが中ろうイ;1け法等がある。
ところがこの地化物系フラックスはアルミニウムに対し
ては腐食性であるので、ろう付け後洗浄して完全に除去
しなければならず、製造工程が非常に煩雑である。
ては腐食性であるので、ろう付け後洗浄して完全に除去
しなければならず、製造工程が非常に煩雑である。
これに対して真空中に接合しようとする組立物を置いて
ろう{=Jけ加熱する真空ろう付法によれば、後工程と
して洗浄も不要であり、またろう付け後の部祠表面も良
好であるが、高真空が必要であるという設備上の制約、
および材料的に制約がある等の問題がある。
ろう{=Jけ加熱する真空ろう付法によれば、後工程と
して洗浄も不要であり、またろう付け後の部祠表面も良
好であるが、高真空が必要であるという設備上の制約、
および材料的に制約がある等の問題がある。
これらの不具合を解消するろう付け法として、弗化物系
フラックスを用いて炉中でろう付けする方法が広く用い
られるようになってきた。この方法はフラックスとして
非吸湿性でアルミニウムに対して非腐食性のKAIF4
とK.AIF6の混合物を用い、これを水に懸濁させ、
接合しようとする組立物表面に塗布してろうイ【1する
ものであり、その特徴としては非腐食外フラックスを川
いるためにフラックス除去の後処即工程が不要なことが
上げられる。しかしながら、このろうイ;1け方法にお
いては、フラックスを組立物表面に付着させるための塗
布、屹燥工程が必要であり、さらに塗布されたフラック
スはその組立物を次工程へ運ぶ途中で組立物から脱落す
るものが多く、このため有効に使用されるフラックスの
歩留りは低下する。また、ろうイ;1後の接合部祠の表
面には、不均一にフラックス残渣が残るので、従来の真
空ろう{tJ法と比較して、表面が汚れ商品価値が劣る
と共に、耐食仙を向上させるために次工程でクロメート
処理や黒色塗装処理を行う場合、不均一となってしまい
その効果が十分に発揮されなくなる等の欠点があった。
フラックスを用いて炉中でろう付けする方法が広く用い
られるようになってきた。この方法はフラックスとして
非吸湿性でアルミニウムに対して非腐食性のKAIF4
とK.AIF6の混合物を用い、これを水に懸濁させ、
接合しようとする組立物表面に塗布してろうイ【1する
ものであり、その特徴としては非腐食外フラックスを川
いるためにフラックス除去の後処即工程が不要なことが
上げられる。しかしながら、このろうイ;1け方法にお
いては、フラックスを組立物表面に付着させるための塗
布、屹燥工程が必要であり、さらに塗布されたフラック
スはその組立物を次工程へ運ぶ途中で組立物から脱落す
るものが多く、このため有効に使用されるフラックスの
歩留りは低下する。また、ろうイ;1後の接合部祠の表
面には、不均一にフラックス残渣が残るので、従来の真
空ろう{tJ法と比較して、表面が汚れ商品価値が劣る
と共に、耐食仙を向上させるために次工程でクロメート
処理や黒色塗装処理を行う場合、不均一となってしまい
その効果が十分に発揮されなくなる等の欠点があった。
なお、このろうf=jけ方法では、フラックスとアルミ
ニウム合金とのろう付け加熱中での反応を防止するため
Mg添加量を規制した合金が用いられている。
ニウム合金とのろう付け加熱中での反応を防止するため
Mg添加量を規制した合金が用いられている。
ところで、最近これらのろう付け法の問題点を解決する
新ろう付け工法として、接合しようとする部材の全面に
フラックスを塗布することなく、フルオルアルミン酸カ
リウム錯体等のフラックス蒸気が存在する非酸化性雰囲
気下でろう{=Iけを行う気相ろうイ・1け法が問発さ
れている。
新ろう付け工法として、接合しようとする部材の全面に
フラックスを塗布することなく、フルオルアルミン酸カ
リウム錯体等のフラックス蒸気が存在する非酸化性雰囲
気下でろう{=Iけを行う気相ろうイ・1け法が問発さ
れている。
このろう付け方法は従来の問題を解決しているものの、
従来のフルオルアルミン酸カリウム錯体等の非腐食性フ
ラックスを塗布するろう付けに使用されている組或合金
をそのまま用いてろうイ」けする場合、うまくろう付け
できないことがあり問題となっている。
従来のフルオルアルミン酸カリウム錯体等の非腐食性フ
ラックスを塗布するろう付けに使用されている組或合金
をそのまま用いてろうイ」けする場合、うまくろう付け
できないことがあり問題となっている。
本発1リJは、これに鑑み種々検討の結果、上記気相ろ
う付けに適した気相ろう付け用アルミニウム合金フィン
祠を開発したものである。
う付けに適した気相ろう付け用アルミニウム合金フィン
祠を開発したものである。
即ち本発明フィン祠の一つは、Mg0.05〜0.6w
t%(以下w1%を%と略記)、Sil.Q%以下、F
el.2%以下を含有し、残部アルミニウムと不可避的
不純物からなることを特徴とするものである。
t%(以下w1%を%と略記)、Sil.Q%以下、F
el.2%以下を含有し、残部アルミニウムと不可避的
不純物からなることを特徴とするものである。
本発明フィン材の他の一つは、Mgfl.05〜0.6
%、Sil.O%以下、Fel.2%以下を含有し、さ
らにMn2.0%以下を含有し、残部アルミニウムと不
可避的不純物からなることを特徴とするものである。
%、Sil.O%以下、Fel.2%以下を含有し、さ
らにMn2.0%以下を含有し、残部アルミニウムと不
可避的不純物からなることを特徴とするものである。
本発明フィン材の他の一つは、MgO.(15〜0.6
%、Sil.O%以下、Fel.2%以下を含有し、さ
らにCul.0%以下を含有し、残部アルミニウムと不
可避的不純物からなることを特徴とするものである。
%、Sil.O%以下、Fel.2%以下を含有し、さ
らにCul.0%以下を含有し、残部アルミニウムと不
可避的不純物からなることを特徴とするものである。
本発明フィン桐の他の一つは、Mg0.05〜0,6%
、Sil.0%以下、Fel.2%以下を含有し、さら
にZr0.3%以下、Cr0.3%以下、Nil.0%
以下の範囲内で何れか1種または2種以上を含有し、残
部アルミニウムと不可避的不純物からなることを特徴と
するものである。
、Sil.0%以下、Fel.2%以下を含有し、さら
にZr0.3%以下、Cr0.3%以下、Nil.0%
以下の範囲内で何れか1種または2種以上を含有し、残
部アルミニウムと不可避的不純物からなることを特徴と
するものである。
本発明フィン祠の他の一つは、Mg0.05〜0.6%
、Sil.0%以下、Fel.2%以下、Mn2.0%
以下を含有し、さらにCul.O%以下を含有し、残部
アルミニウムと不可避的不純物からなることを特徴とす
るものである。
、Sil.0%以下、Fel.2%以下、Mn2.0%
以下を含有し、さらにCul.O%以下を含有し、残部
アルミニウムと不可避的不純物からなることを特徴とす
るものである。
本発明フィン祠の他の一つは、Mg0.05〜0.6%
、Si1.0%以下、Fel,2%以下、Mn2.0%
以下を含有し、さらにZrO.3%以下、Cr0.3%
以下、Nil.O%以下の範囲内で何れか1種または2
種以上を含有し残部アルミニウムと不可避的不純物から
なることを特徴とするものである。
、Si1.0%以下、Fel,2%以下、Mn2.0%
以下を含有し、さらにZrO.3%以下、Cr0.3%
以下、Nil.O%以下の範囲内で何れか1種または2
種以上を含有し残部アルミニウムと不可避的不純物から
なることを特徴とするものである。
本発明フィン材の他の一つは、Mg0.05〜0.6%
、Sil.0%以下、Fel,2%以下、Cut.O%
以下を含有し、さらにZr0.3%以下、Cr0.3%
以下、Nil.O%以下の範囲内で何れか1種または2
種以上を含有し、残部アルミニウムと不可避的不純物か
らなることを特徴とするものである。
、Sil.0%以下、Fel,2%以下、Cut.O%
以下を含有し、さらにZr0.3%以下、Cr0.3%
以下、Nil.O%以下の範囲内で何れか1種または2
種以上を含有し、残部アルミニウムと不可避的不純物か
らなることを特徴とするものである。
本発明フィン利の更に他の一つは、Mg0.05〜0.
6%、Sil.0%以下、Fel.2%以下、Mn2.
0%以下、Cul.O%以下を含有し、さらにZr0.
3%以下、Cr0.3%以下、Ni1.(1%以下の範
囲内で何れか1一種または2種以上を含有し、残部アル
ミニウムと不可避的不純物からなることを特徴とするも
のである。
6%、Sil.0%以下、Fel.2%以下、Mn2.
0%以下、Cul.O%以下を含有し、さらにZr0.
3%以下、Cr0.3%以下、Ni1.(1%以下の範
囲内で何れか1一種または2種以上を含有し、残部アル
ミニウムと不可避的不純物からなることを特徴とするも
のである。
まず、本発明の合金組成について詳しく説明する。Mg
は、前述のように、フラックスと反応するために、フル
オルアルミン酸カリウム錯体等の非腐食性フラックスを
ろう付けに用いる合金には、添加してはいけない元素と
考えられていた。しかし、本発明者らが種々検討を行っ
た結果、フラックス蒸気中でろう付けを行う気相ろう{
=Jけにおいては、逆にろうイ1け性を向上させる働き
を有することを見いだし本発明に至ったものである。す
なわち、気相ろう{=Jけは、非酸化性雰囲気下で、フ
ラックス蒸気によって合金表面の酸化皮膜を破壊しろう
{=jけを行うものであるが、Mgはフラックス蒸気と
反応しやすいためフラックス蒸気が利料の表而に容易に
付着するようになり、そこを核としてフラックス蒸気は
合金表面の酸化皮膜を破壊するためである。Mgを添加
していない合金では、フラックス蒸気の爪が不安定の場
合、上記のフラッグスの核が材料表面に付着しにくく、
フラックス蒸気と酸化皮膜との反応が不十分となり、ろ
う付け不良を引き起こすのである。
は、前述のように、フラックスと反応するために、フル
オルアルミン酸カリウム錯体等の非腐食性フラックスを
ろう付けに用いる合金には、添加してはいけない元素と
考えられていた。しかし、本発明者らが種々検討を行っ
た結果、フラックス蒸気中でろう付けを行う気相ろう{
=Jけにおいては、逆にろうイ1け性を向上させる働き
を有することを見いだし本発明に至ったものである。す
なわち、気相ろう{=Jけは、非酸化性雰囲気下で、フ
ラックス蒸気によって合金表面の酸化皮膜を破壊しろう
{=jけを行うものであるが、Mgはフラックス蒸気と
反応しやすいためフラックス蒸気が利料の表而に容易に
付着するようになり、そこを核としてフラックス蒸気は
合金表面の酸化皮膜を破壊するためである。Mgを添加
していない合金では、フラックス蒸気の爪が不安定の場
合、上記のフラッグスの核が材料表面に付着しにくく、
フラックス蒸気と酸化皮膜との反応が不十分となり、ろ
う付け不良を引き起こすのである。
このようにMgの添加がろう付け性を向上させるのは、
気相ろう付けで川いられているフラックスの量が従来の
フラックスを塗布するろう付けと比較して極端に少ない
ためである。
気相ろう付けで川いられているフラックスの量が従来の
フラックスを塗布するろう付けと比較して極端に少ない
ためである。
また、さらにMgの添加は合金の常温強度を向上する働
きを有し、このことによりフィンの薄肉化が可能である
。ここで、Mg添加量を0.05〜0.6%としたのは
、0.05%未満では上記の気相ろう付け性の向上作用
が十分でなく、0.6%を越えると合金の融点低下の作
用により、高温座屈性が低下してしまうためである。
きを有し、このことによりフィンの薄肉化が可能である
。ここで、Mg添加量を0.05〜0.6%としたのは
、0.05%未満では上記の気相ろう付け性の向上作用
が十分でなく、0.6%を越えると合金の融点低下の作
用により、高温座屈性が低下してしまうためである。
Siは合金の強度を向上させる働きを有する。
特に本合金ではMgとともにMg2Siを微細に析出し
強度を向上させる。しかしその量が1.0%を越えると
合金の融点が低下し、ろう付け加熱時に溶融してしまう
ため上限を1.0%とする。
強度を向上させる。しかしその量が1.0%を越えると
合金の融点が低下し、ろう付け加熱時に溶融してしまう
ため上限を1.0%とする。
Feは合金の高温強度を高め、ろう付け加熱時の変形を
防止する作用を有する。しかし、添加量が1.2%を越
えた場合、A1−Fe系の金居間化合物の量が増す効果
によって結品粒径が微細となり、高温クリープを引き起
こし逆に高温強度が低下する。したがって、Feの添加
は1.2%以下とする。
防止する作用を有する。しかし、添加量が1.2%を越
えた場合、A1−Fe系の金居間化合物の量が増す効果
によって結品粒径が微細となり、高温クリープを引き起
こし逆に高温強度が低下する。したがって、Feの添加
は1.2%以下とする。
MnはFe,Siと結合した析出相をフィン材中に微細
、密に形或する。この析出相の分散強化の作用でフィン
祠の高温および゛,’f温での強度が向上する。さらに
この析出相は高温でも安定なため、フィン材がろう付け
加熱される時に再結晶粒径を大きくし高温座屈性を向上
させる。
、密に形或する。この析出相の分散強化の作用でフィン
祠の高温および゛,’f温での強度が向上する。さらに
この析出相は高温でも安定なため、フィン材がろう付け
加熱される時に再結晶粒径を大きくし高温座屈性を向上
させる。
しかし、2.0%を越えると圧延性が低下しフィン材を
現実に製造できなくなる。
現実に製造できなくなる。
Cuはフィン材中に固溶して合金の強度を向上させる働
きを有する。ここで添加量が10%を越えると合金の融
点低下の作用により、高温11 12 座屈性が低下してしまう。
きを有する。ここで添加量が10%を越えると合金の融
点低下の作用により、高温11 12 座屈性が低下してしまう。
ZrO.3%以下、CrO.3%以下、Nil.0%以
下としたのは、いずれもフィン材中に高温まで安定な金
属間化合物を形威し、フィンの高温強度を高める働きを
有する。しかしO、3%を越えたZr,0.3%を越え
たcr,1.0%を越えたNiの添加はいずれも鋳造時
に鋳塊割れを引き起こす上に、合金の比延加工性を低下
させる。したがって、それぞれの添加の上限を上記のよ
うに定める。
下としたのは、いずれもフィン材中に高温まで安定な金
属間化合物を形威し、フィンの高温強度を高める働きを
有する。しかしO、3%を越えたZr,0.3%を越え
たcr,1.0%を越えたNiの添加はいずれも鋳造時
に鋳塊割れを引き起こす上に、合金の比延加工性を低下
させる。したがって、それぞれの添加の上限を上記のよ
うに定める。
以下が本発明合金の組成であるが、本発明合金は不可避
的不純物として、鋳造時の結晶粒微細化材として添加さ
れるTi,Bや強度,成形性,鋳造性等を目的として添
加される、Zn,Ca, V, Bi, Pb,
Ag, Be,等の元素をそれぞれ0.05%未満、
総量で0,15%未満含んでも差し支えない。
的不純物として、鋳造時の結晶粒微細化材として添加さ
れるTi,Bや強度,成形性,鋳造性等を目的として添
加される、Zn,Ca, V, Bi, Pb,
Ag, Be,等の元素をそれぞれ0.05%未満、
総量で0,15%未満含んでも差し支えない。
次に、このような本発明合金が使用される気相ろう付け
について若干説明する。気相ろう付け法は、非酸化性雰
囲気中で蒸気化した非腐食性フラックスにより材料表面
の酸化皮膜を破壊し、ろう付けする方法である。このよ
うに蒸気化されたフラックスを用いることによりフラッ
クスの使用量を減らすことができ、きれいな表面状態の
構造物を得ることができる。ここで用いられるフラック
スとしてはフルオルアルミン酸カリウム錯体等があげら
れ、非酸化性雰囲気は窒素.アルゴン,一酸化炭素等が
用いられる。
について若干説明する。気相ろう付け法は、非酸化性雰
囲気中で蒸気化した非腐食性フラックスにより材料表面
の酸化皮膜を破壊し、ろう付けする方法である。このよ
うに蒸気化されたフラックスを用いることによりフラッ
クスの使用量を減らすことができ、きれいな表面状態の
構造物を得ることができる。ここで用いられるフラック
スとしてはフルオルアルミン酸カリウム錯体等があげら
れ、非酸化性雰囲気は窒素.アルゴン,一酸化炭素等が
用いられる。
なお本フィン刊を用いた熱交換器としては、ラジエータ
ー、エバポレーター、コンデンサー等が上げられる。
ー、エバポレーター、コンデンサー等が上げられる。
以下実施例にもとずき本発明を詳細に説明する。
第1表に示した組成合金鋳塊(400mm)を面削後、
520℃X2h+の均質化処理を行い、そのまま3.
0+++mまで熱間圧延を行った。この熱間圧延板を0
.I2mmまで冷間圧延を行い、360℃X2h+の焼
鈍を施した後、0. 091I+mまで冷間圧延を行い
、フィン材を得た。
520℃X2h+の均質化処理を行い、そのまま3.
0+++mまで熱間圧延を行った。この熱間圧延板を0
.I2mmまで冷間圧延を行い、360℃X2h+の焼
鈍を施した後、0. 091I+mまで冷間圧延を行い
、フィン材を得た。
このフィン材と板厚0. 4mmのチューブ材(芯材3
003、外側皮材4343 : 10%、内側皮材70
72 :10%)と板厚1. 6mmのヘッダー材(芯
材3003、内側皮材4343 : 8%、外側皮材7
072 : 10%)を使用し、第1図に示す様にチュ
ーブ(2)間にフィン(1)を配置し、チューブ(2)
両端にヘツダープレート(3)を取付けてコア(4)を
形威し、該コア(4)のヘツダープレート(3)にパッ
キン(5)を介して樹脂タンクを取付けたラジエーター
を第2表で示するう{リけ条件にて作製した。
003、外側皮材4343 : 10%、内側皮材70
72 :10%)と板厚1. 6mmのヘッダー材(芯
材3003、内側皮材4343 : 8%、外側皮材7
072 : 10%)を使用し、第1図に示す様にチュ
ーブ(2)間にフィン(1)を配置し、チューブ(2)
両端にヘツダープレート(3)を取付けてコア(4)を
形威し、該コア(4)のヘツダープレート(3)にパッ
キン(5)を介して樹脂タンクを取付けたラジエーター
を第2表で示するう{リけ条件にて作製した。
それぞれのフィン材に対して川いたろう付け条什を第3
表に示す。
表に示す。
上記ろう4=Jけ後のラジエーターのろう付け状況を第
4表に示す。さらに、このフィン材に610℃にて5分
間の加熱を行い、引張試験を行った結果を第4表に合わ
せて示す。
4表に示す。さらに、このフィン材に610℃にて5分
間の加熱を行い、引張試験を行った結果を第4表に合わ
せて示す。
15
第2表
第1表
第
表
第4表
第1表乃至第4表から明らかなように本発明合金フィン
を用いて気相ろう付けを行ったラジエーターは優れた特
性を有している。
を用いて気相ろう付けを行ったラジエーターは優れた特
性を有している。
[発明の効果]
このように本発明合金フィン伺は、気相ろう付けにおい
て、優れたろう{=Jけ性やろうイτIけ後にきれいな
表面品質を有し、従来のフィンと比較して優れている等
工業上顕著な効果を奏するものである。
て、優れたろう{=Jけ性やろうイτIけ後にきれいな
表面品質を有し、従来のフィンと比較して優れている等
工業上顕著な効果を奏するものである。
第1図はラジエーターの一例を一部切欠いて示す説明図
である。 1・・・フィン 2・・・チューブ 3・・・ヘツダーブレ−1・ 4・・・コア 5・・・パッキン 6・・・樹脂タンク 20
である。 1・・・フィン 2・・・チューブ 3・・・ヘツダーブレ−1・ 4・・・コア 5・・・パッキン 6・・・樹脂タンク 20
Claims (8)
- (1)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下を含有し、残部アルミニウ
ムと不可避的不純物からなる気相ろう付け用アルミニウ
ム合金フィン材。 - (2)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下、さらにMn2.0wt%
以下を含有し、残部アルミニウムと不可避的不純物から
なる気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材。 - (3)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下、さらにCu1.0wt%
以下を含有し、残部アルミニウムと不可避的不純物から
なる気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材。 - (4)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下を含有し、さらにZn0.
3wt%以下、Cr0.3wt%以下、Ni1.0wt
%以下の範囲内で何れか1種または2種以上を含有し、
残部アルミニウムと不可避的不純物からなる気相ろう付
け用アルミニウム合金フィン材。 - (5)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下、Mn2.0wt%以下を
含有し、さらにCu1.0wt%以下を含有し、残部ア
ルミニウムと不可避的不純物からなる気相ろう付け用ア
ルミニウム合金フィン材。 - (6)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下、Mn2.0wt%以下を
含有し、さらにZr0.3wt%以下、Cr0.3wt
%以下、Ni1.0wt%以下の範囲内で何れか1種ま
たは2種以上を含有し、残部アルミニウムと不可避的不
純物からなる気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材
。 - (7)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下、Cu1.0wt%以下を
含有し、さらにZr0.3wt%以下、Cr0.3wt
%以下、Ni1.0wt%以下の範囲内で何れか1種ま
たは2種以上を含有し、残部アルミニウムと不可避的不
純物からなる気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材
。 - (8)Mg0.05〜0.6wt%、Si1.0wt%
以下、Fe1.2wt%以下、Mn2.0wt%以下、
Cu1.0wt%以下を含有し、さらにZr0.3wt
%以下、Cr0.3wt%以下、Ni1.0wt%以下
の範囲内で何れか1種または2種以上を含有し、さらに
Zr0.2wt%以下、Cr0.3wt%以下、Ni1
.0wt%以下の範囲内で何れか1種または2種以上を
含有し、残部アルミニウムと不可避的不純物からなる気
相ろう付け用アルミニウム合金フィン材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22978089A JPH0394038A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22978089A JPH0394038A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0394038A true JPH0394038A (ja) | 1991-04-18 |
Family
ID=16897558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22978089A Pending JPH0394038A (ja) | 1989-09-05 | 1989-09-05 | 気相ろう付け用アルミニウム合金フィン材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0394038A (ja) |
-
1989
- 1989-09-05 JP JP22978089A patent/JPH0394038A/ja active Pending
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