JPH0393545A - 渡し胴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、輪転印刷機における渡し胴であって、軸方向
および周方向調節可能に支承された支持部材が設けられ
ている形式のものに関する〔従来の技術〕 ＤＥ−ＰＳ第２８　　１３　　１３６号明細書から公知
の渡し胴では、周方向にばね弾性的なローブが、渡し胴
の周囲に張り渡されている．そして、複数の支持部材が
、それぞれこのローブに通されている． 上記公知の渡し胴には、ばね弾性的なロープのための支
持体としてシリンダが使用されなければならない、とい
った欠点がある．この場合、シリンダの外径もしくは直
径は、渡し胴の軸もしくは軸ジャーナルの外径もしくは
直径よりも極めて大きい。また、このシリンダの製作に
は多くの費用がかかり、シリンダの自重は、かなり大き
なものである．従って、このシリンダに応じた大きさの
支承部が、軸もしくは軸ジャーナルに設けられねばなら
ない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、輪転印刷機における軽量の渡し胴を提
供することにある． 〔課題を解決するための手段〕 上記課題は、本発明によればはじめに述べた形式の渡し
胴において、渡し胴が、軸と、この軸に軸方向移動可能
に取り付けられた、複数のシート支持セグメントとを有
することによって解決されている． 〔作用及び効果〕 本発明の利点は、渡し胴が簡単かつ安価に構成されるこ
とにある．この場合、移動可能に取り付けられたシート
支持装置の外径もしくは直径は、このシート支持装置を
支持する軸の外径もしくは直径よりも極めて大きい．し
かし、本発明による構成のシート支持装置は、従来の中
実なシリンダに比べて質量が極めて小さい．さらに、本
発明の有利な構成によれば、工具によって操作されなく
ともよい迅速閉鎖装置が設けられている． 〔実施例〕 次に図示の実施例につき本発明を説明する．本発明によ
る、シートのための渡し胴ｌは、例えばチェーンデリバ
リのシート排紙胴において公知である．渡し胴ｌは、チ
ェーンデリパリの側方フレーム３．４に公知形式で回転
可能に支承されている．また、この渡し胴ｌは、軸６と
、この軸６に軸方向移動可能に取り付けられた、複数の
（例えば３個の）シート支持セグメント７とから主に？
．１戒されている．軸６は、側方フレーム３．４の内面
近くの各外端部に、それぞれスブロケット１１．１２を
支持している．間隔を置いて複数のくわえ装置ｌ６を支
持する無端のチェーン１３は、このスブロケット１１．
１２よって駆動されている．それに対して、渡し胴ｌは
、側方フレーム３，４の外側で軸６に支承された歯車（
図示せず）によって駆動される． 各シート支持セグメント７は、２つの部分からなるケー
シングｌ７からそれぞれ形成されており、ケーシング７
は軸６を取り囲んでいる．また、ケーシング７の２つの
部分、すなわち上側部分ｌ８及び下側部分ｌ９は、互い
に結合されている．この場合、下側部分１９に設けられ
た３つの側壁２１，２２．２３において、側壁２１．２
３が、側壁２２に対してそれぞれ角度α（例えば１２０
°）を成すように傾斜している。シート支持セグメント
７の作業位置では、これらの側壁２１．２３は、軸６に
対して軸方向で線接触するようになる．さらに、環状の
湾曲部材２４が、側壁２２の外面に不動に支持されてい
る．この湾曲部材２４は、シート搬送方向に位置決めさ
れており、かつスブロケットｌ１，ｌ２によって規定さ
れる外径に合わされ１いる． 破線で示された湾曲部材２４は、この湾曲真材２４より
も小さな寸法の湾曲部材２６と交舅することができる．
小さな寸法の湾曲部材２６は、特に薄肉のシートの加工
時に使用され、メきな寸法の湾曲部材２４は、特に肉厚
のシ一ト（例えば厚紙〉の加工時に使用される．下側部
分ｌ９と同様に、上側部分ｌ８にもおけられた３つの側
壁２７，２８．２９において、側壁２７．２９が、互い
に少なくとも部分的に平行になっている．さらに、下側
の湾曲部材２４　；　２６に対して直径方向で対向する
上側の湾曲部材３３．３４のために、支承部３１．３２
が、側壁２７．２９にそれぞれ設けられている． この場合、湾曲部材３３　．３４は、支承部３ｌ，３２
に旋回可能に支承されている．また、上側部分１８の内
側で上記２つの側壁２７，２９の間において、湾曲部材
３３．３４に、カム状の迅速閉鎖機構３６が固定されて
いる．迅速閉鎖機構３６は、シリンダ３７から主に構成
されており、シリンダ３７に設けられた、シリンダ３７
に対して偏心的な孔３５内には、湾曲部材３３；３４が
回転不能に取り付けられている．さらに、シリンダ３７
も、二重壁のスリーブ３９の内輪３８に回転不能に取り
付けられている．このスリーブ３９の内輪３８と外輪４
１との間には、可撓性の弾性材４０（例えばゴム）が加
硫されている．湾曲部材３３　．３４の軸方向でみると
、ストッパ４２が迅速閉鎖機構３６の隣に配置されてお
り、かつ湾曲部材３３；３４に回転不能に取り付けられ
ている．このストッパ４２に設けられたストツパ面４３
は、湾曲部材３３．３４の作業位置において側壁２８の
下面に接触し、それによって、作業位置を越える湾而部
材３３；３４の旋回を阻止している．シリンダ３７に設
けられた孔３５の中心４４は、上記作業位置では、鉛直
方向の直線４６上に位置している．これに対して、シリ
ンダ３７の中心４７は、中心４４から間隔（例えば５＋
ｕ）を置いて直線４８上に位置している．この直線４８
は、これら２つの中心４４及び４７を通って延びている
．また、直線４６と直線４８とは、中心４４で鋭角（例
えば１２″′）を成しながら交わっている。

湾曲部材３３ｉ３４の作業位置では、外輪４１が、軸６
の平面部４９の上面に接している．また、調節範囲（例
えばスプロケット１ｌ及び１２間）に沿って平面部４上
に設けられた、例えば測定器のような位置表示器５０は
、操作員によって容易に読み取られる．従って、シート
支持セグメント７の調節量が、渡し胴ｌの所で直接読み
取られるので、搬送可能な測定器は不要となる． シート支持セグメント７が作業位置から解離されて、他
の作業位置へもたらされるためには、第３図に示された
ように、上側の湾曲部材３３；３４が、逆時計回りに旋
回させられる．即ち、湾萌部材３３：３４は、中心４４
の回りを旋回して、例えば一点鎖線で示された解放位置
にもたらされる．この場合、湾曲部材３３；３４の旋回
角度が角度βとなると、上記２つの中心４４．４７は、
同じ直４１１４６上に位置することとなる．この位置で
は、上記迅速閉鎖機構３６は６死点位置”を占めている
．この位置ではさらに、内輪３８と外輪４１との間の弾
性材４０は、わずかに圧縮されており、それによって、
外輪４１が、平面部４９の上面に対して弾性的に押圧さ
れる． 湾曲部材３３；３４がさらに旋回して、湾曲部材３３；
３４の旋回角度が角度βを越えると、理論的には、外輪
４１が平面部４９から持ち上げられる．即ち、外輪４目
よ、十分に大きな間隔ｂ（例えば２　ｍ　）を置くまで
平面部４９がら離れるように旋回させられる．外輪４１
の、このように持ち上げられた位置は、他のストツバに
よって付加的に維持される．しがし、ケーシングｌ７が
、軸６と側ｆｉ２１．２３とに対して十分に大きな遊び
を置くまで下方へ向かってずらされている間は、実際、
外輪４１は平面部４９に接したままである． 湾曲部材２４　；　２６及び湾曲部材３３．３４には、
複数の支持部材５１（例えばインキをはじくプラスチッ
クローラ〉が、渡し胴ｌの周方向で移動可能に取り付け
られている．それによって、搬送されるシートは、シー
ト支持セグメント７に直接接することはなくなり、支持
部材５ｌに接するようになる．即ち、シートは、印刷シ
ートの印刷されていない範囲に来るように調節された、
小さな点状の面によって支持される． 本発明の実施例によれば、湾曲部材３３；３４が、軸６
上にケーシングｌ７を固定するための解離もしくは係止
部材として使用される．この場合、当然ながら、湾曲部
材３３．３４の、側壁２７．２９によって支承された部
分が、全体の湾曲部材３３　；　３４から取り外されて
もよく、また、湾曲部材３３．３４にグリップが設けら
れていて、この清曲部材３３．３４が側聖２８の外面に
固定されていてもよい．このような手段によって、ケー
シングｌ７は、２つの部材によって支持及び係止される
． 本発明の別の構成によれば、複数の支持部材５ｌが例え
ば互いに密着して配置されており、かつそれぞれ支持縁
部５２を有している．この支持縁部５２は、場合によっ
ては側方に折畳まれるようになっている．さらに、支持
部材５１５３，５４．５６は、多角形の横断面を有して
いるので使用されにくいが、手によって旋回可能に湾曲
部材２４　．２６及び３３；３４上に支承されている．
従って、支持部材５１，５３５４．５６が旋回させられ
ると、支持縁部５２は、搬送されるシートと接触しなく
なるまで旋回させられる． また、本発明による支持部材５３．５６は、ばね５９に
よって負荷される球体５７をそれぞれ有している．この
球体５７は、湾曲部材２４；２６及び３３．３４に形成
された軸方向の構５８内に係止されるようになっている
．

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明による渡し胴の実施例を示すもので、 第１図は渡し胴の平面図、第２図はシート支持セグメン
トの断面図、第３図は迅速閉鎖機構の断面図、第４図、
第５図及び第６図は種種異なる実施例の支持部材を示す
図である．ｌ・・・渡し胴、３，４・・・側方フレーム
、６・・・軸、７・・・シート支持セグメント、１１．
１２・・・スプロケット、ｌ３・・・チェーン、ｌ６・
・・くわえ装置、ｌ７・・・ケーシング、ｌ８・・・上
側部分、ｌ９・・・下側部分、２１，２２．２３・・・
側壁、２４．２６・・・湾曲部材、２７，２８．２９・
・・側壁、３ｌ，３２・・・支承部、３３．３４・・・
湾曲部材、３５・・・孔、３６・・・迅速閉鎖機構、３
７・・・シリンダ３８・・・内輪、３９・・・スリーブ
、４０・・・弾性材、４１・・・外輪、４２・・・スト
ツパ、４３・・・ストツパ面、４４・・・中心、４６・
・・直線、４７・・・中心、４８・・・直線、４９・・
・平面部、５０・・・位置表示器５ｌ・・・支持部材、
５２・・・支持縁部、５３．５４，５６・・・支持部材
、５７・・・球体、５８・・・溝、５９・・・ばね、α
，β・・・角度、ａ，ｂ・・・間隔、ｅ・・・偏心率． Ｆｉｇ．　２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、輪転印刷機における渡し胴（１）であって、軸方向
   および周方向調節可能に支承された支持部材（５１；５
   ３；５４；５６）が設けられている形式のものにおいて
   、渡し胴（１）が、軸（６）と、この軸に軸方向移動可
   能に取り付けられた、複数のシート支持セグメント（７
   ）とを有することを特徴とする渡し胴。 ２、上記複数のシート支持セグメント（７）が、それぞ
   れ迅速閉鎖機構（３６）によって軸（６）に係止される
   ようになっている、請求項１記載の渡し胴。 ３、迅速閉鎖機構（３６）が、偏心的な孔（３５）の形
   成されたシリンダ（３７）を有しており、シリンダ（３
   ７）が外輪（４１）によって同軸的に取り囲まれており
   、可撓性の弾性材（４０）が、外輪（４１）とシリンダ
   （３７）との間に充填されている、請求項１又は２記載
   の渡し胴。 ４、支持部材（５１；５３；５４；５６）が湾曲部材（
   ２４、２６；３３、３４）に移動可能に支承されている
   、請求項１又は２記載の渡し胴。 ５、支持部材（５３；５４；５６）が支持縁部（５２）
   を有している、請求項４記載の渡し胴。 ６、支持部材（５３；５４；５６）が湾曲部材（２４、
   ２６；３３、３４）に旋回可能に支承されている、請求
   項４又は５記載の渡し胴７、支持部材（５３；５６）が
   、ばね負荷された球体（５７）によって旋回位置に係止
   される、請求項４から６までのいずれか１項記載の渡し
   胴。 ８、軸方向に延びる溝（５８）が、湾曲部材（２４、２
   ６；３３、３４）に形成されており、ばね負荷された球
   体（５７）が、この溝（５８）内に係止されるようにな
   っている、請求項４から７までのいずれか１項記載の渡
   し胴。