JPH039301Y2 - - Google Patents
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- JPH039301Y2 JPH039301Y2 JP9513185U JP9513185U JPH039301Y2 JP H039301 Y2 JPH039301 Y2 JP H039301Y2 JP 9513185 U JP9513185 U JP 9513185U JP 9513185 U JP9513185 U JP 9513185U JP H039301 Y2 JPH039301 Y2 JP H039301Y2
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- magnetic
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- laminated
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- magnetic core
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の分野〕
本考案は積層コイルに関し、特にインダクタン
スが可変である積層チツプ可変コイルに関する。
スが可変である積層チツプ可変コイルに関する。
第6図〜第14図を参照しながら従来技術を説
明する。第6図〜第12図は、積層チツプ可変コ
イルの製造工程を示している。先ず、第6図のよ
うに絶縁性の強磁性体層、一般にはFe,Co,Ni
等のフエライト粉末と適当なバインダーとを混練
りしたペースト状のシートもしくは印刷層8を用
意する。シートは、シート工法例えばドクターグ
レード法と呼ばれる製造方法により、ノズルから
射出される材料を厚さを規制しながらベルト上に
押し出して得られる。また印刷層は、周知の印刷
法により得られる。シート工法では、所望の層た
とえば誘電体層ないし導体層ないし強磁性体層等
が得られた後に電極層を塗布し、その後加圧着
し、適当に切断して複数のチツプを得て、その
後、焼成炉にて高温焼成して、所望の積層電子部
品を得る。しかし以下の従来例の説明において
は、上記のシート工法としてではなく、周知の印
刷法により各層が形成されるものとして説明す
る。また説明の便宜上、1個のチツプについて説
明する。印刷法により得られた強磁性体層8の表
面に約半ターン分のコイル形成用の導体層9を印
刷する。導体層は、一般的にはAg,Al,Cu,
Ag,−Pd,Pd等の金属粉末をバインダーと混練
りしたペースト状のものを使用する。第6図で、
部位Sは、電極引出し部である。次に、導体層9
の一部を残して強磁性体層10を印刷し、第7図
のように、導体層11を導体層9と接続して印刷
する。第8図の工程に移り、導体層11の一部を
残して強磁性体層12を印刷し導体層13を導体
層11に接続して印刷する。必要に応じ導体層1
3から引出し部bを設けて、中点タツプ付き積層
コイルとすることも可能である。第9図の工程に
移り、導体層13の一部を残して、強磁性体層1
4を印刷し、導体層13に接続して導体層15を
印刷し電極引出し部Fを設ける。なお、上記の工
程において、導体層のターン数および積層数は任
意に調整できる。また中点タツプ用の引出し部b
の位置も任意に調整できる。第10図の工程に移
り、強磁性体層16を印刷する。積層を終えた
後、第11図に示されるように導体層9,11,
13,15により形成されるコイルパターンの中
心を貫く穴17をパンチする。第12図に、上記
の工程で得られた積層チツプ可変コイルの斜視図
を示す。
明する。第6図〜第12図は、積層チツプ可変コ
イルの製造工程を示している。先ず、第6図のよ
うに絶縁性の強磁性体層、一般にはFe,Co,Ni
等のフエライト粉末と適当なバインダーとを混練
りしたペースト状のシートもしくは印刷層8を用
意する。シートは、シート工法例えばドクターグ
レード法と呼ばれる製造方法により、ノズルから
射出される材料を厚さを規制しながらベルト上に
押し出して得られる。また印刷層は、周知の印刷
法により得られる。シート工法では、所望の層た
とえば誘電体層ないし導体層ないし強磁性体層等
が得られた後に電極層を塗布し、その後加圧着
し、適当に切断して複数のチツプを得て、その
後、焼成炉にて高温焼成して、所望の積層電子部
品を得る。しかし以下の従来例の説明において
は、上記のシート工法としてではなく、周知の印
刷法により各層が形成されるものとして説明す
る。また説明の便宜上、1個のチツプについて説
明する。印刷法により得られた強磁性体層8の表
面に約半ターン分のコイル形成用の導体層9を印
刷する。導体層は、一般的にはAg,Al,Cu,
Ag,−Pd,Pd等の金属粉末をバインダーと混練
りしたペースト状のものを使用する。第6図で、
部位Sは、電極引出し部である。次に、導体層9
の一部を残して強磁性体層10を印刷し、第7図
のように、導体層11を導体層9と接続して印刷
する。第8図の工程に移り、導体層11の一部を
残して強磁性体層12を印刷し導体層13を導体
層11に接続して印刷する。必要に応じ導体層1
3から引出し部bを設けて、中点タツプ付き積層
コイルとすることも可能である。第9図の工程に
移り、導体層13の一部を残して、強磁性体層1
4を印刷し、導体層13に接続して導体層15を
印刷し電極引出し部Fを設ける。なお、上記の工
程において、導体層のターン数および積層数は任
意に調整できる。また中点タツプ用の引出し部b
の位置も任意に調整できる。第10図の工程に移
り、強磁性体層16を印刷する。積層を終えた
後、第11図に示されるように導体層9,11,
13,15により形成されるコイルパターンの中
心を貫く穴17をパンチする。第12図に、上記
の工程で得られた積層チツプ可変コイルの斜視図
を示す。
上記のようにして得られた積層チツプ可変コイ
ルは閉磁路型であり、この積層チツプ可変コイル
の穴17にのみ螺合する磁気コア25のねじ孔に
は漏れ磁束が少ない。したがつて、磁気コア20
の調整による、積層チツプ可変コイルのインダク
タンス調整範囲が限られてしまう等の問題点を有
していた。すなわち、第13図に示されるよう
に、磁気コア20の上下の移動により形成される
隙間21の調節により積層チツプ可変コイルのイ
ンダクタンスをわずかに変化させていた。
ルは閉磁路型であり、この積層チツプ可変コイル
の穴17にのみ螺合する磁気コア25のねじ孔に
は漏れ磁束が少ない。したがつて、磁気コア20
の調整による、積層チツプ可変コイルのインダク
タンス調整範囲が限られてしまう等の問題点を有
していた。すなわち、第13図に示されるよう
に、磁気コア20の上下の移動により形成される
隙間21の調節により積層チツプ可変コイルのイ
ンダクタンスをわずかに変化させていた。
積層チツプ可変コイルは、他の回路要素、たと
えば抵抗もしくはコンデンサ等の回路要素と共に
電子回路中に使用される。例えば、コンデンサC
と並列にこの積層チツプ可変コイルを使用する場
合は、L−C並列回路として、中心周波数0=
1/2π√と同調する低周波・高周波用フイル
タとして使用することができる。したがつて、あ
る周波数帯域幅を有する信号から所望の周波数成
分を分離・選択するためには、積層チツプ可変コ
イルのインダクタンスLを広くしかも精度良く調
整できることが望ましい。また一般に電子回路中
の電子部品、たとえばコンデンサがトランジスタ
には個々にばらつきがあり、これらのばらつきに
応じて、個々の積層コイルを広範囲に調整して、
一定の同調周波数と同調できることが望ましい。
したがつて、積層コイルのインダクタンス、すな
わち中心周波数が広範に変えられしかも必要に応
じ微調整することができることが望ましい。
えば抵抗もしくはコンデンサ等の回路要素と共に
電子回路中に使用される。例えば、コンデンサC
と並列にこの積層チツプ可変コイルを使用する場
合は、L−C並列回路として、中心周波数0=
1/2π√と同調する低周波・高周波用フイル
タとして使用することができる。したがつて、あ
る周波数帯域幅を有する信号から所望の周波数成
分を分離・選択するためには、積層チツプ可変コ
イルのインダクタンスLを広くしかも精度良く調
整できることが望ましい。また一般に電子回路中
の電子部品、たとえばコンデンサがトランジスタ
には個々にばらつきがあり、これらのばらつきに
応じて、個々の積層コイルを広範囲に調整して、
一定の同調周波数と同調できることが望ましい。
したがつて、積層コイルのインダクタンス、すな
わち中心周波数が広範に変えられしかも必要に応
じ微調整することができることが望ましい。
本考案の目的は、積層チツプ可変コイルのイン
ダクタンスを広範に変化させるようにすることで
ある。
ダクタンスを広範に変化させるようにすることで
ある。
本考案の他の目的は、積層チツプ可変コイルの
インダクタンスを微調整することができるように
することである。
インダクタンスを微調整することができるように
することである。
本考案のさらに他の目的は、従来技術の製造工
程を大幅に変更することなく安価にしかも大量生
産することのできる積層チツプ可変コイルを得る
ことである。
程を大幅に変更することなく安価にしかも大量生
産することのできる積層チツプ可変コイルを得る
ことである。
第1図を参照しながら、本考案の概要を説明す
る。
る。
本考案によれば、積層コイル部分2,2の中間
に非磁性体層3を設けている。この積層コイル部
分2,2は従来と同様に強磁性体層と導体層との
交互積層により得られる。また非磁性体層3は、
非磁性体たとえば、非磁性のCu,Mn等のフエラ
イト)と導体との交互積層により得られる。非磁
性体層3の透磁率μdと積層コイル部分2,2の
透磁率μLとの比μd/μLは通常10-2〜10-4程度であ
る。したがつて、非磁性体層3は、積層コイル部
分2,2の磁束の通路となるが、磁気抵抗が大き
いため磁気回路的に開磁路となり、貫通孔22へ
磁束が漏れてくる積層コイル部分は強磁性体より
形成され、その比透磁率は数百から数千、場合に
よりそれ以上となり、非磁性体層から貫通孔の方
へ漏れてくる磁界の強さは積層コイル部分での漏
れ磁界の強さの数百倍ないし数千倍、あるいはそ
れ以上となる。そこで、貫通孔22に可動の磁心
1を挿入して、その挿入量を調節することによ
り、磁心1と磁束の鎖交量を調節する。第2図を
参照すると、この磁心1は積層コイル部分2,2
だけでなく非磁性体層3においても可動である。
したがつて非磁性体層3からの漏れ磁束がこの磁
心1と鎖交する量を大幅に調整することができ、
その結果、積層チツプ可変コイルのインダクタン
スを大幅に変えることができる。第3図には本考
案による積層チツプ可変コイルのインダクタンス
の変化を、第2図の各磁心の位置A,B,Cに対
応させて示す。また第4図には、各磁心の位置
A,Cに対応した周波数分離・選択特性を示す。
に非磁性体層3を設けている。この積層コイル部
分2,2は従来と同様に強磁性体層と導体層との
交互積層により得られる。また非磁性体層3は、
非磁性体たとえば、非磁性のCu,Mn等のフエラ
イト)と導体との交互積層により得られる。非磁
性体層3の透磁率μdと積層コイル部分2,2の
透磁率μLとの比μd/μLは通常10-2〜10-4程度であ
る。したがつて、非磁性体層3は、積層コイル部
分2,2の磁束の通路となるが、磁気抵抗が大き
いため磁気回路的に開磁路となり、貫通孔22へ
磁束が漏れてくる積層コイル部分は強磁性体より
形成され、その比透磁率は数百から数千、場合に
よりそれ以上となり、非磁性体層から貫通孔の方
へ漏れてくる磁界の強さは積層コイル部分での漏
れ磁界の強さの数百倍ないし数千倍、あるいはそ
れ以上となる。そこで、貫通孔22に可動の磁心
1を挿入して、その挿入量を調節することによ
り、磁心1と磁束の鎖交量を調節する。第2図を
参照すると、この磁心1は積層コイル部分2,2
だけでなく非磁性体層3においても可動である。
したがつて非磁性体層3からの漏れ磁束がこの磁
心1と鎖交する量を大幅に調整することができ、
その結果、積層チツプ可変コイルのインダクタン
スを大幅に変えることができる。第3図には本考
案による積層チツプ可変コイルのインダクタンス
の変化を、第2図の各磁心の位置A,B,Cに対
応させて示す。また第4図には、各磁心の位置
A,Cに対応した周波数分離・選択特性を示す。
〔好ましい実施例の詳細な説明〕
第5図を参照しながら、本考案の好ましい実施
例を説明する。なお、積層コイル部分2,2は強
磁性体層と導体層との交互積層により形成され、
非磁性体層3は非磁性体と電極層としての導体と
の交互積層により形成され、これらは従来と同様
であるので詳細には説明しない。積層コイル部分
2の導体層の一部を残して積層を終えた後、この
導体層の一部は残したまま、非磁性体層3を積層
し、先の導体層の一部を介してさらに積層コイル
部分2を重畳することにより積層チツプコイルを
得る。その後貫通孔22をパンチする。その次に
焼成炉にて一体焼結させる。次に、電極引出し部
に導体ペーストを被覆し焼付けて外部電極7等を
形成する。貫通孔22の直径に応じて、トリマー
4と磁心1とフランジ6から構成される磁気コア
部材を製造する。トリマー4は、非磁性材料たと
えばプラスチツクもしくは真鍮等により構成さ
れ、磁心1を挟圧保持している。またトリマー4
には雄ねじが形成され、フランジには雌ねじが形
成され、トリマー4の回転により磁心1が上下に
動くようになつている。このフランジ6は、トリ
マー4と同様に非磁性材料から作られる。上記の
構成の磁気コア部材を貫通孔22に嵌合させて、
本考案による積層チツプ可変コイルを得る。
例を説明する。なお、積層コイル部分2,2は強
磁性体層と導体層との交互積層により形成され、
非磁性体層3は非磁性体と電極層としての導体と
の交互積層により形成され、これらは従来と同様
であるので詳細には説明しない。積層コイル部分
2の導体層の一部を残して積層を終えた後、この
導体層の一部は残したまま、非磁性体層3を積層
し、先の導体層の一部を介してさらに積層コイル
部分2を重畳することにより積層チツプコイルを
得る。その後貫通孔22をパンチする。その次に
焼成炉にて一体焼結させる。次に、電極引出し部
に導体ペーストを被覆し焼付けて外部電極7等を
形成する。貫通孔22の直径に応じて、トリマー
4と磁心1とフランジ6から構成される磁気コア
部材を製造する。トリマー4は、非磁性材料たと
えばプラスチツクもしくは真鍮等により構成さ
れ、磁心1を挟圧保持している。またトリマー4
には雄ねじが形成され、フランジには雌ねじが形
成され、トリマー4の回転により磁心1が上下に
動くようになつている。このフランジ6は、トリ
マー4と同様に非磁性材料から作られる。上記の
構成の磁気コア部材を貫通孔22に嵌合させて、
本考案による積層チツプ可変コイルを得る。
本考案によれば、フランジ6に対するトリマー
4の回転により磁心1が貫通孔22内を上下に移
動して、非磁性体層3からの漏れ磁束と鎖交する
量が広範囲に調節され、積層チツプ可変コイルの
インダクタンスを広く調節することができる。し
たがつて、0=1/2π√で表わされる中心周
波数0が、容量Cのばらつきに応じてインダクタ
ンスLを調節してこれを一定の同調周波数に一致
させることができる。また、例えばラジオの受信
段での同調可能な周波数帯域幅を広げることがで
きる。また磁心は、フランジとトリマーのねじ溝
により上下に移動することができるので、微調整
可能である。したがつて、所望の周波数に対して
精度良く調整することができる。また、本考案
は、従来技術の大幅な修正・変更を要しないの
で、従来からの積層コイルの特徴を損うことな
く、安価で堅牢で特性の良い積層コイルを得るこ
とができる。
4の回転により磁心1が貫通孔22内を上下に移
動して、非磁性体層3からの漏れ磁束と鎖交する
量が広範囲に調節され、積層チツプ可変コイルの
インダクタンスを広く調節することができる。し
たがつて、0=1/2π√で表わされる中心周
波数0が、容量Cのばらつきに応じてインダクタ
ンスLを調節してこれを一定の同調周波数に一致
させることができる。また、例えばラジオの受信
段での同調可能な周波数帯域幅を広げることがで
きる。また磁心は、フランジとトリマーのねじ溝
により上下に移動することができるので、微調整
可能である。したがつて、所望の周波数に対して
精度良く調整することができる。また、本考案
は、従来技術の大幅な修正・変更を要しないの
で、従来からの積層コイルの特徴を損うことな
く、安価で堅牢で特性の良い積層コイルを得るこ
とができる。
上記説明から明らかなように、積層コイル部分
の積層数、導体層のターン数およびパターン形状
は、必要に応じ変更できる。また、好ましい実施
例の詳細な説明においては、開磁路部を設けるた
めに、非磁性体層を1箇所にのみ設けているが複
数箇所設けることも可能である。
の積層数、導体層のターン数およびパターン形状
は、必要に応じ変更できる。また、好ましい実施
例の詳細な説明においては、開磁路部を設けるた
めに、非磁性体層を1箇所にのみ設けているが複
数箇所設けることも可能である。
また、本考案による積層チツプ可変コイルと他
の電子部品との組合せにより様々な応用変更が可
能であることは当業者には明らかであろう。
の電子部品との組合せにより様々な応用変更が可
能であることは当業者には明らかであろう。
第1図は、本考案による積層チツプ可変コイル
の原理を示す原理図である。第2図は、第1図の
a−a′線から見た場合の断面図である。第3図
は、第2図の磁心の各位置A,B,Cに対応して
インダクタンスの変化を示すグラフ図である。第
4図は、第2図の磁心の各位置A,Cに対応した
周波数分離・選択特性を示すグラフ図である。第
5図は、本考案による積層チツプ可変コイルの斜
視図である。第6図〜第12図は、従来技術によ
る積層コイル部分の製造工程を示す平面図であ
る。第13図は、従来技術の積層チツプ可変コイ
ルの断面図である。第14図は、第13図の等価
回路図である。図中の各番号が示す名称を下記に
挙げる。なお、同一番号は同一部位を示すものと
する。 1:磁心、2,2:積層コイル部分、3:非磁
性体層、4:トリマー、5:内部電極、6:フラ
ンジ、7:外部電極、8,10,12,14,1
6:強磁性体層、9,11,13,15:導体
層、17:穴、18,19:外部電極、20:磁
気コア、21:隙間、22:貫通孔、S,F:電
極引出し部、b:引出し部(中点タツプ)。
の原理を示す原理図である。第2図は、第1図の
a−a′線から見た場合の断面図である。第3図
は、第2図の磁心の各位置A,B,Cに対応して
インダクタンスの変化を示すグラフ図である。第
4図は、第2図の磁心の各位置A,Cに対応した
周波数分離・選択特性を示すグラフ図である。第
5図は、本考案による積層チツプ可変コイルの斜
視図である。第6図〜第12図は、従来技術によ
る積層コイル部分の製造工程を示す平面図であ
る。第13図は、従来技術の積層チツプ可変コイ
ルの断面図である。第14図は、第13図の等価
回路図である。図中の各番号が示す名称を下記に
挙げる。なお、同一番号は同一部位を示すものと
する。 1:磁心、2,2:積層コイル部分、3:非磁
性体層、4:トリマー、5:内部電極、6:フラ
ンジ、7:外部電極、8,10,12,14,1
6:強磁性体層、9,11,13,15:導体
層、17:穴、18,19:外部電極、20:磁
気コア、21:隙間、22:貫通孔、S,F:電
極引出し部、b:引出し部(中点タツプ)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁性体層とこの磁性体層に形成された導体層
により構成される積層コイル部分と、 この積層コイル部分の少なくとも一箇所に形
成された非磁性体層と、 磁性体層と非磁性体層を貫通する貫通孔とを
備える積層チツプ可変コイルであつて、 前記貫通孔内の磁気コア部材の移動によりイ
ンダクタンスが調整できることを特徴とする積
層チツプ可変コイル。 (2) 前記磁気コア部材は、磁心とトリマーとフラ
ンジを備え、トリマーとフランジは非磁性材料
で構成され、フランジに対するトリマーの回転
により磁心が移動する実用新案登録請求の範囲
第1項記載の積層チツプ可変コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9513185U JPH039301Y2 (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9513185U JPH039301Y2 (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624111U JPS624111U (ja) | 1987-01-12 |
JPH039301Y2 true JPH039301Y2 (ja) | 1991-03-08 |
Family
ID=30654110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9513185U Expired JPH039301Y2 (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH039301Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010084677A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 株式会社村田製作所 | 積層インダクタ |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP9513185U patent/JPH039301Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS624111U (ja) | 1987-01-12 |
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