JPH0392580A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH0392580A
JPH0392580A JP22791689A JP22791689A JPH0392580A JP H0392580 A JPH0392580 A JP H0392580A JP 22791689 A JP22791689 A JP 22791689A JP 22791689 A JP22791689 A JP 22791689A JP H0392580 A JPH0392580 A JP H0392580A
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coil
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Nobuyoshi Takahashi
信好 高橋
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
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    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
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    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジン始動に用いるスタータに係り,更に詳
細には、マグネチツクシフト式スタータの電流制御に関
する。
〔従来の技術〕
エンジン始動装置として用いられるマグネチツクシフト
式のスタータは、周知のように、マグネチックスイッチ
の吸引コイル,保持コイルが励磁されると、シフト機構
を介してスタータモータのピニオンがエンジンのリング
ギヤ側に押し出される.そして、ピニオンとリングギヤ
が始めから噛み合える状態にある場合には,ピニオンは
リングギヤと衝突しないでスムーズに噛み合い、接点が
閉じてモータが回転する.また、当初は双方のギヤが噛
み合わない状態にある場合には、ピニオンがリングギヤ
の端面に衝突し,その後、モータの回転力或いはトーシ
ョンスプリング,ヘリカルスプラインの推力等でビニオ
ンをリングギヤに押しつけながら回転させて、噛み合わ
せている。
このようなスタータでは、ピニオンがリングギヤに衝突
することで,大きな衝撃力が作用しギヤ要素の歯端面を
摩耗損傷させる原因となるので、従来より種々の対策が
講じられている.例えば,特公昭61−48630号公
報に開示されるスタータでは、キースイッチ(手動式ス
イッチ)が始動側に入ると、スタータモータの電流供給
回路を最初に短時間通電制御してピニオンの飛込み速度
を減速させている. 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来は自動車部品の使用環境の変化に対
して,スタータの励磁コイル電流ひいてはビニオンのリ
ングギヤに対する衝撃力が変化することについては、充
分な配慮がなされていなかった・ すなわち、スタータの使用温度が変化するとマグネチッ
クスイッチの励磁コイルの抵抗が変化し,励磁力も変化
する.このため、ビニオンを押し出すためのシフト機構
(プランジャ)の磁気吸引速度及び力も変化する.従っ
て、ピニオンの飛び出しエネルギーも変化し,リングギ
ヤに衝突するエネルギーも変化する. そして,ここで問題となるのは、ビニオンを不作動を防
止するためには、励磁コイルの温度の上限で所定の磁気
吸引力を設定するため、スタータを常温或いは低温の下
で使用する場合には,励磁コイル電流が必要以上に流れ
、大きな磁気吸引力が発生して、ビニオンの衝突エネル
ギーの抑制を充分に図り得ない点にある. このような傾向は、電源電圧についても同様なことがい
える.つまり、電源電圧(バッテリ電圧は充電状態によ
り変化するので,バッテリ電圧が比較的低電圧にあると
きを想定して,ピニオンを押し出すための磁気吸引力を
設定するため、充電状態の良い条件では大きな磁気吸引
カが発生し、ピニオンの衝突エネルギーも大きくなる.
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、スタータの使用温度条件や電源電圧の条
件が変化しても,常にスタータにおけるピニオンのリン
グギヤに対する衝撃カを抑制して,スタータの耐久性を
向上させることにある. 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するための基本的課題解決手段(第1の
課題解決手段)として、次のようなものを提案する. すなわち、ピニオンをマグネチックスイッチの励磁コイ
ルの磁気吸引カでエンジンのリングギヤ側に押し出すマ
グネチックシフト式のスタータにおいて、マグネチック
スイッチのコイル電流供給回路に、コイル電流を定電流
制御するための回路を設ける, また上記基本的課題解決手段の具体例として,次のよう
なものを提案する. 例えば、前記定電流回路を,マグネチックスイッチの励
磁コイルの電流を検出する手段と,励磁コイル電流検出
値をフィードバックして,単位時間当たりの励磁コイル
電流量が一定となるように通電制御する手段等で構成す
るものを提案する(これを第2の課題解決手段とする)
.また,これに代わる定電流制御回路として,マグネチ
ックスイッチの励磁コイルの温度を検出する手段と、 励磁コイル温度検出値から励磁コイル抵抗の変化をとら
えて、単位時間当たりの励磁コイル電流量が一定となる
ように通電制御する手段とを備えたものを提案する(こ
れを第3の課題解決手段とする). さらに、これに代わる定電流制御回路として、マグネチ
ックスイッチの励磁コイルの温度を検出する手段と, 励磁コイル電流の電源電圧を検出する手段と,励磁コイ
ル温度検出値から励磁コイル抵抗の変化をとらえ,この
励磁コイル抵抗値の下で前記電源電圧の状態変化をとら
えて,単位時間当たりの励磁コイル電流量が一定となる
ように通電制御する手段とを備えたものを提案する(こ
れを第4の課題解決手段とする). さらに具体的には,定電流制御回路を構成する要素とし
て、 マグネチックスイッチの励磁コイルの電流を検出し電圧
変換して出力する手段と、 前記励磁コイルに流すべき目標の設定電流値と実際の励
磁コイル電流検出値とを比較して、単位時間に流れる励
磁コイル電流量が一定の目標値になるような電流指令信
号を出力する手段と,励磁コイル電流のチョッパ周波数
を設定するために一定周期の三角波を発振する手段と.
前記三角波発振電圧と前記電流指令信号の電圧とを比較
して,チョッパ制御用のパルス信号の逆流率を可変制御
する手段と, 前記チョッパ制御用のパルス信号により前記励磁コイル
の電流供給回路をスイッチング制御する手段とを備えた
ものを提案する(これを第5の課題解決手段とする). 〔作用〕 第1の課題解決手段によれば、マグネチックスイッチの
コイル電流回路に、定電流制御回路を設けることで.そ
の励磁コイルが温度変化により抵抗値が変わったり.励
磁コイルのバッテリ電圧の状態が変化しても,励磁コイ
ルには,常に必要最小限の電流が一定に流れるよう制御
できる.その結果,励磁コイルの磁気吸引力も一定とし
て,この磁気吸引力でシフトされるビニオンの飛び出し
速度も常に必要最小限の一定速度となるように制御され
る9従って,励磁コイルの温度が比較的低温の状態にあ
る場合や,バッテリ充電電圧が高い状態にある場合でも
.バッテリから過剰の励磁コイル電流が供給されるのを
防止して、ピニオンのエンジンギアに対する衝突エネル
ギーを抑制する. 以下にマグネチックスイッチの励磁コイル電流を必要最
小限に定電流制御する具体的動作例を第2の課題解決手
段から第4の課題解決手段の動作により説明する. まず、第2の課題解決手段では,マグネチックスイッチ
の励磁コイル電流の状態変化を電流検出手段で直接とら
える。そして、その電流検出値に基づき,単位時間当た
りの励磁コイル電流量が一定となるように通電制御する
。すなわち,電流検出値により把握される励磁コイル電
流の瞬時値が設定値より大きい場合には、その分だけ通
電率が小さくなるよう制御して、一方,励磁コイル電流
の瞬時値が設定値より小さい場合には、その分だけ、通
電率が大きくなるよう制御して,単位時間当たりの励磁
コイル電流量が一定になるように制御する. 次に第3の課題解決手段では、励磁コイルの温度を検出
して、励磁コイルの抵抗変化をとらえる。
これにより、励磁コイル電流がどの程度流れるか間接的
にとらえることができ、その度合に対応させてコイル電
流の単位時間毎の通電率を可変制御すれば、単位時間当
たりの励磁コイル電流量が一定となるように制御できる
次に第4の課題解決手段によれば.励磁コイルの温度検
出値から励磁コイル抵抗の変化をとらえるほかに,電源
電圧検出手段により励磁コイル電流の電源電圧(バッテ
リ電圧)の状態をとらえる。
従って、この双方の検出データをもとに,第3の課題解
決手段よりもより正確に励磁コイルに流れる電流瞬時値
をとらえることが可能となり,これに対応して、通電制
御手段が単位時間当たりに流れる励磁コイル電流量が一
定となるように可変制御することが可能となる. なお、第3の課題解決手段や第4の課題解決手段で用い
る励磁コイル温度検出手段は、従来より使用されている
励磁コイル焼付き防止用のセンサを,電源電圧検出手段
は、バッテリの充電診断用の電圧検出センサ等を兼用す
ることができ,その分、センサのコスト低減を図れるメ
リットがある.第5の課題解決手段は、第2の課題解決
手段をより具体化したもので,その内容は,実施例で詳
述してあるので,ここでの説明は省略する。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す全体構成図,第2図
は上記実施例に用いるスタータ電流制御回路のブロック
図,第3図はその具体的な回路構成を示す説明図である
. 第1図において、lはスタータの電源となるバッテリ電
圧、2はキースイッチ、3はスタータである. スタータ3は,マグネチックスイッチ4、モータ5,シ
フト機構6、ビニオン7,エンジン側のリングギヤ8、
定電流制御回路13等で構成される. マグネチックスイッチ4は、励磁コイル(吸引保持コイ
ル)10,プランジャ11,電気接点l2を有する.本
実施例における励磁コイルは、つのコイルでプランジャ
11の磁気吸引と、その後の保持を行うものである. 定電流制御回路l3は、励磁コイル10の電流供給回路
に,励磁コイル10よりアース側に位置して直列に接続
される。励磁コイルのアース側に位置させたのは,定電
流制御回路自身のアースも兼用させるためである。定電
流制御回路l3は、励磁コイル10に流れる電流を一定
に制御する機能を有し、特にピニオンシフト機構6を作
動させるための必要最小限の一定電流が励磁コイル10
に流れるように、電流制御する.本実施例の定電流制御
回路13は、励磁コイル10の電流を検出し、この電流
検出値をフィードバックして、単位時間当たりの励磁コ
イル電流量が一定となるように通電制御する方式が採用
される. その回路構成は,第2図に示すように,励磁コイル電流
検出器14、定電圧回路15、電流指令回路16、三角
波発振回路17,偏差回路18,チョッパ回路19で構
成される.これらの回路の機能は、以下に述べるスター
タの動作と併せて説明する. まず、定電流制御の説明に先立ちスタータの動作概要に
ついて説明する。
励磁コイル10は、キースイッチ2を始動側に入れると
バッテリ1から電流が供給され,励磁される.この励磁
により、プランジャ11が戻しばねの力に抗して図面の
左側に磁気吸引され、シフト機構6のレバー9の作動に
よりピニオン7がピニオンスリーブ7aとともにモータ
出力軸上を摺動して,リングギヤ8側に押し出される.
この場合、ピニオンの歯が当初からリングギヤ8と噛み
合えるように対向している場合には、そのままダイレク
トにピニオン7とリングギア8とが噛み合うことになり
、それ以外の場合には、ピニオン7の歯端面がリングギ
ア8の歯端面に衝突する.また、プランジャ10が最後
まで磁気吸引されると,プランジャ10の一端に配設さ
れた可動接点12Aが固定接点12Bに接触し、モータ
5にもバッテリ1から電流が供給されモータ5が回転を
開始する.この時,ピニオン7がリングギヤ8の歯端面
に干渉し、噛み合わない状態にあるときには,モータ5
の回転トルクにより上記干渉が解除され、励磁コイルの
吸引作用によりピニオン7は前進してリングギヤ8に噛
み合う.すると,モータ5は全力回転し、リングギヤ8
を介してエンジンを始動させる. 以上のような動作を行う場合に、定電流制御回路13は
次のようにして、励磁コイルの定電流制御を行う. キースイッチ2を始動側に入れると,バッテリ1よりス
タータ3のマグネチックスイッチ4の励磁コイル10に
電流が供給される.同時に定電流制御回路13にも酩動
信号が送られる.この翻動信号により定電流制御回路l
3が作動し、マグネチックスイッチ4の単位時間当たり
の励磁コイル電流量が一定となるように電流制御される
.この場合の定電流制御回路13は、ビニオンシフト機
構6の作動に必要な必要最小限の電流を流すように制御
するので、励磁コイル10には,励磁コイルの温度変化
による抵抗変化や、バッテリ電圧の充電状態の変化があ
っても、バッテリエより余分な電流は流れない. ここで第2図の定電流制御回路13の回路構成について
説明する. キースイッチ2の始動側が入力されると,定電圧回路1
5が定電流制御回路13の各回路要素に電源電圧を一定
の値にして供給する.電流検出器14は、マグネチック
スイッチの励磁コイル10に流れる電流を検出し,この
検出信号を電圧に変換して電流指令回路16にフィード
バックする.電流指令回路16は、励磁コイルに流すべ
き目標の設定電流値と実際の励磁コイル電流検出値とを
比較して,単位時間に流れる励磁コイル電流量が一定の
目iR{I!になるような電流増減指令を出力する.電
流指令回路16の信号は偏差回路18に送られる. 偏差回路18は、電流指令回路16の指令信号の他に,
発振回路17から出力される一定周期の三角波を入力す
る.この三角波は、励磁コイル電流を制御するチョッパ
の基本周波数となる.そして,これらの入力信号を比較
し、チョッパ制御用のパルス信号の通流率を可変制御す
る.チョッパ回路19は、励磁コイル10のアース側に
直列に接続され,偏差回路18から出力されるチョッパ
制御用のパルス信号によりスイッチング制御される.こ
の場合のチョッパ制御は、励磁コイル電流検出値の増減
に対応して単位時間当たりの励磁コイル電流量が一定と
なるように、励磁コイル電流を断続的に通電制御する.
ここで,制御すべき単位時間当たりの励磁コイル電流量
は,電源電圧の変動要因であるバッテリの充電状態、キ
ースイッチ回路の抵抗の増減,温度変化による励磁コイ
ルの抵抗変化及びキースイッチ回路抵抗変化等を予め考
慮して、ピニオン噛合い(ビニオンシフト機構の駆動)
に必要な最小限の磁気吸引力の発生させるに必要な励磁
コイル電流が設定される。
しかして本実施例によれば、バッテリ電圧の変化や、励
磁コイル等の温度変化に伴う抵抗変化等の種々の環境変
化があっても,これらの影響を受けず,ピニオンのエン
ジンリングギヤに対する過大な衝突エネルギーの発生を
防止できる。従って、ピニオンとリングギヤの噛合いに
おいては、歯端面の摩耗を大幅に低減し、且つ損傷をな
くしてスタータの耐久性を向上させることができる。
さらに,励磁コイル電流設定値を種々の環境条件を鑑み
て設定できるので,スタータの作動信頼性を向上させる
ことができる.特に,従来は自動車が経時変化すること
に伴いスタータの作動信頼性に影響を及ぼしていたが,
本実施例では、この経時変化も励磁コイル電流設定の条
件として考慮することで,半永久的に変化のないシステ
ムを構築することができる. 次に第2図の定電流制御回路の具体的構成例及びその動
作を第3図及び第4@により説明する.なお、第4図は
,第3図の回路動作の信号波形図で,一例として励磁コ
イル電流検出値が標準状態にある場合(通常状態)と、
これよりも減少した場合の動作態様を比較して表してい
る。
励磁コイル電流を検出するセンサ14は、検出信号を電
圧v1に変換して出力する。この電圧V1は第4図に示
すように瞬時値を短い時間間隔で周期的に検出する.こ
の電圧V1は、電流指令回路l6に送られ、抵抗R1と
コンデンサC5の積分作用で平滑化され電圧V2となる
.一方、抵抗R2と可変抵抗VRIは、その分圧比によ
り励磁コイル電流の目標値を電圧V3の信号により設定
する.電圧V3は,可変抵抗VRIにより調整され、そ
の設定値は,電流検出器14の入出力特性により決定さ
れる. そして,オペアンプOPIが電流検出値v2と電流設定
値電圧v3とを比較し、電流を増減する指令電圧v4を
出力する。オペアンプ○P1の出力電圧v4は、抵抗R
3と抵抗R4が同等で,且つ抵抗R5と抵抗R6とが同
等であれば、次式のようになる. R5 v4= −  X  (V3−V2) R3 従って、電圧V3に対して、電圧V2が大きいと電圧(
電流指令信号)V4は減少し、電圧V2が小さいと電圧
v4は増加する.なお,電流指令電圧v4は、偏差回路
18にて、抵抗Rllとコンデンサ7により積分されて
平滑化され、電圧V5となる. 発振回路17は既述のようにチョッパ周波数を設定する
ためのもので、一定周期で三角波を出力する.チョッパ
周波数は,コンデンサ6と抵抗R9の値に支配されてい
る. 偏差回路18のオペアンプOP3は、電流指令電圧v5
と三角波発振電圧v6とを比較し、チョッパ用トランジ
スタT2を馳動するための指令パルス電圧v7を出力す
る.パルス電圧7は、電流指令信号v5が三角波電圧v
6より大きいときはrL(Jレベルとなり,V6がv5
より大きいときはrHIGJレベルとなる. チョッパ回路19は最終的にトランジスタT2をオン,
オフ制御することにより、励磁コイル10に流れる電流
を制御する.すなわち,オペアンブOP3の出力v3が
rLOリ」の時に第1段のPNP トランジスタT1が
オンし.NPNトランジスタT2もオンし,励磁コイル
に電流が流れる.なお,ツェナーダイオードZ2は、ダ
イオードD2と合わせてトランジスタT2の過電圧に対
する保護の作用をなす. しかして、このような一連の回路動作により、第4図に
示すごとく、励磁コイル電流検出値値■1の大小に対応
して、最終的に励磁コイル電流通流率をv8のチョッパ
指令のように小さくしたり大きくしたり可変制御するこ
とで、単位時間当たりの励磁コイル電流量は常に一定に
なるよう制御される. 第5図は本発明の第2実施例を示すスタータの全体構成
図である.図中、第工実施例と同一符号は、同一或いは
共通する要素を示す. 本実施例は,スタータの励磁コイル10として,吸引コ
イル(シリースコイル)IOAと保持コイル(シャント
コイル)IOBとを別個にして、これらを分岐接続する
タイプのものに定電流制御回路13を組み込んだもので
ある。
このタイプの励磁コイル10は、始動スイッチを入れる
と、吸引コイルIOA,保持コイル10Bの双方に電流
が流れプランジャ11が吸引される.従って、本発明の
目的を達成するためには,吸引コイル10A,保持コイ
ルIOBの双方に流れるコイル電流を定電流制御する必
要がある。そのため、定電流制御回路13は吸引コイル
10A,保持コイルIOBの上流に直列に接続される.
なお、本実施例の定電流制御は、第1実施例同様に行わ
れる. なお、上記各実施例の定電流制御回路13は、励磁コイ
ル10の検出電流をフィードバックして行っているが、
その他,これに代えて,励磁コイルの温度をセンサで検
出し、この温度センサから励磁コイルの抵抗値ひいては
コイルに流れる電流を推定すれば,上記同様の定電流制
御が可能となる.また、温度センサで励磁コイルの温度
を検出するほかに,バッテリ電圧を検出し,両者の検出
データからマイクロコンピュータ等で励磁コイルに流れ
る電流を求めて,定電流制御することもできる. 〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、スタータのマグネチック
スイッチの励磁コイル電流を必要最小限となるように定
電流制御するので、励磁コイル温度,バッテリ電圧等が
変化しても、過大な励磁コイル電流が流れるのを防止で
きる.その結果、ピニオンのリングギヤに対する衝突エ
ネルギーを極力抑制し、スタータの耐久性を向上させる
と共に,作動信頼性を高めることができる. さらに、ピニオン等を部品の機械的強度を高めることな
く,電気的な制御によりピニオンのリングギヤに対する
衝撃エネルギーを抑制するので、装置の大形化や重量増
大をなくすことが可能となる.
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すスタータ制御回路の
全体構成図,第2図は第1実施例に用いる定電流制御回
路のブロック図、第3図は上記定電流制御回路の具体的
な回路図,第4図は第1実施例の動作状態を示す電気的
な信号波形図,第5図は本発明の第2実施例の示すスタ
ータ制御回路の全体構成図である.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マグネチックスイッチの励磁コイルの磁気吸引力で
    、ピニオンをエンジンのリングギヤ側に押し出すマグネ
    チックシフト式のスタータにおいて、 前記マグネチックスイッチのコイル電流供給回路に、コ
    イル電流を定電流制御するための回路を設けてなること
    を特徴とするスタータ。 2、第1請求項において、前記マグネチックスイッチの
    励磁コイルは、一つのコイルで磁気吸引と吸引後の保持
    動作を行うよう設定し、この励磁コイルのアース側に前
    記定電流制御回路を直列に接続してなるスタータ。 3、第1請求項において、前記マグネチックスイッチの
    励磁コイルは、吸引コイルと保持コイルとを別にしたコ
    イルで構成され、この励磁コイルの上流側に前記定電流
    制御回路を直列に接続してなるスタータ。 4、マグネチックスイッチの励磁コイルの磁気吸引力で
    、ピニオンをエンジンのリングギヤ側に押し出すマグネ
    チックシフト式のスタータにおいて、 前記励磁コイルの電流を検出する手段と、 励磁コイル電流検出値をフィードバックして、単位時間
    当たりの励磁コイル電流量が一定となるように通電制御
    する手段とを備えてなることを特徴とするスタータ。 5、マグネチックスイッチの励磁コイルの磁気吸引力で
    、ピニオンをエンジンのリングギヤ側に押し出すマグネ
    チックシフト式のスタータにおいて、 前記励磁コイルの温度を検出する手段と、 励磁コイル温度検出値から励磁コイル抵抗の変化をとら
    えて、単位時間当たりの励磁コイル電流量が一定となる
    ように通電制御する手段とを備えてなることを特徴とす
    るスタータ。 6、マグネチックスイッチの励磁コイルの磁気吸引力で
    、ピニオンをエンジンのリングギヤ側に押し出すマグネ
    チックシフト式のスタータにおいて、 前記励磁コイルの温度を検出する手段と、 励磁コイル電流の電源電圧を検出する手段と、励磁コイ
    ル温度検出値から励磁コイル抵抗の変化をとらえ、この
    励磁コイル抵抗値の下で前記電源電圧の状態変化をとら
    えて、単位時間当たりの励磁コイル電流量が一定となる
    ように通電制御する手段とを備えてなることを特徴とす
    るスタータ。 7、マグネチックスイッチの励磁コイルの磁気吸引力で
    、ピニオンをエンジンのリングギヤ側に押し出すマグネ
    チックシフト式のスタータにおいて、 前記励磁コイルの電流を検出し電圧変換して出力する手
    段と、 前記励磁コイルに流すべき目標の設定電流値と実際の励
    磁コイル電流検出値とを比較して、単位時間に流れる励
    磁コイル電流量が一定の目標値になるような電流指令信
    号を出力する手段と、 励磁コイル電流のチョッパ周波数を設定するために一定
    周期の三角波を発振する手段と、前記三角波発振電圧と
    前記電流指令信号の電圧とを比較して、チョッパ制御用
    のパルス信号の通流率を可変制御する手段と、 前記チョッパ制御用のパルス信号により前記励磁コイル
    の電流供給回路をスイッチング制御する手段とを備えて
    なることを特徴とするスタータ。
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