JPH09119365A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH09119365A
JPH09119365A JP30437995A JP30437995A JPH09119365A JP H09119365 A JPH09119365 A JP H09119365A JP 30437995 A JP30437995 A JP 30437995A JP 30437995 A JP30437995 A JP 30437995A JP H09119365 A JPH09119365 A JP H09119365A
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JP
Japan
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limiting means
switch
starter
current limiting
current
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Application number
JP30437995A
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English (en)
Inventor
Masami Niimi
正巳 新美
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0851Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/087Details of the switching means in starting circuits, e.g. relays or electronic switches

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Motor And Converter Starters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流制限手段25の発熱を抑えて電流制限手
段25を小型化することによってスタータ1を小型化す
る。 【解決手段】 マグネットスイッチ7のハウジング15
内には、プランジャ14が上方へ変位する際に順次接続
される第1スイッチ21、第2スイッチ24が収容され
ている。第1スイッチ21は電流制限手段25を介して
スタータモータ4を通電してピニオン3を低速回転さ
せ、第2スイッチ24は電流制限手段25をバイパスし
てスタータモータ4を通電し、ピニオン3を高速回転さ
せる。電流制限手段25には、通電を受けると自己発熱
して接点を開くバイメタルスイッチの時間制限手段26
が直列に接続されている。第1スイッチ21の接続後、
第2スイッチ24が接続しないと、時間制限手段26で
あるバイメタルスイッチが自己発熱によってOFF して電
流制限手段25の通電を停止し、電流制限手段25の発
熱を抑える。この結果、電流制限手段25が小型化で
き、スタータ1を小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの始動を
行うスタータに関し、特にスタータモータの回転速度を
2段階に変化させるスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスタータとして、実開平1−1
36679号公報に開示された技術が知られている。こ
のスタータは、スタータモータを通電する際、まず電流
制限手段である抵抗体を介してスタータを通電し、そし
て、所定時間経過後に、抵抗体をバイパスしてスタータ
モータを通電するもので、スタータモータを低速回転さ
せた後、スタータモータの回転速度を上昇させる2段階
起動式のものである。
【0003】このように、スタータモータの回転速度を
低速始動させ、そして、所定時間経過した後に、スター
タモータの回転速度を上昇させることにより、スタータ
のピニオンが低速回転してエンジンのリングギアと噛み
合った後に、ピニオンの回転速度が上昇することとな
り、ピニオンとリングギアとの噛み合いが円滑に行われ
る。この結果、ピニオンとリングギアとの噛合時の衝撃
力が緩和され、ピニオンおよびリングギアの損傷が防止
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スタータは、単に、スタータモータを回転始動させる時
に、電流制限手段によってスタータモータを低速回転さ
せ、所定時間の経過後に電流制限手段をバイパスさせて
スタータモータを高速回転させるものであって、ピニオ
ンがリングギアに噛み合った後に、電流制限手段をバイ
パスさせてスタータモータに大電流をながすものではな
く、噛み合ってしばらくは電流制限手段を介してスター
タモータが低速回転し、その後、電流制限手段をバイパ
スさせてスタータモータを高速回転させるため、電流制
限手段によるスタータモータの電流制限時間が長くなる
可能性がある。
【0005】また、スタータの起動時、ピニオンのリン
グギアへの噛み合いが完了するまでの時間は、通常、
0.1秒以下であるが、噛み合った後もしばらくは電流
制限手段に通電がなされるので、この点を考慮して電流
制限手段を設定する必要がある。
【0006】ここで、スタータは、大電流を消費して大
出力を発生するため、電流制限手段は消費電力が大き
く、熱容量も大変大きい。具体的な例を示すと、普通乗
用車用12V作動のスタータで、0.05Ω相当の電流
制限手段を用いた場合、電流制限手段の消費電力はおよ
そ2.8kWとなる。このため、電流制限手段を完全に
作動させるためには、電流制限手段の体格を著しく大き
くしなければならなくなる。すると、電流制限手段の設
置場所の確保が困難となり、実用化が困難となってしま
う。
【0007】また、電流制限手段の温度上昇を許容する
場合、周囲に対する熱の防護のために、耐熱の断熱材を
配置するなどの対策を施す必要が生じ、コストが上昇す
るとともに、断熱材の配置により大型化する不具合を有
していた。そこで本発明は、上記の問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、電流制限手段の発熱
を抑え、小型化が可能なスタータの提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のスタータは、次
の技術的手段を採用した。 〔請求項1の作用および効果〕第1スイッチが導通する
と、電流制限手段を介してスタータモータに給電され、
スタータモータがピニオンを低速で回転させる。次にピ
ニオンが所定の距離移動した時に、第2スイッチが導通
して、電流制限手段をバイパスしてスタータモータにバ
ッテリの全電圧が印加され、スタータモータの回転速度
が上昇し、ピニオンの回転速度も上昇する。
【0009】第1スイッチが導通し、電流制限手段を介
してスタータモータが通電されている間、ピニオン端面
がリングギア端面に当接して噛み合わず、所定の距離だ
け移動できなかったり、ピニオンがリングギアに正常に
噛み合っても、何らかの理由で第2スイッチの接点が導
通不良を起こしたりして、電流制限手段がバイパスされ
ずに、電流制限手段が通電され放しになっても、電流制
限手段に通電される時間が所定時間に達すると、時間制
限手段によって、電流制限手段への通電を停止する。こ
のため、電流制限手段の発熱が抑えられるので、電流制
限手段の損傷が防止できるとともに、特に電流制限手段
の熱容量が少なくて済むため、電流制限手段の体格を大
型化する必要がなく、小型で済む。また、電流制限手段
の耐熱対策を簡易にできるため、耐熱対策にかかるコス
トを抑えることができる。
【0010】〔請求項2の作用および効果〕時間制限手
段を用いることにより、電流制限手段を小型化できるた
め、電流制限手段および時間制限手段をマグネットスイ
ッチ内に収容することができる。そして、電流制限手段
および時間制限手段がマグネットスイッチ内に収容され
ることにより、スタータの体格が大型化せずに済む。
【0011】〔請求項3の作用および効果〕時間制限手
段をバイメタルスイッチとしたので、通電されるとバイ
メタルスイッチが自己発熱し、その発熱温度や周囲の温
度によって接点が開成あるいは閉成して電流制限手段の
通電を停止できるので、簡単で安価な部品で確実に電流
制限手段の発熱を防止できる。
【0012】〔請求項5の作用および効果〕第1可動接
点と第1固定接点との距離が、第2可動接点と第2固定
接点との距離より短いので、スタータモータの電流を制
限して起動した後、電流制限手段をバイパスしてバッテ
リの全電流でスタータモータを運転させるという作用
を、1つのプランジャの作動だけで、簡単に達成するこ
とができ、安価な簡易構造で、確実な作動をするスイッ
チを提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明のスタータを、図に
示す実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1は第1実施例を示すスタータ
の概略図である。スタータ1は、エンジンのクランク軸
に連結されたリングギア2に噛合可能に配置されたピニ
オン3、このピニオン3を回転駆動するスタータモータ
4、このスタータモータ4の回転を減速してピニオン3
に与える減速機構5、ピニオン3がリングギア2に駆動
された際、その駆動力を遮断する一方向クラッチ6を備
える。
【0014】また、スタータ1は、ピニオン3をエンジ
ンのリングギア2に噛合させるための変位力を発生する
とともに、スタータモータ4を2段階に通電させるマグ
ネットスイッチ7を備えるとともに、このマグネットス
イッチ7の発生した変位力をピニオン3の配置側へ伝え
る変位力伝達手段8、およびこの変位力伝達手段8によ
って伝えられた変位力を用いてピニオン3をリングギア
2側に変位させるピニオン変位手段9を備える。
【0015】マグネットスイッチ7は、スタータスイッ
チ11がONし、車両用バッテリ12からの通電を受ける
と磁力を発生する励磁コイル13と、この励磁コイル1
3の発生する磁力によって変位するプランジャ14とを
備え、スタータモータ4の後部に締結されたハウジング
15内に収容されている。なお、プランジャ14の発生
した変位力が、変位力伝達手段8を介してピニオン変位
手段9に伝えられる。
【0016】プランジャ14の端部には、変位方向(本
実施例では上方)に延びる第1、第2接点シャフト1
6、17を備える。第1接点シャフト16の端部には、
第1可動接点18が取り付けられ、その上方においてハ
ウジング15に固定された2つの第1固定接点19とと
もに第1スイッチ21を構成する。同様に、第2接点シ
ャフト17の端部には、第2可動接点22が取り付けら
れ、その上方においてハウジング15に固定された2つ
の第2固定接点23とともに第2スイッチ24を構成す
る。
【0017】第1スイッチ21の説明。第1可動接点1
8は、銅などの電気抵抗の小さな金属板で、第1接点シ
ャフト16に摺動自在に装着された絶縁ワッシャ(図示
しない)を介して第1接点シャフト16に取り付けられ
ている。この絶縁ワッシャは、第1接点シャフト16の
端部に固定された止め輪(図示しない)によって抜け止
めされるとともに、第1接点スプリング(図示しない)
によって上方へ付勢されている。
【0018】このように、第1可動接点18が第1接点
シャフト16に保持されるため、第1可動接点18が第
1固定接点19に当接した状態でさらにプランジャ14
が上方へ変位しても、第1可動接点18が第1固定接点
19に当接したままプランジャ14が上方に変位でき
る。なお、第1可動接点18と、2つの第1固定接点1
9との距離L1 は、プランジャ14が変位を開始して、
ピニオン変位手段9がピニオン3の変位開始状態となっ
た時に、第1スイッチ21が接続されるように設けられ
ている。
【0019】第2スイッチ24の説明。第2スイッチ2
4は、第1スイッチ21と同様な構成を採用する。第2
可動接点22は、銅などの電気抵抗の小さな金属板で、
第2接点シャフト17に摺動自在に装着された絶縁ワッ
シャ(図示しない)を介して第2接点シャフト17に取
り付けられている。この絶縁ワッシャは、第2接点シャ
フト17の端部に固定された止め輪(図示しない)によ
って抜け止めされるとともに、第2接点スプリング(図
示しない)によって上方へ付勢されている。
【0020】このように、第2可動接点22が第2接点
シャフト17に保持されるため、第2可動接点22が第
2固定接点23に当接した状態でさらにプランジャ14
が上方へ変位しても、第2可動接点22が第2固定接点
23に当接したままプランジャ14が上方に変位でき
る。
【0021】なお、第2可動接点22と、2つの第2固
定接点23との距離L2 は、ピニオン3がリングギア2
に完全に噛合した状態までプランジャ14が変位する
と、第2スイッチ24が接続されるように設けられてい
る。つまり、距離L1 <距離L2 に設けられている。な
お、これ以降に示す他の実施例についても、この関係は
同様である。
【0022】2つの第1固定接点19は、第1可動接点
18と当接することにより、電流制限手段25(例えば
0.05〜0.14Ωの抵抗体)を介してバッテリ12
とスタータモータ4とを接続し、スタータモータ4を低
速回転させる導電性に優れた端子(例えば銅)で、一方
の第1固定接点19は、バッテリ12に接続され、他方
の第1固定接点19は、電流制限手段25を介してスタ
ータモータ4に接続されている。
【0023】2つの第2固定接点23は、第2可動接点
22と当接することにより、電流制限手段25をバイパ
ス(短絡)してバッテリ12とスタータモータ4とを接
続し、スタータモータ4を高速回転させる導電性に優れ
た端子(例えば銅)で、一方の第2固定接点23は、バ
ッテリ12に接続され、他方の第2固定接点23は、電
流制限手段25を介すことなく、直接スタータモータ4
に接続されている。
【0024】電流制限手段25を介してスタータモータ
4を通電する回路中には、電流制限手段25によってス
タータモータ4が電流制限される時間を制限する時間制
限手段26が直列に設けられている。本実施例の時間制
限手段26は、通電を受けると自己発熱し、その発熱温
度によって接点を開いて電流制限手段25の通電を停止
する応答性に優れた常閉型のバイメタルスイッチを採用
している。なお、ここで時間制限手段26としてバイメ
タルスイッチを採用しているが、バイメタルの温度が上
昇し、所定の温度に達するまでの時間で回路の導通・遮
断を行うという意味で時間制限手段と見なしている。
【0025】〔第1実施例の作動〕次に、上記実施例の
作動を説明する。スタータスイッチ11がONされると、
励磁コイル13が通電されて磁力を発生する。すると、
プランジャ14が上方へ変位する。プランジャ14が上
方へ変位する途中において、第1可動接点18が、2つ
の第1固定接点19に当接する。すると、バッテリ12
の電力が、第1スイッチ21→時間制限手段26→電流
制限手段25→スタータモータ4に供給され、スタータ
モータ4に低電圧が印加されてスタータモータ4が低速
回転する。
【0026】また、スタータモータ4の回転は、減速機
構5で減速されてピニオン3に伝えられる。この時、プ
ランジャ14の変位力によって、ピニオン変位手段9が
作動し、ピニオン3がリングギア2側へ変位する。そし
て、ピニオン3がリングギア2に当接し、ピニオン3が
低速回転すると、ピニオン3がリングギア2に円滑に噛
合する。
【0027】ピニオン3がリングギア2側に所定の距離
(通常、ピニオン3がリングギア2を駆動するために、
強度上安全な深さだけ噛み合うために移動する距離以
上)移動するまでプランジャ14が変位すると、第2可
動接点22が、2つの第2固定接点23に当接する(第
1スイッチ21のON後0.1秒以内)。
【0028】すると、時間制限手段26および電流制限
手段25がバイパスされることで、バッテリ12の全電
圧が第2スイッチ24→スタータモータ4に供給され、
スタータモータ4が高速回転する。スタータモータ4の
回転は、減速機構5で減速されてピニオン3に伝えら
れ、ピニオン3の回転速度も上昇する。このピニオン3
の回転速度の上昇によって、ピニオン3がリングギア2
を介してエンジンのクランク軸を回転させる。
【0029】エンジンが始動し、スタータスイッチ11
がOFF されると、励磁コイル13の磁力がなくなり、図
示しないリターンスプリングの作用によってプランジャ
14が元の位置に戻される。すると、ピニオン変位手段
9がピニオン3をリングギア2側へ押し出す作用が無く
なり、ピニオン3がリングギア2から離れる。同時に、
第1、第2可動接点18、22が、第1、第2固定接点
19、23から離され、スタータモータ4の通電が停止
されてスタータモータ4およびピニオン3の回転が停止
する。つまり、スタータ1が停止する。
【0030】ここで、スタータスイッチ11をONし、第
1スイッチ21の接続後に、何らかの不具合の発生によ
り、ピニオン3がリングギア2に噛み合わない場合は、
電流制限手段25に通電される時間が所定時間(0.1
秒以内)に達すると、時間制限手段26によって、電流
制限手段25への通電が停止される。つまり、時間制限
手段26が通電を受けて自己発熱し、接点を開いて電流
制限手段25の通電を遮断させる。この結果、電流制限
手段25の加熱が抑えられる。
【0031】〔第1実施例の効果〕本実施例のスタータ
1は、上記作用で説明したように、スタータスイッチ1
1をONし、第1スイッチ21が接続された後、ピニオン
3が所定の距離移動すると、第2スイッチ24が導通
し、電流制限手段25をバイパスさせてスタータモータ
4にバッテリ12の全電流を流し、スタータモータ4を
高速回転させる。ピニオン3がリングギア2に噛み合わ
ない場合など、第2スイッチ24が導通しない時には、
電流制限手段25に通電される時間が所定時間に達する
と、時間制限手段26の作動によって、電流制限手段2
5への通電が停止される。
【0032】このように、従来の電流制限手段に比べ
て、時間制限手段26があるため、電流制限手段25が
通電される時間が短く、それに応じて電流制限手段25
の体格を著しく小型化できる。また、電流制限手段25
の過熱が抑えられるため、電流制限手段25の耐熱対策
を簡易にでき、耐熱対策にかかるスペースを抑えてスタ
ータ1を小型化できる。そして、小型の減速機構5付ス
タータ1に小型の電流制限手段25を用いることによ
り、大変小型のスタータ1を提供できる。
【0033】また、電流制限手段25の耐熱対策を簡易
にできるため、熱保護部材等にかかるコストを抑えるこ
とができるとともに、電流制限手段25の耐熱性能を低
くできるため、電流制限手段25にかかるコストを抑え
ることができ、結果的にスタータ1のコストを低く抑え
ることができる。
【0034】上述のように、電流制限手段25が小型化
できるとともに、時間制限手段26に小型なバイメタル
スイッチを採用することにより、電流制限手段25およ
び時間制限手段26がともに小型化でき、電流制限手段
25および時間制限手段26をマグネットスイッチ7内
に収容することができる。そして、電流制限手段25お
よび時間制限手段26がマグネットスイッチ7内に収容
されることにより、電流制限手段25および時間制限手
段26を車両に配置するためのスペースを確保する必要
がなくなり、車両への装着性が容易となるとともに、ス
タータ1の体格が大型化しなくて済む。
【0035】さらに、2段階起動式を採用してピニオン
3とリングギア2との噛合時の衝撃力を緩和したことに
より、減速機構5や、スタータモータ4から減速機構5
を介してピニオン3に回転を伝える回転伝達部品の強度
を低減することが可能となり、減速機構付スタータ1を
さらに小型化することができる。
【0036】また、第1可動接点18と第1固定接点1
9との距離が、第2可動接点22と第2固定接点23と
の距離より短いので、スタータモータ4の通電電流を制
限して起動した後、電流制限手段25をバイパスして全
電流でスタータモータ4を運転させるという作用を、1
つのプランジャ14の動作だけで、簡単に達成すること
ができ、安価な簡易構造で、確実な動作をするマグネッ
トスイッチ7を提供できる。
【0037】〔第2実施例〕図2は第2実施例を示すマ
グネットスイッチ7の要部概略図である。本実施例は、
第1可動接点18および第2可動接点22を、プランジ
ャ14の両端にそれぞれ設けたものである。
【0038】〔第3実施例〕図3は第3実施例を示すマ
グネットスイッチ7の要部概略図である。本実施例の時
間制限手段26は、電流制限手段25に並列接続された
電流制限手段25と熱的に結合された常開型のバイメタ
ルスイッチで、電流制限手段25の通電時間が長くな
り、電流制限手段25から受ける発熱量が所定量を越え
ると接点を閉じて電流制限手段25をバイパス(短絡)
させるものである。
【0039】この場合、電流制限手段25に並列接続さ
れた時間制限手段26(バイメタルスイッチ)は、接点
を閉成して電流制限手段25の両端を短絡し、同電位と
することで、実質的に電流が流れなくなるので、これも
電流制限手段25の通電を停止することと同義である。
【0040】この実施例のように、時間制限手段26を
電流制限手段25に並列接続することにより、スタータ
1を再起動する場合、時間制限手段26の復帰を待たず
に再起動できる。なお、時間制限手段26が復帰してい
ない場合は、電流制限手段25がバイパスされるため、
2段起動せずに、高速起動する。
【0041】〔第4実施例〕図4は第4実施例を示すマ
グネットスイッチ7の要部概略図である。本実施例は、
第1固定接点19および第2固定接点23を共に1つに
して端子の数を減らしたもので、第1可動接点18と第
2可動接点22との間に、時間制限手段26を備えた電
流制限手段25が接続され、第2可動接点22とスター
タモータ4が柔軟性を持った導電線27で接続されて、
第2可動接点22の動きを導電線27が規制しないよう
に設けられている。
【0042】〔第5実施例〕図5は第5実施例を示すマ
グネットスイッチ7の要部概略図である。本実施例は、
第1固定接点19および第2固定接点23を共通の固定
接点として、端子の数を第4実施例より更に減らしたも
のである。なお、時間制限手段26を備えた電流制限手
段25は、第4実施例と同様、第1可動接点18と第2
可動接点22との間に接続され、柔軟性を持った導電線
27で第2可動接点22とスタータモータ4が接続され
ている。
【0043】〔第6実施例〕図6は第6実施例を示すマ
グネットスイッチ7の要部概略図である。第1〜第5実
施例の時間制限手段26は、電流制限手段25の作動時
に自己発熱するバイメタルスイッチ、あるいは電流制限
手段25の発生する熱に対応して作動するバイメタルス
イッチを例に示した。
【0044】しかるに、本実施例の時間制限手段26
は、電流制限手段25への通電を断続するリレースイッ
チ28と、このリレースイッチ28を開閉制御する時間
・温度検出手段29とで構成される。この時間・温度検
出手段29は、電流制限手段25の通電時間をコンデン
サ、抵抗体、カウンター等を用いて検出するとともに、
電流制限手段25の温度をサーミスタ等の温度検出手段
で検出し、通電時間が所定時間に達した場合、あるいは
検出温度が所定温度に達した場合にリレースイッチ28
をOFF して、電流制限手段26の通電を停止するもので
ある。
【0045】なお、この第6実施例では、リレースイッ
チ28が電流制限手段25に直列に接続され、電流制限
手段25への通電を断続する例を示したが、リレースイ
ッチ28を電流制限手段25と並列に接続し、電流制限
手段25の通電時間が所定時間に達した場合、あるいは
検出温度が所定温度に達した場合にリレースイッチ28
をONして、電流制限手段25に流れる電流をバイパスす
るように設けても良い。
【0046】〔変形例〕上記の実施例で示した減速機構
付スタータは一例であって、他の構成を採用する減速機
構付スタータに本発明を適用したり、減速機構を備えな
いスタータに本発明を適用するなど、全てのスタータに
本発明を適用可能なものである。電流制限手段と時間制
限手段をマグネットスイッチ内に収納した例を示した
が、マグネットスイッチの外部に設けても良い。
【0047】第1スイッチおよび第2スイッチをマグネ
ットスイッチのプランジャの作動に連動させた例を示し
たが、マグネットスイッチの作動に直接連動させず、例
えばスタータスイッチのON後、まず第1スイッチをON
し、その後第2スイッチを遅延してONするなど、他の手
段によって第1スイッチおよび第2スイッチを作動させ
ても良い。
【0048】なお、第1実施例に示すごとく、ピニオン
3がリングギア2に当接する時に、電流制限手段25を
介して、バッテリ12からの電圧を分圧して、スタータ
モータ4に定電圧を印加させているが、ピニオン3がリ
ングギア2に当接する前に、電流制限手段25を介し
て、スタータモータ4に低電圧を印加させるようにして
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの概略図である(第1実施例)。
【図2】マグネットスイッチの概略図である(第2実施
例)。
【図3】マグネットスイッチの概略図である(第3実施
例)。
【図4】マグネットスイッチの概略図である(第4実施
例)。
【図5】マグネットスイッチの概略図である(第5実施
例)。
【図6】マグネットスイッチの概略図である(第6実施
例)。
【符号の説明】
1 スタータ 2 リングギア 3 ピニオン 4 スタータモータ 7 マグネットスイッチ 12 車両用バッテリ 13 励磁コイル 14 プランジャ 18 第1可動接点 19 第1固定接点 21 第1スイッチ 22 第2可動接点 23 第2固定接点 24 第2スイッチ 25 電流制限手段 26 時間制限手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)エンジンのリングギアに噛み合うピ
    ニオンと、 (b)このピニオンに回転力を付与するスタータモータ
    と、 (c)車両用バッテリから前記スタータモータに供給さ
    れる電流を制限する電流制限手段と、 (d)前記バッテリから前記電流制限手段を介して前記
    スタータモータに電流を供給する第1スイッチと、 (e)前記ピニオンが前記リングギアに実質的に噛み合
    った時、前記電流制限手段をバイパスさせて、前記スタ
    ータモータへの通電を行う第2スイッチと、 (f)前記電流制限手段に通電される時間が所定時間に
    達すると、前記電流制限手段への通電を停止する時間制
    限手段とを備えるスタータ。
  2. 【請求項2】請求項1のスタータは、 通電されると磁力を発生する励磁コイル、およびこの励
    磁コイルの発生する磁力によって移動するプランジャを
    有して、このプランジャの移動によって前記ピニオンを
    前記リングギア側に移動させるマグネットスイッチを備
    え、 このマグネットスイッチ内に、前記電流制限手段と前記
    時間制限手段とが配置されたことを特徴とするスター
    タ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のスタータにおい
    て、 前記時間制限手段は、通電されると自己発熱し、その発
    熱温度もしくは周囲温度によって前記電流制限手段への
    通電を停止するバイメタルスイッチであることを特徴と
    するスタータ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2のスタータにおい
    て、 前記電流制限手段は、抵抗体であることを特徴とするス
    タータ。
  5. 【請求項5】請求項2のスタータにおいて、 前記第1スイッチは、前記プランジャにより移動し、前
    記スタータモータに電気的に接続された第1可動接点
    と、この第1可動接点に当接して前記スタータモータに
    通電する第1固定接点とからなり、 前記第2スイッチは、前記プランジャにより移動し、前
    記スタータモータに電気的に接続された第2可動接点
    と、この第2可動接点に当接して前記スタータモータに
    通電する第2固定接点とからなり、 前記第1可動接点と前記第1固定接点との距離が、前記
    第2可動接点と前記第2固定接点との距離より、短いこ
    とを特徴とするスタータ。
  6. 【請求項6】請求項3のスタータにおいて、 前記第2スイッチは、前記ピニオンが前記リングギア側
    に所定距離移動した時に、前記時間制限手段をなすバイ
    メタルスイッチをもバイパスさせて、前記バイメタルス
    イッチへ流れる電流を停止させることを特徴とするスタ
    ータ。
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