JPH039245Y2 - - Google Patents
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- JPH039245Y2 JPH039245Y2 JP9501383U JP9501383U JPH039245Y2 JP H039245 Y2 JPH039245 Y2 JP H039245Y2 JP 9501383 U JP9501383 U JP 9501383U JP 9501383 U JP9501383 U JP 9501383U JP H039245 Y2 JPH039245 Y2 JP H039245Y2
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- heat insulating
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、透光性セラミツクからなる発光管の
端部に保温体を設けてなる高圧金属蒸気放電灯の
改良に関する。
端部に保温体を設けてなる高圧金属蒸気放電灯の
改良に関する。
高圧金属蒸気放電灯、例えば高圧ナトリウムラ
ンプの演色性を改善するために、第1図に示すよ
うに、透光性セラミツクからなる発光管1の端部
に保温体2a,2bを設けることは広く行われて
いる。
ンプの演色性を改善するために、第1図に示すよ
うに、透光性セラミツクからなる発光管1の端部
に保温体2a,2bを設けることは広く行われて
いる。
発光管の端部に保温体を設ける構造として従来
から最も一般的に実施されているのは第2図又は
第3図に示すようなものである。第2図に示すも
のは、透光性セラミツクからなる発光管1のう
ち、電極3を取り囲む外周壁の部分に、タンタル
やモリブデン等の耐熱性金属からなる帯状の保温
板4を巻き付けたうえ、その両端を溶接等の手段
により止め合せたものである。
から最も一般的に実施されているのは第2図又は
第3図に示すようなものである。第2図に示すも
のは、透光性セラミツクからなる発光管1のう
ち、電極3を取り囲む外周壁の部分に、タンタル
やモリブデン等の耐熱性金属からなる帯状の保温
板4を巻き付けたうえ、その両端を溶接等の手段
により止め合せたものである。
ところが、かかる構造のものは、組み立てに際
して保温板4の両端を重ね合せて溶接するので組
み立て作業に手数を要するだけでなく、保温板4
を発光管壁に密着した状態で装着することが難し
く、保温板4と発光管壁の間に隙間が生ずる結
果、組み立て後に保温板4の位置がずれやすく、
それに起因して放電灯の動作特性、例えば発光管
内の金属蒸気圧やそれに基づく演色性等にバラツ
キが生じやすいという欠点がある。さらに、発光
管1の端部を閉塞している端キヤツプの外側面す
なわち発光管1の端面を保温板4で覆つていない
のでそれほど大きな保温効果が得られないという
弱点がある。
して保温板4の両端を重ね合せて溶接するので組
み立て作業に手数を要するだけでなく、保温板4
を発光管壁に密着した状態で装着することが難し
く、保温板4と発光管壁の間に隙間が生ずる結
果、組み立て後に保温板4の位置がずれやすく、
それに起因して放電灯の動作特性、例えば発光管
内の金属蒸気圧やそれに基づく演色性等にバラツ
キが生じやすいという欠点がある。さらに、発光
管1の端部を閉塞している端キヤツプの外側面す
なわち発光管1の端面を保温板4で覆つていない
のでそれほど大きな保温効果が得られないという
弱点がある。
そこで、第3図に示すように、発光管1の端部
に前記のような耐熱性金属で構成した有底筒状の
保温板4を嵌装し、発光管1の電極3を取り囲む
外周壁の部分だけでなく、発光管1の端面をも覆
うようにした構造も提案されている。
に前記のような耐熱性金属で構成した有底筒状の
保温板4を嵌装し、発光管1の電極3を取り囲む
外周壁の部分だけでなく、発光管1の端面をも覆
うようにした構造も提案されている。
かかる構造では、有底筒状の保温板4は箔状の
金属板をプレスで絞つて形成するか、発光管1に
巻き付けた箔状の金属板の一部を折り曲げること
によつて形成するのが普通である。ところが、箔
状の金属板をプレスで絞る方法は、有底筒状にす
るために深絞りをすると保温板の一部がせん断す
るおそれがあるだけでなく、でき上つた筒状体
は、取扱中に変形しやすいという欠点がある。ま
た、発光管に箔状の金属板を巻き付けたうえ、そ
の一部を折り曲げる方法は組み立てに手数を要す
るだけでなく、でき上つたランプの特性や品質の
バラツキを招きやすいという欠点がある。
金属板をプレスで絞つて形成するか、発光管1に
巻き付けた箔状の金属板の一部を折り曲げること
によつて形成するのが普通である。ところが、箔
状の金属板をプレスで絞る方法は、有底筒状にす
るために深絞りをすると保温板の一部がせん断す
るおそれがあるだけでなく、でき上つた筒状体
は、取扱中に変形しやすいという欠点がある。ま
た、発光管に箔状の金属板を巻き付けたうえ、そ
の一部を折り曲げる方法は組み立てに手数を要す
るだけでなく、でき上つたランプの特性や品質の
バラツキを招きやすいという欠点がある。
本考案は以上の点に鑑みてなされたもので、製
造・組み立てが簡単で、保温効果も良好であり、
しかも安定した特性や品質が得られる発光管保温
体を具備した高圧金属蒸気放電灯を提供すること
を目的とするものである。
造・組み立てが簡単で、保温効果も良好であり、
しかも安定した特性や品質が得られる発光管保温
体を具備した高圧金属蒸気放電灯を提供すること
を目的とするものである。
本考案では、第1図に示すような保温体2a,
2bを、第4図に示すように、セラミツクからな
り底部に発光管の通電導体を挿通する透孔5を設
けた有底筒状の保温キヤツプ2をもつて構成す
る。保温キヤツプ2を構成するセラミツク材料は
発光管と同じ透光性セラミツクを使用してもよい
が、それよりも経済的なステアタイト等を使用し
てもよい。
2bを、第4図に示すように、セラミツクからな
り底部に発光管の通電導体を挿通する透孔5を設
けた有底筒状の保温キヤツプ2をもつて構成す
る。保温キヤツプ2を構成するセラミツク材料は
発光管と同じ透光性セラミツクを使用してもよい
が、それよりも経済的なステアタイト等を使用し
てもよい。
そして、この保温キヤツプ2を第5図に示すよ
うな状態で発光管1の端部に嵌装する。同図にお
いて、6は発光管1の端部を閉塞する端キヤツ
プ、7は端キヤツプ6に挿通されガラスセメント
8によつて気密に固定された通電導体、3は通電
導体7の先端部に固定された電極である。
うな状態で発光管1の端部に嵌装する。同図にお
いて、6は発光管1の端部を閉塞する端キヤツ
プ、7は端キヤツプ6に挿通されガラスセメント
8によつて気密に固定された通電導体、3は通電
導体7の先端部に固定された電極である。
かかる構造において、保温キヤツプ2による保
温効果を高めるための一手段として、発光管1の
通電導体7と保温キヤツプ2の透孔5との間隔を
できるだけ小さくして発光管1の端面の保温面積
を大きくすることが考えられる(セラミツク自体
は金属板に比べると保温効果が若干劣るためかか
る工夫は特に重要である)。ところが、実際に発
光管1の通電導体7と保温キヤツプ2の透孔5と
の間隔を極めて小さくしてみると、保温効果がそ
れほど得られないばかりか逆に低下してしまう場
合があるのみならず、種々の点で不都合があるこ
とが判明した。
温効果を高めるための一手段として、発光管1の
通電導体7と保温キヤツプ2の透孔5との間隔を
できるだけ小さくして発光管1の端面の保温面積
を大きくすることが考えられる(セラミツク自体
は金属板に比べると保温効果が若干劣るためかか
る工夫は特に重要である)。ところが、実際に発
光管1の通電導体7と保温キヤツプ2の透孔5と
の間隔を極めて小さくしてみると、保温効果がそ
れほど得られないばかりか逆に低下してしまう場
合があるのみならず、種々の点で不都合があるこ
とが判明した。
保温効果が上らないか逆に低下する原因は次の
理由によると思われる。すなわち、発光管1の通
電導体7と保温キヤツプ2の透孔5との間隔が小
さいと、第6図に示すように、透孔5の内縁が通
電導体7の周囲に盛り上つているガラスセメント
8の上に乗つてしまい、発光管1の端面と保温キ
ヤツプ2との間に隙が生ずる。つまり発光管1の
端面の外気に接触する面積が増大するため、保温
効果が低下すると考えられる。さらに、保温キヤ
ツプ2の透孔5を小さくすると、次のような不都
合がある。先ず、発光管1の端部に保温キヤツプ
を嵌装しようとする場合、通電導体7の先端部が
偏平状にプレスしてあると(通電導体7は排気管
を兼ねていることが多いので、通常はこのような
構造となる)、保温キヤツプ2を嵌装することが
できない。仮に、通電導体7の先端部を偏平にプ
レスしない構造を採用しても、セラミツク製の保
温キヤツプは金属薄板製のもののように柔軟性が
ないため、寸法誤差があると発光管1に嵌装でき
ない場合もある。
理由によると思われる。すなわち、発光管1の通
電導体7と保温キヤツプ2の透孔5との間隔が小
さいと、第6図に示すように、透孔5の内縁が通
電導体7の周囲に盛り上つているガラスセメント
8の上に乗つてしまい、発光管1の端面と保温キ
ヤツプ2との間に隙が生ずる。つまり発光管1の
端面の外気に接触する面積が増大するため、保温
効果が低下すると考えられる。さらに、保温キヤ
ツプ2の透孔5を小さくすると、次のような不都
合がある。先ず、発光管1の端部に保温キヤツプ
を嵌装しようとする場合、通電導体7の先端部が
偏平状にプレスしてあると(通電導体7は排気管
を兼ねていることが多いので、通常はこのような
構造となる)、保温キヤツプ2を嵌装することが
できない。仮に、通電導体7の先端部を偏平にプ
レスしない構造を採用しても、セラミツク製の保
温キヤツプは金属薄板製のもののように柔軟性が
ないため、寸法誤差があると発光管1に嵌装でき
ない場合もある。
そこで、本考案においては、第5図に示すよう
に、発光管1の通電導体7と保温キヤツプ2の透
孔5の内縁との間隔dを0.5mm以上とするもので
ある。
に、発光管1の通電導体7と保温キヤツプ2の透
孔5の内縁との間隔dを0.5mm以上とするもので
ある。
同図のように端キヤツプ2に通電導体7をガラ
スセメント8で固定した構造のランプにおいて
は、ランプの大きさのいかんにかかわらず、通電
導体7の周囲に盛り上るガラスセメント8の巾は
最低でも0.5mmは見込んでおかなければならない。
また、通電導体7の先端部を偏平にプレスした場
合に、横方向に拡がる巾についても同様である。
スセメント8で固定した構造のランプにおいて
は、ランプの大きさのいかんにかかわらず、通電
導体7の周囲に盛り上るガラスセメント8の巾は
最低でも0.5mmは見込んでおかなければならない。
また、通電導体7の先端部を偏平にプレスした場
合に、横方向に拡がる巾についても同様である。
他方、保温キヤツプ2の透孔5の直径の上限値
は専ら保温効果をどの程度持たせるかによつて決
まる。必要な保温効果を得るためには、保温キヤ
ツプ2で、発光管1の端キヤツプ6の外側の面積
の少なくとも1/2を覆う必要がある。
は専ら保温効果をどの程度持たせるかによつて決
まる。必要な保温効果を得るためには、保温キヤ
ツプ2で、発光管1の端キヤツプ6の外側の面積
の少なくとも1/2を覆う必要がある。
本考案を360Wの高圧ナトリウムランプに実施
した例について説明する。
した例について説明する。
使用した透光性セラミツクからなる発光管の寸
法は外径9.5mm、電極間距離66mmのものである。
この発光管の端部に、ステアタイトからなる有底
筒状の保温キヤツプを嵌装した。同保温キヤツプ
の寸法は、内径10.0mm、厚さ0.5mm、深さ11.0mmで
あり、底部に直径4.8mmの透孔を設けたものを使
用した。発光管の通電導体と保温キヤツプの透孔
の内縁との間隔は0.9mmとした。かかる構造のラ
ンプを定格電力で点灯したところ、初期全光束
38,600m、平均演色評価数Ra61を示し、金属
製の保温体を備えたものに比べ全く孫色なかつ
た。
法は外径9.5mm、電極間距離66mmのものである。
この発光管の端部に、ステアタイトからなる有底
筒状の保温キヤツプを嵌装した。同保温キヤツプ
の寸法は、内径10.0mm、厚さ0.5mm、深さ11.0mmで
あり、底部に直径4.8mmの透孔を設けたものを使
用した。発光管の通電導体と保温キヤツプの透孔
の内縁との間隔は0.9mmとした。かかる構造のラ
ンプを定格電力で点灯したところ、初期全光束
38,600m、平均演色評価数Ra61を示し、金属
製の保温体を備えたものに比べ全く孫色なかつ
た。
以上の説明から明らかなように、本考案は保温
体をセラミツクからなる有底筒状の保温キヤツプ
をもつて構成するので、製造及び組み立ては極め
て簡単である。すなわち、保温キヤツプ自体の製
造は普通のセラミツク成形体と同様の方法で製造
すればよいから、同じ品質、寸法のものを簡単に
製造することができる。また、取扱中に変形する
ようなこともないので取扱が簡単で組み立ても容
易に行える。
体をセラミツクからなる有底筒状の保温キヤツプ
をもつて構成するので、製造及び組み立ては極め
て簡単である。すなわち、保温キヤツプ自体の製
造は普通のセラミツク成形体と同様の方法で製造
すればよいから、同じ品質、寸法のものを簡単に
製造することができる。また、取扱中に変形する
ようなこともないので取扱が簡単で組み立ても容
易に行える。
さらに、本考案では、発光管の通電導体と保温
キヤツプの透孔の内縁との間隔を一定値以上とし
てあるので、通電導体の寸法・形状にかかわりな
く簡単に組み立てることができ、しかも保温キヤ
ツプを発光管の端面に密着させることができるの
で、良好な保温効果を得ることができる等の利点
がある。
キヤツプの透孔の内縁との間隔を一定値以上とし
てあるので、通電導体の寸法・形状にかかわりな
く簡単に組み立てることができ、しかも保温キヤ
ツプを発光管の端面に密着させることができるの
で、良好な保温効果を得ることができる等の利点
がある。
第1図は本考案を実施する高圧金属蒸気放電灯
の側面図、第2図及び第3図は従来の高圧金属蒸
気放電灯の発光管端部の斜視図、第4図は本考案
に用いる保温キヤツプの斜視図、第5図は前記保
温キヤツプを装着した発光管端部の断面図、第6
図は本考案によらない場合の発光管端部の断面図
である。 第4図及び第5図において、1……発光管、2
……保温キヤツプ、3……電極、5……透孔、6
……端キヤツプ、7……通電導体、8……ガラス
セメント。
の側面図、第2図及び第3図は従来の高圧金属蒸
気放電灯の発光管端部の斜視図、第4図は本考案
に用いる保温キヤツプの斜視図、第5図は前記保
温キヤツプを装着した発光管端部の断面図、第6
図は本考案によらない場合の発光管端部の断面図
である。 第4図及び第5図において、1……発光管、2
……保温キヤツプ、3……電極、5……透孔、6
……端キヤツプ、7……通電導体、8……ガラス
セメント。
Claims (1)
- 透光性セラミツクからなる発光管1の端部に、
セラミツクからなり底部に透孔5を有する有底筒
状の保温キヤツプ2を嵌装するとともに、前記透
孔5に挿通された発光管1の通電導体7と透孔5
の内縁との間隔dを0.5mm以上としたことを特徴
とする高圧金属蒸気放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9501383U JPS603648U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 高圧金属蒸気放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9501383U JPS603648U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 高圧金属蒸気放電灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS603648U JPS603648U (ja) | 1985-01-11 |
JPH039245Y2 true JPH039245Y2 (ja) | 1991-03-07 |
Family
ID=30227117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9501383U Granted JPS603648U (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 高圧金属蒸気放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS603648U (ja) |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP9501383U patent/JPS603648U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS603648U (ja) | 1985-01-11 |
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