JPH0391680A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は庫内の空気組成を制御することにより、保存食
品特に野菜の鮮度を保つのに有効な冷蔵庫に関するもの
である。

（ロ）従来の技術 従来、特に野菜の保存を行うには冷蔵庫内に容器を設け
、その内に野菜を収納して冷却することにより、呼吸作
用による品質の低下を抑え、且つ、水分の蒸散によるし
おれを防止している。

又、保存雰囲気の組成としては二酸化炭素濃度を増加せ
しめ、酸素濃度を減少せしめることで野菜の呼吸作用が
抑制され保存に好結果を持たらすとして、例えば特開平
１−１０２２８２号公報では二酸化炭素を選択して野菜
保存容器内に注入して容器内の二酸化炭素濃度を増加さ
せるようにしている。

（ハ〉発明が解決しようとする課題 しかし乍ら、レモンでは二酸化炭素濃度が増すと逆に呼
吸量が増大し、又、ナシでは芯グサレ病等の障害が発生
する。又、酸素濃度が低くなり過ぎると野菜が窒息状態
となって、却って品質が低下する問題があった。

本発明は斯かる課題を解決するために成されたものであ
る。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は空気中の窒素を分離して庫内に窒素ガス若しく
は窒素ガスを多く含む空気を吐出する窒素分離装置と、
庫内の酸素ガス濃度を検出するセンサーと、センサーの
出力に基づき窒素分離装置の運転を制御する制御装置と
を設けて冷蔵庫を構成したものである。

０）作用 本発明によれば窒素分離装置から吐出される窒素ガス若
しくは窒素ガスを多く含んだ空気によって庫内の窒素ガ
ス濃度が増大し、それによって酸素ガス濃度が稀釈され
るので野菜等の呼吸作用を抑制できる。又、酸素ガス濃
度を検出するセンサーによって窒素分離装置を制御する
ので、野菜等の窒息を防止することができる。

（へ〉実施例 次に図面において実施例を説明する。第１図は冷蔵庫（
１〉下部の縦断面図を示す、冷蔵庫〈１〉は背面板（２
〉及び底板（３〉を含む外箱〈４）と内箱（５〉間に断
熱材（６）を発泡充填して構成されている。冷蔵庫（１
〉内に構成される冷蔵庫（７〉は仕切前部材（８〉及び
仕切板（９）によって上下に仕切られ、仕切板（９〉下
方の空間には上面開口の野菜容器（１０〉が収納されて
内部を野菜室〈１１〉とされる、野菜容器（１０）は屏
（１２）裏面に取付けた引き出し自在のレール（１３）
に支持されている。又、（１４）は冷蔵室（７〉の扉で
ある。仕切板（９）の前後部分には透孔（１５）　。

（１６）が穿設され、図示しない冷却器から冷蔵室（７
〉内に供給された冷気は、この透孔（１５）　、　（１
６）より仕切板（９〉下方にも循環される。　（１７）
は底板（３〉下方に構成された機械室であり、冷凍サイ
クルの圧縮機（１８〉が収納設置される。

野菜容器（１０）内の野菜室（１１〉には野菜やくだも
のが収納され、容器（１０）に直接流入する冷気或い辻
容器〈１０〉周壁からの冷却によって例えば＋５℃程に
冷却される。

（２０）は窒素分離装置であり仕切板（９〉下方の内箱
（５）背面に取付けられる。又、〈２１〉は同じくその
下方の内箱（５）内面に取付けられた酸素ガス濃度検出
用のセンサーである。第２図は窒素分離装置の内部構成
を示す機能ブロック図である。　（２２）はファンやポ
ンプ等にて構成される流体制御手段であり、運転されて
導入管（２３）から、実施例では冷蔵庫（１〉内の空気
（冷気）（Ａ〉を吸引し、フィルター（２４〉によって
水分や塵埃を除去した後、窒素分離器（２５〉に供給す
る。

窒素分離器（２５〉は内部に複数の中空糸を束ねたもの
を有しており、ガスの種類によって透過速度が相違する
ことを利用して窒素ガスと酸素ガスを分離し、酸素ガス
若しく！ま酸素を多く含んだ空気（０）を排出管（２６
）から排出し、窒素ガス若しくは窒素ガスを多く含んだ
空気（Ｎ）を供給管（２７〉より庫内に吐出する。排出
管（２６〉は内箱（５〉、断熱材（６）及び背面板（２
〉を貫通して庫外に連通しており、これによって空気（
０）を庫外に排出する。（２８〉は制御装置であり、セ
ンサー（２１）の出力を入力される。制御装置（２８〉
は庫内の酸素ガス濃度が例えば２％に低下したら流体制
御手段（２２〉の運転を停止し、扉（１２）　、　（１
４）の開閉による空気の流入等によって酸素ガス濃度が
例えば４％に上昇したら流体制御手段（２２〉を運転す
る。

空気（Ｎ）の吐出及び空気（０〉の排出によって野菜室
（１１〉内及び冷蔵室（９〉内の空気（冷気）の窒素ガ
ス濃度が増加し、酸素ガス濃度が減少するので、収納さ
れた野菜やくだものの呼吸作用は抑制され、老化による
品質の低下速度を遅らせることができる。特に二酸化炭
素を増加させるものではないので前述の如き障害が生じ
ない、更に、センサー（２１〉に基づく制御装置（２８
）の動作により庫内の酸素ガス濃度を窒息の限界と云わ
れている２％以上に保持するので窒息状態による品質の
劣化も防止できる。

第３図は他の実施例を示す、尚、第３図中第１図と同符
号は同一のものとする。この場合窒素分離装置く２０）
は底板（３）の機械室（１７）側に取付けられており、
供給管（２７〉が底板（３）、断熱材（６）及び内箱（
５）を貫通して庫内に連通している。流体制御手段（２
２）は、この場合は庫外の空気（Ａ）を吸引し、酸素ガ
ス若しくは酸素ガスを多く含んだ空気（０）をそのまま
機械室（１７〉内に排出し、窒素ガス若しくは窒素ガス
を多く含んだ空気（Ｎ）を庫内に吐出する。これによっ
て庫内の窒素ガス濃度が増大し、反面酸素ガス濃度を稀
釈されて減少するので、野菜等の呼吸作用を抑制できる
。

（ト）発明の効果 本発明によれば庫内の窒素ガス濃度を増大させ、酸素ガ
ス濃度を減少せしめるので、収納された野菜やくだもの
等の呼吸作用を抑制し、老化による品質低下の速度を遅
らせ、新鮮な状態での長期保存が可能となる。特に二酸
化炭素ガス濃度の増大による障害も生じず、又、酸素ガ
ス濃度によって装置を制御するので窒息による品質劣化
も防止することができるものである。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の実施例を示し、第１図は冷蔵庫下部の縦
断面図、第２図は窒素分離装置の機能ブロック図、第３
図は第１図に相当する他の実施例を示す図である。 （１）・・・冷蔵庫、　（２０）・・・窒素分離装置、
　（２１）・・・センサー　　〈２２）・・・流体制御
手段、　〈２５〉・・・窒素分離器、　（２８）・・・
制御装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、空気中の窒素を分離して庫内に窒素ガス若しくは窒
   素ガスを多く含む空気を吐出する窒素分離装置と、前記
   庫内の酸素ガス濃度を検出するセンサーと、該センサー
   の出力に基づき前記窒素分離装置の運転を制御する制御
   装置とを具備して成る冷蔵庫。