JPH0391428A - 付着藻類培養養魚池 - Google Patents

付着藻類培養養魚池

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JPH0391428A
JPH0391428A JP1228694A JP22869489A JPH0391428A JP H0391428 A JPH0391428 A JP H0391428A JP 1228694 A JP1228694 A JP 1228694A JP 22869489 A JP22869489 A JP 22869489A JP H0391428 A JPH0391428 A JP H0391428A
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Japan
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water
algae
alga
pond
fish
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JP1228694A
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Masashi Kato
雅司 加藤
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    • Y02P60/216

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は天然の清流に棲むアユやアジメトジヨウやハ
ゼ又はエビやカニ類等で、特に川底の石の表面に付着す
る藻類を好んで食べるために、味と香が優れて珍重され
る魚類・甲殻類を天然と同じ条件下に藻類を培養しつつ
人工的に大量養殖せんとするものである。
〈従来の技術〉 この付着藻類を常食とする生物中養殖される魚類はアユ
だけであり、その餌は配合餌料であるために脂肪過多の
香のないアユができるので天然物に比べて評判が良くな
く、早期出荷目的以外は価格も安い、他のアジメトジヨ
ウ等は全く養殖されず、山奥の地方の特産品として少量
が高価取引されているに過ぎない。
夏季に清流の川底の石の表面に付着増殖する珪藻・藍藻
・緑藻は糸状に細胞が連なり、他の物に付着して成長増
殖する種類でアユの成長期の餌としてよく知られている
。この種の藻類の栄養価は蛋白質・脂肪・ミネラル・ビ
タミン等々の成分において優れ、アユ等僅か1〜2力月
で数倍から十数倍の体重に成長させ、年魚・香魚と呼ば
れる程珍重される原動力はこの藻類であり、この藻類の
奪い合いの結果の「なわばり」の習性と、これを応用し
た漁法「友釣り」は有名で、全国各河川で多数の釣客を
集めている。
海産の「海苔」の養殖は生産から製品及びその流通迄確
立しているのに反し、淡水産のこれら付着性の藻類は栄
養価とその短期間の増殖成長性は認められながらも、企
業として試みられなかったのは、期間が短く、天然河川
と相似の状況環境下で、省エネルギーと高度の集約手法
が案出されなかった故であろう、即ちこれらの藻類は比
較的流れの速い沈石の表面によく増殖するが、流れの停
滞する部分では全く増殖しないと言って良く、固着物体
と水流との関係速度が重大な増殖のカギを握っていると
考えられる。この事は天然河川の如く、自然の落差が利
用できる場合はよいが、人工的にこれを再現するのはエ
ネルギー利用の観点から河川の落差方式と沈石等流れを
弱める物体を利用していては、電力費増で企業として採
算割れとなることは目に見えているし、藻類の収穫方式
も確立されないとなると今迄試みられなかったのは当然
といえる。
発明者は長年天然物と変わらないアユ全アジメトジヨウ
の養殖は出来ないかと考え続けて来た結果到達したこの
発明の詳細を一例を示す図により説明する。
藻類とこれを食する魚類の養殖池1は長形状で、長平方
向の中央に独立仕切壁2があり、養魚池l内に循環水流
(矢印3)を有効に発生させるプロペラ−流水機4が水
流反転部5を経て直水路6へと移る部位にそれぞれ設置
されている。
藻類培養装置7は直水路6の中央に各々図の如く配され
、その回転軸8は両端で、水底に固定された軸受支持台
9上の軸受10−・・・・・で回転し得る様に支持され
る。この回転方法の一例としてステンレス製のローラチ
ェン11及びチェンホイール12・13と水上の超減速
電動機14にて、1時間に数回転の低速回転を与えるも
のとする。
藻類付着管15は合成樹脂の押出し成形による網目の多
孔管15・・・・・・が後述する理由によってこの場合
最適物といえる。これは土木工事用の埋設集水管として
安価に市販されている。又同−発明者の日本特許第12
78496号「曝気揚水水車jで養魚用水等の汚水を曝
気する水車の翼管に使用したものと同種の材質と製法に
よるものであるが、発明者は激しく曝気した場合(高速
回転)も、緩やかな回転時も、藻類の色及び品種が異な
っていても非常によく藻類が付着することを確認してお
り、又養魚用水を塩化ビニル製の樋で掛流しした場合も
樋の内面に非常に厚く藻類が付着することを確認してい
て、自然石等より表面が滑らかに仕上った合成樹脂製品
の表面といえども栄養物の存在と流速の如何によっては
藻類の付着成長度合は殆ど変化ないものと認識している
。さらに樹脂の網目の多孔管は管の内面にも光線が入り
、又水流の変化で網目を出入する微小渦巻水流も多く発
生すると考えられる事で、自然石等よりずっと優れた付
着媒体である。海藻やアワビ等の稚貝の育成物体に合成
樹脂の紐や網が天然の竹や木材に替わり数多く採用され
出し好成績をあげていることからもこれら付着藻類の付
着媒体として樹脂の網目の多孔管は優れたものといえる
斯かる主として山奥に近い谷間の渓流の水底にある沈石
に付着する珪藻・藍藻は光合成で増殖するより、水に溶
けた低級脂肪酸やW5類又は無機塩類を直接細胞膜より
取り入れ膨潤成長し、光が当ることによって細胞分裂を
起し個体を増すと言われ、陸上の高等植物の如く日当り
の良否で光合成が左右され増殖に重大な影響の出るもの
とはやや変った形態の増殖をなすものと思われる。渓流
は平野に比し日照時間も少なく、光の到達も水中では分
散微弱化しているb手か福ことは当然である。
然しこの渓流の藻類増殖力は想像するより非常に大きい
と言われ、1ポ当りアユの数十尾分の餌に見合う生産力
を持つとされている。しかし水温は20℃以下では増殖
力は極端に小さくなり、又曇天でも成育は良好でなく、
成る程度大きな照度の光線は短時間でも必要とするもの
であろう。
この藻類付着管15の内径はアユやアジメトジヨウが内
部にも入り遊泳できる様に15an以上で、付着管15
の側面にも魚が出入りし得る直径10cm程度の例式1
6−−−−−−を開けて置くと、付着管15の回転によ
って地上光22が付着管15内に到達する光量も増し、
水流の変化も生じ、藻類の増殖にとってもよい。
付着管I5は回転軸8に固設の一対の支持リング17・
17と締付バンド18・18及びボルト19・・・・・
・で締付は一体化し、回転軸8の回転によって緩やかに
全体が回転する0図の符合20は水面を示し、符合21
・21は流水機プロペラ4を駆動する水中減速電動機を
示す。
この作用効果に言及すると、養魚池1内に適当量のアユ
を入れ、流水機プロペラ4を廻すと、水流が発生するが
、アユは遡上習性を持つので、水流に抗して遡上する結
果、小型の流水機を多数に付加したのと同じ効果が生じ
、循環水流3の速度を増加させる。即ちハツカネズミが
車を廻すのと同様な現象が出現する。
初めは藻類が無いので配合餌料を与えつつ養殖に入るが
、光線が当る状態と、水温を21〜23℃に保てば、ア
ユの排泄物が養殖水に溶け、藻類の栄養物化し、その増
殖に役立つので、藻類付着管15の網目に管内外に亘り
増殖しだす、藻類の付着厚みが増すと、アユは好物であ
る故に遊泳しながら、これを食い成長するのは天然河川
と同様である。
然し自然の沈石と異なり、流れを弱める不規則な石の実
体に相当するものは付着管15の厚みや、軸受支持台9
、軸受101回転軸8、支持リング17、水中減速電動
機22等々水流3に対して大きな抵抗を持つものは皆無
であり、これらの水頭損失は微弱の結果、僅かのエネル
ギーで流れの速い循環水流3が常に得られる効果&I大
きい。
−水流3の方向と一致する藻類付着管15の方向は藻類
と水流3の接触効果の増大と魚の遊泳による撹拌接触も
よく、又魚の摂餌も同一方向で、糸状藻の先端部より食
むことができる等種々な利点が派生する。
然し限られた水域内で魚と藻類と水の状態を常にバラン
スさせ得ることは困難であり、時によっては付着性の藻
類でない「クロレラ」や「セネデスムス」等のプランク
トン的の緑藻や珪藻・藍藻が異常増殖し、練水化し、こ
れらが地上光を途中で奪い、付着性の藻類の増殖を停止
させる事も生じる。この対策は同一発明者の日本特許第
1220123号「接触酸化水処理装置jを使い、この
養魚池1の一部の水を吸引し浄化して再び戻す事によっ
て未然に防止できることは発明者は経験している。
この理由は「クロレラ」等の天敵は輪生であり、接触酸
化水処理装置は汚水浄化装置であり又輪生等の培養装置
とも言えるので、この装置の排水には生きた輪生も多量
に含まれるが、輪生は付着糸状a類は食べる事が出来ず
、付着糸状藻類の天敵はアユやアジメトジヨウやハゼの
類等限られた天敵生物のみである。
アユの時期は10月には終了するが、それ以降はアジメ
トジヨウやハゼの季節となり、ハウス加温や電照(22
)によって、斯かる天然餌料でないと満足出来ない高級
淡水魚の人工育成が容易に実施することができるので年
間の稼動率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例を示す平面図。 第2図は同上のA−A断面図。 1・・・・・・長形の養魚池 2・・・・・・仕切壁3
・・・・・・循環水流   4・・・・・・プロペラ−
流水機5・・・・・・水流反転部  6・・・・・・直
水路7・・・・・・藻類培養装置 9・・・・・・軸受支持台 11・・・・・・ローラチェン 14・・・・・・超減速電動機 16・・・・・・付着管の制式 18・・・・・・締付バンド 20・・・・・・水面 8・・・・・・回転軸 0・・・・・・軸受 2.13・・・チェンホイール 5・・・・・・藻類付着管 7・・・・・・支持リング 9・・・・・・ボルト 21・・・・・・水中減速電動機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 長手方向の中央の独立仕切壁にて循環水路を形成する長
    形水槽内に、水面水車又はプロペラー水流機等にて循環
    水流を発生させ、直線水路部の水面下に、合成樹脂の多
    孔網目の管の複数本を回転軸の周囲に配置して束ねた付
    着藻類培養装置の軸を水流の方向に合わせて、低速回転
    させながら光線を照射し、多孔網目管の内外に藻類を付
    着培養し、これを好んで食べる魚を養殖する付着藻類培
    養養魚池。
JP1228694A 1989-09-04 1989-09-04 付着藻類培養養魚池 Pending JPH0391428A (ja)

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