JPH0390060A - クラウセンアミドおよびネオクラウセンアミド並びにそれらの誘導体の製法 - Google Patents

クラウセンアミドおよびネオクラウセンアミド並びにそれらの誘導体の製法

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JPH0390060A
JPH0390060A JP2213830A JP21383090A JPH0390060A JP H0390060 A JPH0390060 A JP H0390060A JP 2213830 A JP2213830 A JP 2213830A JP 21383090 A JP21383090 A JP 21383090A JP H0390060 A JPH0390060 A JP H0390060A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、(±)3(5本)、4(R本)、5(R本)
7(S*)−1−メチル−3−ヒドロキシ−4−7エニ
ルー5−Ca−ヒドロキシベンジル)−ピロリジン−2
−オン(クララセンアミド)および(±)3 (S *
)、 4 (R*)、 5 (s *)、 7 (R本
)−1−メチル−3−ヒドロキシ−4−フェニル−5−
(α−ヒドロキシベンジル)−ピロリジン−2−オン(
ネオクララセンアミド)並びにそれらの誘導体類の製造
方法に関するものである。
クララセンアミド、ネオクララセンアミド、およびそれ
らのある種の誘導体類、並びにそれらの製造方法は公知
である[DE−A1 3,616゜989;ザ・ジャー
ナル・オン・ザ・オーガニック・ケミストリイ(J、 
Org、 Chem、)、52(19)、4352−4
358 ;フィトケミストリイ(Phytochem 
is t ry)、27(2)、445−450.DE
−AI  3,632,589、DE−AI  3,5
37.075およびDE−A1 3,431,257参
照]。ルタセアエ(Rutaceae)科からのクラウ
セナ・アニカタ(C1ausena anicata)
がアフリカのある地域では民族薬品として使用されてい
ることも知られている(J、メスター(Master)
他、プランタ・メゾイカ(Planta Medica
)、32,81(1977)参照]。クラウセナ・イン
デイカ・オリーブ(C1ausena endica 
01iv、)の粗製抽出物が心臓血管活性を有すること
およびクラウセナ・ベンタフアラ(C1ausena 
pentaphalla (Roxb、))から薄層り
O?トゲラフイーにより単離される2種のクマリン誘導
体類すなわちクラウスマリンAおよびBが鎮痙活性を有
することも同様に知られている[ダーン・プラカッシュ
(Dahn Prakash)他、ザ・ジャーナル・オ
ン・ザ・ケミカル・ソサイエテイ・ケミカル・コミュー
ン(J、 Chem、’ Soc、 Chem、 Co
mmun、)、土978.281参照1゜さらに、クラ
ウセナ・ランシウム(C1ausena lansiu
m) (低)スキールス(Skeels)の葉からの水
性抽出物が肝臓を保護するための有効な手段として中国
の民族薬品中で使用されておりそして急性および慢性ウ
ィルス性肝炎に対して投与されている。
この抽出物から、(±)3(S*)、4(R*)、5(
R車)。
7(S*)−1−メチル−3−ヒドロキシ−4−フェニ
ル−5−(α−ヒドロキシベンジル)−ピロリジン−2
−オン(タララセンアミド)8よび(±)3(S’)、
4(R*)、5(S*)、7(R*)−1−メチル−3
−ヒドロキシ−4−フェニル−5−(σ−ヒトaキシベ
ンジル)−ピロリジン−2−オン(ネオクララセンアミ
ド)が主成分として単離されてい tこ 。
動物実験では、クララセンアミドは抗健忘症効果並びに
脳の酸素圧低下を保護する効果を示し、一方ネオクラウ
センアミドはバルビッール酸塩類により誘発される睡眠
時間を相当短縮させる。さらに、ハツカネズミではクラ
ラセンアミドおよびネオクララセンアミドは四塩化炭素
により誘発されるピルビン酸グルタミン・アミノ基転移
酵素の高い血清水準を抑制する。
別の薬学的研究用には複雑な抽出工程により得られるも
のより大量のタララセンアミドおよびネオクララセンア
ミドを必要としている。従って、タララセンアミドおよ
びネオクララセンアミドの製造並びにそれらの誘導体類
の生成を促進させる化学的方法を提供する必要があった
。さらに、この新規な化学的方法は今までに発表されて
いる方法より相当良好な収率を与えるため、立体選択性
すなわち(33本+4R*lS R本、73*)および
(33X、4R木、59木、7R本)構造を有する好適
な異性体類の方向における立体特異性を監視することに
より特徴づけられるものである。
本発明は従って、一般式 [式中、 は式 %式% ) または式 (ネオクララセンアミド3 S*、4 R*、5 R本
7R*) の基を表わすか、 まt;は 才 の基を表わし、そして R2は水素、弗素、塩素または臭素を表わす]のタララ
センアミド、ネオクララセンアミドおよびそれらの誘導
体類の製造方法jこ関するものである。
一般式(I)の化合物は、 一般式(If) [式中、 R2は水素、弗素、塩素または臭素を表わす]の化合物
を最初に不活性有機溶媒中で塩基の存在下で環化して、
式(I[[)および(■)[式中、 R2は上記の意味を有する] の2種の異性体類を生成し、そして別の段階で、a)一
般式(IV)の化合物を立体特異的に還元してR1が式 %式%) の基を表わす一般式(■)の化合物を与えるか、或いは b)選択される反応条件および還元剤により、般式(I
II)の化合物を還元して、R1が式の基を表わす一般
式(I)の化合物を与えるか、或いは C)一般式(I[I)の化合物を2.3−ジヒドロピラ
ンと反応させて、一般式(V) 1式中、 R1は上記の意味を有する] の化合物を与え、そして次に立体特異的に還元して、R
1が式 の基を表わす一般式(I)の化合物を与え、そして適宜
、異性体類を一般的なりロマトグラフィー方法により分
離することにより、製造できる。
本発明に従う方法は下記の反応式により示すことができ
る: 環化用に適している溶媒は、不活性有機溶媒、例えばエ
ーテル類、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ルもしくはジオキサン、まl;はアルコール類、例えば
メタノールもしくはエタノール、またはハロゲン化され
た炭化水素類、例えば塩化メチレンもしくは四塩化炭素
、またはそれら同士もしくは適宜水との混合物である。
テトラヒドロフラン、メタノールおよび塩化メチレンが
好適である。
環化用に適している塩基は、アルカリ金属アルコキシド
類、アルカリ金属アミド類またはアルカリ金属水素化物
類、例えばナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキシ
ド、カリウムブトキシド、ナトリウムブトキシドもしく
はリチウムブトキシド、水酸化リチウム、水酸化ナトリ
ウムもしくは水酸化カリウム、水素化ナトリウム、リチ
ウムジイソプロピルアミド、ブチルリチウムまたは水酸
化アンモニウム類、例えば水酸化テトラメチルアンモニ
ウム、である。好適な塩基は、リチウムジイソプロピル
アミド、ナトリウムメトキシド、水酸化リチウムまたは
水酸化テトラメチルアンモニウムである。
塩基および反応条件によるが、一般式([1)および(
IV)の化合物生成物の生成を監視することができる。
メタノール中の上記のアルカリ金属アルコレート類およ
びアルカリ金属水酸化物類が環化に対して全体的な好ま
しい効果を有するが、例えば塩基として水酸化テトラメ
チルアンモニウムを用いるような2相転移反応の条件下
では一般式(IV)の化合物が好ましく得られる。
反応温度は一706C〜+40℃の間である。反応は好
適には一り5℃〜+30’0の間で実施される。
環化を実施するためには、1モルの出発化合物当たり1
〜5、好適には1〜2.5、モルの塩基が使用される。
環化段階は常圧下で実施できるが、加圧下もしくは減圧
下でも実施できる。一般的に、それは常圧「で実施され
る。
ケト官能基は一般的な還元剤、例えば金属水素化物類お
よび複合金属水素化物類または有機アルミニウム化合物
、を用いてヒドロキシル官能基へ還元される。好適な還
元剤は水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素亜鉛、リ
チウムトリーセカンダリー−ブチル−ポロハイドライド
まt;はアルミニウムプロポキシドである。
この目的用に適する溶媒は、反応条件下で変化しない全
ての不活性有機溶媒である。これらには好適には、ハロ
ゲン化された炭化水素類、例えば塩化メチレン、アルコ
ール類、例えばメタノール、エタノール、プロパツール
もしくはインプロパツール、またはエーテル類、例えば
ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
グリコールジメチルエーテル ルジメチルエーテル、またはアミド類、へ今すメチル燐
アミドもしくはジメチルホルムアミド、または酢酸また
はジメトキシエタンが包含される。
上記の溶媒類の混合物を使用することもできる。
還元で使用される触媒は一般的にプロトン酸類である。
これらには好適には、無機酸類、例えば塩酸もしくは硫
酸、または任意に弗素、塩素および/または臭素により
置換されていてもよい炭素数が1−6の有機カルボン酸
類、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸も
しくはプロピオン酸、またはC,−C,−アルキル基も
しくはアリール基を有するスルホン酸類、例えばメタン
スルホン酸,エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸も
しくはトルエンスルホン酸、が包含される。
過剰の還元剤を分解させるために、過酸化水素または塩
基類、例えば水酸化ナトリウムまたは水、を使用するこ
とができる。
還元は一10’O〜++ o o ’cの反応温度にお
いて、好適には0°C〜+80°Cにおいて、実施され
る。
還元は常圧下で実施できるが、加圧下または減圧下でも
実施できる。一般的に、還元は常圧下で実施される。
原則的には、一般式(II[)および(rV)の化合物
におけるC(7)−ケト基からC(7)−ヒドロキシル
官能基への還元では別の偏光中心が生しることおよびそ
の結果として2種のジアステレオマー類が得られること
を心にとめるべきである。
還元剤を選択することにより、還元は立体特異的に監視
することができ、すなわち立体選択性を増加させること
ができる。例えば、一般式(IV)の化合物を水素化ホ
ウ素ナトリウム/テトラヒドロフランまたは水素化ホウ
素ナトリウム/メタノールを用いて還元する時には、予
期される構造の異性体(3Sx,4R’.5R’.7S
’)Cり5ウセンアミドおよび誘導体類)が立体特異的
に得られる。一般式(1)のケトン類の還元では生皮す
る異性体類の生成物化はある程度は反応条件の選択によ
り監視できるが、ヒドロキシル官能基を例えば2.3−
ジヒドロビランとの反応により保護しその後に後者を水
素化ホウ素ナトリウム/テトラヒドロフランまt;はリ
チウムトリーセカンダリーープチルーボロハイドライド
を用いて還元することにより一般式(I[[)の化合物
から一般式(V)の化合物へ転化させることにより、希
望する構造の異性体(3S本.4 R”、5 R*.7
 R*)  (不オクラウセンアミドおよび誘導体類)
への方向における立体選択性を〉90%はど増加させる
ことかできる。
2、3−ジヒドロビランを用いるエーテル化は上記の不
活性溶媒の1種中で、好適には塩化メチレン中で、例え
ばp−トルエンスルホン酸ピリジニウムの如き触媒の存
在下で、室温および大気圧において、実施される。
一般式(I[)の化合物は新規であり、そして[A]最
初に一般式(Vl) 1式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物を、一般的な方法でヒドロキシル基を酸化する
ことにより、一般式(■) [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物に転化させ、 そして第二段階で公知の方 法でエポキシド化を実施することにより、或いは [B] 最初に一般式 () [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物を一般的な方法により式 () のアミンを用いてアミ ド化して、 一般式(X) [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物を与え、 そして別の段階でヒドロキシル 基を公知の方法で酸化することにより、製造でき る。
反応工程は下記の反応式により示すことができる: ヒドロキシル基の酸化用に適している溶媒は、反応条件
下で変化しない一般的な有機溶媒である。
これらには好適には、炭化水素類、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ヘキサン、ンクロヘキサンもしくは
鉱油留分類、エーテル類、例えばジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランもしくはジオキサン、アルコール類、
例えばメタノール、エタノールもしくはプロパツール、
ハロゲン化された炭化水素類、例えばジクロロメタン、
トリクロロメタン、テトラクロロメタンもしくは1.2
ジクロロエタン、氷酢酸、アセトニトリルまたはへキサ
メチル燐トリアミドが包含される。同様に、上記の溶媒
類の混合物も使用できる。
使用できる酸化剤は、有機まt;は無機ペルオキソ化合
物、例えばクロロ過安息香酸またはペルオキシ酢酸、ま
たは無機酸化物類、例えば酸化クロムもしくは酸化クロ
ム/ピリジン錯体である。好適な酸化剤は酸化クロムで
ある。
反応温度は0℃〜+70℃の範囲内で変えることができ
る。該方法は好適には+lO°C〜+30°Cの間で実
施される。
酸化は大気圧において実施される。
酸化を実施する時には、1モルの出発化合物当たり1−
10モルの、好適には5モルの、酸化剤が使用される。
エポキシド化も同様に一般的酸化の場合に挙げられてい
る不活性溶媒中で進行する。この場合に好適な溶媒は四
塩化炭素および塩化メチレンである。
エポキシド化用に適している酸化剤は、有機過酸類、例
えばペルオキシ酢酸もしくは過安息香酸、またはトリフ
ルオロ酢酸、またはマンガンの酸化物類、例えば二酸化
マンガン、である。好適な酸化剤はm−クロロ−過安息
香酸および二酸化マンガンである。
酸化剤の量、反応温度、圧力および温度に関して一般的
酸化の場合に示されている指示は、エポキシド化反応用
にも適用できる。
アミド化は上記の不活性溶媒の1種中で、好適にはメタ
ノール中で、進行する。
使用できる助剤は、第三級アミン類、例えばl。
5−ジアザビシクロ(4,3,0)ノ不−5−ンまたは
1.8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセ−7−
ンまたはジメチルアミノピリジンである。
反応温度は一30°C〜0℃の間で変えることができる
。反応は好適には一り0℃〜−lO°Cの間で実施され
る。
一般式(Vl)の化合物はそれ自体公知であるかまたは
公知の方法により製造できる[ザ・ジャーナル・オン・
ザ・インディアン・ケミカル・ソサイエテイ(Indi
an J、 Chem、)、B章、19B(12)、1
075−1076参照]。
一般式(■)の化合物はそれ自体公知であるかまたは公
知の方法により製造できる[バイルスタイン(Beil
stein)、18(3)、4200参照]。
一般式([)の化合物はそれ自体公知であるかまたは公
知の方法により製造できる[ヘルペチ力・シミ力・アク
タ(Helv、 Chim、 Acta)、1978.
61(6)、2237−2240参照]。
例として挙げられるものは、 2−エチルアミノ−1−フェニルエタノール2−メチル
アミノ−1−フェニルエタノールである。
本発明に従う方法が良好な収率で正確な構造の化合物類
、例えばクララセンアミド(33”、4R本、5R*、
7 S*)およびネオクララセンアミド(3S*、4 
RX、5 RX、7 RX)並びにそれらの誘導体類を
与えるということは驚異的であるとみなすべきである。
R”=Hである化合物類は、植物抽出物から得られたタ
ララセンアミドおよびネオクララセンアミドと同一であ
る。新規な方法により、・抽出方法と比較して短時間で
しかも複雑でない工程でかなり大量に製造することがで
きる。
製造実施例 実施例1 N−メチル−N−7エナシルーシンナムアミド9.0g
’(0,09モル)の酸化クロムを14.25 g(0
,18モル)の乾燥ピリジンおよび210mQの塩化メ
チレンの混合物に加えることにより、酸化クロム溶液を
製造した。混合物を次に室温で1時間撹拌すると、赤色
溶液が得られた。40m(+の塩化メチレン中の4.2
 g(0,015モル)のN−メチル−N−(β−ヒド
ロキシ−β−フェニル)−エチルシンナムアミドをこの
溶液に加え、そして混合物を15分間撹拌した。反応溶
液を短いカラム(シリカゲル25X2cm)に急速適用
し、そして後者を200+++12の塩化メチレンで洗
浄した。
濾液を蒸発乾固した。これにより3.4gの黄色固体が
得られ、それをベンゼンから再結晶化させtこ 。
収量:3.1g、融点°C141−142,5℃0.1
 g、融点°c : 138−141 ′c(母液から
) 実験式:C+sH+tNOz 元素分析:計算値%−C77,42H6,09N 5.
02実測値%−C77,44H6,12N 4.90実
施例2 N−メチル−N−(β−ヒドロキシ−β−フェニル)−
エチル−フェニルグリシドアミドa)50mQのメタノ
ール中の35.7 g(0,2モル)の3−7エニルグ
リシド酸メチルおよび50mQのメタノール中の43.
6 g(0,28モル)のN−メチル−N−β−ヒドロ
キシ−β−フェニル−エチルアミンをそれぞれ一16℃
に冷却し、そして次に1.0gの4−ジメチルアミノピ
リジンの添加物と一緒にした。混合物を一16°Cの温
度に5日間放置し、そして2011112部分の水を毎
日撹拌しながら加えた。5日後に残渣を濾別し、そして
フロキュレーションが起きるまで水冷メタノールで洗浄
した。これにより白色固体が得られた。
収量:25.9g(理論値の43.5%)R1二O,3
5(S i Ox板、クロロホルム/メタノール100
:3の移動相系) 融点’C! : l 43−146°Cb)2.6gの
水酸化ナトリウムの25−28%強度メタノール溶液を
33.2 g(0,22モル)のN−メチル−N−β−
ヒドロキシ−β−7二二ルーエチルアミンの50++Q
のメタノール中溶液に加えた。混合物を一16°Cに冷
却し、そして35゜6 g(0,2モル)の3−フェニ
ルグリシド酸メチルの50mQのメタノール中溶液を加
えた。溶液を一16°Cに24時間放置した。残渣を濾
別し、そして次に水冷メタノールおよびエーテルで洗浄
した。母液から別の生成物が得られた。これにより白色
固体が得られた。
収量:27.5g(理論値の46.3%)融点℃:15
0−151’0 実施例3 N−メチル−N−7エナシルー3−フェニルグリシドア
ミド a)2.4 g(0,0086モル)の実施例1の化合
物および8.6 g(0,04モル)のm−クロロ過安
息香酸を170mQのクロロホルム中に溶解させ、そし
て溶液を室温に2日間放置した。残渣を濾別し、そして
濾液を連続的に亜硫酸ナトリウム溶液(10%強度)、
炭酸ナトIJウム溶液(10%強度)および水で洗浄し
、そして無水硫酸ナトリウム上で乾燥した。溶媒を除去
し、残渣をF3mQのベンゼン/乾燥エーテル(1: 
1)中に溶解させ、そして溶液を冷蔵庫中で冷却した。
未反応の出発物質を除去した後に、混合物を濾過した。
油状残渣をクロマトグラフィーにより精製した。
収量:1.25g(理論値の49.2%)’H−NMR
(90MH’z、CDC(1,):δ−3,09(s)
+3−21(s、3H,NCHs);3.49(d)+
 3.88(s 、J = 2.7 Hz 。
IH);  4.04(d)+4.1 5(d、J=2
.7Hz、lH); 4.82,5.04(AB、J=
18Hz)+4.96(S、2H): 7.30−7゜
8(m、8H);8.01(dd、J”1.8Hz。
8H,z)+8.06(dd、J =2.7Hz。
8 Hz 、2 H) b)36gの活性化された二酸化マンガンを5゜94g
(0,02モル)の実施例2の化合物の激しく撹拌され
ている溶液に加えた。薄層クロマトグラフィーにより出
発物質がもはや検出されなくなるまで、混合物を1.5
時間撹拌した。二酸化マンガンを濾別し、そして塩化メ
チレンで洗浄した。
−緒にした濾液を最初に20mQの15%強度亜硫酸水
素ナトリウム溶液で次に20mQの飽和塩化ナトリウム
溶液で洗浄し、そして無水硫酸ナトリウム溶液上で乾燥
した。これにより粘着性の透明な残渣が得られ、それは
放置すると固化した。再結晶化により、白色の針状結晶
を与えた。
収i:4.42g(理論値の75%) 融点、’Cニア6.5−79°C 2回目の再結晶化後に、78.5−80°Cの融点が検
出された。
’ HN M R(CD C(23) :δ−3,12
(s)+3.26(s、3H,NCH3);3.52(
d)+3.85(d、IH,J−2Hz); 4.07
(d)、4.19(d、IH,J =2Hz);  4
.88(d)、5.19(d)、(2H,J −18H
z、PhC0CHz); 7.30−8.16(m。
10H) 実施例2および3の工程と同様にして、下表1および2
に挙げられている化合物を製造できた。
虹 −Br −CQ −F −F −Br 145−146℃ 131−132℃ 134−135℃ 150−152℃ 154−156℃ 38.4g 32.4g 29.5g 34.9g 31.4g 表2 9     m−Br     117−119℃  
71.3%10     m−Cf2     85−
87℃  67.1%11      m−F    
   81−83℃   72.9%12      
p−F       99−101’c    85.
7%13      p−Br      154−1
56℃   74.2%実施例14および実施例15 (±)3(S*)、4(R*)、5(R本)−1−メチ
ル−3ヒドロキン−4−フェニル−5−ベンゾイルピロ
リジン−2−オン(14)および (±)3(5本)、4(R本)、5(S*)−1−メチ
ル−3−ヒドロキシ−4−7エニルー5−ベンゾイルピ
ロリジン−2−オン(15) a)lowQのテトラヒドロフラン中の490mg(1
,66ミリモル)の実施例3の化合物を、撹拌しそして
一72℃に冷却しながら、4ミリモルのリチウムジイソ
プロピルアミドの5+a(2のテトラヒドロフラン中溶
液に滴々添加した。混合物を4時間冷却し、そして出発
物質がもはや検出できなくなるまで撹拌した。この後に
、100rRQの水をゆっくり加えた。テトラヒドロフ
ランを真空中で除去した。これにより680mgの褐色
の半固体粗製生成物が得られ、それをクロマトグラフィ
ー(クロマトトロン)により精製した。これにより、融
点が193−201°Cの実施例14の化合物が得られ
た。再結晶化後に、融点は208−210°Cであった
。生成物は天然産出タララセンアミドの酸化により得ら
れた化合物と同一であった。さらに、混合物の融点は減
少しなかった。
実験式: CraHrtN Os 元素分析:計算値: C73,22H5,76N 4.
75実測値: C73,27H5,67N 4.70”
HN M R(CD CL) : δ−2,92(s、3H,NCHx); 3.92(t
J = 8−5 Hz 、 I H、C4H) ; 3
−40 (b r 。
s、IH,D20と交換可能);4.93(d。
J = 8.5 Hz 、 l H、C3H) ; 5
−50 (d 。
J =8.5Hz、IH,C,−H); 7.04−7
゜84(m、IOH,ArH) クロマトグラフィーによる分離でも、198200°C
の融点を有する実施例15の化合物が得られた。
’ HN M R(CD CQ3) :δ−2,97(
s 、3H,NCH3); 3.35(tJ=7.2H
z、IH,C,−H); 3.70(b r 、s 、
 l H,D20と交換可能);4.58Cd、J−7
−2Hz、IH,Cx  H):5.18(d、J−7
,2Hz、lH,C3−H); 7.04−7,84(
m、IOH,ArH) 実施例14および実施例15をl:2の比で一緒にした
総収率は理論値の30%であった。
b)2.95 g(10ミリモル)の実施例3の化合物
の70mQのメタノール中溶液をナトリウムメトキシド
(その場で1.15g(5ミリモル)のナトリウムおよ
び100m12の無水メタノールから窒素雰囲気下で製
造された)の撹拌されている溶液に加えた。混合物を3
0分間撹拌し、3.0gの氷酢酸で酸性化し、そして次
に濃縮した。残渣を塩化メチレン中に溶解させ、モして
カラム(SiO2)上でのクロマトグラフィーにより分
離した。これにより、0.59g(理論値の20%)の
融点が210−214°Cの実施例14の化合物(酢酸
エチルから再結晶化された)および1.59g(理論値
の53%)の融点が180−182℃の実施例15の化
合物(同様に酢酸エチルから再結晶化された)が得られ
た。
c)8.8 g(28,8ミリモル)の実施例3の化合
物を100+lIQの塩化メチレン中に溶解させ、そし
て50m+2の1%強度水酸化テトラメチルアンモニウ
ム溶液を加えた。溶液を室温で24時間撹拌した。有機
相を分離し、モして水相を塩化メチレンを用いて抽出し
た。有機相を一緒にし、そして飽和炭酸水素ナトリウム
溶液および塩化ナトリウム溶液で洗浄した。溶媒を除去
すると、8.2gの固体が得られt;。後者を酢酸エチ
ルから再結晶化させると、6.1gの実施例15の化合
物が得られt;。母液からの別の沈澱を考慮に入れると
、緒にして理論値の80.6%の総収率が得られた。
カラムクロマトグラフィーおよび再結晶化による分離で
、1.55g(理論値の17.6%)の融点が213−
215℃の実施例14の化合物および4.8g(理論値
の54.5%)の融点が182−183℃の実施例15
の化合物が得られt;。
d)0.168g(4ミリモル)の水酸化リチウム溶液
の40mQの水中溶液を3°Cに冷却し、モして20r
Qのメタノール中の1.18g(4ミリモル)の実施例
3の化合物を撹拌しなから滴々添加した。
混合物を次に3°Cで約5時間撹拌した。混合物を冷凍
機中に一夜入れると、これにより0.96gの沈澱した
白色固体が得られ、それを溶液から濾別し、そして別の
0.21gを濾液から濾別した。
クロマトグラフィーおよび再結晶化による精製で、46
2mg(理論値の39%)の融点が203−205°C
の化合物および357mg(理論値の30%)の実施例
15の化合物が得られた。
実施例14および15の化合物を与える環化は別の反応
条件下で実施することもでき、そしてこれらを表3に示
す。
ジオキサン LDA(ヘキサン中) ベンゼン  BuL i (ヘキサン中)ベンゼン  
NaH t−BuOFI    t−BuOLit−BuOHt
−BuONa t−BuOHt−BuOK CHzOHCHsOLi CHsOHCH30K CHlOHLiOH,H20 CH,OHNa0H CH,OHKOH CH30H/H20Me、N”0H CH2CQdH20KOH Et20/)120   KOH Et、O/THF/H20Li0H 21,4 22,7 18,8 23,2 21,2 21,4 83,4 75,5 86,8 85、i so、i 5 7 7 0 1/2.5 1/2.6 1/3 1/3.6 1/3.4 1/2.8 1/1.9 1/2.1 1/1.7 1/2 1/1.9 1/1.9 1/2.1 1/1.2 1/1 表4中に挙げられている例は、 実施例14およ び15の工程と同様にして製造された。
6 m−Br 74.7 187−188 3250(OH) (シス) 1700(Ph−Co) 1670(−NGO) 7− 74、7 166−168 (トランス) 8 −CQ 74、8 179−180 3240(OH) (シス) 1680(NGO) (Ph−Go) 9 −C12 74、8 160−162 (トランス) 178−180 3300(OH) (シス) 1670(−NGO) 1700(Ph−Co) −F (トランス) −F 74、6 180−183  3250(OH) (シス)   1675(−NGO) 1690(Ph−Co) −F 74、6 (トランス) −Br 76、6 173−175 3250(OH) (シス) 1675(−NGO) 1695(Ph−Co) −Br 76、6 実施例26 クララセンアミド 15mg(0.4ミリモル)の水素化ホウ素ナトリウム
を7 4mg(0.2 5ミリモル)の実施例14の化
合物の’rornQの乾燥メタノール中溶液に撹拌しな
がら嫡々添加した。薄層クロマトグラフィーにより出発
物質がもはや検出できなくなるまで、混合物を撹拌した
(40分間)。メタノールを真空中で除去し、モして残
渣を希(5%強度)塩酸で酸性化して5−6のp Hと
した。残渣を濾別した。
酸水相の塩化メチレン抽出物からも白色固体が得られた
。白色固体は6 2mgの量(理論値の83。
7%)で育?[シており、そして237−239°Cの
融点を有していた。再結晶化後に、融点は244−24
6°Cであった。合成生成物を天然に得られた生成物と
混合しても、融点は減少しなかった。
元素分析:計算値: C 72.70 H 6.44 
N 4.71実測値: C 72.57 H 6.46
 N 4.50’H−NMR(DMSO−d,90MH
z):δ−3 、0 5(s 、3 H,NCHx);
 3 −6 0(m。
I H,C,−H);3.8 8(m,l H.C,−
H);4、32(m.LH,Cs  H);4.67(
d.LH。
J−3Hz,Cy   H);5.42(m,LH,O
F();6.55−7.25(m,IOH,ArH)実
施例26に対する工程と同様にして、表5に挙げられて
いる化合物を製造できた。
表互 実施例 R2 融点℃ 収率 ! 実施例32 (±)3(S)K)、4(R*)、5(SX)−1−メ
チル−3−o−テトラヒドロピラニル−4−フェニル−
5−ベンゾイル−ピロリジン−2−オン0.89g(3
ミリモル)の実施例15の化合物を35+x12の塩化
メチレン中に溶解させ、そして溶液を次に760mgの
2.3−ジヒドロビランおよび75m12のp−1−ル
エンスルホン酸ピリジニウムと反応させた。反応溶液を
室温で一夜撹拌した。
この後に、15m12の塩化メチレンを加え、溶液を飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、そして無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥した。溶媒を除去すると、1.05g(
理論値の92%)の融点が165−168℃の標記化合
物が得られた。それを塩化メチレン/ジエチルエーテル
から再結晶化させた。
結晶は173−175℃の融点を有していた。
実験式: C!3HasN 04 元素分析:計算値: C72,80H6,64N 3.
69実測値: C72,97H6,66N 3.731
H−NMR(CDC123,90MHz):8= 1.
20−2.0(m、6H); 2.93(s、3H。
NCH3);3.10 3.48(m、3H);4.4
6+4.64(d−+−a、lH,J−6.3Hz、C
*−H);4.97+4.95(d+d。
IH,J−5,5Hz、Cs  H); 5.l 7+
4−10(m+m、IH); 7.10−7.70(m
10H,Arl4) 実施例33および実施例34 (±)3(SX)、4(R本)、5(SX)、7(R’
)−1−メチル−3−ヒドロキシ−4−7エニルー5−
(gヒドロキシベンジル)ピロリジン−2−オン(ネオ
クララセンアミド) a)2maの乾燥テトラヒドロフラン中の100mgの
実施例15の化合物を10℃に冷却し、そして2mf2
(2ミリモル)のりチウムトリーセヵンダリーープチル
ーポロハイドライド/テトラヒドロフラン溶液を加えた
。反応溶液を−lO°Cにおいて1時間撹拌した。この
後に、1mf2の30%強度過酸化水素溶液および1m
Qの2N水酸化ナトリウム溶液を加えた。混合物を10
mQずつの塩化メチレンで3回抽出した。抽出物を飽和
炭酸水素ナトリウム溶液および水で洗浄し、そして次に
乾燥硫酸ナトリウム上で乾燥した。生成物がほとんど乾
燥するまで、溶媒を蒸発させた。混合物を次に2mQの
ジエチルエーテルで処理した。これにより、91mgの
白色固体が得られた。
薄層クロマトグラフィーはR7値0.23および0.3
5(シリカゲル板、酢酸エチル)を有する2種の生成物
の存在を示し、それはネオクララセンアミド(実施例3
3)および異性体(実施例34)であると確認できた。
薄層クロマトグラムおよび’H−NMR中の−N−CH
,基の信号のシフト(δ−3,15、2,89)により
、実施例33および34の生成物生皮比を3:lと決め
ることができl;。
b)379mg(1,0ミリモル)の実施例32の化合
物の8mQのテトラヒドロ7ラン中溶液を一15℃のテ
トラヒドロフラン中の3rnQC3ミリモル)のトリー
セカンダリーープチルーポロハイドライドで処理した。
反応溶液を一10℃〜−15℃において40分間撹拌し
た。この後、5m12の水を加え、そして溶液を1+1
112の3.7N硫酸で酸性化した。混合物を室温で5
時間撹拌し、そして2N水酸化ナトリウム溶液、炭酸水
素ナトリウム溶液および飽和塩化ナトリウム溶液で溶液
が中性となるまで連続的に洗浄した。溶液を乾燥し、そ
して溶媒を除去した。残渣を、1滴の3.7N硫酸を含
有しているエタノール/水(1: l)系中で再結晶化
させた。これにより、240mg(理論値の51%)の
融点が209−212℃の固体が得られた(天然産出ネ
オクララセンアミドの融点:205−206°C)。
’H−NMRCCDCQ、、90MHz):δ−2,0
(br、s、2H);3.08(a、3H。
NCHに 3.l 5(t 、l H,J−3Hz。
C4H) ; 3−74 (t 、 l H、J −3
Hz 。
C,−H); 4.13(d、IH,J−3Hz。
C5−H); 5.17(d、lH,J−3Hz。
C7H); 6.64 7.29(m、IOH。
ArH) 別の反応条件下での実施例15および32の化合物ゐ還
元の結果を、表6中に挙げられている実施例により示す
衆亙 5 2 5 2 5 2 5 5 2 5 MeOH Meal( HF HF CH2Cl22 CH,C122 DME HF HF −PrOH 室温 室温 室温 室温 −5 −5 15 5 0 1,2/1 10/1 1/1 10/1 1/2 8/1 1/1.2 2.8/1 10/1 1/20 0−90 1 0−90 実験部分、略字 DME−ジメトキシエタン LDA−リチウムジイソプロピルアミドtBuOH−ダ
ーシャリーーブタノールTHF−テトラヒドロフラン CHxCQx瓢塩化メチレン 1−Pr0H−インプロパツール MeOH=メタノール 本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりである。
1、一般式 [式中、 R1は式 %式% ) または式 (ネオクララセンアミ ド3 S’、4 R’、5 S’ 7H本) の基を表わすか、 または 式 %式% 塩素または臭素を表わす1 のクララセンアミ ド、 ネオクララセンアミドおよ びそれらの誘導体類の製造方法において、一般式 [式中、 R2は水素、弗素、塩素または臭素を表わす]の化合物
を最初に不活性有機溶媒中で塩基の存在下で環化して、
式 1式中、 R2は上記の意味を有する】 の2種の異性体類を生威し、そして別の段階で、a)一
般式(IV)の化合物を立体特異的に還元してR1が式 %式%) の基を表わす一般式(1)の化合物を与えるか、或いは b)選択される反応条件および還元剤により、般式(I
[[)の化合物を還元して、R1が式の基を表わす一般
式(I)の化合物を与えるか、或いは C)一般式(■)の化合物を2.3−ジヒドロピランと
反応させて、一般式 [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物を与え、そして次に生成物を立体特異的に還元
して、R1が式 %式% の基を表わす一般式(I)の化合物を与え、そして適宜
、異性体類を一般的なりロマトグラフィー方法により分
離することを特徴とする方法。
2、環化用の溶媒が、不活性有機溶媒、例えばエーテル
類、例えばテトラヒドロ7ラン、ジエチルエーテルもし
くはジオキサン、またはアルコール類、例えばメタノー
ルもしくはエタノール、またはハロゲン化された炭化水
素類、例えば塩化メチレンもしくは四塩化炭素、または
それら同士もしくは適宜水とのそれらの混合物であるこ
とを特徴とする、上記1の方法。
3、環化で使用される塩基が、アルカリ金属アルコレー
ト類、アルカリ金属アミド類またはアルカリ金属水素化
物類、例えばナトリウムエトキシド、ナトリウムメトキ
シド、カリウムブトキシド、ナトリウムブトキシドもし
くはリチウムブトキシド、水酸化リチウム、水酸化ナト
リウムもしくは水酸化カリウム、水素化ナトリウム、リ
チウムジイソプロピルアミド、ブチルリチウム、または
水酸化アンモニウム類、例えば水酸化テトラメチルアン
モニウム、であることを特徴とする、上記lおよび2の
方法。
4、環化を2相転移反応の条件下で実施することを特徴
とする、上記1〜3の方法。
5、ケト官能基からヒドロキシル官能基への還元を一般
的還元剤、例えば金属水素化物、複合水素化物まI;は
有機アルミニウム化合物、を用いて実施することを特徴
とする、上記1〜4の方法。
6、エーテル化を2.3−ジヒドロビランを用いて塩化
メチレン中でp−)ルエンスルホン酸ピリジニウムの存
在下で実施することを特徴とする、上記1〜5の方法。
7、一般式 1式中、 R2は水素、 弗素、 塩素または臭素を表わす] の中間生成物。
8、式 [式中、 R2は水素、 弗素、 塩素または臭素を表わす] の中間生成物の製造方法において、 [A]一般式 [式中、 R2は上記の意味を有する1 の化合物を最初に一般的方法によるヒ ドロキシル 基の酸化により一般式 [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物に変え、 そして第二段階で一般的方法に よりエポキシド化を実施するか、 或いは [B]一般式 [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物を最初に式 ドを用いて一般的方法でアミ ド化して、 般式 [式中、 R2は上記の意味を有する] の化合物を与え、そして別の段階で、ヒドロキシル基を
公知の方法で酸化することを特徴とする方法。
9、有機または無機ベルオキソ化合物、例えばクロロ過
安息香酸もしくはペルオキシ酢酸、または無機酸化物類
、例えば酸化クロムもしくは複合酸化クロム/ピリジン
、をヒドロキシル基の酸化用に使用することを特徴とす
る、上記8の方法。
10、ヒドロキシル基の酸化を+10℃〜+70℃の温
度範囲で実施することを特徴とする、上記8および9の
方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、 R^1は式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (クラウセンアミド3S^*,4R^*,5R^*,7
    S^*)の基を表わすか、または式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ネオクラウセンアミド3S^*,4R^*、5S^*
    、7R^*) の基を表わすか、または 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、そして R^2は水素、弗素、塩素または臭素を表わす]のクラ
    ウセンアミド、ネオクラウセンアミドおよびそれらの誘
    導体類の製造方法において、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、 R^2は水素、弗素、塩素または臭素を表わす]の化合
    物を最初に不活性有機溶媒中で塩基の存在下で環化して
    、式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)および▲数
    式、化学式、表等があります▼(IV) [式中、 R^2は上記の意味を有する] の2種の異性体類を生成し、そして更なる段階で、a)
    一般式(IV)の化合物を立体特異的に還元してR^1が
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼(クラウセンアミド
    ) の基を表わす一般式( I )の化合物を与えるか、或い
    は b)選択される反応条件および還元剤により、一般式(
    III)の化合物を還元して、R^1が式▲数式、化学式
    、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ の基を表わす一般式( I )の化合物を与えるか、或い
    は c)一般式(III)の化合物を2,3−ジヒドロピラン
    と反応させて、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) [式中、 R^2は上記の意味を有する] の化合物を与え、そして次に生成物を立体特異的に還元
    して、R^1が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わす一般式( I )の化合物を与え、そして適
    宜、異性体類を一般的なクロマトグラフィー方法により
    分離することを特徴とする方法。 2、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、 R^2は水素、弗素、塩素または臭素を表わす]の中間
    生成物。
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