JPH038997Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH038997Y2 JPH038997Y2 JP6550684U JP6550684U JPH038997Y2 JP H038997 Y2 JPH038997 Y2 JP H038997Y2 JP 6550684 U JP6550684 U JP 6550684U JP 6550684 U JP6550684 U JP 6550684U JP H038997 Y2 JPH038997 Y2 JP H038997Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- characteristic
- acoustic
- frequency
- sound
- signal source
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004807 localization Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は音響特性測定装置に係り、特にリスニ
ングルーム、スピーカ及び増幅器等の特性測定に
用いて最適なものに関する。
ングルーム、スピーカ及び増幅器等の特性測定に
用いて最適なものに関する。
(従来技術)
一般に、増幅器やスピーカ、及びスピーカが設
置されているリスニングルームの総括的な伝送特
性を測定するための装置としては、第1図に示す
ように信号源11と増幅器13との間にグラフイ
ツクイコライザー等の周波数特性可変回路12を
挿入し、上記増幅器13からの出力によつてスピ
ーカSPを駆動すると共に、リスニングルームL
内の適宜位置(リスナーの位置)に配置したマイ
クロホンMで集音し音圧計14によつて音圧を計
測するように構成されている。
置されているリスニングルームの総括的な伝送特
性を測定するための装置としては、第1図に示す
ように信号源11と増幅器13との間にグラフイ
ツクイコライザー等の周波数特性可変回路12を
挿入し、上記増幅器13からの出力によつてスピ
ーカSPを駆動すると共に、リスニングルームL
内の適宜位置(リスナーの位置)に配置したマイ
クロホンMで集音し音圧計14によつて音圧を計
測するように構成されている。
斯る再生系において再生周波数特性を平坦化さ
せるに際しては信号源11の発振周波数を変化さ
せる一方、音圧計14の指示値が上記周波数変化
に対しても常に一定の値が示されるよう周波数特
性可変回路12を調整するようにしていた。
せるに際しては信号源11の発振周波数を変化さ
せる一方、音圧計14の指示値が上記周波数変化
に対しても常に一定の値が示されるよう周波数特
性可変回路12を調整するようにしていた。
ところで、周知の如く聴感上平坦な周波数特性
と理論上平坦な周波数特性とはずれがあり、一般
的には中音域から高音域にかけて緩やかにレスポ
ンスを降下させた方が聴感上のエネルギーバラン
スが良好になるとされており、一般的には、リス
ニングポイントにおける周波数特性を2KHz以上
において−3dB/oct程度となるよう調整する必
要がある。
と理論上平坦な周波数特性とはずれがあり、一般
的には中音域から高音域にかけて緩やかにレスポ
ンスを降下させた方が聴感上のエネルギーバラン
スが良好になるとされており、一般的には、リス
ニングポイントにおける周波数特性を2KHz以上
において−3dB/oct程度となるよう調整する必
要がある。
しかるに、上記したような周波数特性(例えば
2KHz以上において−3dB/oct)が得られるよう
に周波数特性可変回路12を調整するには、信号
源11から単音やワーブルトーンのようなスポツ
ト信号を供給した場合においては各周波数に於け
る下降レベルを基に比較的容易に調整することが
できるが、ピンクノイズのように時間と共に変動
する信号を供給した場合においてはその調整は極
めて困難であり、理想的な周波数特性を得ること
はできなかつた。
2KHz以上において−3dB/oct)が得られるよう
に周波数特性可変回路12を調整するには、信号
源11から単音やワーブルトーンのようなスポツ
ト信号を供給した場合においては各周波数に於け
る下降レベルを基に比較的容易に調整することが
できるが、ピンクノイズのように時間と共に変動
する信号を供給した場合においてはその調整は極
めて困難であり、理想的な周波数特性を得ること
はできなかつた。
(考案の目的)
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は信号源から供給される信号の特性
に何等の影響を受けることなく、物理的に平坦な
周波数特性が得られるように調整するだけで聴感
上理想的な周波数特性に設定することができるよ
うにした音響特性測定装置を提供することにあ
る。
り、その目的は信号源から供給される信号の特性
に何等の影響を受けることなく、物理的に平坦な
周波数特性が得られるように調整するだけで聴感
上理想的な周波数特性に設定することができるよ
うにした音響特性測定装置を提供することにあ
る。
(考案の構成)
本考案に係る音響特性測定装置は信号源と周波
数特性可変回路とを備え、音響再生器や音場の音
響特性を所定位置に配置されたマイクロホンに入
感する再生音に基づいて測定するための音響特性
測定装置であつて、 上記信号源とスピーカとの間にハイパスフイル
タ等の高域を相対的に増強させるためのプリエン
フアシス手段を介挿し、上記音響再生機器や音場
の音響特性を聴感上並坦ならしめるように構成さ
れていることを特徴とする。
数特性可変回路とを備え、音響再生器や音場の音
響特性を所定位置に配置されたマイクロホンに入
感する再生音に基づいて測定するための音響特性
測定装置であつて、 上記信号源とスピーカとの間にハイパスフイル
タ等の高域を相対的に増強させるためのプリエン
フアシス手段を介挿し、上記音響再生機器や音場
の音響特性を聴感上並坦ならしめるように構成さ
れていることを特徴とする。
(実施例)
本考案に係る音響特性測定装置の実施例を第2
図及び第3図に基づいて説明するが、第1図にお
いて説明した部分と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。1はプリエンフアシス手
段であつて、信号源11とスピーカSPとの間に
介挿されている。実施例ではプリエンフアシス回
路1はハイパスフイルタが用いられていると共に
信号源11と周波数特性可変回路12との間に介
挿されているが、この例に限らず周波数特性可変
回路12の後段に設けてもよいこと勿論である。
上記プリエンフアシス手段1は聴感上平坦な周波
数特性とされる特性曲線Cとは逆の特性曲線Dに
示す特性を有しており、斯る特性を有するプリエ
ンフアシス手段1を通過した信号に基づいて周波
数特性が理論上平坦な特性(F)になるように調
整することにより結果的には上記プリエンフアシ
ス手段1の特性と逆の特性、即ち、特性曲線Cに
示す特性に設定されることとなる。
図及び第3図に基づいて説明するが、第1図にお
いて説明した部分と同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。1はプリエンフアシス手
段であつて、信号源11とスピーカSPとの間に
介挿されている。実施例ではプリエンフアシス回
路1はハイパスフイルタが用いられていると共に
信号源11と周波数特性可変回路12との間に介
挿されているが、この例に限らず周波数特性可変
回路12の後段に設けてもよいこと勿論である。
上記プリエンフアシス手段1は聴感上平坦な周波
数特性とされる特性曲線Cとは逆の特性曲線Dに
示す特性を有しており、斯る特性を有するプリエ
ンフアシス手段1を通過した信号に基づいて周波
数特性が理論上平坦な特性(F)になるように調
整することにより結果的には上記プリエンフアシ
ス手段1の特性と逆の特性、即ち、特性曲線Cに
示す特性に設定されることとなる。
従つて、調整後は聴感上のエネルギーバランス
が良好な特性、例えば2KHz以上において−
3dB/octとなるような音響特性が得られ、しか
もその調整は音圧計14が周波数に拘らず常に一
定となるようにするだけでよいため何等特殊な技
術を要することなく容易に行うことができる。
が良好な特性、例えば2KHz以上において−
3dB/octとなるような音響特性が得られ、しか
もその調整は音圧計14が周波数に拘らず常に一
定となるようにするだけでよいため何等特殊な技
術を要することなく容易に行うことができる。
(考案の効果)
本考案に係る音響特性測定装置によれば、信号
源とスピーカとの間にハイパスフイルタ等の高域
を相対的に増強させるためのプリエンフアシス手
段が介挿されているから、音響特性の測定に際し
ては、音圧計の指示値が各周波数毎に一定となる
ようにするだけで聴感上平坦な特性を容易に得る
ことができ、特に、左右に配置されたスピーカの
特性を均一化させることが容易になるためステレ
オの定位感を大巾に改善することができる等の優
れた特長がある。
源とスピーカとの間にハイパスフイルタ等の高域
を相対的に増強させるためのプリエンフアシス手
段が介挿されているから、音響特性の測定に際し
ては、音圧計の指示値が各周波数毎に一定となる
ようにするだけで聴感上平坦な特性を容易に得る
ことができ、特に、左右に配置されたスピーカの
特性を均一化させることが容易になるためステレ
オの定位感を大巾に改善することができる等の優
れた特長がある。
第1図は従来の音響特性測定装置を示すブロツ
ク図、第2図及び第3図は本考案に係る音響特性
測定装置の実施例を示し、第2図はブロツク図、
第3図は特性曲線の比較図である。 1……プリエンフアシス手段、11……信号
源、12……周波数特性可変回路、13……増幅
器、14……音圧計、M……マイクロホン、SP
……スビーカ。
ク図、第2図及び第3図は本考案に係る音響特性
測定装置の実施例を示し、第2図はブロツク図、
第3図は特性曲線の比較図である。 1……プリエンフアシス手段、11……信号
源、12……周波数特性可変回路、13……増幅
器、14……音圧計、M……マイクロホン、SP
……スビーカ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 信号源と周波数特性可変回路とを備え、音響再
生機器や音場の音響特性を所定位置に配置された
マイクロホンに入感する再生音に基づいて測定す
るための音響特性測定装置であつて、 上記信号源とスピーカとの間にハイパスフイル
タ等の高域を相対的に増強させるためのプリエン
フアシス手段を介挿し、上記音響再生機器や音場
の音響特性を聴感上平坦ならしめるように構成さ
れていることを特徴とする音響特性測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6550684U JPS60179824U (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 音響特性測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6550684U JPS60179824U (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 音響特性測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60179824U JPS60179824U (ja) | 1985-11-29 |
JPH038997Y2 true JPH038997Y2 (ja) | 1991-03-06 |
Family
ID=30597562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6550684U Granted JPS60179824U (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 音響特性測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60179824U (ja) |
-
1984
- 1984-05-07 JP JP6550684U patent/JPS60179824U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60179824U (ja) | 1985-11-29 |
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