JPH0389730A - 光アナログ伝送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は多チャンネルの光信号を周波数多重にてアナロ
グ伝送するための光アナログ伝送方法に関する。

ｒ従来の技術」 光信号の伝送方法の一つとして、第３図に示すものがあ
り、これは、光送信系ｌと光受信系２とが光伝送路３を
介して接続されたものである。

光送信系１は発光素子の駆動部４とその駆動部４を介し
て励起される発光素子（ＬＤ）　５　　とを備えてなり
、光受信系２は光電変換器（０／Ｅ）　８を備えてなり
、光伝送路３は光ファイバを備えた光コードまたは光ケ
ーブルからなる。

第３図の場合、光送信系ｌの駆動部４へ電気信号（入力
信号）　Ｓ＋を入力して発光素子５を励起させ、かつ、
その発光素子５から出射された光信号を光伝送路３より
光受信系２へ入力し、光信号を受信した光受信系２では
、その光信号を光電変換器６により電気信号（出力信号
）　Ｓ２に変換して、当該電気信号Ｓ２を出力する。

ｒ発明が解決しようとする課題」 一般に、レーザダイオード（ＬＤ）のごとき発光素子は
、非線形素子であるため、電気信号を光信号に変換する
ときに歪が発生する。

第３図における発光素子（ＬＤ）　５　　も、これの例
外でなく、たとえば、多チャンネルのＴＶ信号をアナロ
グのまま伝送しようとすると、発光素子５に起因して発
生する歪成分が、原信号たる多チャンネルのＴＶ信号に
妨害を与える。

もちろん、これの影響は、ＴＶ画面上において画像の乱
れ等をともなって現われるので望ましくない。

本発明はこのような技・術的課題に鑑み、多チャンネル
の光信号を周波数多重にてアナログ伝送する際、発光素
子に起因した歪成分の影響を排除して、高品質の信号を
出力することのできる光アナログ伝送方法を提供しよう
とするものである。

１課題を解決するための手段」 本発明は所期の目的を達成するため、光送信系から光受
信系にわたり、光伝送路を介して光信号をアナログ伝送
する方法において、光送信系には、入力信号たる電気信
号を光信号に変換してその光信号を光受信系へ送信する
ための光送信手段と、光信号の歪成分のみを取り出して
その歪信号を光受信系へ送信するための歪送信手段とを
備えておき、光受信系には、光信号、歪信号を電気信号
に変換してその′！を実信号から歪成分を除去するとと
もに、その歪成分の除去された電気信号を出力する手段
を備えておき、上記光送信系の光送信手段、歪送信手段
に入力信号たる電気信号を分岐して入力し、当該信号入
力により、光送信手段からは歪成分を含んだ光信号を、
歪送信手段からはその光信号の歪信号を、それぞれ光伝
送路を介して上記光受信系へ送信し５当該光受信系では
、これら光信号、歪信号を電気信号に変換して光信号か
ら歪成分を除去し、その歪成分の除去された電気信号を
出力することを＃徴とする。

ｒ作用Ｊ 本発明に係る光アナログ伝送方法において、光送信系か
ら光受信系にわたり、光伝送路を介して光信号をアナロ
グ伝送するとき、その光信号に発光素子に起因した歪成
分が合一まれるとしても、かかる歪成分が既述の手段に
より除去されるので、所要の原信号に歪成分の影響が現
われない。

したがって、光信号のアナログ伝送時１晶質のよい信号
を出力することができる。

「実　施　例１ 本発明に係る光伝送方法の実施例につき１図面を参照し
て説明する。

第１図の実施例において、！ｌは光送信系、２１は光受
信系を示し、３１は分岐型の信号伝送路（電線）、３２
．３３は光伝送路、３４は合流型の信号伝送路（電線）
を示す。

上記光送信系１１においては、駆動部１２、発光素子１
３を含む光送信手段１４と、差動部１５．駆動部１８、
発光素子１７を含む歪送信手段１８とが互いに分岐され
ており、かつ、差動部１５に接続された光電変換器（０
／Ｅ）　１９が、光送信手段１４側にある発光素子１３
の光出射側と光学的に接続されている。

さらに、光送信系１１には、電源部２ｏが備えられてい
る。

上記光受信系２１は、光送信手段１４に対応した光電変
換器（０／Ｅ）　２２と、歪送信手段１８に対応した光
電変換器（０／Ｅ）　２３と、差動部２４と、電源部２
５とを備えている。

上記において、分岐型の信号伝送路３１は駆動部１２、
差動部１５にそれぞれ接続されており、一方の光伝送路
３２は光送信手段１４と光電変換器２２とにわたって接
続されており、他方の光伝送路３３は歪送信手段１８と
光電変換器２３とにわたって接続されており、合流型の
信号伝送路３４は、差動部２４を備えて光電変換器２２
．２３にそれぞれ接続されている。

上記における発光素子１３、発光素子１７は、たとえば
、　ＩｎＧａＡｓＰ系の半導体レーザダイオードからな
り、光伝送路３２．３３は、光ファイバを有する光コー
ド、光ケーブルからなる。

一例として、これら光伝送路３２．３１の光ファイバは
、コア、クラッドの屈折率がわずかに異なる石英系から
なり、コア／クラッドの外径比が、１ＯＩＬ鳳φ／１２
５ＩＬｍφである。

駆動部１２．１６は、たとえば、Ｓｉ系のトランジスタ
からなり、光電変換器１９．２２．２３は、−例として
、ＩｎＧａＡｓ系の受光素子とＳｉ系トランジスタとが
組み合わされた回路からなる。

その他、差動部１５．２４は、−例として、５ｉ−ＩＣ
による差動増幅器からなる。

第１図に示した実施例の場合、信号伝送路３１より入力
された電気信号Ｓｔが、光送信系１１の光送信手段１４
側と歪送信手段１８とに分岐される。

光送信手段１４においては２駆動部１２を介して励起さ
れた発光素子１３が電気信号Ｓｌを光信号に変換すると
ともに、その発光素子１３から二つの光信号を取り出す
。

ちなみに、発光素子１３から二つの光信号を取り出すと
き、光分岐器を介して光分岐するとか、あるいは、発光
素子１３の両面から発光された二つの光をそのまま用い
る。

これら二つの光信号は、発光素子１３に起因した歪成分
を含んでいる。

その一方の光信号は、光伝送路３２を経由して光受信系
２１側へ伝送され、光電変換器２２により電気信号に変
換されて差動部２４に入力される。

その他方の光信号は、光電変換器１５により電気信号に
変換されて歪送信手段１Ｂの差動部１５に入力される。

この差動部１５には、既述の分岐された電気信号Ｓ１が
入力されるので、当該差動部１５は、光電変換器１５を
経由してくる上記電気信号（歪成分を含む）と、原信号
たる歪なしの電気信号Ｓ１とを比較演算して、その歪成
分のみを出力する。

かかる歪信号は、駆動部１８を介して励起された発光素
子１７により光信号に変換された後、光伝送路３３を経
由して光受信系２１側へ伝送され、かつ。

光電変換器２３により電気信号に変換されて差動部２４
に入力される。

この差動部２４には、光伝送路３２、光電変換器２２を
経由する前記電気信号（歪成分を含む）が入力される。

したがって、差動部２４は、これら電気信号、歪信号に
基づき、その電気信号から歪成分を除去して、歪成分の
ない電気信号Ｓ２を信号伝送路３４より出力する。

つぎに、第２図の実施例について説明する。

第２図の実施例では、光送信系１１における光伝送路３
２ａ　、　３３ａと、光受信系２１における光伝送路３
２ｂ　、　３３ｂとが、光合波器３５、光分波器３８を
介して光伝送路３７により接続されている。

第２図に示した実施例の場合、光送信手段１４から光伝
送路３２ａを通る光信号と、歪送信手段１日から光伝送
路３３ａを通る歪信号とが、光合波器３５により合波さ
れて光伝送路３７より光分波器３６へと入力され、ここ
で光信号、歪信号が分波された後。

光信号は光伝送路３２ｂを経由して光電変換器２２゜差
動部２４に至り、歪信号は光伝送路３３ｂ経由して光電
変換器２３、差動部２４に至る。

第２図の実施例におけるその他の事項は、第１図で説明
したと同じである。

第２図において、発光素子１３の出力光は波長１．３　
ｇｍであり、発光素子１７の出力光は１．５５ＪＬｍで
ある。

第２図において、光合波器３５、光分波器３Ｂとしては
、たとえば、干渉膜フィルタを利用したものが用いられ
る。

ちなみに、本発明に係る光アナログ伝送方法を他チャン
ネルのＴＶ信号を伝送するのに採用した場合、発光素子
（ＬＤ）に起因して発生する歪成分が既述の通り除去さ
れるので、原信号であるＴＶ信号が妨害を受けず、ＴＶ
画面上に画像の乱れなどが現われない。

ｒ発明の効果」 以上説明した通り、本発明に係る光伝送方法には、光送
信系から光受信系にわたり、光伝送路を介して光信号を
アナログ伝送するとき、発光素子に起因した光信号の歪
成分が除去されるので、所要の原信号に歪成分の影響が
現われず、したがって、光信号をアナログ伝送するとき
、その信号の品質を高位に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る光伝送方法の一実施例を示した説
明図、第２図は本発明に係る光伝送方法の他実施例を示
した説明図、第３図は従来の光伝送方法を略示した説明
図である。 １１・・・・・・光送信系 １２・・・・・・駆動部 １３・・・・・・発光素子 １４・・・・・・光送信手段 ５・・・・・・差動部 ６・・・・・・駆動部 ７・・・・・・発光素子 ８・・・・・・歪送信手段 ３・・・・・・光電変換器 ２０・・・・・・電源部 ２１・・・・・・光受信系 ２２・・・・・・光電変換器 ２３・・・・・・光電変換器 ２４・・・・・・差動部 ２５・・・・・・電源部 ３１・・・・・・信号伝送路 ３２・・・・・・光伝送路 ３２ａ・・・・光伝送路 ３２ｂ・・・・光伝送路 ３３・・・・・・光伝送路 ３３ａ・・・・光伝送路 ３３ｂ・・・・光伝送路 ３４・・・・・・信号伝送路 ３５・・・・・・光合波器 ３８・・・・・・光分波器 ３７・・・・・・光伝送路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光送信系から光受信系にわたり、光伝送路を介して光信
   号をアナログ伝送する方法において、光送信系には、入
   力信号たる電気信号を光信号に変換してその光信号を光
   受信系へ送信するための光通信手段と、光信号の歪成分
   のみを取り出してその歪信号を光受信系へ送信するため
   の歪送信手段とを備えておき、光受信系には、光信号、
   歪信号を電気信号に変換してその電気信号から歪成分を
   除去するとともに、その歪成分の除去された電気信号を
   出力する手段を備えておき、上記光送信系の光送信手段
   、歪送信手段に入力信号たる電気信号を分岐して入力し
   、当該信号入力により、光送信手段からは歪成分を含ん
   だ光信号を、歪送信手段からはその光信号の歪信号を、
   それぞれ光伝送路を介して上記光受信系へ送信し、当該
   光受信系では、これら光信号、歪信号を電気信号に変換
   して光信号から歪成分を除去し、その歪成分の除去され
   た電気信号を出力することを特徴とする光アナログ伝送
   方法。