JPH0389337A - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取装置

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JPH0389337A
JPH0389337A JP1228099A JP22809989A JPH0389337A JP H0389337 A JPH0389337 A JP H0389337A JP 1228099 A JP1228099 A JP 1228099A JP 22809989 A JP22809989 A JP 22809989A JP H0389337 A JPH0389337 A JP H0389337A
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JP
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panel
radiation
light
reading device
radial rays
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Application number
JP1228099A
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English (en)
Inventor
Akiko Kano
加野 亜紀子
Hisanori Tsuchino
久憲 土野
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、輝尽性蛍光体を有する画像変換パネルに反射
線画像情報を記録し、且該記録した画像情報を励起走査
して輝尽光として光電的に読取る放射線画像情報記録読
取に関し、特に画像変換パネルの後方で生ずる散乱放射
線のS/N障碍を排除した装置に関する。
〔発明の背景〕
一般に、輝尽性蛍光体にX線、紫外線等の放射線を照射
すると、この放射線のエネルギーの一部が蛍光体に蓄積
記録され、この後にその蛍光体に励起光を照射すると、
蓄積されていたエネルギーに応じてその蛍光体が輝尽発
光する。
放射線画像変換パネルは、このような特性を持つ輝尽性
蛍光体層を有するパネル(以下、特別の場合を除き単に
“パネル”と称する。)であり、この輝尽性蛍光体は人
体等のX線等の放射線画像を潜像として記録可能であり
、この潜像部分をレーザ光等の励起光で照射すれば、そ
の潜像の濃度に対応した強度の輝尽発光が起る。よって
、その輝尽発光光を7オトマル(光電子増倍管)等の光
検出器で検出して適宜処理すれば、記録されていた放射
線画像を得ることが可能となる。
1前記のxaim像の光電変換パネル法の利便さが認識
されるに伴い、X線発生装置、被写体及びパネル処理装
置の三構成要素の中で、特にパネル処理装置詳は、パネ
ルへのX線照射、輝尽発光、輝尽光読取り、更に反復使
用に備える輝尽残留エネルギーの消去或は周辺処理は夫
々装置化が進み、かつパネルに対する各操作、処理を集
約し、又線源を含めた装置相互が制御機構で連結された
コンパクトで小型の放射線画像情報記録読取装置として
、パネルを内蔵し、放射線画像情報の記録と読取とを一
台の装置で行うビルトインタイブにまとめられて来てい
る。
ビルトインタイブと対照的な輝尽画像読取方法としては
、パネルをひとまずカセツテに収納して放射線画像を記
録した後、カセツテから取出して輝尽画像情報装置に装
着する方式があるが、この方法は多品種のパネルを取扱
えるという利点をもつ一方、撮影から画像データの入手
までに長時間を要する欠点をもち、コンピュータを用い
た大量データ処理には不適当であった。
しかし前記のようにコンパクト化され利便なビルトイン
タイブ記録読取装置を用いる際に思わざる障碍が伏在し
ていることが明らかになった。
即ち被写体画像をパネルに形成したX線は更にパネルを
貫通してその後部にある装置部材に入射し、後方散乱X
線としてパネルに跳返り、画像に擾乱、即ち鮮鋭性、コ
ントラスト、分解能等々の劣化を与える。
これらの後方散乱X線は、カセツテにパネルを収納する
方式では、従来のハロゲン化銀X線フィルム用カセツテ
同様、カセツテ裏蓋にX線吸収板を設ければ事足りるが
、現在趨勢となっている非カセツテ方式のビルトインタ
イブ記録読取装置に対して同様の対策を施すことが急務
となっている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、後方散乱X線による画質擾乱のない画
像を与えるビルトインタイブ放射線画像情報記録読取装
置を提供することにある。
〔発明の構成及び作用効果〕
前記本発明の目的は、放射線源から照射された放射線を
、輝尽性蛍光体層を有する放射線画像変換パネルに照射
して放射線画像情報を蓄積記録した後、該パネルを励起
光で走査して、発生する輝尽光を光電的に読取る放射線
画像情報記all!ll吸取おいて、放射線照射中は、
前記パネルの照射を受ける面とは反対側の面に近接、平
行して、後方散乱放射線吸収板を位置させる機構を有す
る放射線画量情報記録読取装置によって達成される。
まづ、第1図に本発明に係る放射線画像情報記録読取装
置(以後記録読取装置と略称)の−例の構成ブロック図
を示し、かつ胸部放射線撮影に適用した場合の例を示す
放射線発生源lは、放射線制御装置2によって制御され
て、被写体(人体胸部等)Mに向けて放射線を照射する
。記録読取装置3は、被写体Mを挟んで放射線発生源l
と対向する面に上記したパネル4を備え、そのパネル4
は放射線発生源lからの照射放射線量に対する被写体M
の放射線透過率分布に従ったエネルギーを輝尽性蛍光体
層に(輝尽層と略称する)に蓄積することで、そこに被
写体Mの潜像を形成する。
光ビーム発生部(ガスレーザ、固体レーザ、半導体レー
ザ等)5は、出射強度が制御された光ビームを発生し、
そのビームは後記する種々の光学系を経由して走査器6
に到達し、そこで偏向を受け、更に反射鏡7で光路を変
更されて、パネル4に励起走査として導かれる。
集光体8は、励起光が走査されるパネル4に近接して光
ファイバからなる集光端が位置され、上記光ビームで走
査されたパネル4からの潜像エネルギーにほぼ比例した
輝尽発光光を受光する。9は集光体8から導入された光
から輝尽発光波長領域の光のみ通過させるフィルタであ
り、そこを通過した光は7オトマルlOに入射して、そ
の入射光に対応した電流信号に変換される。
フォトマルlOからの出力電流は、電流/電圧変換器1
1で電圧信号に変換され、増幅器12で増幅された後、
A/D変換器13でデジタルデータに変換される。そし
て、このデジタルデータは画像メモリ14に順次記憶さ
れる。15はCPUであり、メモリ14にに格納された
画像情報に対して種々の画像処理(例えば、階調処理、
周波数処理、移動、回転、統計処理等)を施し、その処
理結果としての画像情報は、画像表示装置16で表示さ
れる。17はメモリ14内の画像情報を外部に伝送する
ための、或は外部からの同様な情報を受は取るt;めの
インターフェースである。18は読取ゲイン調整回路に
より、光ビーム発生部5の光ビーム強度調整、7オトマ
ルのゲイン調整、電流/電圧変換器11と増幅器12の
ゲイン調整、及びA/D変換器13の入力ダイナミック
レンジ調整が行われ、放射線画像情報の読取ゲインが総
合的に調整される。
第2図は、パネル4を配置し、励起・読取ユニット30
を移動可能に設けた機構部分を示す図である。
21は装置t3の本体の外枠を機構するフレームである
励起・読取ユニット30は、その全体が移動板31に固
定状態で構成されている。この移動板31には雌螺子(
図示せず)が固定され、この雌螺子はフレーム21に取
り付けたモータ25により回転する雄螺子26に螺合し
螺子ジヤツキを構成している。27はガイド棒である。
従って、モータ25を駆動することにより、移動板31
は矢印Y方向或ははそれと反対に移動可能である。
この移動板31には前記した光ビーム発生部5が搭載(
第2図では図示せず)され、そこからのビームはビーム
径を整形(拡張)するビームエキスパンダ等の光学系(
図示せず)を経由してガルバノメータミラーやポリゴン
ミラー等(図ではガルバノメータミラーを示す。)の走
査器6で反射されて走査光となって、ピント調整用のf
θレンズ等の集光レンズ32を通り、反射鏡71〜73
で光路を変更されて励起光81となる。
パネル4は上記励起・読取ユニット30の移動範囲の第
2図において左方に装着されており、上記励起光81が
このパネル4の上に走査線80となって走査される。
ここで、光ヒーム発生部5から反射鏡71までの励起光
光路は、同一平面上にあり、かつパネル4と平行になる
ように構成されているが、このようにすることにより、
装置の組み立てや位置精度を必要とする光ビームの光路
調整作業等を容易に行うこともでき、更に装置をコンパ
クトにすることも可能となる。
フォトマルlOは移動板31に固定され、そこに輝尽発
光光を伝達する集光体8の集光端面8aが走査線80の
近傍に位置しその走査線80と平行に並んでいる。
さて、この装置3では、パネル4上にX方向(第2図の
図面の紙面に垂直な方向)主走査は、光ビーム発生部5
から出射したビームが走査器6で振られ(走査され)、
集光レンズ32でパネル4の面に対してピントを合せら
れることにより行われ、これは従来と同様である。
一方、Y方向の副走査は、本例ではパネル4が固定され
、移動板31のY方向への移動、つまり励起・読取ユニ
ット30自体の移動により行われる。
従ってパネル4上を励起光81で二次元的に走査するこ
とができ、その励起光81で走査された部分において潜
像の濃度に対応する輝尽発光光が発生すると、その発光
ず集光体8で集体されて7オトマル10に導かれ、そこ
で検出され電気信号となる。
そして、この電気信号を主走査及び副走査と同期して気
運することにより、パネル4上に潜像として記録されて
いた画像を再生することができるのである。
本例の装置では、上記のように励起・読取ユニット30
を一体的に構成しているので、各部分の相互の位置ずれ
が少なくなり、より安定した画像読取が可能となる。
又パネル4を反復使用するには画像照射に先立って残っ
ている潜像を消去する必要がある。この消去はパネル4
に強力な光を照射することにより行うことができるので
、第2図の消去ランプ33を走査域に先行できる位置に
集光体8とほぼ平行に設け、このラング33を移動板3
1に固定すれば良い。
又、このランプ33には、そこからの光を効率良くパネ
ル4に対して照射するために、反射板34で覆うように
する。
消去ランプ33と反射板34は消去ユニットを構成L1
その取付位置としては、パネル4に近ければ消費電力も
少なく、ランプ33自体の小型・軽量化も可能となる。
又、第2図に示すように集光体8と消去ユニットとの間
に励起光81を通すことにより、デッドスペースが少な
くなり、装置3そのものを大幅にコンパクト化すること
が可能となる。
ここで使用する消去ランプ33としては、タングステン
ランプ、ハロゲンランプ、蛍光灯等がある。
なお、集光体8とランプ33を一体化しているので、画
像読取を行いながら先行して障碍となる像部分を順次消
去することが可能であるが、ランプ33の光が集光体8
に入射したり、現在読取中の走査線80を照射すると大
きなノイズとなって7オトマルlOで検知されるという
問題が発生する。
そこで、これを防止するためには矢印Yの向きへの副走
査時に読み取りを行い、その反対の向きへの戻り時に予
め消去を行っておくというプロセスを採用することが好
ましい。
又、このランプ33による消去時の光によって゛フォト
マルIOの光電面が劣化することを抑えるために、走査
線80から7オトマルlOに至る光路に、抜き差し可能
な遮光手段35(第2図)を設けることが好ましい。こ
のようにすれば、フォトマルlOへのランプ光を遮断す
ることが可能となり、その寿命を長くすることが可能と
なる上に次回の読み取りの支障が減少される。
この場合の遮光手段35として用いられる遮光板は、輝
尽発光光を透過させ励起光を減衰させるフィルタと差し
換える機構としても良い。又、遮光手段35としては、
液晶シャッタなどの光シャッタを用いることもできる。
更に、この遮光手段35は、消去ランプ光を遮光すると
共に、撮影時の放射線も遮断できることが好まく、この
場合は材質として鉛板等を付加したものが好適である。
又、上記例では、パネル4を垂直に縦に配置した立位用
の記録読取装置を示したが、パネル4を水平方向に寝か
せた所謂“臥位”用にも同様の構成で実現できることは
勿論である。
以上説明したパネル4における輝尽性蛍光体とは、最初
の光もしくは高エネルギー放射線が照射された後に、先
約、熱的、機械的、化学的又は電気的等の刺激(輝尽励
起)により、最初の光もしくは高エネルギー放射線の照
射量に対応した輝尽発光を示す蛍光体を言うが、実用的
な面から好まましくは500nm以上の輝尽励起光によ
って輝尽発光を示す蛍光体である。
このような輝尽性蛍光体としては、例えば特開昭48−
80487号に記載されているBa5Oa:Ax、特開
昭48−80489号に記載されている5rSO,:A
x、特開昭53−39277号に記載されているLi、
B、Oy:Cu、Ag等、特開昭54−47883号に
記載されているLi1O(B*01)x:Cu及びLi
、0−(B、0.):CulAg等、米国特許3,85
9.527号のSrS:Ce、Sm、SrS:Eu、S
+s、La、O,S:Eu、Smおよび(Zn、Cd)
S:Mn、Xで示される蛍光体が挙げられる。
また、特開昭55−12142号に記載されているZn
S:Cu、Pb蛍光体、一般式BaO*xAa、O,:
Euで示されるアルミン酸バリウム蛍光体、および一般
式、MIO・xsiol:Aで示されるアルカリ土類金
属珪酸塩系蛍光体が挙げられる。また、特開昭55−1
2143号に記載されている一般式、 (Ba、−、−、Mg、Ca、) FX: Eu”で示
されるアルカリ土類弗化ハロゲン化物蛍光体、特開昭5
5−12144号に記載されている一般式、LnOX 
:  xA で示される蛍光体、特開昭55−12145号に記載さ
れている一般式、 (Bat−w  M  −)  FX : yAに示さ
れる蛍光体、特開昭55−84389号に記載されてい
る一般式、 BaFX :  xce、  yA で示される蛍光体、特開昭55−160078号に記載
されている一般式、 M Fx@ xA: yLn で示される希土類元素付活2価金属フルオロハライド蛍
光体、一般式、ZnS: A、 CdS: A、  (
Zn、 Cd)S : A、 ZnS : A、X及び
CdS : A、X−t’示される蛍光体、特開昭59
−38278号に記載されている下記いずれかの一般式
、 xM、(PO,)2 ・NX、: yAMs (PO4
)  x : 3’A ゛で示される蛍光体、特開昭59−155487号に記
載されている下記のいずれかの一般式、 nReX 3 ・mAX2’ : xEunReX3 
・ mAX2’ :  xEu、ysmで示される蛍光
体、および特開昭61−72087号に記載されている
下記一般式、 M IX−aMIrX’ 、 ・bMI[[X、” :
cAで示されるアルカリハライド蛍光体および特開昭6
1−228400号に記載されている一般式、MIX 
: xBi。
で示されるビスマス付活アルカリハライド蛍光体等が挙
げられる。特にアルカリハライド蛍光体は、蒸着、スパ
ッタリング等の方法で輝尽層を形成しやすく好ましい。
しかし、本発明の変換パネルに用いられる輝尽性蛍光体
は、前述の蛍光体に限られるものではなく、放射線を照
射した後輝尽励起光を照射した場合に輝尽発光を示す蛍
光体であればいかなる蛍光体であってもよい。
本発明の変換パネルにおける輝尽層は、前記の輝尽性蛍
光体の少なくとも一種類を含むlもしくは2以上の輝尽
層から戊る輝尽層群であってもよい。また、それぞれの
輝尽層に含まれる輝尽性蛍光体は同一であってもよいが
異なっていてもよい。
輝尽層の形成方法としては、特開昭56−12600号
に記載の塗布法を適用することができ、また蒸着などの
気相堆積法などを適用することができる。
気相堆積法で形成された輝尽層は、塗布法で形成された
輝尽層よりも蛍光体の充填密度が高くなり、放射線感度
が高くなる。
変換パネルの輝尽層の層厚は、目的とする変換パネルの
放射線に対する感度、輝尽性蛍光体の種類等によって異
なるが、結着剤を含有しない場合10〜100.0μm
の範囲、さらに好ましくは30〜800μmの範囲から
選ばれるのが好ましく、結着剤を含有する場合で20〜
1000μmの範囲、さらに好ましくは50〜500μ
mの範囲から選ばれるのが好ましい。
本発明において使用される支持体としては各種高分子材
料、結晶化ガラスなどのガラス、セラミックス、金属等
が挙げられる。
高分子材料としては例えばセルロースアセテート、ポリ
エステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、
ポリイミド、トリアセテート、ポリカーボネートなどの
フィルムが挙げられる。
金属としては、アルミニウム、鉄、銅、クロム等の金属
シートもしくは金属板または該金属酸化物の被覆層を有
する金属シートまたは金属板が挙けられる。ガラスとし
ては化学的強化ガラスおよび結晶化ガラスなどが挙げら
れる。またセラミックスとしてはアルミナおよびジルコ
ニアの焼結板などが挙げられる。気相堆積法で輝尽層を
形成する場合には結晶化ガラスが好ましい。
また、これら支持体の層厚は用いる支持体の材質等によ
って異なるが、一般的には80μm〜5mmであり、取
り扱いが容易であるという点から、好ましくは200μ
m〜3mmである。
これら支持体の表面は滑面であってもよいし、上層との
接着性を向上させる目的でマット面としてもよい。また
、支持体の表面は凹凸面としてもよいし、個々に独立し
た微小タイル状板を密に配置した表面構造としてもよい
本発明の変換パネルにおいては、輝尽層を外部雰囲気か
らの化学的刺激、特に水分から保護するために、輝尽層
上にさらに少なくとも1以上の保護層を設けることがで
きる。
このような保護層を形成するものとしては、透光性がよ
く、シート状に成形できるものを用いることができる。
さらに、保護層は輝尽励起光および輝尽発光を効率よく
透過するために、広い波長範囲で高い透過率を示すもの
が好ましく、この透過率が80%以上のものがさらに好
ましい。
このようなものとしては、例えば、石英、硼珪酸ガラス
、化学的強化ガラスなどの板ガラスや、PET、 OP
P、ポリ塩化ビニルなどの有機高分子化合物を挙げるこ
とができる。ここで例えば、硼珪酸ガラスは330nm
〜2.6μmの波長範囲で80%以上の透過率を示し、
石英ガラスではさらに短波長においても高い透過率を示
す。
保護層を形成するものとしては、透過率とともに防湿性
が優れていることから板ガラスが好ましル1゜ 保護層の厚さは、実用上は10μm〜3mmであり、良
好な防湿性を得るためには100μm以上が好ましい。
この保護層の厚さが500μm以上の場合には耐久性、
耐用性に優れた変換パネルを得ることができ好ましい。
本発明の変換パネルにおいて、輝尽層と保護層との間に
保護層よりも低屈折率の層を設けてもよい。また、輝尽
層と前記低屈折率の層との間に、さらに前記低屈折率の
層よりも高屈折率の層を設けてもよい。これらの保護層
構成によれば、画像の鮮鋭性を損なうことなく、耐用性
を向上させることができ好ましい。
また、保護層の表面に、MgFz等の反射防止層を設け
ると、輝尽励起光および輝尽発光を効率よく透過すると
ともに、鮮鋭性の低下を小さくする効果もあり好ましい
保護層の屈折率は特に制限されないが、実用上は1.4
〜2.0の範囲が一般的である。
保護層は、必要に応じて2層以上を設けることができる
。特に、特開昭62−15500号に開示されている互
いに吸湿性の異なる2層以上を組み合せた構成は、防湿
性が高く好ましい。
本発明の変換パネルにおいては、保護層は支持体の役割
を兼ねることもできる。その場合は本発明でいう支持体
は実質的に輝尽層を支持する機能を発揮しなくてもよい
〔実施例〕
次に本発明に係る後方散乱放射線吸収板(以後吸収板と
略称する)をビルトインタイブ記録読取装置に装着1機
能させる態様を第3図に示す。
同図において、3は装置全体を示し、lは放射線発生源
、Mは被写体である。
4はパネルであり、被写体に近接し、放射線照射軸に直
角な撮影位置面に装着される。吸収板40は放射線の照
射の向きに関しパネル裏側に近接。
平行に装着し放射線を照射し画像撮影を行う。
50は移動板31に機能発揮に好都合に配置固定された
第2図のような機能の励起・読取ユニット30及び消去
ユニット(ランプ33及び反射板34)からなる処理セ
ットである。
本発明において第3図(a)のように、放射線照射方向
と励起光照射方向とがパネルに関して同じ側であれば、
吸収板40は常時固定したままでもよいが、第3図(b
Xc)のように放射線源と反対の側から励起光を照射す
る装置では雨傘撮影後、パネルの裏側に装着されていた
吸収板40は引払われ、パネル4に対し処理セット50
のパネル4に関る機能面が直接パネル4に接面させられ
る。
この間のパネル4、吸収板40及び処理セット50の移
動、配置位置は、画像を蓄積したパネル4に対し、支障
なく励起・読取り及び残像消去が行われる限り何ら制限
はない。第3図(a )、(b )及び(c)にその実
施態様例を挙げた。
また吸収板の引払いの態様によっては、吸収板の引払い
につれて露呈するパネル4を逐次励起・読取りを行うこ
ともできる。
本発明に係る吸収板の形状、機動は、剛直板−枚の一方
向直線移動に限定されることはなく、第4図に実施態様
の例を挙げた。
同図(a)は前記板状の直線一方移動、(b)は二枚二
方向移動、(C)はジグザク折畳み、(d)は観音開き
(e)は片開き、更に(lは可撓性膜捲込みである。(
a )、(C)、(f )は吸収板の一端を励起・読取
・消去ユニットに連結し、該ユニットの往復移動と連動
して吸収板の引払い及び復帰が行われるようにしてもよ
い。
即ち輝尽画像読取りのプロセスに支障なく、後方散乱放
射線からパネルを防護できれば自由に形状、機動を選び
うる。
尚大きさはパネルより多少大きめのパネルを充分に掩う
大きさであることが好ましい。
次に吸収板に要求される性質としては、(1)放射線吸
収が大で、まづは、パネルを透過して装置部品等に到達
する線量を低減でき、また装置部品等より発生した後方
散乱放射線がパネルに入射するのを防止できること。
(2)それ自体の後方散乱放射線発生率が小であること
が挙げられる。
具体的に吸収板の材質としては、鉛、銅、鋼、アルミニ
ウムなどの金属、或は金属、木、プラスチック等からな
る薄板に後方散乱放射線低減塗料(JISZ4816)
などの塗料を塗布したもの、または、JISZ4818
の散乱X線低減レーザクロス、散乱X線低減シートなど
の後方散乱X線低減材料が挙げられ、特に鉛板が好まし
い。
また吸収板の厚さは材質及び形状によって異なるが、0
.1mm−1cmが好ましい。
次に第2図のような機構をもつビルトインタイブ記録読
取装置に吸収板として厚さ0.5■の鉛板を装着した時
の効果を調べた。
被写体として0.1m m厚の鉛チャートを用い、管電
圧80kVpで11mRのX線を照射した直後に画像を
読取り、画像データをコンピュータに転送して解析した
吸収板なしの場合及び吸収板ありの場合、それぞれの画
像データからチャート像のコントラストを求め、吸収板
なしの場合のコントラスト値を1として吸収板ありの場
合のコントラスト値を相対値で表すと1.08であった
。一方、被写体のない部分の出力信号値から単位照射X
線量あたりの輝尽発光量を計算すると、吸収板のない場
合lに対して吸収板のある場合は0.93であった。
以上の結果から、吸収板を設けることにより、第2図の
装置内部の部品等からの後方散乱線がパネルに入射して
ノイズとして働くのを防ぎ、コントラストを向上させて
いることが確められた。
〔発明の効果〕
ビルトインタイブ記録読取装置の機能を低下させること
なく、パネルを通過する放射線に基因する散乱放射線の
障害を殆ど完全に払拭することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の放射線画像情報記録読取装
置の構成のブロク図、第2図は同装置の内部の機構を示
す側面図、第3図はパネル及び吸収板装着機構を示す説
明図である。 また第4図は吸収板の形態例を示す説明図である。 l・・・放射線発生源、   2・・・放射線制御装置
、3・・・読取装置、 4・・・放射線画像変換パネル、 5・・・光ビーム発生部、  6・・・走査器、7・・
・反射鏡、 9・・・フィルタ、 11・・・電流/電圧変換器、 13・・・A/D変換器、 15・・・CPU。 17・・・インターフェース、 19・・・高圧電源、 25・・・モータ、 27・・・ガイド棒、 30・・・励起・読取ユニット、 32・・・集光レンズ、 34・・・反射板、 80・・・走査線、 40・・・放射線吸収板、 8・・・集光体、 lO・・・フォトマル、 12・・・増幅器、 14・・・画像メモリ、 16・・・表示器、 18・・・ゲイン調整回路、 21・・・フレーム、 26・・・雄螺子、 31・・・移動板、 33・・・消去ランプ、 71〜73・・・反射鏡、 81・・・励起光、 50・・・処理セット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 放射線源から照射された放射線を、輝尽性蛍光体層を有
    する放射線画像変換パネルに照射して放射線画像情報を
    蓄積記録した後、該パネルを励起光で走査して、発生す
    る輝尽光を光電的に読み取る放射線画像情報記録読取装
    置において、放射線照射中は、前記パネルの照射を受け
    る面とは反対側の面に近接、平行して、後方散乱放射線
    吸収板を位置させる機構を有する放射線画像情報記録読
    取装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006038975A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医療用x線撮影装置

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