JPH0388776A - セラミックス基板の製造方法 - Google Patents

セラミックス基板の製造方法

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JPH0388776A
JPH0388776A JP1223389A JP22338989A JPH0388776A JP H0388776 A JPH0388776 A JP H0388776A JP 1223389 A JP1223389 A JP 1223389A JP 22338989 A JP22338989 A JP 22338989A JP H0388776 A JPH0388776 A JP H0388776A
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JP
Japan
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green sheet
base plate
supporting
plate
temp
Prior art date
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Pending
Application number
JP1223389A
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English (en)
Inventor
Kouji Kajiyoshi
梶芳 浩二
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Yasunobu Yoneda
康信 米田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、セラミックス基板の製造方法に関する。より
具体的にいえば、混成集積回路用やIC搭載用、LSI
搭載用、薄膜回路形成用等に用いられるアルミナ基板等
のセラミックス基板を製造する工程において、セラミッ
クス基板の焼威と反り直しを同時に行うための方法に関
する。
[背景技術とその問題点コ アルミナ基板は、アルミナ原料をドクターブレード法等
によってグリーンシート化し、このグリーンシートを所
定の焼結温度で焼成することによって製造される。しか
しながら、この焼成工程においては、アルミナ基板に反
りが発生するので、これを矯正する必要がある。
アル【す基板の焼結と反り直しを同時に行う方法として
は、以下に述べるような3通りの方法が提案されている
その第iは、米国特許第3.698.923号に開示さ
れた方法であり(図示せず)、これは焼成された一対の
矯正用アルミナ基板の間にグリーンシートをサンドイッ
チ状にはさんで焼威し、中間の焼成されるグリーンシー
トに反りが発生しないようにする方法である。しかしな
がら、このように初めからグリーンシートを挟んでおく
方法では、中間のグリーンシートが焼成時に収縮するの
で、グリ−ンシートが収縮する時に、両側の矯正用アル
ミナ基板と擦り合わされて表面に傷がつく。このため、
実際には傷が原因となってアルミナ基板が割れることが
多く、生産の歩留りが悪いという欠点があった。
第2の方法は、特開昭50−123705号公報に開示
された方法であり、第3図に示すような治具21を用い
るものである。この治具21は、グリーンシート22を
載せる台板23の四隅に貫通孔24を穿孔し、貫通孔2
4にスライド自在に挿通された4本の支柱25によって
、重し板26を支持させるようにしたものである。しか
して、第4図に示すように、この台板28の上にグリー
ンシート22を載せ、台板23の中央部をベルトコンベ
ア27によって支持しながら、グリーンシート22をセ
ットされた治具21を焼成炉28内に送り込み、グリー
ンシート22を焼成炉28内で焼成するものである。そ
して、ベルトコンベア27の両側には、支柱25の下面
を支持するためのレール29が固定されており、重し板
26はレール29によって各支柱25の下面を押し上げ
ることによってグリーンシート22から浮かせられてい
る。そして、グリーンシート22が焼成炉28内を進み
、焼成温度が焼結温度に達し、グリーンシート22の収
縮が納まった時点の通過箇所ではレール29が一段低く
なっており、支柱25がレール29で支持されなくなる
ので、重し板26が下降し、グリーンシート22が台板
23と重し板26の間に挟み込まれて反りの発生を抑制
される。しかしながら、このような方法にあっては、第
3図に示すような特殊な治具を必要すると共に、焼成炉
内に支柱及び重し板を昇降させるためのレールを設ける
必要があり、焼成炉の設計が複雑となり、またアルくす
基板の製造コストが高価についていた。さらに、焼成し
ようとするセラミックス基板の種類が異なると、焼結温
度が異なるため、それに合わせて重し板の上下動をコン
トロールするためのレールを取り換える必要があり、バ
ッチ方式の製造工程では実施が困難であった。
また第3の方法は、特公昭63−18114号公報に開
示されたものであり、これは第5図に示すように、台板
31の上にグリーンシート32を載せ、グリーンシート
32の外周部にフレーム33を重ね、フレーム33の上
から重し板34を置ぎ、グリーンシート32の周辺部分
のみを加重して押さえ、その状態でグリーンシート32
を焼成するようにしたものである。そして、焼成後には
、フレーム33を介して重し板34により押さえられて
いたグリーンシート32の周辺部分を除去廃棄する。し
かしながら、このような方法で1よ、グリーンシートの
周辺部分のみで中央部分を押さえていないので、重量の
小さな重し板では非加重部(中央部)の反りやうねり等
を矯正することができなかった。逆に、重量の大きな重
し板を用いてグリーンシートの周辺部分が全く動かない
よう完全に固定すると、グリーンシートの焼結時にお【
する収縮によって大きな内部応力が発生し、アルくす基
板に割れが生じるという問題があった。
[発明が解決しようとする課題] しかして、本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、簡単な装置に
より、アルミナ基板に傷や割れなどを発生させることな
く、焼成と同時に反り直しを行うことができるようにす
ることにある。
[課題を解決するための手段コ このため、本発明のセラ夫ツクス基板の製造方法は、セ
ラミックスのグリーンシートを台板に載せ、このグリー
ンシートの上方にグリーンシートを押圧して反り直しを
行うための重し板がグリーンシートの焼結温度よりも 
100℃程度低い温度から焼結温度までの温度領域で軟
化する物質で形成された支持材を介して支持させること
により前記グリーンシートから浮かせて配置された状態
で、前記グリーンシートを所定の焼結温度で焼成するこ
とによってセラよツクス基板を形成することを特徴とし
ている。
[作用] セラミックス基板の焼成工程においては、一般にグリー
ンシートが焼結温度に達するまでは、グリーンシートの
収縮量は徐々に増大していくが、焼結温度付近では、は
とんど収縮しなくなる。
しかるに、本発明にあっては、焼成工程の当初において
は、重し板が支持材を介して支持されてグリーンシート
から浮かせて配置されているので、グリーンシートに収
縮が生じてもグリーンシートは台板の上で自由に収縮す
ることができ、セラミックス基板に傷が生じたり、割れ
が発生したりすることがない。ところが、グリーンシー
トがほぼ焼結温度に達し、グリーンシートの収縮がほぼ
完了したときには、グリーンシートが支持材の軟化によ
り下降してきた重し板によって台板との間に挟持され、
反りの発生を抑制し、平らなセラミックス基板が得られ
る。
[実施例コ 以下本発明の実施例を添付図に基づいて詳述する。
第1図(a) (b) (c)には、グリーンシートl
aの焼成工程におけるグリーンシート化a等の変化状態
を示しである。まず、アルくす原料をドクターブレード
法等によってグリーンシート化した後、型抜きされたグ
リーンシートlaは台板2の上に配置される。台板2は
平らな上面を有しており、この上にグリーンシー)1a
が載置される。重し板3はグリーンシート1aよりも大
きな寸法を有しており、下面が平らに形成されている。
また、この重し板3は、グリーンシーhlaの焼成時に
おける反りを矯正できるだけの重量を有している。
この重し板3は、台板2の上にセットされたグリーンシ
ート1aの上方に配置されており、例えば四隅を支持材
4を介して支持することによってグリーンシート1aか
ら浮かせて配置されている。
支持材4は、グリーンシート1aの焼結温度をTとした
場合、その軟化点がT−100(”C)〜T(”C)の
範囲内にあるような材料によって柱状に成形されている
。支持材4の素材としては、軟化点が上記のように広い
温度範囲内にあるものを適宜選択することができるが、
軟化(融解)時に組成の一部が蒸発し、焼成炉内のガス
雰囲気を害するものは避けるべきである。
しかして、第1図(a)に示すように、支持材4を介し
て支持された重し板3と台板2との間にグリーンシート
1aをセットし、台板2の上に載せられたグリーンシー
ト1aを焼成炉(図示せず)内に納入する。焼成炉内に
おいては、第2図に示すように焼成温度が変化する。初
めは、第2図の区間〔I〕のように、グリーンシー)1
aの焼結温度Tまで徐々に焼成温度が上昇させられる。
そして、焼成温度が徐々に上昇していくと、アルくす基
板1bの焼結が進行し、それに伴ってアルくす2板1b
が収縮する。焼結温度Tに達し、アルミナ基板1bの焼
結及び収縮がほとんど完了した後は、焼成温度は第2図
の領域CII)のように焼結温度Tに保たれる。この段
階では、第1図(b)に示すようにアルくす基板1bに
反りが生じているが、支持材4の軟化により下降してき
た重し板3の重量によって支持材4が徐々に潰れてゆき
、アルミナ基板1bは重し板3によって台板2に押圧さ
れ、ついには、第1図(C)に示すように、支持材4が
完全に軟化してアルくす基板1bは台板2と重し板3と
の間で挟持され、平らに保持されたままで熱処理が施さ
れ、反り直しが行われる。
この後、第2図の領域〔■〕のように、焼成温度は焼結
温度Tから徐々に降下させられ、焼成炉から取り出すと
、平らなアルくす基板1bが得られる。本発明にあって
は、このようにアルくす基板1bの焼結及び収縮が完了
した後で、重し板3によってアルくす基板1bを押圧す
るようにしたので、アルくす基板1bに傷や割れ等が発
生することがない。また、支持材4によって重し板3を
支持するだけであるので、装置の構造も極めて簡単であ
り、アルミナ基板1bの製造コストを安価にすることが
できる。さらに、製造するセラ且ツクス基板の種類が変
更された場合には、支持材4に用いる素材を適当なもの
に変えるだけでよいので、バッチ方式の製造工程等にも
容易に対応できる。
(実施例と比較例との比較) 台板の上にアルミナのグリーンシート(焼結温度は、略
1500℃)を置き、軟化点の異なる6種の円柱状をし
た支持材(3mmφxlOmm)によって各々重し板(
400gr/ 51nch口)を支持させ、アルミす基
板を焼成し、焼成後の反りを測定すると共に傷および割
れの有無を調べた。
比較例1では、軟化点が1000°Cの石英ガラスを支
持材として用いた。比較例2では、軟化点が1200℃
のチレックスを支持材として用いた。比較例3では、軟
化点が1370℃のケイ酸質レンガを支持材として用い
た。本発明の実施例1では、軟化点が1430℃のアル
くす質レンガを支持材として用いに0実施例2では、軟
化点が1500℃のシリマナイトレンガを支持材として
用いた。比較例4では、軟化点が1650℃のジルコン
レンガを支持材として用いた。こらら比較例1〜4及び
実施例1.2の支持材を用いてアルミナ基板を焼成した
結果を第1表にまとめ”C示す。
第 表 支持材として石英ガラスを用いた比較例1では、軟化点
が1000℃と低いために、早くから重し板が下降して
グリーンシートを押圧するので、反りの発生はないが、
アルミナ基板に傷及び割れが生じた。また、チレックス
を用いた比較例2では、軟化点が1200℃と比較的低
いため、やはり早くから重し板によってグリーンシート
が押圧されるので、反りの発生はないが、アルミナ基板
に傷が生じ、また一部のものには割れも生じた。また、
ケイ酸質レンガを用いた比較例3では、 2. lu 
/2inchの大きな反りが発生し、またアルくす基板
に傷も生じた。これに対し、軟化点が1430℃のアル
ミナ質レンガを用いた本考案の実施例1にあっては、反
りがQ、09 s/2inchと小さく、また、アルよす基板に傷や割
れは発生しなかった。また、軟化点が1500℃のシリ
マナイトレンガを用いた本発明の実施例2にあっては、
反りは0゜08mm72inchと最良の値を示し、ま
たアルミナ基板に傷や割れの発生は見られなかった。さ
らに、軟化点が1650°Cのジルコンレンガを用いた
比較例4にあっては、反り【よ0.10mm/2inc
hと比較的良好な値を示したが、軟化時に組成の一部が
蒸発し、焼成炉内部のガス雰囲気を害し、アルミナ基板
と反応を起こしたため不適当であった。したがって、支
持材に用いる素材の軟化点としては、アルくす基板の焼
結温度よりも lOo″C程度低い温度からアルミナ基
板の焼結温度までの温度範囲にあるものが最適であった
[発明の効果コ 本発明によれば、適当な支持材によって重し板を支持さ
せるだけの簡単な装置により、セラミックス基板の焼成
と同時に反り直しを行うことができる。したがって、セ
ラミックス基板の製造コストを安価にすることができる
。また、セラミックス基板の焼成当初は、セラミックス
基板が重し板で押圧されていないので、セラミックス基
板に傷や割れ等が発生せず、良好なセラミックス基板を
得るこεができる。また、セラミックス基板の収縮がほ
ぼ完了したときには、セラミックス基板が支持材の溶融
により下降してきた重し板と台板との間に挟持されるの
で、セラよツクス基板に傷や割れを生じさせることなく
反りの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) (b) (c)は本発明の一実施例にお
ける焼成工程を示す正面図、第2図は同上の焼成工程に
おける焼成温度の時間変化を示すグラフ、第3図は従来
例の治具を示す斜視図、第4図は同上の治具にセラ)・
されたグリーンシートの焼成方法を示す概略断面図、第
5図は他の従来例を示す分解斜視図である。 1a・・・グリーンシート 1b・・・アルミナ基板 2・・・台板 3・・・重し板 4・・・支持材 日令間 〜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) セラミックスのグリーンシートを台板に載せ、
    このグリーンシートの上方にグリーンシートを押圧して
    反り直しを行うための重し板がグリーンシートの焼結温
    度よりも100℃程度低い温度から焼結温度までの温度
    領域で軟化する物質で形成された支持材を介して支持さ
    せることにより前記グリーンシートから浮かせて配置さ
    れた状態で、前記グリーンシートを所定の焼結温度で焼
    成することによってセラミックス基板を形成することを
    特徴とするセラミックス基板の製造方法。
JP1223389A 1989-08-30 1989-08-30 セラミックス基板の製造方法 Pending JPH0388776A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5620637A (en) * 1992-03-25 1997-04-15 Nissan Chemical Industries, Ltd. Preparation of sintered zirconia body
JP2005306672A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Tdk Corp 積層セラミック基板の製造方法
JP2009143730A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Tokuyama Corp 板状セラミックス成形体の焼成方法および板状セラミックス成形体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5620637A (en) * 1992-03-25 1997-04-15 Nissan Chemical Industries, Ltd. Preparation of sintered zirconia body
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