JPH038816A - 繊維ウエブの製造方法および繊維ウエブ製造装置 - Google Patents

繊維ウエブの製造方法および繊維ウエブ製造装置

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JPH038816A
JPH038816A JP14274489A JP14274489A JPH038816A JP H038816 A JPH038816 A JP H038816A JP 14274489 A JP14274489 A JP 14274489A JP 14274489 A JP14274489 A JP 14274489A JP H038816 A JPH038816 A JP H038816A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、紡績工程ζζおいて繊維群中の短!y4維を
除去した繊維ウェブを得る際に利用するm維つェブの製
造方法および繊維ウェブ製造装置に関するものである。
なお本発明において短繊維とは、繊維群中のJISL1
019で規定する綿繊維長測定方法において、短繊維含
有率として算出される繊維長の繊維をいう。
従来の技術 紡績工程において、良質の糸を製造するためには、まず
は原料の繊維群の中に通常数%以上混在する短繊維を除
去し、かつできる限り平行な繊維束からなる繊維スライ
バーを製造して、これを用いることが重要である。現在
行なわれている短繊維除去処理としては、梳綿やコーマ
などのように一端を把持した繊維や繊維束に対し引抜作
用や櫛梳作用などを加えるという機械的な手段が最も一
般的である。また梳綿機を2台連結したタンデムカード
も利用されている。そのほか最近11.所定の間隔を隔
てて対向した2(aの回転する円筒状網の対向面間に、
高電圧の静電気を印加しつつ繊維群を供給し、円筒状網
の背面側から短繊維を吸引除去して、一方の円筒状網の
回転の下手側表面から長手方向に配列した繊維群をウェ
ブ状で引出すといさ静電気による手段が提案されている
(特願昭63−6571号)。
発明が解決しようとする課題 上記のような短繊維除去処理のうち、梳綿やコーマなど
のような機械的な手段では、繊維の切断を生じやすく、
短繊維除去と同時に・逆に短繊維やネップを作る結果と
なり、ある限界以下に短繊維を減少させることが難しく
、さらに繊維にフックが生じ平行度が劣るなどの問題が
あった。また、梳綿機を2台連結したタンデムカードで
は、第1の梳綿機で形成したウエツジを連結用ローラ鮮
などによりフック状のランダムウェブとして第2の梳綿
fitこ供給するので、梳綿機の能力を十分に発揮させ
ることができず、逆に繊維切断を生じて短M4mを増加
させ、またネップも大幅に減少させる仁とができない。
一方静電気による手段においては、静電気と吸引気流と
の複合作用により、m7進に何らかの障害を与えること
なく短繊維を効率よく除去できるとともに、フックも生
じることなく配列のすぐれた繊維ウェブを得ることがで
きる。しかし、この繊維ウェブ中のネップを分繊するこ
とはできず、また繊維のクリンプを伸ばして繊維表面を
滑か)ζすることは困難である。したがって、従来のコ
ーマ揚りのような、ネップやかす類が極めて少なく、か
つクリンプが少なくてw44組面が滑かな繊維ウェブを
形成することが困難であった。
本発明は上記のような問題を解決するもので、静電気と
気流により短繊維をより多く除去するとともに、単繊維
のクリンプを減少し、ネップやかす類を著しく減少し、
繊維表面が滑かな繊維ウェブを得ることができる繊維ウ
ェブの製造方法および繊維ウェブ製造装置を提供するこ
とを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために本発明の繊維ウェブの製造
方法は、分m装置による繊維群の分繊処理と、所定の間
隔を隔てて対向した2個の回転する円筒状網の対向面に
、高電圧の静電気を印加しつつ回転の上手側から前記分
繊処理した繊維群を供給し、少なくとも一方の円筒状網
の背面側から短繊維を吸引除去し、一方の円筒状網の回
転の下手側表面から長手方向に配列した繊維群をコンベ
アベルトによりウェブ状に引出す短繊維除去処理とを、
少なくとも2回、繰返し行なうことを特徴とし、また繊
維ウェブ製造装置は、繊維群の分繊装置、および所定間
隔を冶でて対向する回転自在の円筒状網と、前記λ個の
円筒状網間に高電圧の静電気を印加する静電気発生装置
と、前記2個の円筒状網の対向面の少なくとも一方の背
面側に配設した吸引装置と、前記2個の円筒状網の対向
部における回転の上手側に設けた繊維供給装置と、前記
2個の円筒状網の対向部における回転の下手側で一方の
円筒状網の周囲に接して設けた繊維群送出し用のコンベ
アベルトとを備え前記分繊装置に連結して配設した短繊
維除去装置を少なくとも2組を直列に設置したものであ
る。
作用 上記の構成において、梳綿機などの分繊装置による分繊
処理と、2個の回転する円筒状網の対向面に分繊した繊
#:群を供給して、静電気と気流との作用で効率良く短
繊維を除去し、かつフックのない配列の良好な繊維ウェ
ブを得ることができる短繊維除去装置による短繊維除去
処理とを少なくとも2回繰返し行ない、−度前記短繊維
除去装置によゆ短繊維を除去し、しかもフックのない繊
維配列の良好な繊維ウェブを、再度分繊装置へ供給する
ので分繊がより十分に行なわれ、かつネップやかす類も
さらに除去でき、しかも次の短繊維除去装置において十
分に短繊維を除去でき、クリンプも減少し、コーマ揚り
と同様の滑らかな表面の繊維ウェブを得ることができる
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例の繊維ウェブ製造装置を示す
慨略側面図である。第1図に示す実施例の繊維ウェブ製
造装置は、分繊装置として梳綿機を用い、この梳綿機と
、これに直結した短繊維除去装置とを2組直列に直結し
て配置したものである。すなわち、@1の梳綿機IAお
よび第2の梳綿機IBは、第1の梳綿機IAだけがフィ
ードローラ2Aを有するほかは同様の構造で、テーカイ
ンローラ3A13B、シリンダー4A、 4B、フラッ
ト5A、5B1アンダーケーシング6A、 6Bを備え
ている。これらの梳綿機IA、IBのシリンダー4A、
 4Bとフラット5A。
5Bとの間の梳綿作用が終了した位置近傍に近接して、
それぞれ第1および第2の短繊維除去装置7A。
7Bの繊維供給装置8八%8Bの分離ローラ9A19B
を配置している。前記繊維供給装置8A、 8Bは、シ
リンダ4A、 4Bの表面から単繊維を離れさせる前記
分離ローラ9A、 9Bと、シリンダー4A、4Bの表
面から離れて単繊維状に分繊した繊維群を次工程へ導く
ダクトIOA、 IOB形成している。
前記!1lt−給装[sA、 ssノタク) IOA 
、 IOB ノ先端部は、それぞれ短繊維除去装置7A
、 7Bの枠体7Aa、7Baの内部に臨ませている。
この短繊維除去装置7A、 7Bは、それぞれ枠体7A
a、7B  の内部に、回転軸を水平に配置した2個の
円筒状網11A、12A%IIB、 12Bを上下醗こ
平行に、かつ両者の周面11Aa、12Aa 、 11
Ba、12Baを調整自在に所定間隔を隔てて対向させ
、しかも両日筒状網11A 12A 。
11B、12Bの回転軸心を結ぶ直線LA、 LBが鉛
直線に対して角度θ(約20″〜30°)で、下側の円
筒状網12A、 12Bがシリンダー4A、 4Bの方
へ接近するように傾斜して配設している。前記所定間隔
は、通常前記直線LA1LB上の側周面11Aa、12
Aa 、  11Ba 。
12Ba 間の間隔lが繊維群の有効繊維長の!、5〜
2.5倍であることが好ましい。円筒状網11A、12
A。
11B、 12Bはそれぞれ周面11AH,12Aa 
111Ba、12Baの両側端部で3個の支持ローラ1
3Aa 、 13Ab 、 13Ac 。
14Aa、14Ab、14Ac、 13Ba、13Bb
、13Bc、14Ba、14Bb、14Bcにより支持
するとともに、その中の各1個の支持ローラ13Aa、
14Aa113Ba、14Baで駆動して回転させ、か
つ上側の円筒状網11A111Bでは支持ローラ13A
b、 13Bbを静電気発生装置15A、15Bと接続
し、また下側の円筒状網12A、 12Bでは支持ロー
ラ14Ab114Bbを接地16A116Bシてそれぞ
れ接続端子として兼用している。各支持ローラ13Aa
13Ab、13Ac 、  14Aa、14Ab、14
Ac 、 13Ba、13Bb、13Bc。
14Ba 、 14Bb 、 14Bcはそれぞれ枠体
7Aa 、 7Baに突出して取付けた支持アーム17
A、18A、 17B、18Bで支持している。また両
日筒状網11A、12A、 IIB、12Bは両側端部
を枠体7Aa、7Baの左右の側板に、スラストベアリ
ング(図示せず)を介して回転軸方向に挿脱自在に取付
けており、掃除、点検、交換などのために必要に応じて
容易に挿脱することができる。さらξζζ同円筒状網1
1A、12A、IIB、12Bの内側には、パイプ状の
吸引装置19A、20A、 19B、20Bを設置して
おり、この吸引装置19A、20A、19B、2)Bは
、所定の角度α、βに対応する開口度の吸引口19Aa
、20Aa 、 19Ba、2QBaを有し、円筒状網
11A。
12A111B、12Bの内部へ、円筒状網11A、1
2A 111B。
12Bと同様に側面方向から挿脱できて、掃除や所望の
開口度の吸引口19Aa、20Aa 、 19Ba、2
0Baを有するものとの交換などを容易に行なう仁とが
できる。円筒状網11A、IIB、i 2A、 12B
は、たとえば金属多孔板、金属網、導電性多孔ゴムシー
トなどを用い、外径3〜6w1開ロ率40〜6o96の
ものが好ましい。
さらに両日筒状網11A、IIB、 12A、12Bの
対向する周面11Aa、11Ba %12Aa、12B
aの回転の上手側(図面左側)へ、前記繊維供給装置8
A、 8Bのダクト10A、 IOBの先端を臨ませ、
かつ前記直線LA%LBから回転の下手側に、円筒状網
11A、 IIBの周面11Aa、 11Baに一端を
接し、その円筒状#1511A 、 IIBと同一表面
速度で走行するコンベアベルト21A。
21Bを前記直線LA 、 LBと交叉する方向に配設
し、その上面側に一端を前記円筒状網11A、 IIB
の周面11Aa、 11Baに接して前記コンベアベル
ト21A121Bと反対方向に走行するニップベルト2
2A122Bを設けており、円筒状網11A、 IIB
の周面11Aa。
11Baから繊維群をウェブ状に剥ぎ取って両ベルト間
に挾んで前記直線LA 、 LB Gζ交叉する方向沓
こ引出すことができる。またこれらのコンベアベルト2
1A、 21Bおよびニップベルト22A、 22Bは
、それぞれベルト本体21Aa 、 21Ba 、駆動
ローラ21Ab。
21Bb 、ガイドローラ21Ac 、 21Bcや軸
受(図示せず)、ベルト本体22Aa、 22Ba、ガ
イドローラ22Ab。
22Bbや軸受(図示せず)を一体的に形成して、それ
ぞれ一体としてたとえば各ベルトの走行方向の前方の枠
側から挿脱自在であり、掃除、調整、交換などを容易に
行なうことができる。
第2の短繊維除去装置7Bのコンベアベルト21Bとニ
ップベルト22Bに近接して、枠体7Baの外部にガイ
ド23、カレンダローラ24を間に介してウェブ状の繊
維束をドラフトするドラフト装置25を配設している。
ドラフト装置25は、本実施例では3オ一バ3線方式の
ものを設けているが、通常の紡績工程で用いられている
他の方式のものを必要に応じて選択して設置すればよい
また前記ドラフト装置25に続いてスライバー斑制御装
置26を設置している。このスライバー斑制御装置は、
メジャリングローラ26aと調整ローラ26bとを備え
、従来の紡績工程で用いられているのと同様の手法によ
り、スライバーSの太さをメジャリングローラ26aで
計測し、その値により前記メジャリングローラ26aと
調整ローラ26bとの間でドラフト率を調整して、スラ
イバーSの太を制御し、均一な太さの繊維スライバーを
得ることができる。なおスライバー斑制御装置26は、
ドラフト装置25の内部に設けてもよく、またメジャリ
ングローラ方式以外の通常の紡績工程で用いられる光電
方式などの他の方式のものでもよい。
上記の一連の装置において、まず第1の梳綿機IAへフ
ィードローラ2人によりラップなどで供給したw4紬群
を、テーカインローラ3A1 シリンダー4Aおよびフ
ラット5への表面に取付けた針布などにより単繊維状に
くしけずり、夾雑物などを除去する。
一方、シリンダー4Aのテーカイン3Aの反対側でフラ
ット5Aとの梳綿作用が終了した位置に配設した第1の
短繊維除去装置7Aにおける繊維供給装置8Aの、表面
−こメタリック針布を取付は分離ローラ9Aの回転によ
り、シリンダー4Aの歯の先端で保持された単繊維のほ
ぼ100%を、発生する気流と遠心力で離れさせ、かつ
前方へ流れる大きな気流によりダクトIOAを経て、第
1の短繊維除去装置7Aの2個の円筒状網11A、 1
2Aの対向面間に導くことができる。この繊維群は、高
電圧(通常3万〜5万ボルト)の負の静電気を印加し、
かつ両日筒状網11A、 12Aの吸引装置19A、 
20Aを作動させるとともに、測置筒状、lli!ll
A、 12Aおよびコンベアベルト21A1ニツプベル
ト22Aを駆動した状態で、前記両日筒状網11A、 
12Aの対向部の周面11Aa、12Aaの間に供給す
る。供給した繊維群は両日筒状網11A、  12Aの
漸次狭ばまる周面11Aa、12Aaの間で、静電引力
と気流の吸引力とにより徐々に伸びた状態となって配列
し、繊維長が比較的長いm維は繊維同士が連らなって側
周面11Aa、 12Aa間に橋かけ状となって周面に
点接触状で保持され、網目を塞ぐことが無く、短繊維は
側周面11AI、 12Aa間を静電引力により往復浮
遊し、僑かけ状に連続することが無く、その間に側周面
11Aa、12Aaの網目を通り吸引口19Aa、 2
QAaから吸引装置19A、20Aへ吸引されて排除さ
れる。r@記長繊維は側周面11Aa、 12Aa間に
保持された状態で両日筒状網11A、12Aと共Cζ下
手側へ移動し、側周面11Aa、 12Aaの間の最も
狭い箇所付近の下手側で、円筒状網11Aの周面11A
aからコンベアベルト21Aの一端21Adに付着し、
繊維軸方向に配列した状態で捕捉されてウェブ状に剥ぎ
取られ、ニップベルト22Aとの間に挾持されて前記直
線LAに対して交叉する方向に進行する。この場合円筒
状網11A、 t2A?コンベヤベルト21A の表置
速度を調整することにより、任意の厚さのウェブを得る
ことができる。
上記のようにして第1の短繊維除去装置7Aのコンベア
ベルト21Aとニップベルト22Aとで挾持して進行し
た繊維ウェブは、連続して第2の梳綿機IBへ供給し、
第1の梳綿機IAの場合と同様の動作でくしけずり、夾
雑物を除去した後、第2の短繊維除去袋[7Bへ供給す
る。この第2の短繊維除去装置7Bにおいても、第1の
短繊維除去装置7Aと同様に動作して静電気と気流の作
用により、短繊維を除去し繊維を配列して、コンベアベ
ルト21Bとニップベルト22Bとで挾持して繊維ウェ
ブとして送出す。この場合、第1の梳綿機IAおよび第
1の短繊維除去装置7Aと1こより、分繊して夾雑物な
どを除去し、かつ短繊維を除去してフックが無く配列が
すぐれた繊維ウェブを形成し、このi維つェブを供給す
るので、まず第2の梳綿機IBにおいては、さらにネッ
プやかす類を除去するとともに、フックが無く配列が良
いことにより分繊作用が容易となって繊維切断が大幅に
減少し、また短繊維を除去しているので短繊維ネップの
生成が少なく、ネップやかす類が著しく減少し、さらに
第2の短繊維除去装置7Bにおいて短繊維、ネップ、か
す類などをほぼ完全に除去し、フックが無く、クリンプ
が著しく減少し、配列の極めて良好な、従来のコーマ揚
りと同様の状態のすぐれた繊維ウェブを得ることができ
、たとえばオーブンエンド精紡機用スライバーなどして
そのまま用いることができ、ロータ内のマイクロダスト
の影響を著しく減少させ、良質の糸を製造することがで
きる。
本実施°例においては、第2の短繊維除去装置7Bのコ
ンベアベルト21Bとニップルベルト22Bとで挟持し
て送出した繊維ウェブは、ガイド23で集束させ、カレ
ンダローラ24により厚いウェブとして引出し、これを
ドラフト装置25で大きな倍率(通常4〜8倍)でドラ
フトして薄いウェブとし、集束してスライバーSとし、
連続してスライバー斑制御装置26に導き、メジャリン
グローラ26aによりスライバーSの太さを計測しその
データに基づいてメジャリングローラ263と調整ロー
ラ26bと烏 の間でドラフト率を調整して均一なべさのスライバーS
とし、コイラ27によりケンス281こ収納する。
なお場合によっては、コンベアベルト21Bとニップベ
ルト22Bで挾持して送出した繊維ウェブは、カレンダ
ローラ通過後、ドラフトや斑制御を行なうことなく、直
ちにコイラ27を経てケンス28へ収納するようにして
もよい。
上記実施例においては分線装置である梳綿機と短繊維除
去装置とを2組設置して用いたが、必要に応じて3組あ
るいはそれ以上設置してもよく、さらにクリンプの伸び
た配列の良好な繊維ウェブを得ることができる。また上
記実施例の繊維ウェブの製造方法においては梳綿機と短
繊維除去装置とを2組直列に設置した繊維ウェブ製造装
置を用いたが、1組の梳綿機と短繊維除去装置に繰返し
供給して処理してもよい。さらに上記実施例では分繊装
置として梳綿機を用いたが、分繊ローラなどの分繊機能
を有する他の装置を用いても良い。
発明の効果 以上のように本発明の繊維ウェブの製造方法および繊維
ウェブ製造装置においては、梳綿機などの分繊装置によ
り分繊処理した後、短繊維除去装置による短繊維除去処
理を行なう=連の操作を少なくとも2回繰返し行ない、
−度短繊維除去装置により静電気と気流の作用により短
繊維を除去した、しかもフックの無い繊維配列の良好な
繊維ウェブを、再度分繊装置へ供給することにより、分
繊をさらに十分1ζ行なってネップ?かす類をほぼ完全
に除去することができ、しかも短繊維除去装置において
も十分に短繊維を除去でき、クリンプもさら6ζ減少さ
せ、フックが無く配列の極めて良好な、コーマ揚りと同
様の滑らかな表面の繊維ウェブを得ることができ、たと
えばオープンエンド精紡機にそのまま供給して非常に良
質の糸を得ることができるなどの格別の効果を発揮する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の繊維ウェブ製造装置を示す
概略側面図である。 IA、IB・・・梳綿機(分繊装置)、7A、7B・・
・短繊維除去装置、8A 、 8B・・・繊維供給装置
、IIA、12A 111B。 12B・・・円筒状網、15A、 15B・・・静電気
発生装置、19A。 2OA、 19B、20B・・・吸引装置、21A、2
1B・・・コンベアベルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分繊装置による繊維群の分繊処理と、所定の間隔を
    隔てて対向した2個の回転する円筒状網の対向面に、高
    電圧の静電気を印加しつつ回転の上手側から前記分繊処
    理した繊維群を供給し、少なくとも一方の円筒状網の背
    面側から短繊維を吸引除去し、一方の円筒状網の回転の
    下手側表面から長手方向に配列した繊維群をコンベアベ
    ルトによりウェブ状に引出す短繊維除去処理とを、少な
    くとも2回繰返し行なうことを特徴とする繊維ウェブの
    製造方法。 2、繊維群の分繊装置、および所定間隔を隔てて対向す
    る回転自在の円筒状網と、前記2個の円筒状網間に高電
    圧の静電気を印加する静電気発生装置と、前記2個の円
    筒状網の対向面の少なくとも一方の背面側に配設した吸
    引装置と、前記2個の円筒状網の対向部における回転の
    上手側に設けた繊維供給装置と、前記2個の円筒状網の
    対向部における回転の下手側で一方の円筒状網の周面に
    接して設けた繊維群送出し用のコンベアベルトとを備え
    、前記分繊装置に連結して配設した短繊維除去装置を、
    少なくとも2組直列に設置した繊維ウェブ製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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