JPH0387086A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JPH0387086A
JPH0387086A JP13885590A JP13885590A JPH0387086A JP H0387086 A JPH0387086 A JP H0387086A JP 13885590 A JP13885590 A JP 13885590A JP 13885590 A JP13885590 A JP 13885590A JP H0387086 A JPH0387086 A JP H0387086A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光通信、光応用計測などの光源に利用する。特
に、化合物半導体を用いた可変波長レーザ、位相変調器
付集積レーザおよび強度変調器付集積レーザの構造に関
する。
〔概 要゛〕
本発明は、化合物半導体を用いた半導体レーザにおいて
、 pnp構造またはnpn構造を形成し、双方のpn接合
部分にエネルギギャップの小さい層を設け、その一方を
活性層、他方の変調層とすることにより、 活性層に流す電流により光出力を制御し、変調層への印
加電界または注入電流にょリレーザ光の発振波長、光強
度または光位相を制御するものである。
〔従来の技術〕
変調器が集積化された半導体レーザとして、従来から、
可変波長レーザや光強度変調器付レーザが知られている
第15図と第18図に可変波長レーザの代表的な構造の
例を示す。
可変波長レーザは、基本的に、光導波路を形成する層と
同じ層に回折格子を設け、この層の屈折率を変化させる
ことにより、回折格子により反射される波長を変化させ
てレーザ発振波長を変化させるものである。
第15図に示した素子は多電極分布プラグ反射型可変波
長レーザダイオードであり、p型とn型との導電性が異
なる二つの半導体層131.134の間に先導波路層1
32が設けられ、光導波路層132の一端の領域に活性
層133が設けられ、先導波路層132の他端には回折
格子135が設けられた構造をもつ。この素子の電極は
三つの領域に分割して設けられる。第一の電極136は
活性層133の領域に設けられ、レーザ発振に必要な電
流を供給する。
第二の電極137は、活性層133 も回折格子135
 も設けられていない領域に形成される。また、第三の
電極138は、回折格子135の領域に設けられる。
この素子は垂直方向がすべてpn構造となっており、こ
のpn構造に流す電流により先導波路層132のキャリ
ア密度が変化し、これにより屈折率が変化する。このよ
うな屈折率変化はプラズマ効果として知られている。
第16図および第17図に、電極137.138に流す
電流I、+’Ibに対する発振波長およびスペクトル線
幅の変化の一例をそれぞれ示す。この例では、電流I、
+I、を70mA変化させることにより、波長を3.1
0m(周波数で380GH2)変化させることができた
以上の素子構造および特性は、ムラタ他、エレクトロニ
クス・レターズ、第23巻第403頁、1987年(S
lMurata et al、、 Electron、
Lett、、 VOl、23゜pp、403.1987
) に示されたものである。
第18図に示した素子は多電極分布帰還型可変波長レー
ザダイオードであり、p型とn型との導電性が異なる二
つの半導体層161.163の間に活性層162が設け
られ、この活性層162に沿って回折格子164が設け
られた構造をもつ。この素子の電極は、ビーム方向に、
発振用の電極165と屈折率制御用の電極166とに分
割されている。出射端には反射防止膜167が設けられ
る。
この素子については、例えばクズネツォフ著、IEBE
ジャーナル・オブ・クラオンタム・エレクトロニクス、
第QB−24巻第9号、第1837頁、1988年9月
(M、にuznetsov、 18Et!、 QB−2
4,No、9.pI)、1837゜5ept、 198
8)に詳しく説明されている。
この素子もまた、多電極分布プラグ反射型可変波長レー
ザダイオードと同様に、電極165.166の電流It
 、I2により活性層162のキャリア密度が変化し、
これにより屈折率が変化する。このとき、全注入電流I
t =Il +I2を一定とし、屈折率制御用の電極1
66の電流■2により発振波長を制御する。
第19図に電極165.166の電流比に対する発振波
長およびスペクトル線幅の一例を示す。この特性は、サ
トウ(Kenji 5ATD)他、OFC’ 89.1
989年2月、Tut(3に示されたものである。
電流注入によるプラズマ効果を利用しない光度゛調器付
レーザも知られている。この例を第20図および第21
図に示す。
第20図は変調器に多重量子井戸構造を用いた光強度変
調器付レーザの構造を示す。この図では、内部構造を示
すため、素子の一部を切り欠いて示す。この素子は、多
重量子井戸構造(MQW)に電界を印加してミ導波路の
光学特性(光吸収〉を変化させて光強度を高速に変化さ
せるものである。この素子については、クワムラ(Y、
Kuwamura) 、ワキタ(K、Wak 1ta)
他、0QB86−169に詳しく説明されている。
第21図はpnpまたはnpn (図にはpnpの例を
示す)トランジスタ構造をもっレーザ素子のエネルギバ
ンド構造を示す。ここで、トランジスタとの対応からそ
れぞれの層をエミッタ、ベース、コレクタとする。
この素子は、エミッタ・ベース間のpn接合を活性層と
し、ここに順バイアスの電流を注入することにより、レ
ーザ発振のための光利得層を形成する。また、ベース・
コレクタ間に印加するバイアスを変化させると、活性層
のキャリア閉じ込め効果が変化し、光利得が変化する。
これにより光の強度変調を行うことができる。第20図
(a)はベース・コレクタ間に電圧を印加しない場合の
状態を示し、(b)は電圧を印加した場合の状態を示す
このような素子については、管、山西他、昭和63年度
秋期応用物理学会学術講演予稿集、論文番号5a’R−
6に説明されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、多電極分布プラグ反射型可変波長レーザダイオ
ードでは、プラズマ効果により屈折率だけでなく自由キ
ャリアによる光吸収や発熱量の増大のため、発振波長を
変化させるとレーザのしきい値利得が変化し、光出力の
低下や、第17図に示したようなスペクトル線幅の増大
が生じる欠点がある。
多電極分布帰還型可変波長レーザダイオードの場合には
、共振器全体では光吸収がほとんど変化しないので、発
振波長を変えても光パワーやスペクトル線幅は変化しな
い。しかし、屈折率制御用の電流■2が増加してレーザ
の発振しきい値電流以上になると、注入電流がほとんど
光出力の増加に消費され、キャリア濃度が変化しなくな
る。このため、発振波長の変化幅が制限される欠点があ
った。
また、従来の光強度変調器付レーザは構造が複雑であり
、製造プロセスが複雑となる欠点があった。
本発明は、以上の課題を解決し、光出力および発振波長
が安定で、スペクトル線幅が狭く、電極の分離特性に優
れ、構造が簡単で製造が容易な可変波長レーザ、位相変
調器付集積レーザまたは強度変調器付レーザを提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体レーザは、互いに導電性が異なる二つの
半導体層を含む第一のpn構造を備え、この二つの半導
体層の間にはこの二つの半導体層よりバンドギャップエ
ネルギの小さい活性層が形成された半導体レーザにおい
て、前記二つの半導体層の一方の側の同一導波構造内に
、第一のpn構造との間でpnp構造またはnpn構造
を形成する第二のpn構造を備え、この第二のpn構造
のpn接合部にはその両側の半導体層よりバンドギャッ
プネエルギの小さい層が形成されたことを特徴とする。
〔作 用〕
pn構造の一方の半導体層にさらにpn構造を積層させ
ることにより、pnpまたはnpn構造が形成される。
この構造において、活性層を含むpn接合に流す電流に
より光出力を制御でき、他のpn接合に印加する電界ま
たは注入する電流によりレーザ光の発振波長、光強度ま
たは光位相を制御することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明第一実施例の半導体レーザの構造を示す
斜視図である。
この半導体レーザは本発明を可変波長レーザダイオード
に実施したものであり、互いに導電性が異なる二つの半
導体層を含む第一のpn構造として、ベース層6および
ガイド層7からなるn型層と、ガイド層9およびクラッ
ド層IOからなるp型層を備え、ガイド層7とガイド層
9との間には、この二つの半導体層よりバンドギャップ
エネルギの小さい活性層8が形成される。
ガイド層7、活性層8、ガイド層9およびクラッド層1
0はメサ型に形成され、クラッド層10はキャップ層1
1を介して電極13に接続される。メサ構造の側部およ
び裾の領域は絶縁層12により被覆される。
ここで本実施例の特徴とするところは、二つの半導体層
の一方(ベース層6)の側の同一導波構造内に、第一の
pn構造との間でpnp構造またはnpn構造を形成す
る第二のpn構造、すなわち、基板1、バッファ層2お
よびガイド層3からなるp型層と、ガイド層5および第
一のpn構造と共通のベース層6からなるn型層とを備
え、この第二のpn構造のpn接合部にはその両側の層
、すなわちガイド層3および5よりバンドギャップネエ
ルギの小さい変調層4が形成されたことにある。
ベース層6には、絶縁層12の窓を通して電極15が接
続される。
基板1の裏面には電極14が設けられる。
この構造はへテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT
)とよく似た構造であるので、本明細書では、トランジ
スタの例にならって、クラッド層10を含むp型層をエ
ミッタ、ベース層6を含むn型層をベース、バッファ層
2を含むp型層をコレクタという。構造上でHBTと大
きく異なるのは、エミッタ、ベース、コレクタの接合部
に、不純物濃度が低くかつバンドギャップの狭い層が挿
入された点である。
第2図にこの半導体レーザのエネルギバンド構造を示す
。この例では、変調層4として多重量子井戸構造を用い
た場合のバンド構造を示す。
第3図はこの半導体レーザの製造方法を示す。
ここでは、InPおよびInGaAaPの結晶を用いた
pnp構造を例に説明する。以下の説明において「上」
、「下」とは、それぞれ基板から離れる方向、近づく方
向をいう。
最初に、第3図(a)に示すように、p型1nP基板上
に同じp型のInPバッファ層2をエピタキシャル成長
させ、このバッファ層2に、光干渉露光法などによりレ
ーザ発振波長に合わせた回折格子30を形成する。
次に、第3図(b)に示すように、バッファ層2上に、
p型(またはノンドープ) InGaAsPガイ1層3
、ノンドープInGaAsP/InGaAs多重量子井
戸変調層4、n型(またはノンドープ) InGaAs
Pガイ1層5、n型1nPベ一ス層6、n型(またはノ
ンドープ) InGaAsPガイド層7、ノンドープI
nGaAsP活性層8、p型〈またはノンドープ) I
nGaAsP041層9、p型InPクラッド層10、
p゛型InGaAsPキャップ層11をこの順にエピタ
キシャル成長させる。
これに続いて、第3図(C)に示すように、ベース層6
が露出するまでキャップ層11、クラッド層10、ガイ
ド層9、活性層8およびガイド層7をメサストライプ状
にエツチングする。さらに、SlO□などの絶縁体によ
り絶縁層12を形成し、エミッタとベースとに電極を接
続するための窓をエツチングする。
この後に、第3図(イ)に示すように、エミッタ、ベー
スのそれぞれの不純物のタイプに適合した金属を用い、
リフトオフ法などの方法により電極13.15を形成す
る。基板1の裏面にも電極14を形成する。
最後に、電極13.14.15の共晶化のための熱処理
を行う。
この半導体レーザを使用するときには、電極13と電極
15との間(エミッタ・ベース間)に順バイアス(電極
13が正、電極15が負)を印加し、電極15と電極1
4との間(ベース・コレクタ間〉に逆バイアス(電極1
5が正、電極14が負)または弱い順バイアスを印加す
る。
第4図は、エミッタ・ベース間に順バイアスを印加し、
ベース・コレクタ間にそのバイアスだけでは電流が流れ
ない程度の弱い順バイアスを印加したときのエネルギバ
ンド構造を示す。
このようなバイアス状態では、バンドギャップの狭い活
性層8に、エミッタとベースから電子とホールとが注入
され、−時的に閉じ込められる。
活性層8やガイド層7.9は、バンドギャップが狭いだ
けでなく屈折率が高いので、光子もまたこの近傍に閉じ
込められる。したがって、電子、ホールおよび光子の相
互作用により、活性層8で発光またはし;ザ発振が生じ
る。
次にベース・コレクタ間の変調層4による光変調特性に
ついて説明する。
第5図は量子井戸構造が設けられた低不純物濃度層に電
界を印加することによるエネルギバンドの変化および波
動関数の変化を示し、(a)は電界を印加しない状態、
わ)は電界を印加した状態をそれぞれ示す。ここでは単
一量子井戸の場合を示すが、多重量子井戸の場合も同等
である。
量子井戸構造が設けられた低不純物濃度層に電界を印加
すると、量子井戸における光学特性、特に屈折率および
吸収係数が、電子とホールとの波動関数の重なりの程度
に依存して変化する。この現象については、例えばヤマ
モ) (H,Yamamoto)他、IE巳巳、LT、
第6巻第12号、第1831頁、1988年12月に詳
しく示されている。
したがって、第1図に示した実施例においてベース・コ
レクタ間にバイアスを印加すると、変調層4の光学特性
が変化する。ここで、屈折率の変化を利用すると、回折
格子30による反射波長の選択性が変化し、活性層8の
発振波長を変化させることができる。また、先導波路全
体としての等偏屈折率や光吸収が変化することから、光
強度または光位相を変調することもできる。
第6図は変調層4に電界を印加した場合の吸収αと屈折
率変化Δn/nとの計算結果を示す。この計算値は上述
のヤマモト他の文献に記載されたものである。
したがって、屈折率変化Δn / nが大きく吸収αが
小さいように変調層4のエネルギバンド構造を設計する
と、光位相変調器付集積レーザが得られる。また、屈折
率変化Δn / nが小さく吸収αが電界により大きく
変化するように変調層4のバンド構造を設計すると、光
強度変調器付集積レーザが得られる。ただし、光位相変
調器付集積レーザや光強度変調器付集積レーザとして利
用する場合には、変調層4の近傍に回折格子30を設け
る必要はない。可変波長レーザの場合には、光位相変調
器付集積レーザと同じ条件で、変調層4の近傍に回折格
子30を設ける。
第7図は゛本発明第二実施例の半導体レーザの構造を示
す斜視図である。
この実施例は、活性層8を含むメサ構造をn型InPの
埋め込み層100で埋め込んだことが第一実施例と異な
る。絶縁層12は埋め込み層100の上に設けられ、電
極15はこの埋め込み層100の上に絶縁層12の窓を
介して接続される。
この構造は、横方向の屈折率差が小さくなるので、メサ
ストライプ幅を大きくしても単一モードの光閉じ込めが
可能である。埋め込み層100の材料としては、活性層
8やガイド層7.9に比較して、バンドギャップエネル
ギが大きく屈折率の小さいものが適している。
第8図は本発明第三実施例の半導体レーザの構造を示す
斜視図である。この例は、ポリイミドの埋め込み層12
0を用いた点が第二実施例と異なる。
この場合には絶縁層12が不要となり、埋め込み層12
0には電極15をベース層6に接続するための溝が設け
られる。
第9図は本発明第四実施例の半導体レーザの構造を示す
斜視図であり、第10図はそのエネルギバンド構造を示
す。
この実施例は、第一実施例における変調層4の代わりに
バルク結晶の変調層4′を用い、変調層4′に注入する
電流により、プラズマ効果を利用してその光学特性を変
化させることが第一実施例と異なる。また、第一実施例
では変調層4に逆バイアスを印加したのに対し、本実施
例では変調層4′に順バイアスを印加する。
第11図は本発明第五実施例の半導体レーザの構造を示
す斜視図である。
この実施例は、同様に変調層への電流注入によるプラズ
マ効果を利用する点では第四実施例と同等であるが、埋
め込み型であることが第4実施例と大きく異なる。また
、この実施例では、基板や電極に対する活性層と変調層
との位置関係を前述の実施例と逆に配置した。
すなわち、p型コレクタ層110上に活性層111、n
型ベース!112 、変調層113およびp型エミッタ
層114のメサ構造を備え、このメサ構造がn型埋め込
み層115により埋め込まれる。エミツタ層114内に
はガイド層が設けられ、このガイド層に回折格子が形成
される。コレクタ層110内には、電流狭窄のため、n
型半導体による電流ブロック層116が設けられる。
エミツタ層114はp+型キャップ層11を介して電極
13に接続され、埋め込み層115はn゛型キャップ層
11′を介して電極15に接続される。電極13.15
間は絶縁層12により絶縁される。コレクタ層110の
裏面には電極14が設けられる。
コレクタ層110は、前述の実施例における基板1、バ
ッファ層2およびガイド層3を含む。同様に、ベース層
112はガイド層5、ベース層6およびガイド層7を含
み、エミツタ層114はガイド層9およびクラッド層1
0を含む。
ここで、プラズマ効果による可変波長特性について説明
する。
第12図および第13図は変調層に注入される変調電流
1、による効果の理論計算値であり、第12図は変調電
流1、に対する屈折率および温度の変化、第13図は可
変波長レーザとして用いた場合の変調電流Iヵに対する
発振波長の変化を示す。これらの図は、変調層のバンド
ギャップエネルギが光波長1.3μmに対応する値であ
るとし、により求めた。ただし、 Δλ :発振波長の変化 プラズマ効果による波長変化 発熱による波長変化 無変調時の発振波長(=1.55μ[0)変調層の光の
閉じ込め係数(=24%)プラズマ効果による屈折率変
化 導波路全体の等偏屈折率(=3.24914)= 0.
09 nm/に 変調層の温度上昇 電子の電荷= 1.6X10−19〔C)変調層の屈折
率 真空の誘電率 真空中の光速度 変調層内の電子の有効質量 変調層内の電子濃度(c++r3) 変調層内の電子の寿命(sec) 変調層の体積 (幅3μm1長さ500μm、厚さ0.29μm)変調
電流 1、   : である。
図示したように、変調層を設けてそこに変調電流を注入
すると、その電流による温度上昇は生じるものの、温度
上昇による波長変化より大きなプラズマ効果による波長
変化を得ることができる。
第14図は実際に試作した半導体レーザの可変波長特性
を示す。この可変波長特性は、導波路に回折格子を設け
ずにレーザをファブリペローモードで発振させ、その特
定モードに着目して測定したものである。横軸は変調層
に注入される変調電流を示し、縦軸は発振波長の変化を
示す。実線は実測値であり、破線は理論値を示す。
この測定は、第11図に示した構造を用い、活性層 :
バンドギャップエネルギが光波長1.65μmと1.3
μmに相当する二種類の材料の多重量子井戸構造 ベース層:0.2μmの厚さのn型InP変調層 :バ
ンドギヤツエネルギが光波長1.3μmに相当する組成
のInGaAsP を用いた。メサ構造のストライプ幅は実測で2.3即で
あった。また、発振波長は1.58μm、 Lきい値電
流Ithは30mA、波長可変幅は1.35nmであっ
た。
第14図の測定は、レーザ発振の駆動電流Idをしきい
値電流rthの2.3倍に固定して行った。
実測値と理論値とに大きな差があるのは、試作した素子
の上部のpn接合表面に大きな漏れ電流があり、変調電
流が変調層に効率的に注入されていないためと考えられ
る。
〔発明の゛効果〕
以上説明したように、本発明の半導体レーザは、実質的
に同等の構造で、可変波長レーザ、位相変調器付集積レ
ーザまたは強度変調器付レーザとして使用することがで
きる。
可変波長レーザとして用いた場合には、従来のDBR型
可変波長レーザと比較して、光利得を有する活性層を共
振器全域に広げることができ、レーザの発振しきい値キ
ャリア密度を小さくすることができる。このため、発振
しきい値の低減や、スペクトル線幅の低減、可変幅の拡
大に効果がある。また、共振器全体に回折格子を形成で
きるので、DBR型のような位相調整のための領域が不
要であり、変調層に印加する電圧または注入する電流だ
けにより、モードホップなく連続的に発振波長を変化さ
せることができる効果がある。
また、可変波長レーザ、位相変調器付レーザまたは強度
変調器付レーザとして使用する場合に、従来は同じタイ
プの不純物がドープされた領域を電気的に分離する必要
があり、素子間の分離特性が完全ではなかったのに対し
て、本発明の場合には、電極が接続された半導体がそれ
ぞれpn接合分離されているので、電気的に完全に分離
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第一実施例半導体レーザの構造を示す斜
視図。 第2図はこの半導体レーザのエネルギバンド構造を示す
図。 第3図は製造方法を示す図。 第4図はエネルギバンド構造を示す図。 第5図は量子井戸構造が設けられた低不純物濃度層に電
界を印加することによるエネルギバンドの変化および波
動関数の変化を示す図。 第6図は変調層に電界を印加した場合の吸収αと屈折率
変化Δn/nとの計算結果を示す図。 第7図は本発明第二実施例半導体レーザの構造を示す斜
視図。 第8図は本発明第三実施例の半導体レーザの構造を示す
斜視図。 第9図は本発明第四実施例の半導体レーザの構造を示す
斜視図。 策10図はエネルギバンド構造を示す図。 第11図は本発明第五実施例の半導体レーザの構造を示
す斜視図。 第12図は変調電流に対する屈折率および温度の変化を
示す図。 第13図は可変波長レーザとして用いた場合の変調電流
に対する発振波長の変化を示す図。 第14図は実際に試作した半導体レーザの可変波長特性
を示す図。 第15図は従来例多電極分布プラグ反射型可変波長レー
ザダイオードの構造を示す図。 第16図はバイアス電流に対する発振波長の変化を示す
図。 第17図はバイアス電流に対する発振スペクトル線幅の
変化を示す図。 第18図は従来例多電極分布帰還型可変波長レーザダイ
オードの構造を示す図。 第19図はバイアス電流比に対する発振波長およびスペ
クトル線幅の一例を示す図。 第20図は変調器に多重量子井戸構造を用いた従来例光
強度変調器付レーザの構造を示す図。 第21図はトランジスタ構造をもつ従来例レーザ素子の
エネルギバンド構造を示す図。 1・・・基板、2・・・バッファ層、3.5.7.9・
・・・・・ガイド層、4.4’ 、113・・・変調層
、6.112・・・ベース層、8.111.133.1
62・・・活性層、10・・・クラッド層、11.11
′・・・キャップ層、12・・・絶縁層、13.14.
15.136.137.138.165.166・・・
電極、30.135.164・・・回折格子、100 
、115.120・・・埋め込み層、110・・・コレ
クタ層、114・・・エミツタ層、116・・・電流ブ
ロック層、131.134、61 63 ・・・半導体層、132 ・・・先導波路層、167 ・・・反射防止膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、互いに導電性が異なる二つの半導体層を含む第一の
    pn構造を備え、 この二つの半導体層の間にはこの二つの半導体層よりバ
    ンドギャップエネルギの小さい活性層が形成された 半導体レーザにおいて、 前記二つの半導体層の一方の側の同一導波構造内に、前
    記第一のpn構造との間でpnp構造またはnpn構造
    を形成する第二のpn構造を備え、この第二のpn構造
    のpn接合部にはその両側の半導体層よりバンドギャッ
    プネエルギの小さい層が形成された ことを特徴とする半導体レーザ。
JP13885590A 1989-06-20 1990-05-29 半導体レーザ Expired - Lifetime JPH0642585B2 (ja)

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EP19900306760 EP0404551A3 (en) 1989-06-20 1990-06-20 Optical semiconductor device
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5397740A (en) * 1992-05-12 1995-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of making an optical semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5397740A (en) * 1992-05-12 1995-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of making an optical semiconductor device

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