JPS63186210A - 半導体集積光変調素子 - Google Patents
半導体集積光変調素子Info
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- JPS63186210A JPS63186210A JP1725387A JP1725387A JPS63186210A JP S63186210 A JPS63186210 A JP S63186210A JP 1725387 A JP1725387 A JP 1725387A JP 1725387 A JP1725387 A JP 1725387A JP S63186210 A JPS63186210 A JP S63186210A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は、単一波長で発振する分布帰遷形(以下rDF
B Jと略す)レーザと電気吸収変調素子をモノリシッ
クに集積した半導体集積光変調素子に関するものである
。
B Jと略す)レーザと電気吸収変調素子をモノリシッ
クに集積した半導体集積光変調素子に関するものである
。
(従来技術とその問題点)
DFBレーザは単一波長で発振するため、多波長で発振
するファプリーペロー形の半導体レーザに比べてスペク
トル幅が狭く、光フアイバ通信用光源として用いた場合
光ファイバの波長分散の影響を受けにくい。そのため、
伝送ビットレートが高(かつ長距離の伝送には不可欠な
素子として開発が進められている。
するファプリーペロー形の半導体レーザに比べてスペク
トル幅が狭く、光フアイバ通信用光源として用いた場合
光ファイバの波長分散の影響を受けにくい。そのため、
伝送ビットレートが高(かつ長距離の伝送には不可欠な
素子として開発が進められている。
一方、半導体レーザは注入電流を変化させて発振出力を
変調する直接変調が可能であり、これまでの光フアイバ
伝送においてはもっばらこの直接変調が用いられてきた
。しかるに、直接変調では、注入電流が変化する際に、
発光層内の注入キャリア密度も変化するため、発振光が
強度変調されると同時に大きな周波数(あるいは波長)
変調をうける。従って、単一波長で発振する叶Bレーザ
においても発振スペクトル幅が異常に広がってしまう。
変調する直接変調が可能であり、これまでの光フアイバ
伝送においてはもっばらこの直接変調が用いられてきた
。しかるに、直接変調では、注入電流が変化する際に、
発光層内の注入キャリア密度も変化するため、発振光が
強度変調されると同時に大きな周波数(あるいは波長)
変調をうける。従って、単一波長で発振する叶Bレーザ
においても発振スペクトル幅が異常に広がってしまう。
チャーピングと呼ばれるこのスペクトル幅の広がりは、
変調周波数が数100Mb/s以上になると特に顕著に
なり波長幅で数人(オングストローム)以上に広がり光
ファイバの波長分散の影響を受けるようになる。そこで
、I Gb/s以上の長距離高速伝送ではレーザを直接
変調する方法を用いることが難しく、近年、外部変調方
式の開発が活発になりつつある。すなわち、DFBレー
ザは一定電流で安定に動作させ、その出力光を別の変調
素子で変調する構成である。
変調周波数が数100Mb/s以上になると特に顕著に
なり波長幅で数人(オングストローム)以上に広がり光
ファイバの波長分散の影響を受けるようになる。そこで
、I Gb/s以上の長距離高速伝送ではレーザを直接
変調する方法を用いることが難しく、近年、外部変調方
式の開発が活発になりつつある。すなわち、DFBレー
ザは一定電流で安定に動作させ、その出力光を別の変調
素子で変調する構成である。
変調素子の中にはLiNbO3等の強誘電体を用いたも
のも提案されているが、DFB レーザとモノリシック
に集積可能な半導体系のものが有望で、特に変調導波路
に電界を印加して電気吸収効果により強度変調する電気
吸収変調素子が最も有望視されている。
のも提案されているが、DFB レーザとモノリシック
に集積可能な半導体系のものが有望で、特に変調導波路
に電界を印加して電気吸収効果により強度変調する電気
吸収変調素子が最も有望視されている。
第1図はDFBレーザと電気吸収変調素子とをモノリシ
ックに集積した従来の半導体集積光変調素子の断面模式
図を示している。化合物半導体からなるn”−1nP基
板1上に発光導波路となるn −InGaAsP i波
路層2(発光波長が約1.3μmの組成)とInGaA
sP発光層3(発光波長が約1.55.cnnの組成)
とが積層され、さらにp−TnP5とp −1nGaA
sPキャップ層7がその上に積層されている。光の進行
方向に沿う周期的な凹凸からなるグレーティング(ある
いは回折格子)100がn“−1nP基板1とn −I
nGaAsP 導波路層2との境界に形成されており、
発光層3に電流を注入することにより凹凸の周期と屈折
率で決まるブラッグ波長付近(約1.55μm)で単一
波長発振する。一方、レーザ出力は発光導波路に接続さ
れた変調導波路であるn−−InGaAsP導波路層4
(発光波長が約1.46 p mの組成)に導波される
。変調導波路4の上にはn −−1nP層6、p In
P層5及びp −1nGaAsPキャップ層7が積層さ
れている。電極20.22を介して発光層3に電流が注
入され、電極21.22を介して変調導波路層4に電界
が印加される。プロトン照射高抵抗領域30により、D
FBレーザ部と変調素子部が電気的に分離されている。
ックに集積した従来の半導体集積光変調素子の断面模式
図を示している。化合物半導体からなるn”−1nP基
板1上に発光導波路となるn −InGaAsP i波
路層2(発光波長が約1.3μmの組成)とInGaA
sP発光層3(発光波長が約1.55.cnnの組成)
とが積層され、さらにp−TnP5とp −1nGaA
sPキャップ層7がその上に積層されている。光の進行
方向に沿う周期的な凹凸からなるグレーティング(ある
いは回折格子)100がn“−1nP基板1とn −I
nGaAsP 導波路層2との境界に形成されており、
発光層3に電流を注入することにより凹凸の周期と屈折
率で決まるブラッグ波長付近(約1.55μm)で単一
波長発振する。一方、レーザ出力は発光導波路に接続さ
れた変調導波路であるn−−InGaAsP導波路層4
(発光波長が約1.46 p mの組成)に導波される
。変調導波路4の上にはn −−1nP層6、p In
P層5及びp −1nGaAsPキャップ層7が積層さ
れている。電極20.22を介して発光層3に電流が注
入され、電極21.22を介して変調導波路層4に電界
が印加される。プロトン照射高抵抗領域30により、D
FBレーザ部と変調素子部が電気的に分離されている。
電極20.22を介して一定電流を発光層3に流して安
定な単一波長発振を得るとともに、電極21.22を介
して変調導波路4に電界を印加し、電気吸収効果によっ
てDFB レーザの出力光の強度変調を行っている。
定な単一波長発振を得るとともに、電極21.22を介
して変調導波路4に電界を印加し、電気吸収効果によっ
てDFB レーザの出力光の強度変調を行っている。
第1図のような半導体集積光変調素子は、発振波長が1
.55μmのDFBレーザの出力が変調導波路4に効率
よく結合し、モノリシックに集積されているため、結合
安定度もよく高信頼性が達成される。一方、電気吸収変
調素子は数Gb/s以上の高速動作も十分可能で、かつ
前述したようにレーザの直接変調時におこるチャーピン
グによる異常なスペクトル幅の広がりも生じないので1
.55μmにおける高性能な半導体集積光変調素子が実
現されると考えられていた。しかし、本発明者らが検討
した結果、従来の半導体集積光変調素子では変調された
光のスペクトル幅がやはり広がってしまうことが判明し
た。
.55μmのDFBレーザの出力が変調導波路4に効率
よく結合し、モノリシックに集積されているため、結合
安定度もよく高信頼性が達成される。一方、電気吸収変
調素子は数Gb/s以上の高速動作も十分可能で、かつ
前述したようにレーザの直接変調時におこるチャーピン
グによる異常なスペクトル幅の広がりも生じないので1
.55μmにおける高性能な半導体集積光変調素子が実
現されると考えられていた。しかし、本発明者らが検討
した結果、従来の半導体集積光変調素子では変調された
光のスペクトル幅がやはり広がってしまうことが判明し
た。
また、従来の構成では、レーザ部の導波路層2及び発光
層3から構成される発光導波路と変調部の変調導波路4
とが直接結合されている結合部を完全に結合するように
形成することが不可能のため、レーザ部からの発振光が
変調部の変調導波路4に全て導かれることがなく、結合
効率が低下するという問題もあった。
層3から構成される発光導波路と変調部の変調導波路4
とが直接結合されている結合部を完全に結合するように
形成することが不可能のため、レーザ部からの発振光が
変調部の変調導波路4に全て導かれることがなく、結合
効率が低下するという問題もあった。
(発明の目的及び特徴)
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、変調された光のスペクトル幅がほとんど
広がらない半導体集積光変調素子を提供することを第1
の目的とする。
されたもので、変調された光のスペクトル幅がほとんど
広がらない半導体集積光変調素子を提供することを第1
の目的とする。
この目的に対応する第1の発明の特徴はレーザ部の発振
光のフォトンエネルギーと変5JI4波路の禁制帯幅と
のエネルギー差が30meV以上かつ40meV以下と
なるような半導体層で変調導波路を構成したことにある
。
光のフォトンエネルギーと変5JI4波路の禁制帯幅と
のエネルギー差が30meV以上かつ40meV以下と
なるような半導体層で変調導波路を構成したことにある
。
本発明の第2の目的は、変調された光のスペクトル幅が
ほとんど広がらず、かつ発光導波路と変調導波路との結
合効率が優れた半導体集積光変調素子を提供することに
ある。
ほとんど広がらず、かつ発光導波路と変調導波路との結
合効率が優れた半導体集積光変調素子を提供することに
ある。
この第2の目的に対応する第2の発明の特徴は、レーザ
部の発振光のフォトンエネルギーと変調導波路の禁制帯
幅とのエネルギー差が30meV以上かつ40meV以
下となるよ□うな半導体層で変iTf1m波路を構成す
る共に、発光導波路と変調導波路とが直接結合されてい
る近傍で積層するように構成したことにある。
部の発振光のフォトンエネルギーと変調導波路の禁制帯
幅とのエネルギー差が30meV以上かつ40meV以
下となるよ□うな半導体層で変iTf1m波路を構成す
る共に、発光導波路と変調導波路とが直接結合されてい
る近傍で積層するように構成したことにある。
(発明の構成及び作用)
最初に本願の第1の発明である、変調された光のスペク
トル幅が広がらない構成について説明する。
トル幅が広がらない構成について説明する。
(発明の原理)
本発明者らが、DFBレーザの発振光のフォトンエネル
ギhνと禁制帯幅Egとのエネルギー差ΔEg(=Eg
−hν)が変調素子の特性に与える影響を詳細に検討し
た結果、上述した従来例のようにレーザの発振波長1.
55μmに対し、変調導波路4の組成が約1.46μm
の波長に対応する場合には、62gは約50meVで、
高速応答性や電極21.22に逆バイアス電圧を印加し
ない場合の導波損失に関しては良好な特性を示すものの
、スペクトル幅の広がりの点で問題のあることが判明し
た。以下にその理由について説明する。
ギhνと禁制帯幅Egとのエネルギー差ΔEg(=Eg
−hν)が変調素子の特性に与える影響を詳細に検討し
た結果、上述した従来例のようにレーザの発振波長1.
55μmに対し、変調導波路4の組成が約1.46μm
の波長に対応する場合には、62gは約50meVで、
高速応答性や電極21.22に逆バイアス電圧を印加し
ない場合の導波損失に関しては良好な特性を示すものの
、スペクトル幅の広がりの点で問題のあることが判明し
た。以下にその理由について説明する。
第2図(a)及び(b)は、本発明の詳細な説明するた
めのエネルギー差ΔF!gに対する変調導波路4の吸収
係薮α1bとαパラメータを示したもので、図中の■〜
■は変調導波路に印加される電界強度Eがそれぞれ60
.40.20 (KV/ cm)にける吸収係数特性、
■及び■は電界強度Eが40.60 (KV/ cot
)におけるαパラメータ特性である。
めのエネルギー差ΔF!gに対する変調導波路4の吸収
係薮α1bとαパラメータを示したもので、図中の■〜
■は変調導波路に印加される電界強度Eがそれぞれ60
.40.20 (KV/ cm)にける吸収係数特性、
■及び■は電界強度Eが40.60 (KV/ cot
)におけるαパラメータ特性である。
αパラメータは複素屈折率をnr+Jniと表したとき
の電界印加時におけるn、の変化量Δn1とn工の変化
量Δni との比(α=Δnr/Δn+)で定義される
。スペクトル幅の広がりはJ〒;7に比例することが知
られており、α〉1でスペクトル広がりが顕著になる。
の電界印加時におけるn、の変化量Δn1とn工の変化
量Δni との比(α=Δnr/Δn+)で定義される
。スペクトル幅の広がりはJ〒;7に比例することが知
られており、α〉1でスペクトル広がりが顕著になる。
第1図のn−−TiF4とp−InF3との間でpn接
合が形成され、電極21.22の間に逆バイアス電圧V
を印加しなくても変調導波路4には約E=lO〜20K
V/cmの空乏層電界が存在する。V=2〜3v印加す
ると、各層の・膜厚や不純物濃度によって多少異なるが
E=30〜60KV/ amの電界強度が生成されるよ
うに通常設計される。従来は、62gとα、との関係す
なわち電気吸収特性のみが設計の指針とされていたため
、電圧V=0で吸収がなく (α8.αO)、電圧印加
時にαab=100 cm−’が得られる62gとして
約50meVが最適と今まで考えられ、実際に作製され
ていた。しかし、第2図から明らかなように62g”5
0meνではα22と大きいため、スペクトル幅の広が
りがかなり大きく、特に高速変調時では変調された光の
スペクトル幅が変調帯域に比べて2〜3倍に広がってし
まうという大きな問題が生じる。
合が形成され、電極21.22の間に逆バイアス電圧V
を印加しなくても変調導波路4には約E=lO〜20K
V/cmの空乏層電界が存在する。V=2〜3v印加す
ると、各層の・膜厚や不純物濃度によって多少異なるが
E=30〜60KV/ amの電界強度が生成されるよ
うに通常設計される。従来は、62gとα、との関係す
なわち電気吸収特性のみが設計の指針とされていたため
、電圧V=0で吸収がなく (α8.αO)、電圧印加
時にαab=100 cm−’が得られる62gとして
約50meVが最適と今まで考えられ、実際に作製され
ていた。しかし、第2図から明らかなように62g”5
0meνではα22と大きいため、スペクトル幅の広が
りがかなり大きく、特に高速変調時では変調された光の
スペクトル幅が変調帯域に比べて2〜3倍に広がってし
まうという大きな問題が生じる。
そこで本発明者らは、電圧印加時のαパラメータをαく
1にすれば、mで決定されるスペクトルの幅をほぼ1に
近くすることができ、はぼ変調周波数帯域に制限される
と考え、変調導波路の禁制帯幅Egがレーザ部の発振光
のフォトンエネルギーhνよりも30〜40meV大き
くなるような変114波路の半導体材料を用いた。その
結果、若干の吸収損失が生じるもののスペクトル幅の広
がりはほとんど無かった。
1にすれば、mで決定されるスペクトルの幅をほぼ1に
近くすることができ、はぼ変調周波数帯域に制限される
と考え、変調導波路の禁制帯幅Egがレーザ部の発振光
のフォトンエネルギーhνよりも30〜40meV大き
くなるような変114波路の半導体材料を用いた。その
結果、若干の吸収損失が生じるもののスペクトル幅の広
がりはほとんど無かった。
例えば、吸収時・性ではV = OテE = 10〜2
0KV/cmの電界が発生すると、数cm−’から大き
い場合約20cm−’の損失が存在することになる。従
って、エネルギー差ΔEg(Eg−hv)を30meV
以下にしてしまうと吸収係数が急激に増大してしまい実
用が困難となる。よって、エネルギー差ΔEgが上述の
範囲内であれば、変調導波路4の長さを短くすることに
より例えば、α、、=2QC,−1に対して長さを10
0μmとすれば、吸収損失は20%以下に抑えることが
できる。しかも、ΔEg = 30〜40meVの範囲
では電圧印加時の吸収係数が大きいため十分な消光比を
得ることができる。また変調導波路4の長さの低減は寄
生容量の低減にも寄与し、より高速な変調を可能ならし
める。
0KV/cmの電界が発生すると、数cm−’から大き
い場合約20cm−’の損失が存在することになる。従
って、エネルギー差ΔEg(Eg−hv)を30meV
以下にしてしまうと吸収係数が急激に増大してしまい実
用が困難となる。よって、エネルギー差ΔEgが上述の
範囲内であれば、変調導波路4の長さを短くすることに
より例えば、α、、=2QC,−1に対して長さを10
0μmとすれば、吸収損失は20%以下に抑えることが
できる。しかも、ΔEg = 30〜40meVの範囲
では電圧印加時の吸収係数が大きいため十分な消光比を
得ることができる。また変調導波路4の長さの低減は寄
生容量の低減にも寄与し、より高速な変調を可能ならし
める。
上述のように本発明は変調導波路4の半導体層を発振光
のフォトンエネルギーhνよりも30〜40meVの大
きい禁制帯幅にすることにより、変調光のスペクトル幅
の広がりを小さくすることができる。
のフォトンエネルギーhνよりも30〜40meVの大
きい禁制帯幅にすることにより、変調光のスペクトル幅
の広がりを小さくすることができる。
次に、変調光のスペクトル幅を広がらないようにし、か
つ両翼波路の結合効率に優れた構造について説明する。
つ両翼波路の結合効率に優れた構造について説明する。
(実施例)
第3図は本発明による実施例であり、半導体集積光変調
素子の断面模式図を示している。DFBし一ザ部分にお
いて単−波長性を向上させるため、グレーティグ101
にλ/4シフト102を設けかつ、素子の両端面に無反
射コーティング膜50.51を施しである。ちなみに、
λ/4シフト102は変調部側への光出力が大きくなる
ようにグレーティングの中央部より変調部側へずらしで
ある。発振波長は1.55μmに設定しである。一方、
変調導波路4は従来に比べて禁制帯幅の小さい(発光波
長が約1.48μm) n−−InGaAsP m波路
層8を用いている。本発明によるこのような半導体集積
光変調素子は、上述した発明の原理により、1.55μ
mの単一波長で発振し、その発振出力を高速に変調する
ことが可能で、しかもその変調された出力光はほぼ変調
周波数帯域に制限されている。また、第3図では発光導
波路と変調導波路との結合部近傍において、両翼波路が
積層された構造となっているため、同一発明者によって
同時に出願された特許に記載されているように両翼波路
の結合効率を大幅に高めることができる。
素子の断面模式図を示している。DFBし一ザ部分にお
いて単−波長性を向上させるため、グレーティグ101
にλ/4シフト102を設けかつ、素子の両端面に無反
射コーティング膜50.51を施しである。ちなみに、
λ/4シフト102は変調部側への光出力が大きくなる
ようにグレーティングの中央部より変調部側へずらしで
ある。発振波長は1.55μmに設定しである。一方、
変調導波路4は従来に比べて禁制帯幅の小さい(発光波
長が約1.48μm) n−−InGaAsP m波路
層8を用いている。本発明によるこのような半導体集積
光変調素子は、上述した発明の原理により、1.55μ
mの単一波長で発振し、その発振出力を高速に変調する
ことが可能で、しかもその変調された出力光はほぼ変調
周波数帯域に制限されている。また、第3図では発光導
波路と変調導波路との結合部近傍において、両翼波路が
積層された構造となっているため、同一発明者によって
同時に出願された特許に記載されているように両翼波路
の結合効率を大幅に高めることができる。
以上の説明では、InGaAsP導波路層系の材料を例
にとって説明したが、A It GaAs/GaAs系
やA 11nGaAs/lnP系など他の材料にも同様
に適応できる。さらに、それらの材料で構成される多重
量子井戸層を用いることもでき、その場合説明で用いた
禁制帯幅は量子井戸準位で定まる実効的な禁制帯幅とな
る。また、横モード安定化のためのストライプ構造につ
いては特に触れなかったが、埋め込みストライブ構造や
りッジ導波路ストライブ構造等の従来の技術がすべて通
用可能である。
にとって説明したが、A It GaAs/GaAs系
やA 11nGaAs/lnP系など他の材料にも同様
に適応できる。さらに、それらの材料で構成される多重
量子井戸層を用いることもでき、その場合説明で用いた
禁制帯幅は量子井戸準位で定まる実効的な禁制帯幅とな
る。また、横モード安定化のためのストライプ構造につ
いては特に触れなかったが、埋め込みストライブ構造や
りッジ導波路ストライブ構造等の従来の技術がすべて通
用可能である。
(発明の効果)
以上述べたように本発明によれば、変調された出力光の
スペクトル幅が変調周波数帯域程度に制限され、超高速
で動作すると共に両翼波路の結合効率の良い光変調素子
を実現することができ、超高速光フアイバ通信等に応用
され、その効果は極めて大きい。
スペクトル幅が変調周波数帯域程度に制限され、超高速
で動作すると共に両翼波路の結合効率の良い光変調素子
を実現することができ、超高速光フアイバ通信等に応用
され、その効果は極めて大きい。
第1図は従来の半導体集積光変調素子の例を示す断面模
式図、第2図は本発明の詳細な説明するための特性図、
第3図は本発明による半導体集積光変調素子の断面模式
図である。 1 ・−n’−1nP基板、2−・n −InGaAs
P導波路層、3− InGaAsP発光層、4−・n
−−1nGaAsP導波路層、5−p −InP 、6
・・・n−−4nP、7−” p −InGaAsPキ
ャンプ層、8−n−−1nGaAsP導波路層、20.
21.22・・・電極、30・・・プロトン照射高抵抗
領域、50.51・・・無反射コーテイング膜、100
、101・・・グレーティング、102・・・4分の
1波長シフト部。
式図、第2図は本発明の詳細な説明するための特性図、
第3図は本発明による半導体集積光変調素子の断面模式
図である。 1 ・−n’−1nP基板、2−・n −InGaAs
P導波路層、3− InGaAsP発光層、4−・n
−−1nGaAsP導波路層、5−p −InP 、6
・・・n−−4nP、7−” p −InGaAsPキ
ャンプ層、8−n−−1nGaAsP導波路層、20.
21.22・・・電極、30・・・プロトン照射高抵抗
領域、50.51・・・無反射コーテイング膜、100
、101・・・グレーティング、102・・・4分の
1波長シフト部。
Claims (2)
- (1)発光層と、該発光層に近接して形成された光の進
行方向に沿う周期的な凹凸からなるグレーティングを有
し前記発光層に電流を注入することによりレーザ発振せ
しめる分布帰還形レーザと、該分布帰還形レーザの出力
を変調導波路に印加する電界によって強度変調する変調
素子とが同一の半導体基板上に集積された半導体集積光
変調素子において、前記分布帰還形レーザの発振光のフ
ォトンエネルギーと前記変調導波路の禁制帯幅との差が
30meV以上でかつ40meV以下であることを特徴
とする半導体集積光変調素子。 - (2)発光層と、該発光層に近接して形成された光の進
行方向に沿う周期的な凹凸からなるグレーティングを有
し前記発光層に電流を注入することによりレーザ発振せ
しめる分布帰還形レーザと、該分布帰還形レーザの出力
を変調導波路に印加する電界によって強度変調する変調
素子とが同一の半導体基板上に集積された半導体集積光
変調素子において、前記分布帰還形レーザの発振光のフ
ォトンエネルギーと前記変調導波路の禁制帯幅との差が
30meV以上かつ40meV以下となるような半導体
層で前記変調導波路を形成し、かつ前記分布帰還形レー
ザの少なくとも前記発光層を含む発光導波路と前記変調
導波路とが結合する近傍において積層されて構成されて
いることを特徴とする半導体集積光変調素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1725387A JPS63186210A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 半導体集積光変調素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1725387A JPS63186210A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 半導体集積光変調素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186210A true JPS63186210A (ja) | 1988-08-01 |
JPH058878B2 JPH058878B2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=11938790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1725387A Granted JPS63186210A (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | 半導体集積光変調素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63186210A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02260722A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 位相変調器 |
JPH03192788A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-22 | Nec Corp | 集積型光変調器 |
JPH07106705A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | Nec Corp | 半導体光変調装置 |
JP2007157884A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Nec Corp | 光変調器集積光源 |
US8233515B2 (en) | 2009-07-02 | 2012-07-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical waveguide integrated semiconductor optical device |
-
1987
- 1987-01-29 JP JP1725387A patent/JPS63186210A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02260722A (ja) * | 1989-03-30 | 1990-10-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 位相変調器 |
JPH03192788A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-22 | Nec Corp | 集積型光変調器 |
JPH07106705A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | Nec Corp | 半導体光変調装置 |
JP2007157884A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Nec Corp | 光変調器集積光源 |
US8233515B2 (en) | 2009-07-02 | 2012-07-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical waveguide integrated semiconductor optical device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058878B2 (ja) | 1993-02-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |