JPH0386327A - 打抜機のミスパンチ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、打抜機における打抜板が適正な打抜位置に送
られていないときには、パンチをパンチホルダー内に引
き込ませ、打ち抜きが行われないようにしたミスパンチ
防止装置に関する。

［従来の技術］ 打抜機において、打抜板が金型の適正な位置に送られて
いない状態で打ち抜きが行われると、打ち抜かれた材料
が不良品として無駄になるだけでなく、金型のカジリや
パンチの破損を生じる恐れがある。

このようなミスパンチを防止するため、打抜機のパンチ
ホルダーにパイロットピンを設けてパンチとともに上下
動させ、打抜板が不適性位置に送られ打抜板のパイロッ
トピン孔がずれていると、ラムの下降によりパイロット
ピンが打抜板に当たって上昇し、リミットスイッチを動
作させてラムを停止させるようにしている。

しかし、高速プレスでは打抜動作が速く、パンチのスト
ロークも短（しであるため、リミットスイッチによる停
止指令が出されてもラムの慣性によって停止動作が間に
合わない欠点があった。

このため、第５図に示すように、パンチホルダー２１内
を横方向に移動するスライダー２２を設け、パンチ上面
とスライダー下面とを凹凸面で接触させ、凸部相互が係
合した状態でパンチ２３を打ち抜きに必要な所定位置に
保持させ、パンチホルダー２１に上下動可能に支持され
たパイロットピン２４に前記スライダー２２と係合する
係合部２５を設け、打抜板２６が不適性位置にあるとパ
イロットピン２４が打抜板に当たって上昇し、係合部２
５と前記スライダー２２との係合が外れてスライダー２
２をばね２７で横方向に移動させ、バンチ２３上面の凸
部がスライダー２２の凹部に嵌合してばね２８でパンチ
２３をパンチホルダー２１内に引き込んで打ち抜きが行
われないようにしである。（特開昭５９−６６９３１）
［本発明か解決しようとする課題］ しかし、このような装置では、パイロットピン２４の上
昇で係合を外し、別に設けたばね２８によってパンチの
引き上げ動作を行うため、打抜板２６が不適性位置に送
られてパイロットピン２４が打抜板に当たって上昇し、
保合部２５とスライダー２２との係合が外れても、スラ
イダー２２とパンチ２３との接触面の摩擦やゴミなどに
よってスライダーの移動が遅れ、パンチ２３を引き上げ
るタイミングにズレを生じ、パンチを十分にパンチホル
ダー内に引、き込まないうちに打ち抜きが行われてしま
う欠点があった。

本発明は、このようなスライダーの動作遅れをなくシ、
確実なパンチの引き上げを行わせることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ このため、パンチホルダー内を横方向に摺動するスライ
ダーを設け、このスライダーとパンチ支え上面とを対向
させて同様な凹凸面の凸部相互を係合させてパンチを打
抜位置に保持させ、スライダーの摺動により凸部相互の
保合を外してパンチをパンチホルダー内に引き込ませる
ようにした打抜機において、パンチホルダーを通してパ
ンチ支えに連結したパンチ保持スタッドと、前記パンチ
ホルダーに上下動可能に支持され不適性位置の打抜板に
よって押し上げられる検出ピンと、前記検出ビン側面に
スライダー端面と接触し上昇によってスライダーをパン
チとの係合が外れるように摺動させるテーパー面をそな
え、パンチホルダー上面に、一方端を軸支し他方端を前
記検出ピンの上昇によって押し上げられる作動レバーを
設け、この作動レバーの中間部にパンチ保持スタッドを
連結支持させである。

また、前記作動レバーと検出ピンまたはパンチ保持スタ
ッドの一方との間に間隙を設けることにより、検出ピン
がスライダーを動作させパンチの凸部との係合が外れて
パンチを引き込ませる状態になるまでの時間遅れによっ
て検出ビンまたはパンチ保持スタッドが作動レバーと連
結されるようにしである。

［作用］ したがって、打抜板が不適性位置に送られて検出ピンが
上昇すると、側面のテーパー面で直接スライダーを押し
て摺動させ、この検出ピンにより作動レバーを押し上げ
、作動レバーに連結したパンチ保持スタッドを介してパ
ンチをパンチホルダー内に引き込ませる。

［実施例］ これを図に示す実施例について説明すると、！はパンチ
ホルダー、２はパンチ、３はパンチ支え、４はストリッ
パ、５はパンチホルダーｌ内を横方向に摺動するように
設けたスライダーで前記パンチ支え３との対向面に凸部
５１と凹部５２を有する凹凸面をそなえ、パンチ支え３
の対向面にも同様な凸部３１と凹部３２をそなえている
。６はパンチ支え３に取り付はスライダーの孔を通して
パンチホルダー１の上面に突出するパンチ保持スタッド
、７はパンチホルダー１内を上下動自由に保持された検
出ピンで、前記スライダー５の端部と接触するテーパー
面８をそなえ、このテーパー面に沿ってスライダー５を
矢印Ｂで示す横方向に移動させる。９はスライダーのク
リック、ＩＯはパンチホルダ−１上面に設けられ、一方
端を軸１１で上下に傾動できるように支持させた作動レ
バーで、他方端を検出ピン７の上端に接触させている。

Ｉ２は作動レバーの他方端に設は検出ピンを軸方向に押
圧するばね、１３は調整スペーサ、１４はパイロットビ
ン、１５は動作検出ビン、１６は打抜板、１７は検出ビ
ン孔、１８はグイである。

ラムによりパンチホルダーｌが打抜板Ｉ６に向かって下
降すると、検出ピン７が打抜板に設けた検出ビン孔１７
に挿入されパンチ２による打ち抜きが行われるが、打抜
板１６が不適性位置に送られ検出ビン孔１７の位置がず
れていると、検出ピン７が打抜板１６に当ってパンチホ
ルダーｌの下降に伴って矢印Ａ方向に押し上げられる。

このため、検出ピン７の上端が作動レバー！０をばね１
２に抗して押し上げるとともに、検出ピン７のテーパー
面８が、このテーパー面に接触しているスライダー５を
矢印Ｂ方向に押し、第２図の位置から第３図に示すよう
に検出ピン７がｈだけ上昇することによってスライダー
５を矢印Ｂ方向に凸部５１の幅をに相当して移動させ、
凸部５１かパンチ支え３の凸部３１から外れてスライダ
ー５の凹部５２とパンチ支え３の凸部３１が対向する。

この検出ピン７の上昇量れにより作動レバー１０の端部
がｈだけ押し上げられるが、パンチ保持スタッド６の頭
部６Ｉと作動レバー１０とが調整スペーサ１３を介して
、作動レバ一端の上昇量れに相当する中間部の上昇量ｇ
だけ開いているため作動レバーｌＯの傾動上昇によって
もパンチ保持スタッド６は上昇せず、パンチ支え３がス
ライダー５に押しつけられることがなく、スライダー５
の摺動を妨げない。

スライダー５の凹部５２がパンチ支え３の凸部３１の位
置に摺動するまでの時間遅れによりパンチ保持スタッド
６の頭部６１と作動レバーｌＯが調整スペーサ１３を介
して接触すると、その後の検出ピン７の上昇による作動
レバー１０の傾動でパンチ保持スタッド６を押し上げて
、パンチ支え３とともにパンチ２をパンチホルダーｌ内
に引き込ませる。

したがって、検出ピン７の上昇と関連して直接スライダ
ー５およびパンチ保持スタッド６が移動し、ストリッパ
４が打抜板１６に当たる前にパンチ２はパンチホルダー
ｌ内に引き込まれ打ち抜きが行われない。

パンチホルダーｌを上昇させ検出ピン７を打抜板Ｉ６か
ら離すと、検出ピン７がばね１２で押し下げられ、テー
パー面８とスライダー５端との接触が解除され、図示し
ない復帰装置によりスライダー５を矢印Ｂと反対方向に
摺動させると、スライダー５の傾斜面５３がパンチホル
ダー支え３の傾斜面３３を押し、傾斜面に沿ってパンチ
支え３を押し上げ、凸部５１をパンチ支え３の凸部３１
に係合させる。

第４図は他の実施例の一部を示すもので、検出ビン７の
上端と作動レバーＩＯとを間隔片４１で所定間隙れだけ
離して設け、検出ビン７がこの間隙内を上昇しても作動
レバーＩＯを傾動動作させず、間隙れに相当する時間遅
れで作動レバーＩＯが傾動して中間部にビン４２で取り
付けたパンチ保持スタッド６を動作させ、パンチ２をパ
ンチ支え３とともに引き上げるようにしたもので、前述
の実施例と同様に作用する。

なお、実施例では検出ビン７をパイロットビン１４と別
個に設けであるが、パイロットビンで検出ビンを兼用さ
せることもできる。

［本発明の効果］ このように、本発明は、パンチホルダーに上下動可能に
支持され不適性位置の打抜板によって押し上げられる検
出ピンをそなえ、この検出ビン側面のテーパー面によっ
てパンチホルダー内のスライダーを摺動させ、パンチと
スライダーの凹凸面の凸部相互の係合を外させるように
し、パンチホルダー上面において一方端を傾動可能に支
持し、他方端が前記検出ビンの上昇によって持ち上げら
れる作動レバーをそなえ、この作動レバーの中間部に前
記パンチ保持スタッドを取り付けているので、検出ピン
の上昇によりスライダーを直接摺動させるとともに、検
出ピンの上端に接触する作動レバーを介してパンチを引
き上げることができ、検出ピンの移動により直接スライ
ダーおよびパンチを操作するので、動作遅れや不確実な
動作がなく、信頼性の高いミスパンチ防止を行い得る効
果がある。

なお、作動レバーと検出ビンまたはパンチ保持スタッド
とが、検出ピンの上昇によりスライダーとパンチの凸部
相互の係合が外れるまでの時間遅れを持たせることによ
り、スライダーの動きを円滑にすることができ、検出ビ
ンに大きな負荷が加わらないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す側断面図、第２図および
第３図は検出ビンとスライダーとの関係を示す説明図、
第４図は他の実施例を示す一部断面図、第５図は従来の
例を示す側断面図である。 ｌはパンチホルダー、２はパンチ、３はパンチ支え、５
はスライダー、６はパンチ保持スタッド、７は検出ピン
、ＩＯは作動レバー、である。 第 図 第３ 図 第４図 ハシナ Ｔ四及不又

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　パンチ、ホルダー内に上下動ができるように支持さ
   れ上面に凹凸面をそなえたパンチ支えと、パンチホルダ
   ー内を横方向に摺動し、パンチ支え上面に対向して同様
   な凹凸面をそなえたスライダーを設け、前記凹凸面の凸
   部相互を係合させてパンチを打抜位置に保持させ、スラ
   イダーの摺動により凸部相互の係合を外してパンチをパ
   ンチホルダー内に引き込ませるようにした打抜機におい
   て、パンチホルダーを通してパンチ支えに連結したパン
   チ保持スタッドと、 前記パンチホルダーに上下動可能に支持され、不適性位
   置の打抜板によつて押し上げられる検出ピンと、 前記検出ピン側面にスライダー端面に接触し上昇距離れ
   でスライダーとパンチ支えとの係合を外す寸法をに相当
   してスライダーを摺動させるテーパー面をそなえ、 パンチホルダー上面に、一方端を軸支し他方端が前記検
   出ピンの上昇によって持ち上げられるようにした作動レ
   バーを設け、 この作動レバーの中間部に前記パンチ保持スタッドを連
   結したことを特徴とする打抜機のミスパンチ防止装置。 ２　前記検出ピンまたはパンチ保持スタッドが、検出ピ
   ンの上昇によりスライダーとパンチ支えの凸部相互の係
   合が外れるまでの時間遅れによって作動レバーと連結さ
   れている特許請求の範囲第１項記載の打抜機のミスパン
   チ防止装置。 ３　前記作動レバーが、検出ピンを軸方向に押圧するよ
   うに検出ピン上端に接触し、中間部に貫通させたパンチ
   保持スタッドの頭部との間にスライダーとパンチの凸部
   相互の係合が外れるまでの検出ピンの上昇距離れに対応
   してパンチ保持スタッドの引き上げを遅らせる間隙ｇを
   設けて連結された特許請求の範囲第２項記載の打抜機の
   ミスパンチ防止装置。４　前記作動レバーと検出ピンが
   、検出ピンの上昇によりスライダーとパンチの凸部相互
   の係合が外れるまでの検出ピンの上昇距離れだけ間隙を
   設けて連結された特許請求の範囲第２項記載の打抜機の
   ミスパンチ防止装置。