JPH038534A - 希土類酸化物スラリー - Google Patents

希土類酸化物スラリー

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JPH038534A
JPH038534A JP3552790A JP3552790A JPH038534A JP H038534 A JPH038534 A JP H038534A JP 3552790 A JP3552790 A JP 3552790A JP 3552790 A JP3552790 A JP 3552790A JP H038534 A JPH038534 A JP H038534A
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JP
Japan
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slurry
rare earth
casting
wax
earth oxide
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Pending
Application number
JP3552790A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kimura
裕司 木村
Akifumi Yoshida
吉田 紀史
Koji Nishikawa
浩二 西川
Kenichiro Suzuki
健一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd, Kawasaki Steel Corp filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は希土類酸化物を主剤とするチタンあるいはチタ
ン合金等の高融点活性金属の鋳造に用いるロストワック
ス鋳型製造用スラリー組成物に関するものである。
(従来の技術) 希土類酸化物はセラミックス原料としてその特性を利用
して顔料、釉薬、ガラス、耐火ルツボ等に用途が拡大し
ている。
ロストワックス鋳造法の鋳型の表面被覆剤(特開昭63
−115644参照)として非水系のイツトリア(Y2
O2)スラリーが用いられているが、これは例えば、エ
チルシリケート加水分解液をバインダーとして鋳型を製
造した場合、SiO□分がチタンあるいはチタン合金等
の高融点活性金属を鋳造した際に、これらと反応して鋳
造体表面に硬(て脆い反応硬化層を生じ、これを除去す
るためにケミカルミーリング等により研削、研磨等を施
すので、高い寸法精度が得られず、また、非水系のプロ
ピレングリコール、エチルエーテルを使用するため防爆
対策や作業衛生環境対策に多大の費用を要する等の欠点
があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は前述した不利、欠点を解決することを技術的課
題とするもので、鋳造体表面に硬化層のない、寸法精度
の高いロストワックス鋳造品を得るための鋳型製造用希
土類酸化物スラリーを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者等はかかる課題を解決するために希土類酸化物
の粒度分布、スラリー濃度、水溶性有機高分子の種類と
添加量、水溶液濃度等鋳型被覆層の特性に関与する因子
について検討を重ねた結果、本発明を完成するに到った
本発明の要旨は、希土類酸化物100重量部に対し、水
溶性有機高分子0.1〜10重量部を含む水溶液を添加
して成る希土類酸化物スラリーにある。
以下、本発明の詳細な説明する。
先づ、本発明の対象となるスラリー用希土類酸化物とし
ては、La、 Ce、 Pr、 Nd、 Sm、 Eu
、 Gd、 Tb、 Dy、 Ho。
Er、Tm、Yb、 Lu等の他、YあるいはScの酸
化物から選択される1種または2種以上の混合物に適応
される。これら酸化物の粒度分布は2μm以下の粒子が
30〜100重量%(以下wt%とする)のものが良く
、さらに好ましくは、2μm以下が50〜90wt%、
2〜5μmが0〜40wt%、および5μm以上が10
〜50wt%の粒度分布を持つものが良い。2μm以下
の微粒子が30wt%未満で、5μm以上が50wt%
以上になると焼成後の被覆層の強度か弱(、剥げ落ち易
(なる。希土類酸化物のスラリー濃度は40〜80wt
%が良(、好ましくは55〜65wt%である。40w
t%以下では被覆層の乾燥時にクラックを生じ易く、8
0wt%以上ではスラリーの粘度が高過ぎて、所望の厚
さの被覆層を構成することが困難となる。  次に希土
類酸化物スラリーの安定性を保持し、酸化物微粒子の分
散性を高め、被覆層乾燥時のグリーン強度を維持するた
めに水溶性有機高分子を添加するが、本発明ではポリエ
チレングリコール、エチルセルロース、メチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ポリビニルアルコールデキストリン
、アラビアゴムから選択される一種または二種以上から
なり、その水溶液濃度は01〜l 0wt%がよく、さ
らに好ましくは1〜5wt%である。0.1wt%以下
ではバインダー効果がな(10wt%以上ではスラリー
が高粘度となり所望の被覆層の厚さにならない。希土類
酸化物に対する添加量は酸化物100重量部に対し0.
1〜10重量部がよ(、好ましくは1〜5重量部である
。0゜1部以下ではバインダー効果がなく、10部以上
では焼結時焼結体空隙率が増大し、密度が低下し強度低
下を招くことになる。
この希土類酸化物スラリーの製法は常法に従えばよ(、
先づ水溶性有機高分子水溶液を未溶解分のない所望の濃
度に溶解調整し、これを撹拌しつつ粒度調整した希土類
酸化物微粉末を少量づつ添加し所定濃度のスラリーとす
る。次いでこのスラリーをボールミル、自動乳鉢等に仕
込み、未分散粒子が消滅するまで充分混練しスラリーを
製造する。必要によっては脱水成形体に気泡の混入を防
止するため、消泡剤を添加することが好ましく、シリコ
ーン系、POE−POP縮合縮合環系用いられる。添加
量としては、希土類酸化物100重量部に対し、0,0
1〜1.0重量部が好ましい。
次に上記スラリーを用いたロストワックス鋳造法による
高融点活性金属鋳造品の製造方法について詳述する。
■目的とする鋳造品と同形状のワックス模型を1個以上
準備し、これをワックス製の湯口、湯道に接着し、所謂
ツリーとする。
■上記ツリーを前記水溶性有機高分子含有希土類酸化物
スラリーに浸漬し、ワックス表面をスラリーにて被覆す
る。
■ワックス表面のスラリーが乾く前に、スラリー被覆層
の上からセラミック粒状物(以下スタッコという)を互
選なく付着させる。ここで用いるスタッコは耐火度の高
い耐火材であればその種類を問わないが、スラリーに使
用した希土類酸化物が好ましい。
■上記■および■の工程を1回以上繰返す。
■その後は、従来から実施されている公知の方法に基づ
き、コロイダルシリカあるいはエチルシリケート加水分
解液及びジルコン粉末あるいは溶融シリカ粉末等のセラ
ミック微粉から成るスラリーに浸漬した後、ムライト質
あるいはジルコン等のセラミックで被覆するという操作
を被覆層の厚さが所定の厚さになるまで繰返す。
■被覆層が充分に乾燥した後ワックスを溶出し、残った
鋳型を焼成する。
■チタンあるいはチタン合金等の高融点活性金属を溶解
し、前記鋳型に注湯する。これら金属の溶解方法は問わ
ないが、真空あるいは非酸化性雰囲気中での溶解が望ま
しい。
■鋳型内で金属が凝固、冷却した後、鋳型を除去して鋳
造品を取出し、湯道、湯口等を除去して製品とする。
以下本発明をロストワックス鋳造用鋳型の表面被覆剤に
適応した実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。例中、部およ
び%は全で重量基準とする。
始めに、鋳型の性状について述べる。
(実施例1) 1、スラリーの調整 ポリビニルアルコール(以下PVAとする)として信越
ポバールC−17(信越化学工業■製部品名)277部
(以下重量部とする)に水を加えて98℃まで昇温し、
完全に溶解して3.0wt%の水溶液9233部を作っ
た。次にボールミルにイツトリア(Y、03)  50
0部、PVA水溶液9233部、消泡剤としてプルロニ
ックL−61(サンノブコ社製商品名) 0.27部を
添加し40分間混練しスラリーを調整した。イツトリア
の粒度分布は第2表I−Aのものを使用した。
2、ロストワックス法鋳造鋳型の製作 ■目的とする鋳物の形をしたワックス製の型を準備し、
上記スラリーにこの型を浸漬し、ワックス表面をスラリ
ーで被覆する。
■ワックス表面のスラリーが乾く前に、スラリー被覆層
の上からイツトリアスタッコを互選なく付着させる。
■第2層以降は従来から実施されている公知の方法にも
とづき、コロイダルシリカ粉末及びジルコン粉末から成
るスラリーに浸漬した後ムライト質耐火物スタッコ被覆
という操作を被覆層の厚さが所定の厚さになるまで繰り
返す。
■被覆層が十分に乾燥した後ワックスを溶出し、残った
鋳型を焼成する。
次いで、作製した鋳型の表面被覆層であるイツトリアス
ラリーおよびイツトリアスタッコ層の厚さ約1mmの外
観および断面を観察し評価した。被覆層表面にクラック
は全くなく、また、被覆層の断面には気泡はなかった。
このスラリー組成と鋳型の表面被覆層の外観評価結果を
第1表に示した。
(実施例2、比較例1.2) 実施例2は消泡剤を無添加とした以外は実施例1と同様
に実施し、比較例1はPVAの対イツトリア添加量が少
なく、比較例2は多い以外は実施例1と同様に実施し、
スラリー組成と鋳型の表面被覆層の評価結果を第1表に
示した。
(実施例3.4) 実施例3.4はイツトリアの粒度分布が第2表I−B、
  I−Cのものを使用した以外は実施例1と同様に実
施し、スラリー組成と鋳型の表面被覆層の評価結果を第
1表に示した。
(実施例5.6) 実施例5.6は希土類酸化物を夫々セリウム酸化物、エ
ルビウム酸化物に変えた以外は実施例1と同様に実施し
、その条件と結果を第1表に示すまた、希土類酸化物の
粒度分布を第2表に示す(比較例3.4) 比較例3.4はPVAの対イツトリア添加量とイツトリ
アのスラリー濃度を変化させた以外は実施例1と同様に
実施し、その条件と結果を第1表に示した。
(実施例7.8) 実施例7.8はバインダーとしての水溶性有機高分子を
夫々ヒドロキシプロピルメチルセルロース(以下HPM
Cと略記する)信越メトローズ60SH400(信越化
学工業■製部品名)、ポリエチレングリコール(以下P
Gと略記する) ”6000に変え、これらバインダー
の水溶’ta ilA度、対イツトリア添加量を変化さ
せた以外は実施例1と同様に実施し、その条件と結果を
第1表に示す。
次に、上記実施例に示した鋳型にチタン合金を鋳造した
際の条件と結果を述べる。
(実施例9.10、比較例5.6) 実施例9.10として実施例1.8で作製した鋳型並び
に比較例5.6として第3表に示すスラリーおよびスタ
ッコを第1層とし、以後実施例1と同一条件で作製した
鋳型を1個の湯口を共有する1連の鋳型に組合わせた。
電子ビーム溶解炉にてアルミニウム6%、バナジウム4
%を含むチタン合金を溶解し、前記鋳型内に遠心鋳造し
た。チタン合金が凝固、冷却後、鋳型を除去し、サンド
ブラスト仕上げした後、表面硬化層の深さおよび表面粗
さを測定した。この結果を第3表に示す。
(発明の効果) 本発明の水溶性有機高分子を配合した希土類酸化物スラ
リーは、ロストワックス鋳造用鋳型の表面被覆剤として
使用した場合に好適であり、鋳型第 2 表 表面に肌荒れがなく、 寸法精度が高(、 気泡、 プロ 隙のない精密な鋳造品を作製可能で産業上極めて利用価
値の高いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、希土類酸化物100重量部に対し、水溶性有機高分
    子0.1〜10重量部を含む水溶液を添加して成る希土
    類酸化物スラリー。 2、所定形状を有するワックス模型に耐火物粉末のスラ
    リーを塗布した後、セラミックス粒状物を散布する工程
    を1回以上繰返して該模型に耐火物による被覆層を形成
    し、乾燥する工程と、該模型からワックスを溶出し焼成
    する工程を経て鋳型を作製し、該鋳型に金属融液を注入
    して成形品を得る高融点活性金属成形品の製造法におい
    て、該スラリーとして請求項1に記載の希土類酸化物ス
    ラリーを用いることを特徴とする表面性状の優れた高融
    点活性金属成形品の製造方法。
JP3552790A 1989-03-22 1990-02-16 希土類酸化物スラリー Pending JPH038534A (ja)

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JP7019289 1989-03-22
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1299850C (zh) * 2004-05-28 2007-02-14 沈阳铸造研究所 钇稀土陶瓷型壳钛合金熔模精密铸造方法
JP2007069246A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd チタン合金用鋳型
JP2007069247A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd チタンアルミ合金用鋳型
CN103394634A (zh) * 2013-08-13 2013-11-20 赵溶 一种环保型水基颗粒铸造涂料及其制备方法

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