JP2524678B2 - 耐火造形物 - Google Patents

耐火造形物

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JP2524678B2 JP5131036A JP13103693A JP2524678B2 JP 2524678 B2 JP2524678 B2 JP 2524678B2 JP 5131036 A JP5131036 A JP 5131036A JP 13103693 A JP13103693 A JP 13103693A JP 2524678 B2 JP2524678 B2 JP 2524678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、安定な酸性水性コロイド状ジル
コニアゾルを含有する耐火造形物に関する。
【0002】よく知られた方法、すなわち、結合材およ
びゲル化剤を耐火材と混合し、混合物を化学的に固化ま
たはゲル化して結合物を形成し、次いで物体を焼成する
方法は、セラミック造形物の製造に従来使用されてきて
いる。典型的には、多くの造形物は、ケイ酸ナトリウ
ム、ケイ酸カリウム、コロイド状シリカ、および加水分
解したケイ酸エチルを結合材として製造されてきた。し
かしながら、最大の耐火性をもつ物体を得るためには、
より多くの耐火酸化物を残す結合材が好ましい。たとえ
ば、アルミナとジルコニアは耐火材のための高温の結合
を生成する。
【0003】米国特許第4,025,350号は、ジル
コニウム塩の水溶液をゲル化誘発剤およびゲル化遅延剤
および耐火粉末とに一緒に使用して、耐火物品を形成す
ることを示す。この組成物は、コストの増加を抑制しか
つ問題を抑制するために、追加のゲル化剤を必要とす
る。また、ジルコニウム塩のゲル化の副生物は、焼成の
間排除することが必要であろう。また、ジルコニウム塩
対酸化物のコストが追加される。
【0004】米国特許第4,201,594号は、耐火
材をジルコニウム塩で結合し、そしてゲル化剤とゲル化
遅延剤を混入することを記載している。同じ理由で、こ
れらの組成物は望ましさに劣る。
【0005】米国特許第2,984,576号は、分散
相中の固体の百分率が少なくとも30%であるジルコニ
アまたはハフニアのゾルで結合した耐火材の未焼成の混
合物を記載している。この特許は、本発明の安定な酸性
ジルコニアゾルとの使用に有効な特別の耐火材を記載し
ていないので、種々の耐火材の結合剤のみを記載してい
る。
【0006】米国特許第3,758,316号は、耐火
粉末と結合材前駆物質から耐火材を製造する方法を記載
し、そして前記結合材前駆動物質はコロイド状ジルコニ
アを包含するが、ゲル化剤の添加も必要とする。
【0007】本発明の基本的原理は、耐火材と、微細な
粒子サイズおよび酸性pHを有する安定な酸性ジルコニ
アゾルとからなる耐火混合物をつくることである。耐火
材は、活性な部分と、必要に応じて、比較的不活性な部
分とから構成されている。
【0008】高度に耐火性の材料は、ジルコニアゾルに
対して比較的不活性であろう。しかしながら、ある数の
耐火材はジルコニアゾルに対して完全には不活性ではな
く、実際にはこのゾルと反応してゾルをゲル化する。非
常に急速なゲルまたは遅いゲルは、活性な耐火材の特定
のタイプ、その粒度分布、および耐火混合物中のその分
布に依存して製造できる。ジルコニアゾルとゲル化を起
こす活性耐火材のいくつかの例は、アルカリ金属および
アルカリ土類金属のアルミン酸塩、ケイ酸塩、ジルコニ
ウム酸塩、スズ酸塩、チタン酸塩、ジルコニウムのケイ
酸塩および酸化物である。特定の例は、次のとおりであ
る:焼成酸化マグネシウム、電気的に溶融した酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、電気的に溶融した酸化カル
シウム、アルミン酸モノカルシウム、アルミン酸カルシ
ウムセメント、溶融したきん青石、高アルカリガラス、
アルミン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウムアルミニ
ウム、ジルコニウム酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸マグネシウムジルコニウム、マグネシウムフ
エライト、チタン酸マグネシウム、スズ酸マグネシウ
ム、ジルコニウム酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸カルシウムジルコニウム、チタン酸カルシウム、ス
ズ酸カルシウム、ジルコニウムバリウム、ケイ酸バリウ
ムアルミニウム、アルミン酸バリウム、ケイ酸バリウム
ジルコニウム、ズズ酸バリウム、チタン酸バリウム、ケ
イ酸バリウム、ジルコニウム酸ストロンチウム、スズ酸
ストロンチウム、ケイ酸ストロンチウムジルコニウム、
ケイ酸ストロンチウム、ケイ酸ストロンチウムアルミニ
ウム、チタン酸ストロンチウム、電気的に溶融した酸化
カルシウム安定化ジルコニア、電気的に溶融した酸化マ
グネシウム安定化ジルコニア、鉄クロマイト、ゼオレッ
クス(Zeolex)23、ウオラストナイト、ベント
ナイト、アルミン酸ストロンチウム、フオルステライ
ト、ケイ酸カルシウムアルミニウム、ホタル石、フルオ
ルバライト(fluorbarite)、ジルコニウム
酸リチウム、アルミン酸リチウム、ケイ酸リチウム、ケ
イ酸リチウムアルミニウム、チタン酸リチウム、ケイ酸
リチウムジルコニウム、およびジルコニアゾルと反応性
である他の耐火材。いくつかの比較的非反応性の耐火材
は、次のとおりである:単斜系ジルコニア、ハフニア、
アルミナ、ボーキサイト、ムライト、シリマナイト、ジ
ルコン、セリア、トリア、窒化ケイ素、シリカ、および
アルカリ金属およびアルカリ土類金属の酸化物またはジ
ルコニウムゾルと反応しうる不純物を構造中に大量に含
有しない他の物質。
【0009】この系を、アルミノシリケート、低アルカ
リガラス、アルミナ、ジルコニア、シリカ、および種々
の有機繊維、たとえば、絹、レーヨン、ナイロン、他の
合成繊維から作った種々の繊維の結合材として使用する
こともできる。
【0010】この明細書中に記載する実施例において使
用する水性ジルコニアゾルは、pH約0.3〜6.0の
範囲の酸性である。ジルコニア粒子の粒度は、一般に小
さく、25ミリミクロン以下程度である。ゾルは硝酸、
塩酸、酢酸などのような酸で安定化される。ゾルの“活
性”耐火材によるゾル化作用は、酸と“活性”耐火材と
の“塩”を生成する反応のためであると信じられ、この
反応はpHを上昇し、これによりゾル安定性を低下す
る。また、形成した塩はゾルのゲル化を触媒する。この
ゲル化反応は耐火材を結合して強い物体とする。
【0011】いくつかの因子が、ジルコニアゾルで結合
した耐火材本体の特性を支配する。このような因子の例
は、ゾル中の酸の種類、ゾルの粒度および材令、ゾル中
のジルコニアの百分率、混合物中の“活性”耐火材の百
分率および種類、その粒度分布、温度、および混合条件
である。
【0012】潜在的な“活性”耐火材の列挙は、多くの
場合耐火材の構造中のアルカリ金属またはアルカリ土類
金属の酸化物を示し、あるいは“活性”耐火材が酸と反
応することを示す。ゾルと反応する役目をする。このよ
うな“活性”耐火材の存在はゲル化を起こすばかりでな
く、またはある種の耐火材系のための焼結助剤としての
役目をするであろう。焼成後の結合した耐火材の比較的
引掻硬度は、“活性”耐火材による焼結作用の測度とし
ての役目をする。
【0013】本発明を利用する1つの手順は、ジルコニ
アゾルを少なくとも1種の“活性”耐火材と混合するこ
とによって注形した耐火造形物(shape)を製造す
ることである。耐火材の残部は、比較的不活性の耐火材
を含むことができる。ある場合において、活性耐火材の
性質に依存して、合計の耐火材は活性のタイプであるこ
とができる。他の場合において、“活性”耐火材は混合
物中の合計の耐火材の非常に小部分であることができ
る。活性耐火材の粒度分布および化学的性質は、“活
性”耐火材成分の量を決定する主要因子の2つである。
【0014】種々の耐火造形物を本発明に従い注形し
て、実際的製品、たとえば、金属溶融るつぼ、ボート、
タンデイツシュ、注入とりべ、注入コップ、管、棒、ス
ラブ、れんが、さや、炉付属物、炉車上部、平炉ドア外
装、炉部品、注入ノズル、炉ライナーなどを製造でき
る。このような混合物を使用して金属鋳造用の歯型およ
び宝石型を注型することもできる。とくに、これらの混
合物のいくつかはことに超合金、ステンレス鋼、ニオ
ブ、タンタル、チタンおよびモリブデンの鋳造用型に適
する。高温で不活性の耐火材、または低い活性の“活
性”耐火材、たとえば、ジルコニア、ハフニア、セリ
ア、アルミナ、イツトリア、ランタナを選択することに
より、きわめて高いPEC値を有しかつ前述の反応性金
属のいくつかに対して低い活性を有する鋳型を作ること
ができる。
【0015】必要に応じて、耐火造形物をプレスおよび
引き続く固化またはゲル化により作るために、前もって
決定した時間において“固化”または“ゲル化”するプ
レス用混合物をつくることができる。
【0016】ベルトまたは型上に流延し、次いでゲル化
または固化させることができる混合物から、薄いフィル
ムまたは厚いフィルムを作ることができる。型または造
形物の上へ被膜を浸漬または吹付けにより適用し、次い
でゲル化させることができる。
【0017】本発明による混合物は、射出成形により異
形れんがに成形できる。現在のセラミック射出成形技術
は、通常成形を容易とするための耐火材本体のための種
々の一時的結合材を必要とする。例えば高価なワック
ス、樹脂、プラスチックなどである。これらの有機材料
は燃焼して高温の結合材を残さず、そして有機材料が失
なわれる間収縮が起こる。本発明は、耐火材本体中に
“生の”結合と焼成した結合を提供する。この技術を用
いて種々の複雑な造形物、たとえば、スピンドル、ノズ
ル、金属鋳造用セラミックコア、セラミックタービン羽
根、金属鋳造用シェルモールド部品、および必要に応じ
て種々の他の造形物を成形するために使用できる。
【0018】本発明の主な用途は、制御した時間におい
て固化またはゲル化する注形した耐火物体を作ることで
ある。“活性”耐火材の比率は、塊状物に要する固化時
間に従って調整できる。この百分率は、特定の“活性”
耐火材とともに変化する。次いで、得られた耐火材混合
物を適当量のジルコニアゾルと混合して高度の注入稠度
(コンシステンシー、consistency)とし、
型へ注入または流延し、固化させることができる。耐火
混合物の粒度分布は、所望の結果、強度、型内の沈降お
よびゲル化時間に従って変えることができる。通常、型
への注入前に耐火材を十分に混合するために適切な時間
を経過させることが有利である。これは型の大きさ、お
よび混合物を取り扱う装置に依存する。小さい体積の手
動混合を用いる場合、混合は通常非常に短い時間、たと
えば1〜2分以内に実施することができ、次いで混合物
を調整して非常に急速にゲル化または固化することがで
きる。比較的速い造形物の製造には、5〜30分の比較
的速いゲル化時間が好ましい。混合物から泡を除去する
こと、そして適当な湿潤剤および消泡剤を混入して比較
的泡とボイドを含まない塊をつくることが望ましいであ
ろう。塊を完全にぬらし、そして注形前に脱気するため
には、時間を要する。理想的には、ゲル化は注入後でき
るだけすぐに起こすべきである。
【0019】本発明を例示するため、表1のデータは不
活性の耐火材、たとえば、板状アルミナと混合して、特
定の固化またはゲル化の時間を生成することができる、
活性耐火材の百分率を示す。耐火材を、20%のZrO
2を含有しかつ0.6のpHを有するジルコニアゾルと
混合する。アルミナ部分は、50%の325メッシュ以
下の小さい板状アルミナと50%の60メッシュ以下の
小さい板状アルミナとから構成されていた(Alcoa
社から入手した)。活性耐火材の百分率は、最終混合物
に使用する耐火材の合計量に基づいて計算する。
【0020】表1に示す試料はすべてすぐれた生強度を
有し、そして別々に1200°F(648.9℃)、1
800°F(982.2℃)、2000°F(1093
℃)および2500°F(1371℃)に焼成すると
き、きわめてすぐれた焼成強度を有した。
【0021】表1のものに類似する一連の実験を、表2
に従って実施し、ここで板状アルミナ耐火材基材は25
%の325メッシュ以下の小さいものと75%の60メ
ッシュ以下の小さいものとから構成されていた。この表
は、活性耐火材を用いた種々の混合物についてのゲル化
時間を示す。これらを、表1において使用したものと同
じジルコニアゾルと混合した。ゲル化後、これらの試料
はきわめてすぐれた生強度を有し、そして同じ温度条件
に焼成後、きわめてすぐれた焼成強度を有した。すべて
の場合において、2500°F(1371℃)における
強度は2500°F(1371℃)より低い温度で焼成
したものよりも大きかった。
【0022】いくつかの独特の特性は、表1に記載する
組成物について認められた。一連の試験片、ほぼ厚さ1
インチ(2.54cm)、幅1インチ(2.54cm)
および長さ2.375インチ(6.033cm)を、表
1において調製したものと同じ組成物を用いて型内で調
製した。それらを30分間ゲル化後固化し、次いで型か
ら取り出した。型から取り出した後、試験片を空気中で
一夜空気乾燥し、次いで120℃で4時間炉乾燥してす
べての水を造形物から除去し、次いで冷却するためデシ
ケーターに入れた。それを次いで取り出し、直ちに測定
した。すべての試験片は型の寸法から約0.5〜1%程
度の収縮したことが認められた。試験片が乾燥した後、
それらを1200°F(648.9℃)に加熱し、その
温度に2時間維持し、次いで室温に放冷し、再測定し
た。測定後、試験片を1800°F(982.2℃)に
再加熱し、その温度に2時間保持し、冷却し、次いで再
測定した。この同じ加熱を別々に2000°F(109
3℃)および2500°F(1371℃)で実施し、そ
の後試験片を測定した。多くの試験片について、冷却後
非常に小ないしかなり測定可能な永久的膨張が起こった
ことが認められた。表2のデータが示すように、永久的
な膨張は注形した試験片のある数について得られた。負
の値は収縮を示す。数値の残部は、永久の膨張を示す。
【0023】この表から観察されるように、多少の実質
的な膨張はある種の試料について起こる。これらの膨張
は活性耐火材の比率にかならずしも関係しないが、活性
耐火材の存在を明確に原因とする。各組成物は多分異な
る方法で作用し、そして得られる膨張の量の支配する異
なる反応生成物を生成する。これは、このジルコニアゾ
ルで結合した系を用いて耐火材本体を焼成する間、収縮
を最小にする。通常、耐火材の高温への焼成の間かなり
の焼結が起こるとき、焼結とともにかなりの収縮が起こ
る。下表におけるいくつかの組成物は、2500°F
(1371℃)で焼成したときでさえ、比較的低い収縮
を示すことが認められる。表3は、25%の325メッ
シュ以下の粒子と75%の60メッシュ以下の粒子とを
含有する板状アルミナを、対応する“活性”耐火材とと
もに使用した試験片について行った。同様な一連の測定
を示す。
【0024】以下の実施例は、酸安定化ジルコニアゾル
とともに使用した他の耐火材の例であり、そして“活
性”耐火材の使用を示す。
【0025】
【実施例】実施例I 組成物: 電気的に溶融した酸化カルシウム 安定化酸化ジルコニウム − 325メッシュ 30g 溶融した酸化マグネシウム −325メッシュ 1g 板状アルミナ 60メッシュ以下 150g 板状アルミナ −28+48メッシュ 120g この耐火組成物を、20%のZrO2を含有する酸安定
化ジルコニアゾルの35mlと混合した。次いで、それ
らをゴムの型に注入した。ゲル化時間は、ほぼ5分であ
ると決定された。30分後、試料を型から取り出し、そ
してダイヤモンドのこぎりにより、破壊係数の測定のた
めの試験片に切った。この混合物の未焼成の強度は、ほ
ぼ57psiであった。試料を2500°F(1371
℃)に焼成し、2時間保持し、室温に冷却し、そして破
壊係数は575psiと決定された。同様な2700°
F(1482℃)に2時間焼成し、次いで冷却すると、
910psiの破壊係数が得られた。2900°F(1
593℃)に2時間焼成し、冷却すると、1888ps
iの破壊係数が得られた。
【0026】実施例II 組成物: 板状アルミナ −325メッシュ 240g 電気的に溶融した酸化マグネシウム 2g これを、実施例Iにおけるように、45mlの同じジル
コニアゾルと混合した。この混合物についてのゲル化時
間はほぼ4.5分であった。生の破壊係数を測定しなか
ったが、2000°F(1093℃)に2時間焼成し、
冷却した試験片は234psiの破壊係数を示した。2
500°F(1371℃)に2時間焼成し、冷却する
と、破壊係数は1164psiであった。2700°F
(1482℃)に2時間焼成し、冷却すると、2995
psiの破壊係数が得られた。2900°F(1593
℃)に2時間焼成した試験片は、5674psiの破壊
係数を示した。
【0027】実施例III 組成物: EF酸化ジルコニウム、 カルシウム安定化したもの、 −325メッシュ 170g −50+100メッシュ −325メッシュ 160g −12+35メッシュ −325メッシュ 80g この耐火組成物を、実施例Iにおいて使用したジルコニ
アゾルの30mlと混合した。ゲル化時間を8分であっ
た。試験片を特定の温度に2時間焼成し、冷却後試験し
た後、破壊係数は次のとおりである: 実施例I、IIおよびIIIからの試験片は、また、焼
成前および各焼成後、測定すると、次の永久の膨張
(+)または収縮(−)の百分率を示した: 実 施 例 焼成温度、°F(℃) II III 2000(1093) +0.08 −0.09 −0.11 2500(1371) +0.29 −0.46 −0.51 2700(1482) +0.40 −1.60 −0.50 多少の永久的膨張の発生はある組成物について沈降およ
び乾燥収縮を排除または最小にすることを促進し、これ
によって造形物における寸法精度を増加しうるであろ
う。
【0028】次は、本発明を用いることができる典型的
なシエルモールト系の例である: 組成物: 電気的に溶融した酸化カルシウム 安定化酸化ジルコニウム 2000g 20%のZrO2を含有するジルコニアゾル 500g 濃塩酸 17ml 湿潤剤 ─ SteroxNJ 15滴 このスラリーは、ザーン(Zahn)#4カップにより
測定したとき34秒の粘度であるように調製した。ワッ
クスのシート、ほぼ厚さ1/8インチ(0.318cm)
×幅2.5インチ(6.35cm)×長さ5.5インチ
(13.97cm)、をこのスラリー中に浸漬し、そし
てこのスラリー中に使用したのと同じ組成の−50+1
00メッシュのジルコニアを、湿っている間、直ちに塗
布した。数個の試験片を浸漬した後、このスラリーをジ
ルコニアゾルで希釈して15秒の粘度にし、そして最初
の浸漬物を一夜乾燥した後、追加の浸漬を適用した。第
2の被膜がまだぬれている間、それをこのスラリー中材
料と同じ組成の−12+35メッシュの比較的荒いジル
コニアの粒体で塗布した。これを追加の被膜について反
復し、そして最後の密封被膜を適用し、全部で6塗布
(stucco)層と7スラリー層を形成した。最終の
浸漬により、1日2回の浸漬を適用した。次いで、浸漬
した試験片を2日間乾燥し、ワックスを溶融した。試験
片を次に幅1インチ(2.54cm)に切り、乾燥し、
次いで未焼成の強度について試験した。6個の試験片を
試験し、500psiの平均の破壊係数値を得た。追加
の試験片を、2000°F(1093℃)から始まる種
々の温度に2時間焼成し、室温にもどし、試験した。2
000°F(1093℃)に焼成後、MORは220p
siであった。2200°F(1204℃)に焼成し、
室温に冷却した後、MORは300psiであった。2
500°F(1371℃)に焼成後、MORは1200
psiに増加した。これにより示されるように、本発明
を利用してシエルモールド組成物について実質的な強度
が得られた。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸安定化された水性コロイド状ジルコニ
    アゾルを耐火材と混合し、その際、該耐火材は該ゾルを
    ゲル化しうる活性耐火材から成り且つ該ゾルをゲル化さ
    せるに十分な量で存在し、ゲル化前に混合物を造形物に
    成形し、前記造形物を乾燥し;そして前記造形物を硬化
    せしめるに十分な温度まで焼成せしめることを特徴とす
    る焼成した造形物の製造法。
  2. 【請求項2】 酸安定化されたジルコニアゾルと活性耐
    火材を混合する際、不活性耐火材も存在させてそれも一
    緒に混合する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 a)酸安定化された水性コロイドジルコ
    ニアゾルと耐火材の混合物を作り、ここにおいて上記耐
    火材は適当な非ゲル作用期間後に上記ゾルをゲル化する
    ことが可能な活性耐火材を含有し、 b)上記混合物を原型に適用し、 c)上記混合物を上記原型上でゲル化させ、そして d)該ゲル化混合物から原型を取り除く、 段階を含む耐火鋳造用型を作る方法。
  4. 【請求項4】 段階d)の該ゲル化混合物を乾燥し、溶
    融金属を受けるのに適当な温度に加熱する請求項3記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 該原型に該混合物を適用する段階の後
    に、被覆された型上に粗耐火材を散布し、得られた被覆
    をゲル化させ、上記被覆された原型に上記混合物の第2
    の被覆を適用し、上記第2の被覆上に粗耐火材を散布
    し、上記第2の被覆をゲル化させ、そして原型上に金属
    鋳造に十分な厚さの耐火シェルを形成するために該被覆
    及び散布工程を繰返し、得られたシェルから原型を取除
    き、乾燥しそして上記シェルを溶融金属を受けるための
    シェルモールドを形成するのに適当な温度まで加熱する
    ことをさらに含む請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 該混合物の第1の被覆からの耐火物が該
    混合物の第2の被覆に基づく耐火物と異なっている請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 活性耐火材が、アルカリ金属及びアルカ
    リ土類金属のアルミン酸塩、ケイ酸塩、ジルコニウム酸
    塩、スズ酸塩、チタン酸塩、ジルコニウムのケイ酸塩お
    よび酸化物からなる群より選ばれる、請求項3記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 a)酸安定化された水性コロイドジルコ
    ニアゾルと耐火材の混合物を作り、ここにおいて上記耐
    火材は適当な非ゲル作用期間後に上記ゾルをゲル化する
    ことが可能な活性耐火材を含有し、 b)上記混合物を原型に適用し、 c)上記混合物を上記原型上でゲル化させ、そして d)該ゲル化混合物から原型を取り除く、 段階を含む方法によって金属鋳造型をつくり、そして上
    記型中に金属を注入することを含む金属鋳造物を作る方
    法。
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