JPH0385000A - 電子部品挿入判定方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子部品自動挿入機による電子部品の配線基板
への挿入の良否を判定する電子部品挿入判定方式に関す
る。

〔従来の技術〕

従来、この種の挿入判定方式としては、電子部品自動挿
入機（以下自動挿入機と記す）にセットされた配線基板
の裏面側に微少な光センサを設置し、配線基板に挿入さ
れ裏面側に出た電子部品のリード線の反射光を検出し、
所定の光量に達していたら「挿入された」と判定する方
式がある。

第４図は従来の電子部品挿入判定方式の一例を示す図で
ある。微少な発光素子８が、電子部品７のリード線があ
るべき位置に向って常時発光している。光センサ９は、
電子部品７のリード線があるべき位置の光を常時受光し
ており、リード線が挿入されると発光素子８の光がリー
ド線で反射されたものを受光する。

自動挿入機のプッシャー３が挿入動作をする度に光セン
サ９の受光する光量を所定の光量と比較し、受光した光
量が所定の光量よりも大きい場合はリード線が挿入され
たく挿入長〉と判定し、受光した光量が所定の光量より
も小さい場合はリード線が挿入されていない（挿入不良
〉と判定する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の電子部品挿入判定方式は、短時間で光セ
ンサのレンズ部分が汚れて感度が落ち、電子部品を挿入
したにもかかわらず、検出した反射光が所定の光量に達
しないため「挿入されていない」と判定してしまう欠点
がある。

これを防ぐために、１日に何回も自動挿入機を停止させ
て、光センサのレンズ部分を清掃する必要がある。

本発明の目的は、自動挿入機の清掃作業を不要とし、挿
入判定精度の向上および生産性の向上を可能とする電子
部品挿入判定方式を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の電子部品挿入判定方式は、電子部品自動挿入機
のブツシャ−による電子部品の配線基板への挿入の良否
を判定する電子部品挿入判定方式において、前記プッシ
ャーの移動量を検出し対応する値を示す電気信号を出力
する移動量検出手段と、前記移動量検出手段からの電気
信号を受け前記プッシャーと前記配線基板間の残存距離
を算出し、あらかじめ登録された前記電子部品の最大部
品商および最小部品商それぞれと比較することにより電
子部品の挿入の良否を判定する判定手段とを備えたこと
を特徴とする。

〔実施例〕

次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明を適用した自動挿入機の挿入ヘッド部の
一実施例を示す模式的斜視図である０本実施例の自動挿
入機は、電子部品７のリード線を保持し配線基板６の挿
入位置に案内するリードガイド１と、挿入圧力を発生す
るシリンダ２と、シリンダ２に挿着されて上下に動くシ
リンダ軸を兼ね電子部品７に挿入圧力を印加するプッシ
ャー３と、プッシャー３に設けられたラックと噛合する
ビニオンを有しプッシャー３の移動量に対応した値を示
す電気信号を出力するエンコーダ４と、エンコーダ４か
らの電気信号を受けプッシャー３と配線基板６間の残存
距離を算出しあらがしめ登録された電子部品７の部品高
と比較し許容値以内であるかどうかを判定する判定器５
とを備えている。

第２図は登録が必要な電子部品７の部品高を説明する図
である。ｈは部品高を表わし、電子部品７が良好に配線
基板６に挿入された状態の配線基板６の表面から電子部
品７の頂点までの高さである。電子部品７は同一種類で
も大きさのばらつきがあり、許容される最大、最小の部
品高をそれぞれｈａ、ｈｂとする。

第３図は第１図の自動挿入機による電子部品７の挿入不
良判定時の説明図である。Ｈは基準値で、配線基板６の
表面からプッシャー３の電子部品７への圧力印加部分の
初期位置までの距離を表わす、Ｓは挿入ストローク量で
、プッシャー３が電子部品７の挿入のために初期位置か
ら移動した距離を表わす。

次に動作を説明する。リードガイド１は電子部品７を保
持し配線基板６の挿入位置に案内する。

シリンダ２およびプッシャー３による電子部品７の挿入
動作が終了すると、プッシャー３の挿入ストローク量（
Ｓ）を示す電気信号がエンコーダ４から判定器５へ送信
される０判定器５は、基準値（Ｈ）と挿入ストローク量
（Ｓ）との差からプッシャー３と配線基板６間の残存距
離（Ｈ−３）を求め、あらかじめ登録されている最大部
品商（ｈａ）、最小部品商（ｈｂ）それぞれと比較処理
する。

Ｈ−３＜ｈｂ　　であれば、第３図（ａ）に示すように
、電子部品７がリードガイド１から外れて倒れてしまっ
た状態の挿入不良と判定する。

Ｈ−３＞ｈａ　　であれば、第３図（ｂ）に示すように
、配線基板６の穴位置と電子部品７のリード線位置とが
ずれている状態の挿入不良と判定する。

ｈｂ≦Ｈ−３≦ｈａ　　であれば、挿入長と判定する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の電子部品挿入判定方式は
、プッシャーの挿入ストローク量から配線基板との残存
距離を算出し、登録されている電子部品ごとの最大、最
小の部品商と比較して電子部品が配線基板に挿入された
かどうかを判定することにより、従来の光センサによる
挿入判定方式のような清掃作業が不要となり、挿入判定
精度の向上および生産性の向上を可能とする効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した自動挿入機の一実施例を示す
模式的斜視図、第２図は電子部品の部品商を説明する図
、第３図は第１図の自動挿入機による電子部品の挿入不
良判定時の説明図、第４図は従来の電子部品挿入判定方
式の一例を示す図である。 １・・・リードガイド、２・・・シリンダ、３・・・プ
ッシャー、４・・・エンコーダ、５・・・判定器、６・
・・配線基板、 ７・・・電子部品、 ８・・・発光素子、 ９・・・光セン サ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　電子部品自動挿入機のプッシャーによる電子部品の配
   線基板への挿入の良否を判定する電子部品挿入判定方式
   において、前記プッシャーの移動量を検出し対応する値
   を示す電気信号を出力する移動量検出手段と、前記移動
   量検出手段からの電気信号を受け前記プッシャーと前記
   配線基板間の残存距離を算出し、あらかじめ登録された
   前記電子部品の最大部品高および最小部品高それぞれと
   比較することにより電子部品の挿入の良否を判定する判
   定手段とを備えたことを特徴とする電子部品挿入判定方
   式。