JPH0384312A - 石油気化燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は例えば石油給湯器の一部としても用いることの
できる石油気化燃焼装置に関する。

〈従来技術とその課題〉 石油燃料を気化器でガス化し、これをバーナに送って燃
焼させる方式の燃焼装置では、気化器や、気化器からバ
ーナに至るまでの通路やノズル等にタール分が付着、蓄
積する欠点があり、この結果、バーナー・の燃料のイハ
給に不足が生して燃焼力が低下したり、気化器での気化
が不良となったりする問題があった。この問題を解決す
る手段の１つとして、気化器を空焼きする方法が従来提
供されている（特開昭６２−５６７１１号）。この特開
昭６２５６７１１号公報に記載の装置は、タール分が気
化器に堆積して異常燃焼を起こすと、その異常燃焼を判
定し、空焼きを行うように構成されたものである。

ところがこの従来の装置では、燃焼異常が生した時点で
気化器の空焼きを行うのであるから、実際には手遅れ的
な面があり、気化器や装置の健全な使用という点で問題
があった。

そこで本発明は、タール分が多量に付着したりする前に
、確実に気化器の空焼きを行い、これにより装置の使用
を健全化し、耐久性の向上を図ることのできる石油気化
燃焼装置の提供を目的とする。

〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の石油気化燃焼装置は
、石油を気化器で気化させた後、これをバーナに送って
燃焼を行う石油気化燃焼装置であって、装置の運転が一
定回数に達する毎に又は装置の運転時間が一定時間に達
する毎に、気化器の空焼き運転を行うことを第１の特徴
としている。

また本発明の石油気化燃焼装置は、石油を気化器で気化
させた後、これをバーナに送って燃焼を行う石油気化燃
焼装置であって、バーナの燃焼回数が一定回数に達する
毎に又はバーナの燃焼時間が一定時間に達する毎に、気
化器の空焼き運転を行うことを第２の特徴としている。

また本発明の石油気化燃焼装置は、上記第１又は第２の
特徴において、気化器の空焼き運転を行う代わりに、気
化器の空焼き運転の必要がある旨の表示を行うことを第
３の特徴としている。

〈作用〉 上記本発明の第１の特徴によれば、気化器の空焼き運転
を行うべき運転回数又は運転時間として、気化器内等に
多量のタール分が蓄積する以前の運転回数または運転時
間を予め選んで決定しておくことにより、クール分が多
量に気化器内等に付着するまでに確実に空焼き運転を行
うことができる。よって装置を常に健全に使用でき、装
置寿命を向上させることができる。勿論装置に故障等が
生しにくい。

また上記本発明の第２の特徴によれば、気化器の空焼き
時期として、気化器内で実際に気化作用が行われる回数
、時間でもある燃焼回数又は燃焼時間が採用されるので
、より適切な空焼き運転時期を得ることができる。

また上記本発明の第３の特徴によれば、装置の運転又は
バーナの燃焼が一定回数に達する毎に又は装置の運転時
間又はバーナの燃焼時間が一定時間に達する毎に、気化
器の空焼き運転が必要である旨の表示をするので、気化
器の空焼き運転が突然自動的に行われるのではなく、人
手により、その注意力による監視の元で気化器の空焼き
運転が行われることとなり、空焼き運転そのものの安全
性も高まる。勿論、−足回数又は一定時間として、ター
ル分が多量に付着する以前の回数又は時間を採用するの
で、上記第１又は第２の特徴による作用効果も得ること
ができる。

〈実施例〉 第１図は本発明の実施例を示す全体構成図で、第２図は
運転制御例を示すフローチャートである。本実施例は石
油気化燃焼装置を給湯装置に利用した例である。

給湯器のケース１内にバーナ２が設けられ、下部に送風
ファン３が、又ケース１内上部に給湯用の熱交換部４が
設けられている。

気化器５にはヒータ６が設けられており、石油タンク７
から電磁ポンプ８により給油管９を通って前記気化器５
内に送られた石油は、そこで気化されてガスとなり、ノ
ズル１０内を通って前記バーナ２に送られる。ノズル１
０はソレノイド１１で進退せられるニードル弁１２で開
閉される。１３は再液化油の戻し管である６１４は点火
器、１５は水流スイッチである。装置の制御はリモコン
２０とマイクロコンピュータ内蔵の制御部３０により行
われる。リモコン２０には運転スイッチ２１とそのラン
プ２１ａが設けられている。

制御部３０による運転制御について第２図も参照して説
明する。

今リモコン２０の運転スイッチ２１が押されて、スイッ
チがオンされると（ステップ（イ））、制御部３０を介
してヒータ６がオンされ、ヒータ６による気化器５の予
備加熱が開始される（ステップ（ロ））。この予熱は実
際に燃焼が開始される際に、石油気化動作を遅れること
なくスムーズに行えるようにするための待機動作である
。

この状態で、図示しない給湯カランが使用者によって開
かれると、水流スイッチ１５による燃焼開始信号が制御
部３０に入力される（ステップ（ハ））。

これにより送風ファン３、電磁ポンプ８が駆動開始し、
ソレノイド１１がニードル弁１２を後退させてノズル１
０を開く。そして点火器１４が作動し、気化器５で気化
されてバーナ２へ送られてきたガスに点火せられ、燃焼
が開始される（ステップ（ニ））。

給湯カランが閉止されると、水流スイッチ１５から燃焼
停止信号が制御部３０に入って（ステップ（ホ））、燃
焼停止される（ステップ（へ）ン。この場合にも前記気
化器５の予熱は停止されない。

以上のようにして使用者が給湯カランを開ける毎に燃焼
とそれによる給湯が行われるが、燃焼が行われていない
間も気化器５は予熱状態に保持されている。

そして、今、ヒータ６が予熱されているときに、運転ス
イッチ２１がオフされるか（ステップ（ト））、運転自
動停止信号を人力すると（ステップ（チ））、ヒータ６
の予熱が終了せられる（ステップ（す））。前記運転自
動停止信号は、燃焼が一定時間引き続いて行われない場
合に自動的にヒータ６の予熱が停止され、装置の運転が
停止されるようにした安全と省電力機構のための信号で
、このような機構を備えていない装置ではステップ（チ
）は不要である。

前記運転終了によりヒータ６の予熱が終了すると、運転
終了の信号をもって、制御部３０内のカウンターがそれ
をカウントする（ステップ（ヌ））。そしてこのカウン
ト数ｎが予め設定された値Ｎに達したか否かか判断され
（ステップ（ル））、イエスであると、それによって気
化器５の空焼き運転が行われる（ステップ（オ）ン。空
焼き運転は、ヒータ６がオンされ、ニードル弁１２が開
かれることにより行われる。前記気化器５は空焼きによ
り、内部に付着しているタール分が気化されて除去され
る。勿論気化器５以後の通路、ノズル１０内も加熱され
てタール分が除去される。空焼きは予め定められた一定
時間後終了せられる。空焼き終了により制御部３０内の
カウンターかりセットされる（ステップ（ワ））。

前記値Ｎは、気化器５やその周辺にタール分が多量に付
着してしまうことのない適当な回数を装置の種類や大き
さに応して実験的に得ることによって、設定することに
なる。

なお本実施例では装置の運転回数をもって空焼き時期を
設定したが、運転時間をもって空焼き時期を設定しても
よい。この場合には、タール分が多量に付着することの
ない適当に長い時間を予め実験で求め、これを設定値と
し、制御部３０内で運転時間を積算して、この積算値が
設定値となった時点で気化器５の空焼きを行う。

また上記実施例では運転回数を運転停止でもってカウン
トするようにしているが、運転開始をもってカウントす
るようにしてもよい。この場合には、カウントが設定値
Ｎになった運転の終了を待って空焼きが行われることに
なる。

また上記実施例では装置自体の運転回数や運転時間で気
化器の空焼き時期を定めているが、実際の燃焼回数や燃
焼時間で空焼き時期を定めてもよい。この場合にはカウ
ンターにより燃焼回数や燃焼時間を積算し、それが予め
定めた一定値になると空焼きを行う。

さらに上記実施例では、運転回数又は運転時間が設定値
に達すると自動的に気化器の空焼きが行われる構成とし
ているが、これを自動的に行うのではなく、気化器の空
焼き運転の必要がある旨の表示（警告）を示すように構
成してもよい。例えば第１図のリモコン２０に警告ラン
プ２２を設けて、このランプ２２が点灯するようにし、
さらに気化器の空焼き手動スイッチ２３を設ける。使用
者が警告ランプ２２の点灯を確認し、自らの手で空焼き
手動スイッチ２３をオンすることにより、使用者の認識
下で空焼きを安全に行える。なお空焼き手動スイッチ２
３は通常時に使用されないので、リモコン２０の一部に
収納された状態で設けてもよい。

〈効果〉 本発明は以上の構成よりなり、請求項１に記載の石油気
化燃焼装置によれば、装置の運転が一定回数に達する毎
に又は装置の運転時間が一定時間に達する毎に、気化器
の空焼き運転を行うので、前記−足回数又は一定時間を
適当に設定することにより、気化器内やノズル内等に多
量のタール分が付着する前に、比較的容易にタール分を
除去できる。よって、装置を常に良好な状態で運転でき
、故障や運転不良の少ない、耐久性のよい装置とするこ
とができる。また空焼き運転が自動的に行われるのでユ
ーザに手間をかけることがない。

また請求項２に記載の石油気化燃焼装置によれば、実際
の燃焼回数又は燃焼時間で気化器の空焼き時期を得るの
で、より実使用に即した適切な空焼き時期を得ることが
でき、−層良好な状態に装置を維持することができる。

また請求項３に記載の石油気化燃焼装置によれば、空焼
き運転時期がくれば、その旨が表示されるので、ユーザ
はその表示に従って空焼きを行えばよい。よってタール
分が多量に気化器内等に付着する前に確実に気化器の空
焼きを行うことができ、故障や運転不良の少ない、耐久
性のよい装置とすることができる。また空焼き運転自体
はユーザ自らの注意下において行われるので、安全であ
る。

１

【図面の簡単な説明】

第工図は本発明の実施例を示す全体構成図、第２図は運
転制御例を示すフローチャーＩ・である。 ２：ハ゛−す ５：気化器 ６：ヒータ ７：石油タンク １０：ノズル １２；ニードル弁 ２０：リモコン ３０：制′４１■部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）、石油を気化器で気化させた後、これをバーナに
   送って燃焼を行う石油気化燃焼装置であって、装置の運
   転が一定回数に達する毎に又は装置の運転時間が一定時
   間に達する毎に、気化器の空焼き運転を行うことを特徴
   とする石油気化燃焼装置。
2. （２）、石油を気化器で気化させた後、これをバーナに
   送って燃焼を行う石油気化燃焼装置であって、バーナの
   燃焼回数が一定回数に達する毎に又はバーナの燃焼時間
   が一定時間に達する毎に、気化器の空焼き運転を行うこ
   とを特徴とする石油気化燃焼装置。
3. （３）、気化器の空焼き運転を行う代わりに、気化器の
   空焼き運転の必要がある旨の表示を行うことを特徴とす
   る請求項１又は２に記載の石油気化燃焼装置。