JPH0383769A - 延伸・撚糸巻上げによるカバリング用パッケージの製造方法 - Google Patents
延伸・撚糸巻上げによるカバリング用パッケージの製造方法Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ト糸を被覆巻付けするカバリング工程において被覆用糸
供給用に用いられるカバリング用パッケージを1!造す
る方法に関するものである。
性フィラメント糸にポリアミドフィラメント糸を被覆巻
付けしてなるカバリング弾性糸が一般に使われてきてい
る。特に、ポリウ1ノタン弾性糸とポリアミド糸による
カバリング弾性糸がストッキング用に多用されてきてい
る。
付きボビンに巻上げられたパッケージとしてカバリング
工程に供される。このカバリング用パッケージは、従来
、フリクションドライブによるボビン繰り機という簡易
な装置によって、ポリアミドフィラメント糸を、単に、
鍔付きボビンに巻替えすることによって製造されていた
。
および正面図〉に示すように、糸条(Y)を原糸パッケ
ージ(41)から引出し、ガイド(42)、リング式テ
ンサー(43)による張力付加、バーガイド(45)、
およびトラバース装置(46)によるトラバースを経て
、鍔付きボビン(10)に巻上げることにより行われる
。ここで、巻上げ装置部分は、駆動軸(47)に固定さ
れて回転する摩擦駆動ホイール(48)、該駆動ホイー
ルに自重で接触することにより駆動回転される摩擦ロー
ル(49)、該摩擦ロールの軸芯(50)(軸受け(図
示なし〉で支えられている)と同軸に嵌挿され摩擦ロー
ルと一体となって回転する鍔付きボビン(10)から主
として構成されている。鍔付きボビン(10)に巻上げ
られる糸条(’l’)はテンサーにより張力付加される
が、そのテンサーとしては、図示したようなリング式テ
ンサー(43) (IIBされた複数のリング(44)
の自重と糸張力のバランスによる摩擦接触角の変化で張
力付加と張力制御を行うテンサー)、あるいは、セラミ
ックなどによる2組の櫛状の摩擦抵抗体を嵌合状に組合
わせ、スプリングなどでこの噛合せ力を設定して、この
間に糸状を走行させるゲート式テンサー等が用いられる
。
用ボビンの回転速度に依存するので、この生産性向上の
ためにカバリング速度を速くすることが行われてきてい
る。ざらにまた、得られる被覆弾性糸の高性能化のため
に15デニール以下のような極細糸をカバリング用に用
いることも行われてきている。
ング用パッケージを用いたのでは、カバリング工程の高
速化やカバリング糸の細繊度化に伴い、カバリング時の
糸切れが増加するという大きな問題が生じていた。特に
、回転速度が30、OOOrpm以上、40.000
rpm程度のように高速となっていくと、糸切れの頻発
によりカバリングを行うことすら困難であった。
ョンドライブによる鍔付きボビンの回転速度を一定にし
ているだけであるので、実際に糸条が巻上げられる速度
は、巻上げにつれて変化する巻層の直径の変動に伴って
変化してくる。このボビン直径の変動の程度は、糸条r
a度、巻取張力、およびパッケージ径やパッケージフオ
ームという給糸パッケージ条件などによってかなりばら
つくので、一定時間の巻上げを行っても、巻上げられた
パッケージ間の糸長は大きくばらつき、通常5%程度の
糸長差が存在していた。即ち、ボビン繰り機による従来
法では、鍔付きボビン上に巻上げる糸長を一定に制御す
ることが困難であった。
ける加工終了時がその糸長差分だけ異なってくるので、
多数錘を一斉にスタートし一斉に終了するシステムで運
転するカバリング工程では、空運転、あるいは被覆用糸
の残糸屑糸の発生、その屑処理などの問題が生じる。即
ち、短い糸長のパッケージに合せて一斉終了すると、残
りのパッケージの残糸が全て屑糸となりボビン上の屑糸
量は大きなもの(平均数%程度)となる。逆に、長い糸
長のパッケージに合せて終了すると、残糸量の問題は解
消するが、逆に、カバリング糸がなくなった錘で芯糸の
弾性繊維がそのまま巻取られむだに消費されることにな
るし、しかも、空運転で機械の運転効率が低下する。
2個用いるダブルカバリング工程の場合においては、同
−錘のパッケージ間でも発生する。
る前に停機して糸継ぎし、再スタートするという巻足し
方式もあるが、糸継ぎのための手間や時間的ロスが生じ
るし、しかも、カバリング工程のみならず得られたカバ
リング弾性糸の編成工程においても、糸継ぎ白部での糸
切れトラブルが多発するという別の大きな問題が生じて
くるので、有効な解決手段とはなっていない。
バリング糸を細繊度化したりしても、カバリング工程に
おける糸切れを少なく抑えることが可能なカバリング用
パッケージを製造する方法の提供を主たる目的とする。
なカバリング用パッケージを製造する方法の提供を別の
目的とする。
下のポリアミドフィラメント糸を1゜04倍以上に延伸
し、引続いて、カバリング用鍔着きボビンにリング撚糸
巻上げし、パッケージ表面平均硬度が93度以上のカバ
リング用パッケージとする延伸・撚糸巻上げによるカバ
リング用パッケージの製造方法(請求項1)、および、
延伸、撚糸巻上げの開始から、一定時間の巻取終了時あ
るいは一定長の延伸糸の巻取終了時に、前記延伸、撚糸
巻上げを自動的に停止させる請求項1記載の延伸・撚糸
巻上げによるカバリング用パッケージの製造方法(請求
項2〉からなる。
いて、1.04倍以上の延伸を行うこと、その原糸とし
て伸度が80%以下のナイロンフィラメント糸を用いる
こと、および、延伸−撚糸巻上げされたパッケージの表
面平均硬度を93度以上とすることが重要である。
巻上げ終了時あるいは巻上げ糸条長でもって制御I″r
jるという手段を、さらに用いることとするものである
。
フィラメント糸は伸度が80%以下の糸条であることが
必要であり、また、延伸操作性からして40%以上の伸
度を有することが好ましい。
により製糸されたポリアミド糸、紡糸後引続いて延伸す
ることにより製糸されたポリアミド糸、または、紡糸後
−旦巻取った後に延伸したポリアミド糸のいずれであっ
てもよいが、なかでも、得られるカバリング糸の均一性
の面から高速紡糸法によって得られたポリアミド糸が好
ましい。
〉に延伸される。さらにその上、リング撚糸巻上げされ
、巻上げられたパッケージの表面平均硬度が93度以上
であるので、高速カバリング時でも糸切れの生じないカ
バリング用パッケージとすることができる。93度以上
というパッケージ硬度水準は、巻取時張力等を適正化す
ることにより得ることができる。例えば、延伸倍率1.
1倍、巻取り撚数13t/mとし、巻始めから巻終りま
での平均巻取張力を0.05g/d以上とする等の条件
を採用すればよい。
・プラスチック硬度計C型(高分子計器(株〉製〉を用
いて測定すればよい。
ング用パッケージを製造する工程の一例を示す概略図で
ある。
ードロール(4,5)を経て糸条(ya)を一定速度で
引き出し、延伸ゾーン(6)により所定倍率に延伸する
。ドローロール(7)の表面速度はフィードロール(5
)の送り出し速度に対し1.04倍以上の高速度としで
あるので、この間で1.04倍以上に延伸される。延伸
された糸条は、ガイド(9)、ざらに、リング(10)
上を滑走するトラベラ(11)を経て、回転する鍔付き
ボビン(12)に巻上げられる。
下鍔部の間を往復し、均一にボビン巻きが行われる。
)は、軸受けを介して架台上で支えられ(図示なし〉、
走行しているベルト(14)によって駆動ドラム部で回
転が付与されている。また、スタート時の緒糸巻取り用
として、ウェストスプールが設けられていてもよい(図
示なし)。
部、延伸部、リング部、およびトラバース部はナイロン
糸等の延伸撚糸装置として使われている装置構造を流用
することができる。なお、これらの機構において、各部
のガイド類の汚れ、磨耗、ローラ類の回転性、表面状態
、リング・トラベラの滑走性およびトラベラ磨耗などに
ついての適宜な管理は通常のナイロン糸延伸工程の場合
と同様に行なえばよい。
して高速回転させるスピンドル部(軸受け、ベルトから
の受動ドラムを含む)は、カバリング装置のボビン挿着
スピンドル部と同様の装置構造でもって構成すればよい
。これにより、挿着するボビンはカバリング装置と同一
回転速度水準でも十分に追従可能であり、機械装置の低
コスト化が可能となる。
バリング用ボビンを巻上げるための装置は簡単に準備す
ることができる。
する工程の概略を示すものであって、それぞれ側面図、
正面図である。ここで、カバリング用パッケージは、符
号(10)で示されている。
造する工程の概略を示すものであって、それぞれ側面図
、正面図である。ここで、カバリング用パッケージは、
符号(10’ )、(10”)で示されている。
的に示す図であり、それぞれ、シングルカバリング弾性
糸、ダブルカバリング弾性糸を示す。
糸(Ya)、(ya’)、(Ya”)が1方向にのみ、
あるいは重畳して2方向に巻付き、弾性フィラメント糸
1が糸表面に出ないように覆っている。
〉により、弾性フィラメント糸のパッケージ(21)が
回転して弾性フィラメント糸(yu)が給糸され、第1
デリベリロール(24,25)により1.2倍程度にプ
レドラフトされる。この弾性フィラメント糸はざらに第
2デリベリロール(32,33)によってトータルドラ
フト3倍程度のドラフトを受け、その状態(Yu’)で
カバリングゾーン内に入る。
ッケージ(10)による1重のカバリングが、また、第
3図のダブルカバリング工程では2個のカバリング用パ
ッケージ(10’ 、10″)による2重のカバリング
が行われる。この場合、これらパッケージ(10,10
’ 、10”)を挿着するスピンドル(30,30’
、30”)は駆動ベルト(28,28’ 、28”)と
摩擦ドラム(29,29’ 、29”)とのII擦によ
って回転される。そして、カバリング用ボビン(101
10’ 、10”)を挿着するスピンドル(30,30
’ 、30”)はそれぞれの固定フレーム(26,26
’ 、2B”)にそれぞれの軸受部(27,27’ 、
27”)と共に固定されている。ダブルカバリング工程
では、2本の駆動ベルト(26’ 、2B”)は互いに
反対方向に走行して、2個のスピンドル(30’ 、3
0”)の回転方向を互いに反対方向とさせている。
ィラメント糸(Yu’)は中空のカバリング用スピンド
ル(30)の中を通り、回転しているカバリング用パッ
ケージ(10)から供給されるポリアミド糸(Pa)に
よって巻き被覆されて、シングルカバードヤーン(Ys
)となって第2デリベリロール(32,33)に引取ら
れ、さらにガイドバー(34)を経てトラバースガイド
(35)によって綾振りされ、駆動ロール(36)によ
り回転するシングルカバードヤーンパッケージ(38)
に巻取られる。なお、このカバードヤーンパッケージは
ボビンチャック(37)により支軸されて回転している
。
(’+’u )は中空のカバリング用スピンドル(30
’ 、30”)の中を通り、回転している下巻きカバリ
ング用パッケージ(10’)からのナイロン糸(Pa’
)によって下巻き被覆され、次いで、回転している上
巻きカバリング用パッケージ(10”)からのナイロン
糸(pa//)によって上巻き被覆されてダブルカバー
ドヤーンCYW)となり、上記同様にダブルカバードヤ
ーンパッケージ(39)に巻取られる。
ロン6フィラメント糸、ナイロン66フィラメント糸の
ように、カバリング用糸として用いられるフィラメント
系であればよい。
、25,000 rpm以上、ざらには、30.000
〜40.OOOrpmと逐次高速化されてきているが、
請求項1の方法をとることにより、カバリング時におけ
る糸切れを少なく抑えることが可能となる。
ング用ボビンの高速回転によってパッケージ上の糸緩み
発生が大きくなり、緩んだ糸条が、高速回転による空気
層の11!擦、乱流に巻込まれ、単糸の分離や単糸の絡
み合いを生じるためではないかと考えられる。そして、
パッケージ上の糸緩みは、カバリング用ボビンの回転に
よる糸条自体の遠心力に伴って発生する張力付加によっ
て生じ、その張力付加は回転速度の2乗に比例した水準
で発生する。例えば1.5倍の回転速度であれば2゜2
5倍の張力付加が生じ、2倍の回転速度であれば4倍の
張力付加が生じる。このように、カバリング工程が高速
する程、糸緩みが生じ易い状態となるとみられる。
いて、伸度80%以下のポリアミドフィラメント糸に1
.04倍以上の延伸を与えた上でリング撚糸法によって
93度以上の高いパッケージ硬度として巻上げることと
することにより、上記糸切れの問題を解消するものであ
る。
度80%以下のポリアミド糸に1.04倍以上の延伸を
与えておくことは、巻取部において歪回復が生起し、そ
の一部は巻取り過程での収縮となって現れるが、残りは
ボビン上に巻上げられた後の収縮現象や収縮応力発生現
象として現れ、巻取糸の糸張力相応以上の収縮やボビン
上張力を生じ、ボビン上での糸張力レベルは極めて高く
、ボビンの巻き硬度は大幅に高い水準が得られる。
が小さく、ボビン上での糸収縮や来店力発生が不足して
十分な効果が得られない。また、原糸の伸度が80%を
越える場合も同様に十分な効果が得られない。
のために大きな張力を付加して巻上げる方法もあるが、
その張力付加部の前後における張力比が大きくなって、
ここでの糸条の擦過が大きなものとなり、逆に糸条の単
糸割れや単糸たるみあるいは単糸切れのトラブルが増加
する。これらの点から付加する張力には限界があり、実
際上、パッケージ硬度は90度程度までしか上げること
ができなかった。しかも、大きな張力付加による糸条の
擦過は、糸条の集束性低下も引起すので、集束性の高い
糸条を巻上げることが難しい。このように、従来法では
、十分に高い硬度のパッケージとすること、集束性が十
分に高い糸条のパッケージとすることが困難である。
が得られる。即ち、一定回転速度の給糸ロールと延伸ロ
ールとにより延伸された糸条が一定速度でリング撚糸巻
取りに供されるという請求項1の方法により、巻取系糸
長の制御が容易となる。さらにその上、請求項2の方法
により、巻取りの時間または巻取糸長さを一定とするシ
ステムとして、繰返し生産を行うことによって、多数錘
の鍾間や繰返し生産品間による糸長変動が極めて小さく
なり、定長性の優れたパッケージとすることができるの
である。定時間巻きは、電圧変動や装置負荷の状態によ
り多少の速度変化を生ずるが、その定長性は許容される
水準内に納まる。この定長性の点では、定速給糸された
糸条がローラ部の回転数指定制御による一定糸長制御方
式が好ましい。
2%のナイロン6フィラメント糸(10゜1デニール、
7フイラメント)を得た(NO,1)。
55%あるいは76%のナイロン6フィラメント糸(1
0,1デニール、′7フイラメント〉を得たくそれぞれ
No、 2.3〉。
延伸−撚糸巻上げ装置を用い、延伸倍率1.04倍、ド
ローロール速i11,000m/分、スピンドル回転速
度12,0OOrpn+ 、平均の巻取張力0.14g
/d 、巻上げ時間148分20秒(−定)の条件で延
伸、撚糸巻上げし、カバリング用パッケージとした。
閣、巻巾80SliIll、巻1160Qであった。
その結果(平均値、範囲〉を第1表に示した。
、ポリウレタン弾性糸20デニールを3゜2倍伸長状態
、下巻きのボビン回転速度36,000rE)l 、I
Iき付は数2.400t/m、上巻きのボビン回転速゛
度30,600rp1巻き付け@2.040t/―、カ
バリング速度15m/分の条件でタプルカバリングを行
った。このタプルカバリングは160錘のうちの10錘
のカバリング用ボビンの巻糸がなくなった時点で終了と
したく約6.5日間)。
し、160錘・1日あたりの発生@度でもって表した。
ビンの糸量を測定し、その最大値および平均値でもって
表した。それら結果は第1表に示すとおりであった。
フィラメント糸を、第5図に示す従来法により、平均巻
取張力0.3g/d (リングテンサーの調整による
)、巻き速度500m/分(一定) 、MHjf時間2
88分(一定〉の条件に設定して巻替えしてカバリング
用パッケージ(161,6glき〉とした。そして、上
記同様にダブルカバリングを行った。
3の場合では、パッケージの表面硬度が高く、カバリン
グ時の糸切れは、1台<160&りあたり0.15〜0
,22回/日と、従来法に比し著しく少なかった。ざら
に、カバリング終了時の残糸量°も平均0.2%程度と
少なく、従来法による場合(No、4>の1/1o以下
であった。
ージの表12硬度が低く、カバリング糸の糸切れが多く
、しかも、糸巻長のばらつきも著しく大きかった。
ント糸を得た。その糸繊度は、後の延伸後に12.0デ
ニールとなる値とした。この原糸の生産性を、12.0
デニール糸を紡糸する際の生産性を基準にして比較した
値(生産性比率〉を第2表に示した。
伸、撚糸巻上げ装置を用い、延伸倍率1.10〜1.4
0倍、ドローロール速度1.000m/分、巻取ボビン
回転速度12.50Orpm、平均の巻取張力0.18
g/d 、巻取糸量が3250となる巻取時間(一定〉
の条件で延伸、撚糸巻上げし、カバリング用パッケージ
とした。
lIl、巻巾’l 01 mm、巻!325 Qであっ
た。
その結果(平均値、範囲〉を第2表に示した。また、そ
の糸質の測定値、および、延伸後の糸条繊度と原糸繊度
との両値から算出した、実効延伸倍率と実効巻取速度と
の値も併せて示した。
し、ポリウレタン弾性糸20デニールを3.2倍伸長状
態、S巻付けのボビン回転速度34.0OOrl)II
、 S#付は数1,700t/m 、カバリング速度
20a+/分の条件でシングルカバリングを行った。こ
のシングルカバリングは160錘のうちの10錘のカバ
リング用ボビンの巻糸がなくなった時点で終了とした。
び残糸量を、実施例1同様に測定し、それら結果は第2
表に示した。
ージの表面硬度が高く、カバリング時の糸切れは著しく
少なく、さらに、カバリング終了時の残糸量も少なかっ
た。ざらに、本発明法によると、原糸の生産効率を高く
することができるし、しかも、紡糸時の糸繊度が太くな
ることにより、製糸時のハンドリング性が向上し、生産
収率も改善する傾向にあった。
工程における糸切れを少なく抑えるために有効であり、
カバリング工程の高速化やカバリング糸の細繊度化にも
十分対応することができる。
分だけ、供給原糸の繊度、伸度を高めとすることができ
るので、原糸の製糸が容易となる。
糸から製造でき、原糸製糸工程およびパッケージ製造工
程が容易化されて生産性が向上する。
部分を流用して適宜組合せることにより比較的簡単に準
備できる装置により実施することができるので、工業的
実施が容易であり、しかも、カバリング用パッケージを
、単糸割れ、単糸たるみ、単糸切れというトラブルや集
束性低下という弊害を引起こすことなく、安定的に製造
することができる。
容易であって、定長性が良好なカバリング用パッケージ
を製造することができる。従って、カバリング工程にお
けるカバリング機の稼動性が向上し、カバリング用糸の
同系量、ポリウレタン弾性糸の屑糸量および作業者の手
間などを全て少なく抑えることが可能となる。
ング用パッケージを製造する工程の一例を示す概略図で
ある。 第2図(イ)、0は、シングルカバリング弾性糸を製造
する工程の概略を示すものであって、それぞれ側面図、
正面図である。 第3図(イ)、0は、ダブルカバリング弾性糸を製造す
る工程の概略を示すものであって、それぞれ側面図、正
面図である。 第4図(イ)、0は、カバリング弾性糸の糸形態を模式
的に示す図であり、それぞれ、シングルカバリング弾性
糸、ダブルカバリング弾性糸を示す。 第5図(イ)、0は、フリクションドライブによるボビ
ン繰り機によって、ポリアミドフィラメント糸を鍔付き
ボビンに巻替えする従来法の概略を示すものであって、
それぞれ側面図および正面図を示す。 [符号の説明コ 1: 原糸パッケージ 4.5: 定速供給部(フィードロールとセパレートロ
ール〉 7: リング 10.10’ 、10”: 鍔付きボビン、カバリン
グ用パッケージ Ya: 糸条(ポリアミド糸〉 Yu: 弾性フィラメント糸 特許出願大東し株式会社 スカラー株式会社 第 図 第 2図くイ) 第 2図0 第3図(イ) 第3図0 第 4図(イ) 第 図(イ) 第4図に) 第5図0
Claims (2)
- (1)伸度が80%以下のポリアミドフィラメント糸を
1.04倍以上に延伸し、引続いて、カバリング用鍔着
きボビンにリング撚糸巻上げし、パッケージ表面平均硬
度が93度以上のカバリング用パッケージとすることを
特徴とする延伸・撚糸巻上げによるカバリング用パッケ
ージの製造方法。 - (2)延伸、撚糸巻上げの開始から、一定時間の巻取終
了時あるいは一定長の延伸糸の巻取終了時に、前記延伸
、撚糸巻上げを自動的に停止させることを特徴とする請
求項1記載の延伸・撚糸巻上げによるカバリング用パッ
ケージの製造方法。
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JP21967489A Expired - Fee Related JPH0641346B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 延伸・撚糸巻上げによるカバリング用パッケージの製造方法 |
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JP (1) | JPH0641346B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21967489A patent/JPH0641346B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0641346B2 (ja) | 1994-06-01 |
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