JPH0382457A - 治療器 - Google Patents
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- JPH0382457A JPH0382457A JP1219338A JP21933889A JPH0382457A JP H0382457 A JPH0382457 A JP H0382457A JP 1219338 A JP1219338 A JP 1219338A JP 21933889 A JP21933889 A JP 21933889A JP H0382457 A JPH0382457 A JP H0382457A
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Landscapes
- Surgical Instruments (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、医療分野において、血管等に代表される管状
の生体器官の狭窄を解除するための治療器に関するもの
である。
の生体器官の狭窄を解除するための治療器に関するもの
である。
(従来の技術)
血管等を代表とする管状の生体器官が、その内腔に成長
する組織や貯留物等の狭窄物、血管内においては粥腫(
^jheroms)や血栓(Throibos)等の狭
窄物によって、狭窄を起こし、管状の生体器官の輸送機
能が阻害された場合、この内腔を確保する治療法として
、血管の場合には、経皮的血管形成術(Percu!r
neots Tr1nslaminxl^BiopH
st7 P T Aと呼ぶ)がある。
する組織や貯留物等の狭窄物、血管内においては粥腫(
^jheroms)や血栓(Throibos)等の狭
窄物によって、狭窄を起こし、管状の生体器官の輸送機
能が阻害された場合、この内腔を確保する治療法として
、血管の場合には、経皮的血管形成術(Percu!r
neots Tr1nslaminxl^BiopH
st7 P T Aと呼ぶ)がある。
この方法は、特開昭62−133970号公報等に記載
されており、たとえば、第7図に示すようなカテーテル
1を用いるものである。このカテーテル1は、ポリエチ
レン等の医療用高分子素材から威り、金属製のガイドワ
イヤ2を通すルーメン3(通孔)と生理食塩水等の圧力
流体を通すルーメン4(通孔)が設けられ、このルーメ
ン4に連通した伸縮自在で拡張可能なバルーン5(風船
)が先端に設けられている。
されており、たとえば、第7図に示すようなカテーテル
1を用いるものである。このカテーテル1は、ポリエチ
レン等の医療用高分子素材から威り、金属製のガイドワ
イヤ2を通すルーメン3(通孔)と生理食塩水等の圧力
流体を通すルーメン4(通孔)が設けられ、このルーメ
ン4に連通した伸縮自在で拡張可能なバルーン5(風船
)が先端に設けられている。
そうして、第8図(A)に示すように、人体6の主たる
血管7たとえば頚動脈や大腿動脈の皮膚に近い部分を切
開し、そこから血管7の内腔にガイドワイヤ2を挿入し
、X線透視による観察下で、ガイドワイヤ2の先端部を
、血管7内の各校を選択的に経由しながら、血管7の狭
窄箇所8に到達させる。
血管7たとえば頚動脈や大腿動脈の皮膚に近い部分を切
開し、そこから血管7の内腔にガイドワイヤ2を挿入し
、X線透視による観察下で、ガイドワイヤ2の先端部を
、血管7内の各校を選択的に経由しながら、血管7の狭
窄箇所8に到達させる。
つぎに、第8図(B)に示すように、このガイドワイヤ
2にバルーン5付きのカテーテル1のルーメン3を嵌合
し、ガイドワイヤ2に沿ってカテーテル1の先端のバル
ーン5を血管7の狭窄箇所8に導く。
2にバルーン5付きのカテーテル1のルーメン3を嵌合
し、ガイドワイヤ2に沿ってカテーテル1の先端のバル
ーン5を血管7の狭窄箇所8に導く。
そして、第8図(C)に示すように、人体6の外部から
、注射器9等を用いて、ルーメン4を介してカテーテル
1の先端のバルーン5に整理食塩水を注入することによ
って、バルーン5を拡張させ、バルーン5によって、血
管7の狭窄箇所8を押し広げ、この後、第8図(D)に
示すように、カテーテル1及びガイドワイヤ2を血管7
から抜くものである。
、注射器9等を用いて、ルーメン4を介してカテーテル
1の先端のバルーン5に整理食塩水を注入することによ
って、バルーン5を拡張させ、バルーン5によって、血
管7の狭窄箇所8を押し広げ、この後、第8図(D)に
示すように、カテーテル1及びガイドワイヤ2を血管7
から抜くものである。
しかしながら、この方法で血管7の狭窄を解除しても、
単に狭窄箇所8を押し広げただけなので、再狭窄の可能
性が30%と高く、そのため、最近では、別の治療法が
いくつか試みられている。
単に狭窄箇所8を押し広げただけなので、再狭窄の可能
性が30%と高く、そのため、最近では、別の治療法が
いくつか試みられている。
その一つは、特開昭61−56639号公報等に記載さ
れており、たとえば、第9図及び第10図に示すような
カテーテル11を用いるものである。このカテーテル1
1は、内部に駆動軸12を有し、この駆動軸12の先端
部には回転刃I3が装着され、この回転刃13に対する
カテーテル11の先端−側部に開口部14が設けられて
いるとともに、この開口部14に対するカテーテル11
の先端他側部にはバルーン15が設けられ、このバルー
ン15に連通ずるルーメン4がカテーテル11に設けら
れている。
れており、たとえば、第9図及び第10図に示すような
カテーテル11を用いるものである。このカテーテル1
1は、内部に駆動軸12を有し、この駆動軸12の先端
部には回転刃I3が装着され、この回転刃13に対する
カテーテル11の先端−側部に開口部14が設けられて
いるとともに、この開口部14に対するカテーテル11
の先端他側部にはバルーン15が設けられ、このバルー
ン15に連通ずるルーメン4がカテーテル11に設けら
れている。
そうして、図示しないガイドワイヤを、第8図(A)の
ガイドワイヤ2と同様にして、人体6の外部から血管7
の狭窄箇所8に到達させる。
ガイドワイヤ2と同様にして、人体6の外部から血管7
の狭窄箇所8に到達させる。
つぎに、このガイドワイヤに沿って、単純な筒状のガイ
ドカテーテル16の先端部を、第8図(B)のカテーテ
ル1と同様にして、血管7の狭窄箇所8に導く。
ドカテーテル16の先端部を、第8図(B)のカテーテ
ル1と同様にして、血管7の狭窄箇所8に導く。
つぎに、図示しないガイドワイヤをガイドカテーテル1
6から抜いた後、ガイドワイヤの代わりに回転刃13付
きのカテーテル11をガイドカテーテル16に挿入し、
この回転刃13付きのカテーテル11の先端部をガイド
カテーテル16に沿って血管7の狭窄箇所8に導くこと
によって、図示しないガイドワイヤを回転刃13付きの
カテーテル11に置換する。
6から抜いた後、ガイドワイヤの代わりに回転刃13付
きのカテーテル11をガイドカテーテル16に挿入し、
この回転刃13付きのカテーテル11の先端部をガイド
カテーテル16に沿って血管7の狭窄箇所8に導くこと
によって、図示しないガイドワイヤを回転刃13付きの
カテーテル11に置換する。
そして、回転刃13付きのカテーテル11の開口部14
を狭窄箇所8の狭窄物りに向けた状態で、人体6の外部
から、ルーメン4を介して回転刃j3付きのカテーテル
11の先端のバルーン15に整理食塩水を注入すること
によって、バルーン15を拡張させ、バルーン15によ
って、血管7の狭窄物80こ回転刃13付きのカテーテ
ル11の開口部14を押付け、この状態で、人体6の外
部から、回転駆動機17を用いて、駆動軸12を回転さ
せることにより、回転刃13を回転させるとともに、回
転刃13を駆動軸12の先端部に沿って移動させ、これ
によって、回転刃13で狭窄物りを切取るものである。
を狭窄箇所8の狭窄物りに向けた状態で、人体6の外部
から、ルーメン4を介して回転刃j3付きのカテーテル
11の先端のバルーン15に整理食塩水を注入すること
によって、バルーン15を拡張させ、バルーン15によ
って、血管7の狭窄物80こ回転刃13付きのカテーテ
ル11の開口部14を押付け、この状態で、人体6の外
部から、回転駆動機17を用いて、駆動軸12を回転さ
せることにより、回転刃13を回転させるとともに、回
転刃13を駆動軸12の先端部に沿って移動させ、これ
によって、回転刃13で狭窄物りを切取るものである。
別の一つは、特開昭62−231650号公報等に記載
されており、たとえば、第11図に示すようなカテーテ
ル21を用いるものである。このカテーテル21は、第
9図及び第10図に示したカテーテル11の回転刃13
をドリル22に変え、このドリル22をカテーテル21
の先端部から突出させた構造で、血管7の狭窄箇所8に
おいて、カテーテル11の先端のドリル22を回転させ
ることによって、ドリル22の表面に保持した多数のダ
イヤモンド粒子等の研削粒子で狭窄物81を削り取るも
のである。
されており、たとえば、第11図に示すようなカテーテ
ル21を用いるものである。このカテーテル21は、第
9図及び第10図に示したカテーテル11の回転刃13
をドリル22に変え、このドリル22をカテーテル21
の先端部から突出させた構造で、血管7の狭窄箇所8に
おいて、カテーテル11の先端のドリル22を回転させ
ることによって、ドリル22の表面に保持した多数のダ
イヤモンド粒子等の研削粒子で狭窄物81を削り取るも
のである。
しかしながら、血管7の狭窄は、血管7の内腔の広さ、
狭窄物りの形状や形成箇所が様々であるため、上述した
回転刃13付きのカテーテル11やドリル22付きのカ
テーテル21のように、先端が固く、可動性がない治療
器では、狭窄の位置や形状や程度や部位等に対する対処
が困難で、血管7を突き破る可能性もあるので、術者に
高い熟練度が必要で、技術的に十分な処置が行なえない
という問題がある。
狭窄物りの形状や形成箇所が様々であるため、上述した
回転刃13付きのカテーテル11やドリル22付きのカ
テーテル21のように、先端が固く、可動性がない治療
器では、狭窄の位置や形状や程度や部位等に対する対処
が困難で、血管7を突き破る可能性もあるので、術者に
高い熟練度が必要で、技術的に十分な処置が行なえない
という問題がある。
また、最近では、ガイドワイヤにより、ガイドカテーテ
ルを血管7の狭窄箇所8に到達させた後、ガイドワイヤ
を光ファイバに置換し、レーザにより狭窄物りを焼いて
気化させる治療法も検討されているが、このレーザを用
いた方法の場合、レーザが瞬時に狭窄物81を気化させ
てしまうので、レーザが血管7を突き破る可能性が高く
、安全性に問題があるため、未だに検討段階である。
ルを血管7の狭窄箇所8に到達させた後、ガイドワイヤ
を光ファイバに置換し、レーザにより狭窄物りを焼いて
気化させる治療法も検討されているが、このレーザを用
いた方法の場合、レーザが瞬時に狭窄物81を気化させ
てしまうので、レーザが血管7を突き破る可能性が高く
、安全性に問題があるため、未だに検討段階である。
(発明が解決しようとする課題)
上述したように、血管等を代表とする管状の生体器官の
内腔の狭窄を解除する治療法としては、バルーン拡張法
が、安全性及び技術面で確立されたものであり、一般的
に広く行なわれているが、狭窄箇所を押し広げるだけで
、狭窄物を減らすことはできないため、再狭窄の可能性
が高い。
内腔の狭窄を解除する治療法としては、バルーン拡張法
が、安全性及び技術面で確立されたものであり、一般的
に広く行なわれているが、狭窄箇所を押し広げるだけで
、狭窄物を減らすことはできないため、再狭窄の可能性
が高い。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、安全性
及び技術面で確立され、一般的に広く行なわれているバ
ルーン拡張法を応用して、狭窄物を安全かつ容易に狭窄
箇所から除去することを目的とするものである。
及び技術面で確立され、一般的に広く行なわれているバ
ルーン拡張法を応用して、狭窄物を安全かつ容易に狭窄
箇所から除去することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明の治療器は、生体6の外部から管状の生体器官7
の内腔の所望の位置に挿入されたガイドワイヤ2,43
により、直接的あるいは間接的に案内されて、生体6の
外部から上記内腔の所望の位置に挿入され、その先端部
に対して生体6の外部から振動あるいは回転の機械的な
運動を伝達することが可能なカテーテル31.41と、
このカテーテル31.41の先端部に設けられた拡張可
能なバルーン34と、このバルーン34の外側に設けら
れた硬度の高い多数の研削粒子35と、上記カテーテル
31゜41に設けられ生体6の外部から上記バルーン3
4に対して拡張用の圧力流体を供給するバルーン拡張用
のルーメン32.42とを具備したものである。
の内腔の所望の位置に挿入されたガイドワイヤ2,43
により、直接的あるいは間接的に案内されて、生体6の
外部から上記内腔の所望の位置に挿入され、その先端部
に対して生体6の外部から振動あるいは回転の機械的な
運動を伝達することが可能なカテーテル31.41と、
このカテーテル31.41の先端部に設けられた拡張可
能なバルーン34と、このバルーン34の外側に設けら
れた硬度の高い多数の研削粒子35と、上記カテーテル
31゜41に設けられ生体6の外部から上記バルーン3
4に対して拡張用の圧力流体を供給するバルーン拡張用
のルーメン32.42とを具備したものである。
(作用)
本発明の治療器は、カテーテル31.41先端のバルー
ン34を生体器官7の内腔の狭窄箇所8に位置させた状
態で、生体6の外部から、バルーン拡張用のルーメン3
2.42を介して、バルーン32に圧力流体を供給する
ことにより、バルーン32が拡張して、バルーン32.
外側の研削粒子35が狭窄物8!に圧接し、この状態で
、生体6の外部から、カテーテル31.41を介して、
バルーン34に機械的な運動を伝達することにより、バ
ルーン34外側の研削粒子35が狭窄物8Iを削るもの
である。
ン34を生体器官7の内腔の狭窄箇所8に位置させた状
態で、生体6の外部から、バルーン拡張用のルーメン3
2.42を介して、バルーン32に圧力流体を供給する
ことにより、バルーン32が拡張して、バルーン32.
外側の研削粒子35が狭窄物8!に圧接し、この状態で
、生体6の外部から、カテーテル31.41を介して、
バルーン34に機械的な運動を伝達することにより、バ
ルーン34外側の研削粒子35が狭窄物8Iを削るもの
である。
(実施例)
本発明の治療器の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は第1の実施例を示すものである。
第1図において、31はポリエチレン等の医療用高分子
素材から成るカテーテルで、このカテーテル3Iは、造
影剤や生理食塩水等の圧力流体を通すバルーン拡張用の
ルーメン32を有し、金属製のガイドワイヤ33と一体
的に設けられている。そして、このガイドワイヤ33と
カテーテル31の先端部にはルーメン32に連通したラ
テックス製の伸縮自在で拡張可能なバルーン34が設け
られ、このバルーン34の外側面には硬度の高いセラミ
ックから戊る多数の研削粒子35が保持されている。
素材から成るカテーテルで、このカテーテル3Iは、造
影剤や生理食塩水等の圧力流体を通すバルーン拡張用の
ルーメン32を有し、金属製のガイドワイヤ33と一体
的に設けられている。そして、このガイドワイヤ33と
カテーテル31の先端部にはルーメン32に連通したラ
テックス製の伸縮自在で拡張可能なバルーン34が設け
られ、このバルーン34の外側面には硬度の高いセラミ
ックから戊る多数の研削粒子35が保持されている。
そうして、この第1の実施例は、先に説明した第9図及
び第10図の従来例と同様に、ガイドワイヤをカテーテ
ル31に置換することにより、カテーテル31がガイド
ワイヤに間接的に案内されて、カテーテル31の先端部
が生体としての人体6の外部から管状の生体器官として
の血管7の狭窄箇所8に到達するものである。
び第10図の従来例と同様に、ガイドワイヤをカテーテ
ル31に置換することにより、カテーテル31がガイド
ワイヤに間接的に案内されて、カテーテル31の先端部
が生体としての人体6の外部から管状の生体器官として
の血管7の狭窄箇所8に到達するものである。
すなわち、図示しないガイドワイヤを、第8図(A)の
ガイドワイヤ2と同様に、人体6の外部から血管7の狭
窄箇所8に到達させる。
ガイドワイヤ2と同様に、人体6の外部から血管7の狭
窄箇所8に到達させる。
つぎに、このガイドワイヤに沿って、単純な筒状のガイ
ドカテーテル1Gの先端部を、第8図(B)のカテーテ
ルlと同様にして、血管7の狭窄箇所8に導く。
ドカテーテル1Gの先端部を、第8図(B)のカテーテ
ルlと同様にして、血管7の狭窄箇所8に導く。
つぎに、図示しないガイドワイヤをガイドカテーテル1
6から抜いた後、ガイドワイヤの代わりに研削用のバル
ーン34付きのカテーテル31をガイドカテーテル16
に挿入し、このカテーテル31の先端部をガイドカテー
テル16に沿って血管7の狭窄箇所8に導くことによっ
て、図示しないガイドワイヤを研削用のバルーン34付
きのカテーテル31に置換する。
6から抜いた後、ガイドワイヤの代わりに研削用のバル
ーン34付きのカテーテル31をガイドカテーテル16
に挿入し、このカテーテル31の先端部をガイドカテー
テル16に沿って血管7の狭窄箇所8に導くことによっ
て、図示しないガイドワイヤを研削用のバルーン34付
きのカテーテル31に置換する。
そして、人体6の外部から、ルーメン32を介してカテ
ーテル31の先端のバルーン34に造影剤や整理食塩水
等の圧力流体を注入することによって、バルーン34を
拡張させ、バルーン34の外側面の研削粒子35を血管
7の狭窄物81に押付け、この状態で、人体6の外部に
おいてガイドワイヤ33を振動させることにより、バル
ーン34をガイドワイヤ33の長さ方向に進退させ、こ
れによって、研削粒子35で狭窄物8aを擦って、狭窄
物81を削り取るものである。
ーテル31の先端のバルーン34に造影剤や整理食塩水
等の圧力流体を注入することによって、バルーン34を
拡張させ、バルーン34の外側面の研削粒子35を血管
7の狭窄物81に押付け、この状態で、人体6の外部に
おいてガイドワイヤ33を振動させることにより、バル
ーン34をガイドワイヤ33の長さ方向に進退させ、こ
れによって、研削粒子35で狭窄物8aを擦って、狭窄
物81を削り取るものである。
なお、狭窄の状態によって、バルーン34に与える振動
を、周波数で毎秒約10〜1.0OOHx程度、振幅で
約1〜20IIII11程度の範囲で変化させ、使用す
る研削粒子35の直径も約10〜1000μm程度の範
囲で選択するとともに、研削粒子35の密度も適当に選
択する。
を、周波数で毎秒約10〜1.0OOHx程度、振幅で
約1〜20IIII11程度の範囲で変化させ、使用す
る研削粒子35の直径も約10〜1000μm程度の範
囲で選択するとともに、研削粒子35の密度も適当に選
択する。
また、バルーン34に与える機械的な運動は、振動に限
らず回転でもよく、回転に遅い振動を組合わせることも
可能である。
らず回転でもよく、回転に遅い振動を組合わせることも
可能である。
そして、狭窄物8aの研削の進行にしたがって、バルー
ン34に注入する圧力流体の量を増やすことにより、研
削粒子35と狭窄物81の接触圧力を一定に保つと良い
結果が得られる。
ン34に注入する圧力流体の量を増やすことにより、研
削粒子35と狭窄物81の接触圧力を一定に保つと良い
結果が得られる。
また、バルーン34の材料は、上記したラテックス等の
合成ゴムの他、天然ゴムを使用することができ、研削粒
子35の材料には、上記したセラミックや金属のような
安定した物質を用いる他、リン酸カルシウムに代表され
る融解性・吸収性のある物質を使用することもできるが
、いずれにしても、バルーン34が研削粒子35によっ
て破裂しない工夫が必要である。
合成ゴムの他、天然ゴムを使用することができ、研削粒
子35の材料には、上記したセラミックや金属のような
安定した物質を用いる他、リン酸カルシウムに代表され
る融解性・吸収性のある物質を使用することもできるが
、いずれにしても、バルーン34が研削粒子35によっ
て破裂しない工夫が必要である。
なお、第2図は第1図に示した第1の実施例の変形例で
、ガイドワイヤ33の先端部3hをバルーン34から突
出させて湾曲させてあり、このようにすると、複数の狭
窄箇所8にバルーン34を移動することが容易となる。
、ガイドワイヤ33の先端部3hをバルーン34から突
出させて湾曲させてあり、このようにすると、複数の狭
窄箇所8にバルーン34を移動することが容易となる。
また、第3図は第1図に示した第1の実施例の別の変形
例で、第1の実施例のガイドワイヤ33を省略した構造
である。
例で、第1の実施例のガイドワイヤ33を省略した構造
である。
そして、第4図は第2の実施例を示すものである。
この実施例では、カテーテル41が、造影剤や生理食塩
水等の圧力流体を通すバルーン拡張用のルーメン42の
他に、金属製のガイドワイヤ43を通すルーメン44を
有し、カテーテル41の先端部には、第1の実施例と同
様に、バルーン拡張用のルーメン42に連通したバルー
ン34が設けられているとともに、このバルーン34の
外側面には多数の研削粒子35が保持されている。
水等の圧力流体を通すバルーン拡張用のルーメン42の
他に、金属製のガイドワイヤ43を通すルーメン44を
有し、カテーテル41の先端部には、第1の実施例と同
様に、バルーン拡張用のルーメン42に連通したバルー
ン34が設けられているとともに、このバルーン34の
外側面には多数の研削粒子35が保持されている。
そうして、この第2の実施例は、先に説明した第7図及
び第8図の従来例と同様にして、カテーテル41がガイ
ドワイヤ43に直接的に案内されて、カテーテル41の
先端部が生体としての人体6の外部から管状の生体器官
としての血管7の狭窄箇所8に到達するものである。
び第8図の従来例と同様にして、カテーテル41がガイ
ドワイヤ43に直接的に案内されて、カテーテル41の
先端部が生体としての人体6の外部から管状の生体器官
としての血管7の狭窄箇所8に到達するものである。
すなわち、ガイドワイヤ43を、第8図(A)のガイド
ワイヤ2と同様に、人体6の外部から血管7の狭窄箇所
8に到達させる。
ワイヤ2と同様に、人体6の外部から血管7の狭窄箇所
8に到達させる。
つぎに、このガイドワイヤ43に沿って、カテーテル4
1の先端部を、第8図(B)のカテーテル1と同様にし
て、血管7の狭窄箇所8に導く。
1の先端部を、第8図(B)のカテーテル1と同様にし
て、血管7の狭窄箇所8に導く。
そして、人体6の外部から、ルーメン42を介してカテ
ーテル41の先端のバルーン34に造影剤や整理食塩水
等の圧力流体を注入することによって、バルーン34を
拡張させ、バルーン34の外側面の研削粒子35を血管
7の狭窄物りに押付け、この状態で、人体6の外部にお
いてガイドワイヤ33を振動させることにより、バルー
ン34をガイドワイヤ33の長さ方向に進退させ、これ
によって、研削粒子35で狭窄物8!を擦って、狭窄物
りを削り取るものである。
ーテル41の先端のバルーン34に造影剤や整理食塩水
等の圧力流体を注入することによって、バルーン34を
拡張させ、バルーン34の外側面の研削粒子35を血管
7の狭窄物りに押付け、この状態で、人体6の外部にお
いてガイドワイヤ33を振動させることにより、バルー
ン34をガイドワイヤ33の長さ方向に進退させ、これ
によって、研削粒子35で狭窄物8!を擦って、狭窄物
りを削り取るものである。
また、第5図は第4図に示した第2の実施例の変形例で
、カテーテル41の先端のバルーン34の外側に、バル
ーン34と同様に伸縮自在で拡張可能な筒状の研削体4
6を装着するようにしたもので、研削体46の外側面に
研削粒子35を保持させている。
、カテーテル41の先端のバルーン34の外側に、バル
ーン34と同様に伸縮自在で拡張可能な筒状の研削体4
6を装着するようにしたもので、研削体46の外側面に
研削粒子35を保持させている。
したがって、研削粒子35の粒径、材質、密度を変えた
いくつかの研削体46を用意しておくと、狭窄の状態に
合わせて、適当な研削体46を選択することができる。
いくつかの研削体46を用意しておくと、狭窄の状態に
合わせて、適当な研削体46を選択することができる。
また、第6図は第4図に示した第2の実施例の別の変形
例で、バルーン34の外側面の一部に研削粒子35を保
持させたもので、第10図に示したように、狭窄物りが
血管7の内腔の一部に片寄っている場合に、研削粒子3
5の位置と方向をX線透視により確認できるようにする
とともに、バルーン34に与える機械的な運動を振動に
限定することによって、正常な内腔粘膜を傷付けずに、
狭窄物りだけを削り取ることが可能となる。
例で、バルーン34の外側面の一部に研削粒子35を保
持させたもので、第10図に示したように、狭窄物りが
血管7の内腔の一部に片寄っている場合に、研削粒子3
5の位置と方向をX線透視により確認できるようにする
とともに、バルーン34に与える機械的な運動を振動に
限定することによって、正常な内腔粘膜を傷付けずに、
狭窄物りだけを削り取ることが可能となる。
このように、本発明の治療器は、バルーン34の拡張に
より、バルーン34の外側に保持した研削粒子35を狭
窄物88に押付けることができ、この状態で、バルーン
34に振動あるいは回転の機械的な運動を与えると、研
削粒子35により狭窄物81を削り取ることができる。
より、バルーン34の外側に保持した研削粒子35を狭
窄物88に押付けることができ、この状態で、バルーン
34に振動あるいは回転の機械的な運動を与えると、研
削粒子35により狭窄物81を削り取ることができる。
そして、狭窄物りを削り取る速さは、研削粒子35が押
付けられる圧力、研削粒子35の直径、密度、種類、運
動状態等によって、決定されるが、仮に、研削粒子35
が押付けられる圧力、研削粒子35の密度、種類等が一
定とすると、研削粒子35の直径と、運動状態のコント
ロールによって、狭窄物8!を削り取る速さを極端に遅
くすることが可能で、血管7に孔を開ける危険性を排除
することができる。
付けられる圧力、研削粒子35の直径、密度、種類、運
動状態等によって、決定されるが、仮に、研削粒子35
が押付けられる圧力、研削粒子35の密度、種類等が一
定とすると、研削粒子35の直径と、運動状態のコント
ロールによって、狭窄物8!を削り取る速さを極端に遅
くすることが可能で、血管7に孔を開ける危険性を排除
することができる。
また、研削粒子35によって削り取られた狭窄物81の
粒子の大きさも微細なため、削り取られた狭窄物82の
粒子による血管7末梢部における再狭窄の可能性を少な
くすることができる。
粒子の大きさも微細なため、削り取られた狭窄物82の
粒子による血管7末梢部における再狭窄の可能性を少な
くすることができる。
その上、研削粒子35を保持したバルーン34に伸縮性
があるため、バルーン34及び研削粒子35が血管7内
面及び狭窄物りに柔らかく接触し、不注意により、血管
7に孔を開けたり、血管7の内面を傷付けたりする危険
性が少なく、したがって、従来の硬いドリルカッターを
用いる方法に比べて、安全性が高まるとともに、実際の
臨床における、血管7の内腔の大きさ、狭窄の位置や形
状や程度や部位等に対する対処が容易で、技術的に十分
な処置を行なうことができる。
があるため、バルーン34及び研削粒子35が血管7内
面及び狭窄物りに柔らかく接触し、不注意により、血管
7に孔を開けたり、血管7の内面を傷付けたりする危険
性が少なく、したがって、従来の硬いドリルカッターを
用いる方法に比べて、安全性が高まるとともに、実際の
臨床における、血管7の内腔の大きさ、狭窄の位置や形
状や程度や部位等に対する対処が容易で、技術的に十分
な処置を行なうことができる。
上述したように、本発明の治療器によれば、研削粒子を
保持したバルーンに伸縮性があり、バルーン及び研削粒
子が、血管に代表される管状の生体器官の内壁及び狭窄
物に柔らかく接触して、機械的運動により狭窄物を削り
取るため、生体器官に孔を開けたり、傷付けたりする危
険性が少なく、安全性が高まるとともに、実際の臨床に
おける、管状器官の内腔の大きさ、狭窄の位置や形状や
程度や部位等に対する対処が容易で、技術的に十分な処
置を行なうことができる。
保持したバルーンに伸縮性があり、バルーン及び研削粒
子が、血管に代表される管状の生体器官の内壁及び狭窄
物に柔らかく接触して、機械的運動により狭窄物を削り
取るため、生体器官に孔を開けたり、傷付けたりする危
険性が少なく、安全性が高まるとともに、実際の臨床に
おける、管状器官の内腔の大きさ、狭窄の位置や形状や
程度や部位等に対する対処が容易で、技術的に十分な処
置を行なうことができる。
そして、一般的に広く行なわれているバルーン拡張法と
同様の技術で使用することができるため、術式が単純で
、高い熟練度を必要とせずに利用することができ、しか
も、狭窄を削り取るため、再狭窄の可能性が低くなる。
同様の技術で使用することができるため、術式が単純で
、高い熟練度を必要とせずに利用することができ、しか
も、狭窄を削り取るため、再狭窄の可能性が低くなる。
第1図ないし第6図は本発明の治療器の実施例を示し、
第1図は第1の実施−例の使用状態の断面図、第2図及
び第3図はそれぞれ第1の実施例の変形例の断面図、第
4図は第2の実施例の断面図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ第2の実施例の変形例の断面図であり、また、第7
図は従来の治療器の斜視図、第8図(A)ないしくD)
はその使用方法の説明図、第9図は別の従来の治療器の
断面図、第10図はその使用状態の断面図、第11図は
別の従来の治療器の使用状態の断面図である。 6・・生体としての人体、7・・管状の生体器官として
の血管、31.41・・カテーテル、32゜42・・ル
ーメン、34・・バルーン、35・・研削粒子、43・
・ガイドワイヤ。
第1図は第1の実施−例の使用状態の断面図、第2図及
び第3図はそれぞれ第1の実施例の変形例の断面図、第
4図は第2の実施例の断面図、第5図及び第6図はそれ
ぞれ第2の実施例の変形例の断面図であり、また、第7
図は従来の治療器の斜視図、第8図(A)ないしくD)
はその使用方法の説明図、第9図は別の従来の治療器の
断面図、第10図はその使用状態の断面図、第11図は
別の従来の治療器の使用状態の断面図である。 6・・生体としての人体、7・・管状の生体器官として
の血管、31.41・・カテーテル、32゜42・・ル
ーメン、34・・バルーン、35・・研削粒子、43・
・ガイドワイヤ。
Claims (1)
- (1)生体の外部から管状の生体器官の内腔の所望の位
置に挿入されたガイドワイヤにより、直接的あるいは間
接的に案内されて、生体の外部から上記内腔の所望の位
置に挿入され、その先端部に対して生体の外部から振動
あるいは回転の機械的な運動を伝達することが可能なカ
テーテルと、このカテーテルの先端部に設けられた拡張
可能なバルーンと、 このバルーンの外側に設けられた硬度の高い多数の研削
粒子と、 上記カテーテルに設けられ生体の外部から上記バルーン
に対して拡張用の圧力流体を供給するバルーン拡張用の
ルーメンと を具備したことを特徴とする治療器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1219338A JPH0722584B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 治療器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1219338A JPH0722584B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 治療器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382457A true JPH0382457A (ja) | 1991-04-08 |
JPH0722584B2 JPH0722584B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=16733893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1219338A Expired - Lifetime JPH0722584B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 治療器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722584B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017504421A (ja) * | 2014-02-03 | 2017-02-09 | コヴィディエン リミテッド パートナーシップ | 身体管腔内において角度組織除去の位置決めを改善した組織除去カテーテル |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62231650A (ja) * | 1986-01-06 | 1987-10-12 | ハート・テクノロジー・インコーポレイテッド | 管腔通過式ミクロ解剖器具 |
JPS62233168A (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-13 | オリンパス光学工業株式会社 | カテ−テル |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP1219338A patent/JPH0722584B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62231650A (ja) * | 1986-01-06 | 1987-10-12 | ハート・テクノロジー・インコーポレイテッド | 管腔通過式ミクロ解剖器具 |
JPS62233168A (ja) * | 1986-04-03 | 1987-10-13 | オリンパス光学工業株式会社 | カテ−テル |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017504421A (ja) * | 2014-02-03 | 2017-02-09 | コヴィディエン リミテッド パートナーシップ | 身体管腔内において角度組織除去の位置決めを改善した組織除去カテーテル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722584B2 (ja) | 1995-03-15 |
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