JPH038147Y2 - - Google Patents

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JPH038147Y2
JPH038147Y2 JP13618387U JP13618387U JPH038147Y2 JP H038147 Y2 JPH038147 Y2 JP H038147Y2 JP 13618387 U JP13618387 U JP 13618387U JP 13618387 U JP13618387 U JP 13618387U JP H038147 Y2 JPH038147 Y2 JP H038147Y2
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wedge
side plates
fixing rod
shaped portion
fitting groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は組立形飾り段装置に係り、特に、雛人
形の飾り棚として好適する組立形飾り段装置の改
良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、雛人形を飾る飾り段装置は、その季節
や行事の期間中にのみ使用するのが通例であるか
ら、組立容易で不使用期間中には保管に便利なよ
うに構成する必要がある。
従来、この種の組立形飾り段装置としては、第
6図および第7図に示すように、2枚の側板1,
3、固定棒5、載置用の棚板(塗板)7および幕
板9から構成されるの一般的であつた。
すなわち、上辺が水平辺11と垂直辺13を交
互に階段状に形成されるとともに長方形状の挿入
孔15を2個所程度形成した2枚の側板1,3を
間隔を置いて並行に対置させるとともに、第8図
のように固定棒5の両端部に矩形状の嵌合溝17
を形成し、その固定棒5の両端部を側板1,3の
挿入孔15に挿入してその嵌合溝17を側板1,
3部分に嵌合させ、その両側板1,3の水平辺1
1上には棚板7を、垂直辺13には幕板9を架け
渡すようにして組立てるものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような組立形飾り段装置
は、第8図に示すように、固定棒5の両端部を側
板1,3の挿入孔15に差込んで矩形状の嵌合溝
17を単に側板1,3自体に嵌合させただけであ
るから、寸法精度のばらつきや組立使用時の摩耗
等に起因して組立後に側板1,3と固定棒5間に
ガタが生じ易く、豪華さや優美さをかもし出すは
ずの雛人形飾りの品位を低下させる心配があるう
え、雛人形の載置が不安定となるおそれがあつ
た。
他方、2枚の側板1,3を固定棒5で強固に固
定する構成として、第9図に示すように、ボルト
19を固定棒5の両端面から突出するように植設
させ、丸い貫通孔21を形成した側板1,3にそ
の固定棒5の端面を当接させるようにしてボルト
19を貫通孔21に差し込み、ボルト19にワツ
シヤー(図示せず)を嵌めた上からちようナツト
23をねじ込んでなる構成も提案されている。
しかし、このように固定棒5から突出するボル
ト19を側板1,3の貫通孔21に差し込んでち
ようナツト23で締付ける構成では、固定棒5の
両端部を側板1,3にはめ込む構成よりを組立作
業が面倒であるうえ、部品点数が増加してちよう
ナツト23等の細かい構成部品を紛失し易く、い
ざ使用する際に不便を生じる欠点がある。
本考案はこのような従来の欠点を解決するため
になされたもので、簡単かつ素早い組立が可能で
あり、組立後のガタが生じ難く部品点数の少ない
組立形飾り段装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このような問題点を解決するために本考案は、
第1図〜第3図に示すように、2枚の側板1,3
の上側水平辺11a〜11cを階段状に形成する
とともに2個以上の挿入孔25を貫通形成し、下
方からその挿入孔25へ向けて先細りのテーパー
面を設けて先端が挿入孔25の下部に臨むくさび
状部29をそれら側板1,3に形成し、固定棒5
の両端部にはそのくさび状部29に嵌るとともに
そのくさび状部29より深い断面くさび状の嵌合
溝31を形成し、その固定棒5の両側板1,3を
挿入孔25へ挿入してその嵌合溝31をくさび状
部29に嵌合し、各側板1,3を間隔を置いて並
行に対置するように固定して両側板1,3間の水
平辺11a〜11c上に載置用の棚板7を架け渡
して構成されている。
〔作用〕
このような手段を備えた本考案は、各側板1,
3の各挿入孔25に固定棒5の両端部を挿入して
嵌合溝31をくさび状部29に嵌めると、その固
定棒5の嵌合溝31がくさび状部29に食い込む
ように嵌合され、その際、固定棒5の嵌合溝31
がくさび状部29より深いから、側板1,3や固
定棒5の寸法精度のばらつきや組立使用時の摩耗
等があつても、側板1,3と固定棒5間にガタが
生じ難い。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を説明する。なお、従来例
と共通する部分には同一の符号を付す。
第1図および第2図は本考案に係る組立形飾り
段装置の一実施例を示す斜視図および組立完成図
である。
本考案の組立形飾り段装置は、基本的には従来
例と同様に2枚の側板1,3、固定棒5、塗板と
言われる載置用の棚板7および幕板9から構成さ
れており、完成後の形状が第2図に示されてい
る。
側板1,3は、各々長方形の板体を横置きした
状態で上側を交互に水平辺11a,11b,11
cと垂直辺13a,13bに階段状、例えば3段
に形成してなり、水平辺11a,11bから各々
少し下方へ下がつた位置には、上下方向に細長く
伸びる挿入孔25が貫通形成されている。
側板1の外側側面において各挿入孔25の下辺
25aからは、第3図に示すように、下方に向け
て広がつたテーパー面27となつて内側側面との
間でくさび状部29が形成されている。
すなわち、側板1は、下方からその挿入孔25
へ向けて形成されたテーパー面27によつて先端
が挿入孔25に臨むくさび状部29を有し、くさ
び状部29の先端たる挿入孔25の下辺25a部
分の厚みが側板1全体よりも薄くなつている。側
板3も対称であるが同様である。
固定棒5は、組立完成時の側板1,3の対置間
隔より多少長い寸法で挿入孔25の形状より少し
小さい断面長方形形状を有しており、両端部にお
いて、幅の狭い方の側面から側板1,3のくさび
状部29に嵌るような断面くさび状の嵌合溝31
を有している。
この嵌合溝31は、第4図に示すように、固定
棒5の端面側の溝側面33aが開放口に向けて広
がるようなテーパー面となつており、対面する溝
側面33bが開放口に向けて垂直になつている。
テーパー状の溝側面33aが側板1,3の挿入孔
25のテーパー面27に当接するとともに、溝側
面33bが側板1,3の内側側面に当接するよう
に嵌合される。
また、固定棒5の嵌合溝31の深さは、挿入孔
25のくさび状部29の長さよりも深く形成され
ており、固定棒5の嵌合溝31が側板1,3のく
さび状部29に嵌合された状態では、後述する第
5図のように嵌合溝31内底とくさび状部29の
先端間に空隙tが形成される程度になつている。
換言すれば、嵌合溝31の内底幅Sがくさび状部
29の先端の幅(厚み)Sより小さくなつてい
る。
なお、これら側板1,3、固定棒5、棚板7お
よび幕板9の材質は任意であるが、例えば厚さ10
mm程度の木板、ベニヤ合板、合成樹脂板等を切削
加工して形成されている。図では便宜上、棚板7
および幕板9の長手方向の寸法を側板1,3間の
間隔と略同じにして示したが、実際には棚板7お
よび幕板9が側板1,3から突出するように長い
例も多いし、幕板9を省略する構成もある。
このように構成された本考案の組立形飾り段装
置は、第4図に示すように、2本の固定棒5の各
片端部を側板1の挿入孔25に挿入し、それら固
定棒5を下方に押して第5図のようにに嵌合溝3
1をくさび状部29に嵌合させる。
その後、他方の側板3の挿入孔25に固定棒5
の片端部を同様に挿入してくさび状部29に嵌合
させ、第1図のように側板1,3と固定棒5を固
定し、側板1,3間の水平辺11a〜11cに棚
板7を架け渡すとともに、垂直片13a,13b
に幕板9を架け渡して完成する。
なお、幕板13a,13bは上側の棚板7によ
つて上方から押さえられるとともに下側の棚板7
によつて横方向から支持されて固定される。
そして、一般には緋毛せんを敷いた後に雛人形
(いずれも図示せず)が飾られる。
このような組立形飾り段装置では、組立する固
定棒5の嵌合溝31が側板1,3のくさび状部2
9に嵌合すると、その固定棒5の自重によつて嵌
合溝31がくさび状部29に食い込むようにしつ
かりと嵌合するから、側板1,3や固定棒5の寸
法精度にばらつきがあつたり、組立使用時にくさ
び状部29や嵌合溝31に摩耗が生じて多少の変
形があつても側板1,3と固定棒5間にガタが生
じ難くなる。
しかも、ちようナツト等の余分な部品を必要と
しないので部品点数が増加せず、保管が簡単で組
立も極めて容易である。
なお、分解する場合には、棚板7および幕板9
を取り外した後に固定棒5を少し上方に押上げて
嵌合溝31とくさび状部29との嵌合を外し、固
定棒5を側板1,3から引き抜けばよい。
本考案において、側板1,3に形成する挿入孔
25の形状は任意であつて長方形に限定されな
い。固定棒5の断面形状も挿入孔25に挿入可能
な断面形状を有していればよく、固定棒5の数は
任意であり、固定棒5の数に応じて挿入孔25を
形成すればよい。もつとも、挿入孔25は分散し
て形成する方が好ましいし、側板1,3の水平辺
11a〜11cすなわち上側から形成することも
可能である。
また、側板1,3の挿入孔25下部に形成する
くさび状部29は、上述したように側板1,3の
外側の片側面にテーパー面27を形成して構成す
る例に限らず、側板1,3の内側の片側面に形成
する例や、側板1,3の内外の両側面にテーパー
面を形成してくさび状部を構成してもよい。しか
し、側板1,3の外側もしくは内側の片側面にの
みテーパー面を形成する方が作業性および価格の
面から好ましい。
なお、側板1,3の内外の両面にテーパー面を
形成してくさび状部を構成する場合には、固定棒
5の嵌合溝31もそのくさび状部の形状に合わせ
て形成する必要がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の組立形飾り段装置
は、複数の挿入孔を貫通形成した2枚の側板に、
先細りのテーパー面によつて形成したくさび状部
の先端をその挿入孔に臨むように形成し、各両側
板を固定する固定棒の両端部にそのくさび状部に
嵌るとともにそのくさび状部より深い嵌合溝を形
成したから、その固定棒の嵌合溝がその両側板の
くさび状部に嵌合されると、くさび状部に嵌合溝
がしつかりと食い込んで側板と固定棒5が固定さ
れ、組立後のガタが生じ難くなる。
しかも、ちようナツト等の締付け具を用いない
から、部品点数が少なく組立も簡単で、分解後の
保管も容易である。
本考案の組立形飾り段装置は雛人形等の飾り段
装置に好適するが、これ以外にも祭壇等に応用可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る組立形飾り段装置の一実
施例を示す斜視図(一部分解して示す)、第2図
は本考案の組立形飾り段装置の組立完成図、第3
図は本考案の要部を示す部分分解斜視図、第4図
および第5図は本考案の組立形飾り段装置の組立
方法を説明する要部断面図、第6図および第7図
は従来の組立形飾り段装置を示す斜視図(一部分
解して示す)および側面図、第8図および第9図
は従来の組立形飾り段装置における要部を示す部
分断面図(第8図は第7図中の−間断面を示
す)である。 1,3……側板、5……固定棒、7……棚板
(塗板)、9……幕板、11,11a〜11c……
水平辺、13,13a,13b……垂直辺、1
5,25……挿入孔、17,31……嵌合溝、1
9……ボルト、21……貫通孔、23……ちよう
ナツト、27……テーパー面、29……くさび状
部、33a,33b……溝面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上側水平辺が階段状に形成されかつ2個以上の
    挿入孔が貫通形成された2枚の側板と、 これらの側板の前記各挿入孔に両端部を挿入し
    て前記両側板が間隔を置いて並行に対置されるよ
    うに固定する固定棒と、 前記両側板の前記水平辺上に架け渡された載置
    用の棚板と、 を具備する組立形飾り段装置において、 前記両側板が、下方から前記挿入孔へ向けて形
    成されたテーパー面によつて先端が前記挿入孔に
    臨むくさび状部を有し、 前記固定棒には、前記くさび状部に嵌られた断
    面くさび状の嵌合溝であつて、前記くさび状部よ
    り深い嵌合溝が前記両端部の各々側面から形成さ
    れ、 てなることを特徴とする組立形飾り段装置。
JP13618387U 1987-09-08 1987-09-08 Expired JPH038147Y2 (ja)

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JP13618387U JPH038147Y2 (ja) 1987-09-08 1987-09-08

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JPS6441389U JPS6441389U (ja) 1989-03-13
JPH038147Y2 true JPH038147Y2 (ja) 1991-02-28

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