JPH0381172A - サーマルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明はサーマルプリンタ、特にサーマルヘッドの支持
および加圧構造に関し、 小型で安価かつ安定動作するサーマルプリンタの提供を
目的とし、 複数の発熱素子が整列する発熱素子列の形成されたサー
マルヘッド、該サーマルヘッドに対向するプラテン、該
プラテンの長さ方向に該発熱素子列が揃うように該サー
マルヘッドを支持する支持板、該支持板を介して該サー
マルヘッドを該プラテンに向けて押し付ける加圧力を付
与する加圧手段とを具え、 該支持板の一点に付与される該加圧力が、該発熱素子列
のほぼ中心を通り該発熱素子列に垂直な平面内に位置し
、 該支持板には、左端面および右端面から同心に延在する
第１の軸、後端面より延在し該垂直平面内に軸心が含ま
れる第２の軸を設け、 該支持板を保持する筺体には、該第１の軸が上下動可能
に嵌合するガイド、該第２の軸が回動可能に嵌合する軸
受孔を設けてなることを特徴とし、さらには、前記加圧
手段が、ばね性を有する線材の端部を内側に曲げたコ字
形、かつ、中心部には前記支持板に向けて突出する突起
を形成してなり、 前記加圧力が、該線材端部の手前を捩じる方向に該端部
を倒して前記筺体に固着させたとき、該加圧手段に発生
する捩じれおよび曲げの反力であることを特徴とし構成
する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はサーマルプリンタ、特に、記録媒体に密着させ
るサーマルヘッドの支持構造に関する。

印字音が低く、印字速度が早く、構造が比較的簡易であ
り、簡便に使用できる等の特徴を有するサーマルプリン
タは、ワイヤドツトを使用する等の各種他方式のプリン
タに比べ、利用分野が拡大されるようになった。例えば
、バーコード表示の普及１店頭における省力化の促進に
よるハンディターミナル等ＰＯ８分野での利用はその好
例である。

そこで、−窓以上の印字速度と鮮明かつ均一な印字およ
び省電力駆動化が追求されると共に、−層の小型化、軽
量化、安定化および低価格化が強く要望されるようにな
った。

〔従来の技術〕

発熱素子が直線状に整列するライントッド式サーマルプ
リンタは、−船ニ、＋−マルヘッド自体が有する凹凸や
うねりを軟質ゴムにてなるプラテンが吸収し、サーマル
ヘッドと記録媒体との密着力の偏りを抑える構成である
。

また、発熱素子数が多くなればなるほど、即ち印字幅が
大きくなればなるほど、サーマルヘッドとプラテンとの
平行度が厳密に要求され、サーマルヘッドとプラテンと
の相対的位置関係に係わるサーマルヘッドの支持機構に
は、下記に代表される各種の方式が採用されるようにな
った。

第４図に示す如く、プラテンの軸と平行な軸がサーマル
ヘッドを支持する方式のもの。

第５図に示す如く、プラテンの軸と直交する軸がサーマ
ルヘッドを支持する方式のもの。

第６図に示す如く、板ばね等の弾性体がサーマルヘッド
を支持する方式のもの。

第４図において、サーマルヘッド（図示せず）を下面に
固着した支持板１は、左右方向の両端面から同心に延在
する軸２によって支持する。軸２は軟質ゴムにてなるプ
ラテン３の支持軸４に平行であり、支持板１は板ばね５
によってプラテン３に押し付けられるようになる。

一般にかかるサーマルヘッドの支持構成は、軸２と３と
の平行度を確保するため、軸２の一方（右方の軸２）は
調整用の板部材６を介して装着され、板部材６には、軸
２の貫通孔６ａ、板部材６を筺体等の所定部材に固着す
るのに使用するねし孔６ｂ等が設けられる。。

第５図において、サーマルヘッドを下面に固着した支持
ＦｉＩは、その上面の中央部に軸受は部材７を装着し、
長さ方向の左端面および右端面より延在する軸首８ａが
回動可能に支持される軸８はプラテン３と平行であり、
軸８の中央部に一端が固着された軸９は軸受は部材７と
回動可能に嵌合する。また、軸８に固着された部材ｌＯ
には引張りコイルばね１１の一端が係止され、コイルば
ね１１の張力によりサーマルヘッドがプラテン３に押し
付けられるようになる。

一般に、かかるサーマルヘッドの支持構成は、軸８に対
し軸９を直角に固着させる必要があり、かつ、比較的大
きな空間が必要になる。

第６図において、サーマルヘッドを下面に固着した支持
板１の上面には、一端が図示しない固定部材に固着され
た板ばね１３の他端が接合され、図示しないサーマルヘ
ッドは板ばね１３のばね弾性によってプラテン３に押し
付けられるようになる。

一般に、かかるサーマルヘッドの支持構成は、比較的長
い仮ばね１３が必要であり、板ばね１３を収容するため
比較的大きい奥行き寸法が必要である。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上説明したように、プラテンの軸と平行な軸に支持さ
れた支持板にサーマルヘッドを固着した第１の従来方式
のものは、２軸の平行を調整するための部品および該調
整部品の取付は作業が必要となり、そのことによって高
コストになるという問題点があった。

また、プラテンの軸と直交する軸を介して支持された支
持板にサーマルヘッドを固着した第２の従来方式のもの
は、組立て調整作業が前記第■の従来方式のものより簡
易であるが構成部品が多い。

所要空間が大きいという問題点があった。

さらに、板ばね等の弾性体により支持された支持板にサ
ーマルヘッドを固着した第３の従来方式のものは、前記
第１および第２の従来方式のものより構成が簡易である
が、弾性体を収容するため必要とする奥行きが大きい、
支持板の支持がやや不安定であるという問題点があった
。

〔課題を解決するための手段〕

上記問題点の解決を目的とした本発明のサーマルプリン
タは、その実施例を示す第１図によれば、複数の発熱素
子が整列する発熱素子列２２の形成されたサーマルヘッ
ド２１．　サーマルヘッド２１に対向するプラテン３．
プラテン３の長さ方向に発熱素子列２２が揃うようにサ
ーマルヘッド２１を支持する支持板１．支持１１を介し
てサーマルヘッド２１をプラテン３に向けて押し付ける
加圧力Ｆを付与する加圧手段３０とを具え、 支持Ｆｉ１の一点に付与される加圧力Ｆが、発熱素子列
２２のほぼ中心を通り発熱素子列２２に垂直な下面２５
内に位置し、 支持板ｌには、左端面および右端面から同心に延在する
第１の軸２．後端面より延在し垂直平面２５内に軸心が
含まれる第２の軸２３を設け、支持板１を保持する筺体
２６には、第１の軸２が上下動可能に嵌合するガイド２
７．第２の軸２３が回動可能に嵌合する軸受孔３２を設
けてなることを特徴とする。

〔作用〕

上記手段によれば、支持板の後方に延在し回動可能な軸
が発熱素子列の中心を通り発熱素子列に垂直な平面内に
位置し、支持板の左方および右方に延在し同心の２軸を
上下方向に摺動可能とし、筺体に支持された加圧手段が
サーマルヘッドをプラテンに押し付ける構成としたこと
によって、従来のものより小型化、サーマルヘッドをプ
ラテンに押し付ける力の均一化２組立ての容易化、低価
格化が可能になった。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明の実施例によるサーマルプ
リンタを説明する。

第１図は本発明の一実施例になるサーマルプリンタにお
けるサーマルヘッド支持機構の要部を示す平面図（イ）
とその側面図（ｒＩ）、第２図は第１図に示す支持板の
裏面の斜視図、第３図は第１図に示す加圧手段の斜視説
明図である。

前出図と共通部品に同一符号を使用した第１図および第
２図において、サーマルヘッド２１を上面に固着した支
持板ｌは、左端面および右端面から軸（第１の軸）２が
同心に延在し、後端面から軸（第２の軸）２３が延在す
る。

サーマルヘッド２１の上面には、複数の発熱素子が直線
状に整列する発熱素子列２２が形成されている。

発熱素子列２２の長さ方向に延在する軸２は、軟質ゴム
にてなるプラテン３の支持軸４に平行である。

発熱素子列２２の長さ方向の中心点を２４とし、中心点
２４を含み発熱素子列２２に垂直な平面を２５としたと
き、軸２３の軸心は平面２５内に位置する。

軸２および４を支持する筺体２６には、嵌合された軸２
が上下方向に摺動可能なガイド２７と、軸４が回動可能
に嵌合する軸受２８と、軸２３が回動可能に嵌合する軸
受孔３２を有する軸受はブロック２９と、加圧手段３０
の端部３０ｂが挿入される一対の透孔３１を有する。

垂直平面２５と支持板１の実装時下面（第２図の上面）
とが交叉する直線を３２としたとき、加圧手段３０の突
起３０ａは、直線３２内かつ適当な加圧力Ｆで支持板ｌ
を押圧し、サーマルヘッド２工をプラテン３に押し付け
るようになる。

第３図において、ばね弾性を有する線材（ピアノ線）か
らなる加圧手段３０は、両端部３０ｂを内側に折り曲げ
たコ字形であり、中央の逆Ｖ字形突起３０ａは上方に突
出するように形成してなる。かかる加圧手段３０は、両
端部３０ｂの手前の直状部分３０Ｃが捩じられるように
、即ち、端部３０ｂの各先端。

を図中に矢印で示す如く下方に回転し倒した状態で透孔
３１に挿入せしめる。

その結果、直状部分３０ｃには捩じれ応力が蓄積され、
突起３０ａの両側の直状部分３０ｄは該捩じれ応力によ
って突起３０ａの突出方向に湾曲し、該湾曲の応力によ
って突起３０ａは、支持板１　（サーマルヘッド２１）
をプラテン３に押し付けることになる。

なお、前記実施例において加圧手段３０には、線材にて
なるものを使用した。しかし、本発明はかかる加圧手段
３０に限定されず実施可能であり、例えば突起３０ａに
相当する突起の形成された仮ばねを加圧手段３０に替え
て使用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、支持板の後方に延
在し回動可能な軸が発熱素子列の中心を通り発熱素子列
に垂直な平面内に位置し、支持板の左方および右方に延
在し同心の２軸を上下方向に摺動可能とし、筺体に支持
された加圧手段がサーマルヘッドをプラテンに押し付け
る構成としたことによって、サーマルプリンタの小型化
、サーマルヘッドをプラテンに押し付ける力の均一化。

組立ての容易化、低価格化が可能にした効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例になるサーマルヘッド支持機
構、 第２図は第１図に示す支持板、 第３図は第１図に示す加圧手段、 第４図は従来の第１のサーマルヘッド支持機構、第５図
は従来の第２のサーマルヘッド支持機構、第６図は従来
の第３のサーマルヘッド支持機構、である。 図中において、 ｌは支持板、 ２は第１の軸、 ３はプラテン、 ２１はサーマルヘッド、 ２２は発熱素子列、 ２３は第２の軸、 ２５は発熱素子列に垂直な平面、 ２６は筺体、 ２７は第１の軸のガイド、 ３０は加圧手段、 ３０ｂは加圧手段の端部、 ３０ａは加圧手段の突起、 ３０ｃは加圧手段の端部手前、 ３２は第２の軸が嵌合する軸受孔、 Ｆは加圧力、 を示す。 ζイノ Ａｚｅ月の一劣方色労°ｊｒ二なうブーフ　ンレへ・ソ
ド゛支４今オ陸λ卑序 図 第１凹に示ｆ上吟板の東面 第 図 １５１　ｂり　（二月’４７７０カミ今Ｉ９ミ第 う 図 第 図 従えのろ２のサーフルヘッ１゛５．竹機構−第　５　　
図 第 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の発熱素子が整列する発熱素子列（２２）の
   形成されたサーマルヘッド（２１）、該サーマルヘッド
   （２１）に対向するプラテン（３）、該プラテン（３）
   の長さ方向に該発熱素子列（２２）が揃うように該サー
   マルヘッド（２１）を支持する支持板（１）、該支持板
   （１）を介して該サーマルヘッド（２１）を該プラテン
   （３）に向けて押し付ける加圧力（Ｆ）を付与する加圧
   手段（３０）とを具え、 該支持板（１）の一点に付与される該加圧力（Ｆ）が、
   該発熱素子列（２２）のほぼ中心を通り該発熱素子列（
   ２２）に垂直な平面（２５）内に位置し、該支持板（１
   ）には、左端面および右端面から同心に延在する第１の
   軸（２）、後端面より延在し該垂直平面（２５）内に軸
   心が含まれる第２の軸（２３）を設け、 該支持板（１）を保持する筺体（２６）には、該第１の
   軸（２）が上下動可能に嵌合するガイド（２７）、該第
   ２の軸（２３）が回動可能に嵌合する軸受孔（３２）を
   設けてなることを特徴とするサーマルプリンタ。
2. （２）前記加圧手段（３０）が、ばね性を有する線材の
   端部（３０ｂ）を内側に曲げたコ字形、かつ、中心部に
   は前記支持板に向けて突出する突起（３０ａ）を形成し
   てなり、 前記加圧力（Ｆ）が、該端部（３０ｂ）の手前（３０ｃ
   ）を捩じる方向に該端部（３０ｂ）を倒して前記筺体（
   ２６）に固着させたとき、該加圧手段（３０）に発生す
   る捩じれおよび曲げの反力であることを特徴とする前記
   請求項１記載のサーマルプリンタ。