JPH038051Y2 - - Google Patents

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JPH038051Y2
JPH038051Y2 JP1984114208U JP11420884U JPH038051Y2 JP H038051 Y2 JPH038051 Y2 JP H038051Y2 JP 1984114208 U JP1984114208 U JP 1984114208U JP 11420884 U JP11420884 U JP 11420884U JP H038051 Y2 JPH038051 Y2 JP H038051Y2
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JP
Japan
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yoke
boss
rotor
flange
fitting hole
Prior art date
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JP1984114208U
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JPS6132755U (ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両に搭載される磁石発電機の回転
子に関し、特に、ヨークとロータボスとの結合部
の改善に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、磁石発電機の回転子は実開昭57−155982
号公報、実開昭48−9907号公報、実開昭56−
43260号公報等に示されるように、内周面に永久
磁石を固定するヨークの底部に穿設した孔にロー
タボスの筒部あるいは大径筒部を嵌合し、ロータ
ボスのフランジ部とヨークの底部とをリベツトで
結合してなるものである。ところが、これらのも
のは、ロータボスの筒部外周面とフランジ部平面
との連結部が角を形成しているため、回転子をエ
ンジンのクランクシヤフトに取付けて使用した場
合、エンジンの振動がロータボスを介してヨーク
に伝わつてヨークが振動し、このヨークの振動が
ロータボスのフランジ部と筒部の角部に応力集中
として作用することになる。
そこで、強度を上げるためにロータボスのフラ
ンジ部の肉厚を厚くすることが考えられるが、厚
くした分、回転子は軸方向に長く大きくなつてし
まう。また、第2図イ,ロに示すように、ロータ
ボス20の筒部21外周面とフランジ部22平面
との連結部23を円弧に形成する一方、ヨーク1
0の底部12に穿設した嵌合孔13に逃げ面17
を形成することによつて、応力集中を防ぐととも
にロータボスとヨークとの干渉を防止したものが
ある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ヨークの底部の嵌合孔はロータボスの
筒部といんろう嵌合してロータボスとヨークとの
芯合わせを行うので、いんろう嵌合部の精度と強
度を確保するにはヨークの板厚の1/2程度を残す
必要がある。このため、ロータボスの筒部とフラ
ンジ部の連結部に形成する円弧の半径もヨークの
板厚に応じて逃げ面が制限され、充分な強度を得
るには前述のようにロータボスのフランジ部の板
厚を厚くするか、ヨーク底部の板厚を厚くする必
要があり、いずれにしても軸長が長くなつてしま
う。すなわち、エンジンの幅が大きくなつてしま
う。
また、嵌合孔の逃げ面は切削加工しているので
加工工数がかかりコスト高になつてしまう。
本考案は、軸長の増加を招来することなく強度
を高めた磁石発電機の回転子を安価に提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る磁石発電機の回転子は、円筒部、
底部および底部中央に嵌合孔を有する椀状のヨー
クと、嵌合孔に嵌合する筒状のボス部、このボス
部から径方向外側へ延出する平板状のフランジ部
とを有し、ボス部の外周面とフランジ部の平面と
の連結部を円弧で形成するロータボスとを備え、
ヨークの底部とロータボスのフランジ部とをリベ
ツトで結合してなる磁石発電機の回転子におい
て、ヨーク底部のリベツト結合部の内側にロータ
ボスのフランジ部が配設される側と反対の軸方向
へ全周にわたつて突き出した屈曲部を形成すると
ともに、この屈曲部の内周にヨークの底部と略平
行な平坦部を形成し、この平坦部に穿設された嵌
合孔にロータボスのボス部を嵌合したことを特徴
とする磁石発電機の回転子。
〔作用〕
このような構成を備えることにより、ヨークの
嵌合孔をロータボスのフランジ部から充分離間さ
せることが可能となり、ロータボスの筒部外周面
とフランジ部平面との連結部を大きな半径の円弧
で形成することができるようになる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図イにおいて、10は本考案に係る椀状の
ヨークで、内周面に永久磁石(図示せず)が固定
される円筒部11と、この円筒部11の一端を覆
うように一体に形成それた底部12と、底部12
の中央に穿設された嵌合孔13を備えており、底
部12には周方向に適宜間隔をおいて複数のリベ
ツト孔14が形成されている。また、このヨーク
10を絞り加工する際に、底部12のリベツト孔
14の内側に後述のロータボスのフランジ部が配
設される側と反対の軸方向(本実施例の場合ヨー
ク10の内側)へ全周にわたつて突き出し屈曲部
15と、この屈曲部15の内周に底部12と略平
行な平坦部16とが同時に形成される。
第1図ロは、ヨーク10とロータボス20とを
リベツト30で結合した一部切断断面図である。
ロータボス20は、従来同様筒状のボス部21と
このボス部21から径方向外側に延出した平板状
のフランジ22とが一体的に形成され、ボス部2
1の外周面とフランジ部22の平坦面との連結部
23が円弧で形成されている。この状態で、ロー
タボス20の筒部21が嵌合するヨーク10の嵌
合孔13は、ヨーク10に屈曲部15が形成され
ているためロータボス20のフランジ部22から
充分離間した位置になる。このため、ロータボス
20の筒部21外周面からフランジ部22の平面
との連結部23が大きな円弧で形成されるように
なる。すなわち、本実施例の場合、ヨーク10の
嵌合孔13が略ヨーク10の板厚分ロータボス2
0のフランジ部22から離間しているので、第2
図で示す従来例の円弧に比較して2倍の半径の円
弧で形成することができることになる。
また、ヨーク10の嵌合孔13は平坦部16を
形成して穿設されているので、従来例に比して嵌
合長を長くできるとともに穿設される孔13の精
度を確保できるようになる。
〔効果〕
以上詳述するように、本考案はヨークの底部に
屈曲部を設けることによつて、この筒部が嵌合す
る嵌合孔をロータボスのフランジ部から充分離間
させることができ、その分ロータボスの筒部外周
面とフランジ部平面との連結部を大きな円弧で形
成することができ、回転子の軸方向長を長くする
ことなく強度を向上することができる。
また、ヨーク底部の屈曲部と平坦部は、ヨーク
を絞り加工する際に同時に形成するため、切削加
工を伴わずに加工できるので安価になる等の効果
を備える。
【図面の簡単な説明】
第1図イは本考案に係るヨークの断面図。第2
図ロは本考案に係るヨークとロータボスとの結合
を示す部分拡大断面図。第2図イは従来例におけ
るヨークの断面図。第2図ロは従来例におけるヨ
ークとロータボスとの結合を示す部分拡大断面
図。 符号の説明、10……ヨーク、11……円筒
部、12……底部、13……嵌合孔、15……屈
曲部、16……平坦部、20……ロータボス、2
1……筒部、22……フランジ部、23……連結
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒部、底部および底部中央に嵌合孔を有する
    椀状のヨークと、嵌合孔に嵌合する筒状のボス部
    と、このボス部から径方向外側へ延出する平板状
    のフランジ部とを有し、ボス部の外周面とフラン
    ジ部の平面との連結部を円弧で形成するロータボ
    スとを備え、ヨークの底部とロータボスのフラン
    ジ部とをリベツトで結合してなる磁石発電機の回
    転子において、ヨーク底部のリベツト結合部の内
    側にロータボスのフランジ部が配設される側と反
    対の軸方向へ全周にわたつて突き出した屈曲部を
    形成するとともに、この屈曲部の内周にヨークの
    底部と略平行な平坦部を形成し、この平坦部に穿
    設された嵌合孔にロータボスのボス部を嵌合した
    ことを特徴とする磁石発電機の回転子。
JP11420884U 1984-07-26 1984-07-26 磁石発電機の回転子 Granted JPS6132755U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11420884U JPS6132755U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 磁石発電機の回転子

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JP11420884U JPS6132755U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 磁石発電機の回転子

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Publication Number Publication Date
JPS6132755U JPS6132755U (ja) 1986-02-27
JPH038051Y2 true JPH038051Y2 (ja) 1991-02-27

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ID=30673236

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JP11420884U Granted JPS6132755U (ja) 1984-07-26 1984-07-26 磁石発電機の回転子

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643260B2 (ja) * 1976-09-09 1981-10-12
JPS5736568A (en) * 1981-02-18 1982-02-27 Mitsuba Denki Seisakusho:Kk Rotor of magnet generator

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5228082Y2 (ja) * 1971-05-27 1977-06-27
JPS6120863Y2 (ja) * 1979-09-12 1986-06-23
JPS57155982U (ja) * 1981-03-27 1982-09-30

Patent Citations (2)

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JPS6132755U (ja) 1986-02-27

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