JPH0379983A

JPH0379983A - 木材乾燥装置

Info

Publication number: JPH0379983A
Application number: JP21384689A
Authority: JP
Inventors: Yasuichi Takahashi; 高橋　保市; Sakae Izumi; 泉　榮
Original assignee: TAKAHASHI KIKAN KOGYOSHO KK; YAMASHIRO KIRIYOKU KOGYO KK
Current assignee: TAKAHASHI KIKAN KOGYOSHO KK; YAMASHIRO KIRIYOKU KOGYO KK
Priority date: 1989-08-18
Filing date: 1989-08-18
Publication date: 1991-04-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、加工用木材を人工乾燥する木材乾燥装置に
関する。

（従来の技術およびその解決ｒｌＩＡ題）従来、この種
の木材乾燥装置としては例えば木材を台車上に桟積みし
、これを加熱ＩＩ湿し得る乾燥室に搬入し、乾燥スケジ
ュールを操作盤にセットしてスタートづる。この乾燥ス
ケジュールは木材の樹秤、板厚、初期乾燥程度（初期含
水率）により設定され、乾燥開始は４加温、加湿から始
まり、木材内部の水分が蒸発するにしたがい、乾燥スケ
ジュールに基いて除湿、昇温を行ない、かつ多品の木材
をむらなく平均に乾燥するため、循環用ファンを所定の
時間毎に逆転操作して乾燥室内での加熱空気の循環方向
を左右に変更しいた。ところが、この乾燥過程で乾燥室
内の温度、湿度を乾燥スケジュール通りに設定するため
には、乾燥室に設けた吸排気筒のモータダンパーを開閉
操作して飽和空気を排気し、外気を取入れる必要があり
、この外気を導入することＵ熱損失が大きくなり、さら
に、この外気の冷乾空気が高温調漏状態にある木材にあ
たるとひずみ、割れ等を発生する問題点があり、この乾
燥スケジュールに対する温度調整は比較的容易に行なう
ことができるが、湿度調整は上述のように吸排気筒によ
り飽和空気の排出、外気の導入を行なうか、除服機によ
り行なうものであるが、吸排気筒によると上記の問題点
を生じ、また、除湿機による場合には多くの動力を必要
とする上に、６０℃以上の高温域での使用に充分に耐え
る除湿機がないのが現状であった。

本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、木材の乾燥過程において吸排気筒を開閉操作して飽
和空気の排出、外気の導入をおこなうことなく、１５温
飽和空気の除湿を行なうことができて、木材をむら烈く
乾燥することのできる木材乾燥装置を提０（することを
目的とするものである。

〈課題を解決するための手段）本発明は、上記技術′：ａ題を解決するため、加熱室と
乾燥室とに加熱空気を循環可能に設けてｔｔＪ記乾燥室
の加熱空気の循ｒＭ経路に該加熱空気と接触可能に冷却
除湿板に冷が管を配管した除湿装置を配設する構成とし
た木材乾燥装置に存する。

（作　用）本発明は、上記構成としたことにより、加熱空気の循環
過程で木材の乾燥と加熱空気の除湿とを同時に行なうよ
うに作用する。

（実施例）次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明すると
、図中１は木材乾燥袋δの全体であって、同装置１の炉
体２はブロックまたはステンレス張り構造であって、保
温を充分に行なうことのできる構造に設けられ、同炉体
２の上部の所定の高さ位置には水平状に隔壁３が設けら
れて、その上部側には加熱室４が、また、下部側には乾
燥室５が区画形成されている。また、この隔壁３は第１
図に示すように左右に循環口６ａ、６ｂがその長手方向
に沿って開設されて加熱室４と乾燥室５とは加熱空気が
循環可能に連通されている。

この加熱室４の循環口６ａ、６ｂ側の隔壁３上の長手方
向に沿って複数本の蒸気加熱管８を配管した加熱装置７
が配設され、この左右の加熱装置７間のほぼ中央部には
所定の間隔で可逆転可能な軸流ファン９が複数基（本例
では４基例示した〉配設され、この軸流ファン９の正逆
転により加熱空気を実線矢印あるいは破線矢印方向へ変
更するように設けられている。なお、加熱装置７は炉体
２外に設けられた蒸気ボイラ１０に接続され、１１はボ
イラ１０の給水タンク、１２Ｇよ同じく燃料タンクであ
る。また、１３は循環口６ａ、６ｂの上方の屋根部１４
に所定の間隔で配設されたモータダンパを内装した吸排
気筒であうで、木材乾燥終了時期の調湿処理に開閉操作
される。

１５は左右の循環口６ａ、６ｂの下方に長手方向に沿っ
て立設された除湿装置であって、この除湿装置１５は冷
却除湿板１６と冷却管１７とからなり、冷却除湿板１６
は例えばステンレス鋼板あるいはアルミニウム軽合金板
等からなるもので、桟積みした木材間を通過する加熱空
気のほぼ全体が接触可能とする所定の面積を有する略方
形板状に形成され、この除湿板１６の内側面には冷却管
１７が配管されている。この冷却管１７は所定の径を有
する鋼管からなるもので、複数本の直管１７ａが曲管１
７ｂを介して所定の間隔でつづら折り状に除湿板１６に
対し水平状に略Ｕ字形状の取付金具１８により取付けら
れるとともに、各冷却管１７と除湿板１６との間には伝
熱セメント（本例ではニチアス株式会社製、商品名　ト
ンボＮ０１９８１８サーモコンＲを使用した）１９が充
填されている。このように配設された冷却管１７の図示
下端側は炉体２外に設置された貯水タンク２０に接続さ
れた循環ポンプ２１に循環バイブ２４ａにより接続され
、また、冷ｕ１管１７の上端側は炉体２外に配設された
冷却ファン２３を備えた空冷熱交換器２２に循環バイブ
２４ｂにより接続され、また、空冷熱交換器２２は循環
バイブ２４ｃを介して貯水タンク２０の接続されている
。また、貯水タンク２０は地下水を利用するため、給水
可能に汲入れポンプ２７を介装した給水管２６により＃
−を戸２５と接続されている。また、循環バイブ２４ａ
には操作盤３１に継電されて冷ｆＪｌ水の流星を調整す
る流量調整バルブ２１ａが介装されている。

このように設けられた除湿装：８１５においては、はぼ
１０℃〜３０℃の地下水（冷７．ＩＩ水）が循環ポンプ
２１により冷ｕＩ管１７に送込まれ、この冷ｒＪＩ水が
冷却管１７を通過する過程でその熱が伝熱セメント１．
９を経て冷却除湿板１６に速やかに伝達されて、桟積み
した木材間を通過する加熱空気が低温の冷却管１７およ
び冷却除湿板１６に接触すると水蒸気が結露され、この
結露水は除湿板１６を伝って下方へ流下され、同下方に
配設したドレ−ン溜り２８を経て炉体２外へ排出される
。また、除湿の調整は乾燥スケジュールに基いて操作盤
３１に継電された流量調整バルブ２１ａの開閉により冷
却水の冷却管１７への流がが！整されて行なわれる。ま
た、冷却水は空冷熱交換器２２を通過する過程で冷却フ
ァン２３により所要の温度に冷却され、再び貯水タンク
２０へ循環される。

なお、図中２９は操作盤３１に継電された乾湿法湿度計
、３０は乾燥初期および乾燥終了時期の調湿時用に使用
される蒸気式加湿器、３１は乾燥−スケジュールを設定
する操作盤、３２は炉体２の開口部に開閉可能に取付【
ノられた扉である。

さて、本実施例は上記のように構成されたもので、上記
乾燥装置１により木材を乾燥するには、先ず、乾燥室５
内に木材を所定の高さ位置まで桟積みする。しかる後、
この木材の樹種、板厚、初１１１Ｊ含水率により操作盤
３１に乾燥スケジュールをセットして運転を開始する。

この乾燥初期は加温、加湿から開始されるとともに、所
定乾燥温湿度条件に達した後、循環ポンプ２１も起動さ
れ冷却水は冷却管１７へ供給される。なお、この場合の
冷Ｎ１水の流量は乾燥スケジュールにより制限されてい
る。そして加熱空気の例えば図示実線矢印方向へ循環し
て木材間を通過する過程において木材の含水分が徐々に
蒸発されて乾燥が進行されると、乾燥スケジュールによ
り流量調整バルブ２１ａが開度調整されて所定の流量の
冷却水が冷！Ｊｊ管１７へ供給され、これにより冷却管
１７および冷却除湿板１６は低温に冷却される。そして
循環される加熱空気が循環口６ａから降下されるとその
下方に配設した冷却除湿板１６および冷却管１７に接触
しながら案内され、これにより加熱空気中の水蒸気は結
露されて除湿され、さらに、この除湿されて加熱空気は
木材間を通過する過程で木材の含水分は蒸発され、この
水蒸気は加熱空気が図示右側の冷却除湿板１６および冷
却管１７に接触して上昇案内される過程で結露されて除
湿され、加熱空気は循環口６ｂより加熱室４で再び加熱
され、上記循環を繰返し、所要の循環を経過すると、軸
流ファン９が逆転されて加熱空気は破線方向へ循環され
て、乾燥、除湿を乾燥スケジュールにしたがって行なわ
れる。このように除湿された結露水は冷却除湿板１６を
伝って流下してドレーン溜り２８より炉体２外へυ［出
される。また、乾燥スケジュールによる除濁調整は流量
調整パルプ２１ａを開閉調整して冷却水の流量を調整し
て行なわれる。そして所定の乾燥度に達すると蒸気式加
湿器３０および吸排気筒１３を操作して調湿処理と木材
の温度調整（例えば外気より若干高い温ｒ！りがなされ
て木材は搬出される。このように乾燥室５を循環される
加熱空気は木材の乾燥と除湿とが乾燥スケジュールに基
いてなされるものであるから、従来のように吸排気筒を
１ｍ閉操作する必要がないのでエネルギーを節減するこ
とができ、かつ木材を損傷することなく、むらなく乾燥
することができて歩留りおよび生産性を向上することが
できる。

なお、上記実施例で（よ冷Ｎ１水に地下水を利用するよ
うに例示したが、これに限定するものではなく、例えば
海水、川水であってもよい。また、冬季または寒冷地に
あっては空冷熱交換器のみの使用で足りる。

（発明の効果〉さて、本発明は加熱室と乾燥室とに加熱空気を循環可能
に設けて前記乾燥室の加熱空気の循環経路に該加熱空気
と接触可能に冷却除湿板に冷却管を配管した除湿装置を
配設する構成としたことにより、乾燥室を循環される加
熱空気は木材の乾燥と除湿とが乾燥スケジュールに基い
てなされるものであるから、従来のように吸排気筒を開
閉操作する必要がないのでエネルギーを節減することが
でき、かつ木材を損傷することなく、むらなく乾燥する
ことができて歩留りおよび生産性を向上することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の一実施例を示し、第１図は乾燥装置の
縦断面図、第２図は第１図のＩＩ−Ｕ線断面図、第３図
は除湿装置の配管図である。１・・・木材乾燥装置２・・・炉体３・・・隔壁１４・・・加熱室５・・・乾燥室５・・・除湿袋ｄ６・・・冷却除湿板７・・・冷却管

Claims

【特許請求の範囲】

加熱室と乾燥室とに加熱空気を循環可能に設けて前記乾
燥室の加熱空気の循環経路に該加熱空気と接触可能に冷
却除湿板に冷却管を配管した除湿装置を配設する構成と
した木材乾燥装置。