JPH0379937A - 銅管コイルを用いた氷蓄熱槽 - Google Patents

銅管コイルを用いた氷蓄熱槽

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JPH0379937A
JPH0379937A JP21570989A JP21570989A JPH0379937A JP H0379937 A JPH0379937 A JP H0379937A JP 21570989 A JP21570989 A JP 21570989A JP 21570989 A JP21570989 A JP 21570989A JP H0379937 A JPH0379937 A JP H0379937A
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JP
Japan
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storage tank
heat storage
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copper
ice heat
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JP21570989A
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Fumiya Numajiri
沼尻 文哉
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、蓄熱式空調システムに用いられる氷蓄熱槽
に関する。
[従来の技術1 図面を参照して氷蓄熱空調システムの各種方式を説明す
る。第4図は、直膨方式といわれる方式のフローチャー
トを示し、氷蓄熱槽4内の銅製あるいは鋼製のコイル4
aは膨張弁3および屋外熱交換器(凝縮器)2を介して
圧縮機1に連結され、冷媒をコイル4a内に流して氷蓄
熱槽4内の水5の一部を結氷させて蓄熱を行なう。一方
2放熱は氷蓄熱槽4に室内空調器8を水ポンプ9を介し
て連結し、氷になっていない水5を循環させて行なうも
のである。
第5図はブライン方式のフローチャートを示し、氷蓄熱
槽4のコイル4aは冷媒/ブライン熱交換器7にブライ
ンポンプ10を介して連結され、上記冷媒/ブライン熱
交換器7の一次側は熱膨張弁3.屋外熱交換器(凝縮器
)2を介して圧縮機1に連結されている。したがって、
この例の場合、氷蓄熱槽4を冷媒/ブライン熱交換器7
でブライン6を冷却し、その冷熱をコイル4a内に流し
て氷蓄熱槽4内の水5を製氷して蓄熱する。
一方、放熱は上記第4図の場合と同様に氷になっていな
いこの水5を水ポンプ9により室内空調器8に循環させ
て空調を行なうものである。
このように、氷蓄熱槽4として、−Mに、プラスチック
ス製あるいは金属製の中空管をコイル状に巻回したコイ
ルブロックを氷蓄熱槽内の水中に埋設し、中空管中に冷
媒またはブラインを流通して管の外表面に氷を形成させ
る形式の氷蓄熱槽が用いられている。
この場合、室内空調器(放熱器)には水槽中の水を循環
させて空調を行なうので、水槽中の水を完全に氷にはで
きない。結氷率(IPF=IcePacking Fa
ctor)はせいぜい数十%止りである。
また、中空管として銅管を用いた場合には、氷が発達し
て隣接する銅管を橋絡させるようになると、銅管に異常
なストレスが加わり銅管を変形する危険が生じると共に
、橋絡部分の生じ方にょっては循環水の流れが不均衡に
なって、解氷が均一に行なわれなく、蓄熱槽としての機
能が低下してしまう。
さらに第6図に示すフローチャートは、直膨方式の一種
で、第4図、第5図に示すブライン方式のように氷蓄熱
槽4内の水5を循環させて空調するのではなく、氷蓄熱
槽4を通過した冷媒と圧縮機1からの冷媒を三方弁11
を介して混合して適温の冷媒温度にし、室内空調器8に
流して空調すものである。なお、符号12はバイパス弁
である。この例の場合は、氷蓄熱槽4のコイル4aには
冷媒が直接流れるので金属製が望ましく、また、氷蓄熱
槽4内の水5は流通させないので、それを100%近く
まで氷化することが可能である。
そこで、水槽中の水を循環するのではなく、蓄熱槽の中
空管中の冷媒またはブラインを直接室内空調機に流通さ
せる方式にすれば、蓄熱槽中の水は流通しないので、結
氷の王台は関係なくなり、蓄熱槽中の水を100%結氷
させることも原理的には可能となる。100%結氷のと
きには銅管間を氷が完全に橋絡する。銅管は機械的には
ある程度は耐えられるが、氷の膨張時の応力が多数回繰
り返して加えられると、クラック、変形等を生じること
になる。そこで、結氷率(IPF)を80%以上に高め
るには、銅管への機械的応力を緩和する何らかの手段が
必要になる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このような氷蓄熱槽では、中空管としてポリ
エチレン管が用いられている。これはボッエチレンは伸
びが大きい材料なので、氷による繰り返し応力に耐えら
れるためである。しかし、管内に炭化水素系、フロン系
冷媒を流すものでは、冷媒の種類によってはプラスチッ
ク管では管外に漏れる危険性がある。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、冷
媒ガスの透過の虞れのない銅管を蓄熱槽の中空管に用い
、結氷率が80%以上の効率のよい氷蓄熱槽を提供する
ことを目的とする。
し課題を解決するための手段] 氷蓄熱槽は蚊とり線香状あるいはすだれ状のものを多数
重ねてコイルブロックを形成する。中空管としての銅管
に、結氷時の応力が加わらないようにするため′には、
先ず、同一平面上にある銅管間が氷で完全に橋絡しない
ようにする必要がある0部分的に橋絡しても、膨張力の
逃げしるがあればストレスは大幅に緩和される。そのた
めに、空腔または気泡をもったプラスチックスシートを
銅管間に挿入すればよい。シート状の物体の挿入が困難
な場合には、中空のプラスチックスチューブを多数本上
下方向に銅管に沿って、あるいは織物の縦糸のように銅
管にからめて挿入する。また、氷は銅管の外周でまず結
氷するが、水は対流するので橋絡は水槽の上面から先に
発生しがちである。橋絡部分が次第に増大していくと、
氷化時の膨張によりコイルブロック全体が上に押し上げ
られるようになるので、銅管コイルの配管取付口は結氷
によって生じるコイルブロックの移動を吸収できる構造
とする必要がある。
[実 施 例] 以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。第1
図は、一実施例を示す氷蓄熱槽の円筒コイルブロックの
横断面構造を示す断面図で、銅管13は外側と内側の端
部を出入口となるヘッダー14.14’ に連結してス
パイラル状に巻回して構成される。このスパイラル状銅
管13は多数上下方向に存在する。そして、このスパイ
ラル状の銅管13と銅管13との間に中空のプラスチッ
クスシートあるいは気泡中に水が浸入しない独立気泡の
発泡プラスチックスシート15をやはりスパイラル状に
挟んで構成される。そして、図示しないがポリエチレン
製またはFRP製で表面を断熱材で被覆した蓄熱槽に挿
入してこの発明の氷蓄熱槽は形成される。
スパイラル状の銅管13内に冷媒が流れると、まず銅管
13の外表面に氷ができる。この氷は円筒状に生長して
厚みが増加して行き、ついには銅管13間を橋絡する。
一方、4°C以下では低温はど水の比重は軽いので、橋
絡は、まず、コイルの最上面のスパイラル部で起り、次
々に下のスパイラル部に順次伝わって行く、スパイラル
部での橋絡は同時に起るので、このとき膨張の応力が銅
管13に作用する。
もし、銅管13間に隔壁を置いて氷が一体になるのを防
げれば、この応力は分散されるし、この隔壁が体積変化
を吸収できれば銅管の歪は生じない。
したがって、同一平面内にある銅管■3同志がプラスチ
ックスシート15で分離されているので、氷により橋絡
されることなく銅管工3に変形や応力が加わるのが防止
される。このプラスチックスシートは、スパイラルの間
にすべて入り、縦方向にも作用する。
なお、上記の例では銅管13は完全スパイラル状のもの
について説明したが、これは中心で折り返して連続した
多数段のコイルに形成してもよい。
次に、第2図に基づいて第2実施例を説明する。この例
では、氷蓄熱槽を構成する銅管コイルブロックは人出ロ
ヘッダ−14,14’の間に銅管13aを蛇行するよう
に形成し、銅管13aと銅管13aとの間に中空あるい
は独立発泡のプラスチックスのシート15aを多数枚挿
入して構成する。そして、このような銅管13aを積層
して図示しない蓄熱槽内に挿入し、入口ヘッダ−14お
よび出口ヘッダ−14′同志をそれぞれ連結してこの例
の氷蓄熱槽は形成される。したがって、この例の場合も
同一平面内にある銅管13a同志はプラスチックスシー
ト15aで分離されるので、水ができても橋絡すること
がなく、銅管13aに変形や応力が加わることがない。
プラスチックスシートの材質としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステルなどが
考えられ、シート厚は銅管の隙間の約10%がよい。ま
た、プラスチックスシートは、第7図(A)に示すよう
に空腔17を有する中空シート15aか、第7図(B)
に示すように独立気泡18を有する発泡プラスチックス
シート15bが使用される。この独立気泡18はお互い
に連絡しない気泡である。
次に、第3図に基づいて第3実施例を説明する。この例
の氷蓄熱槽を構成する銅管コイルブロックは、上記第1
図に示すスパイラル状あるいは第2図に示す平面蛇行状
のちのであってちいずれでもよいが、銅管13bと銅管
13bの間を中空のプラスチックスチューブ16により
銅管13bを横糸とする織物のように織り込んで構成し
たものである。したがって、この例の場合も銅管13b
と銅管13bとの間は部分的に分離されることになり、
水の形成によっても銅管13b同志が橋絡されることは
ない。
プラスチックスチューブはやはりポリエチレン、ポリプ
ロピレン1ポリエステルなどでよく、丸チューブで太さ
1〜3mm径程度のものでよい。内部には水が入らない
ようにする。
なお、これらの実施例の銅管コイルブロックを有する氷
蓄熱槽では、上から結氷が行なわれるので、銅管コイル
全体が上下方向の応力を受ける。
このため、ヘッダーにつながる冷媒の蓄熱槽への出入口
配管を上下方向に微小移動できるように構成しておくこ
とが望ましい。
第8図に氷蓄熱槽の銅管コイルブロックを可動に取付け
る配管口構造の例を示す、配管20が出入口とも氷蓄熱
槽の上部に設けられているときには、第8図(A)に示
すように氷蓄熱槽4にゴム製のブラケット19を付け、
このブラケット19で配管20を保持すれば、銅管コイ
ルブロックの銅管4aに変位があっても吸収できる。ま
た、銅管コイルブロックの銅管4aと配管20の両方ま
たは片方が氷蓄熱槽の底部近くの壁4にある場合には、
第8図(B)に示すようにベローズ21を持ったコネク
ター22を用いることができる。さらに、第8図(C)
に示すように、銅管コイルブロックの銅管4aの端部に
コルゲート23を付けることで変位を吸収することがで
きる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明の銅管コイルを用いた氷
蓄熱槽は、蓄熱槽の水量が100%近く結氷可能となり
、小さな蓄熱槽でち大きな熱量の貯蔵が可能となる。ま
た、簡単な方法で銅管への応力集中を緩和しているので
、コストが安く、長寿命の氷蓄熱槽となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の氷蓄熱槽の銅管コイル
ブロックの横断面構成を示す断面図、第2図は、この発
明の第2実施例の氷蓄熱槽の銅管コイルブロックの横断
面構成を示す断面図、第3図は、この発明の第3実施例
の氷蓄熱槽の銅管コイルブロックの縦断面の一部構成を
示す断面図、 第4図は、直膨式蓄熱空調システムのフローチャート、
第5図は、ブライン式蓄熱空調システムのフローチャー
ト、 第6図は、直膨式蓄熱空調システムで冷媒を直接空調器
に循環する場合のフローチャート、第7図(A)、(B
)は、それぞれプラスチックスシートの一例を示し、(
A)は空腔のあるシート、(B)は独立気泡のシートの
断面図、第8図(A)、(B)、(C)は、銅管コイル
ブロックが可動な配管口構造を説明するための側面図で
ある。 1・・・圧縮機 2・・・屋外熱交換器(凝縮器) 3・・・膨張弁 4・・・氷蓄熱槽 4a・・・コイル 5・・・水(氷) 6・・・ブライン 7・・・冷媒/ブライン熱交換器 8・・・室内空調器 9・・・水ポンプ 10・・・ブラインポンプ 11・・・三方弁 12・・・バイパス弁 13、L3a、1 3b・・・銅管コイル チックスシート 16・・・中空プラスチックスチューブ7・・・空腔 8・・・独立気泡 9−・・ゴム製ブラケッ O・・・配管 1・・・ベローズ 2・・・コネクター 3・・・コルゲート ト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銅管コイルブロックを蓄熱槽内の水中に埋没させ
    た形式の氷蓄熱槽において、 同一平面内にある銅管同志が氷により完全に橋絡されな
    いように、内部に空腔を有するプラスチックス材を銅管
    間に挿入したことを特徴とする氷蓄熱槽。
  2. (2)プラスチックス材として、中空シートあるいは独
    立気泡発泡シートを用いた請求項(1)記載の氷蓄熱槽
  3. (3)プラスチックス材として、中空プラスチックスチ
    ューブを多数本銅管間に上下方向に挿入した請求項(1
    )記載の氷蓄熱槽。
  4. (4)銅管コイル全体のブロックが槽中で上下方向に微
    少移動できるような出入口配管取付構造を持った請求項
    (1)記載の氷蓄熱槽。
JP21570989A 1989-08-21 1989-08-21 銅管コイルを用いた氷蓄熱槽 Pending JPH0379937A (ja)

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