JPH0379586A - リニアモータ駆動式移動手摺 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリニアモータ駆動式移動手摺に関するものであ
る。

［従来の技術］ 動く歩道やエスカレータにはステップとともに移動する
手摺が設けられている。この手摺はエンドレスのループ
状となした合成樹脂製で、この駆動は第８図、第９図に
示すように断面Ｃ字形となした手摺の上面と下面を上下
に対向する駆動ローラと従動ローラ間にて挟持し、駆動
ローラを駆動機によりチェーン又はベルト駆動により駆
動して行うものである。しかもこの手摺の駆動装置は通
常一箇所のみにて行っている。

［発明が解決しようとする課題］ Ｃ字形断面を有する手摺とその上下両面をローラにて挟
持し、ローラの駆動にて手摺を移動させる一箇所での集
中摩擦駆動方式では強力なテンション（例えば７０ｋｇ
／本）が必要であり、この摩擦による駆動力を得るため
には上下のローラ押付力を常時調整する必要があるとと
もにこのローラ押圧力により手摺が摩耗したり、汚れた
りする。

さらに強力なテンションに耐えるためには所要の剛性を
必要とする。

本発明は手摺をリニアモータ駆動により手摺に大きなテ
ンションをかけることなく非接触でかつ分散駆動するこ
とを目的としてなしたもので、従来　手摺の屈曲や、手
摺とがイドレールの接触による手摺全要分の抵抗を１か
所で、集中的にテンションを加え、駆動していたが、　
Ｔノニアモータによる非接触かつ分散駆動とすることに
より、各すニアモータはリニアモータ間の手摺長さ分を
駆動すればよいこととなり、手摺に加わるテンションは
大幅に少なくできるようになしたものである。

［課題を解決するための手段Ｊ 本発明は上記目的を達成するためになしたもので、本体
フレームに手摺の移動軌跡に沿って複数台のリニアモー
ター次側を配設し、手摺の内面にはリアクションプレー
トを設けて非接触分散駆動を行う。

［実施例］ 以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明する。

第１図は本発明の手摺を示す縦断面図で、１は手摺で合
成樹脂等所要の強度と柔軟性を有する材質で断面Ｃ字形
等手摺として使用イ能な断面形状とし、これを動く歩道
又はエスカレータ等の全長に合わせてループ状に形成さ
れるとともにこの手摺１の内面にはリニアモータのリア
クションプレート２を配設固定される。このリアクショ
ンプレート２は所要の大きさのものを複数箇所、所要間
隔に配列し、各プレート２を第１図に示すように止具等
にて手摺本体に固定するか、又は第４図に示すように埋
込式にして一体に設ける。

またエスカレータあるいは動く歩道の本体フレーム側に
はリニアモータの一次側３を適当な間隔をおいてしかも
手摺の移動軌跡に沿って複数台配列配置するとともにこ
の一次側３の左右両側にはリアクションプレート２の外
側の手摺内面を支持するためのガイドローラ又はガイド
レール４．４を配設する。このガイドローラ４．４は本
体フレーム側に回動自在にして突設さ也　このガイドロ
ーラ又はガイドレール４にて手摺がリニアモータの一次
側によりリアクシボンプレートを介して本体フレーム側
に吸引されてもリニアモーター次側とリアクシランプレ
ート間に規定の隙間を確保するようにし、手摺の円滑な
移動を行わしめる。なお手摺１が縦方向にのみ屈曲する
方式においてはリアクションプレート２は手摺１の内天
面にのみ設置するだけでよいが、この手摺を第７図に示
すように蛇行すなわち縦方向だけでなく横方向にも屈曲
する方式においてはリアクションプレート２を第２図、
第３図に示すように手摺１の内天面と対向する二つの内
側面にもリアクションプレート２を埋込み、ビス止め等
にで固定するか、又は第５図に示すように埋込式にして
一体に設け、手摺１の横方向へ屈曲する箇所に配設され
る横用リニアモータの一次側にて推力を受けるようにな
す。

この横用リニアモータの推力にて手摺が横用のリアクシ
ョンプレートを介して横用リニアモータの一次側と横用
リアクションプレートとの隙間を一定に保つよう横用ガ
イドローラを設けることもある。

従って動く歩道、エスカレータの配設形状に手摺も配設
されるが、この手摺の移動軌跡に沿って複数のリニアモ
ーター次側が例えば第６図又は第７図に示すように配置
される。そしてこのリニアモータを駆動するとこのリニ
アモーター次側による推力はリアクションプレートを介
して手摺を移動させるものとなる。この時手摺は非接触
でしかも複数のリニアモータによる分散駆動となるので
手摺に従来のような強力なテンションが発生することが
なく、しかも横方向への屈曲部分はリニアモータの吸引
力でレールに沿わせるので手摺の剛性は小さくでき、駆
動は垂直方向、水平方向自由に組み合せることができる
。

［発明の効果］ 本発明によるときは、本体フレームに手摺の移動軌跡に
沿って複数台のリニアモーター次側を配設し、手摺の内
面にはリアクションプレートを設けて非接触分散駆動方
式としているため、手摺に不必要なテンションや剛性が
小さくなるとともに手摺の駆動用挟持ローラによる摩耗
や汚れがなくしかも手摺の断面形状も簡易となりメンテ
ナンスも簡易となる等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明リニアモータ駆動式移動手摺を示す実施例
で、第１図は縦断面図、第２図、第３図は縦横方向屈曲
タイプの縦断面図、第４図、第５図はリアクションプレ
ート埋込式の断面図、第６図はエスカレータの本体フレ
ームの側面図、第７図は同平面図、第８図は公知の手摺
駆動方式を示す説明図、第９図は同側面図である。 １は手摺、２はリアクションプレート、３はリニアモー
タの一次側、４はガイドローラ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体フレームに手摺の移動軌跡に沿って複数台の
   リニアモーター次側を配設し、手摺の内面にはリアクシ
   ョンプレートを設けて非接触分散駆動を行うようになし
   たことを特徴とするリニアモータ駆動式移動手摺。