JPH0379311A - 離型剤組成物 - Google Patents

離型剤組成物

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JPH0379311A
JPH0379311A JP21710989A JP21710989A JPH0379311A JP H0379311 A JPH0379311 A JP H0379311A JP 21710989 A JP21710989 A JP 21710989A JP 21710989 A JP21710989 A JP 21710989A JP H0379311 A JPH0379311 A JP H0379311A
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JP
Japan
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release agent
mold release
mold
silicone
agent composition
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Application number
JP21710989A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Tanaka
春彦 田中
Tokuzo Ikeda
池田 得三
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Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、離型剤組成物に関し、さらに詳しくは、シリ
コーン樹脂微粒子を含aする離型剤組成物に関する。
熱可塑性樹脂を成形するには、一般に金型が使用されて
おり、金型によって所望形状に成形された樹脂成形体は
、金型から取出される。この際成形体が金型から容易に
取出すことができるように、金型には離型剤が使用され
ることが多い。
このような離型剤としては、従来、シリコーンオイル、
シリコーングリースなどのシリコン系化合物が主として
用いられている。このようなシリコーン系化合物は、樹
脂成形温度が低い場合には優れた離型性能を示すが、樹
脂成形温度が250℃を越えるような高温である場合に
は、離型性能が低下してしまう。特に樹脂成形温度が3
0 D ℃にも達するポリフェニレンサルファイド樹脂
(P P S)を成型する場合には、シリコーン系化合
物を離型剤として用いても、金型とポリフェニレンサル
ファイド樹脂成形体との離型性は大きく低−ドしてしま
う。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術における問題点を解決
しようとするものであって、樹脂成形温度が高温になっ
ても、樹脂成形体を金型から容易に離型しうるような離
型剤組成物を提供することを目「自としている。
発明の概要 本発明に係る離型剤組成物は、離型剤化合物中にシリコ
ーン樹脂微粒子が配合されていることを特徴としている
本発明に係る離型剤組成物を金型に塗布することにより
、樹脂成形温度が高温になっても、樹脂成形体を金型か
ら容易に離型することができ、したがって表面状態の極
めて良好、な樹脂成形体を得ることができ、また金型と
樹脂成形体との摩擦が低減されるため金型の寿命が長く
なる。
発明の詳細な説明 以下本発明に係る離型剤組成物について具体的に説明す
る。
本発明に係る離型剤組成物は、離型剤化合物中にシリコ
ーン樹脂微粒子が配合されている。
離型剤化合物としては、従来離型剤として用いられてき
た化合物が用いられるが、具体的には、シリコーンオイ
ル、シリコーングリースなどのシリコーン化合物、流動
性パラフィン、天然パラフィン、マイクロクリスタリン
ワックス、ポリエチレンワックス、アルキルナフタレン
、ジフェニル、アルキルジフェニル、水素化トリフェニ
ル、フェニルキシリルエタン、KSK−OIL (商品
名) 、Neo  5K−OIL (商品名)なトノ鉱
物油、あるいは合成潤滑油などが用いられる。合成潤滑
油としては、具体的には、炭素数6〜13好ましくは炭
素数10の1価または多価高級アルコールと、炭素数6
〜13好ましくは炭素数10の111Iliまたは多価
の高級脂肪酸とのエステルなどが用いられる。その他、
ステアリン酸、ラウリン酸などの高級脂肪酸、ステアリ
ン酸アミド、バルミチン酸アミドなどの脂肪酸アミド、
ステアリン酸ブチル、エチレングリコールモノステアレ
ートなどの脂肪酸エステル、ジオクチルフタレートなど
のフタル酸ジエステル、セチルアルコール、ステアリル
アルコールなどの高級アルコールなどが挙げられる。特
に、高温で使用する離型剤を作成する場合には、高温安
定性に優れているシリコーンオイル、シリコーングリー
スなどのシリコーン系の離型剤化合物の使用が望ましい
。また、成形品に塗装、メツキなどの後加工を必要とす
る場合でシリコーン系の離型剤化合物の使用が望ましく
ない場合には洗浄が容易な合成潤滑油または鉱物油系の
離型剤化合物、特に、沸点の高いアルキルナフタレン、
ジフェニル、アルキルジフェニル、水素化トリフェニル
、フェニルキシリルエタン、KSK−OIL(商品名)
  Neo  5KOIL (商品名)などを選択する
ことが望ましい。
本発明に係る離型剤組成物は、このような離型剤化合物
中にシリコーン樹脂微粒子が配合されている。このよう
な離型剤組成物が液状である場合には、シリコーン樹脂
微粒子は、0.1〜50重量96好ましくは5〜25重
量%の量で存在し、また離型剤化合物は99.9〜50
.ffl量%好ましくは75〜95重量%の量で存在し
ていることが望ましい。
また離型剤組成物が固形状である場合には、シリコーン
樹脂微粒子は60〜90重量96好ましくは70〜80
重量96の量で存在し、また離型剤化合物は40〜10
重量96好ましくは30〜2Offl量96の量で存在
することが望ましい。
次に本発明で用いられるシリコーン樹脂微粒子について
説明すると、このシリコーン樹脂微粒子は平均粒径が5
μm以F好ましくは3μm以rさらに好ましくは1μm
以下であることが望ましい。
このようなシリコーン樹脂微粒子は、たとえばF記のよ
うにして製造することができる。
すなわち、 H3 H3 d −5〜500、a 十b = 2〜100 )有す
る直鎖状または分岐状の液状オルガノビニルポリシロキ
サン、および をb゛個、  H3 CH3 +d −5〜500. a’+b’−2〜5(10) 
1¥する直鎖状、分岐状または環状の液状オルガノヒド
ロポリシロキサン、および (i)白金系触媒を含んでなるオルガノポリシロキサン
組成物と、[B]分散媒との混合物を、平均粒径1μm
のエマルジョンとした後に、硬化させることによりシリ
コーン樹脂微粒子を製造することかできる。
上記のような粒径1μm以下のシリコーン樹脂微粒子を
得るには、液状オルガノポリシロキサン組成物を、エマ
ルジョン化して硬化する際に、エマルジョン径を十分微
小にすることが必要であるが、特定のオルガノポリシロ
キサン組成物と分散媒との混合物を、攪拌して平均粒径
1 tt m以下のエマルジョンとした後硬化させてい
るので、硬化中に融着して巨大化しにくいシリコーン樹
脂を得ることができ、粒径1μm以下のシリコーン樹脂
微粒子を、収率よく得ることができる。
より具体的に説明すると、上記のオルガノビニルポリシ
ロキサンは、下記のような基を有している。
CH3 CH3 −Sl −0−(以下C基という) CH3 −O−S+  −O− このオルガノビニルポリシロキサンでは、A基は主鎖の
末端あるいは分岐鎖の末端に位置しており、またD基は
主鎖の末端あるいは分岐鎖の末端に位置している。
A、lが分岐鎖の末端に位置する場合には、たとえば C13−?i −CH3 H−CH2 のような構造をとっており、 末端に位置する場合には、 またD基が分岐鎖の CI(3 のような構造をとっている。
このようなオルガビニルポリシロキサンでは、A基、B
基、C基、D基は、ランダムに配列されていてもよく、
またブロック状に配列されていてもよい。またこのオル
ガノビニルポリシロキサンにおけるA基の数を8個とし
、B基の数をb個とし、CMの数を0個とし、D基の数
をd個としたとき、a+b+c+dは5〜500好まし
くは5〜100であることが望ましい。またこのオルガ
ノビニルポリシロキサンに含まれるビニル基の数すなわ
ちa+bは2〜1〔]C0ましくは2〜30であること
が望ましい。
a+b+c+dが500を超えると、オルガノビニルポ
リシロキサンの粘度か高くなりすぎ、微小なエマルジョ
ンが得にくくなる傾向がある。またオルガノビニルポリ
シロキサンに含まれるビニル基の数(a+b)が多い方
が硬化しやすく、未反応原料が急速に減少し、架橋度が
増大し、硬化中にエマルジョン粒子が融むして巨大化す
ることが防止されるが、(a+b)が100を超えると
、架橋度が増大しすぎて硬化後に得られるシリコーン樹
脂の弾性が乏しくなる傾向がある。
上記のようなオルガノビニルポリシロキサンを2種以上
組合せて用いてもよい。
また上記のオルガノヒドロポリシロキサンは、ドル己の
ような基をHしている。
−Sl −0−(以下G基という) H3 H3 このオルガノヒドロポリシロキサンでは、E基は主鎖の
末端あるいは分岐鎖の末端に位置しており、またH基は
主鎖の末端あるいは分岐鎖の末端に位置している。E基
が分岐鎖の末端に位置する場合には、たとえば H−3t −0−(以下E基という) 倉 H3 Sl −0−(以T″F基という) H3 のような構造をとっており、またH基が分岐鎖の末端に
位置する場合には、 H3 のような構造をとっている。
このようなオルガノヒドロポリシロキサンでは、E基、
F基、G基、Hlは、ランダムに配列されていてもよく
、またブロック状に配列されていてもよい。またこのオ
ルガノヒドロポリシロキサンにおけるE基の数をa°個
とし、F基の数をb°個とし、G基の数をC°個とし、
H基の数をd゛個としたとき、a’+ b’+ c’+
 d’は5〜500好ましくは5〜50であることが望
ましい。またこのオルガノヒドロポリシロキサンに含ま
れるヒドロシリル基の数(a’+b’)は2〜500好
ましくは3〜50であることが望ましい。
a’+b’+c’+(1’が500を超えると、オルカ
ッヒドロポリシロキサンの粘度が高くなりすぎ、微小な
エマルジョンが得にくくなる傾向がある。またオルガノ
ヒドロポリシロキサンに含まれるヒドロシリル基の数(
B’+b°)が多い方が硬化しやすく、未反応原料が急
速に減少し、架橋度が増大し、硬化中にエマルシュン粒
子が融着して巨大化することが防止されるが、(a’+
b’)が500を超えると、架橋度が増大しすぎて硬化
後に得られるシリコーン樹脂の弾性が乏しくなる傾向が
ある。
上記のようなオルガノビニルポリシロキサンを2種以上
組合せて用いてもよい。
上記のオルガノポリシロキサン組成物では、オルガノビ
ニルポリシロキサンのビニル基にオルガノヒドロポリシ
ロキサンのヒドロシリル基が付加することによって硬化
する。ここで、ビニル基とヒドロシリル基とのモル比は
1:4〜4:1まて変わりうるが、好ましくは1:1.
5〜1:3あるいは3:1〜1.5:1である。
オルガノビニルポリシロキサン1分子中のビニル基の数
をa個とし、オルガノヒドロポリシロキサンのヒドロシ
リル基の数をa゛個とした場合に、a>a’であれば、
オルガノビニルポリシロキサンを過剰に用いることが好
ましく、またa<a”であればオルガノヒドロポリシロ
キサンを過剰に用いることが好ましい。特にオルガノビ
ニルポリシロキサン1分子中のビニル基の数が2である
場合には、1分子中のヒドロシリル基の数が3以上であ
るオルガノヒドロポリシロキサンを、オルガノビニルポ
リシロキサンに対して過剰量で用いることが好ましい。
またオルガノヒドロポリシロキサン1分子中のヒドロシ
リル基の数が2である場合には、1分子中のビニル基の
数が3以上であるオルガノビニルポリシロキサンを、オ
ルガノヒドロポリシロキサンに対して過剰量で用いるこ
とが好ましい。
また白金系触媒として、たとえば塩化白金酸またはこれ
をアルコール、ケトンなどの溶媒に溶解させた塩化白金
酸溶液、あるいはこの溶液を熟成させたもの、塩化白金
酸とアルデヒド、オレフィン、アルケニルシロキサン、
ジケトンなどとの錯体、白金黒、白金を担体に担持させ
たものなどが用いられる。
このような白金系触媒は、好ましくは−30゜〜10℃
の温度で、オルガノビニルポリシロキサンおよびオルガ
ノヒドロポリシロキサンと混合して、オルガノポリシロ
キサン組成物を調製することが好ましい。
上記の白金系触媒は、オルガノビニルポリシロキサンお
よびオルガノヒドロポリシロキサンとの混合物に対して
、白金金属として0.1〜1000重量ppm好ましく
は1〜100重量ppmの量で添加することが望ましい
白金系触媒の添加量が0.1重量 ppm未満では硬化
速度が遅くなり、未反応原料が増加して架橋度が減少し
、硬化反応終了前にエマルジョン粒子が融着したりして
巨大化する傾向があり、一方1000重!ppmを超え
ると経済的でない傾向がある。
分散媒として、水が主として用いられるが、水とアルコ
ールなどの有機溶媒との混合物あるいはアルコールなど
の有機溶媒を用いることもできる。
上記のような分散媒は、オルガノポリシロキサン組成物
1重量部に対して10〜0.5重量部好ましくは7〜4
重量部の量で用いることが望ましい。分散媒の量が少な
すぎると、硬化終了前にエマルジョン粒子が融着して巨
大化しやすくなる傾向があり、一方分散媒の量が多すぎ
ると、硬化後のシリコーン樹脂の分離に手間がかかる傾
向がある。
このような分散系には、界面活性剤が存在していること
が好ましく、界面活性剤としては特に限定されないが、
好ましくはHL B (IIydrophIleLyp
ophlle Ba1ance )が10〜17である
非イオン系界面活性剤、たとえば、ポリオキシメチレン
オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレントリメ
チルノニルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンス
テアリン酸エステルなどが用いられる。これらの界面活
性剤は、2種類以上混合して用いてもよい。
このようなオルガノポリシロキサン組成物と分散媒とか
らなる混合物に、必要に応じて、エマルジョンの硬化を
抑制するため、硬化抑制剤としてアセチレン系化合物、
ヒドラジン類、トリアゾール類、ホスフィン類、メルカ
プタンなどを加えてもよく、また耐熱剤、難燃剤、可塑
剤などを加えてもよい。
上記のようなオルガノポリシロキサン組成物と分散媒と
の混合物を、撹拌して平均粒径が1μm以下の微小な液
滴(エマルジョン粒子)を形成する。
オルガノポリシロキサン組成物と分散媒との混合物を平
均粒径が1μm以下の微小なエマルジョン粒子とするに
は、たとえば該混合物を10〜2000kg/c−の高
圧丁に複数の液流に分流し、この液流を衝突区域で衝突
させる方法(マイクロフルイタイゼイションAmeri
can Pa1nt &CoatingJournal
 P24〜2B参照)、噴霧ノズルで噴霧させるlj法
、大気圧に急激にフラッシュさせる方法、大気圧にフラ
ッシュさせると同時に邪魔板に衝突させる方法などが採
用される。
このようにオルガノポリシロキサン組成物と分散媒との
混合物を一ド均粒径が1μm以下のエマルジョン粒子と
するに先立って、オルガノポリシロキサン組成物と分散
媒とを予め通常の撹拌操作によって混合撹拌して平均粒
径が1μmよりも大きいエマルジョン粒子としておくこ
とが好ましい。
上記のようなエマルジョン化の際の液温は−10〜90
℃好ましくは0〜40℃の範囲であることが望ましい。
エマルジョン化の際の上記混合物の温度が一10℃未満
であると、混合物の粘度が高くなりすぎる傾向があり、
一方90℃よりも高くなるとエマルジョン化の際に硬化
反応が進行して、微小なシリコーン樹脂を得ることが困
難となる傾向がある。
このようにして調製された平均粒径1μm以下のエマル
ジョン粒子を、該エマルジョンを加熱することにより硬
化させる。この硬化は、30〜300℃好ましくは50
〜200℃の温度で行ない、硬化時間は1分〜6時間好
ましくは5分〜3時間程度である。この硬化反応は、必
要ならば加圧下に行なってもよい。硬化温度が30℃未
満であると、硬化速度が遅く、硬化中に粒子の融着が起
こりやすくなる傾向がある。
上記のようにして得られるシリコーン樹脂は、平均粒径
が1μm以下であり、非常に微小である。
このため回収、取扱いが非常に困難であるが、得られる
シリコーン樹脂微粒子の懸濁液を加温しながらまたは加
温せずに、水などの分散媒の一部を留去し、粒子が凝集
した状態で濾過して回収することができる。またこのよ
うに凝集させた後、または凝集させずに噴霧乾燥により
造粒して回収することができる。
このように顆粒状に凝集したシリコーン微粒子は、小さ
な応力を加えることによって再び分散させることができ
、使用時の混線工程等で再びqi粒子に分散させること
ができる。
以上のように回収された微粒子またはその顆粒状凝集粒
子は、必要に応じてアセトン等の低沸点極性溶媒で洗浄
した後、濾別し、真空乾燥してもよい。
このような離型剤組成物は、上記成分に加えて、たとえ
ばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム
などの金属石鹸、さらに、雲母、滑石、シリカ、炭酸カ
ルシウムなどの無機充填剤を、少量含有していてもよい
離型剤組成物が液状である場合には、金型にスプレー法
によって塗布することもでき、また布などを用いて該離
型剤組成物を金型に塗布することもてきる。
また離型剤組成物が固体状である場合には、該離型剤組
成物を金型にこすり付けた後、布などで均一に伸ばすこ
とにより、該離型剤組成物を金型に塗布することができ
る。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
また、実施例中に「部」とあるのは「重量部」を意味す
る。
実施例1 平均組成式 %式%) で表わされるビニルポリシロキサン50部と、平均組成
式 %式%) で表わされるヒドロポリシロキサン9部(以上2種のポ
リシロキサンのヒドロシリル基/ビニル基のモル比は1
.5である)と、白金含有!30%の白金−ビニルシロ
キサン錯体9X10−’部と、HLB−14,9の界面
活性剤であるポリオキシエチレンソルビタンステアリン
酸エステル(化工■製レオドールTV−3120) 1
. 5部とを水冷しながら混合し、得られた混合物に水
480部を加えてホモジナイザーで約10秒室温で撹拌
し、次いでマイクロフルイダイザー■(マイクロフルイ
デイクスコーポレーション製M−11011型)を用い
、フィード速度50 ml /分で撹拌することにより
、室温でエマルジョン化を行なった。
このエマルジョン100gをフラスコに入れ、撹拌しな
がら90℃で1時間加熱し、硬化させた。
このようにして得られた懸濁液を、スプレードライヤー
(ヤマト科学■製 ミニスプレィGA−314型)を用
い 液送大速度10g/分、熱風流量r)、5rI?/
分(入口温度150 ’C1出口温度80 ”C)にて
水を蒸発除去した。
得られた顆粒状粒子をSEMで観察した結果、はとんど
の粒子単体は、粒径1μm以下であった。
このようにして得られたシリコーン樹脂微粒子10重量
部と、シリコーンオイル[ポリ(ジメチルシロキサン)
粘度1000cst (25℃)190重量部とを混合
し、充分に攪拌してシリコーン樹脂微粒子をシリコーン
オイルに充分に分散させて離型剤組成物を調製した。
このようにして得られたill型剤組成物を、圧縮成型
用金型に塗布し、成型温度300℃でポリフェニレンサ
ルファイド樹脂(@トープレン製)の成型を行なった。
成型後、得られた成形体を金型から離型したところ、型
離れは良好であった。
比較例1 実施例1において、シリコーン樹脂微粒子を用いずにシ
リコーンオイルのみを成型用金型に塗布した以外は、実
施例1と同様にした。
成型後、得られた成形体を金型からi!Sl型したとこ
ろ、ポリフェニレンサルファイド樹脂が金型の表面に付
着していた。
実施例2 実施例1で製造されたシリコーン樹脂微粒子10重量部
と、シリコーングリース(東し・シリコーン■製、商品
名 東しシリコンコンバウンド+1.0.G、) 90
重量部とを混合し、充分に攪拌してシリコーン樹脂微粒
子をシリコーングリースに充分に分散されて離型剤組成
物を調製した。
このようにして得られた離型剤組成物を圧縮成型用金型
に塗布し、成型温度3oo℃でポリフェニレンサルファ
イド樹脂の成型を行なった。
成型後、得られた成形体と金型から離型したところ、型
離れは良好であった。
比較例2 実施例2において、シリコーン樹脂微粒子を用。
いずにシリコーングリースのみを成型用金型に塗布した
以外は、実施例2と同様にした。
成型後、得られた成形体を金型がら離型したところ、ポ
リフェニレンサルファイド樹脂が金型の表面に付着して
いた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)離型剤化合物中にシリコーン樹脂微粒子が配合され
    ていることを特徴とする離型剤組成物。 2)離型剤化合物が、シリコーンオイル、シリコーング
    リース、鉱油または合成潤滑油である請求項第1項に記
    載の離型剤組成物。 3)シリコーン樹脂微粒子の平均粒径が5μm以下であ
    る請求項第1項に記載の離型剤組成物。 4)シリコーン樹脂微粒子の平均粒径が1μm以下であ
    る請求項第1項に記載の離型剤組成物。
JP21710989A 1989-08-23 1989-08-23 離型剤組成物 Pending JPH0379311A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100758604B1 (ko) * 2005-12-30 2007-09-13 주식회사 케이씨씨 음극선관의 점착테이프용 이형 필름 조성물
CN103331411A (zh) * 2013-05-29 2013-10-02 上海星杜新材料科技有限公司 压铸用高效、无损、精密成型脱模添加剂及制备方法
JP2014199379A (ja) * 2013-03-30 2014-10-23 大日本印刷株式会社 反射スクリーン、映像表示システム、反射スクリーンの製造方法

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