JPH0379296A - 整列用ストッパー装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトラフ状凝固槽にて連続的に凝固させた棒状豆
腐を次の切断工程に対して予め定めた角度に整列して供
給するためのストッパー装置に関するものである。

〔従来の技術〕

大豆を所定時間水に漫し、これを粉砕煮沸した後、おか
らを分離して得た豆乳に適量の凝固剤を注入混合し、凝
固させて豆腐を製造している。一般に豆乳は豆乳を一旦
凝固させ、これを破砕して型に納め加圧脱水して所要形
状にする比較的きめの粗い豆腐、所謂木綿豆腐と、凝固
剤で凝固させ、これを直接定形に切断したきめの細かい
豆腐、所謂績こし豆腐とがある。

木綿豆腐においては、凝固後これを破砕して加圧により
再び結合させるので、凝固工程中凝固豆腐が欠けたり、
ヒビが入ったりしても問題がない、しかし絹こし豆腐で
は凝固させたものを直接これを定形に切断として製品と
なるため、凝固工程中であっても豆腐の欠け、ヒビ割れ
を生じさせると製品とならなかったり、さらには製品の
価値を低下させてしまうものとなる。それで従来の絹こ
し豆腐の製造に際しては、大きな凝固箱内に凝固剤を混
合し、た豆乳を入れてそのまま凝固させ、これを前記箱
より凝固した豆腐を欠かさないようゆっくり取り出し、
これを定形に切断して所望の絹こし豆腐を得るようにし
ている。そしてこの作業はすべて作業者による手作業に
頼っている。さらに必要に応じこれを手作業にて一丁づ
つバックに入れている。

定形の凝固箱を用いる製造方法は、はとんどの作業が作
業者による手作業となり、生産効率が悪く、かつ食品を
直接子に触れるため非衛生的でもある。これを解決する
ために自動的に製造する方法が提案されている０例えば
特開昭５０−１２２８２号公報に示されるものがある。

これはトラフ状をなした凝固槽内をチェノ駆動される多
数の仕切板にて定ピツチに区切り、この仕切板間に定量
づつ供給される豆乳をトラフ内を仕切板の移動にて移送
させつつ凝固させるものである。そして定形片の切断は
そのまま切断刃に押しつけて行っている。

〔発明が解決するための課題〕

凝固槽より凝固された棒状の豆腐はこの凝固槽より切断
工程までの限られた範囲を両側のガイドにて規制されつ
つ、切断刃まで移送される。

しかし湯中で移送される棒状豆腐はその両端はガイドに
て規制されても、湯中では浮力や湯の流れ等も作用し、
この豆腐が斜めになったりして切断刃に対して必ずしも
直角にして供給されない。このように切断刃に対して棒
状豆腐が斜めになって供給され、送り出し板で刃押圧す
ると定形の一片づつに切断される豆腐の形状は不揃いと
なり商品価値を低下させるものとなる。

本発明は凝固された棒状豆腐を確実に切断刃に対して予
め定められた正確な角度で供給され、定形片に切断する
ことを目的とする。

（課題を解決するための手段〕 本発明は上記目的を達成するためになしたもので、調温
加熱されて移送しつつ定形片を一列状に配列した棒状に
しかも連続的に凝固させる凝固槽と、この凝固槽の出口
に複数の刃を定間隔で配列した切断刃とを対向して配設
し、この切断刃の直前に凝固槽より送り出された棒状豆
腐を切断刃に対し直角に供給されるようにしてストッパ
ーを配設し、かつこのストッパーを豆腐の切断刃への送
り込みを許容するため昇降可能とすることを特徴とする
。

〔実施例〕

本発明豆腐を切断するための整列用ストッパー装置を図
面に示す実施例により説明する。

１は豆腐自動連続製造装置の全体を示し、これはトラフ
状二重檜とした凝固槽２と、この凝固槽２内に定ピツチ
で配列されるようになした多数の仕切板３と、この仕切
板３を定形片の豆腐を一列状に隣接した形状となす棒状
豆腐を製造するのに適した定ピツチで支持し、かつ凝固
槽２の長手方向上方に配設され、駆動される駆動チェノ
４、及び凝固槽上方に配設され、檜の上端位置にそって
移動される仕切板付チェノを挟むようにして設けられる
蓋５とより成る。

この駆動チェノ４は駆動手段（図示せず）にて可調整的
に駆動されるようになっていると共に、このチェ２４に
定ピツチで多数突設される仕切板３と、凝固槽２の両側
内板とにより一つの区画室が構成され、仕切板３のトラ
フ内移動によりこの区画室も共に移動するようになす。

この隣接の仕切板３．３と凝固槽内側板間内の区画室内
に適量の凝固剤を混合した定量の豆乳を投入せしめる。

この時の投入豆乳の持つ温度は凝固むらを防止するため
、豆乳に凝固剤を混合直後で、未だ凝固反応が起こらな
い程度の温度すなわち凝固が緩慢になる温度例えば６５
℃〜７２℃に調温されている。従ってこの温度の豆乳を
設定された時間内でかつ均一に凝固させるため、本発明
ではこのトラフ状凝固槽２を第３図に示すような形状と
し、かつ調温加湿する。

第３図に示すようにトラフ状をした凝固槽２は内部が所
要断面積を有する大きさとし、上面が開口したコ字形と
し、対向する両側面と底面を断熱材２１にて覆うと共！
　　この断熱材２１の内側にトラフ状の二重槽２２を配
設する。この二重槽２２の外板２２ａは断熱材２１の内
底面及び内側面に接して形成されるとともに内板２２ｂ
は外板２２ａに比べ一回り小さな同じ断面角コ字形に、
形成し、この内外両板間に所要の空間２２ｃを形成し、
かつこの内外両板２２ａ。

２２ｂ間の空間２２ｃは完全に密封されるようにし、こ
の二重槽２２内に予め設定した温度の湯を供給するよう
になす。

従ってこの二重禮２２は頂面の中央部分のみが開口し、
底面、両側面及び頂面の両外側部分は覆われた断面コ字
形で、この頂面の開口部よりチェノに支持された仕切板
３が二重槽内へ挿入されるようになす。

凝固槽２を調温加熱するため、二重槽内に複数本のスチ
ーム管を挿通し、このスチーム管内にスチームを流通せ
しめ二重槽内に充填した湯（又は水）を加熱して槽を加
温するようになすか、又は槽外に加熱装置を設置して行
うものである。槽外に加熱装置を設けた場合この凝固槽
の二重槽２２内と槽外に配設された加熱装置（水蒸気式
、電気ヒータ民　赤外線式等）との間を循環管をもって
接続し、所定温度に調温加熱された湯が循環するように
循環回路が構成される。

凝固槽内を移送される豆乳は調温加熱されることにより
所要の棒状に凝固され、凝固槽２より移送手段６へ送り
出される。この移送手段６はコンベア６１と、このコン
ベア６１の両側にあるガイド６２、６２とより成る。

従って凝固槽２よりこの移送手段６のコンベア６１上へ
送り出される棒状豆腐は死菌温度をもつ湯中で行われる
ため、豆腐の浮力と送り出し時の湯の流れによって凝固
搬送方向と平行に確実に送り出されるとは限らなし−時
には斜めになることがある。これを防ぐため、凝固槽よ
り送り出された棒状豆腐はコンベア６１の始端側にある
ストッパー７にて規制されて整列される。このストッパ
ー７は凝固槽の仕切板と平行に配列されるので、この豆
腐は送り方向に対し直角となる。

ストッパー７は豆腐送り出し時はこの豆腐送り出し方向
前方位にあり、整列規制後上昇し、豆腐がコンベア６１
により切断工程へ移送されるのを許容する。このストッ
パー７には昇降手段例えばシリンダ７１等が用いられる
。

ガイド６２にて規制されつつコンベア６１にて切断刃８
まで移送される棒状豆腐は再び斜めになることがある。

これを並列された切断刃８に対し棒状豆腐が直角にして
当接するよう切断刃８の直前にストッパー９を配設する
。このストッパー９にはシリンダ９１が設けられ、豆腐
の移送位置より昇降し、この移送ライン位置にあるとき
移送される豆腐を停止させ、かつ刃に対し直角方向に配
置されるストッパー９にて整列し　この移送ライン位置
より上昇又は図示のように降下位置にある時、豆腐の切
断刃側への送り込みを許容するものである。このストッ
パー９が上昇又は降下した徨、送り込み板１０に切断刃
直前にて整列された豆腐を切断刃側へ押し出し予め定め
られた定形片（豆腐−丁の大きさ）に正確に切断される
ものである。この送り込み板１０は昇降動作と豆腐送ｌ
り込み方向への往復動との組み合せの運動をするもので
ある。

〔発明の効果〕

本発明によるときは、少くとも切断刃の直前にある棒状
豆腐を刃と直角方向に配置したストッパーにて正確に整
列された後、定形片に切断されるようになしているため
、刃に対し豆腐は確実に直角にあたり、正確な切断が行
え、豆腐の外形を揃え、製品の品質を向上できる利点が
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は装置の概略を示す正面図、第２図は平面図、第
３図は凝固槽の縦断面図である。 １は製造装置、２は凝固檄　３は仕切板、６は移送手段
、７，９はストッパー　８は切断刃、１０は送り出し板
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）調温加熱されて移送しつつ定形片を一列状に配列
   した棒状にしかも連続的に凝固させる凝固槽と、この凝
   固槽の出口に複数の刃を定間隔で配列した切断刃とを対
   向して配設し、この切断刃の直前に凝固槽より送り出さ
   れた棒状豆腐を切断刃に対し直角に供給されるようにし
   てストッパーを配設し、かつこのストッパーを豆腐の切
   断刃への送り込みを許容するため昇降可能とすることを
   特徴とする整列用ストッパー装置。