JPH0377635B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0377635B2
JPH0377635B2 JP4713284A JP4713284A JPH0377635B2 JP H0377635 B2 JPH0377635 B2 JP H0377635B2 JP 4713284 A JP4713284 A JP 4713284A JP 4713284 A JP4713284 A JP 4713284A JP H0377635 B2 JPH0377635 B2 JP H0377635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
far
infrared
layer
infrared rays
conductive
Prior art date
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Expired
Application number
JP4713284A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60136191A (ja
Inventor
Tetsujiro Kubo
Yutaka Toyama
Takao Mochiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Sangyo KK
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Dantani Sangyo KK
Kyodo Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Dantani Sangyo KK, Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Dantani Sangyo KK
Priority to JP4713284A priority Critical patent/JPS60136191A/ja
Publication of JPS60136191A publication Critical patent/JPS60136191A/ja
Publication of JPH0377635B2 publication Critical patent/JPH0377635B2/ja
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  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、遠赤外線を反射させるシートに関す
るものであつて、その遠赤外線反射被覆層に万一
漏電事故が発生した時でもその遠赤外線被照射者
がその遠赤外線反射被覆シートに触れても感電事
故が生じないものである。
さらに、本発明は、遠赤外線の反射効率を上げ
るべく、その遠赤外線反射層を肉厚のものと為し
た。これを肉厚に為すには、蒸着加工では大変な
コスト高となるゆえに、本発明においては、フイ
ルムや板状のものを使用してそのコスト減を図つ
た。ただし、フイルムや板では、その不導電性遠
赤外線透過層に付着しないゆえに、接着剤をもつ
て為した。
此の接着剤は遠赤外線を良く通さないと、遠赤
外線の入射と出射の2回に渡つて遠赤外線が弱め
られるゆえに、その材質がその効果を大きく左右
する。従来は、この材質に適するものがなかつた
ゆえに、蒸着加工を為していた。
本発明においては此の点を研究し、これに適す
るものを見つけて使用しその効果を大きく上げた
ものである。
赤外線、特に遠赤外線(4μ以上の波長)は人
体に有用なゆえに、その応用器具は多く出回つて
いる。遠赤外線は、その副射、深達力、特性吸収
等の特性のために、ぜんそく、気管支炎、リユー
マチ、腰痛、にきび、しみ、そばかす等の治療効
果がある。
しかるに、遠赤外線は部分照射は別として、直
進性と言う欠定による対象物全体の均一照射の困
難性が伴う。もちろん、金属の反射板をそのまま
用いて、遠赤外線の乱反射を為しこれを解決する
事も可能である。しかし、金属板がむき出しの場
合には、堀ごたつやサウナ等に使用の場合、その
官職やぎらつきに依る美感等の問題ばかりではな
く、電気の使用に依る漏電での電気事故の可能性
が生じ、その使用は公的に許されていない。そこ
で、此の反射板に被覆を為す事が考えられるが、
遠赤外線は通常のガラスさえも透過し憎いと言う
程適材となる被覆材が見つからなかつた。それゆ
えに、従来は遠赤外線使用機器具で、身体に直接
触れる部分での遠赤外線反射板は使用され得なか
つた。
本発明は、以上の点を考慮し研究の結果、後述
する如き好適な材質を見い出し、これを被覆に用
いる事に依つてその問題点を解決し、遠赤外線を
有効利用に供する反射シートを完成させた。
以下、本発明にかかる遠赤外線反射被覆シート
の構成を述べる。
先ず、これは、遠赤外線の被照射者の身体の広
い部分、例えば全身とか足の部分全体等をその遠
赤外線照射の対象と為すものである。此の反射被
覆シートにより遠赤外線を乱反射させると言う構
成である。なお、遠赤外線使用機器具は、遠赤外
線ランプ使用の有無はとはない。
此の遠赤外線反射被覆シートは、裏面がアルミ
等の金属の肉厚の遠赤外線反射層より成り、表面
がポリプロピレン等の不導電性遠赤外線透過層よ
り成り、此の不導電性遠赤外線透過層と上記の遠
赤外線反射層を接着する遠赤外線透過性接着剤よ
り構成される。
以下に、本発明にかかる遠赤外線反射被覆シー
トの説明を、その一実施例をもつて、その添付図
面と共に詳述する。
図面は、本発明の遠赤外線反射被覆シート10
の一実施例の一部断面図である。
先ず、裏面側に金属の如き遠赤外線反射層11
が設けてあり、表面側に低圧法のポリエチレンの
如き不導電性遠赤外線透過層12が設けてある。
此の反射被覆シート10は、上記の二者の間にブ
タジエンゴム等の遠赤外線透過性接着剤13で接
着すると言う構成である。
遠赤外線を反射させるには、アルミニユームの
他に金や銀、銅等の金属があるが、コストの点で
アルミニユームに勝るものはない。しかして、遠
赤外線を反射させる金属の反射板の如きものは従
来も存在した。しかし、金属が裸であると、可視
光線も同時に反射されるゆえにギラギラして不要
な可視光線が目に悪影響を与えるばかりか、色彩
感覚的にも良くない。そしてさらに、サウナ等の
壁の如き人体がその反射板に直接ふれる様なもの
においては、電気器具の使用が有る場合に感電の
おそれが生じ、その使用は決して許されない。な
お、此の金属の反射板が厚ければ丈夫で良いのだ
が、余りに厚いと加工には不適となる。それゆえ
に、本実施例では加工に向くべくそれをフイルム
状等に為すのであるが、これだと外傷に弱くな
る。本発明においては、感電と言う欠点を解決す
べくその遠赤外線反射層11を被覆する不導電性
遠赤外線透過層12を使用した。
ところで、被覆と言つてもその材質が何でも良
い分けではない。すなわち、その対象とする遠赤
外線第一に考慮しなければならない。赤外線は一
般に他の光線に比して物質に対する透過性が大で
ある。しかし、遠赤外線は通常のガラスに対して
さえも透過性が大きく落ちると言う具合に、その
被覆の材質に向くものであると言う事が重大な要
件となる。つぎに、遠赤外線は電気用いて発生さ
せられるか、少なくとも他の電気機器と共に使用
される事が多い。一法、堀ごたつ等の如き人の肌
がその被覆に直接ふれる可能性の大の所での使用
も多い。それゆえに、不導電性のものである事も
要求される。斯様に、此の被覆は最低限遠赤外線
透過性と不導電性との二要件を要する物質でない
とならない。
本発明においては此の点を元に研究の結果、そ
の材質として、低圧法のポリエチレンの如きもの
を使用した。特に、その使用の形態に依つては、
耐熱性、耐湿性が要求されるゆえに、その場合に
は、ポリエステル、ポリスチレン、シリコン樹
脂、ポリウレタン等が向いている。
すなわち、通常の天然物を原料とした紙や布等
の繊維素は、その波長が4〜6μ位ではその透過
率が70〜90%位であるが、7μ以上では20%前後
と言う非常に透過性が悪く使用に不向きである。
これに対し、ポリスチレンは平均70%前後であ
り、低圧法ポリエチレンのハイゼツクス−3000S
(三井化学)は、7μ近くと14μ近くの一部を除き、
全般的に90%以上を示し、中圧法ポリエチレンの
スタフレン(古川化学)も同様の値で、高圧法の
ポリエチレンのスミカテン(住友化学)も同様な
傾向で80%前後を示す。
したがつて、これらを上記の不導電性遠赤外線
透過層11の材料に為せば、遠赤外線はその部分
は吸収されずに効率良く反射されて来る。
なお、上記の材質は、スタフレンを除き後述す
る保護層の材質として用いても良い。但し、その
場合は、上記の不導電性遠赤外線透過層11を布
状等の汚れ易い構造等にした場合に必要性が生じ
るもので、全ての場合に必要なものではない事を
念の為に述べる。
しかして、上記の反射被覆シート10は、上記
のままでも使用可能であるが、これをさらに保護
強化するために、以下の如くに補強層14を設け
ると良い。
すなわち、上記の二層のみではアルミ箔等の遠
赤外線反射層11が直接裏面に表われるので外傷
を受け易い。したがつて、この面に壁紙や布、樹
脂やゴムのフイルムや板等の補強層14を設け
て、上記の反射被覆シート10を補強すると良
い。此の補強層14は、力学的補強に適するもの
なら何でも良い。そして、撓性を要する場合は、
ベニヤ板やむく板等にすれば良い。つぎに、上記
の不導電性遠赤外線透過層12の表面は、直接外
部に表われるゆえに汚れや外傷がつき易い。した
がつて、美感上良くないばかりか、寿命の短命化
や汚れによつては、遠赤外線の透過効率を下げて
しまう。それゆえに、此の表面に樹脂の塗装やフ
イルム等の保護層15を設けると良い。此の保護
層15の材質は、遠赤外線透過性のもので耐傷性
があり汚れ憎いものがよい。そして、必要に依り
耐熱性、耐湿性の有るものが良い。本実施例で
は、これをポリウレタンと為した。また、遠赤外
線は透明であつて、可視光線には不透明な着色を
為し、模様をつけても良い。
なお、上記の不導電性遠赤外線透過層12と遠
赤外線反射層11の付着は、接着剤を使用せねば
ならぬが、此の場合にもやはり遠赤外線透過性接
着剤使用せねば、その反射効率は下がつてしま
う。すなわち、此の部分は遠赤外線の透過する方
の層であるためである。
本実施例では、そこでこれにブタジエンゴムや
ブチルゴム等を用いた。その遠赤外線透過率は一
部を除き、90%前後を示すと言う良好なものであ
る。
また、上記の補強層14の裏面に接着剤16を
設けると壁等に容易に貼付出来て良い。なお、此
の接着剤は、遠赤外線が通過する箇所にないゆえ
に、一般の壁紙や壁板に使用されているものでよ
い。
しかして、本実施例では、上記の遠赤外線反射
層11は20μとし、不導電性遠赤外線透過層12
は60μ、遠赤外線透過性接着剤13は10〜20μ、
補強層14は紙の場合120μでベニヤ板の場合5
mmとし、接着剤16は10〜20μと為した。
以上の如く、本発明においては、遠赤外線反射
層11と不導電性遠赤外線透過層12の接着を蒸
着加工に依らず、遠赤外線透過性の接着剤を用い
たゆえに、遠赤外線反射層を肉厚のものと為せ、
その反射効率をコスト高に為す事なしに上げる事
が出来た。
また、表面の遠赤外線透過層12を不導電性の
ものに為したゆえに、感電事故は発生しないもの
と為せた。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明にかかる遠赤外線反射被覆シー
トの一実施例の側面一部断面図である。 10……遠赤外線反射被覆シート、11……遠
赤外線反射層、12……不導電性遠赤外線透過
層、13……遠赤外線透過性接着剤、14……補
強層、15……保護層、16……接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遠赤外線の被照射者の身体の広い部分を照射
    の対象と為すものであつて、裏面がアルミ等の金
    属の肉厚の遠赤外線反射層、表面がポリプロピレ
    ン等の不導電性遠赤外線透過層、該不導電性の遠
    赤外線透過層と上記の遠赤外線反射層を接着する
    遠赤外線透過性接着剤、より構成される事を特徴
    とした遠赤外線反射被覆シート。 2 遠赤外線反射層が、アルミニユームのフイル
    ム又は板であることを特徴とした特許請求の範囲
    1に記載の遠赤外線反射被覆シート。 3 遠赤外線反射層が、その裏面に可撓性や不撓
    性のフイルムや板やクロス等の補強基材より成る
    補強保護層を有する事を特徴とした上記特許請求
    の範囲1に記載の遠赤外線反射被覆シート。 4 不導電性遠赤外線透過層が、その表面に遠赤
    外線透過性の塗膜やフイルム等の保護層を有する
    ことを特徴とした上記特許請求の範囲1に記載の
    遠赤外線反射被覆シート。 5 遠赤外線透過性接着剤が、ブタジエンゴムや
    ブチルゴムである事を特徴とした上記特許請求の
    範囲1に記載の遠赤外線反射被覆シート。
JP4713284A 1984-03-14 1984-03-14 遠赤外線反射被覆シ−ト Granted JPS60136191A (ja)

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JP4713284A JPS60136191A (ja) 1984-03-14 1984-03-14 遠赤外線反射被覆シ−ト

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JPS60136191A JPS60136191A (ja) 1985-07-19
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