JPH0377416B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用等の浴槽装置に関するものであ
る。

従来例の構成とその問題点 従来は、第１図に示すように、浴槽１と熱源機
２を高圧循環ポンプ３で接続し、浴槽入口部にジ
エツトノズル６を設けて、浴槽１へ循環水と共に
エアを混入して噴射するジエツト気泡浴装置を構
成しており、比較的高価な高圧循環ポンプ３を設
置する割にはその利用価値が低く、健康的効果を
評価されながらその普及率が低いものであつた。

発明の目的 本発明は上記従来例の問題点を解決すべく、循
環ポンプの活用範囲を広め、その付加価値を高め
るべく、浴槽水位上部よりの浴槽循環水の循環お
よび高圧シヤワー等の利用を可能とすることを、
その目的とするものである。

発明の構成 上記目的を達成するために本発明は、浴槽と熱
源機間を循環ポンプにて温水循環させ、この循環
路の浴槽入口部に切替弁を介して分岐管を設け、
この分岐管の先端を浴槽水位より上部に位置させ
たものである。

実施例の説明 第２図に本発明の実施例としてのシステム図を
示す。浴槽１、循環ポンプ３およびジエツトノズ
ル６とを各々パイプ４，４ａ，５、および５ａに
て配管接続して循環路を形成する。パイプ５およ
び５ａの接続部に第１の切替弁７を介して第１の
分岐管５ｂを接続し、その第１の分岐管５ｂの一
部に第２の切替弁８を介して第２の分岐管５ｃを
接続し、その第２の分岐管５ｃの先端にシヤワヘ
ツド９を設けている。第２の分岐管５ｂの先端は
浴槽１より上部に開放させ、第１および第２の切
替弁７，８は電動弁とし、遠隔制御盤（図示はし
ない）を別に設け、浴槽１内での循環Ａと、浴槽
１上部の循環Ｂと、シヤワヘツドからの循環Ｃの
３通りの使用を可とし、各々１タツチ操作により
選択使用を可能とする。

また、ジエツトノズル６のエア吸入管６ａの先
端には電動弁６ｂを設け、前記遠隔制御盤よりそ
の開度を調節させる。

上記構成に基き、高圧循環ポンプ３を駆動させ
ることにより、前記遠隔制御盤の操作で従来のア
ワ噴霧循環を循環Ａにて、また、浴槽水位より上
部から落水させる循環Ｂ、および、高圧水（約３
Kg／cm²程度）による快適なシヤワー循環Ｃが選択
できることとなる。更に、従来はエア吸入管６ａ
の先端に設けられた手動弁にてジエツトノズル６
のエア吸入量を手さぐりで回転調節していたが、
今回は遠隔制御盤に表示する量を瞬時に設定可能
とし、また操作位置も改善される。尚、シヤワヘ
ツド９は、浴槽１への散水落下による湯水の回収
循環は勿論、身体洗滌時の汚水はシヤワヘツド９
を浴槽外に散水落下させる使用例も可である。

発明の効果 本発明は、家庭用浴槽装置に循環ポンプを採用
し、気泡浴のみならず、浴槽水を再加熱し、一時
にかつ多量の高圧シヤワー噴射を行い、身体に快
適な刺激を与え、洗滌効果を上げる等により浴槽
水を循環使用する浴槽装置の付加価値を高める効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例のシステム図、第２図は本発明
の一実施例のシステム図である。 １…浴槽、２…熱源機、３…高圧循環ポンプ、
５ｂ，５ｃ…第１、第２の分岐管、６…ジエツト
ノズル、７，８…第１、第２の切替弁、９…シヤ
ワヘツド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 浴槽と熱源機とを循環ポンプを介した循環路
   で連結するとともに、この循環路の浴槽入口側配
   管部より分岐管を設け、浴槽水位部より上部に前
   記分岐管の開放端を設け、前記分岐管の分岐部に
   切替弁を配し、前記開放端より熱源機により再加
   熱した浴槽貯水を放水させてなるジエツト気泡浴
   装置。